JP2006242851A - 熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法および装置 - Google Patents

熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱源設備を停止させずに簡易に流速計測を行うこと。
【解決手段】 熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とを介して熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、冷(温)水往き保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除き、その配管表面にそれぞれ温度計測センサを取り付け、配管表面の温度経時変化を記録する手順と、記録されたデータから熱源起動前の定常状態から熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で保温配管内を流れる冷(温)水による配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出する手順と、温度計測センサ間の距離Lと時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める手順とを有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法および装置に関する。
熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備は、熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とを介して熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給するように構成されている。
熱源設備の効率を調べようとした場合、熱源設備の熱量を計測する必要があり、そのためには、熱源機器が作る冷(温)水の流量と、熱源機器から出て行く時の冷(温)水往き温度と熱源機器に冷(温)水が還って来た時の冷(温)水還り温度との温度差を知る必要がある。
この熱源設備の流量を知るためには、通常、電磁流量計(例えば、非特許文献1参照)や超音波流量計(例えば、特許文献1、非特許文献2,3,4参照)、パドルフローメータなどの流量計(例えば、特許文献2、非特許文献5,6参照)を用いていた。
特開平6−66610号公報 特開平11−101669号公報 特開平8−62011号公報 電磁流量計(JIS B 7554) 超音波液体流量計 トランスデューサー インスタレーションガイド(日本パナメトリクス株式会社発行) 技術資料 液体計測法(日本機械学会発行 pp130〜pp201) 超音波液体流量計 トランスデューサー インスタレーションガイド(日本パナメトリクス株式会社発行) 流量センサ 連続流量測定(東洋バルブ発行カタログ) 流量センサ 羽根車式(鷺宮製作所発行資料)
しかし、流量計設置の設備工事をする場合は、工事のために設備を一旦止めて、流量を計測したい場所の配管を切り取り、フランジをつけるか、または流量を計測したい場所の配管に穴を空けて流量計を取り付けるための金具を取り付け、流量計をそれに差し込む、といった工事を行う必要があった。
従って、これらの従来の方法では、工事には時間がかかり、費用も多く必要であり、配管と一体化しているため、設置後は常設となっていた。ただし、超音波流量計を用いる場合は、配管に手を加えることは無く、設備を止める必要は無い。しかし、超音波流量計は高価であり、配管に保温材が巻かれている場合は大きく切り取る必要があり、計測終了後に保温材を元に戻すことは大変であった。
ところで、定流量の既設熱源設備について機器効率の実態を調べる場合、熱源機器が生成する熱量を知る必要がある。そこで、冷(温)水の流量を調べる必要がある。ただし、流量=流速×配管断面積、配管断面積=π/4×(配管経)2であり、配管径が既知であるので、実際は流速の計測を行うこととなる。また、定流量熱源設備であれば、流速も一定であるため、その一定値である流速が計測できればよい。
流速を計測する方法として、熱パルス・ワイヤ法を利用したフローセンサを用いる方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3の段落番号0004には、『熱パルス・ワイヤ法は、流管71の中に流体の流れ方向の順に金網で作られた乱流板72、金属細線で作った加熱線73、検出線74を置き、加熱回路75から加熱線73にパルス電流を印可して加熱線73を瞬時に加熱してここを通過する流体を加熱し、下流側の検出線74と制御回路76により加熱された流体が検知されるまでの時間から流速を求める方法である。』との記述がある。しかし、熱パルス・ワイヤ法では、新たに加熱源を設ける必要がある上に、流体を加熱するためには大型の加熱源を必要とするという問題があった。