以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、実施の形態に適用される発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。
本発明に係るテレビ会議システムは、所定の場所に分散配置される会議端末(装置)1、利用者が携帯する携帯端末(装置)2及び会議を管理する会議管理装置3を有する。会議端末1は、複数の会議室などに設置され、必要に応じて携帯端末2と近傍通信によって接続するとともに、会議管理装置3と所定のネットワークを介して接続する。
会議端末1は、近傍通信手段1a、ネットワーク通信手段1b、認証通知手段1c及び指示情報送信手段1dを有する。また、図示しない会議処理機能を有し、ネットワークを介して会議のビデオデータや音声データの交換処理を行う。近傍通信手段1aは、近傍の携帯端末2との間の通信を制御する無線通信手段である。なお、近傍通信は、狭い距離で近接する装置間で行われる通信であり、たとえば、Felica(登録商標)やNFC(Near Field Communication)を用いる。これらは、装置間の間隔が10cm程度の近傍範囲内で通信を実現する。
ネットワーク通信手段1bは、ネットワークを介して接続する会議管理装置3または他の会議端末との間の通信を制御する。認証通知手段1cは、近傍通信手段1a経由で携帯端末2の接続要求を取得すると、この携帯端末2を認証し、認証した携帯端末2に関する情報を会議管理装置3にネットワーク通信手段1b経由で通知する。同様に、携帯端末2を認証解除すると、認証解除した携帯端末2に関する情報を会議管理装置3通知する。指示情報送信手段1dは、携帯端末2より取得した利用者が設定した指示情報をネットワーク通信手段1b経由で会議管理装置3に登録する。
なお、会議の際に参照する共通ファイルなどを保有するファイル端末1fが会議端末1とともに用いられる場合がある。ファイル端末1fは、会議端末1と同様に、近傍通信手段1g、ネットワーク通信手段1hを有し、さらに、ファイル記憶手段1iを有する。ファイル記憶手段1iは、他のグループもしくは会議グループで共有されるファイルを格納するメモリである。ファイル記憶手段1iに格納される所定のファイルを共通ファイルとする場合は、携帯端末2でこの所定のファイルを共通ファイルとして転送する指示情報が生成され、近傍通信手段1g経由で入力する。ネットワーク通信手段1hは、指示された所定のファイルをネットワーク経由で会議管理装置3に転送する。
携帯端末2は、指示入力手段2aと、近傍通信手段2bを有する。
指示入力手段2aは、利用者が携帯端末2の有する入力インタフェースを介して設定した指示情報を近傍通信手段2b経由で会議端末1もしくはファイル端末1fに送信する。なお、グループに関連する指示には、たとえば、グループに参加する接続要求、グループから離脱する接続解除要求などの他、会議の開始を指示する会議開始要求、会議の終了を指示する会議終了要求、共通ファイルとしてファイル端末1fのファイル記憶手段1iに格納されるファイルを会議管理装置3のファイル記憶手段3dに転送する指示、逆に会議管理装置3のファイル記憶手段3dに格納される共通ファイルをファイル端末1fのファイル記憶手段1iに転送する指示などがある。指示情報は、携帯端末2に接続する会議端末1、またはファイル端末1fに近傍通信手段2b経由で送信する。
会議管理装置3は、ネットワーク通信手段3a、グループ登録手段3b、グループ管理手段3c及びグループ情報3eと共通ファイル3fを格納するファイル記憶手段3dを有する。
ネットワーク通信手段3aは、ネットワークを介して分散配置される会議端末1との間の通信を制御する。グループ登録手段3bは、会議端末1と接続する携帯端末2で形成されるグループに認証された携帯端末2を加えるとともに、携帯端末2が認証解除されるとこのグループから携帯端末2を消去する。グループ管理手段3cは、携帯端末2で生成される指示情報を取得し、指示情報に基づいてグループを管理する。ファイル記憶手段3dは、グループに関するグループ情報3eと、グループ内で共有される共通ファイル3fを格納するメモリである。
このような構成の会議システムの動作について説明する。
会議端末1は、各会議室などに分散配置され、ネットワークを介して会議管理装置3に接続する。会議管理装置3は、ネットワークに接続する会議端末1間で行われる会議を管理する。携帯端末2は、利用者が保持し、会議を開始する場合などに近くの会議端末1に接続要求を行う際に用いる。会議端末1による会議は、それぞれの会議端末1に認証される携帯端末2によって識別される利用者群を参加メンバーとして行われる。なお、以下の説明では、各会議端末1に接続する携帯端末2群をグループとする。すなわち、グループに属する携帯端末2を保持する利用者が会議の参加メンバーになる。
携帯端末2と会議端末1は、所定の近傍範囲内において、それぞれの近傍通信手段2b及び近傍通信手段1aを介してデータ交換が可能である。利用者が携帯端末2を用いて指示入力手段2aで接続要求を指示すると、近傍通信手段2bは、接続要求を会議端末1に送信する。会議端末1は、近傍通信手段1aで接続要求を受けると、認証通知手段1cで認証を行い、携帯端末2が認証されると、これをネットワーク通信手段1bより会議管理装置3に送信する。会議管理装置3では、会議端末1から携帯端末2の認証通知を受けると、グループ登録手段3bは、ファイル記憶手段3dを検索し、該当する会議端末1が形成するグループのグループ情報3eにこの携帯端末2を追加する。このとき、この会議端末1のグループ情報が検索されない場合は、新たに、この会議端末1のグループ情報を作成し、そこに認証された携帯端末2を登録する。こうして、グループ情報3eには、会議端末1に接続する携帯端末2群が登録される。
