JP2006240744A - タバコ製品用硬質パッケージ - Google Patents

Abstract

【課題】特に蓋の変形を防止した製造容易で廉価な蝶番式蓋を含むタバコ製品用硬質パッケージを提供する。
【解決手段】後壁、前壁７、二つの側壁８、下壁および開放上端３を有するカップ形態の平行六面体の容器２を有し、かつ前記開放上端を開閉する開放位置および閉鎖位置間で回転するために蝶番に沿って容器に蝶番止めされ、後壁、前壁、二つの側壁１２および上壁を有するカップ形蓋４を含み、蓋は二つの座２２を有し、各座は蓋のそれぞれの側壁に位置決めされかつ容器に対面する開口部２３を有しかつ前記蓋の側壁に平行であり、かつ容器の各側壁の上部２４は、蓋が閉鎖位置のときに前記座の開口部を介してそれぞれの座の内側に挿入される。
【選択図】図３

Description

本発明はタバコ製品用の蝶番式蓋付き硬質パッケージに関する。
本発明は硬質シガレットパケットに特に有利に使用でき、続く記載は単に例示として説明される。

蝶番式蓋の付いた硬質シガレットパケットは、容易生産、容易実用化および容易使用により、かつシガレット保護が効果的であることから、近年、市場で広く取引されている。

蝶番式蓋を有する硬質シガレットパケットは、開放上端を有するカップ形容器、および開放上端を開閉する開放位置と閉鎖位置との間で容器に対して回転するために蝶番に沿って容器に蝶番止めされたカップ形蓋を含む。通常、Ｕ字形に折り畳んだカラーが容器内側に取り付けられ、かつ開放端から外方へ一部が突出して、蓋が閉鎖位置のときに蓋の対応する内面と係合する。

蓋を閉鎖位置に保持しかつ不本意な開放を阻止するために、保持部材が設けられて、カラーと蓋との間、またはカラーが設けられていない場合には容器と蓋との間の機械的相互作用を創出するが、そのために一定量の力が蓋の開放に必要となる。

最も一般的に使用されている保持部材は、二つの突起により形成される。蓋が閉鎖位置のときに、この二つの突起はカラーから側方へ突出して所定量の干渉をもって、即ち重合をもって蓋と係合する。製造が効果的かつ容易であるが、かかる突起は、蓋が閉鎖位置のときに、蓋の側壁の局所的変形を招来する欠点を有し、蓋の側壁のフラット性を崩壊しかつしばしば醜い折り目を形成することによりパケットの全体的外観に損傷を与える。更に顕著には、かかる突起は、突起により生じる閉鎖力が大きくなるにつれて、蓋の側壁の変形が更に著しくなる。

上述の欠点を解消するために突起に代わる様々な形態が提案されたが、すべて効果的でなく（即ち保持力に関して）また製造が複雑かつ高価であった。突起に関する他の解決例は、ＵＳ４２９４３９９Ａ１およびＵＳ５８９６９８４Ａｌおよび特許出願ＷＯ２００４０２８９２６Ａｌに見られる。

ＵＳ４２９４３９９Ａ１ ＵＳ５８９６９８４Ａｌ ＷＯ２００４０２８９２６Ａｌ

本発明の課題は、既知パッケージよりも使用し易く、上述の欠点を伴うことなく、かつ同時に製造廉価かつ製造容易なタバコ製品用の硬質パッケージを提供することである。

本発明によれば、特許請求の範囲に記載のタバコ製品用硬質パッケージが提供される。

即ち、本発明によるタバコ製品用硬質パッケージは、カップ形であり、平行六面体であり、かつ後壁、前壁、二つの側壁、下壁、および開放上端を有する一群のタバコ製品を収容するための少なくとも一つの容器、ならびにカップ形であり、前記開放上端を開閉する開放位置および閉鎖位置間で回転するために蝶番に沿って前記容器に蝶番止めされ、かつ後壁、前壁、二つの側壁、および上壁を有する蓋を含むタバコ製品用硬質パッケージに関し、
前記蓋は二つの座を有し、各前記座は前記蓋のそれぞれの側壁に位置決めされかつ前記容器に対面する開口部を有しかつ前記蓋の側壁に平行であり、かつ
前記容器の各側壁の上部は、前記蓋が閉鎖位置のときに前記座の開口部を介して対応する座の内側に挿入できる設計であることを特徴とする。

