JP2006238928A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッド部の厚さが4mm以下で首部から先端部に向かって略同一であり、ヘッド部の充分な薄肉化により口腔内での操作性がよく、しかも機械的強度にも優れ、刷掃性及び耐久性に優れた歯ブラシを提供する。
【解決手段】 ヘッド部12における植毛面aの裏面側bは首部13の下面側に略面一に連なる一方、植毛面a側は、植毛面aから段差なく滑らかに連続し首部13側に向かって内向きに湾曲した傾斜面cを介して首部13に連結されており、ヘッド部12の厚さtが1.5mm以上4mm以下、ヘッド部12の幅が5mm以上15mm、首部13におけるヘッド部12に連なる部分dの厚さTが、ヘッド部の厚さtよりも少なくとも1.5mm以上厚く、3mm以上8mm以下である歯ブラシ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、歯ブラシに関し、更に詳しくは、口腔内での操作性、刷掃性に優れるとともに、機械的強度が大きく耐久性にも優れた歯ブラシに関する。
歯ブラシの口腔内での操作性、刷掃性を向上させるためには、ブラシ毛が植毛されたヘッド部の厚さを薄くすることが効果的である。しかし、その一方で、ヘッド部の厚さを薄くすると、機械的強度、耐久性の低下の問題がある。そこで、従来から、薄型ヘッドでかつ機械的強度を高めた歯ブラシが種々提案されている。例えば、歯ブラシの形状、構造面からは、肉薄のヘッド部の植毛面の裏面に首部からヘッド部に向かってヘッド部の先端に近付くにつれて幅を狭くかつ高さを低くした凸条部を備えることで、PP等の汎用の素材を使用した5mm以下の薄肉のヘッド部でも植毛後及び使用時に湾曲が生じず、口腔内刷掃性を高めた歯ブラシ(特許文献1参照。)、平線(金属線)により植毛穴に毛束が植設された頭部の厚さを3mm以上4mm以下として、ポリアセタール樹脂にて成形された歯ブラシ(特許文献2参照。)、刷毛を植設した植毛面と反対側のベッド部断面形状を略円形とし、かつヘッド部の一端がハンドル首部の厚さとほぼ同一で首部に連なると共に、ヘッド部先端に向かってヘッド部厚さが漸減し、ハンドル首部厚さが4〜6mmであり、ヘッド部先端厚さが1〜3mmである、ヘッド部側面厚さを1〜3mmとした歯ブラシ(特許文献3参照。)が提案されている。また、歯ブラシの素材の面においても、植毛ヘッドを、共重合ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアリレート樹脂などから形成することで、植毛穴を浅くしても平線の打ち込みによりクラックが発生することを防止して植毛ヘッド部が薄くなり、口腔内で操作性、刷掃性を向上させた歯ブラシ(特許文献4参照。)、歯ブラシ本体と刷毛とをいずれもポリブチレンテレフタレートから形成し、刷毛を熱融着法又はインモールド法により平線(金属線)を用いることなくベッド部に固定した歯ブラシ(特許文献5参照)、更には、ハンドル素材としてポリエチレンナフタレートを用いた歯ブラシ(特許文献6参照)など、種々のものが提案されている。
しかし、形状、構造面においては、上記のような、首部からヘッド部に向かってヘッド部の先端に近付くにつれて幅を狭くかつ高さを低くした凸条部を備えたり、植毛面と反対側のベッド部断面形状を略円形とし、ヘッド部の一端がハンドル首部の厚さとほぼ同一で首部に連なると共に、ヘッド部先端に向かってヘッド部厚さが漸減するようにした従来の歯ブラシでは、ヘッド部における首部側は首部と同じ厚さであり、ヘッド部の薄肉化は充分とは言い難い。しかし、単に首部に対してヘッド部を薄肉とした場合には、首部とヘッド部との連結部の形状、構造によっては、充分な機械的強度は得られても、その一方でブラッシング時に首部が口腔内の部位に擦れて当たったりするなど操作性が著しく低下するとか、あるいは口腔内の操作性は向上するものの、機械的強度が低下してヘッド部に腰がなく、歯ブラシの耐久性のみならず刷掃性をも低下させてしまう、といった問題がある。このように、ヘッド部の薄肉化においては、口腔内での操作性と、ヘッド部周辺の機械的強度との両立といった困難な問題があり、単に素材となる樹脂の選定だけでは、この問題を解決することはできず、従来の薄肉ヘッドの歯ブラシにおいては、ベッド部の厚さを4mm以下とし、かつ首部から先端部に向かって略同一とすることは困難であった。
