JP6073904B2 - ヒンジにより連結された蓋を備えるスライド開閉式タバコ物品包装体 - Google Patents

Description

本発明は、ヒンジにより連結された蓋を備えるスライド開閉式タバコ物品包装体に関する。

次に示す説明では、簡潔さのため限定的でない例にすぎないものであるが、ヒンジにより連結された蓋を備えるスライド開閉式タバコ包装体について言及する。

ヒンジにより連結された蓋を備える硬質のタバコ包装体は、一般に、製造が容易で使いやすく、実用的であることにより、及び効果的に内部のタバコを保護することにより、最も広く販売されている。

上述のタイプに加えて、硬質のスライド開閉式タバコ物品包装体は、２つの部分的に分離可能な容器を備え、１つの容器が他の容器内に挿入され、すなわち、内側容器が、ホイルで包装されたタバコ群を収容し、外側容器内に収容され、外側容器が外側容器内に挿入された閉じた形態と、内側容器が外側容器から引き出された開いた形態との間で、外側容器に対してスライドすることが提案されている。また、ヒンジにより連結された蓋を備える硬質のスライド開閉式タバコ包装体であって、内側容器が、開口上端部を開閉する閉位置と開位置との間で回転する、ヒンジにより連結された蓋を有し、また、内側容器の蓋が、蓋を備えた一端部及び外側容器とは反対側にある端部と一体化した接続タブを有し、内側容器が外側容器に対してスライドすると、蓋が「自動的に」（すなわち、ユーザが蓋に触れなくても）回転する包装体も提案されている。換言すると、外側容器の壁と蓋の壁を接続する接続タブによって、内側容器が外側容器に対してスライドすると、外側容器は、閉位置から開位置になるように蓋を押し出し、逆に、蓋が「自動的に」（すなわち、ユーザが蓋に触れなくても）回転し、このため、ユーザは、内側容器に対して充分な圧力をかけるだけで、蓋に触れなくても蓋が「自動的に」回転し、外側容器に対して内側容器がスライドする。
ドイツ国特許出願公開第２８０９５４８Ａ号及び欧州特許出願公開第１８３３９７Ａ２号には、ヒンジにより連結された蓋を有し、かつ外殻部でスライド可能な内側スライドを備えたタバコ包装体が開示されており、内側スライドが舌状部を有し、この舌状部が第１のホックに形成され、その後壁から切り取られ、内側スライドの蓋の上壁に依存している。外殻部から外に部分的に押し上げられている内側スライドにおいて、第１のホックは、外殻部の後壁の第２のホックに形成されたフラップに嵌め込まれ、内側スライドの蓋上の舌状部の機能によって、蓋が開き、包装体内のタバコが露出する。

ヒンジにより連結された蓋を備える硬質のタバコ包装体は、「制限制止部」を有することが好ましく、この制限制止部は、完全な開位置（すなわち、外側容器からの内側容器の最大の引出し）を画定し、一旦完全な開位置に達すると、内側容器の更なるスライド（ゆえに、蓋の更なる回転）が防止される。しかしながら、かかる「制限制止部」を形成することで、非常に複雑になり、製造及び素材片の折り曲げ時にともに問題が生じる。

本発明の目的は、上述の欠点を解消するように設計され、特に安価で製造が容易である、ヒンジにより連結された蓋を備えるスライド開閉式タバコ物品包装体を提供することである。

本発明によれば、添付の特許請求の範囲に記載するようなヒンジにより連結された蓋を備えるスライド開閉式タバコ物品包装体が提供される。

本発明の限定的でない実施形態を、添付の図面を参照し、例として説明する。

閉じた形態における本発明に係るヒンジにより連結された蓋を備える硬質のスライド開閉式タバコ包装体の斜視正面図を示す。 開いた形態における図１のタバコ包装体の斜視正面図を示す。 開いた形態における図１のタバコ包装体の斜視背面図を示す。 図１のタバコ包装体の内側容器の斜視背面図を示す。 図１のタバコ包装体の外側容器の斜視正面図を示す。 閉じた形態における図１のタバコ包装体の詳細を示す。 完全に開いた形態における図１のタバコ包装体の詳細を示す。 図６及び７の詳細の斜視図を示す。 図１のタバコ包装体の内側容器を製造するための素材片の平面図を示す。 図１のタバコ包装体の外側容器を製造するための素材片の平面図を示す。

