JP2006242441A - 空気調和装置 - Google Patents

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Junichi Kameyama
純一 亀山
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Abstract

【課題】 循環水を循環させるポンプ動力エネルギーを多大に消費したり、不純物付着により水流路の孔食を引き起こしたり、水の機械的作用により水流路内面に潰食を引き起こすおそれがあった。
【解決手段】 この空気調和装置は、圧縮機1と、複数の熱交換器3a,3b,3cを有する熱源機側水熱交換器3と、冷媒流量制御装置7a,7b,7cと、利用側熱交換器8a,8b,8cとを順次接続して冷媒を循環させる冷媒回路を備えて成り、各熱交換器3a,3b,3cに、冷媒との間で熱交換する水を流通させる水流路16a,16b,16cがそれぞれ設けられ、全ての水流路16a,16b,16cは流入側で給水路41から分岐して各熱交換器3a,3b,3cを通り流出側で出水路42に合流するように形成され、各水流路16a,16b,16cにそれぞれを開閉する閉止弁6a,6b,6cが個々に配備されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各々並列に接続された複数の水流路を有する熱源機側水熱交換器を備えていて、例えば高層ビルや寒冷地での設置に適した空気調和装置に関する。
図11は、例えば下記の特許文献1に記載されている従来の空気調和装置である。Aは熱源機であり、B,C,Dは後述するように互いに並列接続された室内機であってそれぞれ同じ構成となっている。Eは、後述するように第1の分岐部24、第3の流量制御装置26、第2の分岐部25、気液分離器29、熱交換部33〜34d、第4の流量制御装置27、および第5の流量制御装置28を内蔵した中継機である。熱源機Aにおいて、1は容量可変な圧縮機、2は冷媒回路の冷媒流通方向を切換える四方切換弁、3aは第1の熱交換器、3bは第2の熱交換器、3cは第3の熱交換器であり、これらの熱交換器3a,3b,3cから熱源機側水熱交換器3が構成される。4はアキュムレータ、8,9,10,11,12,13は熱源機側水熱交換器3への冷媒の流通を制限する第1,第2,第3,第4,第5,第6の開閉弁、14aは熱源機側水熱交換器3と後述する第2の接続配管36との間に設けられた第1の逆止弁であり、熱源機側水熱交換器3から第2の接続配管36へのみ冷媒流通を許容する。14bは熱源機Aの四方切換弁2と後述する第1の接続配管35との間に設けられた第2の逆止弁であり、第1の接続配管35から四方切換弁2へのみ冷媒流通を許容する。14cは熱源機Aの四方切換弁2と後述する第2の接続配管36との間に設けられた第3の逆止弁であり、四方切換弁2から第2の接続配管36へのみ冷媒流通を許容する。14dは、熱源機側水熱交換器3と後述する第1の接続配管35との間に設けられた第4の逆止弁であり、第1の接続配管35から熱源機側水熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。20は圧縮機の吐出圧力を検知する第1の圧力検出装置であり、これらによって熱源機Aが構成される。尚、各熱交換器3a,3b,3cの水流路は並列接続されており、流入側で給水路41からそれぞれ分岐し、流出側で出水路42に合流している。これらの熱交換器3a,3b,3cの水流路を流れる循環水に対して流量を制限する構成は特に採用されていない。これらの水流路は銅管で構成されている場合が多い。
3台の室内機B,C,Dにおいて、22,22,22は利用側熱交換器、35は熱源機Aの四方切換弁2と中継機Eを接続する第1の接続配管、35b,35c,35dはそれぞれ室内機B,C,Dの利用側熱交換器22,22,22と中継機Eを接続し、第1の接続配管35に対応する室内機側の第1の接続配管、36は熱源機Aの熱源機側水熱交換器3と中継機Eを接続する第2の接続配管、36b,36c,36dは室内機B,C,Dの利用側熱交換器22,22,22と中継機Eとをそれぞれ第1の流量制御装置23,23,23を介して接続し、第2の接続配管36に対応する室内機側の第2の接続配管、30,31,32は室内機側の第1の接続配管35b,35c,35dと、第1の接続配管35または、第2の接続配管36側に切換可能に接続する第7,第8,第9の開閉弁、23は利用側熱交換器22の近傍に接続され利用側熱交換器22の出口側の冷房時にはスーパーヒート量、暖房時にはサブクール量により制御される第1の流量制御装置であり、室内機側の第2の接続配管36b,36c,36dに接続される。