JP2006244286A - ログイン情報処理システム、ログイン情報処理方法、およびログイン情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 セキュリティ性および柔軟性を高める。
【解決手段】 所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理システムにおいて、第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換する文字コード変換部と、文字コード変換部による変換結果を、前記ログイン情報として登録しておくログイン情報登録部とを備え、第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容する。
【選択図】 図1
【解決手段】 所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理システムにおいて、第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換する文字コード変換部と、文字コード変換部による変換結果を、前記ログイン情報として登録しておくログイン情報登録部とを備え、第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容する。
【選択図】 図1
Description
本発明はログイン情報処理システム、ログイン情報処理方法、およびログイン情報処理プログラムに関し、例えば、パスワードの登録や当該パスワードを入力してユーザ認証を行う場合などに適用して好適なものである。
従来、文字コード体系としては様々なものが規定されているが、例えば、ASCIIコードでは、アルファベットの大文字、小文字、数字、記号などに文字コードが割り当てられており、ユーザがこれらの文字(数字、記号なども含む)を入力した場合、コンピュータの内部では、その文字に対応する文字コードに、各種の処理が施される。
ところで、上述したASCIIコードの場合、画面上でスペース(空欄)として表示される文字は、情報処理装置の制御に用いられる制御文字の1つとされているため、前記パスワード等の文字列を構成する文字としては用いることができなかった。
したがってユーザが、例えば、「ab cd」のような文字列からなるパスワードを設定しようとすると、その設定を拒否されることになる。この例で「b」と「c」のあいだに配置されている当該スペース「 」は、情報処理装置により、文字と文字の間隔を示す制御文字として利用されるものであり、パスワード等の内容を構成する文字としての利用を許すと、情報処理装置の制御に用いられる制御文字であるのか、ユーザが入力した文字列の内容を構成する文字であるのか区別することができず、正常な情報処理を行うことができなくなるからである。
しかしながら、通常のユーザインタフェースからユーザが入力可能な文字であるにもかかわらず、制御文字であるという理由でその使用を拒否すると、1文字として入力可能な文字の種類が少なくなり、いわゆるブルートフォースのように入力可能な文字列を総当たり的に入力して試みられる不正アクセスに対して脆弱になる点でセキュリティ性が低い。また、入力できる文字の制約が多い点では、柔軟性が低いといえる。
同様な課題は、パスワードに限らず、ユーザIDなど、ログインに用いられ得るその他の情報についてもそのまま当てはまる。
かかる課題を解決するために、第1の本発明では、所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理システムにおいて、(1)前記第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換する文字コード変換部と、(2)当該文字コード変換部による変換結果を、前記ログイン情報として登録しておくログイン情報登録部とを備え、(3)前記第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容することを特徴とする。
また、第2の本発明では、所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理方法において、(1)前記第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、文字コード変換部が、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換し、(2)ログイン情報登録部が、当該文字コード変換部による変換結果を、前記ログイン情報として登録し、(3)前記第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容することを特徴とする。
さらに、第3の本発明では、所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理プログラムにおいて、コンピュータに、(1)前記第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換する文字コード変換機能と、(2)当該文字コード変換機能による変換結果を、前記ログイン情報として登録しておくログイン情報登録機能とを実現させ、(3)前記第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容することを特徴とする。
