JPH10125046A - 記録媒体とこの記録媒体へのデータの記録装置とその記録方法、その記録媒体からのデータの再生装置とその再生方法 - Google Patents

記録媒体とこの記録媒体へのデータの記録装置とその記録方法、その記録媒体からのデータの再生装置とその再生方法

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JPH10125046A
JPH10125046A JP8272302A JP27230296A JPH10125046A JP H10125046 A JPH10125046 A JP H10125046A JP 8272302 A JP8272302 A JP 8272302A JP 27230296 A JP27230296 A JP 27230296A JP H10125046 A JPH10125046 A JP H10125046A
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JP
Japan
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data
unit
pack
video
reproduced
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Application number
JP8272302A
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English (en)
Inventor
Mitsuyuki Nozaki
光之 野▲崎▼
Shuichi Hisatomi
秀一 久富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ビデオデータに対する文字を文
字コード等により簡単かつ安価に付与することができ
る。 【解決手段】 この発明は、ビデオデータに任意に文字
データ(文字コードと制御コード)に対応したライン2
1データを重畳して光ディスクに記述しておくことによ
り、そのビデオデータを再生した際に、ビデオ信号にラ
イン21データの波形を重畳してモニタ部へ出力し、モ
ニタ部でビデオ信号の映像が表示されるとともに、ライ
ン21データの波形がデコードされて文字として重畳さ
れて表示されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮された動画
データや音声データ等の目的や種類の違うデータを記録
する光ディスク等の記録媒体、この記録媒体へデータを
記録する記録装置、その記録媒体へのデータの記録方
法、その記録媒体からデータを再生する再生装置、その
記録媒体からのデータの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TV等のメディア(米国)においては、
社会福祉のため難聴者向けにTVの映像と同時に文字を
TV上に表示し難聴者を補助することを目的として、ク
ローズド・キャプショニング・システムが取り入れられ
ている。
【0003】このクローズド・キャプショニング・シス
テムは標準NTSC映像信号の垂直帰線期間のライン2
1(フィールド1、フィールド2で異なる種類の信号と
なる)に文字情報を符号化複合信号として重畳し、メデ
ィアから送信するものである。
【0004】これにより、クローズド・キャプション・
デコーダの内蔵されたTVはこのデータをデコードし、
映像と同時に文字を表示するようになっている。
【0005】近年、圧縮されたデータとして、動画デー
タ(ビデオデータ)とこの動画データと同じ時間帯に再
生される副映像データ(字幕などの静止画)や音声デー
タが記録されている光ディスク(たとえばディジタル・
バーサタイル・ディスク;DVD)等の記録媒体、この
記録媒体へデータを記録する記録装置、およびその記録
媒体から各データを再生する再生装置が開発されてい
る。
【0006】このような記録媒体に、圧縮されたビデオ
データとともにこのビデオデータ内にクローズド・キャ
プションデータを記録することができるものが要望され
ている。
【0007】また、記録媒体に、圧縮されたビデオデー
タとともに字幕としての副映像が合成して表示されると
ともに、同時に上記クローズド・キャプションデータの
文字も合成して表示できたり、さらにある時間には圧縮
されたビデオデータとともに字幕としての副映像が合成
して表示され、他の時間には圧縮されたビデオデータと
ともに上記クローズド・キャプションデータの文字が合
成して表示されるように、データを記録することができ
るものが要望されている。
【0008】また、上記のような記録媒体を生成する記
録装置や、上記の記録媒体を扱って再生する再生装置も
要望されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、圧縮され
たビデオデータとともにこのビデオデータ内にクローズ
ド・キャプションデータを記録することができる記録媒
体を提供することを目的とする。
【0010】この発明は、圧縮されたビデオデータとと
もにこのビデオデータ内にクローズド・キャプションデ
ータを記録する記録媒体を生成する記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】この発明は、圧縮されたビデオデータとと
もにこのビデオデータ内にクローズド・キャプションデ
ータが記録されている記録媒体からデータを再生する再
生装置を提供することを目的とする。
【0012】この発明は、圧縮されたビデオデータと副
映像データを含む再生データとともにこのビデオデータ
内にクローズド・キャプションデータを記録することが
できる記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】この発明は、圧縮されたビデオデータと副
映像データを含む再生データとともにこのビデオデータ
内にクローズド・キャプションデータを記録する記録媒
体を生成する記録装置を提供することを目的とする。
【0014】この発明は、圧縮されたビデオデータと副
映像データを含む再生データとともにこのビデオデータ
内にクローズド・キャプションデータが記録されている
記録媒体からデータを再生する再生装置を提供すること
を目的とする。
【0015】この発明は、圧縮されたビデオデータと少
なくとも副映像データおよびオーディオデータのいずれ
かを含む再生データとともにこのビデオデータ内にクロ
ーズド・キャプションデータを記録することができる記
録媒体を提供することを目的とする。
【0016】この発明は、圧縮されたビデオデータと少
なくとも副映像データおよびオーディオデータのいずれ
かを含む再生データとともにこのビデオデータ内にクロ
ーズド・キャプションデータを記録する記録媒体を生成
する記録装置を提供することを目的とする。
【0017】この発明は、圧縮されたビデオデータと少
なくとも副映像データおよびオーディオデータのいずれ
かを含む再生データとともにこのビデオデータ内にクロ
ーズド・キャプションデータが記録されている記録媒体
からデータを再生する再生装置を提供することを目的と
する。
【0018】この発明は、圧縮されたビデオデータと副
映像データを含む再生データとともにこのビデオデータ
内にクローズド・キャプションデータが記録されている
記録媒体からデータを再生する際に、ビデオデータと副
映像データとクローズド・キャプションデータとを同時
に再生することができる再生装置を提供することを目的
とする。
【0019】この発明は、圧縮されたビデオデータと副
映像データを含む再生データとともにこのビデオデータ
内にクローズド・キャプションデータが記録されている
記録媒体からデータを再生する際に、ビデオデータと副
映像データとの合成画像、またはビデオデータとクロー
ズド・キャプションデータとを選択的に再生することが
できる再生装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の記録媒体は、
時系列的に再生対象とされ、その各々が一定時間範囲内
で再生される複数のデータユニットであって、そのデー
タユニット列が少なくとも圧縮されたビデオデータを含
む再生データをパケット化した複数のデータパック列か
ら構成されるものにおいて、上記ビデオデータのデータ
ユニット列内に、クローズドキャプション用のデータが
記録されているものである。
【0021】この発明の記録媒体は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと副映像データを含む再生データ
をパケット化した複数のデータパック列から構成される
ものにおいて、上記ビデオデータのデータユニット列内
に、クローズドキャプション用のデータが記録されてい
るものである。
【0022】この発明の記録媒体は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと少なくとも副映像データおよび
オーディオデータのいずれかを含む再生データをパケッ
ト化した複数のデータパック列から構成されるものにお
いて、上記ビデオデータのデータユニット列内に、クロ
ーズドキャプション用のデータが記録されているもので
ある。
【0023】この発明の記録媒体は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が少
なくとも圧縮されたビデオデータを含む再生データをパ
ケット化した複数のデータパック列およびそのデータパ
ック列の先頭に配置され、そのデータパックの再生情報
および他のデータユニットとの関係を記述したナビゲー
ション情報が格納されているナビゲーションパックから
構成されるものにおいて、上記ビデオデータのデータユ
ニット列内に、クローズドキャプション用のデータが記
録されているものである。
【0024】この発明の記録媒体は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと副映像データを含む再生データ
をパケット化した複数のデータパック列およびそのデー
タパック列の先頭に配置され、そのデータパックの再生
情報および他のデータユニットとの関係を記述したナビ
ゲーション情報が格納されているナビゲーションパック
から構成されるものにおいて、上記ビデオデータのデー
タユニット列内に、クローズドキャプション用のデータ
が記録されているものである。
【0025】この発明の記録媒体は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと少なくとも副映像データおよび
オーディオデータのいずれかを含む再生データをパケッ
ト化した複数のデータパック列およびそのデータパック
列の先頭に配置され、そのデータパックの再生情報およ
び他のデータユニットとの関係を記述したナビゲーショ
ン情報が格納されているナビゲーションパックから構成
されるものにおいて、上記ビデオデータのデータユニッ
ト列内に、クローズドキャプション用のデータが記録さ
れているものである。
【0026】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータを含む再生データをパケット化し
た複数のデータパック列から構成され、上記ビデオデー
タのデータユニット列内に、クローズドキャプション用
のデータが記録されている記録媒体からその再生データ
を取出す取出手段、この取出手段により取出された再生
データを再生信号に変換する第1の変換手段、上記取出
手段により取出されたビデオデータ内のクローズドキャ
プション用のデータを抽出する抽出手段、この抽出手段
により抽出されたクローズドキャプション用のデータを
再生信号に変換する第2の変換手段、および上記第1の
変換手段により変換された再生信号と上記第2の変換手
段により変換された再生信号とを合成して再生する再生
手段から構成される。
【0027】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと副映像データを含む再生データ
をパケット化した複数のデータパック列から構成され、
上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
キャプション用のデータが記録されている記録媒体から
その再生データを取出す取出手段、この取出手段により
取出された再生データを再生信号に変換する第1の変換
手段、上記取出手段により取出されたビデオデータ内の
クローズドキャプション用のデータを抽出する抽出手
段、この抽出手段により抽出されたクローズドキャプシ
ョン用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段、
および上記第1の変換手段により変換された再生信号と
上記第2の変換手段により変換された再生信号とを合成
して再生する再生手段から構成される。
【0028】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと少なくともオーディオデータお
よび副映像データのいずれかを含む再生データをパケッ
ト化した複数のデータパック列から構成され、上記ビデ
オデータのデータユニット列内に、クローズドキャプシ
ョン用のデータが記録されている記録媒体からその再生
データを取出す取出手段、この取出手段により取出され
た再生データを再生信号に変換する第1の変換手段、上
記取出手段により取出されたビデオデータ内のクローズ
ドキャプション用のデータを抽出する抽出手段、この抽
出手段により抽出されたクローズドキャプション用のデ
ータを再生信号に変換する第2の変換手段、および上記
第1の変換手段により変換された再生信号と上記第2の
変換手段により変換された再生信号とを合成して再生す
る再生手段から構成される。
【0029】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータを含む再生データをパケット化し
た複数のデータパック列およびそのデータパック列の先
頭に配置され、そのデータパックの再生情報および他の
データユニットとの関係を記述したナビゲーション情報
が格納されているナビゲーションパックから構成され、
上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
キャプション用のデータが記録されている記録媒体から
その再生データを取出す取出手段、この取出手段により
取出された再生データをナビゲーション情報を参照して
データユニットを再生信号に変換する第1の変換手段、
上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段、この
抽出手段により抽出されたクローズドキャプション用の
データを再生信号に変換する第2の変換手段、および上
記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第2
の変換手段により変換された再生信号とを合成して再生
する再生手段から構成される。
【0030】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと副映像データを含む再生データ
をパケット化した複数のデータパック列およびそのデー
タパック列の先頭に配置され、そのデータパックの再生
情報および他のデータユニットとの関係を記述したナビ
ゲーション情報が格納されているナビゲーションパック
から構成され、上記ビデオデータのデータユニット列内
に、クローズドキャプション用のデータが記録されてい
る記録媒体からその再生データを取出す取出手段、この
取出手段により取出された再生データをナビゲーション
情報を参照してデータユニットを再生信号に変換する第
1の変換手段、上記取出手段により取出されたビデオデ
ータ内のクローズドキャプション用のデータを抽出する
抽出手段、この抽出手段により抽出されたクローズドキ
ャプション用のデータを再生信号に変換する第2の変換
手段、および上記第1の変換手段により変換された再生
信号と上記第2の変換手段により変換された再生信号と
を合成して再生する再生手段から構成される。
【0031】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと少なくともオーディオデータお
よび副映像データのいずれかを含む再生データをパケッ
ト化した複数のデータパック列およびそのデータパック
列の先頭に配置され、そのデータパックの再生情報およ
び他のデータユニットとの関係を記述したナビゲーショ
ン情報が格納されているナビゲーションパックから構成
され、上記ビデオデータのデータユニット列内に、クロ
ーズドキャプション用のデータが記録されている記録媒
体からその再生データを取出す取出手段、この取出手段
により取出された再生データをナビゲーション情報を参
照してデータユニットを再生信号に変換する第1の変換
手段、上記取出手段により取出されたビデオデータ内の
クローズドキャプション用のデータを抽出する抽出手
段、この抽出手段により抽出されたクローズドキャプシ
ョン用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段、
および上記第1の変換手段により変換された再生信号と
上記第2の変換手段により変換された再生信号とを合成
して再生する再生手段から構成される。
【0032】この発明の記録装置は、クローズドキャプ
ション用のデータを含む圧縮されたビデオデータを含む
再生データをパケット化した複数のデータパックを生成
する生成手段、一定時間範囲内で再生されるべきデータ
パック列を単位としてデータユニットを複数用意する処
理手段、および上記データユニットを時系列的に再生可
能に記録媒体に記録する記録手段から構成される。
【0033】この発明の記録装置は、クローズドキャプ
ション用のデータを含む圧縮されたビデオデータと副映
像データを含む再生データをパケット化した複数のデー
タパックを生成する生成手段、一定時間範囲内で再生さ
れるべきデータパック列を単位としてデータユニットを
を複数用意する処理手段、および上記データユニットを
時系列的に再生可能に記録媒体に記録する記録手段から
構成される。
【0034】この発明の記録装置は、クローズドキャプ
ション用のデータを含む圧縮されたビデオデータと少な
くともオーディオデータおよび副映像データのいずれか
を含む再生データをパケット化した複数のデータパック
を生成する生成手段と、一定時間範囲内で再生されるべ
きデータパック列を単位としてデータユニットを複数用
意する処理手段、および上記データユニットを時系列的
に再生可能に記録媒体に記録する記録手段から構成され
る。
【0035】この発明の記録装置は、クローズドキャプ
ション用のデータを含む圧縮されたビデオデータを含む
再生データをパケット化した複数のデータパックを生成
する生成手段、一定時間範囲内で再生されるべきデータ
パック列を単位としてデータユニットを構成し、そのデ
ータユニット内の先頭にそのデータパックの再生情報お
よび他のデータユニットとの関係を記述したナビゲーシ
ョン情報が格納されているナビゲーションパックを設け
たデータユニットを複数用意する処理手段、および上記
データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に記録
する記録手段から構成される。
【0036】この発明の記録装置は、クローズドキャプ
ション用のデータを含む圧縮されたビデオデータと副映
像データを含む再生データをパケット化した複数のデー
タパックを生成する生成手段、一定時間範囲内で再生さ
れるべきデータパック列を単位としてデータユニットを
構成し、そのデータユニット内の先頭にそのデータパッ
クの再生情報および他のデータユニットとの関係を記述
したナビゲーション情報が格納されているナビゲーショ
ンパックを設けたデータユニットを複数用意する処理手
段、および上記データユニットを時系列的に再生可能に
記録媒体に記録する記録手段から構成される。
【0037】この発明の記録装置は、クローズドキャプ
ション用のデータを含む圧縮されたビデオデータと少な
くともオーディオデータおよび副映像データのいずれか
を含む再生データをパケット化した複数のデータパック
を生成する生成手段、一定時間範囲内で再生されるべき
データパック列を単位としてデータユニットを構成し、
そのデータユニット内の先頭にそのデータパックの再生
情報および他のデータユニットとの関係を記述したナビ
ゲーション情報が格納されているナビゲーションパック
を設けたデータユニットを複数用意する処理手段、およ
び上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体
に記録する記録手段から構成される。
【0038】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと副映像データを含む再生データ
をパケット化した複数のデータパック列から構成され、
上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
キャプション用のデータが記録されている記録媒体から
その再生データを取出す取出手段、この取出手段により
取出されたビデオデータを再生信号に変換する第1の変
換手段、上記取出手段により取出された副映像データを
再生信号に変換する第2の変換手段、上記取出手段によ
り取出されたビデオデータ内のクローズドキャプション
用のデータを抽出する抽出手段、この抽出手段により抽
出されたクローズドキャプション用のデータを再生信号
に変換する第3の変換手段、および上記第1から第3の
変換手段により変換された再生信号を合成して再生する
再生手段から構成される。
【0039】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと副映像データを含む再生データ
をパケット化した複数のデータパック列から構成され、
上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
キャプション用のデータが記録されている記録媒体から
その再生データを取出す取出手段、この取出手段により