図１、図２及び図３の符号１は、硬質のスライド開閉式タバコ包装体を全体的に示している。

図１のタバコ包装体１は、包装された、すなわち、ホイルで包装されたタバコ群２（図２及び３に概略的に示している。）と、包装された群２を実際に収容する硬質の内側容器３と、硬質の外側容器４と、を備え、内側容器３は、内側容器３が完全に外側容器４内に挿入された閉じた形態（図１）と、内側容器３が外側容器４から部分的に引き出され、包装されたタバコ群２に触れることができる開いた形態（図２及び３）との間で、外側容器４に対してスライドするように、すなわち、移動するように収容されている。

図４により明確に示すように、内側容器３は、正三角形の断面を有する三角柱形状であり、開口上端部５を有するカップ状であり、ヒンジ７に沿って内側容器３にヒンジにより連結されたカップ状の蓋６を備え、このカップ状の蓋６は、開口上端部５をそれぞれ開閉する開位置（図２、３及び４）と閉位置（図１）との間で、内側容器３に対して回転する。

内側容器３は、正三角形の断面を有する三角柱形状であり、開口上端部５とは反対側にある底壁８と、１２０°の角度を形成する３つの壁９、１０とを備えている。具体的には、内側容器３は、蓋６のヒンジ７が形成されている後壁９と、２つの前壁１０とを備え、３つの長手方向端部が、壁９と壁１０との間に形成され、また、３つの横方向端部が、壁９、１０と底壁８との間に形成されている。

蓋６はカップ状であり、正三角形の断面を有する三角柱形状であり、上壁１１（蓋６が閉じている場合、内側容器３の底壁８とは反対側にあり、これに平行である。）と、１２０°の角度を形成する３つの壁１２、１３とを備えている。具体的には、蓋６は、蓋６のヒンジ７が形成されている後壁１２と、２つの前壁１３とを備え、３つの長手方向端部が、壁１２と壁１３との間に形成され、また、３つの横方向端部が、壁１２、１３と上壁１１との間に形成されている。

内側容器３は、硬質の（すなわち、ボール紙製の）カラー１４を有し、このカラーは、Ｕ字状に折り曲げられ、内側容器３の内部に連結され（接着され）、内側容器は、開口上端部５の外側へ部分的に突出し、閉じた蓋６の対応する内面に嵌め込まれている。具体的には、硬質のカラー１４は、蓋６のヒンジ７のない内側容器３の２つの前壁１０と接触するように配置されている。

図５に示すように、外側容器４は、正三角形の断面を有する三角柱形状であり、開口上端部１６とは反対側にある底壁１５と、１２０°の角度を形成する３つの壁１７及び１８とを備えている。具体的には、外側容器４は、内側容器３の後壁９に面し平行な後壁１７と、内側容器３の前壁１０に面し平行な２つの前壁１８と、を備えている。３つの長手方向端部は、壁１７と壁１８との間に形成され、また、３つの横方向端部は、壁１７、１８と底壁１５との間に形成されている。

図示する好適な実施形態において、内側容器３、蓋６及び外側容器４の３つの長手方向端部は丸みを帯びている。図示しない他の実施形態において、内側容器３、蓋６及び外側容器４の３つの長手方向端部は正方形である。

図１、２及び５に示すように、外側容器４の２つの前壁１８は、前壁１８の間で長手方向端部をまたいで貫通窓１９を有し、これによって、下にある内側容器３の前壁１０へ触れ、閉じた形態から開いた形態になるように内側容器３を押し出すことが可能になる。換言すると、タバコ包装体１を使用するために、ユーザは、片手で外側容器４を保持し、同時に、同じ手の親指で、内側容器３の前壁１０、外側容器４の前壁１８の貫通窓１９に対して圧力をかけ、外側容器に対して内側容器３をスライドさせる。

図示する実施形態において、窓１９は、下にある内側容器３の前壁１０に触れ、閉じた形態から開いた形態になるように内側容器３を押し出すことが可能であり、外側容器４の前壁１８を貫通するように形成されている。図示しない別の実施形態において、外側容器４の前壁１８には貫通窓１９がなく、内側容器３は、ユーザが内側容器３の他の部分に作用して、閉じた形態から開いた形態になるように押し出される。例えば、外側容器４の底壁１５が貫通孔を有していてもよく、この貫通孔によって、ユーザが内側容器３の底壁８を押して、閉じた形態から開いた形態になるように内側容器３が押し出される。

