JP2006238463A - 信号処理装置及び方法、信号処理プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを処理する際に、映像データのビットレート情報を容易に確認可能とする。
【解決手段】 映像データと音声データからなる主情報を再生するDVD再生装置100は、主情報の補助データを含む補助情報が記録されているナビゲーションパック内の主情報のデータ量情報を基に映像データのビットレートを求める映像ビットレート算出回路15と、映像ビットレート算出回路15で求められた映像データのビットレートを表示制御する表示制御回路16と、NTSC変換回路9から出力される映像に対して表示制御回路16から出力される表示制御されたビットレートの表示を合成するためのOSD回路14と、OSD回路14で合成処理等された映像を映すモニタ17とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮された映像データ、例えばMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)の方式を用いて圧縮された映像データ、が記録されている信号記録媒体を再生する信号処理装置及び方法、信号処理プログラム、並びに記録媒体に関し、詳しくは、圧縮された映像データのビットレートを求める信号処理装置及び方法、信号処理プログラム、並びに記録媒体に関する。
多くの情報量を送信又は記録するためにデータの圧縮が行われる。例えば、信号記録媒体には、データを圧縮して記録されているものがある。例えば、デジタルビデオディスク(以下、DVDと称する。)は、映像データ等が圧縮されて記録された信号記録媒体として知られている。DVDは、信号圧縮の方式としてMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)を採用している。
上記DVDを再生する信号再生装置であるディスク再生装置には、信号圧縮された映像データ等を伸長するデコーダが備えられている。ディスク再生装置は、ピックアップ等により再生したデータを上記デコーダで伸長して、動画像等をモニタに表示する。
例えば、上述したMPEG2では、データのビットレートを可変して圧縮するVBR(Variable Bit Rate,可変速度)をサポートしており、データの圧縮量を可変にすることができる。そのため、MPEG2の方式を採用しているDVDは、映像データ等のビットレートが可変して記録されている。すなわち、DVDは、映像デー等の圧縮量が異って記録されている。
なお、DVDには、上記圧縮さえた映像データの他に圧縮された音声データ及び副映像データが主情報として記録されている。そして、DVDには、上記映像データ、音声データ及び副映像データに関する補助データ、例えば音声データの種類等、が補助情報として記録されている。
従来技術として、特許文献1、2が知られている。
特開平10−200857号公報 特開平10−262216号公報
ところで、データのビットレートが高ければ、画面の品位は高く、美しい画像になる。だが、圧縮処理のやり方によっては、高いビットレートでも画面が高品位にならない場合がある。すなわち、ビットレートは、画質の善し悪しの客観的な判断材料になり得る。
しかし、従来のディスク再生装置ではDVDに記録されたデータのビットレートを検知することはできなかった。すなわち、視聴者は、どの程度映像データが圧縮されていたかを知ることができず、よって画像を客観的に判断することもできなかった。
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、圧縮された映像データ等を再生する際に、その圧縮された映像データのビットレートをリアルタイムで検出する信号処理装置及び方法、信号処理プログラム、並びに記録媒体の提供を目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを処理する際に、映像ビットレートの表示を制御することを特徴とする。
ここで、上記主情報及び上記補助情報を含む全体のビットレートから上記音声データのビットレートを減算したものを上記映像データのビットレートとして算出する算出手段をさらに備えることが好ましい。上記全体のビットレートの算出は、少なくとも所定の再生単位の再生時間と所定の再生単位のデータ量とから算出することが好ましい。あるいは、上記全体のビットレート及び上記音声データのビットレートは、上記補助情報を基に算出することが好ましい。
本発明によれば、映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを処理する際に、映像ビットレートの表示を制御することにより、映像データのビットレートをリアルタイムで検出することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態となる信号再生装置について、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式によって信号圧縮された主映像圧縮データが記録されている記録媒体であるデジタルビデオディスク(以下、DVDという。)に適用して構成した再生装置(以下、DVD再生装置という。)について、図面を参照しながら説明する。