特開平6−54717号公報 特開平7−143914号公報 特開平10−33261号公報 特開昭60−215306号公報 特開平11−332647号公報 特開2002−28028号公報
本発明は、上記のような従来の歯ブラシにおける問題点に鑑み、ヘッド部の厚さを4mm以下とし、かつ首部から先端部に向かって略同一とすることで、充分な薄肉化により口腔内での操作性を向上させるとともに、機械的強度にも優れ、刷掃性及び耐久性に優れた歯ブラシを提供せんとするものである。
上記の目的を達成するため、本発明者らは、ブラシ毛が植設されるヘッド部及び首部の形状、構造と、歯ブラシの素材との両面から鋭意検討を重ねた結果、ヘッド部及び首部を特定の構造とするとともに、これを特定の樹脂素材によって成形することにより、前記の目的を達成しうる歯ブラシを得た。即ち、本発明に係る歯ブラシは、ブラシ毛が植設されたヘッド部と、歯ブラシを把持するための柄部と、ヘッド部と柄部とを連結する首部とを備える歯ブラシであって、前記ヘッド部におけるブラシ毛が植設された植毛面の裏面側は首部の下面側に略面一に連なり、植毛面側は該植毛面から滑らかに連続し首部側に向かって内向きに湾曲した傾斜面を介して首部に連結されているとともに、前記ヘッド部の厚さが首部から先端部に向かって略同一であり、かつ該ヘッド部の厚さtが1.5mm以上4mm以下であり、引張降伏応力が45MPa以上で、曲げ弾性率が1900MPa以上の熱可塑性樹脂にて成形されてなることを特徴とする。好ましい実施態様としては、首部におけるヘッド部に連なる部分の厚さTがヘッド部の厚さtよりも少なくとも1.5mm以上厚いものである。また、本発明に係る歯ブラシは、好ましくは、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、PCTA樹脂、PCTG樹脂及びポリアセタール樹脂から選ばれる樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂により成形されることが好ましい。また、ブラシ毛は、平線を用いることなく、ヘッド部の植毛面に熱融着又はインモールド法によって植設されていることが好ましい。更に、前記歯ブラシにおいて、長さ方向の略中央部に環状の溝部が形成されていることが好ましい。
本発明に係る歯ブラシは、ブラシ毛が植設されたヘッド部の厚さが首部から先端部に向かって略同一で、その厚さtが1.5mm以上4mm以下と極めて薄肉であるうえに、傾斜面を介して首部に連結されていることから、植毛面は首部の上面から段落ちした位置にある。このため、首部の上面側から突出するブラシ毛の長さが前記段落ちしている分だけ短くなり、口腔内での操作性に優れている。更に、歯科医が勧める、歯ブラシをペングリップで握り、歯ブラシの毛先を歯の面に垂直に当てて小刻みに振動させるようにして歯磨きを行うスクラビング法、更に歯ブラシを斜めに当てて小刻みに振動させるようにして歯磨きを行うバス法などの歯磨き法においては、力を入れずにブラシ毛を歯の面に軽く当てて小刻みに振動させることが効果的とされているが、本発明の歯ブラシは、前記のようにヘッド部の植毛面が首部から段落ちした位置にあり、首部の上面側から突出するブラシ毛の長さがその分だけ短いことから、ブラシ毛の毛先を歯の面に強く当てると首部が歯の面に当たりやすくなっている。従って、ブラシ毛が必要以上に強く歯の面に当てることが抑制され、スクラビング法やバス法による効果的な歯磨きを行うことができる。また、ヘッド部は、首部から先端部に向かって略同一で、首部に近い部分であっても、その厚さtが1.5mm以上4mm以下と極めて肉薄であるにもかかわらず、植毛面から滑らかに連続し首部側に向かって内向きに湾曲した傾斜面を介して首部に連結されていることから、ヘッド部と首部との連結部分の機械的強度が大きく、刷掃性、耐久性に優れている。また、ブラシ毛を、平線を用いることなく、ヘッド部の植毛面に熱融着又はインモールド法によって植設することにより、ヘッド部が前記のように極薄であっても、植毛時にヘッド部にクラックが発生したりすることがない。更に、長さ方向の略中央部に環状の溝部が形成されている歯ブラシは、前記スクラビング法やバス法など、歯科医が勧める歯磨き法においてペングリップにより歯ブラシを握る際に正しい位置で握ることができる。
