JP2006238391A - リモコン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 お年寄りや若者がリモコンを使い回しするような場合でも、各ユーザに最適な状態でリモコン操作が可能となり、お年寄りなど電子機器の操作が苦手な人にも易しく使いこなせるリモコン装置を提供する。
【解決手段】 操作ボタンの表示と接触による信号入力とが可能なタッチパネル表示器10が筐体1Aに形成されてなるリモコン装置1である。そして、筐体1Aを持った手の皮膚抵抗を計測する抵抗センサ12、13、当該手の温度を計測する温度センサ、筐体1Aの下面に設けられ当該手の表面を撮像する撮像手段15および撮像された画像から皮膚のキメの細かさを解析する解析手段、筐体1Aの揺れを検出する加速度センサからなる計測手段と、これら計測手段の計測結果に基づいてユーザの年齢又は性別を判別する判別手段と、この判別手段の判別結果に基づいて前記タッチパネル表示器における操作ボタンの表示態様を切り換える制御手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えばAV(オーディオ・ビジュアル)機器などを遠隔操作するリモコン装置に関する。
現在、テレビや録画装置など多くの電子機器において機能の多様化が進み、1台の装置に非常に多くの機能が搭載されるようになってきている。そのため、装置を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラ)にも非常に多くの操作ボタンが設けられ、リモコンにより多種多様な操作が行えるようになっている。しかしながらその反面、電子機器の操作が苦手なお年寄りや子供にとっては、簡単な操作であってもその操作ボタンを探すのに苦労するなど、リモコンの操作が非常に分かり難いものになりつつある。
このような問題を解決するために適用可能な従来技術には、例えば、特許文献1や2に開示の技術がある。特許文献1に開示の技術は、リモコン装置において、初めに自分のキャラクタマークを選択することで、そのユーザに最適な操作ボタンがタッチパネル上に表示されるようにしたものである。このような技術により、例えば、お年寄りが操作する場合に、お年寄りに最適な操作ボタンを表示させて、お年寄りの使い勝手を良くすることが出来る。また、特許文献2に開示の技術は、リモコン装置に個人認証を行うための減圧面センサを備え、ここに親指を当てて個人認証を行うことで、その人にあった操作内容の許可や制限がなされるようにしたものである。
特開2001−028790号公報 特開2004−297468号公報
しかしながら、上記従来の技術では、お年寄りにとって使い勝手の良いリモコンを達成するには不十分であると考えられた。なぜなら、電子機器の操作が苦手なユーザにとっては、個人認証といった処理自体に抵抗感や拒否感が生じるのが自然であり、上記従来の技術では、リモコンを自分に最適な状態にする前に、なんだか意味の良く分からない個人認証の操作をする必要があるからである。
また、お年寄りがリモコン装置を操作する場合、リモコンボタンを大きくしたり必要なボタンだけを設けるだけでは十分な操作性を期待できるものではなく、例えば、お年寄りなどではボタンを押した積もりでも押せてなかったり、1度押す積もりが手が震えて何度も押した状態になってしまったり、或いは、押したのか押せてないのか良く分からずに悩んだりと、様々な問題が発生することがある。
この発明の目的は、お年寄りや若者がリモコンを使い回しするような場合でも、各ユーザに最適な状態でリモコン操作が可能となり、お年寄りなど電子機器の操作が苦手な人にも易しく使いこなせるリモコン装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、操作ボタンの表示および接触による入力が可能なタッチパネル表示器が筐体に形成されてなるリモコン装置であって、前記筐体に接触もしくは近接している物体の物理量またはその変化量を計測する計測手段と、該計測手段の計測結果に基づいて筐体を持ったユーザの年齢又は性別を判別する判別手段と、該判別手段の判別結果に基づいて前記タッチパネル表示器における操作ボタンの表示態様を切り替える制御手段とを備えた構成とした。
このような手段によれば、リモコン装置を持っただけで、計測手段が筐体を持った手やその動きを計測し、その結果から筐体を持ったユーザの年齢又は性別を判別して、そのユーザに最適な操作ボタンの表示態様に変更することが出来る。例えば、若者には対しては高機能のリモコンに、お年寄りや子供に対しては簡単操作が可能なリモコンにすることが出来る。
