JP2006238780A - ペット用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットの排泄物を消臭、殺菌して衛生的な状態で保持できるとともに、排泄物の処理に手間がかかることなく、かつ、処理コストを極力低減することができるペット用トイレを提供すること。
【解決手段】 ペットの排泄物を受けるためのトレイ2と、床面を形成するとともに、前記トレイ2の底面との間に所定の間隙8が形成されるように該トレイ2の側壁2b上部に取り外し自在に配置されるプレート3と、から成り、該プレート3は、成分として少なくとも水酸化カルシウムを含有し、かつ、透水性を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、犬、猫、ウサギ等のペット類のためのペット用トイレに関する。
従来、この種のペット用トイレとして、消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効果を有するものとして、銀含有溶解性硝子粉を保持した紙シート材料や、この紙シート材料とフィルムとを貼り合せてエンボス加工を施した材料、または吸水性樹脂体などのペット用排泄物処理材4を、外側容器1内に取り付けた処理材収納体2の底部付近に収納するとともに、さらにこのペット用排泄物処理材4の上に砂を充填したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−111842号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、上記特許文献1に記載のペット用排泄物処理材にあっては、排泄物中の水分がペット用排泄物処理材4に吸水されることで、消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効果等により衛生的な状態を維持することができるが、消臭、抗菌、寄生虫汚染防止効果を有するペット用排泄物処理材が排尿等を保水するため、飽和状態となった場合にはペット用排泄物処理材自体を新品に交換する必要があったため、コストが嵩むばかりか、排泄使用後において、ペット用排泄物処理材4の上に充填した砂を洗浄、あるいは交換する手間がかかるといった問題を有していた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ペットの排泄物を消臭、殺菌して衛生的な状態で保持できるとともに、排泄物の処理に手間がかかることなく、かつ、処理コストを極力低減することができるペット用トイレを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のペット用トイレは、
ペットの排泄物を受けるためのトレイと、床面を形成するとともに、前記トレイの底面との間に所定の間隙が形成されるように該トレイの側壁上部に取り外し自在に配置されるプレートと、から成り、
前記プレートは、成分として少なくとも水酸化カルシウムを含有し、かつ、透水性を有している、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、プレートが水酸化カルシウムを含有していることにより、プレート上にてペットが排泄物を排泄(例えば排尿)すると、該排泄物のうちの水分(尿)は、プレートを通過する際に水酸化カルシウムにて消臭、殺菌された後にトレイ上に貯留される。よって、排泄物の処理作業を行う際には、トレイ上に貯留された消臭、殺菌後の排尿のみ処理すればよく、プレートはトレイから容易に取り外して洗浄するだけで消臭、殺菌効果は維持され、繰返しの使用ができるため、排泄物の処理作業が容易になるばかりか、処理コストを極力低減することができる。また、トレイ上に排尿が貯留された状態で放置されても、トレイの上方はプレートにて覆われているため、臭気がプレートを透過する際にさらに消臭、殺菌され、臭気が室内に充満しにくくなるため、不快感を与えることがない。
本発明の請求項2に記載のペット用トイレは、請求項1に記載のペット用トイレであって、
前記プレートは、成分として少なくとも水酸化カルシウムを含有する粒状の鉄鋼スラグをプレート状に加工形成することにより構成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、粒状の鉄鋼スラグをプレート状に加工形成することで、プレート内部に気孔が生じやすくなるため、透水性を有するプレートを容易に形成できるばかりか、粒状の鉄鋼スラグにて表面が多孔質状に形成されていることから、ペット類の足と床面との接触面積が小となり、これにより床面上において水分と接触しにくくなるので、ペット類に不快感を与えない。また、鉄を精製する段階で発生する鉄鋼スラグを利用するため、プレートの製造コストを効果的に低減できる。
本発明の請求項3に記載のペット用トイレは、請求項1または2に記載のペット用トイレであって、