図４に示すように、蓋６の後壁１２（具体的には、後壁１２の上端部）は、接続タブ２０によって外側容器４の後壁１７に接続され、内側容器３が外側容器４に対してスライドすると、蓋６が「自動的に」（すなわち、ユーザが蓋６に触れなくても）回転する。換言すると、蓋６の後壁１２と外側容器４の後壁１７を接続する接続タブ２０によって、内側容器３は、閉じた形態から開いた形態になるように外側容器４に対してスライドすると、閉位置から開位置になるように「自動的に」（すなわち、ユーザが蓋６に触れなくても）蓋６を押し出す。同様に、内側容器３は、開いた形態から閉じた形態になるように外側容器４に対してスライドすると、開位置から閉位置になるように「自動的に」（すなわち、ユーザが蓋６に触れなくても）蓋６を押し出し、このため、ユーザは、内側容器３に対して充分な圧力をかけるだけで、蓋６に触れなくても蓋が「自動的に」回転し、外側容器４に対して内側容器３がスライドする。

図４に示すように、接続タブ２０はＵ字状であり、内側容器３の後壁９と同一平面上にある内側部分２１と、折り目２３に沿って内側部分２１に対し及び内側部分上でおよそ１８０°に折り曲げられた外側部分２２と、を備えている。

図５に示すように、外側容器４は、外側容器４の後壁１７と一体化している接続タブ２４を更に備え、後壁１７の上端部から上方に延び、また、後壁１７に対して及び後壁１７上でおよそ１８０°に折り曲げられ、後壁１７に「Ｕ」形状が形成されている。蓋６の後壁１２は、２つの接続タブ２０及び２４の嵌込みによって、外側容器４の後壁１７に機械的に接続される。接続タブ２０によって、接続タブ２４により画定された「Ｕ」字状体が嵌め込まれ、及びこれと逆になるように嵌め込まれる（すなわち、接続タブ２４によって、接続タブ２０により画定された「Ｕ」字状体が嵌め込まれる。）。すなわち、接続タブ２０の自由端部は、接続タブ２４によって画定された「Ｕ」字状体の先端上に及びこれと逆になるようにある（すなわち、接続タブ２４の自由端部は、接続タブ２０によって画定された「Ｕ」字状体の先端上にある。）。

図４及び図６〜８に示すように、接続タブ２０は内側に位置し、内側容器３の後壁９に形成された窓２５、及び蓋６の後壁１２に対して、自由にスライドし、外側部分２２から内側部分２１を分離する折り目２３から下方に突出している付属体２６を有する。内側容器３、従って蓋６、が閉じた形態（図１）にある場合、図６に示すように、付属体２６の底端部２７は、窓２５の底端部２８から所定の距離を置いて位置する。内側容器３が外側容器４から外にスライドし、蓋が閉位置から開位置になるようにヒンジ７まわりに回転すると、接続タブ２０は、接続タブ２４によって、外側容器４と一体に保持され、窓２５内部の内側容器３に対してスライドし、このため、最終的に制限位置又は完全な開位置（図７）に達するまで、付属体２６の底端部２７は、窓２５の底端部２８に移動し、付属体２６の底端部２７は、窓２５の底端部２８上にあり、このため、窓２５に対して接続タブ２０の下方へのスライドが防止され、外側容器４から内側容器３への更なる引出し、及び開位置へのヒンジ７まわりの蓋６の更なる回転が防止される。

換言すると、付属体２６及び窓２５はともに、完全な開位置（すなわち、外側容器４からの内側容器３の最大の引出し、及びヒンジ７まわりの蓋６の最大の回転）を画定する「制限制止部」を形成し、一旦完全な開位置に達すると、内側容器３の更なるスライド（ゆえに、ヒンジ７まわりの蓋６の更なる回転）が防止される。

図１〜７のタバコ包装体１の容器３及び容器４は、図９及び図１０に示すような、それぞれの素材片２９及び３０から形成され、これらはそれぞれ、特に、可能な限り、それぞれの容器３、４の対応部分に関して上付き文字により同じ参考符号を用いて示すような、多数のパネルを備えている。