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、設備を停止させずに簡易に流速計測を行うことを可能とした熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法および装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とを介して熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、冷(温)水往き保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除き、その配管表面にそれぞれ温度計測センサを取り付け、配管表面の温度経時変化を記録する手順と、記録されたデータから熱源起動前の定常状態から熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で保温配管内を流れる冷(温)水による配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出する手順と、温度計測センサ間の距離Lと時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める手順とを有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、時間差Δtは、過渡応答始まりの時刻(定常状態での単位時間あたり温度変化量の最大値より大きな変化量を示した最初の時刻)の差であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、時間差Δtは、熱源起動前の定常状態での温度と、熱源起動後の定常状態での温度を基準として温度変化を百分率で表し、波形が平行である箇所の、百分率が同値になった時刻の差であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、温度計測センサは、熱電対または測温抵抗体であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、温度計測センサ間の距離Lは最大で、管径が0.04mで30m、管径が0.1mで100m、管径が0.3mで440mであることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、熱源に冷却塔入口保温配管と冷却塔出口保温配管とを介して冷却塔を連絡し、冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とを介して熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、冷却塔出口保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除き、その配管表面にそれぞれ温度計測センサを取り付け、配管表面の温度経時変化を記録する手順と、記録されたデータから熱源起動前の定常状態から熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で保温配管内を流れる冷(温)水による配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出する手順と、温度計測センサ間の距離Lと時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める手順とを有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とを介して熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除いた配管表面に取り付けられる一対の温度計測センサと、一対の温度計測センサからのデータを入力し記録する温度計測装置と、温度計測装置で記録したデータを送信する送信装置と、送信装置から送信されたデータを受信する受信装置と、受信装置が受信したデータから熱源起動前の定常状態から熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で保温配管内を流れる冷(温)水による配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出し、一対の温度計測センサ間の距離Lと時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める演算処理部とを有することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、時間差Δtは、過渡応答始まりの時刻(定常状態での単位時間あたり温度変化量の最大値より大きな変化量を示した最初の時刻)の差であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項7に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、時間差Δtは、熱源起動前の定常状態での温度と、熱源起動後の定常状態での温度を基準として温度変化を百分率で表し、波形が平行である箇所の、百分率が同値になった時刻の差であることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項7ないし請求項9の何れか1項に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、温度計測センサは、熱電対または測温抵抗体であることを特徴とする。