好適形態において、各前記座の開口部および前記容器の各側壁の上縁は、前記蓋が閉鎖位置へ回転するときに前記上縁が前記開口部の内側へ徐々に挿入されるように形成されている。

好適形態において、カラーは、前記容器の側壁の延長部を形成し、前記蓋が閉鎖位置のときに前記蓋の対応する内面と係合し、かつ前記蓋上の座と係合する上部を有する二つの側壁を含む。

好適形態において、前記容器はカラーが一体化されたフラットブランクから形成されている。

好適形態において、前記カラーは前記容器から分離していて、Ｕ字に折り畳んだ状態で前記開放上端の外方へ一部が突出するように前記容器の内側へ連結されている。

好適形態において、前記蓋が閉鎖位置のときに二つの突出部が外方へ突出して所定干渉をもって前記蓋と係合している。

好適形態において、前記容器は容器の側壁と前壁と後壁との間に形成される四つの長手縁、ならびに前記容器の下壁と、側壁、前壁および後壁との間に形成される四つの長手を横切る縁を含み、かつ
前記蓋は蓋の側壁と前壁と後壁との間に形成される四つの縦縁、ならびに前記蓋の上壁と、側壁、前壁および後壁との間に形成される四つの横縁を含む。

好適形態において、前記容器の長手縁の少なくとも幾つかおよび前記蓋の対応する縦縁は弧状に形成されるかまたは面取りされている。

好適形態において、前記容器の長手を横切る縁または前記蓋の横縁の少なくとも幾つかは弧状に形成されるかまたは面取りされている。

本発明によるタバコ製品用硬質パッケージは、二つの長手折り目線、および二つ前記長手折り目線間に形成される複数の長手を横切る折り目線を有するフラットブランクから形成されてよい。このフラットブランクの第一パネルが前記容器の前壁を形成し、第二パネルが前記容器の下壁を形成し、第三パネルが前記容器の後壁を形成し、第四パネルが前記蓋の後壁を形成し、第五パネルが前記蓋の上壁を形成し、第六パネルが前記蓋の前壁を形成し、かつ第一内タブが前記蓋の前壁を強化するために形成されている。

好適形態において、第一パネルは二つの第一タブを有し、二つの第一タブは前記容器の側壁のそれぞれの外部を形成し、第一パネルの両側に位置し、かつ長手折り目線により第一パネルから分離し、第三パネルは二つの第二タブを有し、第二タブは前記容器の側壁のそれぞれの内部を形成し、第三パネルの両側に位置し、かつ長手折り目線により第三パネルから分離し、第四パネルは二つの第三タブを有し、第三タブは前記蓋の側壁のそれぞれの内部を形成し、第四パネルの両側に位置し、かつ長手折り目線により第四パネルから分離し、第六パネルは二つの第四タブを有し、第四タブは前記蓋の側壁のそれぞれの外部を形成し、第六パネルの両側に位置し、かつ長手折り目線により第六パネルから分離している。

好適形態において、各第二タブは前記容器の下壁を強化するために第二内タブへ長手を横切る折り目線に沿って連結され、かつ各第三タブは前記蓋の上壁を強化するために第三内タブへ長手を横切る折り目線に沿って連結されている。

好適形態において、各前記座は第四タブと、対応する第三タブとの間に形成され、かつ第三タブと第四タブ間に所定間隔を置いて第四タブ上に第三タブを折り畳むことにより形成されている。

次に添付図面を参照して例示として本発明の非制限的実施形態を説明する。
図１から３において参照番号１は、一枚のフォイルラッピング材にラップされた平行六面形に規則的に配置された一群のシガレット（説明の簡潔化のために図示されていない）を含む硬質シガレットパケットを全体として示す。

パケット１は、開放上端３を有するカップ形容器２、および開放上端３を開閉する開放位置（図３）および閉鎖位置（図１および２）間で容器２に対して回転するために蝶番５に沿って容器２に蝶番止めされたカップ形蓋４を含む。

容器２は規則的な一群のシガレット（図示せず）を収容するためにカップ形であり、平行六面体であり、かつ後壁６、前壁７、二つの側壁８、下壁９、および開放上端３を有する。蓋４はカップ形態であり、容器２の後壁６上の蝶番５に沿って容器２に蝶番止めされ、かつ後壁１０、前壁１１、二つの側壁１２、および上壁１３を含む。