図1は、本発明に係る歯ブラシの1実施の形態を示す正面部であり、図2は同じく平面図である。歯ブラシ1は、合成樹脂製のハンドル10と、ハンドル10のヘッド部12に設けられたブラシ部11とを備える。ハンドル10は、ポリブチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂やポリアセタール樹脂の射出成形により一体成形されており、ブラシ部11を構成するブラシ毛2が植設されたヘッド部12と、歯ブラシ1を把持するための柄部14と、ヘッド部12と柄部14とを連結する細長い首部13からなる。
前記ハンドル10の素材としては、引張降伏応力が45MPa以上で、曲げ弾性率が1900MPa以上の熱可塑性樹脂が用いられる。前記熱可塑性樹脂は、特に限定されないが、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、PCTA樹脂、PCTG樹脂などのポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂(ホモポリマー、コポリマー)、ポリカーボネート樹脂、脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂の中から選ばれた樹脂を主成分とする樹脂が用いられる。好ましくは、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、PCTA樹脂、PCTG樹脂などのポリエステル樹脂及びポリアセタール樹脂の中から選ばれた樹脂を主成分とした樹脂が用いられる。前記PCTA樹脂は、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)とテレフタル酸(TPA)とのエステル化合物と、CHDMとイソフタル酸(IPA)のエステル化合物との共重合体であり、また前記PCTGは、エチレングリコールとCHDMのエステル化合物と、CHDMとTPAのエステル化合物との共重合体であり、いずれも飽和ポリエステル樹脂である。なお、ここで主成分とは、他の樹脂とブレンド若しくはアロイとして混合して用いられているものの中に当該樹脂が50重量%以上の割合で含まれているもの、又は他の樹脂との共重合体中に当該樹脂のポリマーの繰り返しユニットが50重量%以上の割合で含まれているものをいう。前記のような主成分となる熱可塑性樹脂と混合又は共重合して使用できるその他の熱可塑性樹脂としては、先に挙げた主成分として用いることの出来る樹脂の他、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、EPDM、アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアリレート、熱可塑性エラストマー、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
歯ブラシ1のヘッド部12の形状は特に限定されるものではないが、図示した実施の形態では、図3〜図6に示すとおり、四隅を切り落としたほぼ矩形状で、首部側から先端部に向かって略同一の厚さtを有する平板状であり、このヘッド部12におけるブラシ毛が植設された植毛面aの裏面側bは首部13の下面側に略面一に連なる一方、植毛面a側は、植毛面aから段差なく滑らかに連続し首部13側に向かって内向きに湾曲した弧状の傾斜面cを介して首部13に連結されている。ヘッド部12の厚さtは、1.5mm以上4mm以下、好ましくは1.5mm以上3mm以下である。また、弧状の傾斜面cは、その曲率半径Rがヘッド部12の厚さtよりやや大きいか、ヘッド部12の厚さtと略同一であることが好ましく、1.5mm以上4mm以下が好ましく、更に好ましくは1.5mm以上3mm以下である。