具体的には、前記計測手段は、筐体に接触する物体の抵抗を計測する抵抗センサ、又は、筐体に接触もしくは近接する物体の温度を計測する温度センサを含んだ構成にすると良い。これらにより、筐体を持った手の皮膚抵抗や温度を計測して、それによりユーザの年齢や性別を判別する際の手がかりとすることが出来る。
さらに具体的には、前記筐体には、左側面から下面左側にかけて形成された第1電極と、右側面から下面右側にかけて形成された第2電極とが設けられ、前記抵抗センサまたは前記温度センサは、前記第1電極と前記第2電極に現れる所定の電気量または温度に基づいて接触物体の抵抗または温度を計測するように構成すると良い。この構成により、ユーザが一般的な持ち方で筐体を持ったときに自動的に皮膚抵抗や温度を計測することが出来る。
また具体的には、前記計測手段には、前記筐体の揺れを検出する加速度センサが含まれる構成にすると良い。加速度センサにより、手の震えなどを検出して年齢を判別する際の手がかりとすることが出来る。
また具体的には、前記計測手段は、筐体に近接する物体を撮像する撮像手段と、撮像された画像を解析して人間の皮膚である場合にそのキメの細かさを判定する解析手段とを有する構成にすると良い。キメの細かさにより、ユーザの年齢や性別を判別するのに大きな手がかりとすることが出来る。
さらに具体的には、前記撮像手段は前記筐体の下面に設けると良い。この構成によりユーザがリモコンを持ったときに自動的に皮膚の撮像を行ってキメの細かさの計測を行うことができる。
また望ましくは、音声、表示或いは振動によりユーザへの通知が可能な通知手段を備え、前記制御手段は、通常モードの表示態様と老人モードの表示態様への変更が可能であるとともに、老人モードの表示態様になっている場合で操作ボタンへの操作入力が検出されたときに、前記通知手段によって操作入力があったことを通知させるように構成すると良い。
この構成により、例えばお年寄りなどリモコンのボタン操作がおぼつかない人でも、通知手段の通知により操作したことが確認できるので、確実に安心して機器の操作を行うことが出来る。
さらに望ましくは、老人モードの表示態様になっている場合に、操作ボタンへの接触信号の検出感度が通常モードのときよりも高く設定されるように構成すると良い。
この構成により、例えば、指の押圧力が弱い人によるボタン操作であっても、確実にそれを検出して操作内容に反映させることが出来る。したがって、お年寄りなどにとって簡単な操作が実現される。
さらに望ましくは、老人モードの表示態様になっている場合に、操作ボタンへの接触の有無を判断する時間間隔が通常モードのときよりも長く設定されるように構成すると良い。
この構成により、例えば、指の震えのある人によるボタン操作に対して、1回の操作を複数回の操作と間違って認識してしまうといった不具合を回避することが出来る。したがって、お年寄りなどに扱いやすい操作性が実現される。
さらに望ましくは、前記判別手段によりユーザに係る判別が出来ない場合にユーザに関する情報をユーザに操作入力させて取得するユーザ情報取得手段を備え、前記制御手段は、該ユーザ情報取得手段により取得した情報に基づいて前記判別手段の判別基準となる基準データの閾値を変更するように構成すると良い。
計測手段による計測だけで自動的にユーザの判別を行おうとすると、個人差により例えば老人とも若者とも判別できない人が出てくることがある。このような場合に、上記の構成によれば、ユーザからの情報を取得して以後の判別において正しく判別を行わせることが可能となる。
以上説明したように、本発明に従うと、例えば若者とお年寄りなど複数の者によりリモコン装置が使い回される場合に、若者に対しては高機能リモコンとなり、お年寄りに対しては易しく扱いやすいリモコンとなるなど、各ユーザに対して最適な操作性を実現することが出来る。また、ユーザの判別は筐体を持つだけで自動的に行われるので、各ユーザがお年寄りや子供などに理解し難い個人認証のための作業を行う必要がないという効果がある。
さらに、老人モードとなった場合には、押圧力が弱かったり震えるようなボタン操作でも確実且つ正確に検出し、ユーザにボタン操作の確認も行わせることが出来るので、お年寄りにとって非常に扱い易いリモコン装置を実現できるという効果がある。