本発明によれば、稼働中の既設熱源設備を停止させずに、簡易に流速計測を行うことができる。
また、本発明によれば、熱源機器が生成した冷(温)水の温度変化で到達時間を計測するため新たな加熱源を置く必要がない。
さらに、本発明によれば、施工は保温材を一部切取り熱電対などの温度測定センサを配管表面に貼り付けるだけなので、施工が簡単であり、短時間で済み、計測後に撤去が可能であり、超音波流量計等と比べると安価である。また、保温材も一部切り取るだけでよく、計測後に元に戻すことも容易である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る熱源設備における保温配管内冷水または温水の流速を求める方法および装置を適用する定流量の既設熱源設備を示す。
図1に示す定流量の既設熱源設備は、熱源である2つの冷凍機Rと、これらの冷凍機Rにそれぞれ連絡する冷却塔CTと、各冷凍機Rと冷(温)水往きヘッダー7との間を連絡する冷(温)水往き保温配管1aと、冷(温)水往きヘッダー7と空調機ACとの間を連絡する冷(温)水往き保温配管1bと、空調機ACと冷(温)水還りヘッダー8との間を連絡する冷(温)水還り保温配管2bと、冷(温)水還りヘッダー8と各冷凍機Rとの間を連絡する冷(温)水還り保温配管2aとを備えている。
冷凍機Rは、機械室M内に設置されている。従って、冷(温)水往き保温配管1aと冷(温)水還り保温配管2aとは、機械室M内に設置される1次側配管であり、冷(温)水往き保温配管1bと冷(温)水還り保温配管2bとは、機械室M外に設置される2次側配管である。機械室M内において、冷(温)水往き保温配管1bには、2方弁3、液ポンプ4、温度センサT、流量計FMが設けてある。また、冷(温)水還り保温配管2aには、液ポンプ6が設けてある。冷(温)水還り保温配管2bには、温度センサTが設けてある。液ポンプ6、機械室M外において、冷(温)水往き保温配管1bは、2方弁5を介して空調機ACの熱交換器HEXの入口部と連絡している。また、冷(温)水還り保温配管2bは、空調機ACの熱交換器HEXの出口部と連絡している。
また、冷(温)水往きヘッダー7と冷(温)水還りヘッダー8とは、バイパス9で接続されている。バイパス9には自力弁9aが設けてある。冷(温)水往きヘッダー7と冷(温)水還りヘッダー8の間、熱源側つまり1次側配管では定流量が保たれるのは、次のことからわかる、2次側配管側で、2方弁5が絞り勝手になると、1次側の余剰水量は自力弁9aが前後の差圧から開き勝手となり冷(温)水往きヘッダー7と冷(温)水還りヘッダー8間のバイパス9を流れることで、冷(温)水往き保温配管1aと冷(温)水還り保温配管2aの流量は定流量になる。ちなみに2次側配管では2方弁制御なので定流量では無い。
冷却塔CTは、機械室Mの外に設置されており、冷却塔入口配管10と冷却塔出口配管11とを介して冷凍機Rに連絡している。そして、冷却塔入口配管10と冷却塔出口配管11とは、三方弁12によって連絡している。また、出口配管11には液ポンプ13が設けてある。
本実施形態は、図1に示す定流量の既設熱源設備について機器効率の実態を調べるために構成されている。機器効率の実態を調べるためには、冷凍機(熱源機器)Rが生成する熱量を知る必要がある。そこで、冷(温)水の流量を調べる必要がある。ただし、流量=流速×配管断面積、配管断面積=π/4×(配管経)2であり、配管径が既知であるので、実際は流速の計測を行うこととなる。また、定流量熱源設備であれば、流速も一定であるため、その一定値である流速が計測できればよい。
そこで、例えば、図4に示すように、機械室M内の冷(温)水往き保温配管1の軸方向の2点X0,X1において保温材1Bを取り除いた配管表面1Aの2点間距離Lと、温度経時変化からの冷(温)水の到達時間により流速を算出する。温度計測には、熱電対20を使用する。
原理を説明すると、冷(温)水往き保温配管1が同じ材質、同じ厚さであれば、互いに離れた地点X0、地点X1の配管表面温度の変化特性(プロフィール)も同じである。つまり、図2、図3に示すように、地点X0で配管内冷(温)水(ここでは、冷水について説明する)の温度がT0からT1に変化した時、地点X0の配管表面温度が時間tを要して温度がT0からT1に変化したとすると、地点X1において配管内冷(温)水の温度がT0からT1に変化した時も地点X1の配管表面温度はT0からT1に変化し、変化に要する時間はtである。このことより、配管表面2点の温度変化を見ることで冷(温)水の到達時間差Δtを求めることができ、2点間距離Lが既知であればそこから流速を求めることが可能となる。また、配管内流体の温度変化は、熱源の運転によって与えられる。
次に、本実施形態に係る熱源設備における保温配管内冷水または温水の流速を求める方法について具体的に説明する。
本実施形態に使用する装置の一例について、図4、図5により説明する。