容器２は、側壁８と前壁７と後壁６との間に形成される四つの長手縁１４、ならびに下壁９と、側壁８、前壁７、および後壁６との間に形成される四つの長手を横切る縁１５を有する。蓋４は側壁１２と前壁１１と後壁１０との間に形成される四つの縦縁１６、ならびに上壁１３と、側壁１２、前壁１１および後壁１０との間に形成される四つの横縁１７を有する。

蝶番５は、通常、容器２の後壁６と蓋４の後壁１０間に位置決めされ、かつ容器２および蓋４の主要な長手を横切る縁１５および１７に平行である。図示されていない異なる形態において、蓋４の蝶番５は容器２の側壁８と蓋４の側壁１２間に位置決めされ、かつ容器２および蓋４の主要な長手を横切る縁１５および１７に平行であってよい。図示されていない他の形態において、蓋４の蝶番５は容器２の側壁８と蓋４の側壁１２間に位置決めされかつ容器２および蓋４の長手縁１４および１６に平行であってよい。

蓋４の縦縁１６および横縁１７は、通常、容器２の長手縁１４および長手を横切る縁１５と同一形状および同一寸法である。添付図面に示された形態において、容器の長手縁１４および蓋の縦縁１６、ならびに容器の長手を横切る縁１５および蓋の横縁１７はすべて角形である。図示されていない他の形態において、容器２の長手縁１４および蓋４の対応する縦縁１６の少なくとも幾つかは円形または面取りもしくは斜面形成されていてよく、または容器２の長手を横切る縁１５もしくは蓋４の横縁１７の少なくとも幾つかは円形または面取り面に形成されてよい。例えば、長手縁１４および縦縁１６の全てが四角形、円形、傾斜形縁でなく、あるいはEP-A1-0764595に記載されたシガレットパケットのように幾つかの長手を横切る縁１５および横縁１７が四角形、円形、傾斜形縁でなくてもよい。選択的に、幾つかの長手縁１４および縦縁１６、そして幾つかの長手を横切る縁１５および横縁１７が四角形、円形または傾斜形でなく、そのようにして長手縁および横切る縁の両方が四角形、円形または傾斜形でない長手縁１４、縦縁１６および四角形、円形または傾斜形でない長手を横切る縁１５、横縁１７であってよい。

図示されていない異なる形態において、パケット１はＥＰ−Ａ１−１０６６２０５に記載のシガレットパケットに類似していていよい。この事例において、容器２の後壁６、容器２の前壁７、蓋４の後壁１０、および蓋４の前壁１１はすべて外方に突出し、かつ各々がフラット中央部、およびそのフラット中央部をシャープな非四角形長手縁１４または縦縁１６で側壁８または１２に連結する二つの湾曲した折り目付き側バンドを有する。

容器２は容器２と共にシームレスユニットを形成する一体化されたカラー１８を有する。蓋４が閉鎖位置のときに、一体化されたカラー１８は上端３の外方へ突出して蓋４の対応する内面と係合し、かつ蓋４を開放するために所定量の力の付与を必要とすることによって蓋４を閉鎖位置に維持する。この目的のために、カラー１８は好適には二つの突起１９を含み、蓋４が閉鎖位置のときに二つの突起１９は外方に突出し所定の干渉即ち重合（interference)をもって蓋４と係合する。図示されていない異なる形態において、カラー１８は突起１９を有しない。

カラー１８は容器２の前壁７に平行であり、連結され、かつ連続部を形成する前壁２０を含み、かつ容器２の側壁８に平行であり、連結され、連続部を形成する二つの側壁２１を有する。突起１９は、好適には、カラー１８の前壁２０の一体部であり、かつ前壁２０の両側で側方へ突出している。

図４、５および６に示されたように、蓋４は二つの座２２を有し（図４、５および６には一つのみが示されている）、その各々が側壁１２に形成されかつ容器２に対面する開口部２３を有しかつ側壁１２に平行である。カラー１８の各側壁２１の上部２４は、蓋４が閉鎖位置のときに、座２２の開口部２３を通って座２２の内側へ挿入できるように設計される。カラー１８の各側壁２１の上部２４とそれぞれの座２２の内面との間の摩擦は蓋４を開放するために一定量の力の付与を必要とし、そのようにして蓋４を閉鎖位置に保持することに寄与する。