さらに、ユーザを判別するのに個人差などが影響する場合でも、この個人差のズレを自ら補正してユーザの正しい判別を実現できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態のリモコン装置を示すもので、(a)は正面側斜視図、(b)は裏面側斜視図、図2は、リモコン装置の正面裏面と上下左右各側面の表面構成を示す展開図である。
この実施の形態のリモコン装置1は、テレビ、ビデオレコーダ、およびDVD(デジタル多用途ディスク)プレーヤーなどの電子機器を遠隔操作するためのもので、片手で左右の側面を把持できる程度の横幅を有するほぼ直方体形状の筐体1Aに、表示パネル(例えば液晶パネル)に接触により信号の入力を行うタッチパネルが重畳されて構成されたタッチパネルディスプレー10が設けられて、このタッチパネルディスプレー10に操作ボタンの表示などが行われてユーザによる操作入力が可能にされたものである。
また、図2にも示すように、筐体1Aの表面には、その右側面から底面右側の部分にかけて第1電極12が、左側面から底面左側の部分にかけて第2電極13が形成され、さらに、第1電極12と第2電極13の間で裏面の中央側には接写カメラ15が配置されている。また、筐体1Aの裏面下側には電池ボックス16と、上面には赤外線を入出力する入出射窓18が、それぞれ設けられている。
第1電極12および第2電極13は、例えば導電性プラスチックからなるプラスチック電極が用いられており、他の部分と感触の違いが少なく違和感が生じないようになっている。第1電極12は正極、第2電極13は負極とされている。
接写カメラ15は、例えば、CMOSカメラ或いはCCDカメラと接写レンズを組み合わせてなるもので、筐体底面の接写カメラ15の窓部にほぼ接触する物体の撮像が可能なように設定されている。
一般に、幅のある平たい形状のリモコンを人が持ち、且つ前面のボタンを押して操作を行う場合には、片手でリモコンの両側面或いは片側面と裏面に手を接触させてリモコンを持つこととなる。従って、上記の第1電極12と第2電極13の配置により、リモコン装置1をユーザが持ったときに、片手の一部分が非常に高い確率で第1電極12と第2電極13との両方に接触することとなり、また、上記の接写カメラ15の配置により、リモコン装置1をユーザが持ったときに、非常に高い確率でユーザの手が接写カメラ15に接触するか或いはそれに近い状態となって皮膚の撮像が可能となる。
図3には、リモコン装置1の内部構成のブロック図を示す。
同図に示されるように、この実施の形態のリモコン装置1には、内部構成として、装置の統括的な制御を行うCPU(Central Processing Unit)21と、CPU21に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)22と、CPU21が実行する制御プログラムや制御データが格納される不揮発性メモリ23と、タッチパネルディスプレー10の表示駆動を行うLCDドライバ31と、タッチパネルディスプレー10から接触信号をCPU21側に取り込むA/Dコンバータ32と、接写カメラ15からの撮像信号を取り込むカメラ用ドライバ33と、第1電極12と第2電極13間に流れる電流を計測する電流センサ25と、電流センサ25からの信号を取り込むA/Dコンバータ34と、例えば第1電極12上に設けられたサーミスタ等の温度センサ26と、温度センサ26からの信号を取り込むA/Dコンバータ35と、リモコン装置1の揺れなどを計測する加速度センサ27と、加速度センサ27からの信号を取り込むA/Dコンバータ36と、操作内容などを示す音声信号を発生させる音声ジェネレータ37と、音声出力を行う通知手段としてのスピーカ28などが設けられている。
上記の電流センサ25は、ユーザの皮膚抵抗を計測するためのもので、第1電極12と第2電極13間に印加された所定電圧値と電流センサ25により検出された電流値とから皮膚抵抗が求められる。
温度センサ26は、熱伝導率の比較的高い第1電極12上に設けられていることで、第1電極12に接触している手の温度を間接的に計測する。
次に、この実施の形態のリモコン装置1の動作について説明する。
図4は、リモコン装置のタッチパネル表示器の表示例を示す図で、(a)は若者モードの表示例、(b)は老人モードの表示例である。