そして、携帯端末2から会議開始が要求されると、会議端末1の指示情報送信手段1dは、ネットワーク通信手段1b経由で会議管理装置3に通知する。会議管理装置3のグループ管理手段3cは、会議が行われる複数の会議端末1のグループを結合し、会議グループを形成する。これにより、会議グループに登録された携帯端末2の利用者は、会議の参加メンバーとなる。
このとき、同様に携帯端末2によってファイル端末1fのファイル記憶手段1iに格納されるファイルが共通ファイルとして指定されると、ファイル端末1fからはネットワーク通信手段1h経由で指定されたファイルが会議管理装置3に転送される。会議管理装置3では、グループ管理手段3cが、転送されたファイルを当該会議グループの共通ファイル3fとしてファイル記憶手段3dに格納する。この共通ファイル3fは、この会議グループに登録される携帯端末2からのみアクセス要求することができる。たとえば、この会議グループに登録される他の携帯端末から共通ファイルへのアクセス要求があれば、ファイル記憶手段3dに格納される共通ファイル3fを、この携帯端末の指示するファイル端末へ転送する。
会議の終了は、同様に携帯端末2より設定され、会議管理装置3に通知される。グループ管理手段3cは、会議グループを分割し、それぞれの会議端末ごとのグループに戻す。これにより、共通ファイルのアクセス権も、分割された他のグループのファイルについては失うことになる。
また、グループからの離脱は、携帯端末2を認証解除することによって行う。認証通知手段1cは、携帯端末2が認証解除されたことを会議管理装置3へ通知する。グループ登録手段3bは、該当する会議端末1のグループ情報3eからこの携帯端末2の登録を削除し、グループから消去する。このとき、このグループに登録される携帯端末2の数を算出し、登録されている携帯端末2がない場合は、グループそのものを消去する。
このような会議システムでは、グループは会議のその場で作成され、会議終了後に自動的に揮発する。このことにより、グループ作成のための事前準備が不要となる。また、携帯端末により会議端末に認証した利用者をグループメンバーとし、認証解除されればグループメンバーから外すというシンプルな運用を行うので、グループメンバーを管理するための管理画面なども必要としない。
また、アクセスコントロールに関しては、グループが形成されている間、そのグループメンバーのみ共通ファイルへのアクセスを可能とする運用を行うため、「会議参加者のみ」という明快なセキュリティを確保することができる。このため、煩雑な設定が不要となるほか、機能を実現するためのソフトウェアとして、複雑な管理処理の機構を設ける必要がない。
以上のように、煩雑な設定作業を行うことなく会議を管理することが可能となる。また、設定作業や複雑な管理処理が不要となり、ソフトウェアの構造を単純化できることから、バグの軽減やプログラムコードのメンテナンス容易性が向上する。
以下、実施の形態を、テレビ会議システムに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態のテレビ会議システムの構成図である。
実施の形態のテレビ会議システムは、会議端末である電子会議端末110、210と、携帯端末(以下、コントローラとする)160、260と、ファイル端末であるPC120、220とが、IPネットワーク回線(以下、IPネットワークとする)10を介して会議管理装置であるサーバ300と接続する。なお、電子会議端末110とPC120は、会議室A(100)に、電子会議端末210とPC220は会議室B(200)に分散配置される。
ここで、電子会議端末110、210に接続する拡張BOX140、240は、電子会議端末110、210とコントローラ160、260との間の近傍通信を制御し、電子会議端末110、210の動作を制御する装置である。同様に、PC120、220に接続する拡張BOX150、250は、PC120、220とコントローラ160、260との間の近傍通信を制御し、PC120、220の動作を制御する装置である。なお、拡張BOX140、150、240、250と、電子会議端末110、210やPC120、220などの機器は、一体型で形成されるとしてもよい。
また、無線LANAP(130、230)は、コントローラ160、260を、IPネットワーク10を介して直接通信させるための装置である。
こうして、コントローラ160、260は、拡張BOX140、240を介して電子会議端末110、210と接続し、拡張BOX150、250を介してPC120、220と接続する。また、無線LANAP(130、230)により、IPネットワーク10経由でサーバ300、もしくは電子会議端末110、210及びPC120、220と接続することができる。
ここで、サーバ300のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施の形態のサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