2点X0とX1における配管表面1A上に直に設置される熱電対20と、脚線20aを介して熱電対20と連絡するデータロガー23と、データロガー23に伝送路24を介して連絡する演算部25とを備えている。
データロガー23は、熱電対20からのデータを入力する入力部23aと、入力されたデータを記録する記録部23bと、記録部23bに記録されたデータを送信する送信部23cとを備えている。また、データロガー23には、記録されたデータを目視できる表示部が備えてある。
演算部25は、送信部23cからのデータを受信する受信部25aと、方法iまたはiiによるデータ処理を行い、グラフ化する演算処理部25bとを備えている。
次に、図6に示すフローに基づいて手順を説明する。
先ず、図1に示す既設熱施設の冷(温)水往き保温配管1に対し、図4に示すように、冷(温)水往き保温配管1の表面の保温材1Bを軸方向の2点X0,X1において切り取り、配管表面1Aを露出させる。
次に、2点X0,X1において、配管表面1Aそれぞれに熱電対20をアルミテープ21で貼り付け、その上から切り取った保温材1Bを被せ、テープ22で固定する。
次に、2点X0,X1における配管表面1Aの温度経時変化を、データロガー23で記録する(図6のS1)。
次に、冷凍機Rを起動し、冷(温)水を生成する。その冷(温)水が冷(温)水往き保温配管1内を流れることにより、図2、図3に示すように、配管表面1Aの温度が変化する(図6のS2)。
以上により、表面温度経時変化収集を終了する(図6のS3)。
次に、演算を開始する(図6のS4)。
次に、データロガー23に記録されたデータに基づいて演算部25において、冷凍機R起動前の定常状態から冷凍機R起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の区間を見付ける(図6のS5)。ここで、ノイズが多い場合は移動平均を使い平滑化する(図6のS6)。
ところで、個々の熱電対22の特性の若干の差異により、冷凍機R起動前の定常状態での温度や冷凍機R運転時の定常状態の温度に違いがある。この違いを考慮して次のi〜iiのいずれかの方法で時刻差Δtを算出する。
つまり、熱源の容量が大きく応答が鋭いか否かを判定し、熱源の容量が大きく応答が鋭い場合(図6のS7の肯定)は、方法iを選択し、緩やかな応答の場合(図6のS7の否定)は、方法iiを選択する。
方法i:過渡応答始まりの時刻(定常状態での単位時問あたり温度変化量の最大値より大きな変化量を示した最初の時刻)の差をΔtとする。
方法ii:熱源起動前の定常状態での温度と、起動後の定常状態での温度を基準として温度変化を百分率で表し、波形が平行である所の、百分率が同値になった時刻の差がΔtとなる。
次に、演算部25において、2つの熱電対20間の距離Lより流速V(またはVA)は、図6のS11またはS16に示すように、V=L/Δt(VA=L/ΔtA)として算出する。
ここで、方法iおよびiiについて具体的に説明する。
先ず、方法iについて説明する。
図3、図6のS8および図7に示すように、地点X0および地点X1において、冷凍機Rの起動前における定常状態の単位時間当たりの温度変化量の最大値Max0およびMax1を検出する。
次に、図3、図6のS9および図7に示すように、過渡応答区間において、地点X0および地点X1について、冷凍機Rの起動後における定常状態の単位時間当たりの温度変化量が最大値Max0およびMax1より大きくなる最初の時刻t0およびt1を検出する。
次に、図6のS10に示すように、時間差Δt=時刻t0−時刻t1を求める。
次に、図6のS11に示すように、求めた時間差Δtと既知の2点間の距離Lから流速Vを求める。そして、演算を終了する(図6のS12)。
次に、方法iiについて説明する。
図6のS13および図8に示すように、地点X0および地点X1の温度経時データについて最大温度から最小温度までの温度変化量を100とする百分率で表す。
次に、図6のS14および図8に示すように、地点X0および地点X1での温度変化率がA%になった時刻tA0およびtA1を検出する。
次に、図6のS15に示すように、時間差Δt=時刻tA1−時刻tA0を求める。
次に、図6のS16に示すように、求めた時間差Δtと既知の2点間の距離Lから流速VAを求める。そして、演算を終了する(図6のS17)。
なお、熱電対20としては、JIS C 1602−1995に規定される、B熱電対、R熱電対、S熱電対、N熱電対、K熱電対、E熱電対、J熱電対、T熱電対の何れでも使用可能である。
次に、熱電対間の距離Lについて説明する。
配管内の水は、現実的には乱流であるため、配管内部では温度分布はほぼ一様であると考えられる。さらに、流速は一定であるので、流速の変化による温度分布の変化はない。温度プロフィールについては、熱伝導による水の温度変化から配管表面温度が変化するまでの時間遅れも含むものであるため、それを考慮する必要はない。ただし、空気中に放散する熱量については考慮するとした場合には次のように考える必要がある。