この実施の形態のリモコン装置1は、予め、通常モードとしての若者モードと、老人モードの2種類の動作モードが備わっている。若者モードのときには、図4(a)に示されるように、タッチパネルディスプレー10上に、細かい機能操作が可能なように多数の操作ボタンが表示され、様々な操作入力が可能にされている。一方、老人モードのときには、余り使わない操作ボタンが省かれ、個々の操作ボタンが大きく表示されている。なお、操作ボタンの表示はモードごとに固定ではなく、ある操作ボタンを押すことで、操作画面の表示が他の操作用パターンに変化するなど動的なものとしても良い。
また、老人モードのときには、タッチパネルディスプレー10の接触信号の入力感度が高く設定され、さらに、1回の入力の判断を行う反応時間を若者モードのときより長く設定され(例えば若者モードでは0.1秒だったのを、老人モードでは0.5秒など)、これらにより、低い圧力でタッチパネルが押されたときでも確実に入力を受け付けることが出来るととも、手か振るえて1回の操作で何度もタッチパネルに触れてしまったような場合でも、1回の操作として入力されるようにすることが出来る。なお、1回の信号入力を判断する反応時間を長く設定することで、低い圧力でも長めにタッチパネルが押されることで入力信号を認識できるようになるため、この設定を入力感度を上げる設定とみなしても良い。
また、老人モードのときには、タッチパネルディスプレー10へ操作入力を行ったときに、該当する操作内容が音声出力によりユーザに通知されるようになっている。例えば、音量ボタンを押して音量を大きくする操作をしたときには「音量大」、選局ボタンを押して放送チャンネルを変える操作をしたときには「チャンネル変更」などと音声出力が行われるようになっている。
この実施の形態のリモコン装置1においては、若者モードと老人モードの切換えはリモコン装置1をユーザが手に持つことで自動的に行われるようになっている。すなわち、リモコン装置1をユーザが手に持つことで、第1電極12と第2電極13を介して皮膚の抵抗が計測され、第1電極12に付加された温度センサ26により手の温度が計測され、接写カメラ15により肌の撮像とCPU21による画像解析が行われて肌のキメの細かさが計測され、さらに、加速度センサ27により一定時間における揺れの回数や振幅が計測される。そして、これらの計測結果から、予め不揮発性メモリ23に書き込まれている条件データ(基準データ)とが比較されて、若者の条件を満たすデータであれば若者モードに、老人の条件を満たすデータであれば老人モードに切り換えられる。
さらに、計測結果が既存モード(初期状態では若者モードと老人モード)の条件に該当しなかった場合には、新たなモードを新設してタッチパネルディスプレー10に表示される操作ボタンの選択をユーザに行わせたり、或いは、上記の計測結果が次からは既存モードの条件に当てはまるよう既存モードの条件データの閾値を補正処理を行うようになっている。
新たなモードを新設するか或いはデータ補正処理を行うかは、計測結果が既存モードの条件に合わなかった場合に、タッチパネルディスプレー10を用いてユーザから情報入力を行わせることで決定される。すなわち、計測結果が既存モードの条件に該当しなかった場合に、タッチパネルディスプレー10に「新規ユーザ」のボタンと「登録済ユーザ」のボタンを表示させ、「新規ユーザ」が押されたら新規モードの新設処理に、「登録済ユーザ」が押されたら計測結果が一番近い既存モードに切り換えて上記のデータ補正処理を行うようになっている。
以下、リモコン装置1に上記の動作を実行させる制御処理について図5〜図7のフローチャートに従って説明する。
図5は、CPU21により実行されるリモコン装置1の制御処理のフローチャートである。
この制御処理は、電源供給とともに開始されて常時つづけられる処理である。この制御処理が開始されると、先ず、ステップS1において接写カメラ15、電流センサ25、温度センサ26、加速度センサ27からの入力信号を確認してステップS2に移行する。
ステップS2では、ステップS1の入力信号からセンサの何れかに反応が有ったか否か判別し、無ければステップS1に戻り、有ればユーザがリモコン装置1を持ったと判断してステップS3に移行する。
ステップS3では、接写カメラ15の撮像データを取り込んで画像解析処理により肌のキメの細かさを計測する。次いで、ステップS4にて、温度センサ26の出力値を読み込んで体温を取得し、続くステップS5では、電流センサ25の出力値を読み込んで皮膚抵抗を取得する。さらに、ステップS6にて、加速度センサ27の出力を解析して手の振るえの情報を取得し、ステップS7に移行する。