サーバ300は、CPU(Central Processing Unit)301によって装置全体が制御されている。CPU301には、バス307を介してRAM(Random Access Memory)302、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)303、グラフィック処理装置304、入力インタフェース305、通信インタフェース306が接続されている。
RAM302には、CPU301に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM302には、CPU301による処理に必要な各種データが格納される。HDD303には、OSやアプリケーションのプログラムが格納される。グラフィック処理装置304には、モニタ308が接続されており、CPU301からの命令に従って画像をモニタ308の画面に表示させる。入力インタフェース305には、キーボード309aやマウス309bが接続されており、キーボード309aやマウス309bから送られてくる信号を、バス307を介してCPU301に送信する。通信インタフェース306は、IPネットワーク10に接続されており、IPネットワーク10を介して端末装置との間でデータの送受信を行う。なお、モニタ308、キーボード309a及びマウス309bは直接サーバ300に接続せずに、通信インタフェース306を介して接続する場合もある。
このようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、サーバのハードウェア構成を示したが、近傍通信機能を除く携帯端末装置のハードウェア構成も同様である。また、会議端末装置も近傍通信機能と会議処理機能(撮像部、マイク部、音声合成部など)を除き、同様のハードウェア構成をとる。
このように、本発明の実施の形態の各装置は、上記の構成のようなハードウェア構成をとり、CPUがプログラムを実行することによりその処理機能を実現する。
以下、グループの生成から共通ファイルのアクセス権限管理、そして会議終了後にグループを揮発させるまでの処理手順について、詳細に説明する。図4は、本実施の形態の動作を説明するための構成例を示した図である。図2と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。
会議室A(100)には、会議端末A(111)と、PC1(121)と、PC2(122)が配置され、IPネットワーク10を介してサーバ300に接続する。また、コントローラ(red)161は、PC1(121)の管理者が保持しており、近傍通信によってPC1(121)と会議端末A(111)と通信を行う。また、PC1(121)は、共通ファイルとして利用されるファイルbarが格納されている。同様に、コントローラ(green)162は、PC2(122)の管理者が保持しており、近傍通信によってPC2(122)と会議端末A(111)と通信を行う。
一方、会議室B(200)には、会議端末B(211)と、PC3(221)が配置され、IPネットワーク10を介してサーバ300に接続する。また、コントローラ(blue)261は、PC3(121)の管理者が保持しており、近傍通信によってPC3(221)と会議端末B(211)と通信を行うことができる。また、PC3(221)は、共通ファイルとして利用されるファイルfooが格納されている。
このような構成の会議システムでは、会議端末A(111)とB(211)ごとにグループA,グループBが形成され、会議端末A(111)と会議端末B(211)との間で会議要求が行われると、会議グループA+Bが形成されて会議が開始される。そして、会議が終了すると、会議グループは分割されて、グループAとグループBに戻る。
以下、図4に示した会議システムにおけるグループの生成とアクセス権限管理について、図を用いて順に説明する。
まず、会議室A(100)側のコントローラ(red)161が会議端末A(111)に認証され、グループAが作成される場合について説明する。図5は、本実施の形態におけるグループAの新規作成動作を示した図である。
サーバ300は、グループ登録なしの初期状態で処理を開始する。会議室A(100)では、コントローラ(red)161を保持する利用者が会議端末A(111)の近傍にコントローラ(red)161を配置し、接続要求501を行う。接続要求501を近傍通信で取得した会議端末A(111)は、コントローラ(red)161を認証するとともに、コントローラ(red)161が認証されたことを認証通知502でサーバ300に通知する。認証通知502を取得したサーバ300は、会議端末A(111)に接続するコントローラで形成されるグループを検索する。ここでは見つからないので、グループAを新規作成し、グループ情報のグループメンバーを示すコントローラ項目に、コントローラ(red)161を設定する。なお、図示していないが、コントローラ項目に登録時、属性情報としてグループAを付加しておく。図の例では、コントローラ欄311aに「red」が設定されている。なお、この状態では、共通ファイルを示すファイルの項目にはまだ何も設定されていない。したがって、ファイル欄311bは空白になっている。
こうして、コントローラ(red)161がメンバーに設定された会議端末A(111)に関するグループA情報311がサーバ内に作成される。
次に、会議室B(200)側のグループBが作成される場合について説明する。図6は、本実施の形態におけるグループBの新規作成動作を示した図である。