前記のように歯ブラシ1における、ヘッド部12と首部13との間に形成された弧状の傾斜面cの曲率半径Rが、ヘッド部12の厚さtよりもやや大きいか、ヘッド部12の厚さtと略同一であり、首部13におけるヘッド部12に連なる部分dの厚さTとヘッド部12の厚さの差とほぼ同じである場合には、傾斜面cは、そのヘッド部12側においては、水平な植毛面aに段差無く滑らかに連続する一方、首部13側は略垂直に切り立った形状をしている。また、ヘッド部12と首部13との連結部の構造としては、例えば、図12(a)、(b)に示すように、植毛面aから滑らかに連続して湾曲した傾斜面cの上端部と首部13の上面側との境界部c1を湾曲させて傾斜面cから首部13の上面側へと段差無く滑らかに連続するように形成してもよい。この場合、湾曲した傾斜面c及び境界部c1の曲率半径は1mm以上であり、好ましくは1.5mm以上4mm以下であり、更に好ましくは1.5mm以上3mm以下であるが、両者の曲率半径は同一でも異なっていてもよく、例えば図12(c)に示すように、傾斜面cの曲率半径をヘッド部12の厚みより大きくとり、植毛面aから緩やかに傾斜させる一方で、傾斜面cの上端部と首部13の上面側との境界部c1の曲率半径は小さくするようにしてもよい。また、傾斜面cと境界部c1とは、連続して湾曲していてもよいし、両者間の一部に直線部分があってもよい。更に、図12(d)に示すように、傾斜面cの上端部と首部13の上面側との境界部c1を斜めに面取りした形状とすることもできる。ヘッド部12と首部13との間が、前記のような形状の傾斜面cを介して連結されていることで、ヘッド部12の全体を均一に薄く形成する一方で、ブラシ部12と首部13との間がブラッシング時に繰り返し屈曲されても変形せず、腰があり、充分な刷掃性を備える。ヘッド部12の幅wの長さには特に制限はないが、余り広すぎると口腔内での操作性を損ねることから、5mm以上15mm以下程度とすることが好ましく、更に好ましくは5mm以上11.5mm以下である。また、首部13におけるヘッド部12に連なる部分dの厚さTは、ヘッド部の厚さtよりも少なくとも1.5mm以上厚く、ヘッド部の厚さtの略2倍であることが好ましい。従って、首部13におけるヘッド部12に連なる部分dの厚さTは、好ましくは3mm以上8mm以下であり、更に好ましくは3mm以上6mm以下である。ヘッド部12の厚さt、幅w及び首部13におけるヘッド部12に連なる部分dの厚さTが前記の範囲より大きくなるほど、歯ブラシ1におけるブラシ部11周辺が大型化して、口腔内での操作性を低下させる。一方、前記の範囲以上の小型化は、ブラシ部11が小さくなりすぎて、刷掃効率の低下に繋がるので好ましくないし、ヘッド部12が1.5mm以下となるとブラシ毛2の植毛強度が不足する場合がでてくる。
また、ブラシ部11を構成する、ヘッド部12に植設されるブラシ毛2の素材としては特に限定されるものではなく、例えば、ナイロン、アラミド樹脂等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート若しくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、その他、従来公知の熱可塑性樹脂フィラメントを用いることができる。ブラシ部11に植設されるブラシ毛2の植毛面aからの長さ、即ち毛丈(図5に示すH)は特に限定されず、通常の歯ブラシと同等でよい。ブラシ毛2の毛丈Hが長すぎるとブラシ毛2の腰が弱くなり、刷掃性が低下する傾向にあり、その反対に毛丈Hが短すぎると腰が強く成りすぎて硬くなり、歯茎などに対する刺激が強く成りすぎるおそれがある。従って、フィラメントの材質や太さにもよるが、5mm以上13mm以下である。しかし、本発明の歯ブラシでは、ブラシ毛2が植設されたヘッド部12の厚さtが首部13側から先端部に向かって略同一で、その厚さtがヘッド部の厚さの約2分の1である1.5mm以上4mm以下と極めて薄肉であるうえに、植毛面aの裏面側bが首部の下面側に略面一に連なっている。