本発明によれば、セキュリティ性および柔軟性を高めることができる。
(A)実施形態
以下、本発明にかかるログイン情報処理システム、ログイン情報処理方法、およびログイン情報処理プログラムの実施形態について説明する。
以下、本発明にかかるログイン情報処理システム、ログイン情報処理方法、およびログイン情報処理プログラムの実施形態について説明する。
(A−1)実施形態の構成
本実施形態にかかる通信システム10の全体構成例を図1に示す。通信システム10は全体として、クライアント−サーバ型のシステムを構成している。
本実施形態にかかる通信システム10の全体構成例を図1に示す。通信システム10は全体として、クライアント−サーバ型のシステムを構成している。
図1において、当該通信システム10は、サーバ装置11と、クライアント装置12とを備えている。1つの情報処理装置の内部に図1に示した通信システム10全体が含まれる構成もあり得るが、ここでは、ネットワーク経由でサーバ装置11と、クライアント装置12が接続されている構成を想定する。このネットワークは一例としてインターネットであってもよい。また、クライアント装置12とサーバ装置11のあいだの通信に用いられる通信アプリケーションとして、WebまたはTelnetを想定する。
サーバ装置11およびクライアント装置12の内部に配置された各構成要素の機能は、ハードウエア的に実現してもかまわないが、通常の実装では、そのほとんどが、ソフトウエア的に実現されるものである。
クライアント装置12は、HTML解析部30と、JavaScript部31とを備え、サーバ装置11は、CGI(コモンゲートウエイインタフェース)部20と、データ管理プロセス21と、データファイル22,23とを備えている。
HTTPクライアントとしての機能も持つクライアント装置12には、Webブラウザが搭載されており、当該Webブラウザの機能の一部として前記HTML解析部30が存在する。HTML解析部30は、HTTPリクエストメッセージの送信時、または、当該HTTPリクエストメッセージに対するサーバ装置11からのレスポンスであるHTTPレスポンスメッセージの受信時に、これらメッセージの本体部分を構成するHTML(HTMLファイル)の解析を行う部分である。
前記JavaScript部31は、JavaScriptの解釈実行を行うJavaScriptインタープリタに対応する部分で、前記Webブラウザの拡張機能の1つとして実現され得る。当該JavaScript部31の機能を決めるJavaScript自体は、様々な機能を実現できるプログラムの一種であるが、前記HTMLファイルのなかに記述されている。前記HTML解析部30は、受信したHTTPレスポンスメッセージ中のHTMLファイルのなかにJavaScriptが含まれていることを検出すると、そのJavaScriptを当該JavaScript部31に渡して解釈実行させる。本実施形態の特徴の1つは、当該JavaScriptに、文字コード体系変換機能を持たせている点にある。
この文字コード体系変換機能は、ユーザU1がブラウザ画面すなわちWebページ(主として、前記HTMLファイルの内容によって決まる)上の該当する入力欄に入力した文字列(例えば、パスワード)を、ASCIIコード体系からXX形式16進数の文字コード体系へ変換する。図1の例の場合、ユーザは「ab cd」と入力している。ただし、10進数表現でみると「ab cd」に対応する文字コード列は、ASCIIコード体系でもXX形式16進文字コード体系でも同じで、「6162206364」となる。
「6162206364」のうち「61」は、前記「a」に対応する文字コードである。表記自体は同じ「61」で変わっていないが、ASCIIコード体系における「61」は7ビット長のデータであるのに、XX形式16進文字コード体系における「61」は8ビット長のデータである。
周知のようにASCIIコード体系は、横(行)方向が0〜7、縦(列)方向が0〜Fの表として表現することができ、ASCIIコード体系における任意の1文字(数字、記号なども含む)は、この行方向の位置と列方向の位置を指定することによって特定されるから、横方向0〜7のなかの1つを指定するのに3ビット、列方向0〜Fのなかの1つを指定するのに4ビットで、合計7ビットになる。前記「61」は、横方向が「6」で縦方向が「1」であるから、2の補数で表現すると横方向は「110」(=6)、縦方向は「0001」(=1)になる。
同様に、XX形式16進文字コード体系で当該「61」を表現すると、横方向が「0110」、縦方向が「0001」と表現できるため、2の補数表現では両者の相違が明確になる。通常、情報処理装置の内部では、10進数表現が用いられることは希で、2の補数表現またはそれに類する表現が用いられる。このケースの場合、先頭ビットに「0」を付加して、前記「110」を「0110」にすることが、文字コード体系変換機能による変換の具体的な内容となる。
前記スペース「 」に対応する「20」(10進数表現)も含め、前記「ab cd」の各文字について、これと同様な変換が、前記文字コード体系変換機能に応じて、JavaScript部31で実行されることになる。文字コード体系変換機能による変換結果を第1の変換結果と呼ぶ。
なお、スペースに対応する前記「20」は、ASCIIコード体系では制御文字とされていたが、XX形式16進文字コード体系では制御文字とされていない。