取出されたビデオデータを再生信号に変換する第1の変
換手段、上記取出手段により取出された副映像データを
再生信号に変換する第2の変換手段、上記取出手段によ
り取出されたビデオデータ内のクローズドキャプション
用のデータを抽出する抽出手段、この抽出手段により抽
出されたクローズドキャプション用のデータを再生信号
に変換する第3の変換手段、および上記第1の変換手段
により変換された再生信号に対して、選択的に、上記第
2の変換手段により変換された再生信号または上記第3
の変換手段により変換された再生信号を合成して再生す
る再生手段から構成される。
【0040】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと少なくともオーディオデータお
よび副映像データのいずれかを含む再生データをパケッ
ト化した複数のデータパック列から構成され、上記ビデ
オデータのデータユニット列内に、2種類のクローズド
キャプション用のデータが記録されている記録媒体から
その再生データを取出す取出手段、この取出手段により
取出されたビデオデータを再生信号に変換する第1の変
換手段、上記取出手段により取出されたビデオデータ内
の2種類のクローズドキャプション用のデータを抽出す
る抽出手段、この抽出手段により抽出された2種類のク
ローズドキャプション用のデータの一方を選択して再生
信号に変換する第2の変換手段、および上記第1、第2
の変換手段により変換された再生信号を合成して再生す
る再生手段から構成される。
【0041】この発明の再生装置は、時系列的に再生対
象とされ、その各々が一定時間範囲内で再生される複数
のデータユニットであって、そのデータユニット列が圧
縮されたビデオデータと少なくともオーディオデータお
よび副映像データのいずれかを含む再生データをパケッ
ト化した複数のデータパック列から構成され、上記ビデ
オデータのデータユニット列内に、クローズドキャプシ
ョン用のデータが記録されている記録媒体からその再生
データを取出す取出手段、 この取出手段により取出さ
れたビデオデータを再生信号に変換する第1の変換手
段、上記取出手段により取出されたビデオデータ内のク
ローズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段、
この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段、およ
び上記第1の変換手段により変換された再生信号の1フ
ィールド内の21ラインに上記第2の変換手段により変
換された再生信号を重畳して再生する再生手段から構成
される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例に係る光ディスク再生装置を説明する。
【0043】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディスク再生装置のブロッ
クを示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライ
ブするディスクドライブ部のブロックを示し、図3は、
図1及び図2に示した光ディスクの構造を示している。
【0044】図1に示すように光ディスク再生装置は、
キー操作/表示部4、モニタ部6及びスピーカ部8を具
備している。ここで、ユーザがキー操作/表示部4を操
作することによって光ディスク10から記録データが再
生される。記録データは、圧縮された映像データ(たと
えばMPEG2)、副映像データ及び音声データを含
み、これらは、ビデオ信号及びオーディオ信号に変換さ
れる。モニタ部6は、ビデオ信号によって映像を表示
し、スピーカ部8は、オーディオ信号によって音声を発
生している。
【0045】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造がある。この光ディスク10には、例えば、図
3に示すように、高密度でデータが記録される読み出し
専用ディスクがある。図3に示されるように光ディスク
10は、一対の複合層18とこの複合ディスク層18間
に介挿された接着層20とから構成されている。この各
複合ディスク層18は、透明基板14及び記録層、即
ち、光反射層16から構成されている。このディスク層
18は、光反射層16が接着層20の面上に接触するよ
うに配置される。この光ディスク10には、中心孔22
が設けられ、その両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10をその回転時に押さえる為のクランピング
領域24が設けられている。中心孔22には、光ディス
ク装置にディスク10が装填された際に図2に示された
スピンドルモータ12のスピンドルが挿入され、ディス
クが回転される間、光ディスク10は、そのクランピン
グ領域24でクランプされる。
【0046】図3に示すように、光ディスク10は、そ
の両面のクランピング領域24の周囲に光ディスク10
に情報を記録することができる情報領域25を有してい
る。各情報領域25は、その外周領域が通常は情報が記
録されないリードアウト領域26に、また、クランピン
グ領域24に接するその内周領域が同様に、通常は情報
が記録されないリードイン領域27に定められ、更に、
このリードアウト領域26とリードイン領域27との間
がデータ記録領域28に定められている。
【0047】情報領域25の記録層16には、通常、デ
ータが記録される領域としてトラックがスパイラル状に
連続して形成され、その連続するトラックは、複数の物
理的なセクタに分割され、そのセクタには、連続番号が
付され、このセクタを基準にデータが記録されている。
情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際のデー
タ記録領域であって、後に説明するように再生情報、ビ
デオデータ、副映像データ及びオーディオデータが同様
にピット(即ち、物理的状態の変化)として記録されて
いる。読み出し専用の光ディスク10では、透明基板1
4にピット列が予めスタンパーで形成され、このピット
列が形成された透明基板14の面に反射層が蒸着により
形成され、その反射層が記録層16として形成されるこ
ととなる。また、この読み出し専用の光ディスク10で
は、通常、トラックとしてのグルーブが特に設けられ
ず、透明基板14の面に形成されるピット列がトラック
として定められている。
【0048】このような光ディスク装置12は、図1に
示されるように更にディスクドライブ部30、システム
CPU部50、システムROM/RAM部52、システ
ムプロッセッサ部54、データRAM部56、MPEG
デコーダLSI57、ビデオプロセッサLSI58、お
よび音声処理回路59から構成されている。システムプ
ロッセッサ部54は、システムタイムクロック54A及
びレジスタ54Bを備えている。
【0049】図2に示すようにディスクドライブ部30
は、モータドライブ回路11、スピンドルモータ12、
光学ヘッド32(即ち、光ピックアップ)、フィードモ
ータ33、フォ―カス回路36、フィードモータ駆動回
路37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40及び
サーボ処理回路44を具備している。光ディスク10
は、モータ駆動回路11によって駆動されるスピンドル
モータ12上に載置され、このスピンドルモータ12に
よって回転される。光ディスク10にレーザビームを照
射する光学ヘッド32が光ディスク10の下に置かれて
いる。また、この光学ヘッド32は、ガイド機構(図示
せず)上に載置されている。フィードモータ駆動回路3
7がフィードモータ33に駆動信号を供給する為に設け
られている。モータ33は、駆動信号によって駆動され
て光学ヘッド32を光ディスク10の半径方向に移動し
ている。光学ヘッド32は、光ディスク10に対向され
る対物レンズ34を備えている。対物レンズ34は、フ
ォ―カス回路36から供給される駆動信号に従ってその
光軸に沿って移動される。
【0050】上述した光ディスク10からデータを再生
するには、光学ヘッド32が対物レンズ34を介してレ
ーザビームを光ディスク10に照射される。この対物レ
ンズ34は、トラッキング回路38から供給された駆動
信号に従って光ディスク10の半径方向に微動される。
また、対物レンズ34は、その焦点が光ディスク10の
記録層16に位置されるようにフォーカシング回路36
から供給された駆動信号に従ってその光軸方向に沿って
微動される。その結果、レーザビームは、最小ビームス
ポットをスパイラルトラック(即ち、ピット列)上に形
成され、トラックが光ビームスポットで追跡される。レ
ーザビームは、記録層16から反射され、光学ヘッド3
2に戻される。光ヘッド32では、光ディスク10から
反射された光ビームを電気信号に変換し、この電気信号
は、光ヘッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ
処理回路44に供給される。サーボ処理回路44では、
電気信号からフォ―カス信号、トラッキング信号及びモ
ータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々フォ―カス
回路36、トラッキング回路38、モータ駆動回路11
に供給している。
【0051】従って、対物レンズ34がその光軸及び光
ディスク10の半径方向に沿って移動され、その焦点が
光ディスク10の記録層16に位置され、また、レーザ
ビームが最小ビームスポットをスパイラルトラック上に
形成する。また、モータ駆動回路11によってスピンド
ルモータ12が所定の回転数で回転される。その結果、
光ディスク10のピット列が光ビームで、例えば、線速
一定で追跡される。
【0052】図1に示されるシステムCPU部50から
アクセス信号としての制御信号がサーボ処理回路44に
供給される。この制御信号に応答してサーボ処理回路4
4からヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に
供給されてこの回路37が駆動信号をフィードモータ3
3に供給することとなる。従って、フィードモータ33
が駆動され、光ヘッド32が光ディスク10の半径方向
に沿って移動される。そして、光学ヘッド32によって
光ディスク10の記録層16に形成された所定のセクタ
がアクセスされる。再生データは、その所定のセクタか
ら再生されて光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供
給され、このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクド
ライブ部30から出力される。
【0053】出力された再生データは、システム用RO
M及びRAM部52に記録されたプログラムで制御され
るシステムCPU部50の管理下でシステムプロセッサ
部54によってデータRAM部56に格納される。この
格納された再生データは、システムプロセッサ部54に
よって同時刻に再生されるナビゲーションデータはデー
タRAM部56へ出力され、ビデオデータ、オーディオ
データ及び副映像データは多重ストリームとしてMPE
GデコーダLSI57に出力される。MPEGデコーダ
LSI57は、ビデオストリームとそれ以外のストリー
ムとを切分け、この切分けたビデオストリームのデータ
をデコードして映像を復元してビデオプロセッサLSI
58に出力する。また、MPEGデコーダLSI57
は、ビデオストリーム以外のオーディオストリーム及び
副映像ストリームをビデオプロセッサLSI58に出力
する。ビデオプロセッサLSI58は、MPEGデコー
ダLSI57からの復元したビデオ(映像)データから
アナログ信号のビデオ信号を生成する。また、ビデオプ
ロセッサLSI58は、MPEGデコーダLSI57か
らのオーディオストリームと副映像ストリームとを切分
け、この切分けた副映像ストリームをデコードして副映
像信号を生成し、上記ビデオ信号にこの副映像信号を重
畳してモニタ部6に出力される。ビデオプロセッサLS
I58により切分けられたオーディオストリームは音声
処理回路59へ出力される。音声処理回路59は、供給
されるオーディオストリームをデジタル信号やアナログ
信号のオーディオ信号に変換されスピーカ部8に供給さ
れる。
【0054】この結果、ビデオ信号によってモニタ部6
に映像が表示されるとともにオーディオ信号によってス
ピーカ部8から音声が再現される。
【0055】上記システムプロセッサ部54は、ナビゲ
ーションデータとそれ以外のデータとをパックごとのパ
ケットヘッダに記述されているストリームID(後述す
る)によって切分け、MPEGデコーダLSI57は、
ビデオストリームとそれ以外のストリームとを後述する
各パックごとのパケットヘッダに記述されているストリ
ームID(後述する)によって切分け、ビデオプロセッ
サLSI58は、オーディオストリームと副映像ストリ
ームとを後述する各パックごとのパケットヘッダに続い
て記述されているサブストリームID(後述する)によ
って切分けている。
【0056】上記システムプロセッサ部54は、ストリ
ームIDがプライベートストリーム2を示す場合にデー
タRAM部56へ出力され、ストリームIDがそれ以外
の場合、MPEGデコーダLSI57へ出力されるよう
になっている。
【0057】また、MPEGデコーダLSI57は、ビ
デオストリーム内のユーザデータとして後述するクロー
ズド・キャプション・データを含むライン21データが
格納されている場合、そのライン21データを取り出
し、システムCPU部50へ出力する。このシステムC
PU部50はMPEGデコーダLSI57から得られる
ライン21データ内の必要なデータをビデオプロセッサ
LSI58へ出力する。ビデオプロセッサLSI58
は、システムCPU部50から供給されるライン21デ
ータに基づいたライン21信号を生成し、この生成され
たライン21信号を上記ビデオ信号の垂直帰線期間のラ
イン21に重畳するようになっている。この際、同時に
副映像信号が重畳されていても良い。
【0058】上記ビデオ信号に対するライン21信号波
形と副映像信号の重畳が切換えられるようにしても良
い。すなわち、ビデオ信号に対して、ライン21信号の
みの重畳が行えたり、ビデオ信号に対して、副映像信号
のみの重畳が行えたり、ビデオ信号に対して、副映像信
号とライン21信号波形の両方の重畳が行えたりするよ
うに切換えられるようにしても良い。
【0059】この切換えは、接続されているモニタ部6
の種別(たとえば、インターレース、ノンインターレー
ス)に応じて切換えられたり、光ディスク10に記録さ
れているビデオデータの種別(たとえば、インターレー
ス、ノンインターレース)により切換えられたり、ある
いはキー操作/表示部4やリモートコントロール5から
の指示(ハンディキャップ・パーソンに対する設定)に
より切換えられるようにしても良い。
【0060】上記モニタ部6へ供給されるビデオ信号に
ライン21信号波形が重畳されている場合、モニタ部6
に内蔵されているデコーダ(図示しない)により、1フ
ィールドに2バイトずつ順次送られてくるデータを蓄
え、データがすべて揃った後、指定された文字を、指定
された場所に、指定された時間だけ、通常の映像と同時
に画面上に表示するようになっている。
【0061】図1に示す光ディスク再生装置において
は、ユーザが本体のフロントパネルのキー操作及び表示
部4、あるいは本体内のリモートコントロールレシーブ
部4Aと赤外線による光通信により接続されている遠隔
操作装置としてのリモートコントロール5を操作するこ
とによって光ディスク10から記録データ、即ち、映像
データ、副映像データ及び音声データが再生され、装置
内でオーディオ(音声)信号及びビデオ信号に変換され
て装置外のモニタ部6及びスピーカ部8で映像及び音声
として再現される。
【0062】上記キー操作及び表示部4は、図4に示す
ように、電源キー4a、マイクの入力端子4b、再生キ
ー4c、一時停止キー4d、停止キー4e、早送り後戻
りキー4f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示
するオープン/クローズキー4g、表示器4h、光ディ
スク10の挿入、取出口4i等により構成されている。
【0063】上記リモートコントロール5は、図5に示
すように、電源キー5a、数字キー5b、停止キー5
c、再生キー5d、一時停止キー5e、メモリキー5
f、光ディスク10の取り込み取り外しを指示するオー
プン/クローズキー5g、早送り後戻りキー5h、キー
5i、リピートの指示と範囲を指示するリピートキー5
j、メニュー画面の表示を指示するメニューキー5k、
タイトルメニュー画面の表示を指示するタイトルキー5
l、メニュー画面表示時の項目を選択する際に用いる上
下左右のセレクトキー5m等により構成されている。
【0064】図1に示す光ディスク装置の詳細な動作に
ついては、次に説明する光ディスク10の論理フォーマ
ットを参照して後により詳細に説明する。
【0065】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、図6に示されるようなボリューム及び
ファイル構造を有している。この構造は、論理フォーマ
ットとして特定の規格、例えば、マイクロUDF(mi
cro UDF)及びISO9660に準拠されて定め
られている。データ記録領域28は、既に説明したよう
に物理的に複数のセクタに分割され、その物理的セクタ
には、連続番号が付されている。下記の説明で論理アド
レスは、マイクロUDF(micro UDF)及びI
SO9660で定められるように論理セクタ番号(LS
N)を意味し、論理セクタは、物理セクタのサイズと同
様に2048バイトであり、論理セクタの番号(LS
N)は、物理セクタ番号の昇順とともに連続番号が付加
されている。
【0066】図6に示されるようにこのボリューム及び
ファイル構造は、階層構造を有し、ボリューム及びファ
イル構造領域70、ビデオマネージャー71、少なくと
も1以上のビデオタイトルセット72及び他の記録領域
73を有している。これら領域は、論理セクタの境界上
で区分されている。ここで、従来のCDと同様に1論理
セクタは、2048バイトと定義されている。同様に、
1論理ブロックも2048バイトと定義され、従って、
1論理セクタは、1論理ブロックと定義される。
【0067】ファイル構造領域70は、マイクロUDF
及びISO9660に定められる管理領域に相当し、こ
の領域の記述を介してビデオマネージャー71がシステ
ムROM/RAM部52に格納される。ビデオマネージ
ャー71には、図7を参照して説明するようにビデオタ
イトルセットを管理する情報が記述され、ファイル#0
から始まる複数のファイル74から構成されている。ま
た、各ビデオタイトルセット72には、後に説明するよ
うに圧縮されたビデオデータ、オーディオデータ及び副
映像データ及びこれらの再生情報が格納され、同様に複
数のファイル74から構成されている。ここで、複数の
ビデオタイトルセット72は、最大99個に制限され、
また、各ビデオタイトルセット72を構成するファイル
74(File #j から File #j+9)の
数は、最大10個に定められている。これらファイルも
同様に論理セクタの境界で区分されている。
【0068】他の記録領域73には、上述したビデオタ
イトルセット72を利用可能な情報が記録されている。
この他の記録領域73は、必ずしも設けられなくとも良
い。
【0069】図7に示すようにビデオマネージャー71
は、夫々が各ファイル74に相当する3つの項目を含ん
でいる。即ち、ビデオマネージャー71は、ビデオマネ
ージャー情報(VMGI)75、ビデオマネージャー情
報メニューの為のビデオオブジェクトセット(VMGM
_VOBS)76及びビデオマネージャー情報のバック
アップ(VMGI_BUP)77から構成されている。
ここで、ビデオマネージャー情報(VMGI)75及び
ビデオマネージャー情報のバックアップ77(VMGI
_BUP)77は、必須の項目とされ、ビデオマネージ
ャー情報メニューの為のビデオオブジェクトセット(V
MGM_VOBS)76は、オプションとされている。
このVMGM用のビデオオブジェクトセット(VMGM
_VOBS)76には、ビデオマネージャー71が管理
する当該光ディスクのボリュームに関するメニューのビ
デオデータ、オーディオデータ及び副映像データが格納
されている。
【0070】このVMGM用のビデオオブジェクトセッ
ト(VMGM_VOBS)76によって後に説明される
ビデオの再生のように当該光ディスクのボリューム名、
ボリューム名表示に伴う音声及び副映像の説明が表示さ
れるとともに選択可能な項目が副映像で表示される。例
えば、VMGM用のビデオオブジェクトセット(VMG
M_VOBS)76によって当該光ディスクがあるボク
サーのワールドチャンピョンに至るまでの試合を格納し
たビデオデータである旨、即ち、ボクサーXの栄光の歴
史等のボリューム名とともにボクサーXのファイティン
グポーズがビデオデータで再生されるとともに彼のテー
マソングが音声で再生され、副映像で彼の年表等が表示
される。また、選択項目として試合のナレーションを英
語、日本語等のいずれの言語を選択するかが問い合わさ
れるとともに副映像で他の言語の字幕を表示するか、ま
た、いずれの言語の字幕を選択するか否かが問い合わさ
れる。このVMGM用のビデオオブジェクトセット(V
MGM_VOBS)76によってユーザは、例えば、音
声は、英語で副映像として日本語の字幕を採用してボク
サーXの試合のビデオを鑑賞する準備が整うこととな
る。
【0071】ここで、図8を参照してビデオオブジェク
トセット(VOBS)82の構造について説明する。図
8は、ビデオオブジェクトセット(VOBS)82の一
例を示している。このビデオオブジェクトセット(VO
BS)82には、2つのメニュー用及びタイトル用とし
て3つのタイプのビデオオブジェクトセット(VOB
S)76、95、96がある。即ち、ビデオオブジェク
トセット(VOBS)82は、後に説明するようにビデ
オタイトルセット(VTS)72中にビデオタイトルセ
ットのメニュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM
