JP2006237630A - 光源装置および面発光装置 - Google Patents

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宏 瀧川
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Abstract

【課題】安価な化学エッチング法を用いて形成でき、大量生産に適し、高い冷却性能を有し、信頼性の高い、低価格な冷却装置を備えた光源装置を提供する。
【解決手段】複数の板状部材を積層した、第1、第2の冷却水通路と、前記第1と第2の冷却水通路との間を連通する第3の冷却水通路とを含み、前記冷却装置上に形成され、前記冷却装置に接続された第1、第2の電極とを有する発光装置アレイと、前記冷却装置から電気的に絶縁され、前記冷却装置頂面のうち、前記第1および第2の冷却水通路を含む部分を露出する開口部を持つ導体板と、前記第2の電極と前記導体板とを電気的に接続し、前記開口部に嵌合され、前記第1および第2の冷却水通路にそれぞれ対応する第1および第2の開口部を形成し、前記導体板の厚さよりも厚い弾性部材とを含む光源装置において、前記冷却装置頂面に、絶縁性熱硬化型両面接着フィルムにより前記導体板を接着する。
【選択図】図3

Description

本発明は一般に冷却装置に関し,特に多量の熱を放出するレーザダイオードアレイを冷却する冷却装置およびかかる冷却装置の製造方法、さらにかかる冷却装置を備えたレーザダイオードアレイに関する。
レーザダイオードアレイの用途の一つとして,高出力固体レーザの励起用光源がある。固体レーザを、キセノンランプ等の従来の光源の代わりに鋭いスペクトルを有するレーザダイオードにより励起することにより、非常に効率の良いレーザ発振が可能になる。一般に、このような高出力固体レーザの励起用光源として使われるレーザダイオードアレイは、高出力のレーザビーム束、典型的には数十ワットの連続ビームを発生する必要があるが、その際に激しい発熱を生じる。このため、レーザダイオードアレイを冷却する冷却装置が不可欠である。かかる分野でレーザダイオードアレイの使用が普及するためには,冷却装置から漏水等のない信頼性の高い光源装置を実現する必要がある。また単位光出力当たりのレーザダイオードアレイのコストを低減する必要がある。
図11は、米国特許第5,105,429号に記載された、従来のレーザダイオードアレイを冷却する冷却装置10の構成を示す。
図11を参照するに、冷却装置10は、各々冷却水の流路を形成された下側および上側の薄板1および3を、ガラス等の絶縁体よりなる中間薄板2の上下に積層した構成を有し、前記下側薄板1には冷却水の入口開口部1Aおよび出口開口部1Bが、また上側薄板3には冷却水の入口開口部3Aおよび出口開口部3Bが形成されている。下側薄板1の上面には、一端が前記冷却水入口1Aに連通し他端が前記下側薄板1の前端面1aに向かって枝分かれし、冷却水の流路となる水路1Cが形成され、さらに前記中間薄板2には、前記水路1Cに対応して、冷却水の流路となるスリット2Cが、前端面2aに沿って形成される。また、前記中間薄板2には、前記薄板1の冷却水入口1Aおよび出口1Bにそれぞれ対応して冷却水の通路2A,2Bが形成される。
さらに、前記上側薄板3の下面には、前端面3aに沿って、出口開口部3Bに連通して、前記水路1Cのピッチをさらに細くしたマイクロチャネル(図示せず)が形成される。
前記上側薄板3は、その上面上に、前端面3aに沿ってレーザダイオードアレイ4を担持し、前記図示しないマイクロチャネルは、前記上側薄板3の下面の、前記レーザダイオードアレイ4の直下に形成される。
前記下側薄板1,中間薄板2および上側薄板3は、互いに積層された状態で、各々の薄板1〜3に形成された中央開口部1D〜3Dに挿通されたボルト・ナットにより固定され、レーザダイオードアレイ4中の個々のレーザダイオードは、駆動装置5により駆動される。
かかる従来の冷却装置10では、単結晶Si基板が薄板1および3として使われ、マイクロチャネル1Cおよび薄板3の図示されていないマイクロチャネルは、レジストパターンを使ったフォトリソグラフィにより、典型的には幅が25μm、深さが125μmに形成され、フォトリソグラフィの際のウェットエッチングに伴う結晶面により画成されている。かかる、幅が非常に狭いマイクロチャネルでは、マイクロチャネル表面に境界層が形成されにくく、冷却水をマイクロチャネルに通した場合、冷却効率が向上する。
図12(A)〜(E)は、従来の別の冷却装置20の構成を示す。
図12(A)〜(E)を参照するに、冷却装置20は冷却水入口21Aおよび出口21Bを形成された下側蓋部材21と、前記下側蓋部材21上に形成され、前記冷却水入口および出口21A,21Bにそれぞれ対応した冷却水入口22A,22Bを形成された下側薄板22と、前記下側薄板22上に形成され、前記冷却水入口および出口22A,22Bにそれぞれ対応した冷却水入口および出口23A,23Bを形成された中間薄板23と、前記中間薄板23上に形成され、前記冷却水入口および出口23A,23Bにそれぞれ対応した冷却水入口および出口24A,24Bを形成された上側薄板23と、前記上側薄板22上に形成され、前記冷却水入口および出口23A,23Bにそれぞれ対応した冷却水入口および出口24A,24Bを形成された上側蓋部材24とよりなり、前記下側薄板22には、前記冷却水入口22Aに連通し、前端面22aに向かって幅を拡げながら延在する冷却水流路22Cが形成される。また、前記中間薄板23には、前記冷却水流路22Cの前端部に対応して冷却水流路を構成するスリット23Cが、前記入口23Aあるいは出口23Bからは孤立して形成され、さらに前記上側薄板24には、前記スリット23Cに対応して、薄板24の前端面24aに沿ってマイクロチャネル24Dが形成される。マイクロチャネル24Dからは、冷却水出口24Bに連通する冷却水流路24Cが、出口24Bに向かって幅を狭めながら延在する。