ステップS7では、ステップS3〜S6で取得した情報を予め不揮発性メモリ23に格納されている条件データに照らし合わせ、条件に含まれるか否かを判別する。例えば、初期状態では、若者モードと老人モードの条件データと照合され、何れかのモードの条件データに含まれるかを判別する。
その結果、何れかの条件データに含まれていれば、ステップS8に移行して該条件データのモードに移行すべく、該モードでのタッチパネルディスプレー10の表示データや、操作入力用の設定データを不揮発性メモリ23から読み出して、ステップS9のリモコンモード処理に移行する。
一方、何れの条件データにも含まれていなければ、ステップS10に移行して新規登録モード処理に移行する。
そして、ステップS9のリモコンモード処理やステップS10の新規登録モード処理が終了したら、再びステップS1に戻って、ステップS1からの処理を繰り返す。
図6には、図5のステップS9で実行されるリモコンモード処理のフローチャートを示す。
リモコンモード処理に移行されると、先ず、ステップS11において、タッチパネルディスプレー10の表示を設定データに基づき行ってステップS12に移行する。つまり、このステップ11により、若者モードのときには図4(a)に示すような操作ボタンの表示が、老人モードのときには図4(b)に示すような操作ボタンの表示がなされる。
ステップS12では、タッチパネルからの信号を入力して操作信号の入力があればステップS15に、操作信号の入力がなければステップS13に移行する。なお、老人モードが選択されている場合には、ここでタッチパネルからの1回の信号入力の判断が行われる反応時間を例えば0.5秒など長くする。
ステップS13では、一定時間何も操作がない場合に図6のリモコンモード処理を抜けるためにその計時を行う時間カウンタの加算を行い、続くステップS14で例えば時間カウンタが所定値(例えば1分)を超えているか判断し、超えていれば一定時間何も操作がなかったとしてリモコンモード処理を終了して図5の制御処理に戻るが、超えていなければ再びステップS11に戻る。
一方、ステップS12の判別処理で操作信号の入力があってステップS15に移行した場合には、該ステップでどの操作ボタンに対する入力があったのか判断し、その場合の処理内容を設定データの中から読み出す。そして、処理内容がリモコン信号の送出であれば、ステップS16でその信号を赤外線により送出し、続くステップS17で時間カウンタの初期化を行ってステップS11に戻る。なお、老人モードの場合には、ここで処理内容に応じた音声出力を行わせる。
また、ステップS15で処理内容が画面変更のものと判断されれば、ステップS17で時間カウンタの初期化を行ってステップS11に戻る。そして、ステップS11にて新たな表示データに基づく表示を行う。
図7には、図5のステップS10で実行される新規登録モード処理のフローチャートを、図8には、モード条件データの補正処理を説明する図を示す。
計測データが既存の何れのモードの条件データにも該当せずに、この新規登録モード処理に移行されると、先ず、ステップS21においてタッチパネルディスプレー10に「新規ユーザ」の操作ボタンと「登録済ユーザ」の操作ボタンを表示して、ユーザに新規ユーザか登録済ユーザかの入力を行わせる。すなわち、このステップS21の処理によりユーザ情報取得手段が構成される。
その結果、「登録済みユーザ」の操作ボタンが押されたらステップS22に移行して、該ステップで図5のステップS3〜S6で取得した計測データが既存モードの条件データに含まれるように、条件データの閾値を変更する処理を行う。
詳細には、まず、既存モードの条件データの中で上記計測データが一番近くにある既存モードを選択する。例えば、図8に示すように、モードを判別するためのパラメータAにおいて、ステップS3〜S6の計測データに基づく測定値J1が、若者モードの条件範囲T1にも、老人モードの条件範囲T2にも含まれない場合、まず、測定値J1に最も近い条件範囲T2を有する老人モードが選択される。
そして、選択された既存モードの条件データの閾値を、計測データに基づく値を少しまたぐくらいにマージンを付加した値に変更する。例えば、図8に示すように、老人モードの条件範囲T2の一方の閾値th0を、測定値J1をすこしまたぐように閾値th1に変更する。なお、図8におけるパラメータAとは、個々の計測データを表わすパラメータと見なしても良いし、或いは、個々の計測データを所定の重み付けで足し合わせたパラメータと見なしても良い。