_VOBS)95及び少なくとも1つ以上のビデオタイ
トルセットのタイトルの為のビデオオブジェクトセット
(VTSTT_VOBS)96があり、いずれのビデオ
オブジェクトセット82もその用途が異なるのみで同様
の構造を有している。
【0072】図8に示すようにビデオオブジェクトセッ
ト(VOBS)82は、1個以上のビデオオブジェクト
(VOB)83の集合として定義され、ビデオオブジェ
クトセット(VOBS)82中のビデオオブジェクト8
3は、同一の用途の供される。通常、メニュー用のビデ
オオブジェクトセット(VOBS)82は、1つのビデ
オオブジェクト(VOB)83で構成され、複数のメニ
ュー用の画面を表示するデータが格納される。これに対
してタイトルセット用のビデオオブジェクトセット(V
TSTT_VOBS)82は、通常、複数のビデオオブ
ジェクト(VOB)83で構成される。
【0073】ここで、ビデオオブジェクト(VOB)8
3は、上述したボクシングのビデオを例にすれば、ボク
サーXの各試合の映像データに相当し、ビデオオブジェ
クト(VOB)を指定することによって例えば、ワール
ドチャンピョンに挑戦する第11戦をビデオで再現する
ことができる。また、ビデオタイトルセット72のメニ
ュー用ビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95には、そのボクサーXの試合のメニューデータ
が格納され、そのメニューの表示に従って、特定の試
合、例えば、ワールドチャンピョンに挑戦する第11戦
を指定することができる。尚、通常の1ストーリの映画
では、1ビデオオブジェクト(VOB)83が1ビデオ
オブジェクトセット(VOBS)82に相当し、1ビデ
オストリームが1ビデオオブジェクトセット(VOB
S)82で完結することとなる。また、アニメ集、或い
は、オムニバス形式の映画では、1ビデオオブジェクト
セット(VOBS)82中に各ストーリに対応する複数
のビデオストリームが設けられ、各ビデオストリームが
対応するビデオオブジェクトに格納されている。従っ
て、ビデオストリームに関連したオーディオストリーム
及び副映像ストリームも各ビデオオブジェクト(VO
B)83中で完結することとなる。
【0074】ビデオオブジェクト(VOB)83には、
識別番号(IDN#j)が付され、この識別番号によっ
てそのビデオオブジェクト(VOB)83を特定するこ
とができる。ビデオオブジェクト(VOB)83は、1
又は複数のセル84から構成される。通常のビデオスト
リームは、複数のセルから構成されることとなるが、メ
ニュー用のビデオストリーム、即ち、ビデオオブジェク
ト(VOB)83は、1つのセル84から構成される場
合もある。同様にセルには、識別番号(C_IDN#
j)が付され、このセル識別番号(C_IDN#j)に
よってセル84が特定される。
【0075】図8に示すように各セル84は、1又は複
数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)85、通
常は、複数のビデオオブジェクトユニット(VOBU)
85から構成される。ここで、ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85は、1つのナビゲーションパック
(NVパック)86を先頭に有するパック列として定義
される。即ち、ビデオオブジェクトユニット(VOB
U)85は、あるナビゲーションパック86から次のナ
ビゲーションパックの直前まで記録される全パックの集
まりとして定義される。このビデオオブジェクトユニッ
ト(VOBU)の再生時間は、図9に示すようにビデオ
オブジェクトユニット(VOBU)中に含まれる単数又
は複数個のGOPから構成されるビデオデータの再生時
間に相当し、その再生時間は、0.4秒以上であって1
秒より大きくならないように定められる。MPEGで
は、1GOPは、通常0.5秒であってその間に15枚
程度の画像が再生する為の圧縮された画面データである
と定められている。
【0076】図8に示すようにビデオオブジェクトユニ
ットがビデオデータを含む場合には、MPEG規格に定
められたビデオパック(Vパック)87、副映像パック
(SPパック)90、及びオーディオパック(Aパッ
ク)91から構成されるGOPが配列されてビデオデー
タストリームが構成されるが、このGOPの数とは、無
関係にGOPの再生時間を基準にしてビデオオブジェク
ト(VOBU)83が定められ、その先頭には、常にナ
ビゲーションパック(NVパック)86が配列される。
また、オーディオ及び/又は副映像データのみの再生デ
ータにあってもこのビデオオブジェクトユニットを1単
位として再生データが構成される。即ち、オーディオパ
ック91のみでビデオオブジェクトユニットが構成され
ても、ビデオデータのビデオオブジェクトと同様にその
オーディオデータが属するビデオオブジェクトユニット
の再生時間内に再生されるべきオーディオパック91が
そのビデオオブジェクトユニットに格納される。これら
パックの再生の手順に関しては、ナビゲーションパック
(NVパック)86とともに後に詳述する。
【0077】再び図7を参照してビデオマネージャー7
1について説明する。ビデオマネージャー71の先頭に
配置されるビデオマネージャー情報75は、タイトルを
サーチする為の情報、ビデオマネージャーメニューの再
生の為の情報のようなビデオタイトルセット(VTS)
72を管理する情報が記述され、図7に示す順序で少な
くとも3つのテーブル78、79、80が記録されてい
る。この各テーブル78、79、80は、論理セクタの
境界に一致されている。第1のテーブルであるビデオマ
ネージャー情報管理テーブル(VMGI_MAT)78
は、必須のテーブルであってビデオマネージャー71の
サイズ、このビデオマネージャー71中の各情報のスタ
ートアドレス、ビデオマネージャー情報メニュー用のビ
デオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)76に
関する属性情報等が記述されている。
【0078】また、ビデオマネージャー71の第2のテ
ーブルであるタイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、装置のキー及び表示部4からの
タイトル番号の入力に応じて選定可能な当該光ディスク
10中のボリュームに含まれるビデオタイトルのエント
リープログラムチェーン(EPGC)が記載されてい
る。
【0079】ここで、プログラムチェーン187とは、
図9に示すようにあるタイトルのストーリーを再現する
プログラム189の集合であってプログラムチェーンが
連続して再現されることによってある1タイトルの映画
が完結される。従って、ユーザーは、プログラムチェー
ン187内のプログラム189を指定することによって
映画の特定のシーンからその映画を鑑賞することができ
る。
【0080】ビデオマネージャー71の第3のテーブル
であるビデオタイトルセット属性テーブル(VTS_A
TRT)80には、当該光ディスクのボリューム中のビ
デオタイトルセット(VTS)72に定められた属性情
報が記載される。即ち、属性情報としてビデオタイトル
セット(VTS)72の数、ビデオタイトルセット(V
TS)72の番号、ビデオの属性、例えば、ビデオデー
タの圧縮方式等、オーディオストリームの属性、例え
ば、オーディオの符号化モード等、副映像の属性、例え
ば、副映像の表示タイプ等がこのテーブルに記載されて
いる。
【0081】ビデオマネージャー情報管理テーブル(V
MGI_MAT)78及びタイトルサーチポインターテ
ーブル(TT_SRPT)79に記載の記述内容の詳細
について、図10、図11、図12及び図13を参照し
て次に説明する。
【0082】図10に示すようにビデオマネージャー情
報管理テーブル(VMGI_MAT)78には、ビデオ
マネージャー71の識別子(VMG_ID)、論理ブロ
ック(既に説明したように1論理ブロックは、2048
バイト)の数でビデオ管理情報のサイズ(VMGI_S
Z)、当該光ディスク、通称、ディジタルバーサタイル
ディスク(ディジタル多用途ディスク:以下、単にDV
Dと称する。)の規格に関するバージョン番号(VER
N)及びビデオマネージャー71のカテゴリー(VMG
_CAT)が記載されている。
【0083】ここで、ビデオマネージャー71のカテゴ
リー(VMG_CAT)には、このDVDビデオデイレ
クトリーがコピーを禁止であるか否かのフラグ等が記載
される。また、このテーブル(VMGI_MAT)78
には、ボリュームセットの識別子(VLMS_ID)、
ビデオタイトルセットの数(VTS_Ns)、このディ
スクに記録されるデータの供給者の識別子(PVR_I
D)、ビデオマネージャーメニューの為のビデオオブジ
ェクトセット(VMGM_VOBS)76のスタートア
ドレス(VNGM_VOBS_SA)、ビデオマネージ
ャー情報の管理テーブル(VMGI_MAT)78の終
了アドレス(VMGI_MAT_EA)、タイトルサー
チポインターテーブル(TT_SRPT)79のスター
トアドレス(TT_SRPT_SA)が記載されてい
る。VMG_MAT78の終了アドレス(VMGI_M
AT_EA)及びTT_SRPT79のスタートアドレ
ス(TT_SRPT_SA)は、先頭の論理ブロックか
らの相対的な論理ブロック数で記載されている。
【0084】更に、このテーブル78には、ビデオタイ
トルセット(VTS)72の属性テーブル(VTS_A
TRT)80のスタートアドレス(VTS_ATRT_
SA)がVMGIマネージャーテーブル(VMGI_M
AT)71の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載
され、ビデオマネージャーメニュー(VMGM)のビデ
オ属性(VMGM_V_ATR)が記載されている。更
にまた、このテーブル78には、ビデオマネージャーメ
ニュー(VMGM)のオーディオストリームの数(VM
GM_AST_Ns)、ビデオマネージャーメニュー
(VMGM)のオーディオストリームの属性(VMGM
_AST_ATR)、ビデオマネージャーメニュー(V
MGM)の副映像ストリームの数(VMGM_SPST
_Ns)及びビデオマネージャーメニュー(VMGM)
の副映像ストリームの属性(VMGM_SPST_AT
R)が記載されている。
【0085】タイトルサーチポインターテーブル(TT
_SRPT)79には、図11に示すように始めにタイ
トルサーチポインターテーブルの情報(TSPTI)が
記載され、次に入力番号1からn(n≦99)に対する
タイトルサーチポインタ(TT_SRP)が必要な数だ
け連続的に記載されている。この光ディスクのボリュー
ム中に1タイトルの再生データ、例えば、1タイトルの
ビデオデータしか格納されていない場合には、1つのタ
イトルサーチポインタ(TT_SRP)93しかこのテ
ーブル(TT_SRPT)79に記載されない。
【0086】タイトルサーチポインターテーブル情報
(TSPTI)92には、図12に示されるようにエン
トリープログラムチェーンの数(EN_PGC_Ns)
及びタイトルサーチポインタ(TT_SRP)93の終
了アドレス(TT_SRPT_EA)が記載されてい
る。このアドレス(TT_SRPT_EA)は、このタ
イトルサーチポインタテーブル(TT_SRPT)79
の先頭バイトからの相対的なバイト数で記載される。ま
た、図13に示すように各タイトルサーチポインタ(T
T_SRP)93には、ビデオタイトルセット番号(V
TSN)、プログラムチェーン番号(PGCN)及びビ
デオタイトルセット72のスタートアドレス(VTS_
SA)が記載されている。
【0087】このタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93の内容によって再生されるビデオタイトルセッ
ト(VTS)72、また、プログラムチェーン(PG
C)が特定されるとともにそのビデオタイトルセット7
2の格納位置が特定される。ビデオタイトルセット72
のスタートアドレス(VTS_SA)は、ビデオタイト
ルセット番号(VTSN)で指定されるタイトルセット
を論理ブロック数で記載される。
【0088】次に、図6に示されたビデオタイトルセッ
ト(VTS)72の論理フォーマットの構造について図
14を参照して説明する。各ビデオタイトルセット(V
TS)72には、図14に示すようにその記載順に4つ
の項目94、95、96、97が記載されている。ま
た、各ビデオタイトルセット(VTS)72は、共通の
属性を有する1又はそれ以上のビデオタイトルから構成
され、このビデオタイトル72についての管理情報、例
えば、エントリーサーチポイントの為の情報、ビデオオ
ブジェクトセット96を再生する為の情報、タイトルセ
ットメニュー(VTSM)を再生する為の情報及びビデ
オオブジェクトセット72の属性情報がビデオタイトル
セット情報(VTSI)に記載されている。
【0089】このビデオタイトルセット情報(VTS
I)94のバックアップがビデオタイトルセット(VT
S)72に設けられている。ビデオタイトルセット情報
(VTSI)94とこの情報のバックアップ(VTSI
_BUP)97との間には、ビデオタイトルセットメニ
ュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOB
S)95及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオ
オブジェクトセット(VTSTT_VOBS)96が配
置されている。いずれのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS及びVTSTT_VOBS)95、9
6は、既に説明したように図8に示す構造を有してい
る。
【0090】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4、この情報のバックアップ(VTSI_BUP)97
及びビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブジェ
クトセット(VTSTT_VOBS)96は、ビデオタ
イトルセット72にとって必須の項目され、ビデオタイ
トルセットメニュー用のビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)95は、必要に応じて設けられるオ
プションとされている。
【0091】ビデオタイトルセット情報(VTSI)9
4は、図14に示すように4つのテーブル98、99、
100、101から構成され、4つのテーブル98、9
9、100、101は、論理セクタ間の境界に一致され
ている。第1のテーブルであるビデオタイトルセット情
報管理テーブル(VTSI_MAT)98は、必須のテ
ーブルであってビデオタイトルセット(VTS)72の
サイズ、ビデオタイトルセット(VTS)72中の各情
報の開始アドレス及びビデオタイトルセット(VTS)
72中のビデオオブジェクトセット(VOBS)82の
属性が記述されている。
【0092】第2のテーブルであるビデオタイトルセッ
トダイレクトアクセスポインタテーブル(VTS_DA
PT)99は、必要に応じて設けられるオプションのテ
ーブルであって、装置のキー操作/表示部4からのタイ
トル番号の入力に応じて選定可能な当該ビデオタイトル
セット72中に含まれるプログラムチェーン(PGC)
及び又はプログラム(PG)が記載されている。
【0093】第3のテーブルであるビデオタイトルセッ
トプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100は、必須のテーブルであってVTSプログラ
ムチェーン情報(VTS_PGCI)を記述している。
第4のテーブルであるビデオタイトルセットタイムサー
チマップテーブル(VTS_MAPT)101は、必要
に応じて設けられるオプションのテーブルであって表示
の一定時間に対するこのマップテーブル(VTS_MA
PT)101が属するタイトルセット72の各プログラ
ムチェーン(PGC)内のビデオデータの記録位置に関
する情報が記述されている。
【0094】次に、図14に示したビデオタイトル情報
マネージャーテーブル(VTSI_MAT)98及びビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100について図15から図2
2を参照して説明する。
【0095】図15は、ビデオタイトル情報マネージャ
ーテーブル(VTSI_MAT)98の記述内容を示し
ている。このテーブル(VTIS_MAT)98には、
記載順にビデオタイトルセット識別子(VTS_I
D)、ビデオタイトルセット72のサイズ(VTS_S
Z)、このDVDビデオ規格のバージョン番号(VER
N)、タイトルセット72の属性(VTS_CAT)が
記載される。また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、、VTSメニュー(VTSM)のビデオオブ
ジェクトセット(VTSM_VOBS)95の開始アド
レス(VTSM_VOBS_SA)がこのビデオタイト
ルセット(VTS)72の先頭論理ブロックからの相対
論理ブロック(RLBN)で記述され、ビデオタイトル
セット(VTS)におけるタイトルの為のビデオオブジ
ェクトのスタートアドレス(VTSTT_VOB_S
A)がこのビデオタイトルセット(VTS)72の先頭
論理ブロックからの相対論理ブロック(RLBN)で記
述される。
【0096】更に、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセット情報管理テーブル(V
TI_MAT)94の終了アドレス(VTI_MAT_
EA)がそのテーブル(VTI_MAT)の先頭バイト
からの相対ブロック数で記載され、ビデオタイトルセッ
トダイレクトアクセスポインタテーブル(VTS_DA
PT)99のスタートアドレス(VTS_DAPT_S
A)がビデオタイトルセット情報(VTSI)94の先
頭バイトからの相対ブロック数で記載されている。
【0097】更にまた、このテーブル(VTSI_MA
T)98には、ビデオタイトルセットプログラムチェー
ン情報テーブル(PGCIT)100のスタートアドレ
ス(VTS_PGCIT_SA)がビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)94の先頭バイトからの相対ブロッ
ク数で記載され、ビデオタイトルセット(VTS)のタ
イムサーチマップ(VTS_MAPT)101のスター
トアドレス(VTS_MAPT_SA)がこのビデオタ
イトルセット(VTS)72の先頭論理セクタからの相
対論理セクタで記述される。このテーブル(VTSI_
MAT)98には、ビデオタイトルセット(VTS)7
2中のビデオタイトルセットメニュー(VTSM)の為
のビデオオブジェクトセット(VTSM_VOBS)9
5及びビデオタイトルセット(VTS)のタイトル(V
TSTT)の為のビデオオブジェクトセット(VTST
_VOBS)96のビデオ属性(VTS_V_ATR)
及びこのビデオタイトルセット(VTS)72中のビデ
オタイトルセットのタイトル(VTSTT)の為のビデ
オオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)96の
オーディオストリーム(VTS_AST_Ns)の数が
記載されている。
【0098】ここで、ビデオ属性(VTS_V_AT
R)には、ビデオの圧縮モード、TVシステムのフレー
ムレート及び表示装置に表示する際の表示のアスペクト
比等が記載されている。
【0099】テーブル(VTSI_MAT)98には、
ビデオタイトルセット(VTS)72中のビデオタイト
ルセット(VTS)72のタイトル(VTSTT)の為
のビデオオブジェクトセット(VTST_VOBS)9
6のオーディオストリーム属性(VTS_AST_AT
R)が記載されている。この属性(VTS_AST_A
TR)には、どのようにオーディオを符号化したかを記
載したオーディオの符号化モード、オーディオの量子化
を何ビットで実行したか、オーディオのチャネル数等が
記載される。更に、テーブル(VTSI_MAT)98
には、ビデオタイトルセット(VTS)72中のこのタ
イトル(VTSTT)の為のビデオオブジェクトセット
(VTST_VOBS)96の副映像ストリームの数
(VTS_SPST_Ns)及び各副映像ストリームの
属性(VTS_SPST_ATR)が記載されている。
この各副映像ストリームの属性(VTS_SPST_A
TR)には、副映像の符号化モード及び副映像の表示タ
イプ等が記載される。
【0100】また、このテーブル(VTSI_MAT)
98には、ビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
のオーディオストリーム数(VTSM_AST_N
s)、オーディオストリーム属性(VTSM_AST_
ATR)、副映像ストリームの数(VTSM_SPST
_Ns)、及び副映像ストリームの属性(VTSM_S
PST_ATR)が記述されている。
【0101】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100は、図16に示すような
構造を備えている。この情報テーブル(VTS_PGC
IT)100には、VTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に関する情報(VTS_PGCI)が記載さ
れ、始めの項目としてVTSプログラムチェーン(VT
S_PGC)に関する情報テーブル(VTS_PGCI
T)100の情報(VTS_PGCIT_I)102が
設けられている。この情報(VTS_PGCIT_I)
102に続いてこの情報テーブル(VTS_PGCI
T)100には、この情報テーブル(VTS_PGCI
T)100中のVTSプログラムチェーン(VTS_P
GC)の数(#1から#n)だけVTSプログラムチェ
ーン(VTS_PGC)をサーチするVTS_PGCI
サーチポインタ(VTS_PGCIT_SRP)103
が設けられ、最後にVTSプログラムチェーン(VTS