薄板21〜25は、例えばCu等の熱伝導性の材料により構成され、互いに積層されることにより、入口21Aから導入された冷却水が、スリット23Cを通過した後、マイクロチャネル24Dを通り、さらに出口24Bから出口25Bに流れ、その際上側蓋部材25上に、前端面25aに沿って設けられたレーザダイオードアレイ(図示せず)が冷却される。
図13は、マイクロチャネル24Dの構成を示す。
図13を参照するに、マイクロチャネル24Dは、レーザ加工により形成された多数の平行なリブ24dにより画成され、隣接するリブ24dの間に、幅が20μm程度の微細な流路が形成される。
しかし、前記図11の冷却装置10においては、マイクロチャネルをフォトリソグラフィにより形成しているため、露光装置など高価な設備を必要とし、製造費用が高くなる問題点がある。また、図11の冷却装置10は、薄板1および3として使われるSi基板、あるいはガラス等の絶縁体薄板2は機械的に脆弱であり、歩留りが良くない問題点を有する。特に、ガラス板2の、スロット2Cで画成される棒状の前端部2aが割れやすい。また、これらの薄板1〜3を積層する時にも、機械的な脆弱さのため、強く締めつけることができず、シリコンゴム等のパッキングを薄板間に用いても長時間の運転を行った場合に漏水が発生する危険ある。
図11の冷却装置10は、さらに薄板1〜3を積層した場合に直列抵抗が高くなってしまう問題点を有する。冷却装置10においては、中間薄板2として、上下の薄板1および3を構成するSi基板に対して貼り合わせるのに適したガラスを使っているため、また薄板相互間をシールするためシリコンゴム等のパッキングを用いているため,そのままでは薄板1〜3を直列接続してレーザダイオードアレイ4を駆動することができない。このため、薄板1〜3の側壁面に金属膜をメタライズしたりメタルクリップを使用したりする、あるいは金属粉末を含有した導電性シリコンゴムをパッキングとして使用する等の対策が講じられているが、直列抵抗はいずれにしても高くなり,余分なジュール熱が発生してしまう。
一方,図12の冷却装置20においては、Cu薄板21〜25を積層しているため、図11の冷却装置10におけるような熱伝導性と導電性に関わる問題点は大体解決できるが,成形にレーザ加工を用いているため,薄板21〜25を一枚ずつ加工する必要があり,加工コストが高い問題点が生じる。レーザ加工のかわりにエッチングで加工することにより低価格化することも考えられるが,Cuのような金属のエッチングは等方的であるため,形成される冷却水チャネルの深さはチャネル幅の1/2以下になってしまい,マイクロチャネルは形成出来ない。また、この公知例では、マイクロチャネルを採用しないことで増加する熱抵抗を低減する方法は提示されていない。
また,図12の構成では、Cu薄板は最低でも5枚必要だが,このように多数のCu薄板を積層した場合、冷却水が漏れないように気密構造に貼り合わせる際に歩留りが低下し,装置の製造費用が増加してしまう。より具体的には、薄板21〜25はCuよりなるため、加工中、特に拡散溶接等により接合する際に加えられる熱と共に圧力により、容易に変形してしまう。特に、レーザビームで切り抜いた水路のための開口部22Cあるいは24Cを覆う隣接Cu薄板の対応部分が潰れやすい。また、同様な変形は、スロット23Cが形成された薄板23の前端面23aにも発生する。さらに、かかる冷却装置20の変形は、その上に装着されるレーザダイオードバーを歪ませ,その結果レーザダイオードバーの寿命が短くなってしまう。また、かかる冷却装置20の変形は、冷却装置や冷却装置管からの冷却水の漏水を発生させる原因になる。
そこで、本発明は上記の課題を解決した、新規で有用なレーザダイオードアレイを用いた光源装置およびかかる光源装置を積層した面発光装置を提供することを概括的課題とする。
本発明のより具体的な課題は、上下に積層しても余計な発熱の原因となる直列抵抗が小さく、また絶縁性弾性部材の水圧による変形が少なく、漏水が生じにくい光源装置または面発光装置を提供することにある。
本発明は前記の課題を、
請求項1に記載したように、
複数の板状部材を積層した積層体よりなり、冷却水が供給される第1の冷却水通路と、冷却水を排出する第2の冷却水通路と、前記第1の冷却水通路と前記第2の冷却水通路との間を連通する第3の冷却水通路とを含む冷却装置と、前記冷却装置上に形成され、前記冷却装置に接続された第1の極性の第1の電極と、前記第1の電極とは反対の極性の第2の電極とを有する発光装置アレイと、前記冷却装置頂面上に、前記冷却装置から電気的に絶縁されて形成され、前記冷却装置頂面のうち、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路を含む部分を露出する開口部を形成された導体板と、前記第2の電極と前記導体板とを電気的に接続する接続手段と、前記開口部に嵌合され、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路にそれぞれ対応する第1および第2の開口部を形成され、前記導体板の厚さよりも厚い弾性部材とを含む光源装置において、