そして、このステップS22の処理により、次のモード判別処理(図5ステップのステップS7)から既存モードへの判別が行われるようになる。
一方、ステップS21で「新規ユーザ」の操作ボタンが押された場合には、ステップS23に移行して、新たなユーザモードの設定処理を行う。ここでは、必要な操作ボタンの選択や、操作ボタンの配置、操作ボタンの階層構造の指定などが行える。また、新たなユーザモードが設定されたら、先に計測された計測データの値をまたぐパラメータの所定範囲を、この新規のユーザモードの条件範囲として設定する。
そして、ステップS22又はステップS23の処理が終了したら、図5の制御処理のステップS1に戻り、そこからの処理を続行する。
以上のように、この実施の形態のリモコン装置1によれば、例えば若者とお年寄りなど複数のユーザがリモコン装置1を使い回す場合に、若者に対しては高機能リモコンとなり、お年寄りに対しては易しく扱いやすいリモコンとなるなど、各ユーザに対して最適な操作性を実現することが出来る。また、ユーザの判別は筐体1Aを持つだけで自動的に行われるので、お年寄りや子供などに理解し難い個人認証のための作業を行う必要もない。
さらに、老人モードとなった場合には、押圧力が弱かったり震えるようなボタン操作であっても確実に且つ正確にボタン操作を検出することができ、さらに、ユーザに音声出力によりボタン操作を確認させるので、お年寄りにとって非常に扱い易くなるという効果がある。
さらに、ユーザを判別するのに個人差などが影響する場合でも、図7のステップS22の処理により、この個人差のズレを自ら補正してユーザの正しい判別を実現できるという効果がある。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、実施の形態では、初期状態で若者と老人を判別して各々のモードに切り替わるようにしているが、女性と男性を判別したり子供と成人を判別して各々のモードに切り替わるようにしても良い。
また、年齢や性別を判別するための計測手段の種類も、実施の形態のものに限られず、様々なものを組み合わせて用いても良く、また、各モードでのタッチパネルディスプレーに表示される操作ボタンの種類や形態も種々の変更が可能である。また、老人モードで操作内容をユーザに知らせる通知手段として、実施の形態では音声出力の例を示したが、例えば、振動により操作が受け付けられたことを通知したり、表示画面を点灯させて操作が受け付けられたことを通知するようにしても良い。
本発明の実施の形態のリモコン装置を示すもので、(a)は正面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。 リモコン装置の正面裏面と上下左右各側面の構成を示す展開図である。 リモコン装置の内部構成を示すブロック図である。 リモコン装置のタッチパネルの表示例を示す図で、(a)は若者モードの表示例、(b)は老人モードの表示例である。 図4のCPUにより実行されるリモコン装置の制御処理の手順を示すフローチャートである。 図5のステップS9のリモコンモードのサブルーチン処理の手順を示すフローチャートである。 図5のステップS10の新規登録モードのサブルーチン処理の手順を示すフローチャートである。 モード条件データの補正処理を説明する図である。
符号の説明
1 リモコン装置
1A 筐体
10 タッチパネルディスプレー(タッチパネル表示器)
12 第1電極
13 第2電極
15 接写カメラ
18 赤外線入出射窓
21 CPU(判別手段、制御手段、解析手段)
22 RAM
23 不揮発性メモリ(記憶手段)
25 電流センサ
26 温度センサ
27 加速度センサ
28 スピーカ

Claims (11)

  1. 操作ボタンの表示と接触による信号入力とが可能なタッチパネル表示器が筐体に形成されてなるリモコン装置であって、
    前記筐体に接触した物体の抵抗を計測する抵抗センサ、当該物体の温度を計測する温度センサ、前記筐体の下面に設けられた撮像手段および撮像された画像を解析する解析手段、筐体の揺れを検出する加速度センサからなる計測手段と、
    これらの計測手段により計測された結果と比較される基準データが記憶される記憶手段と、
    これら計測手段の計測結果と前記基準データとに基づいて筐体を持ったユーザの年齢又は性別を判別する判別手段と、
    この判別手段の判別結果に基づいて前記タッチパネル表示器における操作ボタンの表示態様を切り換える制御手段と、
    音声、表示或いは振動によりユーザへの通知が可能な通知手段とを備え、