24は室内機側の第1の接続配管35b,35c,35dと、第1の接続配管35または第2の接続配管36に切換可能に接続する第7,第8,第9の開閉弁30,31,32よりなる第1の分岐部、25は室内機側の第2の接続配管36b,36c,36dと第2の接続配管36よりなる第2の分岐部、29は第2の接続配管36の途中に設けられた気液分離器で、その気相部は第7の開閉弁30に接続され、その液相部は第2の分岐部25に接続されている。27は気液分離器29と第2の分岐部25との間に設けられた開閉自在な第4の流量制御装置、26は第2の分岐部25と第1の接続配管35とを結ぶ第2のバイパス配管37の途中に設けられた第3の流量制御装置、34aは第2のバイパス配管37の途中に設けられた第3の流量制御装置26の下流に設けられ、第2の分岐部25における各室内機側の第2の接続配管36b,36c,36dの合流部との間でそれぞれ熱交換を行う第2の熱交換部、34b,34c,34dはそれぞれ第2のバイパス配管37の途中に設けられた第3の流量制御装置26の下流に設けられ、第2の分岐部25における各室内機側の第2の接続配管36b,36c,36dとの間でそれぞれ熱交換を行う第3の熱交換部、33は第2のバイパス配管37の第3の流量制御装置26の下流および第2の熱交換部34aの下流に設けられ気液分離器29と第4の流量制御装置27とを接続する配管との間で熱交換を行う第1の熱交換部、28は第2の分岐部25と第1の接続配管35との間に接続する開閉自在な第5の流量制御装置である。
特開平5−322351号公報(図13)
ところで、従来の空気調和装置においては、冷房運転時に、利用側の空調負荷が小さい場合、あるいは水温が低い場合、あるいは水量が多い場合に、凝縮温度が低下しないように第1ないしは第6の開閉弁8〜13を選択的に閉止して熱交換量を低下させる制御を行っている。また、暖房運転時には、利用側の空調負荷が小さい場合、あるいは循環水温が高い場合に、蒸発温度が低下しないよう第1ないしは第6の開閉弁8〜13を選択的に閉止して熱交換量を低下させる制御を行っている。しかしながら、熱源機側水熱交換器3において循環水が流通する流路断面積は一定であるため、冷媒との熱交換に必要のない過剰な水量であっても常時流通させることになり、送水用のポンプの動力エネルギーを多大に消費していた。また、循環水が流れる水流路の大きさ(数)が一定であるため、ポンプ容量が小さいシステムの場合は一水流路あたりの水量が低下、すなわち水速が低下するため、循環水内を浮遊している、車排ガス微粒子、錆び、亜鉛塩粒などの不純物が水流路の内面に付着して、熱源機側水熱交換器の水流路の腐食(孔食)を引き起こし水漏れにいたる危険性があった。一方、ポンプ動力が大きいシステムでは一水流路あたりの水量が増加、すなわち水速が増加するため、水速がある値以上の高水速になると、循環水の機械的作用(水抵抗によるせん断作用)により、熱源機側水熱交換器の水流路内面が腐食(潰食)して、水漏れにいたる危険性があった。
上記の問題点を解消するために、この発明に係わる空気調和装置は、圧縮機と、それぞれ並列に接続された複数の熱交換器を有する熱源機側水熱交換器と、冷媒流量制御装置と、利用側熱交換器とを順次接続して冷媒を循環させる冷媒回路を備えて成り、熱源機側水熱交換器の各熱交換器に、冷媒との間で熱交換する水を流通させる水流路がそれぞれ設けられ、全ての水流路は各熱交換器の入側で給水路から分岐して各熱交換器を通り各熱交換器の出側で出水路に合流するように形成され、各水流路に、当該水流路を開閉する閉止弁が個々に配備されているものである。
また、前記構成において、水流路の水速を検出する水速検出手段と、水速検出手段で検出された水流路の水速が、予め設定されている所定速度範囲内に収まるように、いずれかの水流路の閉止弁を開閉して水の流通する水流路数を変更する第1の制御手段とを備えているものである。
そして、前記構成において、水速検出手段は、熱源機側水熱交換器入側の水圧を検出する第1の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水圧を検出する第2の圧力検出装置とを含んで成り、第1の制御手段は、第1の圧力検出装置で検出された水圧と第2の圧力検出装置で検出された水圧との水圧差が、予め設定されている所定値以下になったとき、開いていたいずれかの水流路の閉止弁を閉止して水の流通する水流路数を減らすように構成されているものである。
更に、前記構成において、水速検出手段は、熱源機側水熱交換器入側の水圧を検出する第1の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水圧を検出する第2の圧力検出装置とを含んで成り、第1の制御手段は、第1の圧力検出装置で検出された水圧と第2の圧力検出装置で検出された水圧との水圧差が、予め設定されている所定値を超えたとき、閉止していたいずれかの水流路の閉止弁を開いて水の流通する水流路数を増やすように構成されているものである。