文字コード体系変換機能による変換が終了すると、第1の変換結果がJavaScript部31から前記HTML解析部30に渡される。これを受け取ったHTML解析部30は、この第1の変換結果を、前記入力欄にユーザU1が入力した文字列であるものとして、前記WebブラウザにHTTPリクエストメッセージを送信させる。
当該HTTPリクエストメッセージを前記インターネット経由で受け取る前記CGI部20は、当該HTTPリクエストメッセージに含まれる前記第1の変換結果をデータ管理プロセス21に渡す部分である。
データ管理プロセス21は、サーバ装置11上で各構成要素間のデータの受け渡しや文字コード体系の変換などを実行する機能である。例えば、OS(オペレーティングシステム)の一部として、当該データ管理プロセス21の機能を実現することができる。
当該データ管理プロセス21は、前記第1の変換結果(XX形式16進文字コード体系の文字コード列)をデータファイル22に書き込み、当該第1の変換結果をさらに変換することによって得られる第2の変換結果(\xXX形式16進文字コード体系の文字コード列)をデータファイル23に書き込む。
ここで、\xXX形式16進文字コード体系は、8ビット長のデータである任意の1文字「XX」ごとに先頭に「\x」を付加することにより、文字の区切りを明確にする文字コード体系である。サーバ装置11側で実行されるスクリプト(図示せず)が、仕様上、この\xXX形式16進文字コード体系にしたがって記述された文字コード列を取り扱うため、当該\xXX形式16進文字コード体系への変換が必要になる。
データファイル22は、当該データ管理プロセス21から書き込まれた前記第1の変換結果(XX形式16進文字コード体系の文字コード列)を収容しておくためのファイルである。
データファイル23は、前記第2の変換結果(\xXX形式16進文字コード体系の文字コード列)を収容しておくためのファイルである。前記スクリプトが実行されるときに、当該データファイル23内の第2の変換結果を読み出して利用する。
コマンド部24は、コマンドを受け取ると、そのコマンドに対応するプログラムを起動させる部分である。パスワードを表示させるプログラムを起動させるパスワード表示コマンドなどもそのようなコマンドの1つである。前記クライアント装置12側でTelnetクライアントを起動して、コマンドラインから、ユーザ認証のためのパスワードを入力したり、前記パスワード表示コマンドを入力させることができる。
図1と別な観点によるサーバ装置11の内部構成例を図2に示す。サーバ装置11は、一例として、VoIPゲートウエイなどの通信装置が遠隔保守を受けるために備える機能であってよい。
(A−1−1)サーバ装置の内部構成例
図2において、当該サーバ装置11は、通信部40と、制御部41と、記憶部42とを備えている。
図2において、当該サーバ装置11は、通信部40と、制御部41と、記憶部42とを備えている。
このうち通信部40は、IPプロトコルなどの通信プロトコルを処理する部分である。インターネット経由で前記クライアント装置12から到来するHTTPリクエストメッセージは、この通信部40に受信されたときにはIPパケットに収容された状態であるが、当該通信部40によってIPパケットから抽出される。反対に、当該HTTPリクエストメッセージに応えてHTTPレスポンスメッセージを送信するときには、Webサーバソフト(図示せず)から受け取った当該HTTPレスポンスメッセージが、当該通信部40によってIPパケットに収容され、IPパケットに収容された状態でインターネットに送出される。
制御部41はハードウエア的には当該サーバ装置11のCPU(中央処理装置)に相当し、ソフトウエア的には前記OSの主要部に相当し得る部分である。
記憶部42はハードウエア的には不揮発性記憶手段(例えば、ROMやハードディスクなど)および揮発性記憶手段(例えば、RAMなど)に相当し、ソフトウエア的には、各種のファイルなどに相当する部分である。前記OSなどソフトウエア的に実現された機能は、プログラムファイルやデータファイルなどの形でこのようなファイルの1つとなり得る。したがって、図1に図示したサーバ装置11内の各構成要素20〜24がその機能を発揮するときには、通常、当該記憶部42中のRAM(一次記憶装置)に読み込まれた状態にある。
次に、図1と別な観点によるクライアント装置12の内部構成例を図3に示す。当該クライアント装置12は、例えば、通常のパーソナルコンピュータであってもよいが、前記VoIPゲートウエイなどの通信装置に対して遠隔保守を行うための保守コンソールであってもよい。
(A−1−2)クライアント装置の内部構成例
図3において、当該クライアント装置12は、通信部50と、制御部51と、記憶部52と、操作部53と、表示部54とを備えている。
図3において、当該クライアント装置12は、通信部50と、制御部51と、記憶部52と、操作部53と、表示部54とを備えている。
このうち通信部50は前記通信部40に対応し、制御部51は前記制御部41に対応し、記憶部52は前記記憶部42に対応するので、その詳しい説明は省略する。
ただし、クライアント装置12にはWebブラウザが搭載されている。Webブラウザの機能の一部である前記HTML解析部30や、前記JavaScript部31が機能を発揮するときに、前記記憶部52中のRAM(一次記憶装置)に読み込まれる。