DVD再生装置は、主映像圧縮データを含む主情報とこの主情報の補助情報とが記録されているDVDを再生する再生装置である。なお、主情報とは、上記主映像圧縮データ、副映像圧縮データ及び音声圧縮データとから構成されている。
DVD再生装置は、図1に示すように、主映像圧縮データに関する補助情報が記録されている制御情報パック(以下、ナビゲーションパックという。)内の主情報のデータ量情報を基に主映像圧縮データのビットレートを求める映像ビットレート算出回路15を備えている。そして、DVD再生装置100は、映像ビットレート算出回路15で算出されたビットレートを表示制御する表示制御回路14を備えている。
上記DVD再生装置100は、記録媒体1からRF信号を再生するピックアップ2と、このピックアップ2により再生されたRF信号が供給されこのRF信号の2値化処理等を行うRF回路3と、RF回路3からの再生データが供給されエラー訂正等のデコード処理をするデータデコーダ4と、データデコーダ4によりデコード処理がされた再生データを主映像圧縮データ,副映像圧縮データ,音声圧縮データ及び補助情報に振り分けるデマルチプレクサ5とを備える。
また、DVD再生装置100は、デマルチプレクサ5から出力された上記主映像圧縮データを伸長するビデオデコーダ6と、上記副映像圧縮データを伸長して主映像データと合成する副映像デコーダ7と、上記音声圧縮データを伸長するオーディオデコーダ8と、副映像デコーダ7からの副映像データと主映像データが合成された映像データが供給されNTSC信号又はPAL信号に変換するデジタル/NTSC,PAL変換回路(以下、単にNTSC変換回路という。)9と、オーディオデコーダ8からのオーディオデータが供給されアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換回路(以下、単にD/A変換回路という。)10と、映像ビットレート算出回路15で求められた主映像圧縮データのビットレートを表示制御する表示制御回路16と、NTSC変換回路9から出力される映像に対して表示制御回路16から出力される表示制御されたビットレートの表示を合成するためのOSD(On Screen Display)回路14と、OSD回路14で合成処理等された映像を映すモニタ17とを備える。
さらに、DVD再生装置100は、ピックアップ2,RF回路3,データデコーダ4,デマルチプレクサ5,ビデオデコーダ6,副映像デコーダ7,オーディオデコーダ8,NTSC変換回路9,D/A変換回路10,OSD回路14及び表示制御回路16を制御するコントローラ11と、このコントローラ11とユーザーの操作入力を媒介するユーザーインターフェース12と、コントローラ11のデータ記憶部となるメモリ13とを備える。
上記コントローラ11には、記録媒体1より再生した主映像圧縮データのビットレートを算出する上述の映像ビットレート算出回路15が備えられている。コントローラ11は、映像ビットレート算出回路15によって算出した主映像圧縮データのビットレートを表示制御回路16に出力する。
なお、記録媒体1は、上述したようにDVDであって、図7に示すように、映画の1作品等の単位とされて、Video Object Set(以下、VOBSという。)で記録されている。
各VOBSには、それを再生するためのControl DataであるVideo Title Set Information(以下、VTSIという。)が付いている。それをVOBSの再生前に読み取っている。
VOBSは、複数のVideo Object(以下、VOBという。)から構成されている。DVDは、例えば、1つの映画を複数のスト−リ−展開で見ることができるマルチスト−リ機能に対応してフォ−マット化しており、このような機能はVOBごとで異なるスト−リ展開になる。そして、VOBは、複数のCellにより構成される。
Cellは、例えば映画における1シ−ン等の単位となる。すなわち、この1シ−ン毎の組み合わせがVOBとなり、この組み合わせの違いにより上記マルチスト−リ機能等を構成する。そして、Cellは、複数のVideo Object Unit(以下、VOBUという。)により構成される。
上記VOBUは、複数の主映像圧縮データ、副映像圧縮データ及び音声圧縮データのグループから構成される。
主映像圧縮データは、映画の主映像となるデータであって、DVDフォーマットにおけるビデオストリームを構成する。また、副映像圧縮データは、字幕等のデータであって、DVDフォーマットにおけるサブピクチャーストリームを構成する。そして、音声圧縮データは、音声に関するデータであって、DVDフォーマットにおけるオーディオストリームを構成する。