また、前記構成において、外部から制御指令を設定入力するための設定入力手段と、設定入力手段から設定入力された制御指令信号に応じていずれかの水流路の閉止弁を閉止または開放する第2の制御手段とを備えているものである。
そして、前記構成において、熱源機側水熱交換器入側の水圧を検出する第1の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水圧を検出する第2の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器入側の水温を検出する第1の温度検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水温を検出する第2の温度検出装置と、冷媒回路の高圧側の冷媒圧力を検出する第3の圧力検出装置とを備え、第3の圧力検出装置で検出された冷媒圧力から冷媒の凝縮温度を演算し、得られた凝縮温度と、第1の温度検出装置で検出された水温と第2の温度検出装置で検出された水温との水温差と、第1の圧力検出装置で検出された水圧と第2の圧力検出装置で検出された水圧との水圧差とに基づいて、熱源機側水熱交換器の熱交換効率を演算し、得られた熱交換効率が、予め設定されている所定効率値よりも低くなったとき、いずれかの水流路の閉止弁を閉止して水の流通する水流路数を減らす第3の制御手段を備えているものである。
この発明の第1の発明に係わる空気調和装置は、それぞれ並列に接続されて熱源機側水熱交換器を構成する複数の熱交換器の水流路に、それぞれの水流路を開閉する閉止弁を個々に配備したことにより、任意の閉止弁を個別に開閉することができ、各熱交換器の水流路を流れる水の量を適正な範囲に保持することが可能となる。これにより、熱源機側水熱交換器の水流路の腐食を防止することができる。また、閉止弁を閉止する場合は、熱源機側水熱交換器への給水量を低減し、水を給水するポンプの動力エネルギーを低減することも可能となる。
この発明の第2の発明に係わる空気調和装置は、検出された水流路の水速が、予め設定されている所定速度範囲内に収まるように、いずれかの水流路の閉止弁を開閉して水の流通する水流路数を変更するようにしたことにより、熱源機側水熱交換器の水流路の水速を、水流路内での腐食の発生を防止し得る所定速度範囲内に維持することができる。
この発明の第3の発明に係わる空気調和装置は、検出された熱源機側水熱交換器の入側と出側の水圧差が、予め設定されている所定値以下になったとき、開いていたいずれかの水流路の閉止弁を閉止して水の流通する水流路数を減らすようにしたことにより、熱源機側水熱交換器の水流路の水速を所定速度以上に維持できるため、熱源機側水熱交換器の水流路の内面に水中を浮遊する不純物が付着することを防止して、熱源機側水熱交換器の腐蝕孔食の発生を防止することができる。
この発明の第4の発明に係わる空気調和装置は、検出された熱源機側水熱交換器の入側と出側の水圧差が、予め設定されている所定値を超えたとき、閉止されていたいずれかの水流路の閉止弁を開いて水の流通する水流路数を増やすようにしたことにより、熱源機側水熱交換器の水流路の水速を所定速度以下に維持できるため、熱源機側水熱交換器の水流路に高速の水を通した場合のように水流路内面に発生する腐蝕潰食を防止することができる。
この発明の第5の発明に係わる空気調和装置は、外部から設定入力された制御指令信号に応じていずれかの水流路の閉止弁を閉止または開放するようにしたことにより、空気調和装置のメンテナンス時などにおいて、各熱交換器の水流路の汚れを掃除する場合、外部からの制御指令信号で閉止弁を閉止して水の流れる水流路の数を減少させることが可能となる。これにより、個々の熱交換器を流れる水の水速を高めて、流水の持つせん断力により、水流路の内面に付着していた不純物を除去することができる。このとき、給水量は変化させなくて済むため、給水量を上げるために水のポンプ動力を上げて多大なエネルギーを消費するといった不具合を防止でき、かつ、メンテナンス作業を容易に実施することができる。
この発明の第6の発明に係わる空気調和装置は、冷媒回路の高圧側で検出した冷媒圧力から得た冷媒の凝縮温度と、熱源機側水熱交換器の入側と出側の水温差と、熱源機側水熱交換器の入側と出側の水圧差とに基づいて、熱源機側水熱交換器の熱交換効率を演算し、得られた熱交換効率が、予め設定されている所定効率値よりも低くなったとき、いずれかの水流路の閉止弁を閉止して水の流通する水流路数を減らすようにしたことにより、通常の運転を実施しながら水流路内の汚れ状態を判定し、汚れ状態が所定以上になったときにいずれかの閉止弁を閉止して水の流れる水流路の数を減少させることができる。これにより、個々の熱交換器を流れる水の水速を高めて、流水の持つせん断力により、水流路の内面に付着していた不純物を除去することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施形態を説明する。
