JP2006246233A - 課金システム、課金方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末とコンテンツ提供サーバとの間で授受される通信データ量に関するデータ量情報を通信制御部21で抽出し、この抽出されるデータ量情報を通信データ量DB23に蓄積する。通信データ量DB23に蓄積されたデータ量情報に基づいてデータ量を算出し、そのデータ量に応じて課金処理を行う。通信データの抽出を行うデータ量抽出手段と、通信データ量の算出を行う算出手段との間に、通信データ量を蓄積する手段を設けているので、通信データの抽出処理と通信データ量の算出処理とを分離し、通信データ量算出処理の通信制御処理への影響を抑えることができる。また、抽出されたデータ量情報が所定量を超えた場合に限り、通信データ量DB23に蓄積するように構成すれば、通信データ量DB23に対する入出力処理による処理遅延を低減できる。
【選択図】 図1
Description
また、メッセージキュー経由によるデータ読み出しと解析処理により移動通信端末とコンテンツ提供サーバとの間の送達及び再送確認に基づいたデータ量算出を行って、移動通信端末の通信におけるパケットデータ量を算出する方式もある(例えば、非特許文献1参照)。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は移動通信端末の通信量に応じて、通信データ量算出処理を効率良く行うことのできる課金システム、課金方法を提供することである。
前記蓄積手段への書き込み回数及び前記蓄積手段からの読み込み回数を管理するアクセス回数管理手段(例えば、図1中の通信データ管理部22に対応)を更に含み、前記書き込み回数及び前記読み出し回数に基づいて、前記蓄積手段から読み込むべきデータ量情報を特定するようにしたことを特徴とする。書き込み管理テーブル及び読み出し管理テーブルを用いることで、処理すべきデータの順序性を保つことができる。また、固定長のデータを書き込み、読み出すことにより、それらの回数を管理するだけで次に処理すべきデータを特定できる。
また、データ量情報が所定量を超えた場合に限り、DBに蓄積するようにすれば、DBに対する入出力処理による処理遅延を低減できるという効果がある。
(課金システムの構成)
まず、本実施形態にかかる課金システムの構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる課金システムの構成を示すブロック図である。同図に示されているように、本実施形態にかかる課金システムは、携帯電話端末などによって構成される移動通信端末10と、当該移動通信端末10とコンテンツ提供サーバ30との接続を行う課金システム20とから構成されている。本システムは、移動通信端末10からコンテンツ提供サーバ30への接続に対する課金を行う機能を有する。
(通信制御部)
通信制御部21は、移動通信端末10とコンテンツ提供サーバ30とのコネクションを確立し、コネクションの中で行われるTCPヘッダ情報とHTTPヘッダ情報の抽出を行い、この抽出情報をデータ100として通信データ管理部22に送る。
また、通信制御部21は、移動通信端末10とコンテンツ提供サーバ30とを接続するときのコネクションに対してIDで管理し、上記抽出情報にコネクションのIDを付加する。
さらに、通信制御部21においては、HTTPのデータ量が一定量を超えることを感知し、通信データ管理部22へ一定量を超えたHTTP通信があることを通知する。例えば、HTTPヘッダ内のコンテンツサイズが1Mbyteを超えることを感知し、それを通信データ管理部22へ通知する。
図1に戻り、通信データ管理部22は、通信制御部21より送信されたデータ100に含まれている、TCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報を、通信データ量DB23に蓄積する。また、通信データ管理部22は、通信データ量算出部24からの要求に対して、通信データ量DB23に蓄積されたTCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報を、古いデータから順に通信データ量算出部24に送信する。
ここで、通信制御部21から送られるTCPヘッダ情報とHTTPヘッダ情報とのまとまりを、それぞれ1ファイルとして通信データ量DB23へ書き込むとファイルの数が増大する。そこで、ファイルの数を削減するために、例えば1日単位のデータ量情報を1ファイルとする。つまり、1日の間でデータ量情報を追加する場合は、別のファイルとして追加して書き込むのではなく、その日のファイル内に追加して書き込む。日付が異なる場合は、別のファイルとして追加して書き込まれることは勿論である。
(通信データ量DB)
通信データ量DB23は、通信データ管理部22からの読み出しと、書き込みに対して対象となるファイルの蓄積を行う。通信データ量DB23は、磁気ディスクや光学式ディスクを利用して構成される。
通信データ量算出部24は、通信データ管理部22から受信したTCPヘッダ情報とHTTPヘッダ情報を基に、移動通信端末10とコンテンツ提供サーバ30との間で行われた通信データ量の算出をコネクション毎に行う。
