JP2006244676A

JP2006244676A - 光ピックアップレンズクリーナ

Info

Publication number: JP2006244676A
Application number: JP2005099653A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Kuwabara; 正明桑原
Original assignee: MAAKISU KK; TEKKUSU KK; Merkys and Co Ltd
Current assignee: MAAKISU KK; TEKKUSU KK; Merkys and Co Ltd
Priority date: 2005-03-02
Filing date: 2005-03-02
Publication date: 2006-09-14

Abstract

【課題】光ピックアップレンズのクリーニング。
【解決手段】クリーニングディスク１に拡張ＴＯＣエリア２を形成し、該拡張ＴＯＣエリア２にブラシ３を、ＴＯＣ規格エリア４より外周へずれた位置に設けた貫通孔５に取り付け、該ブラシ３が、ＴＯＣ規格エリア４の最内周及びクリーニングディスク１の回転方向に対して、傾斜伸長するように形成し構成している。
【選択図】図１

Description

発明が属する技術分野

本発明は、コンピュータ用記憶メディアＣＤ−ＲＯＭ、及び映像メディアＤＶＤ等に使用されている光ピックアップ対物レンズのクリーニングに関するものである。

情報の記録再生に工学的な手段を使用する記録媒体としては、光ディスク及び光磁気ディスク等が知られている。これらの記録媒体は、デジタル音楽メディア用としてＣＤ及びＭＤ、コンピュータ用の記憶メディアとしてＣＤ−ＲＯＭ、昨今急速に普及している映像メディアとしてＤＶＤ等に利用されている。これらのソフトの再生及び読み取りは光ピックアップ装置によって行なわれている。
前記光ピックアップ装置のレーザの入出力には、光ピックアップ装置に対物レンズを使用しており該対物レンズに付着したゴミ、ホコリ等を取り除くため、クリーニングが必要となる。
現在市販されている多くの光ピックアップレンズクリーナは、ディスク面に清掃部材を１つ叉は同じトラックに複数設けたものが多く使用されており、当該クリーニングディスクをプレーヤで再生する事により、光ピックアップ対物レンズに清掃部材が接触し、該光ピックアップ対物レンズの汚れをクリーニングしている。又、清掃部材をクリーニングディスクに対し角度を付け取り付けるアイデアはすでにあるが、この方法は清掃部材に角度をつける為クリーニングディスクに空ける孔を斜にする必要があり、付ける角度によってはある程度の制約があるのと同時に、加工上の難点があった。

発明が解決しようとする課題

例えばリードインエリアに清掃部材を設け、初期読み込み時の動作を利用したクリーナの場合、ＣＤの基本的な規格であるイニシャル動作、つまりＴＯＣ情報読み込み時にピックアップレンズのフォーカス調整が同時に行われ、その際にピックアップレンズがディスクに最も接近する。この状態の時にクリーニングを行うのが最も効果的である事を利用している。この場合確実で効果的なクリーニングを行われる長所はあるものの、クリーニング作業が完了すれば、ＣＤに記録されている情報を読み込む事なくプレーヤが再生動作を終了してしまうため以降の再生は不可能であった。これは、清掃部材とピックアップレンズが接触しクリーニングが行われるよう構成されているが、クリーニング部材そのものが障害になったり、該クリーニング部材を設けるための溝、孔等の加工を施した時に起る記録データの欠落により、その箇所をピックアップがスムーズに通過できずエラーになってしまうのが主な原因であった。一方、現在市場で主流となっている拡張ＴＯＣエリア内や、記録領域内へ清掃部材を設け、その部分をピックアップレンズが通過する際にクリーニングが行われる方式のものでは、ピックアップレンズが過度に汚れた場合、ＣＤのイニシャル動作は行うものの、ＴＯＣデータそのものが読み込めないために、読み込み動作終了と共にプレーヤがストップしてしまう。従ってピックアップレンズが清掃部材を設けた場所まで移動せず、当然ながらクリーニングも行われない。