即ち、植毛面aは首部13の上面側から首部13の厚さTの約2分の1、即ちヘッド部12の厚さtと同じだけ下がった段落ち状態にある。このため、首部12の上面側から突出するブラシ毛2の長さ(図5に示すh)は、ブラシ毛の毛丈Hが同じであっても、植毛面が首部の上面と同じ高さである従来の歯ブラシに比べて、前記段落ちしている分だけ短くなり、口腔内でのブラシ部11の操作性に優れている。なお、図例の歯ブラシ1では、ブラシ部11を構成する毛束3の数(即ち、植毛穴5の数)は20であるが、特に限定はない。また、各植毛穴5は、その目的に応じて大きさ及び形状を自由に設計することができ、そこに植設(充填)されるブラシ毛2(合成樹脂製フィラメント)の数に特に限定はなく、その植毛穴5の大きさ、ブラシ毛2の素材や太さ等により適宜決定される。
更に、首部13の横断面形状も特に限定されるものではないが、図示した実施の形態では、図7、図8に示すとおり、ハンドル10の軸方向に直交する断面の形状は略円形であることが、口腔内における操作性の観点から好ましく、特に、図7に示す、ヘッド部12に連なる部分dの断面形状が円形の場合には、ヘッド部12と首部13との連結部の機械的強度や耐久性、ひいては歯ブラシ1の機械的強度や耐久性の点からも好ましい。従って図4に示す、首部13におけるヘッド部12側の幅Wも、特に限定されるものではないが、その厚さTと同様に、3mm以上8mm以下、更には3mm以上6mm以下が好ましい。
また、図例の歯ブラシ1では、首部13から柄部14に向かって、その断面形状が次第に角張るように形成されており、柄部14の横断面は図2におけるE−E線断面図及びF−F線断面図である図10及び図11に示すように、四隅を丸くした四角形状である。とろこで、歯科医が勧める歯磨き法として、スクラビング法、バス法などがある。スクラビング法は、歯ブラシの毛先を歯の面に垂直に当てて小刻みに振動させるようにして歯磨きを行う方法である。また、バス法は、歯ブラシを斜めに当てて小刻みに振動させるようにして歯磨きを行う方法である。これらの歯磨き方法は、ペングリップにより歯ブラシを握って行われるのであるが、これらの方法で正しく歯を磨くには、歯ブラシの後側、即ち、柄部14のうちでも、植毛部11があるヘッド部12から離れた側を握って、歯の面にブラシ毛を軽く当てて歯磨きを行うことがよいとされている。本発明の歯ブラシ1においては、前記のように、首部12の上面側から突出するブラシ毛2の長さ(図5に示すh)が、植毛面が首部の上面と同じ高さにある従来の歯ブラシに比べて段落ちしている分だけ短くなり、ブラシ毛2の毛先を歯の面に強く当てると首部13の上面が歯の面に当たりやすく、ブラシ毛2を必要以上に強く歯の面に当てることが抑制される。更に、図示した実施の形態における歯ブラシ1においては、図1、図2、図9に示すように、長さ方向の略中央部に環状の溝部15が形成されているので、ハンドル10における、ブラシ部11から離れた部分を正しくペングリップで握ることができ、歯の面に軽くブラシ部11を当てて、効果的なスクラビング法、バス法による歯磨きを行うことができる。なお、ハンドル10の柄部14には、図1、図2、図10に示すように、その表面に熱可塑性エラストマーの一体成形等により滑り止め部16を設けてもよい。
この歯ブラシ1は、ヘッド部12に設けられたブラシ部11が、複数のブラシ毛2を集束した毛束3を、平線を用いることなしに、熱融着又はインモールド法によってヘッド部12に熱的に固定して形成された、所謂、無平線歯ブラシであることが好ましい。具体的には、たとえば、図5、図6に示すように、ヘッド部12中に埋設された基端部に、複数のブラシ毛2同士が互いに融合された融合塊からなる厚肉部4が形成され、厚肉部4がヘッド部12を構成する合成樹脂材料と互いに熱融着されるとともに厚肉部4によるアンカー効果により、ヘッド部12内に強固に固定されている。厚肉部4は、図5、6に示すようにヘッド部12の内部に埋設されていてもよいが、植毛面aの直下に埋設されていてもよい。更に、植毛面aに別途成形されたカバーが一体に固着されたたものでもよい。