前記冷却装置頂面に、前記導体板の形状に対応した形状の絶縁性熱硬化型両面接着フィルムにより前記導体板を接着されていることを特徴とする光源装置により、または
請求項2に記載したように、
前記導体板は、前記接続手段が接続される接続部分において、厚さが減少しており、前記接続部分に段差が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置により、または
請求項3に記載したように、
前記導体板は、レジストパターンを使った化学エッチングにより形成されることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置により、または
請求項4に記載したように、
請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の光源装置を複数積層した面発光装置において、
前記各々の光源装置は、前記第1および第2の冷却水通路がそれぞれ互いに整合するように積層されることを特徴とする面発光装置により、または
請求項5に記載したように、
前記各々の光源装置において、前記電極導体板は、隣接して上方に積層された光源装置の冷却装置底面に、密に電気的に接触することを特徴とする請求項4記載の面発光装置により、または
請求項6に記載したように、
さらに、前記複数の積層された光源装置を貫通して、前記光源装置を整列させるガイド手段が設けられていることを特徴とする、請求項4または5記載の面発光装置により、または
請求項7に記載したように、
前記ガイド手段は、前記複数の積層された光源装置の外側に配設されたガイドロッドと、前記複数の光源装置の各々において、前記導体板から外方に延在し、前記ガイドロッドを挿通される開口部を形成された延出部とよりなることを特徴とする請求項6記載の面発光装置により、または
請求項8に記載したように、
複数の板状部材を積層した積層体よりなり、冷却水が供給される第1の冷却水通路と、冷却水を排出する第2の冷却水通路と、前記第1の冷却水通路と前記第2の冷却水通路との間を連通する第3の冷却水通路とを含む冷却装置と、前記冷却装置上に形成され、前記冷却装置に接続された第1の極性の第1の電極と、前記第1の電極とは反対の極性の第2の電極とを有する発光装置アレイとを含む光源装置を複数積層した面発光装置において、各々の光源装置は、さらに
前記冷却装置頂面上に、前記冷却装置から電気的に絶縁されて形成され、前記冷却装置頂面のうち、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路を含む部分を露出する開口部を形成された導体板と、
前記第2の電極と前記電極導体板とを電気的に接続する接続手段と、
前記開口部に嵌合され、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路にそれぞれ対応する第1および第2の開口部を形成され、前記導体板の厚さよりも厚い弾性部材と、を含み、
前記各々の光源装置は、前記第1および第2の冷却水通路がそれぞれ互いに整合するように積層されてなり、
さらに第1の光源装置と、前記第1の光源装置上に隣接して積層される第2の光源装置との間にスペーサを、前記スペーサの下面が前記第1の光源装置の導体板に密に接触し、上面が前記第2の光源装置の冷却装置下面に密に接触する状態で備え、前記スペーサは、前記第1および第2の光源装置のそれぞれの冷却装置中に形成された第1の冷却水通路に整合する第3の開口部と、前記第1および第2の光源装置のそれぞれの冷却装置中に形成された第2の冷却水通路に整合する第4の開口部とを備えたスペーサ導体板と、前記スペーサ導体板上に配設され、前記第3の開口部に整合する第5の開口部と前記第4の開口部に整合する第6の開口部とを形成された弾性スペーサ部材とよりなり、前記スペーサ導体板上には、前記弾性スペーサ部材が着座する凹部が形成されていることを特徴とする面発光装置により、または
請求項9に記載したように、
前記各々の光源装置の導体板と前記スペーサ導体板とを、レジストパターンを使った化学エッチング法により形成されることを特徴とする請求項8記載の面発光装置により、または
請求項10に記載したように、
前記スペーサ導体板は、前記第3および第4の開口部を備えた下側導体板と、前記下側導体板上に積層された上側導体板とよりなり、前記上側導体板には、前記凹部を画成する第7の開口部が形成されていることを特徴とする請求項8または9記載の面発光装置により、または
請求項11に記載したように、
前記下側導体板および上側導体板も、前記レジストパターンを使った化学エッチング法により形成されることを特徴とする請求項10記載の面発光装置により、または
請求項12に記載したように、
前記各々の光源装置において、前記導体板と前記スペーサ導体板とは、前記冷却装置と同一の金属材料よりなることを特徴とする請求項8〜11のうち、いずれか一項記載の面発光装置により、解決する。
以下、本発明の作用を説明する。
本発明では、冷却装置を含んだ光源装置を多数積層して面発光装置を形成する際に、各光源装置の最上部に、レーザダイオードアレイの非接地側電極ないし駆動電極に電気的に接続された導体板を、冷却装置から絶縁された状態で形成し、かかる導体板上に、さらに上層の光源装置の冷却装置底部を当接させることにより、レーザダイオードアレイを多数直列に接続した低抵抗の面光源が得られる。その際、導体板には冷却装置中の冷却液入口開口部および出口開口部にそれぞれ対応する開口部が形成されるが、かかる開口部はレジストパターンを使った化学エッチング法により、非常に安価に形成することができる。さらに、かかる導体板中に、前記開口部を囲むように開口部あるいは凹部を形成し、かかる開口部にラバーシート等の弾性部材を着座させることにより、冷却液の漏水の問題を簡単かつ安価に解決できる。ラバーシートの厚さを導体板の厚さよりもやや厚くすることにより、光源装置を積層した場合にラバーシートは前記開口部にしっかりと着座し、冷却液の水圧が上昇しても変形することがない。光源装置と隣接する光源装置との間にスペーサ導体板を設ける場合にも同様である。また、光源装置を積層する際に、ガイドを設けておくと、面発光装置の組立が容易になる。