課題を解決する手段

ハード側の規格ではＴＯＣを拡張したディスクにあっても、ハード側、つまりプレーヤ側においては、イニシャル動作時でのＴＯＣデータの読み込みの際、規格位置でデータを読みにいく。つまりＴＯＣ規格位置に清掃部材を設けるための溝、孔などの加工を施さなければＴＯＣデータの一部を破壊する事もなく、それによるエラーの発生なども回避出来る事となる。

本発明は、最も高いクリーニング効果が得られるＣＤイニシャル動作を利用しつつ且つ、ＴＯＣ以降のデータも再生を可能にするため清掃部材がクリーニング時にピックアップレンズと接触しても、障害となってプレーヤがストップしないよう、清掃部材に超極細繊維を何本か束ね、必要最小限の太さのブラシ状（以降ブラシで記載する）に形成し、少なくとも一つ以上を、クリーニングディスクに構成している。

そして、拡張したＴＯＣエリア内に設ける前記ブラシは、根元がＴＯＣの規格位置より外周へずれた位置にあって、且つ、ブラシは拡張したＴＯＣの外側から最内周及びディスク回転方向に対して傾斜伸長するように設け、該ブラシの先端がＴＯＣデータを読み込みにきたピックアップレンズと接触し、エラーをする事なくクリーニングが出来る様に構成している。

又、クリーニングディスクには、ブラシに角度を形成するための孔をわざわざ斜に空ける事なく、該クリーニングディスクにブラシを取り付ける所定の位置に貫通孔を略垂直に空け、該貫通孔にブラシを取り付け、ブラシの根元を任意の角度及び方向に折り曲げ、この状態でブラシの根元に適度な温風処理を行い角度及び方向を形成出来る様に構成している。
又、温風処理時の温度及び折り曲げておく時間を加減する事で、容易にブラシの角度及び方向が設定出来る。

発明の実施と形態

本発明の構成を図１及び図３によって説明する。
クリーニングディスク１に拡張ＴＯＣエリア２を形成し、該拡張ＴＯＣエリア２にブラシ３の根元を、ＴＯＣ規格エリア４より外周へずれた位置に設けた貫通孔５に取り付け、該ブラシ３がＴＯＣ規格エリア４の最内周及びクリーニングディスク１の回転方向に対して傾斜伸長するように形成し構成している。

本発明の実施例を図１及び図３によって説明する。
クリーニングディスク１をプレーヤにセットすると、ピックアップレンズ６はイニシャル動作に入り、同時にクリーニングディスク１もプレー動作を開始し、該クリーニングディスク１に設けたブラシ３の先端がピックアップレンズ６に接触しクリーニングする。

発明の効果

本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を得られる。

プレーヤのイニシャル動作の際ピックアップレンズのクリーニングを行うため確実で容易なクリーニングが出来る。

クリーニングによるプレーヤの動作に不具合が生じる事はなく安全である。

本発明の、クリーニングディスクを示す平面図。本発明の、クリーニングディスクを示す正面図。本発明の、実施例を示す縦断面図。

符号の説明

１：クリーニングディスク
２：拡張ＴＯＣエリア
３：ブラシ
４：ＴＯＣエリア
５：貫通孔
６：ピックアップレンズ

Claims

光ピックアップの対物レンズの汚れをクリーニングするレンズクリーナにあって、少なくとも一つ以上のフレキシブルな状態を有する清掃部材（例えばブラシ等）を、ＴＯＣを拡張したクリーニングディスクのＴＯＣ最内周部へ、傾斜伸長した清掃部材先端がピックアップレンズに接触し、クリーニングするよう構成した事を特徴とする光ピックアップレンズクリーナ。
前記清掃部材は、クリーニングディスクの回転方向に傾斜させて設置された事を特徴とする請求項１記載の光ピックアップレンズクリーナ。
前記清掃部材は、クリーニングディスクに対し、略垂直に設置後、清掃部材の根元から任意の角度及び方向へ折り曲げて傾斜せしめた事を特徴とする請求項１及び請求項２記載の光ピックアップレンズクリーナ。