JP2006235593A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置におけるフリッカあるいは階調バラツキによる表示品質の劣化を低コストで改善する。
【解決手段】外部から導通・非導通の状態を変更可能な2端子素子5を設け、電源回路9が2端子素子5の導通・非導通の状態に応じて画素電極24および対向電極25により液晶層23に印加される電圧を制御する。これにより、2端子素子5の導通・非道通状態を外部から変更することにより、液晶層23に印加される電圧を簡単に調整可能にする。2端子素子5の状態に応じて対向電極25に印加する電圧Vcomを調整した場合には、フリッカを低減でき、補助容量32に印加する電圧Vcsを調整した場合には、階調バラツキを低減できる。また、2端子素子5として、導通状態と非導通状態を変更するだけの簡単な構成を用いることで低コスト化を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に表示品質を向上させる技術に関する。
近年、多くの分野で液晶表示装置が採用されている。これは、例えば平面テレビでは、液晶表示装置は低消費電力、高解像度であることが評価されて採用されている。また、携帯電話では、液晶表示装置は、反射型表示が可能であることや、コンパクトなバックライト装置の普及により低消費電力であることが評価され採用されている。このような液晶表示装置の構成としては、例えば特許文献1,2に記載のものが知られている。
液晶表示装置では、アレイ基板とこれに対向配置された対向基板との間隙に液晶層を備え、液晶層を挟むように配置されたアレイ基板の画素電極と対向基板の対向電極とに対して、駆動回路により液晶に印加するための印加電圧を供給する。この印加電圧は交流であることが多い。これは、印加電圧を直流とすると、液晶中の不純物やその他のイオンが直流電界によって偏ってしまうので、これを防ぐためである。
ところが、この印加電圧に直流成分が乗ると、印加電圧の正極性と負極性とで電圧差が生じ、表示画面にフリッカ(ちらつき)が発生することになる。そこで、対向電極の電圧(Vcom)を調整して、フリッカの発生しない状態にすることが一般的に行われている。
また、印加電圧がばらつくと、表示画面の階調がばらつくことになる。例えば、各画素に補助容量を設け、この補助容量を介して画素電極に電圧を印加する場合には、液晶表示装置毎の補助容量の容量ばらつきにより、液晶への印加電圧にばらつきが発生する。
これらのばらつきの影響をいかに受けない設計とするかが、表示品質の安定した液晶表示装置を製造する上で重要となる。印加電圧のバラツキは、製造精度の問題であり、電源回路そのものにもばらつきが有るので、液晶表示装置毎に調整する必要がある。
このため、よく使われる手法は、抵抗値を変更可能な半固定抵抗により印加電圧を調整してから出荷することである。例えば、フリッカを防止するためには、半固定抵抗を対向電圧回路に備え、この半固定抵抗を用いて対向電極に印加する電圧を調整する。
図10は、対向電圧回路の構成を示す回路図である。同図の対向電圧回路は、電源電圧VDDを抵抗83と半固定抵抗84で分圧した電圧を演算増幅器82の非反転入力端子に入力し、その反転入力端子に演算増幅器82の出力電圧を入力する。この演算増幅器82の出力電圧は対向電極に供給される。同図に示すように、半固定抵抗84を用いた場合には、半固定抵抗84により簡単な構成で印加電圧を調整することが可能となる。
また、補助容量に加える電圧を半固定抵抗で同様に調整することにより、階調ばらつきを取り除くことが可能である。
特開2001−343945号公報 特開2001−255851号公報
ところが、半固定抵抗を用いた場合にはいくつかの問題がある。まず、半固定抵抗は、機械的に調整する必要がある部品であるため調整の自動化が難しいという問題がある。また、部品サイズが大きく、かつ衝撃等で調整がずれたり、壊れやすいという問題もある。特に、部品サイズが大きい点は、小型化と多機能化が進むカメラ付携帯電話などにおいて限られたスペースを占有することとなる。さらには半固定抵抗は高価であり、製造コストを上昇させる原因になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、液晶表示装置におけるフリッカあるいは階調バラツキによる表示品質の劣化を低コストで改善することにある。