各座２２の開口部２３およびカラー１８の各側壁２１の上縁２５は、蓋４が閉鎖位置へ回転するときに、上縁２５が徐々に開口部２３の内側へ挿入されるように（例えば鋏のように）設計されるのが好ましく、そのようにして蓋４が閉鎖位置へ回転するときに、上縁２５と座２２の詰まり（故障）を防止する。

図４および６は開放位置の蓋４を示し、この位置においてカラー１８の各側壁２１の上部２４は側壁１２に形成された座２２の外側に位置決めされる。図５は閉鎖位置の蓋４を示し、この位置においてカラー１８の各側壁２１の上部２４は側壁１２に形成された座２２の内側に位置決めされる。

カラー１８の側壁２１は、従って、容器２の側壁８と実質的同一面にありかつその自然の延長部を形成し、かつカラーの前壁２０は従って容器２の前壁７と同一面にありかつその自然の延長部を形成する。図示されていない異なる形態において、容器２は明らかに識別できるカラー１８を持たず、かつカラー１８の機能は容器２の前壁７および側壁８の端部により達成される。換言すれば、カラー１８の用語は容器２の前壁７および側壁８の端部が意図され、それらの端部は、蓋４が閉鎖位置のときに、蓋４の内面と接触する位置にある。

図７に示されたように、図１から６の硬質シガレットパケット１は、実質的に細長い矩形のフラットブランク２６から形成され、かつその各構成部に関して硬質シガレットパケット１に対応する部分については可能な限り同一参照番号を使用して示されている。

ブランク２６は、二つの長手折り目線２７、および二つ前記長手折り目線２７間に形成される複数の長手を横切る折り目線２８を有し、パネル７’は容器２の前壁７を形成し、パネル９’は容器２の下壁９を形成し、パネル６’は容器２の後壁６を形成し、パネル１０’は蓋４の後壁１０を形成し（この場合に蝶番５は横切る折り目線２８と整合する）、パネル１３’は蓋４の上壁１３を形成し、パネル１１’は蓋４の前壁１１を形成し、かつ内タブ２９は蓋４の前壁１１を強化するために形成されている。

パネル７’は二つのタブ８’を有し、二つのタブ８’は容器２の側壁８のそれぞれの外部を形成し、パネル７’の両側に位置し、かつ長手折り目線２７によりパネル７’から分離している。

パネル６’は二つのタブ８”を有し、タブ８”は容器２の側壁８のそれぞれの内部を形成し、パネル６’の両側に位置し、かつ長手折り目線２７によりパネル６’から分離している。各タブ８”は容器２の下壁９を強化するために内タブ３０へ長手折り目線２７に沿って連結されている。

パネル１０’は二つのタブ１２”を有し、タブ１２”は蓋４の側壁１２のそれぞれの内部を形成し、パネル１０’の両側に位置し、かつ長手折り目線２７によりパネル１０’から分離している。各タブ１２”は蓋４の上壁１３を強化するために内タブ３１へ横切る折り目線２８に沿って連結されている。

パネル１１’は二つのタブ１２’を有し、タブ１２’は蓋４の側壁１２のそれぞれの外部を形成し、パネル１１’の両側に位置し、かつ長手折り目線２７によりパネル１１’から分離している。

図４から７に示されたように、各座２２は対応するタブ１２’上にタブ１２”を折り畳むことにより形成され、かつタブ１２”とタブ１２’間に所定間隔を置き、そのようにして座２２はタブ１２’（蓋４の側壁１２の外部を形成している）とタブ１２”（蓋４の側壁１２の内部を形成している）との間に形成される。

図示形態において、カラー１８はブランク２６に一体化されている、即ちブランク２６の一体部を形成している。図示されていない他の形態において、カラー１８はブランク２６から分離し、かつ容器２を形成するときにパネル７’とタブ８’で容器２に接着される。