図９に示すように、素材片２９は、２つの横方向の折り目３１と、多数の長手方向の折り目３２の群とを有し、折り目３２の群は、横方向の折り目３１、内側容器３の後壁９の内側部分及び蓋６の後壁１２の内側部分を形成するパネル９’〜１２’、内側容器３の一方の前壁１０及び蓋６の一方の前壁１３を形成するパネル１０’〜１３’、内側容器３の他方の前壁１０及び蓋６の他方の前壁１３を形成するパネル１０’’〜１３’’、並びに、内側容器３の後壁９の外側部分及び蓋６の後壁１２の外側部分を形成するパネル９’’〜１２’’の間を画定する。素材片２９を折り曲げると、パネル９’〜１２’及び９’’〜１２’’が重なり、相互に接着され、内側容器３の後壁９及び蓋６の後壁１２が形成される。

パネル１０’〜１３’は、横方向の折り目３１によってパネル１０’〜１３’から分離された、２つの羽根８’及び１１’を有し、これらの羽根はそれぞれ、内側容器３の底壁８の内側部分、及び蓋６の上壁１１の内側部分を形成する。パネル１０’’〜１３’’は、横方向の折り目３１によってパネル１０’’〜１３’’から分離された、２つの羽根８’’及び１１’’を有し、これらの羽根はそれぞれ、内側容器３の底壁８の内側部分、及び蓋６の上壁１１の内側部分を形成する。パネル９’’〜１２’’は、横方向の折り目３１によってパネル９’’〜１２’’から分離された、２つの羽根８’’’及び１１’’’を有し、これらの羽根はそれぞれ、内側容器３の底壁８の外側部分、及び蓋６の上壁１１の外側部分を形成する。素材片２９を折り曲げると、羽根８’、８’’及び８’’’が重なり、相互に接着され、内側容器３の底壁８が形成され、羽根１１’、１１’’及び１１’’’が重なり、相互に接着され、蓋６の上壁１１が形成される。

パネル９’’〜１２’’は、接続タブ２０の外側部分２２を含有する窓２５（付属体２６が画定され、折り目２３から生じたＵ字状貫通切込みによって、外側部分２２から分離される。）と、接続タブ２０の内側部分２１と、接続タブ２０の上部３３（ヒンジ７を画定する折り目によって内側部分２１から分離される。）と、を有する。具体的には、窓２５は、パネル９’’〜１２’’により、横方向の折り目３１から生じたＵ字状貫通切込みによって形成され、このＵ字状体は、窓２５と接続タブ２０をともに画定し、接続タブ２０の上部３３は、蓋６の後壁１２の一部を最初形成し、接続タブ２０の部分２１及び２２は、内側容器３の後壁９の一部を最初形成する。

パネル１０’〜１３’及び１０’’〜１３’’は、Ｖ字状の切込み３４を有し、この切込みは、ヒンジ７を画定する折り目上に横方向にあり、蓋６の前壁１３から内側容器３の前壁１０を分離する。

図１０に示すように、素材片３０は、２つの横方向の折り目３５と、多数の長手方向の折り目３６の群とを有し、折り目３６の群は、横方向の折り目３５、外側容器４の後壁１７の内側部分を形成するパネル１７’；外側容器４の一方の前壁１８を形成するパネル１８’；外側容器４の他方の前壁１８を形成するパネル１８’’；並びに、外側容器４の後壁１７の外側部分を形成するパネル１７’’の間を画定する。素材片３０を折り曲げると、パネル１７’’及び１７’’が重なり、相互に接着され、外側容器４の後壁１７が形成される。

パネル１８’は、横方向の折り目３５によってパネル１８’から分離された羽根１５’を有し、この羽根は、外側容器４の底壁１５の内側部分を形成する。パネル１８’’は、横方向の折り目３５によってパネル１８’’から分離された羽根１５’’を有し、この羽根は、外側容器４の底壁１５の内側部分を形成する。パネル１７’’は、横方向の折り目３５によってパネル１７’’から分離された羽根１５’’’を有し、この羽根は、外側容器４の底壁１５の外側部分を形成する。素材片３０を折り曲げると、羽根１５’、１５’’及び１５’’’が重なり、相互に接着され、外側容器４の底壁１５が形成される。

図示する実施形態において、タバコ包装体１は、正三角形の断面を有する三角柱形状である。図示しない同等の実施形態において、タバコ包装体１は、直角三角形の断面を有する三角柱形状である。