_PGC)に対応した数(#1から#n)だけ各VTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)に関する情報
(VTS_PGCI)104が設けられている。
【0102】VTSプログラムチェーン情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の情報(VTS_PGC
IT_I)102には、図17に示されるようにVTS
プログラムチェーン(VTS_PGC)の数(VTS_
PGC_Ns)が内容として記述され及びこのテーブル
情報(VTS_PGCIT_I)102の終了アドレス
(VTS_PGCIT_EA)がこの情報テーブル(V
TS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対的な
バイト数で記述されている。
【0103】また、VTS_PGCITサーチポインタ
(VTS_PGCIT_SRP)103には、図18に
示すようにビデオタイトルセット(VTS)72のプロ
グラムチェーン(VTS_PGC)の属性(VTS_P
GC_CAT)及びこのVTS_PGC情報テーブル
(VTS_PGCIT)100の先頭バイトからの相対
的バイト数でVTS_PGC情報(VTS_PGCI)
のスタートアドレス(VTS_PGCI_SA)が記述
されている。ここで、VTS_PGC属性(VTS_P
GC_CAT)には、属性として例えば、最初に再生さ
れるエントリープログラムチェーン(エントリーPG
C)か否かが記載される。
【0104】通常、エントリプログラムチェーン(PG
C)は、エントリープログラムチェーン(PGC)でな
いプログラムチェーン(PGC)に先だって記載され
る。
【0105】ビデオタイトルセット内のPGC情報(V
TS_PGCI)104には、図19に示すように4つ
項目が記載されている。このPGC情報(VTS_PG
CI)104には、始めに必須項目のプログラムチェー
ン一般情報(PGC_GI)105が記述され、これに
続いてビデオオブジェクトがある場合だけ必須の項目と
される少なくとも3つの項目106、107、108が
記載されている。即ち、その3つの項目としてプログラ
ムチェーンプログラムマップ(PGC_PGMAP)1
06、セル再生情報テーブル(C_PBIT)107及
びセル位置情報テーブル(C_POSIT)108がP
GC情報(VTS_PGCI)104に記載されてい
る。
【0106】プログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)105には、図20に示すようにプログラムチェー
ン(PGC)のカテゴリー(PGCI_CAT)、プロ
グラムチェーン(PGC)の内容(PGC_CNT)及
びプログラムチェーン(PGC)の再生時間(PGC_
PB_TIME)が記載されている。PGCのカテゴリ
ー(PGCI_CAT)には、当該PGCのコピーが可
能であるか否か及びこのPGC中のプログラムの再生が
連続であるか或いはランダム再生であるか否か等が記載
される。PGCの内容(PGC_CNT)には、このプ
ログラムチェーンの構成内容、即ち、プログラム数、セ
ルの数、このプログラムチェーン中のアングルの数が記
載される。PGCの再生時間(PGC_PB_TIM
E)には、このPGC中のプログラムのトータル再生時
間等が記載される。この再生時間は、再生手順には無関
係に連続してPGC内のプログラムを再生する場合のプ
ログラムの再生時間が記述される。
【0107】また、プログラムチェーン一般情報(PG
C_GI)105には、PGC副映像ストリーム制御
(PGC_SPST_CTL)、PGCオーディオスト
リーム制御(PGC_AST_CTL)及びPGC副映
像パレット(PGC_SP_PLT)が記載されてい
る。PGC副映像ストリーム制御(PGC_SPST_
CTL)には、PGCで使用可能な副映像数が記載さ
れ、PGCオーディオストリーム制御(PGC_AST
_CTL)には、同様にPGCで使用可能なオーディオ
ストリームの数が記載される。PGC副映像パレット
(PGC_SP_PLT)には、このPGCの全ての副
映像ストリームで使用する所定数のカラーパレットのセ
ットが記載される。
【0108】更に、PGC一般情報(PGC_GI)1
05には、セル再生情報テーブル(C_PBIT)10
7のスタートアドレス(C_PBIT_SA)及びセル
位置情報テーブル(C_POSIT)108のスタート
アドレス(C_POSIT_SA)が記載されている。
いずれのスタートアドレス(C_PBIT_SA及びC
_POSIT_SA)もVTS_PGC情報(VTS_
PGCI)の先頭バイトからの相対的な論理ブロック数
で記載される。
【0109】プログラムチェーンプログラムマップ(P
GC_PGMAP)106は、図21に示すようにPG
C内のプログラムの構成を示すマップである。このマッ
プ(PGC_PGMAP)106には、図21及び図2
2に示すようにプログラムの開始セル番号であるエント
リーセル番号(ECELLN)がセル番号の昇順に記述
されている。また、エントリーセル番号の記述順にプロ
グラム番号が1から割り当てられている。従って、この
マップ(PGC_PGMAP)106の最初のエントリ
ーセル番号は、# 1でなければならない。
【0110】セル再生情報テーブル(C_PBIT)1
07は、PGCのセルの再生順序を定義している。この
セル再生情報テーブル(C_PBIT)107には、図
23に示すようにセル再生情報(C_PBIT)が連続
して記載されている。基本的には、セルの再生は、その
セル番号の順序で再生される。セル再生情報(C_PB
IT)には、図24に示されるようにセルカテゴリー
(C_CAT)が記載される。このセルカテゴリー(C
_CAT)には、セルがセルブロック中のセルである
か、また、セルブロック中のセルであれば最初のセルで
あるかを示すセルブロックモード、セルがブロック中の
一部ではない、或いは、アングルブロックであるかを示
すセルブロックタイプ、システムタイムクロック(ST
C)の再設定の要否を示すSTC不連続フラグが記載さ
れる。
【0111】また、このセルカテゴリー(C_CAT)
には、セル内では連続して再生するか或いはセル内の各
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位で静止す
るかを示すセル再生モード、セルの再生の後に静止させ
るか否か或いはその静止時間を示すセルナビゲーション
制御が記載されている。
【0112】また、図24に示すようにセル再生情報テ
ーブル(C_PBIT)107は、PGCの全再生時間
を記述したセル再生時間(C_PBTM)を含んでい
る。アングルセルブロックがPGC中にある場合には、
そのアングルセル番号1の再生時間がそのアングルブロ
ックの再生時間を表している。更に、セル再生情報テー
ブル(C_PBIT)107には、当該セルが記録され
ているビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の
先頭論理セクタからの相対的な論理セクタ数でセル中の
先頭ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のス
タートアドレス(C_FVOBU_SA)が記載され、
また、当該セルが記録されているビデオオブジェクトユ
ニット(VOBU)85の先頭論理セクタからの相対的
な論理セクタ数でセル中の最終ビデオオブジェクトユニ
ット(VOBU)85のスタートアドレス(C_LVO
BU_SA)が記載される。
【0113】セル位置情報テーブル(C_POSI)1
08は、PGC内で使用するセルのビデオオブジェクト
(VOB)の識別番号(VOB_ID)及びセルの識別
番号(C_ID)を特定している。セル位置情報テーブ
ル(C_POSI)には、図25に示されるようにセル
再生情報テーブル(C_PBIT)107に記載される
セル番号に対応するセル位置情報(C_POSI)がセ
ル再生情報テーブル(C_PBIT)と同一順序で記載
される。このセル位置情報(C_POSI)には、図2
6に示すようにセルのビデオオブジェクトユニット(V
OBU)85の識別番号(C_VOB_IDN)及びセ
ル識別番号(C_IDN)が記述されている。
【0114】図8を参照して説明したようにセル84
は、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85の集
合とされ、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)8
5は、ナビゲーション(NV)パック86から始まるパ
ック列として定義される。従って、セル84中の最初の
ビデオオブジェクトユニット(VOBU)85のスター
トアドレス(C_FVOBU_SA)は、NVパック8
6のスタートアドレスを表すこととなる。このNVパッ
ク86は、図27に示すようにパックヘッダ110、シ
ステムヘッダ111及びナビゲーションデータとしての
2つのパケット、即ち、再生制御情報(PCI)パケッ
ト116及びデータサーチ情報(DSI)パケット11
7から成る構造を有し、図27に示すようなバイト数が
各部に付り当てられ、1パックが1論理セクタに相当す
る2048バイトに定められている。また、このNVパ
ックは、そのグループオブピクチャー(GOP)中の最
初のデータが含まれるビデオパックの直前に配置されて
いる。オブジェクトユニット85がビデオパック87を
含まない場合であってもNVパック86がオーディオパ
ック91又は/及び副映像パック90を含むオブジェク
トユニットの先頭に配置される。このようにオブジェク
トユニットがビデオパックを含まない場合であってもオ
ブジェクトユニットがビデオパック87を含む場合と同
様にオブジェクトユニットの再生時間は、ビデオが再生
される単位を基準に定められる。
【0115】ここで、GOPとは、MPEGの規格で定
められ、既に説明したように複数画面を構成するデータ
列として定義される。即ち、GOPとは、圧縮されたデ
ータに相当し、この圧縮データを伸張させると動画を再
生することができる複数フレームの画像データが再生さ
れる。パックヘッダ110及びシステムヘッダ111
は、MPEG2のシステムレーヤで定義され、パックヘ
ッダ110には、パック開始コード、システムクロック
リファレンス(SCR)及び多重化レートの情報が格納
され、システムヘッダ111には、ビットレート、スト
リームIDが記載されている。PCIパケット116及
びDSIパケット117のパケットヘッダ112、11
4には、同様にMPEG2のシステムレーヤに定められ
ているようにパケット開始コード、パケット長及びスト
リームIDが格納されている。
【0116】他のビデオパック87、オーディオパック
91、副映像パック90は、図28に示すようにMPE
G2のシステムレーヤに定められるように同様にパック
ヘッダ120、パケットヘッダ121及び対応するデー
タが格納されたパケット122から構成され、そのパッ
ク長は、2048バイトに定められている。これらの各
パックは、論理ブロックの境界に一致されている。
【0117】PCIパケット116のPCIデータ(P
CI)113は、VOBユニット(VOBU)85内の
ビデオデータの再生状態に同期してプレゼンテーショ
ン、即ち、表示の内容を変更する為のナビゲーションデ
ータである。即ち、PCIデータ(PCI)113に
は、図29に示されるようにPCI全体の情報としての
PCI一般情報(PCI_GI)が記述されている。P
CI一般情報(PCI_GI)には、図30に示される
ようにPCI113が記録されているVOBU85の論
理セクタからの相対的論理ブロック数でそのPCI11
3が記録されているNVパック(NV_PCK)86の
アドレス(NV_PCK_LBN)が記述されている。
また、PCI一般情報(PCI_GI)には、VOBU
85のカテゴリー(VOBU_CAT)、VOBU85
のスタートPTS(VOBU_SPTS)及び終了PT
S(VOBU_EPTS)が記述されている。ここで、
VOBU85のスタートPTS(VOBU_SPTS)
は、当該PCI113が含まれるVOBU85中のビデ
オデータの再生開始時間(スタートプレゼンテーション
タイムスタンプ(SPTS))を示している。この再生
開始時間は、VOBU85中の最初の再生開始時間であ
る。通常は、最初のピクチャーは、MPEGの規格にお
けるIピクチャー(Intra-Picture )の再生開始時間に
相当する。VOBU85の終了PTS(VOBU_EP
TS)は、当該PCI113が含まれるVOBU85の
再生終了時間(終了プレゼンテーションタイムスタン
プ:EPTS))を示している。
【0118】図27に示したDSIパケット117のD
SIデータ(DSI)115は、VOBユニット(VO
BU)85のサーチを実行する為のナビゲーションデー
タである。DSIデータ(DSI)115には、図31
に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)、VOB
Uのサーチ情報(VOBU_SI)及び同期再生情報
(SYNCI)が記述されている。
【0119】DSI一般情報(DSI_GI)は、その
DSI115全体の情報が記述されている。即ち、図3
2に示すようにDSI一般情報(DSI_GI)には、
NVパック86のシステム時刻基準参照値(NV_PC
K_SCR)が記載されている。このシステム時刻基準
参照値(NV_PCK_SCR)は、図1に示す各部に
組み込まれているシステムタイムクロック(STC)に
格納され、このSTCを基準にビデオ、オーディオ及び
副映像パックがビデオ、オーディオ及び副映像デコーダ
部58、60、62でデコードされ、映像及び音声がモ
ニタ部6及びスピーカ部8で再生される。DSI一般情
報(DSI_GI)には、DSI115が記録されてい
るVOBセット(VOBS)82の先頭論理セクタから
の相対的論理セクタ数(RLSN)でDSI115が記
録されているNVパック(NV_PCK)86のスター
トアドレス(NV_PCK_LBN)が記載され、VO
Bユニット(VOBU)の先頭論理セクタからの相対的
論理セクタ数(RLSN)でDSI115が記録されて
いるVOBユニット(VOBU)85中の最終パックの
アドレス(VOBU_EA)が記載されている。
【0120】更に、DSI一般情報(DSI_GI)に
は、DSI115が記録されているVOBユニット(V
OBU)の先頭論理セクタからの相対的論理セクタ数
(RLSN)でこのVOBU内での最初のIピクチャー
の最終アドレスが記録されているVパック(V_PC
K)88の終了アドレス(VOBU_IP_EA)が記
載され、当該DSI115が記録されているVOBU8
3の識別番号(VOBU_IP_IDN)及び当該DS
I115が記録されているセルの識別番号(VOBU_
C_IDN)が記載されている。
【0121】VOBU85のサーチ情報(VOBU_S
I)には、セル内の先頭アドレスを特定する為の情報が
記述される。
【0122】同期情報(SYNCI)には、DSI11
5が含まれるVOBユニット(VOBU)のビデオデー
タの再生開始時間と同期して再生する副映像及びオーデ
ィオデータのアドレス情報が記載される。即ち、図33
に示すようにDSI115が記録されているNVパック
(NV_PCK)86からの相対的な論理セクタ数(R
LSN)で目的とするオーディオパック(A_PCK)
91のスタートアドレス(A_SYNCA)が記載され
る。オーディオストリームが複数(最大8)ある場合に
は、その数だけ同期情報(SYNCI)が記載される。
また、同期情報(SYNCI)には、目的とするオーデ
ィオパック(SP_PCK)91を含むVOBユニット
(VOBU)85のNVパック(NV_PCK)86の
アドレス(SP_SYNCA)がDSI115が記録さ
れているNVパック(NV_PCK)86からの相対的
な論理セクタ数(RLSN)で記載されている。副映像
ストリームが複数(最大32)ある場合には、その数だ
け同期情報(SYNCI)が記載される。
【0123】上記パックのパック長は、2048バイト
(1論理セクタ)となるように調整されている。パック
長が2048バイトに満たない場合、満たないバイト数
が、6バイト以下の場合、パックヘッダ内のスタッフィ
ングバイトの追加によりパック長を調整し、7バイト以
上の場合、スタッフィングバイトは1バイトで、パケッ
トにその不足バイト数に対応するパディングパケットを
追加することによりパック長を調整する。
【0124】パックヘッダは、4バイトのパックスター
トコード(000001BAh)、6バイトのSCR
(システムクロックリファレンス、システム時刻基準参
照値)、3バイトの多重化レート(MUXレート;04
68A8h)、1バイト〜7バイトのスタッフィングバ
イト(00h)により構成される。パケットは、基準と
して2034バイトで構成され、このパケットには、パ
ック長調整用のパディングパケット(各バイト単位にデ
ータとして意味をなさない有効データ00hが記録され
る)が必要に応じて設けられるようになっている。
【0125】すなわち、図34に示すように、パケット
を構成するデータ長が、2034バイトから2028バ
イトの場合、その不足するバイト数分、パックヘッダ内
にスタッフィングバイトを追加(挿入)する。
【0126】また、図35に示すように、パケットを構
成するデータ長が、2027バイト以下の場合、その不
足するバイト数分のパディングパケットを追加する。
【0127】次に、上記各パックについて詳細に説明す
る。
【0128】NVパック86は、図27に示すように、
1つのGOPの先頭のデータを含むビデオパックの直前
に配置されるものであり、14バイトのパックヘッダ1
10と、24バイトのシステムヘッダ111と、986
バイト以内のPCIパケット116と、1024バイト
以内のDSIパケット117により構成されている。P
CIパケット116は、6バイトのパケットヘッダ11
2と、1バイトのサブストリームID118と979バ
イトのPCIデータが格納可能なデータ領域113によ
り構成され、DSIパケット117は、6バイトのパケ
ットヘッダ114と、1バイトのサブストリームID1
19と1017バイトのDSIデータが格納可能なデー
タ領域115により構成されている。
【0129】パックヘッダ110は、上述したように、
4バイトのパックスタートコード(000001BA
h)、6バイトのSCR(システムクロックリファレン
ス、システム時刻基準参照値)、3バイトの多重化レー
ト(MUXレート;0468A8h)、1バイト〜7バ
イトのスタッフィングバイト(00h)により構成され
る。
【0130】システムヘッダ111は、4バイトのシス
テムヘッダスタートコード(000001BBh)、2
バイトのヘッダ長等により構成される。
【0131】パケットヘッダ112、114は、それぞ
れ3バイトのパケットスタートコード(000001
h)、1バイトのストリームID(10111111
b:プライベートストリーム2)、2バイトのPES
(Packetized Elementary Stream)パケット長により構
成される。
【0132】サブストリームID118には、PCIス
トリームを示すコード(00000000b)が付与さ
れている。
【0133】サブストリームID119には、DSIス
トリームを示すコード(00000001b)が付与さ
れている。
【0134】ビデオパック87は、図36の(a)
(b)に示すように、14バイトのパックヘッダ120
と、9バイトのパケットヘッダ121と2025バイト
までのビデオデータが格納可能なデータ領域122によ
りなるビデオパケット、あるいは19バイトのパケット
ヘッダ121と2015バイトまでのビデオデータが格
納可能なデータ領域122によりなるビデオパケット
で、1つのパックが構成されている。パックヘッダ12
0は、上記NVパック86の場合と同じ構成である。
【0135】パケットヘッダ121が9バイトの場合
は、3バイトのパケットスタートコード(000001
h)、1バイトのストリームID(11100000
b:MPEGビデオストリーム)、2バイトのPES
(Packetized Elementary Stream)パケット長、3バイ
トのPESに関するデータにより構成される。
【0136】パケットヘッダ121が19バイトの場合
は、上記9バイトの他に、5バイトのPTS(Presenta
tion Time Stamp ;再生出力の時刻管理情報)と5バイ
トのDTS(Decoding Time Stamp ;復号の時刻管理情
報)がさらに追加構成されている。このPTSとDTS
は、ビデオストリームのIピクチャ先頭のデータを含む
ビデオパケットのみに記述される。
【0137】オーディオパック91は、ドルビーAC3
準拠の圧縮符号化データの場合、図37の(a)に示す
ように、14バイトのパックヘッダ120と、14バイ
トのパケットヘッダ121と1バイトのサブストリーム
ID131とパケットデータ内のオーディオフレームの
数を示す1バイト構成のフレーム数132とパケットデ
ータ内の最初のオーディオフレームの先頭の位置を示す
2バイト構成のファーストアクセスユニットポインタ1
33と2016バイトまでのオーディオデータが格納可
能なデータ領域134によりなるオーディオパケット
で、1つのパックが構成されている。パックヘッダ12
0は、上記NVパック86の場合と同じ構成である。パ
ケットヘッダ121にPTSが含まれない場合、パケッ
トヘッダ121が9バイト構成となり、オーディオデー
タが格納可能なデータ領域134が2021バイトに拡
張する。
【0138】オーディオパック91は、リニアPCMの
符号化データの場合、図37の(b)に示すように、1
4バイトのパックヘッダ120と、14バイトのパケッ
トヘッダ121と1バイトのサブストリームID131
とパケットデータ内のオーディオフレームの数を示す1
バイト構成のフレーム数132とパケットデータ内のオ
ーディオフレームの先頭の位置を示す2バイト構成のフ
ァーストアクセスユニットポインタ133とパケットデ
ータ内のオーディオデータの情報が記述されている3バ
イト構成のオーディオデータインフォメーション135
と2013バイトまでのオーディオデータが格納可能な