本発明に係る液晶表示装置は、画素電極を備えたアレイ基板と、画素電極に対向して配置された対向電極を備えた対向基板と、アレイ基板と対向基板の間隙に画素電極と対向電極に挟まれて配置された液晶層と、外部から導通・非導通の状態を変更可能な2端子素子と、前記2端子素子の導通・非導通の状態に応じて画素電極および対向電極により液晶層に印加される電圧を制御する電源回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、外部から導通・非導通の状態を変更可能な2端子素子を設け、電源回路が2端子素子の導通・非導通の状態に応じて画素電極および対向電極により液晶層に印加される電圧を制御することで、2端子素子の導通・非道通状態を外部から変更することにより、液晶層に印加される電圧を簡単に調整できるようにしている。
また、2端子素子として、半固定抵抗のように抵抗値を変更するものではなく、導通状態と非導通状態を変更するだけの簡単な構成を採用したことで低コスト化を図っている。
本液晶表示装置において、前記電源回路は、対向電極に印加される電圧を制御することを特徴とする。
本発明にあっては、2端子素子の導通・非導通の状態に応じて対向電極に印加される電圧を制御することで、フリッカを低減するようにしている。
本液晶表示装置は、各画素が画素電極に印加される電圧を蓄積する補助容量を備えたものであって、前記電源回路は、補助容量に与える電圧を制御することを特徴とする。
本発明にあっては、2端子素子の導通・非導通の状態に応じて補助容量に印加する電圧を制御することで、階調バラツキを低減するようにしている。
本液晶表示装置において、前記2端子素子は抵抗器であって、2個以上の抵抗器を備え、各抵抗器の結線状態を選択することで前記電圧を調整可能としたことを特徴とする。
本液晶表示装置において、前記2端子素子は、電流を流すことによって切断可能に形成されることを特徴とする。
本液晶表示装置において、前記2端子素子は、レーザによって切断可能に形成されることを特徴とする。
本液晶表示装置において、前記2端子素子は、前記アレイ基板に形成されることを特徴とする。
本発明に係る液晶表示装置によれば、液晶表示装置におけるフリッカあるいは階調バラツキによる表示品質の劣化を半固定抵抗を用いた場合よりも低コストで改善することができる。
以下、一実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態における液晶表示装置の概略的な構成を示す平面図であり、アレイ基板を上から見た図を示している。図2は、本液晶表示装置の概略的な断面図である。
図1に示すように、本液晶表示装置は、アレイ基板1上に表示部2、信号線駆動回路3、走査線駆動回路4、2端子素子5、抵抗6、インバータ素子7、エンコーダ8、電源回路9を備えるととともに、フレキシブル基板11上に2端子素子5への電流書き込み用の入力パッド12、映像信号や制御信号などの入力用の入力端子13を備える。
また、図2に示すように、本液晶表示装置は、画素毎に画素電極24、スイッチ素子、補助容量等を備えたアレイ基板1と、対向電極25を備えた対向基板22とが対向して配置され、両基板の端辺部分がシール材26で封止され、両基板の間隙に画素電極24と対向電極25に挟まれるようにして液晶層23が配置される。アレイ基板1、対向基板22は共にガラス製である。
図3の回路図に示すように、表示部2は、複数の信号線Sと複数の走査線Gが交差するように配線され、各交差部に画素を備える。画素数は、一例として320×240個とする。各画素は、スイッチ素子31、補助容量32、液晶容量33、画素電極24を備える。スイッチ素子31は、例えばMOS型の薄膜トランジスタとする。スイッチ素子31のソース端子には信号線が接続され、スイッチ素子31のゲート端子には走査線Gが接続され、スイッチ素子31のドレイン端子は画素電極24、補助容量32に接続される。液晶容量33の一端は画素電極24に接続され、他端は対向電極25に接続される。そして、共通の電圧Vcsが各画素の補助容量32に印加され、共通の電圧Vcomが対向電極25に印加される。
スイッチ素子31は、走査線Gを通じて供給されてくる走査パルスによってオン・オフが制御される。スイッチ素子31がオンのとき、信号線Sを通じて供給されてきた映像信号電圧がスイッチ素子31を介して画素電極24と補助容量32に与えられる。画素電極24に映像信号電圧を印加することで液晶が駆動する。スイッチ素子31をオフした後も、補助容量32に映像信号電圧が蓄積されているので、この電圧は画素電極24に印加され続ける。
信号線駆動回路3は、フレキシブル基板11から伝送されてきた映像信号を信号線Sに供給する。
走査線駆動回路4は、フレキシブル基板11から伝送されてきたパルス信号に基づいて走査信号を走査線Gに供給する。