請求項1〜12記載の本発明の特徴によれば、冷却装置上に、レーザダイオードアレイと電気的に接続される導体板を、絶縁層を介して設け、かかる導体板に冷却水通路を形成し、さらにその周辺のみを絶縁性弾性部材で囲むことにより、上下に多数積層してもシリーズ抵抗が小さく、また絶縁性弾性部材の水圧による変形が少なく漏水が生じにくい光源装置、あるいはかかる光源装置を積層した面発光装置が、簡単かつ安価に得られる。
[第1実施例]
図1(A)〜(C)は、本発明の第1実施例の光源装置に使用する冷却装置の構成を示す分解図、図1(D)はかかる冷却装置の組み立てられた状態を示す斜視図である。
図1(A)〜(C)を参照するに、冷却装置30はCuあるいはCu合金等の熱伝導率の高い、典型的には1.5W/cm・K以上の熱伝導率を有する金属板状部材31〜33を積層して形成されており、板状部材31〜33には、冷却水の入口開口部31A,32Aおよび33A、および出口開口部31B,32Bおよび33Bがそれぞれ形成される。
板状部材31〜33の各々は典型的には250μmの厚さを有し、前記板状部材31の上面には、前端部31aに沿って、冷却水の水路として作用する平行な溝31Cが、ピッチ400〜500μm、深さが典型的には130μm、幅が300〜350μmで形成される。前記溝31Cは、畝31cにより画成され(図2(B)の拡大図を参照)、前記畝31cは前記冷却水入口31Aに向かって延在する。その結果、前記溝31Cから前記入口31Aに向かって収斂する溝31Dが形成される。換言すると、入口31Aから導入された冷却水は、溝31Dにそって拡がり、前記前端面31aに隣接した溝31Cに導かれる。
前記板状部材32は、図1(D)に示すように、板状部材31上に、開口部32A,32Bを対応する開口部31A,31Bにそれぞれ整列させて積層されるが、板状部材32には、前記板状部材31C上の溝31Cの各々に対応して、複数の貫通孔32Cが前端面32aに沿って形成され、その結果、前記溝31Cに導入された冷却水は、対応する開口部32Cを通って前記板状部材32の上側に到達する。
前記板状部材32の上側には板状部材33が配設されるが、前記板状部材33は、前記板状部材31と同一の部材を前記板状部材32上に裏返した状態で配設することにより得られ、従って板状部材31上の溝31Cおよび31Dと同様な溝を、下面に形成されている。ただし、溝31Dに対応する溝は、出口開口部33Bに収束し、その結果、前記板状部材32の貫通孔32Cを通って流入した冷却水は、溝31Cに対応する溝から溝31Dに対応する溝を通って出口開口部33Bに到達する。
図2(A),(B)は、それぞれ板状部材32および板状部材31を示す平面図である。
図2(A)を参照するに、板状部材32の前端面32aに沿って形成された一連の貫通孔32Cの各々は架橋部32bにより画成されており、このため前記板状部材32の前端面32aに沿った部分は、貫通孔32Cの図2(A)中右側に位置する部分と、前記架橋部32bにより熱的におよび機械的に結合される。
図2(B)は前記板状部材31の上面を示すが、前端面31aに隣接して形成された平行な溝31Cは、互いに幅が100〜150μm程度の畝31cにより画成されているのがわかる。溝31Cは、二つずつが一つの溝31Dに接続し、溝31Dは畝31cから連続する畝31dにより画成され前記入口開口部31Aに収束する。先にも説明したように、図2(B)の溝31C,31Dおよび畝31c,31dと同一の溝および畝は、前記板状部材33の下面にも形成されている。すなわち、溝31Cの幅が、溝31Dから前記前端面31aに向かって増大するような場合には、溝31C中に畝を形成し、溝を二つの溝に分岐させることにより、溝の幅が過大になることを回避することができる。
図2(A),(B)の板状部材において、開口部31A〜33A,31B〜33B、貫通孔32cおよび溝31Cは、レジストパターンを使った通常の化学エッチングにより、容易に、また高価な製造装置を使うことなく安価に形成されるが、図12の従来の装置で使われているようなレーザビーム加工では、困難である。
板状部材31〜33は互いに積層されて、後ほど説明する拡散接合等の手段により互いに接合され、図1(D)に示す内部に水路が形成された積層体30が形成される。積層体30の最上部を構成する板状部材33の上面には、前端面33aに沿って、複数の端面出射型レーザダイオードを集積化したレーザダイオードアレイ34が担持される。かかる積層体30では、板状部材32は板状部材31上に形成された溝31Cあるいは31Dを画成する畝31cあるいは31dと、機械的および熱的に係合し、また板状部材33上の対応する畝と機械的および熱的に係合する。