データ領域134によりなるオーディオパケットで、1
つのパックが構成されている。パックヘッダ120は、
上記NVパック86の場合と同じ構成である。パケット
ヘッダ121にPTSが含まれない場合、パケットヘッ
ダ121が9バイト構成となり、オーディオデータが格
納可能なデータ領域134が2018バイトに拡張す
る。
【0139】オーディオデータインフォメーションのオ
ーディオデータの情報としては、フレーム番号、1つの
データの長さが16ビット長か20ビット長か24ビッ
ト長かの処理単位、サンプリング周波数等が記述されて
いる。
【0140】パケットヘッダ121は、3バイトのパケ
ットスタートコード(000001h)、1バイトのス
トリームID(10111101b:プライベートスト
リーム1)、2バイトのPES(Packetized Elementar
y Stream)パケット長、3バイトのPESの内容、5バ
イトのPTS(Presentation Time Stamp ;再生出力の
時刻管理情報)により構成される。
【0141】オーディオデータがドルビーAC3準拠の
圧縮符号化データの場合に付与されるサブストリームI
D131には、AC3ストリームを示すコード(100
00×××b:×××がストリーム番号)が付与されて
いる。
【0142】オーディオデータがリニアPCMの場合に
付与されるサブストリームID131には、リニアPC
Mストリームを示すコード(10100×××b:××
×がストリーム番号)が付与されている。
【0143】オーディオデータの1フレームは、たとえ
ば4バイトのフレームヘッダと0〜191までの左右の
4バイトずつの772バイトのオーディオデータにより
構成されている。
【0144】副映像パック90は、図38に示すよう
に、14バイトのパックヘッダ120と、14バイトの
パケットヘッダ121と1バイトのサブストリームID
141と2019バイトまでの副映像データが格納可能
なデータ領域142によりなる副映像パケットで、1つ
のパックが構成されている。パケットヘッダ121にP
TSが含まれない場合、パケットヘッダ121が9バイ
ト構成となり、副映像データが格納可能なデータ領域1
42が2024バイトに拡張する。パックヘッダ120
は、上記NVパック86の場合と同じ構成である。
【0145】サブストリームID141には、副映像ス
トリームを示すコード(001×××××b:××××
×ストリーム番号)が付与されている。
【0146】パケットヘッダ121には、3バイトのパ
ケットスタートコード(000001h)、1バイトの
ストリームID(10111101b:プライベートス
トリーム1)、2バイトのPES(Packetized Element
ary Stream)パケット長、3バイトのPESに関するデ
ータ、5バイトのPTS(Presentation Time Stamp;
再生出力の時刻管理情報)により構成されている。この
PTSは、各副映像ユニットの先頭データを含む副映像
パケットのみに記述される。
【0147】上記各パックに記述されるSCRは、各ビ
デオタイトルセットごとの先頭パックの値を0とし、光
ディスク10への記録順に昇順に増加するようになって
いる。 上記各パックのパケットヘッダ121内に記述
されるストリームIDは、図39に示すように、「10
111101」の場合、プライベートストリーム1を示
し、「10111111」の場合、プライベートストリ
ーム2を示し、「110×××××」の場合、MPEG
オーディオストリーム(×××××;ストリーム番号)
を示し、「1110××××」の場合、MPEGビデオ
ストリーム(××××;ストリーム番号)を示ている。
【0148】上記オーディオパック91、副映像パック
90のパケット内に記述されるサブストリームID13
1、141、151は、プライベートストリーム1に対
応し、図40に示すように、「10100×××」の場
合、リニアPCMオーディオストリームを示し、その
「×××」がストリーム番号となり、「001××××
×」の場合、副映像ストリームを示し、その「××××
×」がストリーム番号となり、「10000×××」の
場合、ドルビーAC3オーディオストリームを示し、そ
の「×××」がストリーム番号となっている。
【0149】上記NVパック87内のPCIパケットと
DSIパケットに記述されるサブストリームID11
8、119は、プライベートストリーム2に対応し、図
41に示すように、「00000000」の場合、PC
Iストリームを示し、「00000001」の場合、D
SIストリームを示している。
【0150】図42を用いて、1つのビデオオブジェク
トユニット(VOBU)内の複数のビデオパケットのビ
デオデータ(ビデオストリーム)について説明する。こ
のビデオデータは、ISO/IEC13818−2によ
り規定されるMPEG2、あるいはISO/IEC11
172−2により規定されるMPEG1が記録されるよ
うになっている。
【0151】このビデオデータは、図42、図43、図
44に示すように、シーケンスヘッダ、Iピクチャー、
Bピクチャー、Pピクチャーによって構成されている。
上記Bピクチャーは、シーケンス層、GOP層、ピクチ
ャ層、スライス層、マクロブロック層、ブロック層と階
層構造になっている。
【0152】上記GOP層には、ユーザデータとしてラ
イン21データが重畳して記録(記述)できるようにな
っている。この場合、クローズド・キャプションと記載
されず、ライン21データとなっているのは、ライン2
1の利用方法がクローズド・キャプション以外にも拡張
されてきているためである。
【0153】このライン21データは、図45に示すよ
うに、32ビット構成のユーザデータ・スタートコー
ド、16ビット構成のライン21の指示データ、1ビッ
ト構成のGOPのトップフィールドフラグ、6ビット構
成のGOPの表示されるべきフィールド数、7ビット構
成のマーカービット、1ビット構成のライン21のスイ
ッチ、16ビット構成のライン21のコードデータによ
り構成され、図47に示すように、7周期のクロックラ
ンイン信号(503kHz)で、データ転送速度は96
0bps「1(フィールド/16bit)、960bp
s=60(フィールド/s)*16bit」となってい
る。
【0154】ユーザデータ・スタートコードとしては、
「000001B2h」が記述されるようになってい
る。
【0155】ライン21の指示データとしては、「43
43h」が記述されるようになっている。
【0156】GOPのトップフィールドフラグは、IS
O13818−2において、フラグが「1」の場合、ト
ップフィールドを示し、フラグが「0」の場合、ボトム
フィールドを示しており、ピクチャーレートが29.9
7HzのISO11172−2において、フラグが
「1」の場合、トップフィールドを示している。
【0157】GOPの表示されるべきフィールド数は、
ISO13818−2、ISO11172−2におい
て、GOPの表示されるべきフィールド数とライン21
データの数とを示している。
【0158】マーカービットは、「1111111h」
が記述されるようになっている。ライン21のスイッチ
は、「1」の場合、ライン21データが有効であること
が記述され、「0」の場合、ライン21データが無効で
あることが記述されている。
【0159】ライン21のコードデータは、7bitの
データと1bitのパリティとからなる2組のデータで
構成され、第1フィールドデータと第2フィールドデー
タとからなる。7bitのデータとしては、EIA−6
08で規定されるキャラクタ・コードはアスキー・コー
ドを基本とし、文字の属性を指定するコードや画面を制
御するコードが追加されている。このキャラクタ・コー
ドは112種類である。
【0160】次に、上述したMPEGデコーダLSI5
7、ビデオプロセッサLSI58について、図46を用
いて説明する。
【0161】MPEGデコーダLSI57は、切分け部
57A、MPEG処理部57B、バッファメモリ57C
により構成され、ビデオプロセッサLSI58は、ビデ
オ信号生成部58A、切分け部58B、副映像信号生成
部58C、ライン21波形生成部58D、合成部58E
により構成されている。ライン21波形生成部58Dに
は、第1フィールド用レジスタ58Fと第2フィールド
用レジスタ58Gの2つのレジスタが設けられている。
【0162】上記切分け部57Aは、システムプロセッ
サ部54から供給されるビデオデータ、オーディオデー
タ及び副映像データの多重ストリームにおいて、パック
ごとのパケットヘッダに記述されているストリームID
がMPEGビデオストリームを示す場合、そのパケット
データをMPEG処理部57Bへ出力し、ストリームI
DがMPEGビデオストリームを示すもの以外の場合、
そのパケットデータをビデオプロセッサLSI58内の
切分け部58Bへ出力するようになっている。
【0163】MPEG処理部57Bは、切分け部57A
から供給されるビデオデータとしてのビデオストリーム
のデータをデコードして映像を復元し、この復元したビ
デオデータをビデオプロセッサLSI58内のビデオ信
号生成部58Aへ出力するようになっている。また、M
PEG処理部57Bは、ビデオデータ内のGOP層のユ
ーザデータとして重畳されているライン21データをユ
ーザデータスタートコードに基づいて取出し、バッファ
メモリ57Cへ格納するようになっている。また、MP
EG処理部57Bは、ユーザデータを見つけた、あるい
はバッファメモリ57Cに格納した時点で、システムC
PU部50へ割込み信号とGOPのトップフィールドフ
ラグ、GOPの表示フィールド数を出力する。
【0164】システムCPU部50は、MPEG処理部
57Bから割込み信号が供給された際、バッファメモリ
57Cへ格納されているライン21データから必要な情
報、つまりGOPの表示フィールド数で示される量のラ
イン21データを一度に、或いは徐々に取り込み、その
中から必要なデータを1フィールドに16ビット(2バ
イト)ずつライン21波形生成部58D内の第1フィー
ルド用レジスタ58Fと第2フィールド用レジスタ58
Gに順次設定するようになっている。この場合、システ
ムCPU部50は、GOPのトップフィールドフラグの
内容に応じて、バッファメモリ57Cより取り込んだデ
ータを表示すべきフィールド用レジスタ(58F、58
G)に順次設定するようになっている。
【0165】ビデオ信号生成部58Aは、MPEG処理
部57Bから供給される復元されたビデオデータからア
ナログのビデオ信号を生成するようになっている。
【0166】切分け部58Bは、切分け部57Aから供
給されるオーディオデータ及び副映像データの多重スト
リームにおいて、パックごとのパケットヘッダの次に記
述されているサブストリームIDが副映像ストリームを
示す場合、そのパケットデータを副映像信号生成部58
Cへ出力し、サブストリームIDがリニアPCMオーデ
ィオストリームあるいはドルビーAC3オーディオスト
リームを示す場合、そのパケットデータを音声処理回路
59へ出力するようになっている。切分け部58Bは、
サブストリームIDを持たないMPEGオーディオデー
タのパックが供給された際、そのパケットデータを音声
処理回路59へ出力するようになっている。
【0167】副映像信号生成部58Cは、切分け部58
Bから供給される副映像ストリームからアナログの副映
像信号を生成するようになっている。
【0168】ライン21波形生成部58Dは、現在表示
するフィールド用のライン21のレジスタにデータが設
定されていればそのデータを現フィールドのライン21
に図47に示す波形のように重畳して、送出するように
なっている。たとえば、現在表示するフィールド用のレ
ジスタにデータが設定されていない場合、第1フィール
ドであればNullデータ(データは0000000
b、パリティは1)を2バイト出力し、第2フィールド
であればクロック・ランイン、スタートビットを含め何
も出力しないようになっている。
【0169】合成部58Eは、ビデオ信号生成部58A
からのビデオ信号に対して、選択的に、副映像信号生成
部58Cからの副映像信号を重畳したり、あるいはライ
ン21波形生成部58Dからのライン21波形を重畳し
たり、それらの副映像信号を重畳するとともに、ライン
21波形も重畳するようになっている。これらの選択
は、接続されているモニタ部6の種別(たとえば、イン
ターレース、ノンインターレース)に応じて切換えられ
たり、光ディスク10に記録されているビデオデータの
種別(たとえば、インターレース、ノンインターレー
ス)により切換えられたり、あるいはキー操作/表示部
4やリモートコントロール5からの指示(ハンディキャ
ップ・パーソンに対する設定)により行われるようにな
っている。
【0170】上記MPEGデコーダLSI57とビデオ
プロセッサLSIとが1つのLSIで構成されるように
しても良い。
【0171】上記のような構成において、図48に示す
フローチャートを参照しつつ動作を説明する。
【0172】すなわち、システムプロセッサ部54から
の同じ時間帯に再生されるビデオデータ、オーディオデ
ータ及び副映像データの多重ストリームがMPEGデコ
ーダLSI57内の切分け部57Aに供給される(ステ
ップS31)。すると、切分け部57Aは、供給される
ビデオデータ、オーディオデータ及び副映像データの多
重ストリームにおいて、パックごとのパケットヘッダに
記述されているストリームIDがMPEGビデオストリ
ームを示す場合(ステップS32)、そのパケットデー
タをMPEG処理部57Bへ出力し(ステップS3
3)、ストリームIDがMPEGビデオストリームを示
すもの以外の場合(ステップS32)、そのパケットデ
ータをビデオプロセッサLSI58内の切分け部58B
へ出力する(ステップS34)。
【0173】これにより、MPEG処理部57Bは、供
給されるビデオデータとしてのビデオストリームのデー
タをデコードして映像を復元し、この復元したビデオデ
ータをビデオプロセッサLSI58内のビデオ信号生成
部58Aへ出力し(ステップS35)、ビデオデータ内
のGOP層にユーザデータとして重畳されているライン
21データをユーザデータスタートコードに基づいて取
出し、バッファメモリ57Cへ格納し(ステップS3
6)、この格納により割込み信号とGOPのトップフィ
ールドフラグとGOPの表示フィールド数をシステムC
PU部50へ出力する(ステップS37)。ユーザデー
タがない場合は、何も出力されない。
【0174】そして、システムCPU部50は、GOP
の表示フィールド数で示される量のライン21データを
一度に、或いは徐々に取り込み、その中から必要なデー
タを1フィールドに16ビット(2バイト)ずつライン
21波形生成部58D内の第1フィールド用レジスタ5
8Fと第2フィールド用レジスタ58Gに順次設定する
(ステップS38)。
【0175】これにより、ライン21波形生成部58D
は、現在表示するフィールド用のライン21のレジスタ
にデータが設定されていればそのデータを現フィールド
のライン21に図47に示す波形のように重畳して、合
成部58Eに送出する(ステップS39)。
【0176】また、ビデオ信号生成部58Aは、MPE
G処理部57Bから供給される復元されたビデオデータ
からアナログのビデオ信号を生成して、合成部58Eに
送出する(ステップS40)。
【0177】また、切分け部58Bは、切分け部57A
から供給されるオーディオデータ及び副映像データの多
重ストリームにおいて、パックごとのパケットヘッダの
次に記述されているサブストリームIDが副映像ストリ
ームを示す場合(ステップS41)、そのパケットデー
タを副映像信号生成部58Cへ出力し(ステップS4
2)、サブストリームIDがリニアPCMオーディオス
トリームあるいはドルビーAC3オーディオストリーム
を示す場合(ステップS41)、そのパケットデータを
音声処理回路59へ出力し(ステップS43)、サブス
トリームIDを持たないMPEGオーディオデータのパ
ックが供給された際、そのパケットデータを音声処理回
路59へ出力する(ステップS43)。
【0178】これにより、副映像信号生成部58Cは、
供給される副映像ストリームからアナログの副映像信号
を生成して、合成部58Eに送出する(ステップS4
4)。
【0179】この結果、合成部58Eは、ビデオ信号生
成部58Aからのビデオ信号に対して、選択的に、副映
像信号生成部58Cからの副映像信号を重畳したり、あ
るいはライン21波形生成部58Dからのライン21波
形を重畳したり、それらの副映像信号を重畳するととも
に、ライン21波形も重畳したりしたビデオ信号をモニ
タ部6へ出力する(ステップS45)。
【0180】したがって、モニタ部6は、供給されるビ
デオ信号にライン21信号波形が重畳されている場合、
モニタ部6に内蔵されているデコーダ(図示しない)に
より、1フィールドに2バイトずつ順次送られてくるデ
ータを蓄え、データがすべて揃った後、指定された文字
を、指定された場所に、指定された時間だけ、通常の映
像と同時に画面上に表示する(ステップS46)。この
際、ビデオ信号に副映像が合成されている場合、合成表
示される。
【0181】また、音声処理回路59供給されるオーデ
ィオストリームをデジタル信号やアナログ信号のオーデ
ィオ信号に変換されスピーカ部8に供給する。これによ
り、オーディオ信号によってスピーカ部8から音声が再
現される(ステップS47)。
【0182】上記例では、切分け部57Aが、ストリー
ムIDがMPEGビデオストリームを示す場合、そのパ
ケットデータをMPEG処理部57Bへ出力し、ストリ
ームIDがMPEGビデオストリームを示すもの以外の
場合、そのパケットデータをビデオプロセッサLSI5
8へ出力する場合について説明したが、これに限らず、
切分け部57Aが、ストリームIDがMPEGビデオス
トリームを示す場合、そのパケットデータをMPEG処
理部57Bへ出力し、ストリームIDがMPEG処理部
57Bによりあらかじめ設定されているストリームID
と一致した場合に、そのパケットデータをビデオプロセ
ッサLSI58へ出力するようにしても良い。
【0183】次に、設定変更について説明する。
【0184】まず、キー操作/表示部4あるいはリモー
トコントロール5を操作することによって、設定変更モ
ードのメニュー画面の表示を指示する。この指示によ
り、システムCPU部50は、設定変更用のメニュー画
面のデータをシステム用ROM及びRAM部52から読
出して画面作成装置(図示しない)でその画面を作成
し、D/A及び再生処理回路64に出力する。これによ
り、その設定変更用のメニュー画面がモニタ部6により
表示される。この設定変更用のメニュー画面は、ハンデ
ィキャップ・パーソンなどの設定を変更する各項目が表
示される。
【0185】このメニュー画面において、ハンディキャ
ップ・パーソンの設定変更が選択された場合、システム
CPU部50は、モニタ部6によりハンディキャップ・
パーソンの設定のあり、なしと、「目が不自由である」
「耳が不自由である」という選択項目が表示される。こ
の表示に応じて、設定のありと「目が不自由である」が
選択された場合、システムCPU部50は、ハンディキ
ャップ・パーソンとして「目が不自由」の設定を判断
し、システム用ROM及びRAM部52内の設定テーブ
ル(図示しない)内の、ハンディキャップ・パーソンに
対する設定内容をデフォルトの「しない」から「目が不
自由」に変更する。
【0186】また、上記表示に応じて、設定のありと
「耳が不自由である」が選択された場合、システムCP
U部50は、ハンディキャップ・パーソンとして「耳が
不自由」の設定を判断し、システム用ROM及びRAM
部52内の設定テーブル(図示しない)内の、ハンディ
キャップ・パーソンに対する設定内容をデフォルトの
「しない」から「耳が不自由」に変更する。
【0187】これにより、システムCPU部50はビデ
オプロセッサLSI58内の合成部58Eにビデオ信号
に対するライン21波形の重畳を設定する。したがっ
て、光ディスク10から再生されたビデオデータ内にハ
ンディキャップ・パーソンに対応する文字データとして
のライン21データが重畳されている場合に、モニタ部
6でビデオ信号に対応する映像が表示されるとともに、
対応する文字も重畳されて表示される。
【0188】次に、再び図1を参照して図6から図26
に示す論理フォーマットを有する光ディスク10からの
ムービデータの再生動作について説明する。尚、図1に
おいてブロック間の実線の矢印は、データバスを示し、
破線の矢印は、制御バスを示している。
【0189】図1に示される光ディスク装置において
は、電源が投入されると、システム用ROM及びRAM
52からシステムCPU部50は、初期動作プログラム
を読み出し、ディスクドライブ部30を作動させる。従
って、ディスクドライブ部30は、リードイン領域27
から読み出し動作を開始し、リードイン領域27に続く
ISO−9660等に準拠してボリュームとファイル構
造を規定したボリューム及びファイル構造領域70が読
み出される。即ち、システムCPU部50は、ディスク
ドライブ部30にセットされた光ディスク10の所定位
置に記録されているボリューム及びファイル構造領域7
0を読み出す為に、ディスクドライブ部30にリード命
令を与え、ボリューム及びファイル構造領域70の内容
を読み出し、システムプロセッサ部54を介して、デー
タRAM部56に一旦格納する。システムCPU部50
は、データRAM部56に格納されたパステーブル及び
ディレクトリレコードを介して各ファイルの記録位置や
記録容量、サイズ等の情報やその他管理に必要な情報と
しての管理情報を抜き出し、システム用ROM&RAM
部52の所定の場所に転送し、保存する。
【0190】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から、各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してファイル番号0番から始まる
複数ファイルからなるビデオマネージャー71を取得す
る。即ち、システムCPU部50は、システム用ROM
及びRAM部52から取得した各ファイルの記録位置や
記録容量の情報を参照してディスクドライブ部30に対
してリード命令を与え、ルートディレクトリ上に存在す