会議室B(200)側では、コントローラ(blue)261の利用者が会議端末B(211)の近傍にコントローラ(blue)261を配置し、接続要求503を行う。接続要求503を近傍通信で取得した会議端末B(211)は、コントローラ(blue)261を認証するととともに、その認証通知504をサーバ300に対して送信する。認証通知504を取得したサーバ300は、会議端末B(211)に接続するコントローラで形成されるグループを検索する。ここでは見つからないので、グループBを新規作成し、そのグループ情報のグループメンバーの項目に、コントローラ(blue)261を登録する。また、ここでも、コントローラ項目に登録時、属性情報としてグループBを付加しておく。なお、ここまでの処理においても共通ファイルとして設定されているファイルはない。
こうして、コントローラ(red)161がメンバーとするグループAに関するグループA情報311とともに、コントローラ(blue)261をメンバーとするグループBに関するグループB情報312とがサーバ300内に設定される。
次に、共通ファイルが指定された場合の動作について説明する。図7は、本実施の形態における共通ファイルの設定動作を示した図である。
会議室B(200)側では、コントローラ(blue)261が、近傍通信によって制御が可能なPC3(221)に格納されるファイルfooを共通ファイルとして設定する指示を行う。コントローラ(blue)261は、近傍通信を用いて、ファイルfooを共通ファイルとする指示情報505を、会議端末B(211)、もしくは会議端末B(211)とPC3(221)双方に送信する。会議端末B(211)からサーバ300に対しては、PC3(221)の保持するファイルfooを共通ファイルとする共通ファイル指定506が送信される。指示を取得したサーバ300は、PC3(221)からファイルfooをデータ転送507し、吸い上げたファイルを共通ファイルfoo321として、ファイル記憶手段に格納する。同時に、グループB情報312のファイルの項目にfooを追加し、共通ファイルfooがサーバ300に設定されたことを設定する。なお、ファイルのデータ転送は、PC3(221)側から開始されても、また、会議端末B211を介して行われてもよい。また、ファイル項目に登録時、属性情報としてファイルfooの属性(グループB)を付加しておく。
こうして、コントローラ(red)161がメンバーのグループA情報311と、コントローラ(blue)261をメンバーとするグループB情報312が生成され、グループBのPC3(221)に格納されていたファイルfooが共通ファイルfoo321として、サーバ300に格納される。この共通ファイルは、同一のグループ内のコントローラによってのみアクセスが可能となる。すなわち、グループB情報312に登録されたコントローラ(図の例ではコントローラblue)のみがアクセス可能となる。
次に、会議端末A(111)と会議端末B(211)とが相互接続され、会議が開始される場合の動作について説明する。図8は、本実施の形態における会議グループの作成動作を示した図である。
コントローラ(red)161から会議端末A(111)に対して、会議端末B(211)と相互接続を行って会議を開始させる指示が出される。または、コントローラ(blue)261から会議端末B(211)に対して、会議端末A(111)と相互接続を行って会議を開始させる指示が出される。なお、指示は、双方から出されてもよい。これにより、会議端末A(111)と会議端末B(211)は、相互接続し、会議を開始させるとともに、会議端末A(111)または会議端末B(211)のいずれか、もしくは双方が、相互接続を行って会議を開始させる指示情報(会議開始508)をサーバ300に対して送信する。サーバ300は、会議開始508を取得すると、該当するグループ情報を検索し、対応するグループA情報311と、グループB情報312を統合し、1つの会議グループ(グループA+B)を作成する。このようにグループA情報311とグループB情報312を結合したグループA+B情報313は、グループメンバーとしてコントローラの項目に、グループAのコントローラ(red)161とグループBのコントローラ(blue)261が登録され、共通ファイルfoo321が、グループA+Bの共通ファイルとして登録される。なお、図では、付加されていた属性情報をコントローラ名の次に表記している。さらに、グループA+B情報313の作成とともに、それぞれのグループ情報であるグループA情報311とグループB情報312を削除する。このような処理により、会議グループA+Bが作成され、共通ファイルfoo321にアクセスできるのは、グループA+B情報313に登録されたコントローラ(red)161とコントローラ(blue)261となる。これにより、本来他のグループに属していたコントローラ(red)161が、同一グループに属することによって共通ファイルfoo321にアクセスすることができるようになる。
次に、グループA+Bによる会議が行われている状態で、共通ファイルbarを追加する動作について説明する。図9は、本実施の形態における共通ファイルの追加動作を示した図である。