図1はこの発明の実施形態1に係わる空気調和装置の冷媒回路を中心とする全体構成の一例を示すものである。また、図2は図1の空気調和装置による冷房運転時の動作状態を示したものである。また、図3は図1の空気調和装置による暖房運転時の動作状態を示したものである。尚、この実施形態1では、熱源機側水熱交換器3に3つの水流路を並列接続した例について説明するが、2つの水流路、あるいは4つ以上の水流路を並列接続した場合も本発明に含まれる。
図1において、Aは熱源機、B,C,Dは互いに並列接続された室内機であり、それぞれの室内機B,C,Dは同じ構成となっている。
熱源機Aにおいて、1は容量可変な圧縮機、2は冷媒回路の冷媒流通方向を切換える四方切換弁、3aは第1の熱交換器、3bは第2の熱交換器、3cは第3の熱交換器であり、これらの熱交換器3a,3b,3cが並列に接続されて熱源機側水熱交換器3が構成されている。9はアキュムレータ、4aは第1の開閉弁、4bは第2の開閉弁、4cは第3の開閉弁、5aは第4の開閉弁、5bは第5の開閉弁、5cは第6の開閉弁であり、冷媒の流路を制限したり選択的に切換えるようになっている。熱源機側水熱交換器3の各熱交換器3a,3b,3cには、冷媒との間で熱交換する水を流通させる水流路16a,16b,16cがそれぞれ設けられている。これら全ての水流路16a,16b,16cは各熱交換器3a,3b,3cの入側で給水路41から分岐して各熱交換器3a,3b,3cを通り各熱交換器3a,3b,3cの出側で出水路42に合流するように形成されている。また、6aは水流路16aに個別に配備された第1の閉止弁、6bは水流路16bに個別に配備された第2の閉止弁、6cは水流路16cに個別に配備された第3の閉止弁であり、これらが個別に開閉されることにより循環水の流路を制限したり選択的に切換えるようになっている。
10は冷媒の高圧側圧力を検出する第3の圧力検出装置、11は冷媒の低圧側圧力を検出する第4の圧力検出装置であり、冷房運転時には第3の圧力検出装置で検出される高圧圧力が所定の圧力になるように第1ないし第6の開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5cを制御して冷媒の流路を開閉すると共に、第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを制御して循環水の流路を開閉する。また、暖房運転時には第4の圧力検出装置11で検出される低圧圧力が所定の圧力になるように第1ないし第6の開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5cを制御して冷媒の流路を開閉すると共に、第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを制御して循環水の流路を開閉する。
また、室内機B,C,Dにおいて、8a,8b,8cは利用側熱交換器、7a,7b,7cは冷媒流量制御装置である。これらの冷媒流量制御装置7a,7b,7cは利用側熱交換器8a,8b,8c近傍の冷媒回路に配備され、冷房時はスーパーヒート量、暖房時はサブクール量に基づいて利用側熱交換器8a,8b,8cを流通する冷媒を絞り制御するようになっている。上記したように、圧縮機1と、3基の熱交換器3a,3b,3cを有する熱源機側水熱交換器3と、冷媒流量制御装置7a,7b,7cと、利用側熱交換器8a,8b,8cとから、冷媒を循環させる冷媒回路が構成されている。
43は各熱交換器3a,3b,3cで熱交換された循環水を所定温度に戻す恒温槽であり、水流入側に出水路42が接続され水流出側に給水路41が接続されている。給水路41には循環水を送水するためのポンプ44が配備されている。20は閉止弁6a,6b,6cを開閉駆動する制御部である。但し、制御部20は、閉止弁6a,6b,6c以外に、開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5c、冷媒流量制御装置7a,7b,7cも駆動制御するが、これらへの接続制御線の図示は省略している。
このように構成された発明の実施形態1について、その動作を説明する。まず、図2を用いて冷房運転の場合について説明する。同図に実線矢印で示すように、圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方切換弁2を通り、熱源機側水熱交換器3で循環水と熱交換して凝縮液化された後、各室内機B,C,Dに流入する。各室内機B,C,Dに流入した冷媒は、各利用側熱交換器8a,8b,8cの出口のスーパーヒート量により制御される冷媒流量制御装置7a,7b,7cにより低圧まで減圧されたのち、各利用側熱交換器8a,8b,8cで室内空気との熱交換により蒸発してガス化し室内を冷房する。そして、このガス状態となった冷媒は、熱源機Aの四方切換弁2、アキュムレータ9を経て圧縮機1に吸入される冷媒循環サイクルを構成し、冷房運転を行う。