図1に示した2端子素子5は、外部から導通・非導通の状態が変更可能な素子である。ここでは、一例として2端子素子5を他の素子を破損させない大きさの電流を流すことによって切断可能に形成し、ヒューズとして機能させるものとする。電流で2端子素子5の抵抗配線を焼き切る方式は、間便かつ低コストであり望ましい。2端子素子5は、複数あることが望ましく、2個〜8個程度が望ましい。図1では、一例として6個示している。これらの2端子素子5は、入力端子A0〜A5にそれぞれ対応する。各入力端子A0〜A5は、それぞれに対応するフレキシブル基板11上に設けられた複数の入力パッド12に接続される。そして、2端子素子5の導通・非道通状態を個別に調整するときに、該当する入力パッド12に電流を流すことで、必要な2端子素子5だけ切断し非導通状態にする。
抵抗6、インバータ素子7は、それぞれの2端子素子5に対応して1つずつ配置されており、2端子素子5の導通・非道通の状態をエンコーダ8に伝えるためのものである。
図4の模試図に示すように、2端子素子5の一方の端子51はグランドに接続され、他方の端子52は抵抗6とインバータ素子7にそれぞれ接続される。2端子素子5の抵抗配線53は、両端子51,52間で、溶融破損し易いアルミニウム系の配線材料を用いて最細パターンとなるように形成される。この最細パターンは、焼き切る部分にだけ使うものであり、他の部分に用られる歩留まり、段切れ等を考慮した配線ルールよりもずっと細い配線として形成される。
2端子素子5の抵抗配線53は、他の部分の抵抗配線と比べて抵抗値をある程度大きくしなくてはならない。しかし、抵抗値を大きくしすぎると、電流を流すために高電圧を印加しなくてはならなくなり、焼き切る目的以外の素子を破損するおそれがある。このため、抵抗配線53の抵抗値は適切な値に設定する必要があり、例えば数10Ω〜数100Ω程度とすることが望ましい。
また、2端子素子5に接続されるインバータ素子7に液晶駆動用の薄膜トランジスタ(TFT)を用いるものとし、図5の回路図に示すように、インバータ素子7をP型TFT71とN型TFT72とで形成した場合には、TFTは一般にCMOS回路用の素子よりも耐圧が高いので、2端子素子5を焼き切る電流によってインバータ素子7が破損することを防止できる。
図1に示したエンコーダ8は、2端子素子5の導通・非道通の状態に応じた信号を電源回路9に伝える。例えば、導通状態にある2端子素子の数に応じた電圧を出力する。2端子素子5が6個ある場合には、6bit分の情報が得られることになる。
電源回路9は、対向電極25に印加する電圧Vcomおよび各画素の補助容量32に加える電圧Vcsを出力するものであり、これらの電圧Vcom、Vcsの初期値を格納する揮発性レジスタを内蔵する。また、エンコーダ8からの信号に基づいて、2端子素子5の導通・非導通の状態を電気的に読み取り、この状態に応じて電圧Vcom、Vcsを調整する。具体的には、2端子素子が6個ある場合には、電圧Vcomと電圧Vcsでそれぞれ3bitずつ割り当てるものとし、その情報に基づいて、対向電極25に印加する電圧Vcomが直流の場合には、その直流電圧のレベルを調整し、交流の場合にはその振幅を調整する。また、補助容量32に与える電圧Vcsのレベルを調整する。
表示部2、走査線駆動回路4、2端子素子5、抵抗6、インバータ素子7はアレイ基板1上に直接的に形成される。信号線駆動回路3、エンコーダ8、電源回路9は、ICチップとして形成され、このICチップは、COG(Chip On Grass)方式でアレイ基板1上に実装される。ICチップは、フレキシブル基板11およびアレイ基板1上の各回路と各種の配線で接続され、両基板間での信号の伝送を担う。
フレキシブル基板11は、複数の入力端子13と、複数の入力パッド12を備える。入力端子13は、外部から供給されてきた映像信号、制御信号、電源等をICチップへ伝送するためのものである。入力パッド12は、2端子素子5を切断する際の電流を流すためのものであり、通常の入力端子13とは別に設けられる。各入力パッド12は、2端子素子5の入力端子A0〜A5にそれぞれ対応する。
次に、本液晶表示装置により、液晶層23に印加する電圧を最適値に調整する方法について説明する。2端子素子5は、初期状態では全て導通状態であり、何個の2端子素子5を非導通にするかは、装置の組立検査時に、実際に表示をさせて液晶層23に印加する最適な電圧を調査してから決定する。
具体的には、まずフリッカの出やすい画面を表示し、電源回路9に内蔵した揮発性レジスタに格納された初期値Riniを読み出し、この初期値Riniに対応する電圧Vcomを対向電極25に印加する。この初期値Riniは、各液晶表示装置で共通のものとする。そして、液晶表示装置毎に、揮発性レジスタの値を順次書き換えながら電圧Vcomを変更してフリッカの状態を比較し、フリッカが最も小さくなる値を示す揮発性レジスタの最小値Rminを求める。