かかる構成の冷却装置30では、レーザダイオードアレイ34が生成する熱は、板状部材33中を冷却水入口あるいは出口開口部33A,33Bに向かって伝導されると同時に、前記板状部材33から隣接する板状部材32へ、前記溝を画成する畝を伝って伝導される。さらに前記板状部材32に到達した熱は冷却水入口あるいは出口開口部32A,32Bへと伝導されるが、本実施例では、レーザダイオード34から最も多量の熱が伝達される前端部32aを含む部分から、前記開口部32A,32Bが形成されている部分へと、前記貫通孔32Cを画成する架橋部32bを介して、熱が効率的に伝達される。
さらに、前記板状部材32から板状部材31へも、溝31CあるいはDを画成する畝を介して熱が効率的に伝達され、伝達された熱は前記出入口開口部31A,31Bへと効率良く伝導される。板状部材31あるいは33内部においては、熱は、特に前記溝を画成する畝に沿って効率的に伝導される。このため、本実施例では、化学エッチングにより形成される溝31Cはマイクロチャネルを形成しないが、それに伴う熱抵抗の増加は、効果的に補償される。
このように、前記積層体30は、実質的に熱的な一体構造物を構成し、その結果、レーザダイオードアレイ34が発生した熱は、3次元方向に、効率的に伝達され、さらに積層体30中を3次元的に延在する水路を流れる冷却水により除去される。
前記積層体30では、また各々の板状部材が、前記溝を画成する畝により互いに機械的に係合するが、その際溝の幅が高々100〜200μm程度のものであるため、図12に示した開口部22Cあるいは24Cのような大きな開口部による空洞が積層体30中に形成されることがない。このため、板状部材31〜33を強く圧着しても、積層体30中に形成される冷却水の水路が潰れることがなく、冷却水のリークのない、安定した冷却装置を構成することができる。特に、板状部材32の前端部32aを含む部分の変形が、架橋部32bを形成することにより、効果的に回避できる。
図3(A)は本発明の第1実施例による光源装置105の構成を、また図3(B)は図3(A)の光源装置105を積層して形成した面発光装置100の構成を示す。
図3(A),(B)を参照するに、光源装置105には先の冷却装置30が使用でき、入口側冷却水通路30Aに対応する通路109と出口側冷却水通路30Bに対応する通路110とを形成された冷却装置103上に形成されており、前記冷却装置103上には、冷却装置103のうち前記通路109および110を含む部分を露出する開口部108が形成された導体板102が、図示していない絶縁性接着剤層を介して接着される。前記導体板102は、冷却装置103上の前端部に設けられたレーザダイオードアレイ114上の駆動電極(図示せず)と、Au等よりなるボンディングワイヤ113あるいはAuフォイルにより電気的に接続される。レーザダイオードアレイ114は、底部に接地電極を有し、前記冷却装置103上に設けられることで、冷却装置103に接地される。
さらに、図3(A)の光源装置105は、前記冷却水通路109,110にそれぞれ対応する開口部106,107を形成された絶縁性弾性部材101を、前記開口部108中に有する。弾性部材101は前記導体板102よりもわずかに、典型的には50〜100μm程度大きい厚さを有しており、図3(B)に示すように他の光源装置105と共に積層されて、積層体104よりなる面発光装置100を形成する際に、冷却装置103と導体板102との間の境界面において、前記冷却水通路109,110からの漏水を阻止する。図3(B)の積層状態では、一の光源装置中の弾性部材101は、その直上の光源装置105の冷却装置103により圧迫され、導体板102と同一平面を形成するが、その際、弾性部材101は前記冷却水の漏水経路を効果的に塞ぐ。
前記弾性部材101が導体板102と同一平面を形成することに関連して、図3(B)の面発光装置100では、光源装置の積層ピッチが正確に制御される好ましい特徴が得られる。また、弾性部材101は前記導体板102中の開口部108に嵌合されているため、冷却水通路109,110中の水圧が上昇しても変形することがなく、信頼性の高いシール効果が得られる。
また、図3(B)の面発光装置100では、一の光源装置の導体板102は、その直上の光源装置の冷却装置103とコンタクトし、従って積層された各光源装置のレーザダイオードアレイ114は、前記導体板102を介して直列接続されるが、その際、前記導体板102は冷却装置103と密接にコンタクトするため、面発光装置100全体の直列抵抗が減少し、またコンタクトの信頼性も向上する。後で説明するように、開口部108を有する導体板102は、化学エッチングにより、安価かつ簡単に作製できる。導体板102は、前記冷却装置103を構成するCuあるいはCu合金と同一組成の材料より形成するのが、電蝕を防止する観点から好ましい。
図10(A)は、本発明の光源装置の組立方法を、また図10(B)はかかる方法により組み立てられた光源装置を示す。ただし、図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図10(A)を参照するに、光源装置105自体は図3(A)の光源装置105に対応し、冷却装置103上に、前記導体板102が積層される前に、前記導体板と同一の形状を有し、従って開口部108に対応する開口部を形成された絶縁性熱硬化型両面接着フィルム136を配設し、その上に前記導体板102を配設する。この状態で加熱することにより、前記接着フィルム136は粘着性に変化し、さらに加熱、あるいは加熱後室温まで冷却することにより硬化する。かかる絶縁性熱硬化型両面接着フィルム136を使うことにより、金属導体板102は冷却装置103から電気的に絶縁される。

[第2実施例]