この冷房運転で、利用側の空調負荷が小さい場合、あるいは循環水量が多い場合、あるいは循環水温が低い場合などには、冷媒の凝縮圧力、すなわち第3の圧力検出装置10で検出される高圧側圧力が低下し、適正な冷媒過冷却度を維持できなくなる。そこで、制御部20は第1ないし第6の開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5cを操作して、第1ないし第3の熱交換器3a,3b,3cへの冷媒の流通を任意に閉止することで熱交換量を低下させ、凝縮圧力、すなわち高圧圧力の低下を防止する。このとき同時に、制御部20が第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを第1ないし第6の開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5cと同期して操作することで、第1ないし第3の熱交換器3a,3b,3cへ流通する循環水も任意に通水停止させる。すなわち、制御部20は、第1の熱交換器3aへの冷媒および循環水の流通を止める場合には、第1の開閉弁4aと第4の開閉弁5aを閉止すると共に第1の閉止弁6aを閉止する。第2の熱交換器3bへの冷媒および循環水の流通を止める場合には、第2の開閉弁4bと第5の開閉弁5bを閉止すると共に第2の閉止弁6bを閉止する。第3の熱交換器3cへの冷媒および循環水の流通を止める場合には、第3の開閉弁4cと第6の開閉弁5cを閉止すると共に第3の閉止弁6cを閉止するのである。
次に、図3を用いて暖房運転の場合について説明する。同図に破線矢印で示すように、圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは、四方切換弁2を通り、各室内機B,C,Dに流入し、室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。そして、凝縮液化した冷媒は、各利用側熱交換器8a,8b,8cの出口サブクール量により制御される冷媒流量制御装置7a,7b,7cを通って低圧まで減圧される。減圧後の冷媒は熱源機Aの熱源機側水熱交換器3に流入し、ここで循環水と熱交換して蒸発しガス状態となる。ガス状態の冷媒は、四方切換弁2、アキュムレータ9を経て圧縮機1に吸入される冷媒循環サイクルを構成し、暖房運転を行う。
この暖房運転で、利用側の空調負荷が小さい場合、あるいは循環水温が高い場合などには、冷媒の蒸発圧力、すなわち第4の圧力検出装置11で検出される低圧側圧力が上昇し、圧縮機において適正な圧縮比が維持できなくなる。そこで、制御部20は第1ないし第6の開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5cを操作して、第1ないし第3の熱交換器3a,3b,3cへの冷媒流通を任意に閉止することで熱交換量を低下させ、蒸発圧力、すなわち低圧圧力の上昇を防止する。このとき同時に、制御部20が第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを第1ないし第6の開閉弁4a,4b,4c,5a,5b,5cと同期して操作することで、第1ないし第3の熱交換器3a,3b,3cへ流通する循環水も任意に通水停止させる。すなわち、制御部20は、第1の熱交換器3aへの冷媒および循環水の流通を止める場合には、第1の開閉弁4aと第4の開閉弁5aを閉止すると共に第1の閉止弁6aを閉止する。第2の熱交換器3bへの冷媒および循環水の流通を止める場合には、第2の開閉弁4bと第5の開閉弁5bを閉止すると共に第2の閉止弁6bを閉止する。第3の熱交換器3cへの冷媒および循環水の流通を止める場合には、第3の開閉弁4cと第6の開閉弁5cを閉止すると共に第3の閉止弁6cを閉止するのである。
上記のように、この実施形態の空気調和装置によれば、制御部20により、任意の閉止弁6a,6b,6cを個別に開閉することができ、各熱交換器3a,3b,3cの水流路16a,16b,16cを流れる循環水量を適正な範囲に維持することができる。これにより、熱源機側水熱交換器3の水流路16a,16b,16cの腐食を防止でき、熱源機側水熱交換器3への循環水量を低減し、循環水供給用のポンプ44の動力エネルギーを低減して省エネルギー化を図ることが可能となる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施形態2を説明する。