会議端末A(111)と会議端末B(211)は、相互接続され、会議が継続されている。会議室A(100)側のコントローラ(red)161が、近傍通信によって制御が可能なPC1(121)に格納されるファイルbarを共通ファイルとして設定する指示情報を会議端末A(111)、もしくは会議端末A(111)とPC1(121)双方に送信する。会議端末A(111)からサーバ300に対しては、PC1(121)の保持するファイルbarを共通ファイルとする共通ファイル指定509が送信される。指示を取得したサーバ300は、PC1(121)からファイルbarをデータ転送510し、吸い上げたファイルを共通ファイルbar322として、ファイル記憶手段に格納する。同時に、現在、コントローラ(red)161が参加する会議グループA+BのグループA+B情報313のファイルの項目にbarを追加し、共通ファイルbar322がサーバ300に設定されたことを表す。なお、ファイルのデータ転送は、PC1(121)側から開始されても、また、会議端末A(111)を介して行われてもよい。
こうして、会議グループA+Bの共通ファイルbar322がサーバ300に格納される。この共通ファイルは、同一のグループ内のコントローラによってのみアクセスが可能となる。すなわち、図の例では、グループA+B情報(313)により、共通ファイルbar322を共通ファイルとする会議グループA+Bのすべてのコントローラ(コントローラ(red)161とコントローラ(blue)261)からのアクセスが可能となる。
次に、会議端末A(111)と会議端末B(211)との間で行われている会議に、さらにメンバーが参加する場合の動作について説明する。図10は、本実施の形態におけるグループメンバーの追加動作を示した図である。
会議端末A(111)と会議端末B(211)は相互接続され、会議室A(100)のコントローラ(red)161と会議室B(200)のコントローラ(blue)261の利用者の間で会議が継続されている。この状態で、会議室A(100)側のコントローラ(green)162が、近傍通信によって会議端末A(111)に接続要求511を行う。接続要求511を近傍通信で取得した会議端末A(111)は、コントローラ(green)162を認証するとともに、コントローラ(green)162が認証されたことを認証通知512でサーバ300に通知する。認証通知512を取得したサーバ300は、会議端末A(111)に接続するコントローラで形成されるグループを検索する。ここでは、会議グループA+Bが検索されるので、そのグループ情報A+B(313)のコントローラの項目に、コントローラ(green)162と、その属性情報(グループA)を設定する。
こうして、コントローラ(green)162がメンバーに設定されたグループA+B情報313がサーバ内に設定される。このように、会議端末に接続要求を行って認証されれば、煩雑な設定作業を必要とすることなく、任意の利用者を会議に参加させることが可能となる。新たに会議に参加した利用者(図の例では、コントローラgreenを保有者)は、参加したグループの共通ファイル(図の例では、ファイルfooとファイルbar)の利用が可能となる。
次に、コントローラ(green)162が、共通ファイルfooを取得する場合について説明する。取得した共通ファイルfooは、コントローラ(green)162管理下のPC2(122)に格納する。図11は、本実施の形態における共通ファイルの取得動作を示した図である。
会議室A(100)側のコントローラ(green)162が、近傍通信によって会議端末A(111)に、サーバ300が保持する共通ファイルfoo321の取得要求513を送信する。そして、会議端末A(111)は、サーバ300に対し、共通ファイルfooの取得要求522を行う。これに応じて、サーバ300は、共通ファイルとしてファイル記憶手段に格納している共通ファイルfoo321をPC2(122)にデータ転送514する。こうして、PC2(122)に、共通ファイルfooが格納される。なお、ファイルfooのデータ転送は、一旦、会議端末A(111)でファイルfooを受け取り、その後PC2(122)に転送することによって行われてもよい。また、PC2(122)が直接サーバ300から読み出すようにしてもよい。
このように、グループに参加する利用者は、煩雑な設定作業をすることなく、共通ファイルを利用することができる。
次に、会議が終了した場合について説明する。図12は、本実施の形態における会議グループの分割動作を示した図である。
会議端末A(111)と会議端末B(211)は相互接続され、会議室A(100)のコントローラ(red)161とコントローラ(green)162、会議室B(200)のコントローラ(blue)261の利用者の間で会議が継続されている。この状態から会議が終了し、コントローラ(red)161またはコントローラ(green)162から会議端末A(111)に対して、もしくは、コントローラ(blue)261から会議端末B(211)に対して、会議終了の指示情報が近傍通信により送信される。会議端末A(111)及び会議端末B(211)は、相互通信を止め、会議を終了させる。それとともに、サーバ300に対して、会議終了の指示情報515を送信する。サーバ300は、会議終了の指示情報515を取得すると、会議グループA+Bを分割し、会議端末ごとのグループに戻す。実際の処理では、会議グループA+BのグループA+B情報313を属性情報に応じてそれぞれの会議端末ごとに分割し、新たにグループA情報314と、グループB情報315を作成する。グループA情報314には、グループA+B情報313に設定されたコントローラのうち、会議端末A(111)に接続するコントローラが登録される。図の例では、コントローラとして、コントローラ(red)161とコントローラ(green)162が登録されている。また、共通ファイルとして、グループA+B情報313に設定された共通ファイル、fooとbarのうち、会議室A(100)側のPC1(121)が保持するファイルbarが登録される。同様にして、会議端末B(211)のグループB情報315には、会議端末B(211)に接続する、コントローラ(blue)261と、PC3(221)が保有するファイルfooが登録される。また、グループA+B情報313は、会議グループA+Bが消滅したので、削除される。