前記トレイの側壁内面の少なくとも一部に、前記プレートを載置可能な段部が形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、プレートをトレイの上方から段部に載置するだけで、トレイの底面との間隙が確保されるため、プレートの取り付け、取り外しが容易となる。
本発明の請求項4に記載のペット用トイレは、請求項1ないし3のいずれかに記載のペット用トイレであって、
前記プレートの周囲を囲むように形成されるとともに、少なくとも一部に開口部が設けられたガードプレートを備え、
該ガードプレートは、前記トレイの側壁の内側で、かつ、前記プレートの上面に立設されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、ガードプレートがトレイの周囲に立設されることにより、排泄物のトレイ外部への飛散が防止され、ペット用トイレの周辺を衛生的な状態に維持することができるばかりか、プレートの上面にガードプレートが立設されることにより、排泄物がプレート上に確実に導かれて消臭、殺菌される。
本発明の請求項5に記載のペット用トイレは、請求項4に記載のペット用トイレであって、
前記ガードプレートは、第1ガードプレートと、該第1ガードプレートの内側に嵌挿される第2ガードプレートと、からなるとともに、
前記第1ガードプレートに対する前記第2ガードプレートの高さを調節可能とする高さ調節手段をさらに備える、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1ガードプレートに対する第2ガードプレートの高さを調節することで、ペットの種別や大きさあるいは排泄高さ位置等に対応することができるばかりか、第1ガードプレートの内側に第2ガードプレートが嵌挿されていることにより、上方の第2ガードプレートにより下方に導かれた排泄物が第1ガードプレートと第2ガードプレートとの間から外部に漏出することが防止される。
本発明の請求項6に記載の排泄物処理プレートは、
成分として少なくとも水酸化カルシウムを含んだ粒状の鉄鋼スラグにてプレート状に加工形成することにより構成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、ペット類の排泄物の処理に用いるものに限らず、泥水などの不衛生な処理対象物の流下経路に配置することで、このような処理対象物が消臭、殺菌される。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1(a)は、本発明の実施例としてのペット用トイレ1の全体像を示す斜視図であり、(b)は第2ガードプレート5が上方位置にセットされた図である。図2(a)は、図1(a)のA−A断面図、(b)は図1(b)のB−B断面図である。図3は、ペットの一例としての犬Dが図1のペット用トイレ1を使用する状況を示した概略図である。図4は、鉄鋼スラグの消臭効果試験の結果表である。図5は、鉄鋼スラグの殺菌効果試験の結果表である。
図1に示されるように、本発明の実施例としてのペット用トイレ1は、平面視長方形状のトレイ2と、該トレイ2の上部に配置され、ペットが載置する床面を形成するペット用排泄物処理プレート3(以下、処理プレートと略称する)と、該処理プレート3の周辺を囲うように設けられ、周囲の一部に開口部10が形成された第1ガードプレート4及び第2ガードプレート5と、からなる。
本実施例における処理プレート3は、成分として水酸化カルシウム{(Ca(OH))以下、消石灰と称する}を含有する例えば1〜5mm程度の粒状の鉄鋼スラグを固形化して、所定厚み(例えば1〜2センチ)の板状に加工形成されてなるものであり、後述するように、排泄物の水分が透過して下方のトレイ2に落下するように構成されているとともに、水分が透過する際に、該水分に含まれる臭気や雑菌が、処理プレート3を形成する鉄鋼スラグの成分にて除去されるようになっている。
本実施例の処理プレート3の成形に用いた鉄鋼スラグは、鉄鉱石から鉄を精製する段階で発生するものであり、成分の大半を占める酸化カルシウム{(CaO)以下、生石灰と称する}は、前記加工により消石灰(Ca(OH))に事前に処理される。
本出願人は、鉄鋼スラグの消臭効果試験を行った。以下、その試験方法と結果の概要について以下に示す。
鉄鋼スラグの消臭効果試験のために使用した試験品は、製鉄(転炉)スラグ(粒度5mm以下)であり、使用ガスと初期濃度は、1.アンモニア(200ppm)と、2.硫化水素(40ppm)である。
試験方法は、5L容量のテドラ−バックに試験品20gを入れた後、空気ベースの前記使用ガスを各々密封し、室温で30分間放置後、検知管を用いてバック内のガス残存濃度を測定した。また対照として、バック内にガスのみを封入し試験品と同様の操作を行った。試験結果については、図4に示す。