配管内に流れる水は熱的に非定常である場合と、水が配管内を進むにつれ、水の温度降下が起きることが考えられる。すなわち、配管表面の温度プロフィールは場所によらず一定とはいえなくなる。また、何℃の温度降下で温度プロフィールの崩れとするかについては、熱電対および測定機器によるが、一般的に測定器の分解能は0.1℃である。そのため、0.2℃以上の温度低下があった場合、温度プロフィールは崩れたといえることとなる。その温度降下は次に式1,2にて表される。
Figure 2006242851
Figure 2006242851
つまり、測定の限界距離は式3のようになる。
Figure 2006242851
式1,2,3において、
d1は保温材の外径[m]
d0は保温材の内径[m]
λは保温材の熱伝導率[W/(m・K)]
θは入口温度[℃]
θ’は出口温度[℃]
θrは周囲温度[℃]
αは表面熱伝達率[W/(m2・K)]
vは流速[m/s]
cは液体の比熱[kj/(kg・K)]
Wは液体の流量[kg/h]
である。
式3により保温配管の場合は、
管径が0.04mの時で300m
管径が0.1mの時で1000m
管径が0.3mの時で4400m
の間、進むと温度プロフィールが壊れるといえる。
安全を考えて、この10分の1の距離を測定限界とした場合でも、管径が0.04mで30m、0.1mで100m、0.3mで440mとなる。
従って、機械室M内での計測においては測定限界距離を考える必要がない。
ここに、限界距離算出時の条件を表1に示す。
Figure 2006242851
さらに、計測に必要な最小熱電対間距離について考える。
これは、データ収集時のサンプリング周期t[s]と設計流量V[m/s]より求めることが可能で、最小熱電対間距離L=2Vtとされる。設計流量計が1m/sで、サンプリング周期が0.5[s]の場合、熱電対間の距離Lは最低1.0[m]必要となる。後述する実験例においては、サンプリング周期を0.5[s]、熱電対間の距離Lを1.0[m]として実験を行っている。従って、熱電対間の距離Lは、1.0[m]以上あれば測定に支障を与える虞が無いものと判断する。
以上により、本実施形態によれば、流量計を備えていない定流量の既設熱源設備において、従来のように、流量計を設置するために稼働中の熱源設備を停止することなく、流量計を備えた定流量の既設熱源設備と同様に流量を求めることが可能となる。しかも、測温センサとして熱電対20を用いるため、従来使用されている流量計に比し極めて安価となり、また、計測後には取り付けた熱電対20を撤去し、冷(温)水往き保温配管1aから取り除いた保温材1Bをその箇所に貼り付けることによって、以前の冷(温)水往き保温配管1aと同様に用いることが可能となるため、従来のように流量計を常設とする必要がない。
なお、上記実施形態では、温度計測センサとして熱電対を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、測温抵抗体を用いても良い。測温抵抗体は、JIS C1604−1997に規定されている。そして、これを応用した白金薄膜温度センサー(例えば、帝人エンジニアリング製)の温度検出部を熱電対20と同様に配管表面1Aに貼り付けることによって、熱電対20と同様に用いることができる。
また、上記実施形態では、冷(温)水往き保温配管1a内を流れる冷水について説明したが、温水でも良い。温水の場合は、冷凍機R起動後には水温が上昇するので、例えば、図2、図3に示すグラフの立ち上がり立ち下がりが逆転する。
また、上記実施形態では、冷(温)水往き保温配管1aに温度計測センサを設置する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、冷却塔CTと冷凍機Rとを連絡する冷却塔の出口保温配管11の液ポンプ13より下流側に上記実施形態と同様に温度計測センサを設置しても同様に流速を求めることができる。
〔実験例〕
次に、本発明を実験によりさらに説明する。
本実験では、配管表面の温度を測ることにより流速を求めることができることを確認した。
結果
実験条件:熱源側冷水1次ポンプONの状態でしばらく配管内の水を流し、配管内温度が一定になったところで、空冷チラーをOFF→ONに切り替えた。
結果は表2の通りである。
同じデータから方法i、方法iiで流速を計算し、0m地点と9m地点での時間差で計算した流速V09と既設の流量計から求めた流速とを比較すると、誤差は方法iで8%、方法iiでは0%であった。このことより配管表面の温度を測ることで流速を求めることができたといえる。
方法i:熱源の運転による外乱発生時刻を基準として時間差Δtを算出
方法ii:定常状態のときの温度を100%、最低温度を0%として、ある時刻で比較(今回は温度変化が70%になった時刻で比較)
Figure 2006242851
測定方法
配管表面に1m間隔で、図9の各位置にそれぞれ1個ずつ計10個の熱電対を取り付け、配管表面の温度を測定し、データを温度ロガーで記録する。
各測定点の距離と温度変化時刻より流速を求める。
流量計(東光電気 オリフロメータHDT1000測定誤差±0.05L/s(±0.037m/s))の値と比較する。設計流量は1.0m/sである。
測定結果
5m地点での熱電対データは、正常な値とは思われなかったので、解析対象外とした。