このように、会議終了により、会議グループA+Bは、本来の会議端末ごとのグループに分割される。これにより、たとえば、会議室A(100)側からは、ファイルfooへアクセスすることができなくなる。同様に、会議室B(200)側からは、ファイルbarへアクセスすることができなくなる。このように、会議終了とともに、アクセス権が失われるため、「会議参加者のみ」というセキュリティを確保することができる。
次に、グループメンバーが認証解除した場合について説明する。図13は、本実施の形態におけるグループメンバーの認証解除の動作を示した図である。
図では、会議室A(100)側のグループAのメンバーであるコントローラ(red)161が認証解除を行う場合を示している。コントローラ(red)161は、近傍通信を用いて、会議端末A(111)に対して認証解除の指示情報516を送信する。認証解除の指示情報516を受けた会議端末A(111)は、コントローラ(red)161の認証を解除し、認証解除の通知517をサーバ300に送信する。サーバ300は、認証解除の通知517を取得し、会議端末A(111)に対応して作成されたグループA情報314からコントローラ(red)161の登録を削除する。図の例では、グループA情報314のコントローラの項目からコントローラ(red)を表す「red」が削除される。ここでは、本来コントローラ(red)161の管理下のPC1(121)が保持する共通ファイルbar322は、一旦、サーバ300に吸い上げられているので、サーバ300上に残し、グループAで利用可能としておく。なお、必要であれば、削除するようにすることもできる。
次に、現在会議端末に接続する残りのコントローラが認証解除した場合について説明する。そのグループに属するコントローラの登録がすべてなくなると、そのグループは消滅(揮発)させる。図14は、本実施の形態におけるグループの揮発動作を示した図である。
グループAには、会議端末A(111)に接続するコントローラ(green)162が登録され、グループBには会議端末B(211)に接続するコントローラ(blue)261が登録されている状態で処理が開始される。
会議室A(100)側のコントローラ(green)162は、近傍通信を用いて、会議端末A(111)に対して認証解除の指示情報518を送信する。認証解除の指示情報518を受けた会議端末A(111)は、コントローラ(green)162の認証を解除し、認証解除の通知519をサーバ300に送信する。サーバ300は、認証解除の通知519を取得し、会議端末A(111)に対応して作成されたグループA情報314からコントローラ(green)162の登録を削除する。これにより、グループAを構成するメンバーがいなくなったので、グループAを揮発させ、グループA情報314を削除する。ここでは、グループAの共通ファイルbar322も削除する。なお、必要に応じて、残しておくようにすることもできる。同様に、会議室B(200)側のコントローラ(blue)261は、近傍通信を用いて、会議端末B(211)に対して認証解除の指示情報520を送信する。認証解除の指示情報520を受けた会議端末B(211)は、コントローラ(blue)261の認証を解除し、認証解除の通知521をサーバ300に送信する。サーバ300は、認証解除の通知521を取得し、会議端末B(211)に対応して作成されたグループB情報315からコントローラ(blue)261の登録を削除する。これにより、グループBを構成するメンバーがいなくなったので、グループBを揮発させ、グループB情報315と、共通ファイルfooを削除する。
このようにして、認証解除されたメンバーがグループから削除され、メンバーがいなくなったグループは揮発される。
以上のように、本実施の形態によれば、コントローラが会議端末に認証されることでグループに追加され、認証解除でグループから削除される。グループは、新規メンバーが登録されることで作成され、すべてのメンバーが削除されると揮発する。このように、グループは自動的に作成・揮発するため、事前に煩雑な設定を行っておく必要がなくなる。また、必要に応じて会議の参加メンバーを増やすことも容易に行え、会議システムの使い勝手が向上する。
また、アクセス権のコントロールについても、煩雑な設定作業を必要とすることなく、「会議参加者のみ」という明快なセキュリティコントロールを行うことができる。
次に、会議管理装置による会議管理方法について説明する。会議管理装置では、会議端末からの認証と認証解除の通知を取得した際のグループ登録処理、共通ファイルの設定処理、会議開始要求による会議グループ作成処理及び会議終了要求による会議グループ分割処理の各処理を行う。それぞれの処理について順に説明する。
まず、会議端末によってコントローラが認証された場合の処理手順について説明する。図15は、本実施の形態の会議管理方法におけるグループ登録処理の手順を示したフローチャートである。