通信データ量算出部24は、コネクション毎に、TCPヘッダ情報とHTTPヘッダ情報とに基づいて、通信データ量の算出を行う。このとき、TCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報は、古いデータから順に算出処理を行う必要がある。このため、通信データ管理部22は、通信制御部21により該当コネクションのTCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報が一定量を超えたと通知され、通信データ量DB23へ書き込まれた場合は、該当コネクションのその後のTCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報を通信データ量DB23へ送る必要がある。この場合、上述した書き込み管理テーブル及び読み出し管理テーブルの機能により、TCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報の順序性を維持することができる。
続いて、本実施形態にかかる課金システムの動作について説明する。
図4は、本実施形態にかかる課金システムの動作を示すフローチャートである。本実施形態にかかる課金システムを動作させるにあたっては、まず、通信制御部21にて、移動通信端末10とコンテンツ提供サーバ30とのコネクションの確立を行い、コネクションIDの払い出しを行う(ステップS1)。その後、移動通信端末10と課金システム20内の通信制御部21との間、コンテンツ提供サーバ30と課金システム20内の通信制御部21との間でそれぞれHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスの送受信が行われる。
そして、通信制御部21は、HTTPのデータ量が一定量を超えたことを感知すると、一定量を超えたHTTP通信があることを通信データ管理部22へ通知する(ステップS3でYES、ステップS3a)。この通知は、図2中のサイズ超過フラグを例えば「1」に設定することによって行われる。
通信データ量算出部24は、通信データ管理部22から通信データ量情報を受信すると(ステップS8)、通信データ管理部22から受信したTCPヘッダ情報及びHTTPヘッダ情報を基に、移動通信端末10とコンテンツ提供サーバ30との間で行われた通信データ量の算出を行う(ステップS9)。
続いて、本実施形態にかかる課金システムの変形例について説明する。
上記実施形態にかかる課金システムは、通信制御部21と、通信データ管理部22、通信データ量DB23及び通信データ量算出部24とが同じシステム内にある構成であるが、通信制御部21とそれ以外の各部とが別構成であってもよい。このようなシステム構成にすることで、通信制御部21を複数設け、通信データ管理部22と通信データ量DB23とを通信データ量算出部24に収容することが可能になる。このようにすれば、通信処理を行う構成部分(通信制御部21)とデータ量算出の処理を行う構成部分(通信データ管理部22、通信データ量DB23、通信データ量算出部24)とを明確に分離できるので、システムの故障時にその影響範囲を限定することができる。
以上説明した課金システムにおいては、以下のような課金方法が実現されている。すなわち、通信端末とコンテンツ提供サーバとの間で授受される通信データ量に関するデータ量情報を抽出するデータ量抽出ステップと、前記データ量抽出ステップにおいて抽出されるデータ量情報を蓄積する蓄積ステップと、前記蓄積ステップにおいて蓄積されたデータ量情報に基づいてデータ量を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出されるデータ量に応じて課金処理を行う課金ステップとを含む課金方法が実現されている。通信データ量を蓄積する処理を行うことにより、通信データの抽出処理と通信データ量の算出処理とを分離し、通信データ量算出処理の通信制御処理への影響を抑えることができる。
20 課金システム
21 通信制御部
22 通信データ管理部
23 通信データ量DB
24 通信データ量算出部
30 コンテンツ提供サーバ
100 データ
101 コネクションID
102 サイズ超過フラグ
103 TCPヘッダ情報
104 HTTPヘッダ情報
221 書き込み管理テーブル
222 読み出し管理テーブル
Claims (4)
- 通信端末とコンテンツ提供サーバとの間で授受される通信データ量に関するデータ量情報を抽出するデータ量抽出手段と、前記データ量抽出手段により抽出されるデータ量情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されたデータ量情報に基づいてデータ量を算出する算出手段とを含み、前記算出手段によって算出されるデータ量に応じて課金処理を行うことを特徴とする課金システム。
- 前記データ量抽出手段によって抽出されたデータ量情報が所定量を超えた場合に限り、前記データ量情報を前記蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項1記載の課金システム。
- 前記データ量情報の前記蓄積手段への蓄積単位は固定長であり、
前記蓄積手段への書き込み回数及び前記蓄積手段からの読み込み回数を管理するアクセス回数管理手段を更に含み、前記書き込み回数及び前記読み出し回数に基づいて、前記蓄積手段から読み込むべきデータ量情報を特定するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の課金システム。 - 通信端末とコンテンツ提供サーバとの間で授受される通信データ量に関するデータ量情報を抽出するデータ量抽出ステップと、前記データ量抽出ステップにおいて抽出されるデータ量情報を蓄積する蓄積ステップと、前記蓄積ステップにおいて蓄積されたデータ量情報に基づいてデータ量を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出されるデータ量に応じて課金処理を行う課金ステップとを含むことを特徴とする課金方法。
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