前記消臭効果試験結果によれば、鉄鋼スラグにはアンモニア、硫化水素ともに消臭効果を有しているといえる。
同様に鉄鋼スラグの殺菌効果試験を行った。試験方法と結果の概要について以下に示す。
鉄鋼スラグの殺菌効果試験のために使用した試験品は、製鉄(転炉)スラグ(粒度5mm以下)であり、供試菌は、大腸菌と、黄色ブドウ球菌である。
試験菌液の調製は、供試菌を普通寒天培地に移植し35℃で24時間培養後、1コロニーを普通ブイヨン培地に接種し、35℃で18時間振とう培養した。この菌液を、1/500濃度普通ブイヨン培地を用いて希釈調製した。
振とう培養試験は、121℃で15分間高圧滅菌した試験品を100ml容滅菌済み三角フラスコに5g採取し、前記調整した試験菌液50mlを加えた後、35℃で振とう培養した。なお、空試験として試験菌液50mlを同様に振とう培養した。
菌数測定は、24時間後に三角フラスコ中の生菌数を標準寒天培地を用いた混釈培養法により測定した。なお、生菌数測定時の希釈には滅菌リン酸緩衝生理食塩水を使用した。試験結果については、図5に示す。
前記殺菌効果試験結果によれば、鉄鋼スラグには大腸菌、黄色ブドウ球菌ともに殺菌効果を有していると言える。
このように、本実施例における処理プレート3を構成する鉄鋼スラグには、アンモニア、硫化水素等の消臭作用、大腸菌、黄色ブドウ球菌等の殺菌作用を有すると言える。
したがって、処理プレート3上に排出された排泄物のうちの水分(排尿)等は、処理プレート3を透過するときに、処理プレート3の消石灰(Ca(OH))により消臭され、また排尿等に含まれる雑菌が殺菌される。なお、処理プレート3上に排出された排泄物のうちの固形物にあっても、処理プレート3との接触部においては少なくとも殺菌、消臭作用が得られる。また、処理プレート3は消石灰(Ca(OH))を含有し、PH10〜12で推移する。大腸菌は、PH10以上ではほとんど死滅するため、高い殺菌作用を有すると言える。
また、処理プレート3を構成する鉄鋼スラグは、本来廃棄物として処理されることが一般的であるため、消石灰を含有する特性を生かし、処理プレート3として再利用することにより、ペット用排泄物処理プレート3を安価にて製造できる。
本実施例における処理プレート3の加工方法の一例としては、まず所定の枠体内に、所定量の鉄鋼スラグを投入し、これに水と必要に応じてセメントあるいはエスメントなどの接着剤とを投入した後、振動や加圧等の加工を施すことによりプレート状に硬化して形成する方法があげられる。
このように、粒状に形成される鉄鋼スラグを処理プレート3として加工形成する際に、処理プレート3内部において各粒状体間に多数の気孔が生じやすくなり、処理プレート3が多孔質材として形成されるため、透水性を有する処理プレート3を容易に加工形成できる。なお、本実施例においては、上記のように鉄鋼スラグに水や接着剤等を加えて硬化させることにより処理プレート3を形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば透水性を有する所定材質からなる別プレート(例えばパンチングメタル等)の表面等に鉄鋼スラグを吹き付けあるいは塗布するなどして鉄鋼スラグ層を形成することによって処理プレートを形成してもよい。
ペット用トイレ1の説明に戻って、トレイ2は、上面が開口する有底箱状に形成されたものであり、該トレイ2の側壁2bの上部内面には、図2に示されるように、処理プレート3を載置するための段部2aが側壁2bの周囲にわたって形成されており、段部2a上に載置された処理プレート3の下面と、トレイ2の底面2cとの間には、所定間隔の間隙8が形成されるようになっている。このように処理プレート3は、側壁2bの上部内面に形成された段部2a上に周縁部を載置できるようになっているため、トレイ2の上方から容易に着脱できるようになっている。
また、トレイ2の底面2cの上面には、処理プレート3を透過して落下された排泄物(例えば尿)等を吸水するための吸水シート9が敷設されている。
図2に示されるように、第2ガードプレート5は、第1ガードプレート4よりも一周り小型に形成され、第1ガードプレート4の内側に嵌挿可能となっており、これら第1ガードプレート4及び第2ガードプレート5は、いずれもトレイ2の段部2a上に載置された処理プレート3の上面周辺部に立設されている。つまり、これら第1ガードプレート4及び第2ガードプレート5は、トレイ2の周辺に形成される側壁2bの内側に立設されている。
また、図1(a)、(b)に示されるように、第2ガードプレート5の両側面の所定箇所には、複数のピンホール5aが上下方向に向けて所定間隔おきに形成されているとともに、第1ガードプレート4の両側面上部におけるピンホール5aに対向する箇所には、ピン6を挿通可能なピンホール4aがそれぞれ1つずつ形成されている。