前記操作部53は、ユーザU1が操作してクライアント装置12に指示を伝える部分である。クライアント装置12が通常のパーソナルコンピュータであるものとすると、マウスなどのポインティングデバイスや、キーボードなどによって当該操作部53が構成される。
表示部54はユーザU1に閲覧させるための画面表示を行う部分で、例えば、液晶ディスプレイ装置などの表示装置によって構成される。Webブラウザの機能によって表示されるブラウザ画面も当該表示部54に表示される。前記パスワード「ab cd」を入力するための入力欄を備えたWebページ(ブラウザ画面)も、この表示部54に表示されるものである。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について図1を参照しながら説明する。
図1には、S10〜S16の各ステップが含まれている。
ユーザU1がユーザIDやパスワードなどの情報を設定するために、前記クライアント装置12のWebブラウザを用いて該当するURLで指定されるWebページを閲覧しているところから処理が始まるものとする。このWebページは、ユーザIDやパスワードの設定のために用意された設定用Webページであってもよい。
(A−2)実施形態の動作
ユーザU1が、クライアント装置12の前記操作部53を操作して、前記表示部54に画面表示された当該Webページ上に設けられた入力欄に、例えば、パスワードとして前記「ab cd」を入力し、入力結果の送信を指示する操作を実行したものとする。このとき、前記HTML解析部30が、ASCIIコード体系における当該「ab cd」に対応した文字コード列を前記JavaScript部31に供給し、JavaScript部31で、当該文字コード列が前記XX形式16進文字コード体系における文字コード列に変換される(S10)。
ユーザU1が、クライアント装置12の前記操作部53を操作して、前記表示部54に画面表示された当該Webページ上に設けられた入力欄に、例えば、パスワードとして前記「ab cd」を入力し、入力結果の送信を指示する操作を実行したものとする。このとき、前記HTML解析部30が、ASCIIコード体系における当該「ab cd」に対応した文字コード列を前記JavaScript部31に供給し、JavaScript部31で、当該文字コード列が前記XX形式16進文字コード体系における文字コード列に変換される(S10)。
具体的には、当該ステップS10では、上述したように、先頭ビットに「0」を付加すること等による変換を実行する。前記スペース「 」に対応する「20」(10進数表現)も含め、前記「ab cd」の各文字について、これと同様な変換が実行され、前記第1の変換結果が得られる。
得られた第1の変換結果は、当該JavaScript部21からHTML解析部30に渡される(S11)。そして、当該HTML解析部30が指示を出すことにより、Webブラウザからサーバ装置11へ、前記第1の変換結果を含むHTTPリクエストメッセージが送信される(S12)。
当該HTTPリクエストメッセージに含まれる第1の変換結果は、サーバ装置11内のCGI部20を介してデータ管理プロセス21に渡され(S13)、データ管理プロセス21により、設定データファイル22に書き込まれる。
また、このとき必要に応じて、データ管理プロセス21は、ステップS15を実行する。ステップS15では、XX形式16進文字コード体系における文字コード列を、前記\xXX形式16進文字コード体系の文字コード列に変換して前記第2の変換結果を得、データファイル23に書き込む。
このあと、クライアント装置12側で前記Telnetクライアントを起動してコマンドラインから前記パスワード表示コマンドを入力したとすると、従来はパスワードとして使用できなかったスペース「 」を含むパスワード「ab cd」がパスワードとして設定されていることを確認することができる。これは、前記設定データファイル22に収容されていた当該パスワード「ab cd」に対応するXX形式16進文字コード体系の文字コード列が、データ管理プロセス21を介して読み出されて、クライアント装置12の表示部54に表示されたものである。
このとき、読み出したXX形式16進文字コード体系の文字コード列をもとに、そのまま対応する文字を表示させることが難しい場合には、ASCIIコード体系の文字コード列に変換して表示させるようにしてもよい。
なお、以上では、主としてスペース「 」を含むパスワード「ab cd」を設定する場合を例に説明したが、パスワードの設定が完了したあと、ユーザ認証を受けるためにユーザU1が当該「ab cd」を入力する場合などにも、スペース「 」の入力が許容されることは当然である。
(A−3)実施形態の効果
本実施形態によれば、ASCIIコード体系で制御文字とされているスペース「 」も、ユーザが入力するパスワード等の内容を構成する文字として用いることができるため、1文字として入力可能な文字の種類が多くなり、ブルートフォースのような不正アクセスに対して強くなって、セキュリティ性が高まる。
本実施形態によれば、ASCIIコード体系で制御文字とされているスペース「 」も、ユーザが入力するパスワード等の内容を構成する文字として用いることができるため、1文字として入力可能な文字の種類が多くなり、ブルートフォースのような不正アクセスに対して強くなって、セキュリティ性が高まる。
また、入力できる文字の制約が少なくなる点では、柔軟性が高まるということもできる。
(B)他の実施形態