ヘッド部12に対して平線を用いることなくブラシ毛2を植設して歯ブラシ1を製造する方法は、従来公知の方法でよく、フューズイン法としては、例えば特開昭60−241404号公報、特開昭61−76104号公報又は特開平2−99002号公報に記載された方法が、また、インモールド法としては、例えば特開昭61−268208号公報、特表平2−503150号公報、特開平9−182632号公報、特表平9−512724号公報及び特開2003−102552号公報に記載された方法等が挙げられる。これらの方法により、本発明に係る歯ブラシ1は、平線を用いることなしにブラシ本体10のヘッド部12へブラシ毛2を熱的に固着してなることから、ブラシ毛2のヘッド部12内への埋設深さを浅くしてヘッド部12の厚さtを4mm以下と極めて薄くすることができる。
ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)、PCTA、ポリエチレンテレフタレート(PET−G)及びポリプロピレン(PP)の各種熱可塑性樹脂を用いて図1〜11に示す歯ブラシのハンドルを射出成形により成形し、疲労試験を行った。
試験方法は以下に示すとおりである。
(繰り返し疲労試験方法)
23℃の恒温室内に24時間以上放置した試験サンプルを、歯ブラシハンドル疲労試験装置に歯ブラシの首部と柄部との接合部分を固定し、植毛面中央に1kg荷重を0.4Hzのスピードで、10000回繰り返し負荷をかけた。10本評価した試験サンプルのうち、破断もしくは屈曲したものがない樹脂を合格とした。また、成形した歯ブラシハンドルの仕様を表1に示す。
Figure 2006238928
疲労試験の結果を、各熱可塑性樹脂の引張降伏応力及び弾性率(スペック)とともに表2に示した。なお、表2中、繰り返し疲労試験結果における数値(本)は、10本の試験サンプルのうちで、試験により破断もしくは屈曲しなかったサンプルの数を表す。
Figure 2006238928
表2の結果から明らかなようにPBT、POM、PCTA、PET−Gを用いて特定のハンドル形状に成形した歯ブラシハンドルは、ヘッド部が2.5mmと極めて薄肉であるにもかかわらず、PPを用いて同じヘッド形状に成形した歯ブラシハンドルに比べて優れた耐久性を示した。
実施例1で使用した熱可塑性樹脂B(ポリブチレンテレフタレート)を用いて、インモールド法により、実施例1と同様の形状の歯ブラシハンドルの植毛面にブラシ毛を植設した歯ブラシを製造し、特開平6−54717号公報に記載された歯ブラシの実施品と思われる、ヘッド部22の形状が図13に示したような、厚さt’が約2.9mm、幅w’が約7.5mmの小型、肉薄のヘッド部22の植毛面の裏面側に、幅W’が約4.5mmの首部23からヘッド部22に向かってヘッド部22の先端に近付くにつれて幅を狭くかつ高さを低くした凸条部24(最大厚さT’が4.6mm)を備えたポリプロピレン(PP)製の市販の薄型ヘッドの歯ブラシを比較して臨床試験を行った。
刷掃効果(プラーク除去)についての臨床試験方法は下記のとおりである。
(臨床試験方法)
被験者を無作為に2群に分け、一重盲験クロスオーバーにて試験を実施した。試験期間中は、指定した歯ブラシ、歯磨き剤を使用させ、ブラッシング時間、スクラッピング法でのブラッシング方法のトレーニングを行った。試験日前日には、夕食後から当日の昼食後まで歯磨きを中止し、プラークを蓄積した(約24時間)。それぞれのグループにどちらか一方の被験歯ブラシを割り当て、その歯ブラシを用いて、ブラッシング前後のランフォードの方法により選ばれた歯及び大臼歯部のプラーク量の変化をプラーク除去率として算出した。1週間後に、それぞれまだ使用していない歯ブラシでブラッシングを行い、プラークの評価を行った。プラーク評価は、Plapue Contorol Record(O’leary、1978)にて行った。臨床試験に使用した実施例及び比較例(市販)の歯ブラシの仕様を表3に示す。また、臨床試験の結果を表4に示す。
Figure 2006238928
Figure 2006238928
通常、5%をもって有意差がある判断基準とされている。従って、有意確率が0.05以下であれば統計的な有意差があるといえる。表4の結果から明らかなように、本発明に係るPBT製で、特定のハンドル形状を備えた歯ブラシは、従来の薄型ヘッドの歯ブラシに比べて優れたプラーク除去効果を有することが明らかである。