図4はこの発明の実施形態2に係わる空気調和装置の冷媒回路を中心とする全体構成の一例を示すものである。
図4に示した空気調和装置は実施形態1の空気調和装置(図1〜図3)とほぼ同じ構成であるため、共通の構成要素については説明を省略する。一方で、この実施形態の空気調和装置が実施形態1の空気調和装置と構成の異なるところは、給水路41に熱源機側熱交換器3入側の循環水の水圧を検出する第1の圧力検出装置12を設け、出水路42に熱源機側熱交換器3出側の循環水の水圧を検出する第2の圧力検出装置13を設けるとともに、制御部20が、第1の圧力検出装置12で検出された水圧と第2の圧力検出装置13で検出された水圧とに基づいて水流路16a,16b,16cの閉止弁6a,6b,6cを開閉駆動するように構成されていることである。すなわち、第1の圧力検出装置12と、第2の圧力検出装置13と、制御部20(第1の制御手段の例)の前記機能とから、水速検出手段45が実現される。尚、この実施形態2以降の実施形態においても図1に示した恒温層43およびポンプ44を備えているが、これらの図示は省略する。
制御部20の記憶部には、図5、図6、図7にそれぞれ示した関係を表わす関係データが記憶されている。ここで、図5は熱源機側水熱交換器3における循環水量VWと循環水出入口の水圧差ΔPとの関係を、循環水が流れている水流路数をパラメータとして示した図であり、循環水量VWが多いほど循環水出入口の水圧差ΔPが大きくなる特性があり、出入口循環水の水圧差ΔPから循環水量VWを算出できるようになっている。図6は熱源機側水熱交換器3における循環水量VWと水流路の水速Vとの関係を、循環水が流れている水流路数をパラメータとして示した図であり、循環水量VWが多いほど水速Vが大きくなり、循環水量VWから熱源機側水熱交換器3の水速Vを算出できるようになっている。また、図7は熱源機側水熱交換器3における水速Vと循環水中を浮遊する不純物が水流路16a,16b,16cの内面に付着する量との関係を示した図であり、水速Vが遅いほど不純物が付着する量が多くなっている。
そこで、制御部20は、図5、図6に示した関係と、第1の圧力検出装置12で検出された水圧と第2の圧力検出装置13で検出された水圧との水圧差ΔPにより、運転中の水速Vを演算し、得られた水速Vが予め設定されている水速下限値V1を下回ると、第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを任意に閉止して循環水の流れる水流路数を減少させることで、水流路16a,16b,16c内を流通する水速Vが過度に低下せず所定速度範囲VR内に収まるように制御する。
また、制御部20は、図5、図6に示した関係と、第1の圧力検出装置12で検出された水圧と第2の圧力検出装置13で検出された水圧との水圧差ΔPにより、運転中の水速Vを演算し、得られた水速Vが予め設定されている水速上限値V2を上回ると、第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを任意に開弁して循環水の流れる水流路数を増加させることで、水流路16a,16b,16c内を流通する水速Vが過度に上昇せず所定速度範囲VR内に収まるように制御する。
すなわち、この実施形態の空気調和装置では、検出された熱源機側水熱交換器3の入側と出側の水圧差ΔPが、予め設定されている所定値ΔP1以下になったとき(すなわち水流路16a,16b,16cの水速Vが所定速度範囲VR内に収まっていないとき)、これまで開いていたいずれかの水流路16a,16b,16cの閉止弁6a,6b,6cを閉止して水の流通する水流路数を減らすことにより、水流路16a,16b,16cの水速Vを所定速度範囲VR内に維持できる。これにより、水流路16a,16b,16cの内面に水中を浮遊する不純物が付着することを防止して、水流路16a,16b,16cに発生する孔食を防ぐことができる。一方、熱源機側水熱交換器3の水圧差ΔPが、予め設定されている水圧差の所定値ΔP2を超えたとき(すなわち水流路16a,16b,16cの水速Vが所定速度範囲VR内に収まっていないとき)は、これまで閉止されていたいずれかの水流路16a,16b,16cの閉止弁6a,6b,6cを開いて水の流通する水流路数を増やすことにより、熱源機側水熱交換器3の水速Vを所定速度範囲VR内に維持できる。これにより、熱源機側水熱交換器3に高速の水を通した場合のように水流路16a,16b,16cの内面に発生する潰食を防止できる。
因みに、水流路16a,16b,16cの管内径が23mmの場合、所定値ΔP1は10kPa、所定値ΔP2は30kPa、水速下限値V1は1m/sec、水速上限値V2は2m/secであった。
実施の形態3.