熱源側冷水1次ポンプONの状態でしばらく配管内の水を流し、配管内温度が一定になったところで、空冷チラーをOFF→ONにした。また、流量計の流量については10秒ごとに測定値を記録し、その平均値を表3の流量として使用している。
Figure 2006242851
温度経時変化のグラフを図10に示す。図10において、縦軸は配管表面温度[℃]、横軸は時刻[mm:ss]を示す。結果を表4に示す。初めに方法iを用いて流速を算出した(1秒間で温度が0.2℃下がった時刻を冷水が到達した時刻とした)。平均流速は0.97m/s、標準偏差は0.47m/sであった。0m地点と9m地点での時間差で計算した流速V09は、0.94m/sと求めることができる。また、流量計より流速を求めると、表3のように0.870m/sとなった。流量計の値とV09との誤差は8%である。
Figure 2006242851
次に、方法iiを用いて流速の算出を行う。定常状態での値を100%として計算している。結果は表5であり、グラフは図11となる。図11において、縦軸は温度[℃]、横軸は時刻[mm:ss]を示す。平均流速は0.89m/s、標準偏差は0.16m/sであった。0m地点と9m地点での時間差で計算すると、流速0.87m/sと求めることができる。
流量計で計測した流速は、表3より0.870m/sとなっているので、流量計の値とV09との誤差は0%である。
Figure 2006242851
まとめ
本実験では、方法iで求めた流速は0.94m/s、方法iiで求めた流速は0.87m/s、流量計からの値では0.870m/sであった。方法iによる流速算出で、若干誤差が出たのは冬期の実験であるために空冷チラー運転前後での冷水温度差が小さかったことが原因であると考えられる。
配管表面の温度を測ることで流速を簡易的に計測することが可能であると確認された。
本発明は、簡易に流速測定を行えることにより、機器効率の実態把握が簡単に行えることにより、設備改修や機器運転状況改善も容易となり、省エネルギー、省コスト、それに伴う環境負荷の低減が実現できる。
本発明に係る熱源設備における保温配管内冷水または温水の流速を求める方法および装置を適用する定流量の既設熱源設備を示す図である。 本発明における測定原理を示す図である。 本発明における測定原理を示すグラフである。 本発明の実施形態による熱電対の取り付けを示す図である。 本発明の実施形態に用いた装置の説明図である。 本発明の実施形態における手順を示すフローである。 本発明の実施形態における方法iを示す図である。 本発明の実施形態における方法iiを示す図である。 実験例における熱電対設置位置を示す図である。 実験例における測定温度経時変化を示すグラフである。 実験例における流速算出方法iiを示すグラフである。
符号の説明
AC 空調機
CT 冷却塔
Δt 時間差
FM 流量計
HEX 熱交換器
L 熱電対間の距離
M 機械室
T 温度センサ
R 冷凍機
1a,1b 冷(温)水往き保温配管
2a,2b 冷(温)水還り保温配管
1A 配管表面
1B 保温材
3,5 2方弁
4,6,13 液ポンプ
9 バイパス
9a 自力弁
10 入口配管
11 出口配管
12 三方弁
20 熱電対
21 アルミテープ
22 テープ
22a 脚線
23 データロガー
23a 入力部
23b 記録部
23c 送信部
24 伝送路
25 演算部
25a 受信部
25b 演算処理部

Claims (10)

  1. 熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、前記冷(温)水往き保温配管と前記冷(温)水還り保温配管とを介して前記熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における前記保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、
    前記冷(温)水往き保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除き、その配管表面にそれぞれ温度計測センサを取り付け、前記配管表面の温度経時変化を記録する手順と、
    前記記録されたデータから前記熱源起動前の定常状態から前記熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で前記保温配管内を流れる前記冷(温)水による前記配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出する手順と、
    前記温度計測センサ間の距離Lと前記時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める手順と
    を有することを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法。
  2. 請求項1に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、
    前記時間差Δtは、過渡応答始まりの時刻(定常状態での単位時間あたり温度変化量の最大値より大きな変化量を示した最初の時刻)の差である