したがって、図1(b)、図2(b)に示されるように、第2ガードプレート5の上下方向に所定間隔おきに形成された複数のピンホール5aのいずれかを第1ガードプレート4に形成されたピンホール4aに合致させ、第1ガードプレート4の外側よりピン6を挿通することにより、第1ガードプレート4に対して第2ガードプレートを所定の高さにセットすることができる。つまり、第2ガードプレート5は第1ガードプレート4に対して高さ調節自在に設けられている。
ここで、このように構成される本実施例におけるペット用トイレ1にて、ペット類が排泄した際の作用を説明すると、例えばペットの一例としての犬の場合、開口部10からペット用トイレ1に出入りし、処理プレート3上で排泄することになる。
ペットは、種別、年齢により大きさは様々であり、排泄物の排出高さも種別、年齢により様々であるため、本実施例のペット用トイレ1のように、処理プレート3周辺を第1ガードプレート4、第2ガードプレート5で囲うことにより、排泄物をトレイ2の外部に漏出させることなく、確実にペット用トイレ1内で排泄させることができる。
図3に示されるように、犬Dの場合、尿等を排出するときは、通常の体勢から腰部を下げて行うが、このとき犬D’のように、腰部に触れるもの(第1ガードプレート4、第2ガードプレート5)があると体勢を立て直し、犬Dのように新たな姿勢をとる習性があるため、ペット用トイレ1周辺が汚れることなく衛生的な状態を維持できる。
また、犬の大きさや尿等の排出高さに対応して、例えば小型種の場合は図1(a)、図2(a)のように第2ガードプレート5を下方位置にセットして使用し、また大型種の場合は図1(b)、図2(b)のように第2ガードプレート5を上方位置にセットして使用可能である。例えばオス犬の場合は片足を揚げて排尿するため、第2ガードプレート5を上方位置にセットして周囲を囲う方法が効果を発揮する。
また、第1ガードプレート4に対する高さ調節が可能な第2ガードプレート5が、該第1ガードプレート4の内側に嵌挿されていることにより、上方の第2ガードプレート5により下方に導かれた排泄物が、第1ガードプレート4の内面と第2ガードプレート5の外面との間から外部に漏出することが防止されるため、ペット用トイレ1周辺の衛生的な状態を維持することができる。
さらに、トレイ2の側壁2bの内側に第1ガードプレート4と第2ガードプレート5とが設置されていることにより、排尿等のペット用トイレ1周辺への飛散が抑えられるばかりか、第1ガードプレート4と第2ガードプレート5にかかった排尿は確実にトレイ2内に導かれるため、衛生的な状態に維持することができる。
また、第1ガードプレート4と第2ガードプレート5とが処理プレート3の上面に立設される構造であることにより、第1ガードプレート4や第2ガードプレート5により下方に導かれる排泄物(尿)が常に処理プレート3上に落下することになるため、処理プレート3により確実に消臭、殺菌処理される。
このように、処理プレート3上にてペットが排尿した場合、その排尿は、透水性を有する処理プレート3内に浸透し、処理プレート3を通過する際に、処理プレート3に含まれる消石灰成分により消臭、殺菌されてから下方のトレイ2上に落下し、トレイ2の底面2cに予め配置した吸水シート9によって保水されることになる。
よって、排泄物の処理を行う際には、トレイ2上に貯留、すなわち、吸水シート9によって吸水された消臭、殺菌後の排尿のみを、吸水シート9を廃棄する等の処理を行えばよく、処理プレート3はトレイ2から容易に取り外して洗浄するだけで消臭、殺菌効果は維持され、繰返しの使用ができるため、排泄物の処理を容易に行うことができるばかりか、排尿等の排泄物が処理プレート3を通過する際に消臭、殺菌されることで、吸水シート9は保水効果のみを有するもので足りるため、消臭、殺菌効果を有する高価な吸水シートを使用する場合と比較して安価であるため、ペットの排泄物処理費用を極力抑えることができる。
また、トレイ2上に排尿が貯留された状態や吸水シート9にて吸水された状態で放置されても、トレイ2の上方は処理プレート3にて覆われているため、臭気が処理プレート3を透過する際にさらに消臭、殺菌され、臭気が室内に充満しにくくなるため、不快感を与えることがない。
また、消臭、殺菌作用を有する処理プレート3は、プレート状に形成されており、段部2bに載置するだけで簡単に設置できるばかりか、取り外しも容易であるばかりか、処理プレート3を数回程度使用した場合には、使用済みの処理プレート3をペット用トイレ1から取り外し、水洗浄などで洗浄するだけで消臭、殺菌効果は持続するため、洗浄作業が容易であるばかりか、再使用が可能であるため、経済的である。
つまり、ペットが載置する床面が透水性を有する処理プレート3にて構成されることで、排泄物のうちの水分(排尿等)が床面上に滞留することがなく、かつ、粒状の鉄鋼スラグにて表面が多孔質状に形成されていることから、ペット類の足と床面との接触面積が小となるため、ペットに違和感を与えないばかりか、床面がプレート状に形成されていることで、洗浄、交換作業性が効果的に向上する。