コントローラが会議端末に接続要求を行って認証されると、会議端末から会議管理装置に対してコントローラの認証が通知され、処理が開始される。
[ステップS01] 会議端末からコントローラの認証通知を取得したので、この会議端末に接続するコントローラで形成されるグループが存在するかどうかを判定する。会議端末は固有の識別情報を保持しており、ファイル記憶手段に格納されるグループ情報を検索し、会議端末の識別情報が一致するグループの有無を調べる。なお、ここでは、グループは会議開始などにより、他の会議端末のグループと結合されている場合もあるが、1の会議端末に対して1のグループしか作成されないとしている。グループが存在する場合は、ステップS03へ処理を進める。
[ステップS02] 識別情報が一致する会議端末のグループが存在しないので、グループを新規に作成する。
[ステップS03] 該当するグループまたは、新規作成されたグループに認証通知のあったコントローラを追加する。このとき、コントローラには、属性として、会議端末の識別情報を付加しておく。
[ステップS04] グループ内のコントローラ数を記憶するコントローラ数情報を+1して、コントローラ数を更新する。
以上の処理手順が実行されることにより、会議管理装置のグループ情報が更新される。グループは、会議端末に接続するコントローラをメンバーとして形成され、1または複数の会議端末ごとに構成される。なお、複数の会議端末で構成されるグループは、複数の会議端末が相互接続され、会議中の状態にある。グループ情報には、グループのメンバーとなるコントローラが、接続する会議端末の識別情報を属性情報として登録されている。また、グループの共通ファイルとして設定されたファイル名と、所属するコントローラ数も設定される。
次に、会議端末によってコントローラが認証解除された場合の処理手順について説明する。図16は、本実施の形態の会議管理方法におけるグループ登録解除処理の手順を示したフローチャートである。
コントローラが会議端末に認証解除要求を行って認証解除されると、会議端末から会議管理装置に対してコントローラの認証解除が通知され、処理が開始される。なお、会議端末の認証解除は、コントローラが近傍通信の可能な範囲内からいなくなったことを検出して行ってもよい。
[ステップS11] 会議端末からコントローラの認証解除通知を取得したので、この会議端末に対応するグループから、認証解除通知されたコントローラの登録を削除する。
[ステップS12] グループ内のコントローラ数を記憶するコントローラ数情報を−1して、コントローラ数を更新する。
[ステップS13] 更新されたコントローラ数が0になった(グループメンバーがいなくなった)かどうかを判定する。0でない場合、すなわち、グループにコントローラの登録がある場合は、処理を終了する。
[ステップS14] グループの共通ファイルに登録されているファイルをグループからすべて削除する。これにより、共通ファイルが使用できなくなる。
[ステップS15] グループ削除する。すなわち、グループ情報の登録を削除し、グループを揮発させる。
以上の処理手順が実行されることにより、コントローラの認証解除ごとに、グループメンバーから削除される。そして、メンバーがいなくなった場合には、グループそのものが削除される。
このように、コントローラが会議端末に認証または認証解除されるごとに、グループのメンバーに登録または登録削除されるので、予め設定しなければならない煩雑な登録作業を行わずに、会議メンバーの設定が可能となるばかりでなく、会議の管理も容易になる。
次に、共通ファイルの指定がされた場合の処理手順について説明する。共通ファイルは、グループ内のメンバーのみが自由にアクセスできる。図17は、本実施の形態の会議管理方法における共通ファイルの設定処理の手順を示したフローチャートである。
コントローラが管理下のPCなどに保持されるファイルを共通ファイルとする指示情報を会議端末に送信し、会議端末がこれを会議管理装置に通知することにより処理が開始される。
[ステップS21] 会議端末から共通ファイルの指示情報を取得したので、この会議端末に接続するコントローラで形成されるグループが存在するかどうかを判定する。グループが存在しない場合は、処理を終了する。
[ステップS22] グループが存在する場合、指定されたファイルを吸い上げてファイル記憶手段に格納するとともに、このグループのグループ情報の共通ファイルに登録する。このとき、共通ファイルには、属性として、会議端末の識別情報を付加しておく。
以上の処理手順が実行されることで、共通ファイルが会議端末装置に吸い上げられて格納されるとともに、グループ情報に登録される。これにより、グループのメンバーは、共通ファイルに自由にアクセスできるようになる。
次に、会議の開始時の処理手順について説明する。図18は、本実施の形態の会議管理方法における会議開始処理の手順を示したフローチャートである。
コントローラの会議開始を指示する指示情報を会議端末経由で取得すると、処理が開始される。図の例では、グループxとグループyとを相互接続して会議を開始するという指示が出されている。
[ステップS31] グループ情報を検索し、グループxまたはグループyのグループ情報が存在するか否かを判定する。両方とも存在しない場合は、結合するグループがないので、処理を終了する。
[ステップS32] グループxとグループyを結合し、グループx+yを新規作成し、グループx+y情報を設定する。なお、いずれか一方のグループがない場合でもグループx+yは作成される。