また、上記臨床試験に用いた実施例及び比較例の歯ブラシの、ヘッド部の厚さ、その好み、操作性の良さ、磨きやすさについて、52人の被験者により、下記の基準に基づき4段階評価を行った結果を図14に示す。図中、縦軸の数値が、それぞれの項目について、1の評価を選んだ被験者の割合を示したものである。
(評価基準)
ヘッドの厚み:1.薄い 2.やや薄い 3.やや厚い 4.厚い
ヘッドの好み:1.好き 2.やや好き 3.やや嫌い 4.嫌い
操作性 :1.良い 2.やや良い 3.やや悪い 4.悪い
磨きやすさ :1.磨き易い 2.やや磨き易い 3.やや磨き難い 4.磨き難い
図14に示すとおり、実施例の歯ブラシは、ヘッドの厚み、その好み、操作性の良さ、磨きやすさの全ての項目にわたり、比較例の評価を上回っていることが認められた。
本発明の歯ブラシの1実施の形態を示す正面図である。 図1の歯ブラシの平面図である。 図1の歯ブラシのハンドルにおけるヘッド部から首部にかけての要部の拡大正面図である。 図3のハンドル要部の平面図である。 図1の歯ブラシのヘッド部から首部にかけての要部の拡大縦断面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 図2におけるC−C線断面図である。 図2におけるD−D線断面図である。 図2におけるE−E線断面図である。 図2におけるF−F線断面図である。 (a)〜(d)は、ヘッド部と首部との連結部の他実施形態を示す要部の正面図である。 比較例である市販の歯ブラシのハンドルの要部を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図である。 実施例と比較例の歯ブラシの評価結果を示すグラフである。
符号の説明
1 歯ブラシ
2 ブラシ毛
3 毛束
4 厚肉部
10 ハンドル
11 ブラシ部
12 ヘッド部
13 首部
14 柄部
15 環状溝部
16 滑り止め部
a 植毛面
b ヘッド部裏面
c 湾曲した傾斜面
d 歯ブラシハンドルの首部におけるヘッド部に連なる部分
t ヘッド部の厚さ
T 首部の厚さ
R 湾曲した傾斜面の曲率半径
w ヘッド部の幅
W 首部の幅
H ブラシ毛の毛丈

Claims (5)

  1. ブラシ毛が植設されたヘッド部と、歯ブラシを把持するための柄部と、ヘッド部と柄部とを連結する首部とを備える歯ブラシであって、前記ヘッド部におけるブラシ毛が植設された植毛面の裏面側は首部の下面側に略面一に連なり、植毛面側は該植毛面から滑らかに連続し首部側に向かって内向きに湾曲した傾斜面を介して首部に連結されているとともに、前記ヘッド部の厚さが首部から先端部に向かって略同一であり、かつ該ヘッド部の厚さtが1.5mm以上4mm以下であり、引張降伏応力が45MPa以上で、曲げ弾性率が1900MPa以上の熱可塑性樹脂にて成形されてなることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 首部におけるヘッド部に連なる部分の厚さTがヘッド部の厚さtより少なくとも1.5mm厚い請求項1記載の歯ブラシ。
  3. ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、PCTA樹脂、PCTG樹脂及びポリアセタール樹脂からなる群から選択される少なくとも1種を主成分とする熱可塑性樹脂により成形されている請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
  4. ブラシ毛が、平線を用いることなく、ヘッド部の植毛面に熱融着又はインモールド法によって植設されている請求項1〜3のいずれかに記載の歯ブラシ。
  5. 長さ方向の略中央部に環状の溝部が形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の歯ブラシ。
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