一つの実施可能形態において、ブランク２６に一体化されたカラー１８の前壁２０は容器２の前壁７と同一面にあり、かつ側壁２１は容器２のそれぞれの側壁８と同一面を構成し、この事例において蓋４の上壁１３は容器２の下壁９よりも僅かに大きく、そのようにして蓋４が閉鎖位置のときに蓋４の前壁１１はカラー１８の前壁２０上に位置決めされ（従って容器２の前壁７上に）、そして蓋４の側壁１２はカラー１８のそれぞれの側壁２１上に位置決めされる（従って容器２のそれぞれの側壁８上に位置決めされる）。

他の実施形態において、ブランク２６に一体化されたカラー１８の前壁２０は容器２の前壁７に対して平行かつ僅かにオフセットし、かつ側壁２１は容器２のそれぞれの側壁８に対して平行かつ僅かにオフセットする。このことは、ブランク２６の残部に対し、即ち容器２の前壁７および側壁８に対応するパネル７’およびタブ８’に対して、前壁２０および側壁を窪ませるデボシング法（debossing)により達成され得る。

上述の硬質シガレットパケット１は幾つかの利点を有する。製造が迅速かつ容易であり、カラー１８の各側壁２１の上部２４とそれぞれの座２２の内面との間の摩擦により閉鎖位置に蓋４を保持することができる。座２２は実質的に隠れていて硬質シガレットパケット１の外観を損なわない。更に、座２２によって、閉鎖位置に蓋４を維持するために必要な力の小部分を生じるだけであるので、突起１９は排斥できるし、さもなければ小さいものでよい。

上述のパケット１の利点に鑑み、パケット１の形態はタバコ製品用硬質パッケージの他のタイプ、シガレットのパケットのカートン、またはシガーパケット等の製造に一体的に適用できる。

閉鎖形態の本発明による硬質シガレットパケットの前方斜視図である。 閉鎖形態の図１の硬質シガレットパケットの後方斜視図である。 開放形態の図１の硬質シガレットパケットの前方斜視図である。 図１のパケットの細部を示す斜視図である。 図４の蓋の一つの位置の細部を示す側面図である。 図４の蓋の他の位置の細部を示す側面図である。 図１の硬質シガレットパケットを形成するブランクの平面図である。

符号の説明

１ シガレットパケット
２ 容器
３ 開放上端
４ 蓋
６ 後壁
７ 前壁
８ 側壁
９ 下壁
５ 蝶番
１０ 後壁
１１ 前壁
１２ 側壁
１３ 上壁
２２ 座
２３ 開口部
２４ 上部
２６ フラットブランク

Claims (13)