以下、この発明の実施形態3を説明する。
図8はこの発明の実施形態3に係わる空気調和装置の冷媒回路を中心とする全体構成の一例を示すものである。
図8に示した空気調和装置は実施形態1の空気調和装置(図1〜図3)とほぼ同じ構成であるため、共通の構成要素については説明を省略する。一方で、この実施形態の空気調和装置が実施形態1の空気調和装置と構成の異なるところは、外部から制御指令を制御部20に設定入力するための設定入力手段17を備えていることと、制御部20が設定入力手段17から設定入力された制御指令信号に応じていずれかの水流路16a,16b,16cの閉止弁6a,6b,6cを閉止または開放するように構成されている。ことである。かかる設定入力手段17としては、例えばキーボード、マウス、通信端末などが挙げられる。
この実施形態によれば、空気調和装置の例えばメンテナンス時などにおいて、各熱交換器3a,3b,3cの水流路16a,16b,16cの汚れを清掃する場合、水流路16a,16b,16cのいずれかを開閉駆動するための制御指令信号を設定入力手段17を用いて外部から制御部20に設定入力することができる。そこで、制御部20(第2の制御手段の例)は、設定入力された制御指令信号の指令内容に応じて、第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cを任意に閉止して循環水の流れる水流路16a,16b,16cの数を減少させる。これにより、個々の熱交換器3a,3b,3cを流れる循環水の水速を高めて、循環水の持つせん断力により、水流路16a,16b,16cの内面に付着していた不純物を除去することができる。このとき、給水量を変化させなくて済み、循環水の水量は一定のままであるため、循環水の水量を上げるためにポンプ44の動力を上げて多大なエネルギーを消費するといったことが必要でない。
実施の形態4.
以下、この発明の実施形態4を説明する。
図9はこの発明の実施形態4に係わる空気調和装置の冷媒回路を中心とする全体構成の一例を示すものである。
図9に示した空気調和装置は実施形態2の空気調和装置(図4)とほぼ同じ構成であるため、共通の構成要素については説明を省略する。一方で、この実施形態の空気調和装置が実施形態2の空気調和装置と構成の異なるところは、給水路41に熱源機側熱交換器3入側の循環水の水温を検出する第1の温度検出装置14を設け、出水路42に熱源機側熱交換器3出側の循環水の水温を検出する第2の温度検出装置15を設け、制御部20が熱源機側熱交換器3の熱交換効率を演算して各閉止弁6a,6b,6cを駆動制御するように構成されていることである。
以下に、この実施形態4における制御部20の制御動作を図10のフローチャートも併用して説明する。
熱源機側熱交換器3の汚れ判定の判定要求が制御部20に入力されると(図10のステップS1)、制御部20は、図5に示した関係データと、第1の圧力検出装置12で検出された水圧と第2の圧力検出装置13で検出された水圧との水圧差△Pとに基づいて、運転中に流通する循環水の水量VWを算出する(S2)。同時に、第3の圧力検出装置10で検出された冷媒の高圧側圧力から冷媒の凝縮温度TCを算出しておく。制御部20は、これらの算出値VW,TCと、第1の温度検出装置14で検出された熱源機側熱交換器3入側の循環水の水温TW2と、第2の温度検出装置15で検出された熱源機側熱交換器3出側の循環水の水温TW1と、熱源機側熱交換器3の伝熱面積Aと、水の比熱CPWとから、熱源機側熱交換器3の熱通過率KCを下式を用いて演算する(S3)。
KC=−(CPW×VW)/A×LN{(TC−TW2)/(TC−TW1)}
続いて、制御部20は、上記の演算にて得られた熱通過率KCと、予め設定されている熱交換器固有の熱通過率K0との比として、熱源機側熱交換器3の熱交換効率ηcを算出する(S4)。この熱交換効率ηcが予め設定されている初期値ηc0(所定効率値)よりも低い場合(S5のYES)に、制御部20(第3の制御手段の例)は熱源機側熱交換器3の水流路16a,16b,16cが汚れていると判定し、熱源機側熱交換器3が汚れていることを示す汚れ警報を発信して外部に知らしめる(S6)。同時に、第1ないし第3の閉止弁6a,6b,6cのいずれかを任意に閉止して循環水の流通する水流路の数を減少させる。これにより、個々の水流路16a,16b,16cを流れる循環水の水速を高めて、循環水の持つせん断力により、水流路16a,16b,16cの内面に付着した不純物を除去することができる。
また、上記の演算により熱源機側熱交換器3が汚れていると判定した場合、その旨の情報データを熱源機Aの制御部20に出力して表示させたり、伝送線などの有線、あるいは無線を利用してリモコンあるいは管理システムに表示させることもできるため、腐食が進行して水漏れなどが発生する前に、洗浄作業などのメンテナンスを未然に実施することが可能となる。
尚、上記では熱源機側水熱交換器3に供給される水として恒温槽43を経由する循環水を用いたが、本発明では循環水に限る必要はなく、例えば熱源機側水熱交換器3で熱交換に使用した後の水をそのまま放流する態様でも構わない。
また、上記では、熱源機側熱交換器3の出入口の水圧差に基づいて水流路の水速を検出する水速検出手段45を例示したが、本発明の水速検出手段としては熱源機側熱交換器3の出入口の水圧差に基づくものに限らない。例えば、他の水速検出機構、例えば流速計を水流路に直に設けてもよく、この水速検出機構で検出された水流路16a,16b,16cの水速Vが、予め設定されている所定速度範囲VR内に収まるように、いずれかの水流路16a,16b,16cの閉止弁6a,6b,6cを開閉して水の流通する水流路数を変更するように、制御部20の機能を実現してもよい。