説明したタバコ包装体１は、安価で製造が容易であること、とりわけ、完全な開位置を画定し、付属体２６及び窓２５によって画定された「制限制止部」を備えるといった多くの利点を有する。素材片２９に切欠きを形成するだけで、完全な開位置を画定する「制限制止部」を容易に形成でき、素材片２９を折り曲げると、更に折り曲げる必要がない（接続タブ２０の外側部分２２が、内側部分２１上で１８０°折り曲げられると、付属体２６は、外側部分２２から付属体２６を分離するＵ字状の切欠きによって正確な位置に保持される）ことに留意するのが重要である。

さらに、「制限制止部」によって画定された完全な開位置は、付属体２６を画定するＵ字状の切欠きの位置を調整するだけで、及び／又は窓２５を画定するＵ字状切欠きの位置を調整することで、容易に調整することができる。

その多くの利点を考慮すると、説明したタバコ包装体１の設計は、タバコのカートンを製造するのに用いることもでき、このカートンは、説明したタバコ包装体１と実質的に同一であり、唯一の相違は、タバコ群とは対照的に、一群のタバコ包装体を含むことである。

Claims (13)

1. タバコ物品の包装体（１）であって、前記包装体は、
   内側容器（３）であって、タバコ物品群（２）を収容し、開口上端部（５）を有し、ヒンジ（７）に沿って前記内側容器（３）にヒンジにより連結され、前記開口上端部（５）を閉じる蓋（６）を備える、内側容器（３）と、
   外側容器（４）であって、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）内に挿入された閉じた形態と、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）から部分的に引き出された開いた形態との間で、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）に対してスライドするように、前記内側容器（３）を収容する、外側容器（４）と、
   第１の接続タブ（２０）であって、前記蓋（６）の後壁（１２）と一体化しており、前記内側容器（３）の後壁（９）に形成された第１の窓（２５）の内部に位置し、前記外側容器（４）の後壁（１７）に機械的に接続され、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）に対してスライドすると、前記ヒンジ（７）まわりを前記蓋（６）が回転する、第１の接続タブ（２０）と、
   を備え、
   前記第１の接続タブ（２０）が、Ｕ字状に折り曲げられ、前記内側容器（３）の前記後壁（９）と同一平面上にある内側部分（２１）と、折り目（２３）に沿って前記内側部分（２１）上で折り曲げられた外側部分（２２）と、を有し、
   前記第１の接続タブ（２０）が、第１の窓（２５）の底端部（２８）の方へ突出する付属体（２６）を有し、前記付属体（２６）の底端部（２７）と前記第１の窓（２５）の底端部（２８）との間の接触によって、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）に対して更に広がるのを防止する制限制止部が画定され、
   前記第１の接続タブ（２０）の前記付属体（２６）が、前記外側部分（２２）から前記内側部分（２１）を分離する折り目（２３）から下方に突出することを特徴とする、包装体。
2. 前記外側容器（４）は、前記外側容器（４）の前記後壁（１７）と一体化している第２の接続タブ（２４）を備え、前記外側容器（４）の前記後壁（１７）の上端部から上方に延び、前記外側容器（４）の前記後壁（１７）上に折り曲げられ、
   前記蓋（６）の前記後壁（１２）と前記外側容器（４）の前記後壁（１７）とが、前記第１の接続タブ及び前記第２の接続タブ（２０、２４）の嵌込みによって、機械的に接続される、請求項１に記載の包装体。
3. 前記付属体（２６）が、前記第１の接続タブ（２０）の前記外側部分（２２）の一部によって画定され、前記折り目（２３）から生じたＵ字状貫通切込みによって、前記外側部分（２２）から分離される、請求項１に記載の包装体。
4. 前記内側容器（３）の前記後壁（９）及び前記蓋（６）の前記後壁（１２）が、重ねて接着された２つのパネル（９’〜１２’、９’’〜１２’’）によって形成され、