1. カップ形であり、平行六面体であり、かつ後壁（６）、前壁（７）、二つの側壁（８）、下壁（９）、および開放上端（３）を有する一群のタバコ製品を収容するための少なくとも一つの容器（２）、ならびに
   カップ形であり、前記開放上端（３）を開閉する開放位置および閉鎖位置間で回転するために蝶番（５）に沿って前記容器に蝶番止めされ、かつ後壁（１０）、前壁（１１）、二つの側壁（１２）、および上壁（１３）を有する蓋（４）を含むタバコ製品用硬質パッケージにおいて、
   前記蓋（４）は二つの座（２２）を有し、各座（２２）は前記蓋のそれぞれの側壁（１２）に位置決めされかつ前記容器（２）に対面する開口部（２３）を有しかつ前記蓋の側壁（１２）に平行であり、かつ
   前記容器（２）の各側壁（８）の上部（２４）は、前記蓋（４）が閉鎖位置のときに前記座（２２）の開口部（２３）を介して対応する座（２２）の内側に挿入できる設計であることを特徴とするパッケージ。
2. 各前記座（２２）の開口部（２３）および前記容器（２）の各側壁（８）の上縁（２５）は、前記蓋（４）が閉鎖位置へ回転するときに前記上縁（２５）が前記開口部（２３）の内側へ徐々に挿入されるように形成されている、請求項１に記載のパッケージ。
3. カラー（１８）は、前記容器（２）の側壁（８）の延長部を形成し、前記蓋（４）が閉鎖位置のときに前記蓋（４）の対応する内面と係合し、かつ前記蓋（４）上の座（２２）と係合する上部（２４）を有する二つの側壁（２１）を含む、請求項１または２に記載のパッケージ。
4. 前記容器（２）はカラー（１８）が一体化されたフラットブランク（２６）から形成されている、請求項３に記載のパッケージ。
5. 前記カラー（１８）は前記容器（２）から分離していて、Ｕ字に折り畳んだ状態で前記開放上端（３）の外方へ一部が突出するように前記容器（２）の内側へ連結されている請求項３に記載のパッケージ。
6. 前記蓋（４）が閉鎖位置のときに二つの突出部（１９）が外方へ突出して所定干渉をもって前記蓋（４）と係合する、請求項１から５のいずれか１に記載のパッケージ。
7. 前記容器（２）は容器の側壁（８）と前壁（７）と後壁（６）との間に形成される四つの長手縁（１４）、ならびに前記容器の下壁（９）と、側壁（８）、前壁（７）および後壁（６）との間に形成される四つの長手を横切る縁（１５）を含み、かつ
   前記蓋（４）は蓋の側壁（１２）と前壁（１１）と後壁（１０）との間に形成される四つの縦縁（１６）、ならびに前記蓋の上壁（１３）と、側壁（１２）、前壁（１１）および後壁（１０）との間に形成される四つの横縁（１７）を含む、請求項１から６のいずれか１に記載のパッケージ。
8. 前記容器（２）の長手縁（１４）の少なくとも幾つかおよび前記蓋（４）の対応する縦縁（１６）は弧状に形成されるかまたは面取りされている請求項７に記載のパッケージ。
9. 前記容器（２）の長手を横切る縁または前記蓋（４）の横縁の少なくとも幾つかは弧状に形成されるかまたは面取りされている、請求項７に記載のパッケージ。
10. 前記パッケージ（１）は二つの長手折り目線（２７）、および二つ前記長手折り目線（２７）間に形成される複数の長手を横切る折り目線（２９）を有するフラットブランク（２６）から形成され、
    第一パネル（７’）が前記容器（２）の前壁（７）を形成し、
    第二パネル（９’）が前記容器（２）の下壁（９）を形成し、
    第三パネル（６’）が前記容器（２）の後壁（６）を形成し、
    第四パネル（１０’）が前記蓋（４）の後壁（１０）を形成し、
    第五パネル（１３’）が前記蓋（４）の上壁（１３）を形成し、
    第六パネル（１１’）が前記蓋（４）の前壁（１１）を形成し、かつ
    第一内タブ（２９）が前記蓋（４）の前壁（１１）を強化するために形成されている、請求項１から９のいずれか１に記載のパッケージ。
11. 第一パネル（７’）は二つの第一タブ（８’）を有し、
    二つの第一タブ（８’）は前記容器（２）の側壁（８）のそれぞれの外部を形成し、第一パネル（７’）の両側に位置し、かつ長手折り目線（２７）により第一パネル（７’）から分離し、
    第三パネル（６’）は二つの第二タブ（８”）を有し、
    第二タブ（８”）は前記容器（２）の側壁（８）のそれぞれの内部を形成し、第三パネル（６’）の両側に位置し、かつ長手折り目線（２７）により第三パネル（６’）から分離し、
    第四パネル（１０’）は二つの第三タブ（１２”）を有し、
    第三タブ（１２”）は前記蓋（４）の側壁（１２）のそれぞれの内部を形成し、第四パネル（１０’）の両側に位置し、かつ長手折り目線（２７）により第四パネル（１０’）から分離し、
    第六パネル（１１’）は二つの第四タブ（１２’）を有し、
    第四タブ（１２’）は前記蓋（４）の側壁（１２）のそれぞれの外部を形成し、第六パネル（１１’）の両側に位置し、かつ長手折り目線（２７）により第六パネル（１１’）から分離している、請求項１０に記載のパッケージ。
12. 各第二タブ（８”）は前記容器（２）の下壁（９）を強化するために第二内タブ（３０）へ長手を横切る折り目線（２８）に沿って連結され、かつ
    各第三タブ（１２”）は前記蓋（４）の上壁（１３）を強化するために第三内タブ（３１）へ長手を横切る折り目線（２８）に沿って連結されている、請求項１１に記載のパッケージ。
13. 各前記座（２２）は第四タブ（１２’）と、対応する第三タブ（１２”）との間に形成され、かつ第三タブ（１２”）と第四タブ（１２’）間に所定間隔を置いて第四タブ（１２’）上に第三タブ（１２”）を折り畳むことにより形成されている、請求項１１または１２に記載のパッケージ。

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