    前記筐体には、左側面から下面左側にかけて形成された第1電極と、右側面から下面右側にかけて形成された第2電極とが設けられ、これら第1電極と第2電極に現れる所定の電気量または温度に基づいて前記抵抗センサと前記温度センサが抵抗と温度を計測するように構成され、
    さらに、前記制御手段は、通常モードの表示態様と老人モードの表示態様への切換えが可能であるとともに、老人モードの表示態様の場合に、操作ボタンへの接触信号の検出感度を通常モードのときよりも高く、且つ、操作ボタンへの接触の有無を判断する時間間隔を通常モードのときよりも長くなるようにそれぞれ設定し、且つ、操作ボタンへの操作入力が検出されたときに前記通知手段によって操作入力があったことをユーザに通知させるように構成されていることを特徴とするリモコン装置。
  2. 操作ボタンの表示と接触による信号入力とが可能なタッチパネル表示器が筐体に形成されてなるリモコン装置であって、
    前記筐体に接触もしくは近接している物体の物理量またはその変化量を計測する計測手段と、
    該計測手段の計測結果に基づいて筐体を持ったユーザの年齢又は性別を判別する判別手段と、
    該判別手段の判別結果に基づいて前記タッチパネル表示器における操作ボタンの表示態様を切り替える制御手段とを備えたことを特徴とするリモコン装置。
  3. 前記計測手段は、筐体に接触する物体の抵抗を計測する抵抗センサ、又は、筐体に接触もしくは近接する物体の温度を計測する温度センサを含むことを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
  4. 前記筐体には、左側面から下面左側にかけて形成された第1電極と、右側面から下面右側にかけて形成された第2電極とが設けられ、
    前記抵抗センサまたは前記温度センサは、前記第1電極と前記第2電極に現れる所定の電気量または温度に基づいて接触物体の抵抗または温度を計測するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のリモコン装置。
  5. 前記計測手段は前記筐体の揺れを検出する加速度センサを含むことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のリモコン装置。
  6. 前記計測手段は、筐体に近接する物体を撮像する撮像手段と、撮像された画像を解析して人間の皮膚である場合にそのキメの細かさを判定する解析手段とを有することを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のリモコン装置。
  7. 前記撮像手段は前記筐体の下面に設けられていることを特徴とする請求項6記載のリモコン装置。
  8. 音声、表示或いは振動によりユーザへの通知が可能な通知手段を備え、
    前記制御手段は、通常モードの表示態様と老人モードの表示態様への変更が可能であるとともに、老人モードの表示態様になっている場合で操作ボタンへの操作入力が検出されたときに、前記通知手段によって操作入力があったことを通知させるように構成されていることを特徴とする請求項2〜7の何れかに記載のリモコン装置。
  9. 前記制御手段は、通常モードの表示態様と老人モードの表示態様への変更が可能であるとともに、老人モードの表示態様になっている場合に、操作ボタンへの接触信号の検出感度が通常モードのときよりも高くなるように設定することを特徴とする請求項2〜8の何れかに記載のリモコン装置。
  10. 前記制御手段は、通常モードの表示態様と老人モードの表示態様への変更が可能であるとともに、老人モードの表示態様になっている場合に、操作ボタンへの接触の有無を判断する時間間隔が通常モードのときよりも長くなるように設定することを特徴とする請求項2〜9の何れかに記載のリモコン装置。
  11. 前記判別手段によりユーザに係る判別が出来ない場合にユーザに関する情報をユーザに操作入力させて取得するユーザ情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、該ユーザ情報取得手段により取得した情報に基づいて前記判別手段の判別基準となる基準データの閾値を変更するように構成されていることを特徴とする請求項2〜10の何れかに記載のリモコン装置。
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