図4(A)は、本発明の第2実施例による光源装置の構成を、また図4(B)は図4(A)の光源装置を積層して形成した面発光装置120の構成を示す。ただし、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図4(A),(B)を参照するに、本実施例では導体板102の前端部、すなわちレーザダイオードアレイ114に隣接する側に、厚さを減少させた段部115が形成され、前記レーザダイオードアレイ114との接続ワイヤ113は、かかる段部115に対して接続される。このように、導体板102に段部115を形成し、接続ワイヤ113を段部115に接続することにより、一の光源装置において、ワイヤ113が、その直上の光源装置の冷却装置103と接触するのが回避され、より信頼性の高い光源装置および面発光装置が得られる。
図4(C)は、図4(A)の光源装置の一変形例を示す。
図4(C)を参照するに、本変形例では前記段部115を形成された導体板102が、開口部108を形成された下側導体板102Aと上側導体板102Bとにより構成され、その際、前記段部115に対応する下側導体板102Aの前端部上面が露出するように、上側導体板102Bの大きさが下側導体板102Aの大きさよりも多少小さくされている。
かかる構成により、複雑な加工を行う必要なく、前記段部115を有する導体板102が得られる。

[第3実施例]
図5(A)は、本発明の第3実施例による光源装置の構成を、また図5(B)は図18(A)の光源装置を積層して形成した面発光装置130の構成を示す。ただし、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図5(A)を参照するに、本実施例では、図3(A)の光源装置上に、前記冷却水通路109,110にそれぞれ対応した開口部118,119が形成されたスペーサ導体板116が配設される。このため、図5(B)に示す面発光装置130では、図3(A)の光源装置が、間に前記スペーサ導体板116を挟んで積層される。
スペーサ導体板116には、前記開口部118および119を含む凹部116Aが形成され、前記凹部116Aには、前記開口部118および119にそれぞれ対応する開口部118A,119Aが形成された絶縁性弾性スペーサ部材116Bが着座する。絶縁性弾性スペーサ部材116Bは、先に説明した弾性スペーサ部材101と同一の部材でよい。スペーサ導体板116と弾性スペーサ部材116Bとは、スペーサ部材117を形成する。
前記スペーサ導体板116は、図5(B)に示す積層状態においては、下側のスペーサ導体板102に対して押圧され、密接に接触する。また、上側の光源装置の冷却装置103底面に対しても押圧され、密接に接触する。その結果、レーザダイオードアレイ114が接続された前記スペーサ導体板102と、その上の光源装置の冷却装置103との間に、低抵抗の信頼性の高い電気的コンタクトが形成される。
図5(B)の面発光装置において、かかるスペーサ部材117を隣接する光源装置間に介在させることにより、光源装置間の距離、従って光ビームの積層方向へのピッチを所望の通りに設定できる。また、光源装置間の距離が増大するため、レーザダイオードアレイ114と下側の冷却装置103との間に、レーザダイオードアレイ114の熱膨張率に近い熱膨張率を有するサブマウント120を介在させる余裕ができる。図5(A)に示すように、本実施例においても弾性スペーサ部材116Bはスペーサ導体板116上に形成された凹部116A中に着座しているため、冷却水通路118,119中の水圧が上昇しても変形することがなく、漏水は生じない。
図6(A)は、前記スペーサ部材117の一変形例を、また図6(B)は図6(A)のスペーサ部材117を使った場合の積層構造の一部を詳細に示す。
図6(A)を参照するに、本変形例では、前記スペーサ導体板116が、前記開口部118,119を形成された下側導体板122と、図18(A)の凹部116Aに対応する開口部121Aを形成された上側導体板121とより構成され、前記弾性スペーサ部材116Bは、かかる開口部121Aに嵌合される。
スペーサ導体板116を、このように、下側導体板122および上側導体板121より構成することにより、図6(A)の凹部116Aを形成する加工工程が不要になり、光源装置の製造費用が安くなる。導体板121および122は、いずれも従来のレジストマスクを使った化学エッチング法により、簡単かつ安価に製造できる。
図6(B)を参照するに、冷却装置103上には導体板102が密接に接触し、開口部108の内側には弾性スペーサ部材101が保持されている。また、導体板122が前記導体板102と密接に接触し、その上に導体板121が密接に接触して形成されている。さらに、導体板121に形成された開口部121Aの内側には、弾性スペーサ部材116Bが保持されている。かかる構成を積層することにより、冷却装置103から導体板102,122,121を介して上層の冷却装置103に至る電流路が確保され、また弾性スペーサ部材101および116Bは安定に保持される。すなわち、冷却水通路111,112中の水圧が上昇しても、変形することがなく、漏水が確実に阻止される。弾性スペーサ部材101および116は、導体板102あるいは121よりも僅かに大きい厚さを有するため、図6(B)の積層状態では、漏水経路となる隙間は実質的に完全に塞がれる。

[第4実施例]
図7は、本発明の第4実施例による面発光装置の組立方法を示す。ただし、図7中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