次に、初期値Riniとこの最小値Rminとの差分をとることにより、2端子素子5により調整する分を示す設定値R2を決定する。この設定値R2は次式(1)で表される。
R2=Rmin−Rini (1)
例えば、2端子素子5による1ビット当りの電圧調整幅を20mVとした場合には、電圧Vcomの調整用としては3ビット分の8段階の調整が可能となるので、最大140mVの電圧幅で電圧Vcomを調整することが可能となる。そこで、設定値R2に対応する調整電圧をエンコーダ8が電源回路9に指示できるように、切断すべき2端子素子5を決定し、その2端子素子に接続された入力パッド12に電流を流すことで当該2端子素子5を切断する。実験に使用した液晶表示装置では、上記140mVの調整幅で十分にフリッカを低減することができた。
このように、各液晶表示装置で共通の初期値Riniと、個別の液晶表示装置で定まる設定値R2の組み合わせにより、対向電極25に印加する最適な電圧Vcomを設定することが可能となる。
補助容量32に加える電圧Vcsについても基本的には同様に設定できる。例えば、揮発性レジスタに格納されている初期値を変更して電圧Vcsを調整することにより、最大輝度、中間調輝度となるレジスタ値を測定し、初期値とこれらの輝度のレジスタ値との差分をとることで、目標とする階調特性からのズレを見積もり、そのズレ分に対応する設定値を決定する。この設定値に対応する調整電圧をエンコーダ8が電源回路9に指示できるように、切断すべき2端子素子5を決定し、その2端子素子に接続された入力パッド12に電流を流すことで当該2端子素子5を切断する。例えば、2端子素子による1ビット当りの電圧調整幅を80mVとした場合には、最大560mVの電圧幅で電圧Vcsを調整することが可能となる。実験に使用した液晶表示装置では、この調整幅で十分に階調バラツキを低減することができた。
このように、各液晶表示装置で共通の初期値と、個別の液晶表示装置で定まる設定値の組み合わせにより、補助容量32に印加する最適な電圧Vcsを設定することが可能となる。
2端子素子5の導通・非道通を変更する手法は、電流を流して2端子素子を切断することの他、様々な変形が可能である。例えば、2端子素子5をレーザーで切断したり、切断刃で物理的に切断するようにしてもよい。
図6は、レーザ切断用の2端子素子の構成を示す模式図である。2端子素子をガラス製のアレイ基板1上に配線する点は、電流切断用の2端子素子と同様であるが、レーザ切断用においては、同図に示すように、抵抗配線53の部分にアライメントマーク55を付け、レーザで自動切断できるようにすることが望ましい。
図7は、物理的な切断用の2端子素子の構成を示す模式図である。切断刃を機械的に動かして2端子素子を物理的に切断する場合には、同図に示すように、2端子素子5を傷が付き易いアレイ基板1上ではなく、機械的な加工が容易なフレキシブル基板11上に配置することが望ましい。
図8は、複数の2端子素子についての別の結線状態を示す模式図である。ここでは、2端子素子として抵抗器を用いる。各抵抗器は、高融点金属合金の配線としてアレイ基板に形成される。このように配線を抵抗器として利用することで、線幅を通常の配線よりも細く設計して、容易に高抵抗が得られるようにする。同図の配線は、4個の抵抗器61〜64、3箇所の引出線65〜67、1箇所の短絡線68で構成されている。抵抗器61〜64の抵抗値はそれぞれR1〜R4とする。
図9は、図8の配線についての等価回路である。抵抗器61〜63は直列に接続され、その両端に引出線65,66が配置される。抵抗器64は抵抗器63に並列に接続され、抵抗器62〜64の接続点に引出線67が配置される。短絡線68は抵抗器61の両端を接続する。同図では、短絡線68上のラインをP1、抵抗器63上のラインをP2、抵抗器64上のラインをP3で示してある。以下、この回路図を用いて、各抵抗器の結線状態を選択することにより液晶層へ印加する電圧を調整する手法について説明する。
引出線65,66間に印加する入力電位をViとすると、抵抗器64による出力電位Vcomは次式(2)で与えられる。
Vcom=Vi×R’/(R2+R’) (2)
ここで、R’=1/(1/R3+1/R4)である。
今、P1を例えばレーザで切断すると、出力電位Vcomは次式(3)となる。
Vcom=Vi×R’/(R1+R2+R’) (3)
また、P1を接続したままの状態でP2を切断すると、出力電位Vcomは次式(4)となる。
Vcom=Vi×R4/(R2+R4) (4)
また、P1,P2を接続したままの状態でP3を切断すると、出力電位Vcomは次式(5)となる。
Vcom=Vi×R3/(R2+R3) (5)
例えば、R1=1kΩ、R2=1kΩ、R3=2kΩ、R4=3kΩ、Vi=3Vとした場合には、Vcom値は次のように得られる。