るビデオマネージャー71を構成する複数ファイルの位
置及びサイズを取得し、このビデオマネージャー71を
読み出し、システムプロセッサ部54を介して、データ
RAM部56に格納する。このビデオマネージャー71
の第1のテーブルでありビデオマネージャー情報管理テ
ーブル(VMGI_MAT)78がサーチされる。この
サーチによってビデオマネージャーメニュー(VMG
M)の為のビデオオブジェクトセット(VMGM_VO
BS)76の開始アドレス(VMGM_VOBS_S
A)が獲得され、ビデオオブジェクトセット(VMGM
_VOBS)76が再生される。このメニュー用のビデ
オオブジェクトセット(VMGM_VOBS)76の再
生に関しては、ビデオタイトルセット(VTS)中のタ
イトルの為のビデオオブジェクトセット(VTSM_V
OBS)と同様であるのでその再生手順は省略する。こ
のビデオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)7
6で言語の設定をすると、或いは、ビデオマネージャー
メニュー(VMGM)がない場合には、ボリュームマネ
ージャー情報管理テーブル(VMGI_MAT)がサー
チされてタイトルセットサーチポインタテーブル(TT
_SRPT)79の開始アドレス(TT_SRPT_S
A)がサーチされる。
【0191】このサーチによってタイトルセットサーチ
ポインタテーブル(TT_SRPT)79がシステム用
ROM&RAM部52の所定の場所に転送され、保存さ
れる。次に、システムCPU部50は、タイトルサーチ
ポインタテーブル情報(TSPTI)92からタイトル
サーチポインタテーブル(TT_SRPT)79の最終
アドレスを獲得するとともにキー操作/表示部4からの
入力番号に応じたタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93から入力番号に対応したビデオタイトルセット
番号(VTSN)、プログラムチェーン番号(PGC
N)及びビデオタイトルセットのスタートアドレス(V
TS_SA)が獲得される。タイトルセットが1つしか
ない場合には、キー操作/表示部4からの入力番号の有
無に拘らず1つのタイトルサーチポインタ(TT_SR
P)93がサーチされてそのタイトルセットのスタート
アドレス(VTS_SA)が獲得される。このタイトル
セットのスタートアドレス(VTS_SA)からシステ
ムCPU部50は、目的のタイトルセットを獲得するこ
ととなる。
【0192】尚、システムCPU部50は、ビデオマネ
ージャー情報(VMGI)75の情報管理テーブル(V
MGI_MAT)78に記述されたビデオマネージャー
メニュー用のビデオ、オーディオ、副映像のストリーム
数及びそれぞれの属性情報を取得して属性情報を基に、
各々のMPEGデコーダLSI57、ビデオプロセッサ
LSI58、および音声処理回路59にビデオマネージ
ャーメニュー再生のためのパラメータを設定する。
【0193】次に、図13に示すビデオタイトルセット
72のスタートアドレス(VTS_SA)から図14に
示すようにそのタイトルセットのビデオタイトルセット
情報(VTSI)94が獲得される。このビデオタイト
ルセット情報(VTSI)94のビデオタイトルセット
情報の管理テーブル(VTSI_MAT)98から図1
5に示すビデオタイトルセット情報管理テーブル(VT
SI_MAT)の98終了アドレス(VTI_MAT_
EA)が獲得されると共にオーディオ及び副映像データ
のストリーム数(VTS_AST_Ns、VTS_SP
ST_Ns)及びビデオ、オーディオ及び副映像データ
の属性情報(VTS_V_ATR,VTS_A_AT
R,VTS_SPST_ATR)に基づいて図1に示さ
れる再生装置の各部がその属性に従って設定される。
【0194】また、ビデオタイトルセット(VTS)の
為のメニュー(VTSM)が単純な構成である場合に
は、図15に示すビデオタイトルセット情報管理テーブ
ル(VTSI_MAT)98からビデオタイトルセット
のメニュー用のビデオオブジェクトセット(VTSM_
VOB)95のスタートアドレス(VTSM_VOB_
SA)が獲得されてそのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOB)95によってビデオタイトルセットの
メニューが表示される。このメニューを参照して特にプ
ログラムチェーン(PGC)を選択せずに単純にタイト
ルセット(VTS)におけるタイトル(VTST)の為
のビデオオブジェクトセット(VTT_VOBS)96
を再生する場合には、図15に示すそのスタートアドレ
ス(VTSTT_VOB_SA)からそのビデオオブジ
ェクトセット96が再生される。
【0195】プログラムチェーン(PGC)をキー操作
/表示部4で指定する場合には、次のような手順で対象
とするプログラムチェーンがサーチされる。このプログ
ラムチェーンのサーチは、ビデオタイトルセットにおけ
るタイトルの為のプログラムチェーンに限らず、メニュ
ーがプログラムチェーンで構成される比較的複雑なメニ
ューにおいてもそのメニューの為のプログラムチェーン
のサーチに関しても同様の手順が採用される。ビデオタ
イトルセット情報(VTSI)94の管理テーブル(V
TSI_MAT)98に記述される図15に示すビデオ
タイトルセット(VTS)内のプログラムチェーン情報
テーブル(VTS_PGCIT)100のスタートアド
レスが獲得されて図16に示すそのVTSプログラムチ
ェーン情報テーブルの情報(VTS_PGCIT_I)
102が読み込まれる。この情報(VTS_PGCIT
_I)102から図17に示すプログラムチェーンの数
(VTS_PGC_Ns)及びテーブル100の終了ア
ドレス(VTS_PGCIT_EA)が獲得される。
【0196】キー操作/表示部4でプログラムチェーン
の番号が指定されると、その番号に対応した図16に示
すVTS_PGCITサーチポインタ(VTS_PGC
IT_SRP)103から図18に示すそのプログラム
チェーンのカテゴリ−及びそのサーチポインタ(VTS
_PGCIT_SRP)103に対応したVTS_PG
C情報104のスタートアドレスが獲得される。このス
タートアドレス(VTS_PGCI_SA)によって図
19に示すプログラムチェーン一般情報(PGC_G
I)が読み出される。この一般情報(PGC_GI)に
よってプログラムチェーン(PGC)のカテゴリー及び
再生時間(PGC_CAT、PGC_PB_TIME)
等が獲得され、その一般情報(PGC_GI)に記載し
たセル再生情報テーブル(C_PBIT)及びセル位置
情報テーブル(C_POSIT)108のスタートアド
レス(C_PBIT_SA、C_POSIT_SA)が
獲得される。スタートアドレス(C_PBIT_SA)
から図25に示すセル位置情報(C_POSI)として
図26に示すようなビデオオブジェクトの識別子(C_
VOB_IDN)及びセルの識別番号(C_IDN)が
獲得される。
【0197】また、スタートアドレス(C_POSIT
_SA)から図23に示すセル再生情報(C_PBI)
が獲得され、その再生情報(C_PBI)に記載の図2
4に示すセル中の最初のVOBU85のスタートアドレ
ス(C_FVOBU_SA)及び最終のVOBUのスタ
ートアドレス(C_LVOBU_SA)が獲得されてそ
の目的とするセルがサーチされる。セルの再生順序は、
図19に示されるPGCプログラムマップ(PGC_P
GMAP)106の図21に示すプログラムのマップを
参照して次々に再生セル84が決定される。このように
決定されたプログラムチェーンのデータセル84が次々
にビデオオブジェクト144から読み出されてシステム
プロセッサ部54を介して、データRAM部56に入力
される。このデータセル84内の各ビデオデータ、オー
ディオデータ及び副映像データの多重ストリームは、再
生時間情報を基にMPEGデコーダLSI57に出力さ
れる。この後、上述したようにデコードして再現された
ビデオ信号とデコードされた副映像信号とはビデオプロ
セッサLSI58で合成されてモニタ部6へ出力され、
モニタ部6に画像が再現される。この際、ビデオデータ
内にライン21データが重畳されていて、ビデオプロセ
ッサLSI58で合成が選択されていた際に、ビデオ信
号にライン21波形がビデオプロセッサLSI58で合
成されてモニタ部6へ出力され、モニタ部6でライン2
1データに対応する文字が重畳されて画像が再現され
る。また、音声処理回路59によりデコードされた音声
信号はスピーカ部8へ出力され、スピーカ部8から音声
が再生される。
【0198】更に、ナビゲーションパック86を利用し
たビデオデータの通常再生に関してフローチャートを参
照してより詳細説明する。
【0199】ビデオデータの通常再生では、図49に示
すように通常再生が開始される場合には、ステップS1
1に示すスタートの後に既に説明したようにビデオマネ
ージャー情報(VMGI)75がシステムCPU部50
によってサーチされてシステムROM/RAM部52に
格納される(ステップS12)。同様にこのビデオマネ
ージャー情報(VMGI)75に基づいてビデオタイト
ルセット(VTS)72のビデオタイトルセット情報
(VTSI)94が読み込まれるとともにビデオタイト
ルセットメニューがそのビデオオブジェクトセット(V
TSM_VOBS)95を利用してモニター部6に表示
される。この表示を基にステップS13で示すように再
生すべきタイトルセット72及び再生条件の等をユーザ
ーが決定する。この決定したタイトルセット72をキー
操作/表示部4を用いて選択すると、ステップS14に
示すように選択したタイトルセット72中の図14に示
すプログラムチェーン情報テーブル(VTS_PGCI
T)100から図19、図23及び図24に示すセル再
生情報テーブル(C_PBIT)107のデータがシス
テムCPU部50によって読み込まれ、これがシステム
ROM/RAM部52に格納される。
【0200】システムCPU部50は、ステップS15
に示すようにキー操作/表示部4から入力された再生条
件に応じて再生を開始するプログラムチェーン番号(V
TS_PGC_Ns)、アングル番号(ANGNs)、
オーディオストリーム番号及び副映像ストリーム番号が
決定される。例えば、プログラムチェーンとしてボクシ
ングのワールドチャンピョン第11戦がタイトルとして
選定され、英語のナレーションの基に副映像として日本
語の字幕を映し出すことを決定する。また、アングルと
して常に両者の戦いが良く鑑賞できる映像に決定する等
の選択がユーザによって実行される。この決定された副
映像番号及びオーディオストリーム番号がステップS1
6に示すようにシステムプロセッサ部54のレジスタ5
4Bに設定される。同様に、再生スタート時間がシステ
ムプロセッサ部54のシステムタイムクロック(ST
C)54Aに設定される。また、スタートアドレスとし
てのセル中の最初のVOBUのスタートアドレス及びP
GC番号、即ち、セル番号がシステム用ROM/RAM
部52に格納される。
【0201】ステップS17に示すようにビデオタイト
ルセットの読み込み準備が整った時点でリードコマンド
がシステムCPU部50からディスクドライブ部30に
与えられ、上述したスタートアドレスを基に光ディスク
10がディスクドライブ部30によってシークされる。
このリードコマンドによって光ディスク10からは、指
定されたプログラムチェーン(PGC)に係るセルが次
々に読み出され、システムCPU部50及びシステム処
理部54を介してデータRAM部56に送られる。この
送られたセルデータは、図8に示すようにビデオオブジ
ェクトユニット(VOBU)85の先頭パックであるナ
ビゲーションパック86からパックがデータRAM部5
6に格納される。その後、ビデオオブジェクトユニット
(VOBU)のビデオパック87、オーディオパック9
1、副映像パック90による多重ストリームは、再生時
間情報を基にMPEGデコーダLSI57に出力され
る。この後、上述したようにデコードして再現されたビ
デオ信号とデコードされた副映像信号とはビデオプロセ
ッサLSI58で合成されてモニタ部6へ出力され、モ
ニタ部6に画像が再現される。この際、ビデオデータ内
にライン21データが重畳されていて、ビデオプロセッ
サLSI58で合成が選択されていた際に、ビデオ信号
にライン21波形がビデオプロセッサLSI58で合成
されてモニタ部6へ出力され、モニタ部6でライン21
データに対応する文字が重畳されて画像が再現される。
また、音声処理回路59によりデコードされた音声信号
はスピーカ部8へ出力され、スピーカ部8から音声が再
生される。
【0202】このような映像及び音声の再生中において
は、キー操作/表示部4からの割り込み処理があった場
合には、その得られたキーデータがシステムRAM/R
OM部52に格納される。キーデータがない場合には、
ドライブ部からの再生終了の割り込みがあったか否かが
チェックされる。再生終了の割り込みがない場合には、
ナビゲーションパック86の転送を待つこととなる。ナ
ビゲーションパック86の転送が終了している場合に
は、ナビゲーションパック86中の論理セクタ番号(N
V_PCK_LSN)を現在の論理ブロック番号(NO
WLBN)としてシステムRAM/ROM部52に格納
される。
【0203】NVパック86の転送が終了すると、その
セル内の最終NVパック86かがチェックされる。即
ち、セル84中の最終ナビゲーションパック86である
か否かがチェックされる。このチェックは、図24に示
すセル再生情報テーブル(C_PBI)107のC_L
VOBUのスタートアドレス(C_LVOBU_SA)
とナビゲーションパック86のアドレス(V_PCK_
LBN)を比較することによってチェックされる。NV
パック86がセル84内での最終である場合には、アン
グルの変更があるか否かがチェックされる。アングルの
変更は、キー操作/表示部4からシステムCPU部50
にアングル変更の入力があるか否かに基づいて判断され
る。アングルの変更がない場合には、そのセル84が属
するプログラムチェーン(PGC)の最終セルであるか
がチェックされる。このチェックは、図19及び図23
に示すそのセル84がセル再生情報テーブル(C_PB
IT)107の最終セルであるかによって判断される。
即ち、プログラムチェーンを構成するセル数及び再生さ
れたセルの識別番号によってチェックされる。
【0204】再生終了である場合、或いは、次に再生さ
れるプログラムチェーンがない場合には、ステップS1
8に示すようにPCI113の一般情報(PCI−G
I)に記載されるエンドPTS(VOBU_EPTS)
が参照され、このエンドPTS(VOBU_EPTS)
がシステムタイムクロック(STC)に一致すると、ス
テップ19に示されるようにモニタ部6の画面の表示が
中止され、ステップS20に示すようにシステムCPU
部50からディスクドライブ部30にデータ転送中止コ
マンドが与えられ、データ転送が中止され、再生動作が
終了される。
【0205】尚、データの種別の判別過程では、データ
がビデオデータの再生位置等を示すNVデータとしての
PCIデータおよびDSIデータの場合には、このNV
データはデコーダへは転送されず、このNVデータは、
データRAM部56に格納される。このNVデータは、
システムCPU部50によって必要に応じて参照されて
ビデオデータの特殊再生をする際に利用される。この
際、PCIデータとDSIデータとはそれらに付与され
ているサブストリームIDにより識別されるようになっ
ている。
【0206】また、1つのセルの再生が終了すると、次
に再生するセル情報がプログラムチェーンデータ中のセ
ル再生順序情報から取得し、同様にして再生が続けられ
る。次に、図50から図55を参照して図6から図33
に示す論理フォーマットでビデオデータ及びこのビデオ
データを再生するための光ディスク10への記録方法及
びその記録方法が適用される記録システムについて説明
する。
【0207】図50は、ビデオデータをエンコーダして
あるタイトルセット84のビデオファイル88を生成す
るエンコーダシステムが示されている。図50に示され
るシステムにおいては、任意に上述したようなライン2
1データが重畳されているビデオデータ、オーディオデ
ータ、副映像データのソースとして、例えば、ビデオテ
ープレコーダ(VTR)211、オーディオテープレコ
ーダ(ATR)212、副映像再生器(Subpicture sou
rce )213が採用される。これらは、システムコント
ローラ(Sys con )215の制御下でビデオデータ、オ
ーディオデータ、副映像データを発生し、これらが夫々
ビデオエンコーダ(VENC)216、オーディオエン
コーダ(AENC)217、副映像エンコーダ(SPE
NC)218に供給され、同様にシステムコントローラ
(Sys con )215の制御下でこれらエンコーダ21
6、217、218でA/D変換されると共に夫々の圧
縮方式でエンコードされ、エンコードされたビデオデー
タ、オーディオデータ、副映像データ(Comp Video, Co
mp Audio, Comp Sub-pict )としてメモリ221、22
1、222に格納される。
【0208】このビデオデータ、オーディオデータ、副
映像データ(Comp Video, Comp Audio, Comp Sub-pict
)は、システムコントローラ(Sys con )215によ
ってファイルフォーマッタ(FFMT)224に出力さ
れ、既に説明したようなこのシステムのビデオデータの
ファイル構造に変換されるとともに各データの設定条件
及び属性等の管理情報がファイルとしてシステムコント
ローラ(Sys con )215によってメモリ226に格納
される。
【0209】以下に、ビデオデータからファイルを作成
するためのシステムコントローラ(Sys con)215に
おけるエンコード処理の標準的なフローを説明する。
【0210】図51に示されるフローに従って任意に上
述したようなライン21データが重畳されているビデオ
データ及びオーディオデータがエンコードされてエンコ
ードビデオ及びオーディオデータ(Comp Video, Comp A
udio)のデータが作成される。即ち、エンコード処理が
開始されると、図51のステップ50に示すようにビデ
オデータ及びオーディオデータのエンコードにあたって
必要なパラメータが設定される。この設定されたパラメ
ータの一部は、システムコントローラ(Sys con )21
5に保存されるとともにファイルフォーマッタ(FFM
T)224で利用される。ステップS51で示すように
パラメータを利用してビデオデータがプリエンコードさ
れ、最適な符号量の分配が計算される。ステップS52
に示されるようにプリエンコードで得られた符号量分配
に基づき、ビデオのエンコードが実行される。このと
き、オーディオデータのエンコードも同時に実行され
る。ステップS53に示すように必要であれば、ビデオ
データの部分的な再エンコードが実行され、再エンコー
ドした部分のビデオデータが置き換えられる。この一連
のステップによってビデオデータ及びオーディオデータ
がエンコードされる。
【0211】また、ステップS54及びS55に示すよ
うに副映像データがエンコードされエンコード副映像デ
ータ(Comp Sub-pict )が作成される。即ち、副映像デ
ータをエンコードするにあたって必要なパラメータが同
様に設定される。ステップS54に示すように設定され
たパラメータの一部がシステムコントローラ(Sys con
)215に保存され、ファイルフォーマッタ(FFM
T)224で利用される。このパラメータに基づいて副
映像データがエンコードされる。この処理により副映像
データがエンコードされる。
【0212】図52に示すフローに従って、エンコード
されたビデオデータ、オーディオデータ、副映像データ
(Com Video, Comp Audio, Comp Sub-pict)が組み合わ
されて図6及び図14を参照して説明したようなビデオ
データのタイトルセット構造に変換される。即ち、ステ
ップS61に示すようにビデオデータの最小単位として
のセルが設定され、セルに関するセル再生情報(C_P
BI)が作成される。次に、ステップS62に示すよう
にプログラムチェーンを構成するセルの構成、ビデオ、
副映像及びオーディオ属性等が設定され(これらの属性
情報の一部は、各データエンコード時に得られた情報が
利用される。)、図14に示すようにプログラムチェー
ンに関する情報を含めたビデオタイトルセット情報管理
テーブル情報(VTSI_MAT)98及びビデオタイ
トルセット時間サーチマップテーブル(VTS_MAP
T)101が作成される。このとき必要に応じてビデオ
タイトルセットダイレクトアクセスポインタテーブル
(VTS_DAPT)も作成される。次にステップS6
3に示すように、エンコードされたビデオデータ、オー
ディオデータ、副映像データ(Com Video, Comp Audi
o, Comp Sub-pict )が一定のパックに細分化され、各
データのタイムコード順に再生可能なように、VOBU
単位毎にその先頭にNVパック86を配置しながら各デ
ータセルが配置されて図8に示すような複数のセルで構
成されるビデオオブジェクト(VOB)が構成され、こ
のビデオオブジェクトのセットでタイトルセットの構造
にフォーマットされる。
【0213】尚、図52に示したフローにおいて、プロ
グラムチェーン情報は、ステップS62の過程で、シス
テムコントローラ(Sys con )215のデータベースを
利用したり、或いは、必要に応じてデータを再入力する
等を実行し、プログラムチェーン情報(PGI)として
記述される。
【0214】図53は、上述のようにフォーマットされ
たタイトルセットを光ディスクへ記録するためのディス
クフォーマッタのシステムを示している。図53に示す
ようにディスクフォーマッタシステムでは、作成された
タイトルセットが格納されたメモリ230、232から
これらファイルデータがボリュームフォーマッタ(VF
MT)236に供給される。ボリュームフォーマッタ
(VFMT)236では、タイトルセット84、86か
ら管理情報が引き出されてビデオマネージャー71が作
成され、図6に示す配列順序でディスク10に記録され
るべき状態の論理データが作成される。ボリュームフォ
ーマッタ(VFMT)236で作成された論理データに