本発明の実施形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施形態1に係る冷房運転の冷媒流れ状態を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係る暖房運転の冷媒流れ状態を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施形態2に係る熱源機側水熱交換器における出入口の水圧差と循環水量との関係を示す図である。 本発明の実施形態2に係る熱源機側水熱交換器における循環水量と水速との関係を示す図である。 本発明の実施形態2に係る熱源機側水熱交換器の水流路内部における不純物付着・沈殿量と水速との関係を示す図である。 本発明の実施形態3に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施形態4に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施形態4に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 従来技術に係る空気調和装置の冷媒回路図である。
符号の説明
1 圧縮機、3a 第1の熱交換器、3b 第2の熱交換器、3c 第3の熱交換器、3 熱源機側熱交換器、6a 第1の閉止弁、6b 第2の閉止弁、6c 第3の閉止弁、7a,7b,7c 冷媒流量制御装置、8a,8b,8c 利用側熱交換器、10 第3の圧力検出装置、12 第1の圧力検出装置、13 第2の圧力検出装置、14 第1の温度検出装置、15 第2の温度検出装置、16a,16b,16c 水流路、17 設定入力手段、20 制御部(第1の制御手段、第2の制御手段、第3の制御手段)、41 給水路、42 出水路、45 水速検出手段、ΔP 水圧差、ΔP1 所定値、ΔP2 所定値、V 水速、VR 所定速度範囲、ηc 熱交換効率、ηc0 所定効率値。

Claims (6)

  1. 圧縮機と、それぞれ並列に接続された複数の熱交換器を有する熱源機側水熱交換器と、冷媒流量制御装置と、利用側熱交換器とを順次接続して冷媒を循環させる冷媒回路を備えて成り、上記熱源機側水熱交換器の各熱交換器に、冷媒との間で熱交換する水を流通させる水流路がそれぞれ設けられ、全ての水流路は各熱交換器の入側で給水路から分岐して各熱交換器を通り各熱交換器の出側で出水路に合流するように形成され、上記各水流路に、当該水流路を開閉する閉止弁が個々に配備されていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 水流路の水速を検出する水速検出手段と、上記水速検出手段で検出された水流路の水速が、予め設定されている所定速度範囲内に収まるように、いずれかの水流路の閉止弁を開閉して水の流通する水流路数を変更する第1の制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 水速検出手段は、熱源機側水熱交換器入側の水圧を検出する第1の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水圧を検出する第2の圧力検出装置とを含んで成り、第1の制御手段は、上記第1の圧力検出装置で検出された水圧と上記第2の圧力検出装置で検出された水圧との水圧差が、予め設定されている所定値以下になったとき、開いていたいずれかの水流路の閉止弁を閉止して水の流通する水流路数を減らすように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 水速検出手段は、熱源機側水熱交換器入側の水圧を検出する第1の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水圧を検出する第2の圧力検出装置とを含んで成り、第1の制御手段は、上記第1の圧力検出装置で検出された水圧と上記第2の圧力検出装置で検出された水圧との水圧差が、予め設定されている所定値を超えたとき、閉止していたいずれかの水流路の閉止弁を開いて水の流通する水流路数を増やすように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  5. 外部から制御指令を設定入力するための設定入力手段と、上記設定入力手段から設定入力された制御指令信号に応じていずれかの水流路の閉止弁を閉止または開放する第2の制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  6. 熱源機側水熱交換器入側の水圧を検出する第1の圧力検出装置と、熱源機側水熱交換器出側の水圧を検出する第2の圧力検出装置と、上記熱源機側水熱交換器入側の水温を検出する第1の温度検出装置と、上記熱源機側水熱交換器出側の水温を検出する第2の温度検出装置と、冷媒回路の高圧側の冷媒圧力を検出する第3の圧力検出装置とを備え、上記第3の圧力検出装置で検出された冷媒圧力から冷媒の凝縮温度を演算し、得られた凝縮温度と、上記第1の温度検出装置で検出された水温と上記第2の温度検出装置で検出された水温との水温差と、上記第1の圧力検出装置で検出された水圧と上記第2の圧力検出装置で検出された水圧との水圧差とに基づいて、上記熱源機側水熱交換器の熱交換効率を演算し、得られた熱交換効率が、予め設定されている所定効率値よりも低くなったとき、いずれかの水流路の閉止弁を閉止して水の流通する水流路数を減らす第3の制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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