なお、VOBU内の主映像圧縮データによって、MPEG2のフォーマットにおけるGroup of Pictures(以下、GOPという。)が構成される。GOPは、MPEG2方式におけるフレ−ム間予測の構造の単位であって、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類のフレームから構成され、例えば全15フレ−ムで構成されている。
そして、VOBUでは、主映像圧縮データを主映像パック(V_PCK)に、副映像圧縮データを副映像パック(SP_PCK)に、そして音声圧縮データを音声パック(A_PCK)にそれぞれ収納している。各パックは、収納される各データに関する情報を有している。
また、VOBUは、そのヘッダ部に上記主映像圧縮データ、副映像圧縮データ及び音声圧縮データの補助情報からなるナビゲーションパック(NV_PCK)を有している。
上記ナビゲーションパックは、図8(a)に示すように、VOBU内の再生制御情報が含まれるPCI(Presentation Control Information )部と、VOBU内のデータサーチ情報が含まれるDSI(Data Search Information )部とから構成されている。
このように構成されている記録媒体1を再生するDVD再生装置100の各構成部について詳しく説明する。
ピックアップ2は、当該ピックアップ2に組み込まれているレーザ光源からのレーザ光を記録媒体1の信号記録面に照射して、信号記録面で反射された反射光を受光する。ピックアップ2は、受光した光に応じて再生したRF信号をRF回路3に供給する。
RF回路3は、このRF信号の波形等化及び2値化等をしてディジタルデータとその同期信号等を生成する。このRF回路3により生成されたディジタルデータ等は、データデコーダ4に供給される。
データデコーダ4は、RF回路3により生成されたディジタルデータに基づきデータの復調や誤り訂正等の処理を行う。データデコーダ4により復調等がされたディジタルデータは、デマルチプレクサ5に供給される。
また、このデータデコーダ4は、ディジタルデータの出力用にトラックバッファを設けている。このトラックバッファによりデータデコーダ4とデマルチプレクサ5との処理速度の違いが吸収される。
デマルチプレクサ5は、データデコーダ4によりエラー訂正のデコード処理等が施された記録媒体1から再生したディジタルデータを、各種パック、すなわち、主映像パック、副映像パック、音声パックに分割する。
デマルチプレクサ5は、主映像パックをビデオデコーダ6に供給し、副映像パックを副映像デコーダ7に供給し、音声パックをオーディオデコーダ8に供給する。
ビデオデコーダ6は、供給された主映像パック内の主映像圧縮データの復号処理を行い、この復号処理により伸長化された主映像データを生成する。このビデオデコーダ6は、復号処理を行うために3画面分の画像メモリを有している。すなわち、この3画面分の画像メモリを用いて、MPEG2のフォーマットにおける上記Iピクチャ,上記Pピクチャ及び上記Bピクチャをメモリ上に復号して、さらに、この復号された各ピクチャをメモリ上から出力する。ビデオデコーダ6は、生成した主映像データを副映像デコーダ7に供給する。
副映像デコーダ7は、供給された副映像パック内の副映像圧縮データの復号処理を行い、この復号処理をした副映像データをビデオデコーダ6から供給された主映像データに合成して、映像データを生成する。すなわち、副映像デコーダ7は、副映像データとして再生される字幕データ等を主映像データと合成する。なお、この副映像デコーダ7は、副映像データが無い場合には、主映像データをそのまま映像データとして出力する。副映像デコーダ7は、生成した映像データをNTSC変換回路9に供給する。
NTSC変換回路9は、映像データをディジタルデータからNTSCやPAL等のテレビジョン信号に変換する。NTSC変換回路9からのテレビジョン信号は、OSD回路14を介してモニタ17に映像として映し出される。
オーディオデコーダ8は、音声パック内の音声圧縮データの復号処理を行い、伸長した音声データを生成する。すなわち、オーディオデコーダ8は、音声データがMPEG2方式によって圧縮されていれば、これに対応した伸長処理をして、音声圧縮データを生成する。また、オーディオデコーダ8は、MPEG2のフォーマットの他に、リニアPCM又はドルビーAC3のフォーマットであれば、これに対応した処理を行う。オーディオデコーダ8は、生成した音声データをD/A変換回路10に供給する。
D/A変換回路10は、ディジタルデータである音声データをアナログの音声データに変換して出力する。この出力をスピーカ等に供給することにより、ユーザーが記録媒体1から再生した映像を視聴することができる。
コントローラ11は、ピックアップ2,RF回路3,データデコーダ4,デマルチプレクサ5,ビデオデコーダ6,副映像デコーダ7,オーディオデコーダ8,NTSC変換回路9,D/A変換回路10,OSD回路14及び表示制御回路16の制御を行う。
また、このコントローラ11には、操作パネルやリモートコントローラであるユーザーインターフェース12を介して操作入力がされ、この操作入力に基づき各回路の制御を行う。