エラー訂正用のデータがディスクフォーマッタ(DFM
T)238において付加され、ディスクへ記録する物理
データに再変換される。変調器(Modulater)240に
おいて、ディスクフォーマッタ(DFMT)238で作
成された物理データが実際にディスクへ記録する記録デ
ータに変換され、この変調処理された記録データが記録
器(Recoder )242によってディスク10に記録され
る。
【0215】上述したディスクを作成するための標準的
なフローを図54及び図55を参照して説明する。図5
4には、ディスク10に記録するための論理データが作
成されるフローが示されている。即ち、ステップS80
で示すようにビデオデータファイルの数、並べ順、各映
像データファイル大きさ等のパラメータデータが始めに
設定される。次に、ステップS81で示すように設定さ
れたパラメータと各ビデオタイトルセット72のビデオ
タイトルセット情報81からビデオマネージャー71が
作成される。その後、ステップS82に示すようにビデ
オマネージャー71、ビデオタイトルセット72の順に
データが該当する論理ブロック番号に沿って配置され、
ディスク10に記録するための論理データが作成され
る。
【0216】その後、図55に示すようなディスクへ記
録するための物理データを作成するフローが実行され
る。即ち、ステップS83で示すように論理データが一
定バイト数に分割され、エラー訂正用のデータが生成さ
れる。次にステップS84で示すように一定バイト数に
分割した論理データと、生成されたエラー訂正用のデー
タが合わされて物理セクタが作成される。その後、ステ
ップS85で示すように物理セクタを合わせて物理デー
タが作成される。このように図55に示されたフローで
生成された物理データに対し、一定規則に基づいた変調
処理が実行されて記録データが作成される。その後、こ
の記録データがディスク10に記録される。
【0217】上記したように、ビデオデータに任意に文
字データ(文字コードと制御コード)に対応したライン
21データを重畳して光ディスクに記述しておくことに
より、そのビデオデータを再生した際に、ビデオ信号に
ライン21データの波形を重畳してモニタ部へ出力し、
モニタ部でビデオ信号の映像が表示されるとともに、ラ
イン21データの波形がデコードされて文字として重畳
されて表示されるようにしたものである。
【0218】また、副映像についてもビデオ信号と合成
されて表示されるようになっている。
【0219】このため、ビデオデータに対する文字を文
字コード等により簡単かつ安価に付与することができ
る。
【0220】また、副映像とライン21データとを選択
して利用できる、副映像のみ、ライン21データのみ、
副映像とライン21データの両方の選択が可能である。
【0221】また、後から、映像に対する字幕を入れよ
うとした際に、副映像で用意するよりも、ライン21デ
ータを使って入れ込む方が安価である。
【0222】また、副映像で用意した字幕と、ライン2
1データで用意した字幕(安上がり)を両方用いて1つ
の映画を作成しても良い。
【0223】上述した実施例においては、記録媒体とし
て高密度記録タイプの光ディスクについて説明したが、
この発明は、光ディスク以外の他の記憶媒体、例えば、
磁気ディスク或いはその他の物理的に高密記録可能な記
憶媒体等にも適用することができる。
【0224】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、圧縮されたビデオデータとともにこのビデオデータ
内にクローズド・キャプションデータを記録することが
できる記録媒体を提供できる。
【0225】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タとともにこのビデオデータ内にクローズド・キャプシ
ョンデータを記録する記録媒体を生成する記録装置を提
供できる。
【0226】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タとともにこのビデオデータ内にクローズド・キャプシ
ョンデータが記録されている記録媒体からデータを再生
する再生装置を提供できる。
【0227】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと副映像データを含む再生データとともにこのビデオ
データ内にクローズド・キャプションデータを記録する
ことができる記録媒体を提供できる。
【0228】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと副映像データを含む再生データとともにこのビデオ
データ内にクローズド・キャプションデータを記録する
記録媒体を生成する記録装置を提供できる。
【0229】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと副映像データを含む再生データとともにこのビデオ
データ内にクローズド・キャプションデータが記録され
ている記録媒体からデータを再生する再生装置を提供で
きる。
【0230】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと少なくとも副映像データおよびオーディオデータの
いずれかを含む再生データとともにこのビデオデータ内
にクローズド・キャプションデータを記録することがで
きる記録媒体を提供できる。
【0231】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと少なくとも副映像データおよびオーディオデータの
いずれかを含む再生データとともにこのビデオデータ内
にクローズド・キャプションデータを記録する記録媒体
を生成する記録装置を提供できる。
【0232】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと少なくとも副映像データおよびオーディオデータの
いずれかを含む再生データとともにこのビデオデータ内
にクローズド・キャプションデータが記録されている記
録媒体からデータを再生する再生装置を提供できる。
【0233】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと副映像データを含む再生データとともにこのビデオ
データ内にクローズド・キャプションデータが記録され
ている記録媒体からデータを再生する際に、ビデオデー
タと副映像データとクローズド・キャプションデータと
を同時に再生することができる再生装置を提供できる。
【0234】この発明によれば、圧縮されたビデオデー
タと副映像データを含む再生データとともにこのビデオ
データ内にクローズド・キャプションデータが記録され
ている記録媒体からデータを再生する際に、ビデオデー
タと副映像データとの合成画像、またはビデオデータと
クローズド・キャプションデータとを選択的に再生する
ことができる再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の概
略を示すブロック図。
【図2】図1に示したディスクドライブ装置の機構部の
詳細を示すブロック図。
【図3】図1に示したディスクドライブ装置に装填され
る光ディスクの構造を概略的に示す斜視図。
【図4】図1に示したキー操作及び表示部の概略構成を
示す図。
【図5】図1に示したリモートコントロールの概略構成
を示す図。
【図6】図3に示す光ディスクの論理フォーマットの構
造を示す図。
【図7】図6に示されるビデオマネージャーの構造を示
す図。
【図8】図7に示されビデオオブジェクトセット(VO
BS)の構造を示す例である。
【図9】図8に示されたビデオオブジェクトユニットの
構造を示す説明図。
【図10】図7に示されたビデオマネージャ(VMG
I)内のビデオマネージャ情報管理テーブル(VMGI
_MAT)のパラメータ及び内容を示す図。
【図11】図7に示されたビデオマネージャ(VMG
I)内のタイトルサーチポインタテーブル(TSPT)
の構造を示す図。
【図12】図11に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)のタイトルサーチポインタテーブルの
情報(TSPTI)のパラメータ及び内容を示す図。
【図13】図11に示したタイトルサーチポインタテー
ブル(TSPT)の入力番号に対応したタイトルサーチ
ポインタ(TT_SRP)のパラメータ及び内容を示す
図。
【図14】図6に示したビデオタイトルセットの構造を
示す図。
【図15】図14に示したビデオタイトルセット情報
(VTSI)のビデオタイトルセット情報の管理テーブ
ル(VTSI_MAT)のパラメータ及び内容を示す
図。
【図16】図14に示したビデオタイトルセット情報
(VTSI)のビデオタイトルセットプログラムチェー
ン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の構造を示す
図。
【図17】図16に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
情報(VTS_PGCITI)のパラメータ及び内容を
示す図。
【図18】図16に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
プログラムチェーンに対応したサーチポインタ(VTS
_PGCIT_SRP)のパラメータ及び内容を示す
図。
【図19】図16に示したビデオタイトルセットプログ
ラムチェーン情報のテーブル(VTS_PGCIT)の
プログラムチェーンに対応したビデオタイトルセットの
為のプログラムチェーン情報(VTS_PGCI)の構
造を示す図。
【図20】図19に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のプログラムチェーンの一般情報(P
GC_GI)のパラメータ及び内容を示す図。
【図21】図19に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のプログラムチェーンのマップ(PG
C_PGMAP)の構造を示す図。
【図22】図21に示したプログラムチェーンのマップ
(PGC_PGMAP)に記述されるプログラムに対す
るエントリーセル番号(ECELLN)のパラメータ及
び内容を示す図。
【図23】図19に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のセル再生情報テーブル(C_PBI
T)の構造を示す図。
【図24】図23に示したセル再生情報テーブル(C_
PBIT)のパラメータ及び内容を示す図。
【図25】図19に示したプログラムチェーン情報(V
TS_PGCI)のセル位置情報(C_POSI)の構
造を示す図。
【図26】図25に示したセル位置情報(C_POS
I)のパラメータ及び内容を示す図。
【図27】図8に示したナビゲーションパックの構造を
示す図。
【図28】図8に示したビデオ、オーディオ、副映像パ
ックの構造を示す図。
【図29】図28に示されるナビゲーションパックの再
生制御情報(PCI)のパラメータ及び内容を示す図。
【図30】図29に示される再生制御情報(PCI)中
の一般情報(PCI_GI)のパラメータ及び内容を示
す図。
【図31】図28に示されるナビゲーションパックのデ
ィスクサーチ情報(DSI)のパラメータ及び内容を示
す図。
【図32】図31に示されるディスクサーチ情報(DS
I)のDSI一般情報(DSI_GI)のパラメータ及
び内容を示す図。
【図33】図31に示されるビデオオブジェクト(VO
B)の同期再生情報(SYNCI)のパラメータ及びそ
の内容を示す図。
【図34】調整データ長が7バイト以上の際の調整例を
説明するための図。
【図35】調整データ長が6バイト以下の際の調整例を
説明するための図。
【図36】ビデオパックの構成を説明するための図。
【図37】オーディオパックの構成を説明するための
図。
【図38】副映像パックの構成を説明するための図。
【図39】ストリームIDの構成を説明するための図。
【図40】プライベートストリーム1に対するサブスト
リームIDの内容を説明するための図。
【図41】プライベートストリーム2に対するサブスト
リームIDの内容を説明するための図。
【図42】ビデオストリームとビデオパックとの関係を
説明するための図。
【図43】ビデオストリームの階層構成を説明するため
の図。
【図44】ビデオストリームの階層構成内のピックアッ
プ層を説明するための図。
【図45】ユーザデータとしてのライン21データの記
述例を示す図。
【図46】MPEGデコーダLSIとビデオプロセッサ
LSIの構成を説明するための図。
【図47】ライン21データのデータ送信フォーマット
例を示す図。
【図48】多重ストリームに対する再生処理を説明する
ためのフローチャート。
【図49】ビデオデータ、オーディオデータ、副映像デ
ータ、コンピュータデータの再生処理の手順を示すフロ
ーチャート。
【図50】映像データをエンコーダして映像ファイルを
生成するエンコーダシステムを示すブロック図。
【図51】図50に示されるエンコード処理を示すフロ
ーチャート。
【図52】図51に示すフローでエンコードされたビデ
オデータ、オーディオデータ及び副映像データを組み合
わせて映像データのファイルを作成するフローチャー
ト。
【図53】フォーマットされた映像ファイルを光ディス
クへ記録するためのディスクフォーマッタのシステムを
示すブロック図。
【図54】図53に示されるディスクフォーマッタにお
けるディスクに記録するための論理データを作成するフ
ローチャート。
【図55】論理データからディスクへ記録するための物
理データを作成するフローチャート。
【符号の説明】
4…キー操作/表示部 5…リモートコントロール 6…モニタ部 8…スピーカ部 10…光ディスク 50…システムCPU部 52…システムROM/RAM部 54…システムプロッセッサ部 56…データRAM部 57…MPEGデコーダLSI 57A…切分け部 57B…MPEG処理部 57C…バッファメモリ 58…ビデオプロセッサLSI 58A…ビデオ信号生成部 58B…切分け部 58C…副映像信号生成部 58D…ライン21波形生成部 58E…合成部 58F、58G…フィールド用レジスタ 59…音声処理回路 71…管理領域 72…データ領域 84…セル 86…ナビゲーションパック 87…ビデオパック 88…コンピュータデータパック 90…副映像パック 91…オーディオパック 120…パックヘッダ 121…パケットヘッダ 131、141、151…サブストリームID 133…フレームデータの開始アドレス 187…プログラムチェーン 189…プログラム

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が少なくとも圧縮されたビ
    デオデータを含む再生データをパケット化した複数のデ
    ータパック列から構成される記録媒体において、 上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
    キャプション用のデータが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  2. 【請求項2】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    と副映像データを含む再生データをパケット化した複数
    のデータパック列から構成される記録媒体において、 上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
    キャプション用のデータが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  3. 【請求項3】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    と少なくとも副映像データおよびオーディオデータのい
    ずれかを含む再生データをパケット化した複数のデータ
    パック列から構成される記録媒体において、 上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
    キャプション用のデータが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  4. 【請求項4】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が少なくとも圧縮されたビ
    デオデータを含む再生データをパケット化した複数のデ
    ータパック列およびそのデータパック列の先頭に配置さ
    れ、そのデータパックの再生情報および他のデータユニ
    ットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納され
    ているナビゲーションパックから構成される記録媒体に
    おいて、 上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
    キャプション用のデータが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  5. 【請求項5】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    と副映像データを含む再生データをパケット化した複数
    のデータパック列およびそのデータパック列の先頭に配
    置され、そのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックから構成される記録媒
    体において、 上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
    キャプション用のデータが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  6. 【請求項6】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    と少なくとも副映像データおよびオーディオデータのい
    ずれかを含む再生データをパケット化した複数のデータ
    パック列およびそのデータパック列の先頭に配置され、
    そのデータパックの再生情報および他のデータユニット
    との関係を記述したナビゲーション情報が格納されてい
    るナビゲーションパックから構成される記録媒体におい
    て、 上記ビデオデータのデータユニット列内に、クローズド
    キャプション用のデータが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  7. 【請求項7】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    を含む再生データをパケット化した複数のデータパック
    列から構成され、上記ビデオデータのデータユニット列
    内に、クローズドキャプション用のデータが記録されて
    いる記録媒体からその再生データを取出す取出手段と、 この取出手段により取出された再生データを再生信号に
    変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第
    2の変換手段により変換された再生信号とを合成して再
    生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  8. 【請求項8】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    と副映像データを含む再生データをパケット化した複数
    のデータパック列から構成され、上記ビデオデータのデ
    ータユニット列内に、クローズドキャプション用のデー
    タが記録されている記録媒体からその再生データを取出
    す取出手段と、 この取出手段により取出された再生データを再生信号に
    変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第
    2の変換手段により変換された再生信号とを合成して再
    生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  9. 【請求項9】 時系列的に再生対象とされ、その各々が
    一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットであ
    って、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデータ
    と少なくともオーディオデータおよび副映像データのい
    ずれかを含む再生データをパケット化した複数のデータ
    パック列から構成され、上記ビデオデータのデータユニ
    ット列内に、クローズドキャプション用のデータが記録
    されている記録媒体からその再生データを取出す取出手
    段と、 この取出手段により取出された再生データを再生信号に
    変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第
    2の変換手段により変換された再生信号とを合成して再
    生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  10. 【請求項10】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タを含む再生データをパケット化した複数のデータパッ
    ク列およびそのデータパック列の先頭に配置され、その
    データパックの再生情報および他のデータユニットとの
    関係を記述したナビゲーション情報が格納されているナ
    ビゲーションパックから構成され、上記ビデオデータの
    データユニット列内に、クローズドキャプション用のデ
    ータが記録されている記録媒体からその再生データを取