本実施例では、先の第1〜第3実施例のいずれかに記載した光源装置105をケース125内において積層し、面発光装置100〜130のいずれでもよい面発光装置140を形成する工程を示す。
図7を参照するに、ケース125には、前記冷却水通路111,112に対応する開口部(図示せず)が形成されており、さらに前記図示していない開口部から、上方に一対のガイドロッド124が延在する。前記光源装置105の積層は、前記ケース125中において前記ガイドロッド124をガイドとして実行され、その結果、積層される光源装置105は、前記ケース125内において、所望の方向、特に前後方向に容易に整列し、面発光装置140の組立作業が実質的に容易になる。
ガイドロッド124は、前記ケース125と一体的に形成する場合には酸化膜等の絶縁被膜で覆われているのが好ましく、また前記冷却水通路111,112のうち、前記レーザダイオードアレイ114に近い開口部前端縁を避けて係合させるのが好ましい。
図8は図7の実施例の一変形例であり、前記ガイドロッド124が、前記冷却水通路111,112のうち、前記開口部111,112において、前端縁を除く3辺と係合するU字型形状を有している。
また、図7,8の構成において、前記ガイドロッド124は、面発光装置140の組立後、取り外すように構成してもよい。この場合には、ガイドロッド124の表面に絶縁被膜を形成する必要はない。いずれにせよ、本実施例ではガイドロッドを使った光源装置105の積層が、光源装置の寸法を、ガイドロッドを通すだけのために、高価な光源装置の動作に実際に要求される寸法以上に大きくすることなく実行でき、面発光装置の費用を低減することができる。
図9は、本実施例による面発光装置の組立方法のさらに別の実施例を示す。ただし、図9中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図9を参照するに、本実施例では、各光源装置105において、冷却装置103から後方に延在する延出部128を形成し、かかる延出部128にガイドロッド127を挿通される開口部129を形成する。すなわち、光源装置105は、積層される際、前記ケース125の側壁面と、前記ガイドロッド127とにより位置決めされる。また、必要に応じて、ガイドロッド127を複数設けてもよい。
かかる構成では、ガイドロッド127が冷却水通路111,112の外側に形成されるため、冷却水の流れが妨げられることがない。本実施例においても、ガイドロッド127は酸化膜等の絶縁被膜で覆われているのが望ましいが、またガイドロッド127は、面発光装置の組立後除去してもよい。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明はその要旨内において様々な変形・変更が可能である。
(A)〜(C)は、本発明の第1実施例の光源装置にしようする冷却装置の構成を示す分解図、(D)は、冷却装置を構成する積層体を示す斜視図である。 (A),(B)は、図1(D)の冷却装置を構成する板状部材の構成を示す図である。 (A),(B)は、本発明の第1実施例による光源装置および面発光装置の構成を示す図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施例による光源装置および面発光装置の構成を示す図である。 (A),(B)は、本発明の第3実施例による光源装置および面発光装置の構成を示す図である。 (A),(B)は、図5(A),(B)の細部を示す図である。 本発明の第4実施例による、面発光装置の組立工程を示す図である。 図7の組立工程の一変形例を示す図である。 図7の組立工程の別の変形例を示す図である。 (A),(B)は、本発明の第1実施例による光源装置の組立方法を示す図である。 従来のレーザダイオードアレイの冷却装置の構成を示す分解図である。 別の従来のレーザダイオードアレイの冷却装置の構成を示す分解図である。 図12の冷却装置の一部を示す拡大図である。
符号の説明
10,20 冷却装置
1,3 Si基板
1a〜3a,22a〜25a,31a〜33a 前端面
1A,1B,2A,2B,3A,3B 冷却水出入口
1C 水路
1D,2D,3D ネジ孔
2 ガラス板
2C スリット
4 レーザダイオードアレイ
4A ボンディングワイヤ
5 駆動装置
21〜25 Cu薄板
21A〜25A 冷却水入口
21B〜25B 冷却水出口
22C,24C 冷却水水路
23C スリット
24d リブ
24D マイクロチャネル
30 積層体
31〜33 板状部材
30A〜33A 冷却水入口
30B〜33B 冷却水出口
31c,31d 畝
31C,31D 溝
32b 架橋部
32C,41E 貫通孔
34 レーザダイオードアレイ
100,120,130,140 面発光装置
101 弾性部材
102,102A,102B 導体板
103 冷却装置
104 積層体
105 光源装置
106,107,108,118,119,118A,119A 開口部
109,110,111,112 冷却水通路
113 ホンディングワイヤ
114 レーザダイオードアレイ
115 段部
116 スペーサ導体板
116A 凹部
116B 弾性スペーサ部材
117 スペーサ部材
120A サブマウント
121,122 導体板
121A 開口部
124,127 ガイドロッド
125 ケース
128 延出部
129 開口部
136 絶縁性熱硬化型両面接着フィルム

Claims (12)