[ステップS33] グループ情報にグループxが存在するかどうかを判定する。グループxが存在しない場合は、処理をステップS37へ進める。
[ステップS34] グループxが存在するので、グループ情報に登録されるグループxのすべてのコントローラをステップS32で作成したグループx+yに対応するグループx+y情報に移動させる。
[ステップS35] グループ情報xに登録されるグループxのすべての共通ファイル名をグループx+y情報に移動させる。
[ステップS36] グループxを削除し、そのグループx情報を抹消する。
[ステップS37] グループ情報にグループyが存在するかどうかを判定する。グループyが存在しない場合は、処理を終了する。
[ステップS38] グループyが存在するので、グループ情報に登録されるグループyのすべてのコントローラをステップS32で作成したグループx+yに対応するグループx+y情報に移動させる。
[ステップS39] グループy情報に登録されるグループyのすべての共通ファイル名をグループx+y情報に移動させる。
[ステップS40] グループyを削除し、そのグループy情報を抹消する。
以上の処理手順により、会議が開始されたグループxとグループyに属するコントローラ及び共通ファイルが、新規作成された会議グループx+yのグループx+y情報に設定される。これにより、グループx及びグループyのそれぞれに所属していたメンバーは、共通グループとなって相互通信による会議が可能となる。また、それぞれの共通ファイルが、「会議参加者のみ」という条件でアクセス可能となる。図19は、本実施の形態の会議管理方法における会議終了処理の手順を示したフローチャートである。
次に、会議の終了時の処理手順について説明する。
コントローラの会議終了を指示する指示情報を会議端末経由で取得すると、処理が開始される。図の例では、グループxとグループyとの間で相互接続して行われている会議を終了させるという指示が出されている。
[ステップS51] グループ情報を検索し、グループx+yのグループ情報が存在するか否かを判定する。存在しない場合は、処理を終了する。
[ステップS52] グループx+y情報のコントローラの項をチェックし、グループ属性がxのコントローラが存在するか否かを判定する。存在しない場合、処理をステップS55へ進める。
[ステップS53] グループx+y情報に登録されたコントローラのうち、属性がxであるすべてのコントローラをグループxのグループx情報に移動させる。
[ステップS54] グループx+y情報に登録されたファイルのうち、属性がxであるすべてのファイルをグループxのグループx情報に移動させ、処理をステップS56へ進める。
[ステップS55] 属性がxのコントローラが検出されなかった場合、属性xのすべてのファイルを削除する。これは、コントローラが0となってグループが消滅する際に、まだ残っていたファイルがあった場合に、これを削除するための処理である。
[ステップS56] グループx+y情報のコントローラの項をチェックし、グループ属性がyのコントローラが存在するか否かを判定する。存在しない場合、処理をステップS59へ進める。
[ステップS57] グループx+y情報に登録されたコントローラのうち、属性がyであるすべてのコントローラをグループyのグループy情報に移動させる。
[ステップS58] グループx+y情報に登録されたファイルのうち、属性がyであるすべてのファイルをグループyのグループy情報に移動させ、処理をステップS60へ進める。
[ステップS59] 属性がyのコントローラが検出されなかった場合、属性yのすべてのファイルを削除する。これは、コントローラが0となってグループが消滅する際に、まだ残っていたファイルがあった場合に、これを削除するための処理である。
[ステップS60] グループx+yを削除し、グループx+y情報を消滅させる。
以上の処理手順が実行されることにより、会議の開始とともに会議に参加するグループが結合され新たな会議グループが作成される。会議グループ内のメンバーは、自由に会議に参加できるほか、共通ファイルに設定されるファイルへのアクセスが可能となる。また、会議の終了とともに、会議グループが分割され、グループ情報は、属性に基づいてそれぞれのグループに移動する。このとき、他のグループに設定された共通ファイルへのアクセスはできなくなる。
このように、同一グループの共通ファイルのみのアクセスを可能とすることにより、「会議参加のメンバーだけ」といったアクセス制限を容易に実現することができる。実際には、このようなアクセス制限で会議を行う場合が大多数を占めるので、煩雑な設定をすることなく会議の運営管理を行うことが可能となる。
なお、上記では、2地点間で会議を行う場合について説明したが、3地点以上で会議を行う場合も同様の処理が行われる。
1・・・会議端末(装置)、1a・・・近傍通信手段、1b・・・ネットワーク通信手段、1c・・・認証通知手段、1d・・・指示情報送信手段、1f・・・ファイル端末、1g・・・近傍通信手段、1h・・・ネットワーク通信手段、1i・・・ファイル記憶手段、2・・・携帯端末(装置)、2a・・・指示入力手段、2b・・・近傍通信手段、3・・・会議管理装置、3a・・・ネットワーク通信手段、3b・・・グループ登録手段、3c・・・グループ管理手段、3d・・・ファイル記憶手段、3e・・・グループ情報、3f・・・共通ファイル