    出す取出手段と、 この取出手段により取出された再生データをナビゲーシ
    ョン情報を参照してデータユニットを再生信号に変換す
    る第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第
    2の変換手段により変換された再生信号とを合成して再
    生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  11. 【請求項11】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと副映像データを含む再生データをパケット化した複
    数のデータパック列およびそのデータパック列の先頭に
    配置され、そのデータパックの再生情報および他のデー
    タユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格
    納されているナビゲーションパックから構成され、上記
    ビデオデータのデータユニット列内に、クローズドキャ
    プション用のデータが記録されている記録媒体からその
    再生データを取出す取出手段と、 この取出手段により取出された再生データをナビゲーシ
    ョン情報を参照してデータユニットを再生信号に変換す
    る第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第
    2の変換手段により変換された再生信号とを合成して再
    生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  12. 【請求項12】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと少なくともオーディオデータおよび副映像データの
    いずれかを含む再生データをパケット化した複数のデー
    タパック列およびそのデータパック列の先頭に配置さ
    れ、そのデータパックの再生情報および他のデータユニ
    ットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納され
    ているナビゲーションパックから構成され、上記ビデオ
    データのデータユニット列内に、クローズドキャプショ
    ン用のデータが記録されている記録媒体からその再生デ
    ータを取出す取出手段と、 この取出手段により取出された再生データをナビゲーシ
    ョン情報を参照してデータユニットを再生信号に変換す
    る第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号と上記第
    2の変換手段により変換された再生信号とを合成して再
    生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  13. 【請求項13】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タを含む再生データをパケット化した複数のデータパッ
    ク列から構成され、上記ビデオデータのデータユニット
    列内に、クローズドキャプション用のデータが記録され
    ている記録媒体からその再生データを取出し、 この取出された再生データを再生信号に変換し、 上記取出されたビデオデータ内のクローズドキャプショ
    ン用のデータを抽出すし、 この抽出されたクローズドキャプション用のデータを再
    生信号に変換し、 この変換されたクローズドキャプション用のデータの再
    生信号と上記変換されたデータユニットの再生信号を合
    成して再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  14. 【請求項14】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと副映像データを含む再生データをパケット化した複
    数のデータパック列から構成され、上記ビデオデータの
    データユニット列内に、クローズドキャプション用のデ
    ータが記録されている記録媒体からその再生データを取
    出し、 この取出された再生データを再生信号に変換し、 上記取出されたビデオデータ内のクローズドキャプショ
    ン用のデータを抽出すし、 この抽出されたクローズドキャプション用のデータを再
    生信号に変換し、 この変換されたクローズドキャプション用のデータの再
    生信号と上記変換されたデータユニットの再生信号を合
    成して再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  15. 【請求項15】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと少なくともオーディオデータおよび副映像データの
    いずれかを含む再生データをパケット化した複数のデー
    タパック列から構成され、上記ビデオデータのデータユ
    ニット列内に、クローズドキャプション用のデータが記
    録されている記録媒体からその再生データを取出し、 この取出された再生データを再生信号に変換し、 上記取出されたビデオデータ内のクローズドキャプショ
    ン用のデータを抽出すし、 この抽出されたクローズドキャプション用のデータを再
    生信号に変換し、 この変換されたクローズドキャプション用のデータの再
    生信号と上記変換されたデータユニットの再生信号を合
    成して再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  16. 【請求項16】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タを含む再生データをパケット化した複数のデータパッ
    ク列およびそのデータパック列の先頭に配置され、その
    データパックの再生情報および他のデータユニットとの
    関係を記述したナビゲーション情報が格納されているナ
    ビゲーションパックから構成され、上記ビデオデータの
    データユニット列内に、クローズドキャプション用のデ
    ータが記録されている記録媒体からその再生データを取
    出し、 この取出された再生データをナビゲーション情報を参照
    してデータユニットを再生信号に変換し、 上記取出されたビデオデータ内のクローズドキャプショ
    ン用のデータを抽出すし、 この抽出されたクローズドキャプション用のデータを再
    生信号に変換し、 この変換されたクローズドキャプション用のデータの再
    生信号と上記変換されたデータユニットの再生信号を合
    成して再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  17. 【請求項17】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと副映像データを含む再生データをパケット化した複
    数のデータパック列およびそのデータパック列の先頭に
    配置され、そのデータパックの再生情報および他のデー
    タユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格
    納されているナビゲーションパックから構成され、上記
    ビデオデータのデータユニット列内に、クローズドキャ
    プション用のデータが記録されている記録媒体からその
    再生データを取出し、 この取出された再生データをナビゲーション情報を参照
    してデータユニットを再生信号に変換し、 上記取出されたビデオデータ内のクローズドキャプショ
    ン用のデータを抽出すし、 この抽出されたクローズドキャプション用のデータを再
    生信号に変換し、 この変換されたクローズドキャプション用のデータの再
    生信号と上記変換されたデータユニットの再生信号を合
    成して再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  18. 【請求項18】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと少なくともオーディオデータおよび副映像データの
    いずれかを含む再生データをパケット化した複数のデー
    タパック列およびそのデータパック列の先頭に配置さ
    れ、そのデータパックの再生情報および他のデータユニ
    ットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納され
    ているナビゲーションパックから構成され、上記ビデオ
    データのデータユニット列内に、クローズドキャプショ
    ン用のデータが記録されている記録媒体からその再生デ
    ータを取出し、 この取出された再生データをナビゲーション情報を参照
    してデータユニットを再生信号に変換し、 上記取出されたビデオデータ内のクローズドキャプショ
    ン用のデータを抽出すし、 この抽出されたクローズドキャプション用のデータを再
    生信号に変換し、 この変換されたクローズドキャプション用のデータの再
    生信号と上記変換されたデータユニットの再生信号を合
    成して再生する、 ことを特徴とする再生方法。
  19. 【請求項19】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータを含む再生データをパケッ
    ト化した複数のデータパックを生成する生成手段と、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを複数用意する処理手段と、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する記録手段と、を具備したことを特徴とする記録
    装置。
  20. 【請求項20】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと副映像データを含む再生
    データをパケット化した複数のデータパックを生成する
    生成手段と、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットをを複数用意する処理手段と、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする記録装置。
  21. 【請求項21】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと少なくともオーディオデ
    ータおよび副映像データのいずれかを含む再生データを
    パケット化した複数のデータパックを生成する生成手段
    と、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを複数用意する処理手段と、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする記録装置。
  22. 【請求項22】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータを含む再生データをパケッ
    ト化した複数のデータパックを生成する生成手段と、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを構成し、そのデータユニット内
    の先頭にそのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックを設けたデータユニッ
    トを複数用意する処理手段と、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする記録装置。
  23. 【請求項23】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと副映像データを含む再生
    データをパケット化した複数のデータパックを生成する
    生成手段と、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを構成し、そのデータユニット内
    の先頭にそのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックを設けたデータユニッ
    トを複数用意する処理手段と、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする記録装置。
  24. 【請求項24】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと少なくともオーディオデ
    ータおよび副映像データのいずれかを含む再生データを
    パケット化した複数のデータパックを生成する生成手段
    と、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを構成し、そのデータユニット内
    の先頭にそのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックを設けたデータユニッ
    トを複数用意する処理手段と、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする記録装置。
  25. 【請求項25】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータを含む再生データをパケッ
    ト化した複数のデータパックを生成し、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを複数用意し、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する、 ことを特徴とする記録方法。
  26. 【請求項26】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと副映像データを含む再生
    データをパケット化した複数のデータパックを生成し、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを複数用意し、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する、 ことを特徴とする記録方法。
  27. 【請求項27】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと少なくともオーディオデ
    ータおよび副映像データのいずれかを含む再生データを
    パケット化した複数のデータパックを生成し、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを複数用意し、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する、 ことを特徴とする記録方法。
  28. 【請求項28】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータを含む再生データをパケッ
    ト化した複数のデータパックを生成し、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを構成し、そのデータユニット内
    の先頭にそのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックを設けたデータユニッ
    トを複数用意し、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する、 ことを特徴とする記録方法。
  29. 【請求項29】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと副映像データを含む再生
    データをパケット化した複数のデータパックを生成し、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを構成し、そのデータユニット内
    の先頭にそのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックを設けたデータユニッ
    トを複数用意し、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する、 ことを特徴とする記録方法。
  30. 【請求項30】 クローズドキャプション用のデータを
    含む圧縮されたビデオデータと少なくともオーディオデ
    ータおよび副映像データのいずれかを含む再生データを
    パケット化した複数のデータパックを生成し、 一定時間範囲内で再生されるべきデータパック列を単位
    としてデータユニットを構成し、そのデータユニット内
    の先頭にそのデータパックの再生情報および他のデータ
    ユニットとの関係を記述したナビゲーション情報が格納
    されているナビゲーションパックを設けたデータユニッ
    トを複数用意し、 上記データユニットを時系列的に再生可能に記録媒体に
    記録する、 ことを特徴とする記録方法。
  31. 【請求項31】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと副映像データを含む再生データをパケット化した複
    数のデータパック列から構成され、上記ビデオデータの
    データユニット列内に、クローズドキャプション用のデ
    ータが記録されている記録媒体からその再生データを取
    出す取出手段と、 この取出手段により取出されたビデオデータを再生信号
    に変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出された副映像データを再生信号
    に変換する第2の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第3の変換手段と、 上記第1から第3の変換手段により変換された再生信号
    を合成して再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  32. 【請求項32】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと副映像データを含む再生データをパケット化した複
    数のデータパック列から構成され、上記ビデオデータの
    データユニット列内に、クローズドキャプション用のデ
    ータが記録されている記録媒体からその再生データを取
    出す取出手段と、 この取出手段により取出されたビデオデータを再生信号
    に変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出された副映像データを再生信号
    に変換する第2の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第3の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号に対し
    て、選択的に、上記第2の変換手段により変換された再
    生信号または上記第3の変換手段により変換された再生
    信号を合成して再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  33. 【請求項33】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと少なくともオーディオデータおよび副映像データの
    いずれかを含む再生データをパケット化した複数のデー
    タパック列から構成され、上記ビデオデータのデータユ
    ニット列内に、2種類のクローズドキャプション用のデ
    ータが記録されている記録媒体からその再生データを取
    出す取出手段と、 この取出手段により取出されたビデオデータを再生信号
    に変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内の2種類
    のクローズドキャプション用のデータを抽出する抽出手
    段と、 この抽出手段により抽出された2種類のクローズドキャ
    プション用のデータの一方を選択して再生信号に変換す
    る第2の変換手段と、 上記第1、第2の変換手段により変換された再生信号を
    合成して再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
  34. 【請求項34】 時系列的に再生対象とされ、その各々
    が一定時間範囲内で再生される複数のデータユニットで
    あって、そのデータユニット列が圧縮されたビデオデー
    タと少なくともオーディオデータおよび副映像データの
    いずれかを含む再生データをパケット化した複数のデー
    タパック列から構成され、上記ビデオデータのデータユ
    ニット列内に、クローズドキャプション用のデータが記
    録されている記録媒体からその再生データを取出す取出
    手段と、 この取出手段により取出されたビデオデータを再生信号
    に変換する第1の変換手段と、 上記取出手段により取出されたビデオデータ内のクロー
    ズドキャプション用のデータを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出されたクローズドキャプション
    用のデータを再生信号に変換する第2の変換手段と、 上記第1の変換手段により変換された再生信号の1フィ
    ールド内の21ラインに上記第2の変換手段により変換
    された再生信号を重畳して再生する再生手段と、 を具備したことを特徴とする再生装置。
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