上記コントローラ11は、映像ビットレート算出回路15によって、ナビゲーションパック内の主情報、すなわちVOBU内の主映像圧縮データ、副映像圧縮データ及び音声圧縮データ、のデータ量情報を基に主映像圧縮データのビットレートを求める。
映像ビットレート算出回路15によるビットレートの算出は、図2に示すようなフローチャートに従って行う。先ずステップS1に示すように、映像ビットレート算出回路15は、トータルビットレート(T_BR)、すなわちVOBU内の主映像圧縮データ、副映像圧縮データ及び音声圧縮データの合計ビットレート、を求める。
次に、映像ビットレート算出回路15は、ステップS2に示すように、オーディオビットレート(A_BR)、すなわち音声圧縮データのビットレート、を求める。
そして、映像ビットレート算出回路15は、ステップS3に示すように、映像ビットレート、すなわち主映像圧縮データのビットレート、を求める。ここでは、上記ステップS1において算出したトータルビットレート(T_BR)からステップS2において算出したオーディオビットレートを減算して、映像ビットレート(V_BR)を算出している。
これは、本実施の形態では、副映像圧縮データのビットレート(SP_BR)を、上記映像ビットレート(V_BR)及び上記オーディオビットレート(A_BR)と比較して十分小さいため、0として扱っているからである。
すなわち、本来であれば、(1)式のようにして、映像ビットレート(V_BR)を求める。
V_BR=T_BR−SP_BR−A_BR ・・・(1)
しかし、SP_BR≒0としているので、(2)式のように近似値としての映像ビットレート(V_BR)が算出される。
V_BR≒T_BR−A_BR ・・・(2)
以下に、上記ステップS1及びステップS2で行われるトータルビットレートの算出及びオーディオビットレートの算出について説明する。
上記映像ビットレート算出回路15は、図3に示すようなフローチャートに従ってトータルビットレートを算出する。
先ず映像ビットレート算出回路15は、ステップS11に示すように、VOBU内のトータルビット数を求める。トータルのビット数は、図8(b)及び図8(c)に示すように、ナビゲーションパックの上記DSIに関する情報が記録されているDSI_GI(Data Search Information General Information)を参照し、DSI_GIに記録されているVOBUのエンドアドレスを示すVOBU_EAをもとに求められる。
上記VOBU_EAは、VOBUのセクタ数を示すものである。なお、1セクタは、2048バイト(2048×8ビット)である。よって、映像トータルビットレート算出回路15は、(3)式によりトータルビット数(M)を算出する。
M(ビット)=2048×8×VOBU_EA ・・・(3)
そして、映像ビットレート算出回路15は、ステップS12に示すように、VOBUの再生時間(PTM)を算出する。再生時間は、図9(a)乃至図9(c)に示すように、ナビゲーションパックの上記PCIに関する情報が記録されるPCI_GI(Presentation Control Information General Information)を参照し、PCI_GI内に記録されているVOBUの再生開始時間を示すVOBU_S_PTMとVOBUの再生終了時間を示すVOBU_E_PTMとをもとに求められる。
すなわち、映像ビットレート算出回路15は、(4)式よりVOBUの再生時間(PTM)を算出することができる。
PTM(秒)=(VOBU_E_PTM −VOBU_S_PTM)/90000 ・・・(4)
なお、(4)式中の数値90000は、再生時間(PTM)を秒とするための係数である。
そして、映像ビットレート算出回路15は、ステップS13に示すように、トータルビットレート(T_BR)を算出する。すなわち、映像ビットレート算出回路15は、(5)式のように、トータルビット数(M)を再生時間(PTM)で割ってトータルビットレート(T_BR)を算出する。
T_BR(bps)=M/PTM ・・・(5)
以上が図2のステップS1においてトータルビットレート(T_BR)を算出する過程である。
次に図2のステップS2においてオーディオビットレートを算出する過程について説明する。映像ビットレート算出回路15は、図4に示すようなフローチャートに従ってオーディオビットレート(A_BR)を求める。
先ず、映像ビットレート算出回路15は、ステップS21に示すように、VOBU内のオーディオストリームの本数を求める。オーディオストリームの本数は、VTSIに記録されているオーディオストリームの本数の情報を示すVTS_AST_Nsを参照して得る。例えば、映像ビットレート算出回路15は、VTS_AST_Nsを参照して、リニアPCMとドルビーAC3とが各1本入っているという情報を得たとする。
次に、ステップS22に示すように、前ステップS21で得たオーディオストリームについてのその種類、すなわちリニアPCM及びドルビーAC3の種類、を得る。オーディオストリームの種類は、VTSIに記録されているオーディオストリーム種類の情報を示すVTS_AST_ATRTを参照して得る。