  1. 複数の板状部材を積層した積層体よりなり、冷却水が供給される第1の冷却水通路と、冷却水を排出する第2の冷却水通路と、前記第1の冷却水通路と前記第2の冷却水通路との間を連通する第3の冷却水通路とを含む冷却装置と、前記冷却装置上に形成され、前記冷却装置に接続された第1の極性の第1の電極と、前記第1の電極とは反対の極性の第2の電極とを有する発光装置アレイと、前記冷却装置頂面上に、前記冷却装置から電気的に絶縁されて形成され、前記冷却装置頂面のうち、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路を含む部分を露出する開口部を形成された導体板と、前記第2の電極と前記導体板とを電気的に接続する接続手段と、前記開口部に嵌合され、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路にそれぞれ対応する第1および第2の開口部を形成され、前記導体板の厚さよりも厚い弾性部材とを含む光源装置において、
    前記冷却装置頂面に、前記導体板の形状に対応した形状の絶縁性熱硬化型両面接着フィルムにより前記導体板を接着されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記導体板は、前記接続手段が接続される接続部分において、厚さが減少しており、前記接続部分に段差が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 前記導体板は、レジストパターンを使った化学エッチングにより形成されることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
  4. 請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の光源装置を複数積層した面発光装置において、
    前記各々の光源装置は、前記第1および第2の冷却水通路がそれぞれ互いに整合するように積層されることを特徴とする面発光装置。
  5. 前記各々の光源装置において、前記電極導体板は、隣接して上方に積層された光源装置の冷却装置底面に、密に電気的に接触することを特徴とする請求項4記載の面発光装置。
  6. さらに、前記複数の積層された光源装置を貫通して、前記光源装置を整列させるガイド手段が設けられていることを特徴とする、請求項4または5記載の面発光装置。
  7. 前記ガイド手段は、前記複数の積層された光源装置の外側に配設されたガイドロッドと、前記複数の光源装置の各々において、前記電極導体板から外方に延在し、前記ガイドロッドを挿通される開口部を形成された延出部とよりなることを特徴とする請求項6記載の面発光装置。
  8. 複数の板状部材を積層した積層体よりなり、冷却水が供給される第1の冷却水通路と、冷却水を排出する第2の冷却水通路と、前記第1の冷却水通路と前記第2の冷却水通路との間を連通する第3の冷却水通路とを含む冷却装置と、前記冷却装置上に形成され、前記冷却装置に接続された第1の極性の第1の電極と、前記第1の電極とは反対の極性の第2の電極とを有する発光装置アレイとを含む光源装置を複数積層した面発光装置において、各々の光源装置は、さらに
    前記冷却装置頂面上に、前記冷却装置から電気的に絶縁されて形成され、前記冷却装置頂面のうち、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路を含む部分を露出する開口部を形成された電極導体板と、
    前記第2の電極と前記電極導体板とを電気的に接続する接続手段と、
    前記開口部に嵌合され、前記第1の冷却水通路および第2の冷却水通路にそれぞれ対応する第1および第2の開口部を形成され、前記電極導体板の厚さよりも厚い弾性部材と、を含み、
    前記各々の光源装置は、前記第1および第2の冷却水通路がそれぞれ互いに整合するように積層されてなり、
    さらに第1の光源装置と、前記第1の光源装置上に隣接して積層される第2の光源装置との間にスペーサを、前記スペーサの下面が前記第1の光源装置の電極導体板に密に接触し、上面が前記第2の光源装置の冷却装置下面に密に接触する状態で備え、前記スペーサは、前記第1および第2の光源装置のそれぞれの冷却装置中に形成された第1の冷却水通路に整合する第3の開口部と、前記第1および第2の光源装置のそれぞれの冷却装置中に形成された第2の冷却水通路に整合する第4の開口部とを備えたスペーサ導体板と、前記スペーサ導体板上に配設され、前記第3の開口部に整合する第5の開口部と前記第4の開口部に整合する第6の開口部とを形成された弾性スペーサ部材とよりなり、前記スペーサ導体板上には、前記弾性スペーサ部材が着座する凹部が形成されていることを特徴とする面発光装置。
  9. 前記各々の光源装置の導体板と前記スペーサ導体板とを、レジストパターンを使った化学エッチング法により形成されることを特徴とする請求項8記載の面発光装置。
  10. 前記スペーサ導体板は、前記第3および第4の開口部を備えた下側導体板と、前記下側導体板上に積層された上側導体板とよりなり、前記上側導体板には、前記凹部を画成する第7の開口部が形成されていることを特徴とする請求項8または9記載の面発光装置。
  11. 前記下側導体板および上側導体板も、前記レジストパターンを使った化学エッチング法により形成されることを特徴とする請求項10記載の面発光装置。
  12. 前記各々の光源装置において、前記導体板と前記スペーサ導体板とは、前記冷却装置と同一の金属材料よりなることを特徴とする請求項8〜11のうち、いずれか一項記載の面発光装置。
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