式(2):Vcom=1.89V
式(3):Vcom=1.38V
式(4):Vcom=3.00V
式(5):Vcom=2.00V
したがって、本実施の形態によれば、外部から導通・非導通の状態を変更可能な2端子素子5を設け、電源回路9が2端子素子5の導通・非導通の状態に応じて画素電極24および対向電極25により液晶層23に印加される電圧を制御することで、2端子素子5の導通・非道通状態を外部から変更することにより、液晶層23に印加される電圧を簡単に調整することができる。
これにより、2端子素子5の状態に応じて対向電極25に印加する電圧Vcomを調整した場合には、フリッカを低減することができ、また、補助容量32に印加する電圧Vcsを調整した場合には、階調バラツキを低減することができる。
また、2端子素子5として、半固定抵抗のように抵抗値を変更するものではなく、導通状態と非導通状態を変更するだけの簡単な構成を用いたことで、低コスト化を図ることができる。
また、複数の抵抗器の結線状態を選択して液晶層に印加する電圧Vcomを調整可能としたことで、電圧Vcomの調整が容易となり、適切な値に設定し易くできる。
なお、本実施の形態においては、対向電極25に印加する電圧Vcomおよび補助容量Vcsの双方を調整することについて説明したが、いずれか一方だけの調整とした場合でも、表示品質の劣化を防止することができる。
また、本実施の形態においては、画素毎にスイッチ素子を備えたアクティブ型の液晶表示装置について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、他の方式の液晶表示装置にも適用できる。
一実施の形態における液晶表示装置の概略的な構成を示す平面図である。 上記液晶表示装置の概略的な断面図である。 上記液晶表示装置における表示部の構成を示す回路図である。 上記液晶表示装置における2端子素子の構成を示す模式図である。 2端子素子、インバータ素子、抵抗の接続構成を示す回路図である。 2端子素子の別の構成を示す模式図である。 2端子素子のさらに別の構成を示す模式図である。 複数の2端子素子についての別の結線状態を示す模式図である。 図8の結線状態についての等価回路である。 従来の対向電圧回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1…アレイ基板,2…表示部
3…信号線駆動回路
4…走査線駆動回路
5…2端子素子,6…抵抗
7…インバータ素子
8…エンコーダ,9…電源回路
11…フレキシブル基板
12…入力パッド,13…入力端子
22…対向基板,23…液晶層
24…画素電極,25…対向電極
26…シール材,31…スイッチ素子
32…補助容量,33…液晶容量
51,52…端子,53…抵抗配線
55…アライメントマーク
61〜64…抵抗器

Claims (7)

  1. 画素電極を備えたアレイ基板と、
    画素電極に対向して配置された対向電極を備えた対向基板と、
    アレイ基板と対向基板の間隙に画素電極と対向電極に挟まれて配置された液晶層と、
    外部から導通・非導通の状態を変更可能な2端子素子と、
    前記2端子素子の導通・非導通の状態に応じて画素電極および対向電極により液晶層に印加される電圧を制御する電源回路と、
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記電源回路は、対向電極に印加される電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 各画素が画素電極に印加される電圧を蓄積する補助容量を備えたものであって、
    前記電源回路は、補助容量に与える電圧を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 前記2端子素子は抵抗器であって、2個以上の抵抗器を備え、
    各抵抗器の結線状態を選択することで前記電圧を調整可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記2端子素子は、電流を流すことによって切断可能に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記2端子素子は、レーザによって切断可能に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 前記2端子素子は、前記アレイ基板に形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示装置。
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