上記実施形態では、HTMLファイルのなかに記述されたJavaScriptに文字コード体系変換機能を持たせる構成としたが、文字コード体系変換機能は、クライアント装置12側またはサーバ装置11側の任意の構成要素に搭載することが可能である。
上記実施形態では、HTMLファイルのなかに記述されたJavaScriptに文字コード体系変換機能を持たせる構成としたが、文字コード体系変換機能は、クライアント装置12側またはサーバ装置11側の任意の構成要素に搭載することが可能である。
ただし、入力禁止としている文字をユーザが入力した場合に所定のエラーメッセージ等を出力して入力の受付を拒否し、入力した文字が入力禁止の文字であることをユーザに伝える構成を取るならば、入力された文字が入力禁止の文字であるか否かを判定する構成要素(禁止判定部)よりもユーザ寄りの構成要素に、当該文字コード体系変換機能を搭載する必要があることは当然である。
したがって、従来、例えばHTMLファイル内のJavaScriptに当該禁止判定部の機能を持たせる構成を取っており、なおかつ、この構成を変更したくない場合には、JavaScriptに当該文字コード体系変換機能も持たせ、文字コード体系変換機能による変換結果(第1の変換結果)を当該禁止判定部に判定させる構成にすること等が必要となる。
なお、上記実施形態では、パスワードを例に説明したが、同様なことはログイン時に設定されるその他の情報についてもあてはまる。例えば、ユーザIDなどをユーザが設定するケースでは、ユーザIDを構成する文字列として、前記スペース「 」を用いることを可能としてもよい。
上記実施形態では、入力する1つの文字列(「ab cd」)のなかに含まれるスペース「 」の数は1つであったが、複数のスペースが含まれていてもよいことは当然である。
また、上記実施形態ではスペース「 」を例に説明したが、本発明は、スペース「 」以外の制御文字にも適用可能である。
さらに、上記実施形態では、主として、ASCIIコード体系とXX形式16進文字コード体系を例に説明したが、本発明はその他の文字コード体系にも適用できる可能性がある。
なお、上記実施形態でクライアント装置12とサーバ装置11のあいだに介在したネットワークはインターネットであったが、当該インターネットはその他のネットワークに置換できることは当然である。
また、クライアント装置12とサーバ装置11のあいだにネットワークが介在しない構成もあり得る。例えば、複数のユーザによって共用されるパソコンに、各ユーザを認証するためのユーザIDやパスワードなどを設定する構成を取ることもあり得るからである。
さらに、上記実施形態では、通信アプリケーションとして、WebまたはTelnetを用いたが、本発明は、これ以外の通信アプリケーションに適用できる可能性もある。
以上の説明でハードウエア的に実現した機能の大部分はソフトウエア的に実現することが可能であり、ソフトウエア的に実現した機能のほとんど全ては、ハードウエア的に実現することが可能である。
10…通信システム、11…サーバ装置、12…クライアント装置、20…CGI部、21…データ管理プロセス、22、23…ファイル、30…HTML解析部、31…JavaScript部、40、50…通信部、41,51…制御部、42,52…記憶部、53…操作部、54…表示部。
Claims (3)
- 所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理システムにおいて、
前記第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換する文字コード変換部と、
当該文字コード変換部による変換結果を、前記ログイン情報として登録しておくログイン情報登録部とを備え、
前記第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容することを特徴とするログイン情報処理システム。 - 所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理方法において、
前記第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、文字コード変換部が、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換し、
ログイン情報登録部が、当該文字コード変換部による変換結果を、前記ログイン情報として登録し、
前記第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容することを特徴とするログイン情報処理方法。 - 所定の第1の文字コード体系に対応する文字から構成される文字列をログイン情報として使用するログイン情報処理プログラムにおいて、コンピュータに、
前記第1の文字コード体系で制御のために利用される制御文字とされている第1の文字を、制御文字としない第2の文字コード体系が規定されている場合、入力された前記ログイン情報を構成する文字を、当該第1の文字コード体系から第2の文字コード体系へ変換する文字コード変換機能と、
当該文字コード変換機能による変換結果を、前記ログイン情報として登録しておくログイン情報登録機能とを実現させ、
前記第1の文字コード体系で、前記第1の文字を含むログイン情報の使用を許容することを特徴とするログイン情報処理プログラム。
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