ところで、リニアPCMは、量子化ビット数が16ビット,20ビット及び24ビットの3種類、サンプリング周波数が48kHz及び96kHzの2種類の組み合わせの何れかで構成される。例えば、映像ビットレート算出回路15は、リニアPCMの量子化ビットが16ビット、サンプリング周波数が48kHzという情報を上記VTS_AST_ATRTより得たとする。
上記ドルビーAC3のビットレートも何種類か有り、これは、デマルチプレクサ5を通るストリーム中から抜き出された再生情報を映像ビットレート算出回路15に与えることによって得られる。
そして、前ステップS21及びステップS22において得た結果をもとに、ステップS23において、映像ビットレート算出回路15は、オーディオビットレートを得る。すなわち、量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数48kHzより算出したリニアPCMのビットレート数1536kbps(=16×48000×2)に例えば384kbpsとされるドルビーAC3のビットレートを加算してオーディオビットレートを得る。つまり、オーディオビットレート(A_BR)は、(6)式より算出される。
A_BR(kbps)=1536+384 =1920 ・・・(6)
以上のようにして求めたトータルビットレート(T_BR)とオーディオビットレート(A_BR)とを基に映像ビットレート(V_BR)を算出する。すなわち、上記(2)式に上記トータルビットレート(T_BR)と上記オーディオビットレート(A_BR)の値を代入して、映像ビットレート(V_BR)を算出する。
例えば、上記(5)式より算出したトータルビットレート(T_BR)が8Mbpsとした場合、上記(2)式にそれぞれ値を代入して、
V_BR(Mbps)≒T_BR−A_BR=8−1.92=6.08
といった映像ビットレート(V_BR)の算出結果を得ることができる。
以上のようにして、上記コントローラ11は、映像ビットレート算出回路15によって、主映像圧縮データのビットレートを算出することができる。
コントローラ11は、映像ビットレート算出回路15によって算出した映像ビットレートを表示制御回路16に出力する。
表示制御回路16は、入力された映像ビットレートを表示制御する。表示制御回路16は、映像ビットレートを、例えば図5に示すようにモニタ17にレベルメータの画像を表示するために、画像信号に変換するための表示制御をする。表示制御回路16は、表示制御した映像ビットレートの画像をOSD回路14に供給する。
OSD回路14は、上記NTSC変換回路9より供給されたテレビジョン信号と上記表示制御回路16より供給された映像ビットレートの画像信号を合成させて、モニタ17に当該合成した映像信号を供給する。モニタ17は、OSD回路14から供給された映像信号をもとに、例えば図6に示すように、映像にスーパーインポーズさせたビットレートをレベルメータ表示する。
このようにDVD再生装置100は、コントローラ11の映像ビットレート算出回路15によって算出した映像圧縮データのビットレートをモニタ17に表示することができる。
そして、DVD再生装置100は、デコード処理した映像にズーパーインポーズさせて、上記当該デコード処理した映像に係る映像圧縮データのビットレートを表示させることができる。よって、視聴者は、DVD再生装置100によって、リアルタイムで、客観的に、その瞬間の映像のビットレートを把握できるようになる。
なお、DVD再生装置100は、音声圧縮データのストリームの本数及び種類が上述の本数及び種類であることに限定されず、他の本数及び種類であっても、映像ビットレートを算出することができる。さらに、DVD再生装置100は、主情報が上述の映像副データ及び音声データの他にも他のデータが含まれている場合、それらを勘案して映像ビットレートを算出することもできる。
また、DVD再生装置100は、主映像圧縮データのビットレートを表示する表示部を当該DVD再生装置100に備えることもできる。これにより、視聴者は、DVD再生装置100の備えた上記表示部によっても主映像圧縮データのビットレートを確認することができる。
以上説明したような本発明の実施の形態となる信号再生装置は、映像圧縮データを含む主情報とこの主情報の補助データを含む補助情報とが記録された信号記録媒体を再生する信号再生装置において、上記補助情報内の上記主情報のデータ量情報を基に上記映像圧縮データのビットレートを求める映像ビットレート検出手段を備えることを特徴としている。ここで、上記映像ビットレートの表示を制御する表示制御手段を備えることが好ましい。また、上記補助情報と音声データを含む上記主情報とは再生単位毎にグループ化されており、上記映像ビットレート検出手段は、上記補助情報を基に得た上記主情報のビットレートから上記補助情報を基に得た上記音声データのビットレートを減算して上記再生単位毎のグループ内における上記映像圧縮データの上記映像ビットレートを算出することが好ましい。