   前記第１の窓（２５）が、前記２つのパネル（９’〜１２’、９’’〜１２’’）のうち外側パネル（９’’〜１２’’）のみに関係する、請求項１から３の何れか一項に記載の包装体。
5. 前記第１の窓（２５）が、前記内側容器（３）の前記後壁（９）及び前記蓋の前記後壁（１２）に形成される、請求項１から４の何れか一項に記載の包装体。
6. 前記内側容器（３）の前記後壁（９）及び前記蓋の前記後壁（１２）が、前記第１の窓（２５）と前記第１の接続タブ（２０）をともに画定するＵ字状切込みを有する、請求項５に記載の包装体。
7. 前記外側容器（４）が、下にある前記内側容器（３）に触れ、前記内側容器（３）を押し出すことができる、第２の窓（１９）を有する、請求項１から６の何れか一項に記載の包装体。
8. 前記外側容器（４）が、前記後壁（１７）に加えて、底壁（１５）と、２つの前壁（１８）と、を備え、
   前記第２の窓（１９）が、前記２つの前壁（１８）の間の長手方向の端部をまたいで位置する、請求項７に記載の包装体。
9. 前記内側容器（３）及び前記外側容器（４）が、正三角形の断面を有した三角柱形状である、請求項１から８の何れか一項に記載の包装体。
10. 前記内側容器（３）が第１の素材片（２９）から形成され、前記第１の素材片が、２つの横方向の折り目（３１）と多数の長手方向の折り目（３２）と、を有し、前記折り目（３２）は、前記２つの横方向の折り目（３１）と、前記内側容器（３）の前記後壁（９）の内側部分及び前記蓋（６）の前記後壁（１２）の内側部分を形成する第１のパネル（９’〜１２’）、前記内側容器（３）の前壁（１０）及び前記蓋（６）の前壁（１３）を形成する第２のパネル（１０’〜１３’）、前記内側容器（３）の別の前壁（１０）及び前記蓋（６）の別の前壁（１３）を形成する第３のパネル（１０’’〜１３’’）、並びに、前記内側容器（３）の前記後壁（９）の外側部分及び前記蓋（６）の前記後壁（１２）の外側部分を形成する第４のパネル（９’’〜１２’’）との間を画定する、請求項９に記載の包装体。
11. 前記第２のパネル（１０’〜１３’）が２つの羽根（８’、１１’）を有し、前記羽根がそれぞれ、前記内側容器（３）の底壁（８）の内側部分、及び前記蓋（６）の上壁（１１）の内側部分を形成し、前記横方向の折り目（３１）によって前記第２のパネル（１０’〜１３’）から分離され、
    前記第３のパネル（１０’’〜１３’’）が２つの羽根（８’’、１１’’）を有し、前記羽根がそれぞれ、前記内側容器（３）の前記底壁（８）の内側部分、及び前記蓋（６）の前記上壁（１１）の内側部分を形成し、前記横方向の折り目（３１）によって前記第３のパネル（１０’’〜１３’’）から分離され、
    前記第４のパネル（９’’〜１２’’）が２つの羽根（８’’’、１１’’’）を有し、前記羽根がそれぞれ、前記内側容器（３）の前記底壁（８）の外側部分、及び前記蓋（６）の前記上壁（１１）の外側部分を形成し、前記横方向の折り目（３１）によって前記第４のパネル（９’’〜１２’’）から分離される、請求項１０に記載の包装体。
12. 前記外側容器（４）が第２の素材片（３０）から形成され、前記第２の素材片が、２つの横方向の折り目（３５）と多数の長手方向の折り目（３６）とを有し、前記折り目（３６）は、前記２つの横方向の折り目（３５）と、前記外側容器（４）の前記後壁（１７）の内側部分を形成する第５のパネル（１７’）、前記外側容器（４）の前壁（１８）を形成する第６のパネル（１８’）、前記外側容器（４）の別の前壁（１８）を形成する第７のパネル（１８’’）、並びに、前記外側容器（４）の前記後壁（１７）の外側部分を形成する第８のパネル（１７’’）との間を画定する、請求項９、１０又は１１に記載の包装体。
13. 前記第６のパネル（１８’）が羽根（１５’）を有し、前記羽根が、前記外側容器（４）の底壁（１５）の内側部分を形成し、前記横方向の折り目（３５）によって前記第６のパネル（１８’）から分離され、
    前記第７のパネル（１８’’）が羽根（１５’’）を有し、前記羽根が、前記外側容器（４）の前記底壁（１５）の内側部分を形成し、前記横方向の折り目（３５）によって前記第７のパネル（１８’’）から分離され、
    前記第８のパネル（１７’’）が羽根（１５’’’）を有し、前記羽根が、前記外側容器（４）の前記底壁（１５）の外側部分を形成し、前記横方向の折り目（３５）によって前記第８のパネル（１７’’）から分離される、請求項１２に記載の包装体。

Images