さらに、トレイ2の側壁2bの内面に処理プレート3を載置可能な段部2aが形成されていることで、処理プレート3とトレイ2の底面2cとの間に間隙8が確保され、処理プレート3を通過した後の尿等は処理プレート3を透過して下方に落下するため、処理プレート3内部に排尿が滞留することないので、処理プレート3を衛生的な状態に維持することができる。
なお、本実施例においては、処理プレート3上に吸水シート9が敷設されていたが、特にこのような吸水シート9を敷設せずに、トレイ2上に排尿等が貯留されるようにし、貯留された排尿は、古紙にて吸水させて可燃ゴミとして廃棄したり、人間が使用するトイレ等に排水して下水処理するようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、使用後の処理プレート3は、洗浄することにより繰り返し使用可能であるが、長期間使用した後の処理プレート3には有機分なども多く含んでいるため、例えば使用後の処理プレート3を破砕処理などした後に、肥料として再使用することもできる。
また、上記実施例では、消石灰を含んだ鉄鋼スラグからなり、透水性を有しつつ固形板状に加工したプレートを、処理プレート3としてペット用トイレ1の処理材に適用していたが、このプレートの適用用途はペット用トイレ1の処理材には限定されるものではなく、例えば、排泄処理が困難な患者のベッドの下方にこのような処理プレートを敷設し、下着等から漏出した排泄物の臭気等を抑制するためのプレートとして適用することも考えられる。
さらに、消石灰を含んだ鉄鋼スラグからなり、かつ、透水性を有する処理材を、プレート状に成形していたものを適用しているが、消臭、殺菌効果を有していればプレート形状には限らず、用途に応じてブロック状あるいは細粒状に成形処理して、処理材として適用しても構わない。この場合、例えば、管内を流れる泥水などの不衛生な処理対象物の流下経路に、この処理材を配置することにより、このような処理対象物が消臭、殺菌される。
(a)は、本発明の第1実施形態におけるペット用トイレ1の全体像を示す斜視図であり、(b)は第2ガードプレート5が上方位置にセットされた図である。 (a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)のA−A、B−B断面図である。 ペットの一例として、犬Dが本発明のペット用トイレ1を使用する状況を示した概略図である。 鉄鋼スラグの消臭効果試験の結果表である。 鉄鋼スラグの殺菌効果試験の結果表である。
符号の説明
1 ペット用トイレ
2 トレイ
2a 段部
2b 側壁
2c 底面
3 ペット用排泄物処理プレート(プレート)
4 第1ガードプレート
5 第2ガードプレート
4a、5a ピンホール
6 ピン
8 間隙
9 吸水シート
10 開口部
D 犬

Claims (6)

  1. ペットの排泄物を受けるためのトレイと、床面を形成するとともに、前記トレイの底面との間に所定の間隙が形成されるように該トレイの側壁上部に取り外し自在に配置されるプレートと、から成り、
    前記プレートは、成分として少なくとも水酸化カルシウムを含有し、かつ、透水性を有している、
    ことを特徴とするペット用トイレ。
  2. 前記プレートは、成分として少なくとも水酸化カルシウムを含有する粒状の鉄鋼スラグをプレート状に加工形成することにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のペット用トイレ。
  3. 前記トレイの側壁内面の少なくとも一部に、前記プレートを載置可能な段部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のペット用トイレ。
  4. 前記プレートの周囲を囲むように形成されるとともに、少なくとも一部に開口部が設けられたガードプレートを備え、
    該ガードプレートは、前記トレイの側壁の内側で、かつ、前記プレートの上面に立設されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のペット用トイレ。
  5. 前記ガードプレートは、第1ガードプレートと、該第1ガードプレートの内側に嵌挿される第2ガードプレートと、からなるとともに、
    前記第1ガードプレートに対する前記第2ガードプレートの高さを調節可能とする高さ調節手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載のペット用トイレ。
  6. 成分として少なくとも水酸化カルシウムを含んだ粒状の鉄鋼スラグにてプレート状に加工形成することにより構成されている、
    ことを特徴とする排泄物処理プレート。
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