従って、本発明の実施の形態となる信号再生装置は、補助情報内の主情報のデータ量情報を基に映像圧縮データのビットレートを求める映像ビットレート検出手段を備えることで、その圧縮された映像データのビットレートをリアルタイムで検出することができる。そして、ビットレートを映像にスーパーインポーズさせることで、客観的に映像の善し悪しを判断できるようになる。
また、本発明の実施の形態となる信号再生方法は、 映像圧縮データを含む主情報とこの主情報の補助データを含む補助情報とが記録された信号記録媒体を再生する信号再生方法において、上記補助情報内の上記主情報のデータ量情報を基に上記映像圧縮データのビットレートを求めることを特徴としている。ここで、上記映像ビットレートの表示を制御する表示制御手段を備えることが好ましい。また、上記補助情報と音声データを含む上記主情報とは再生単位毎にグループ化されており、上記補助情報を基に得た上記主情報のビットレートから上記補助情報を基に得た上記音声データのビットレートを減算して上記再生単位毎のグループ内における上記映像圧縮データの上記映像ビットレートを算出することが好ましい。
このような本発明の実施の形態の信号再生方法によれば、補助情報内の主情報のデータ量情報を基に映像圧縮データのビットレートを求めるているために、その圧縮された映像データのビットレートをリアルタイムで検出することができる。そして、ビットレートを映像にスーパーインポーズさせることで、客観的に映像の善し悪しを判断できるようになる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明に係る実施の形態となるDVD再生装置の回路構成図である。 上記DVD再生装置が映像ビットレートを求める手順を示すフローチャートである。 上記DVD再生装置が映像ビットレートを求める過程で主映像のビットレートを算出する手順を示すフローチャートである。 上記DVD再生装置が映像ビットレートを求める過程で音声圧縮データのビットレートを算出する手順を示すフローチャートである。 上記DVD再生装置がモニタにビットレートを表示している様子を示す図である。 上記DVD再生装置がモニタにおいて映像にスーパーインポーズさせてビットレートを表示している様子を示す図である。 上記DVD再生装置によって再生されるDVDのデータフォーマットである。 上記DVDのナビゲーションパック内に記録されているPCI_GIの情報のデータフォーマットである。 上記DVDのナビゲーションパック内に記録されているDSI_GIの情報のデータフォーマットである。
符号の説明
15 映像ビットレート算出回路、 100 DVD再生装置

Claims (8)

  1. 映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを処理する信号処理装置において、
    上記映像ビットレートの表示を制御する表示制御手段を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 上記主情報及び上記補助情報を含む全体のビットレートから上記音声データのビットレートを減算したものを上記映像データのビットレートとして算出する算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 上記全体のビットレートの算出は、少なくとも所定の再生単位の再生時間と所定の再生単位のデータ量とから算出することを特徴とする請求項2記載の信号処理装置。
  4. 上記音声データのビットレートの算出は、上記所定の再生単位において再生可能な音声データストリームの本数と該音声データストリームの種類を求めることにより算出することを特徴とする請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 上記全体のビットレート及び上記音声データのビットレートは、上記補助情報を基に算出することを特徴とする請求項2記載の信号処理装置。
  6. 映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを処理する信号処理方法において、
    上記映像ビットレートの表示を制御する表示制御ステップを備えることを特徴とする信号処理方法。
  7. 映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを制御手段により処理する信号処理プログラムにおいて、
    上記映像ビットレートの表示を制御する表示制御ステップを備えることを特徴とする信号処理プログラム。
  8. 映像データと音声データからなる主情報と、該主情報の補助データを含む補助情報とを制御手段により処理する信号処理プログラムを格納した記録媒体において、
    上記信号処理プログラムは、上記映像ビットレートの表示を制御する表示制御ステップを備えることを特徴とする記録媒体。
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