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法。
  3. 請求項1に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、
    前記時間差Δtは、前記熱源起動前の定常状態での温度と、前記熱源起動後の定常状態での温度を基準として温度変化を百分率で表し、波形が平行である箇所の、百分率が同値になった時刻の差である
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、
    前記温度計測センサは、熱電対または測温抵抗体である
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、
    前記温度計測センサ間の距離Lは最大で、管径が0.04mで30m、管径が0.1mで100m、管径が0.3mで440mである
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法。
  6. 熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、前記熱源に冷却塔入口保温配管と冷却塔出口保温配管とを介して冷却塔を連絡し、前記冷(温)水往き保温配管と前記冷(温)水還り保温配管とを介して前記熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における前記保温配管内冷(温)水の流速を求める方法において、
    前記冷却塔出口保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除き、その配管表面にそれぞれ温度計測センサを取り付け、前記配管表面の温度経時変化を記録する手順と、
    前記記録されたデータから前記熱源起動前の定常状態から前記熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で前記保温配管内を流れる前記冷(温)水による前記配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出する手順と、
    前記温度計測センサ間の距離Lと前記時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める手順と
    を有することを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める方法。
  7. 熱源と熱負荷とを冷(温)水往き保温配管と冷(温)水還り保温配管とで連絡し、前記冷(温)水往き保温配管と前記冷(温)水還り保温配管とを介して前記熱源で生成された冷(温)水を定流量で供給する熱源設備における前記保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、
    前記保温配管の軸方向の2点において保温材を取り除いた配管表面に取り付けられる一対の温度計測センサと、
    前記一対の温度計測センサからのデータを入力し記録する温度計測装置と、
    前記温度計測装置で記録したデータを送信する送信装置と、
    前記送信装置から送信された前記データを受信する受信装置と、
    前記受信装置が受信したデータから前記熱源起動前の定常状態から前記熱源起動後の定常状態に至るまでの過渡応答の時間区間の間で前記保温配管内を流れる前記冷(温)水による前記配管表面の温度変化が起こる時間差Δtを検出し、前記一対の温度計測センサ間の距離Lと前記時間差Δtとから流速V=L/Δtを求める演算処理部と
    を有することを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置。
  8. 請求項7に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、
    前記時間差Δtは、過渡応答始まりの時刻(定常状態での単位時間あたり温度変化量の最大値より大きな変化量を示した最初の時刻)の差である
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置。
  9. 請求項7に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、
    前記時間差Δtは、前記熱源起動前の定常状態での温度と、前記熱源起動後の定常状態での温度を基準として温度変化を百分率で表し、波形が平行である箇所の、百分率が同値になった時刻の差である
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置。
  10. 請求項7ないし請求項9の何れか1項に記載の熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置において、
    前記温度計測センサは、熱電対または測温抵抗体である
    ことを特徴とする熱源設備における保温配管内冷(温)水の流速を求める装置。
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