JP2006235558A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショックジターを低減して高品質の画像形成を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー画像を担持する感光体ベルト11と、感光体ベルト11の表面を均一に帯電する帯電手段と、帯電手段が均一に帯電した感光体ベルト11の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、潜像形成手段が形成した潜像を顕像化する現像ユニット0と、現像ユニット0が顕像化したトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を備え、現像ユニット0は、感光体ベルト11に当接または微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラ1と、現像ローラ1と同軸で従動回転する従動ギア2aと、従動ギア2aと噛み合って回転する駆動ギア3aと、駆動ギア3aを回転駆動する駆動モータ3fと、駆動モータ3fの回転方向を切り替え制御し、かつ、回転数を無段階に制御する制御部5aとを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真複写装置などの画像形成装置に関し、特に、本体側駆動ギアと噛み合う現像ユニット側の従動ギアの駆動接線力により、作像時に現像ユニットを像担持体たる感光体側に移動させ、画像形成を行う画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来の画像形成装置においては、複数の現像ユニットのうちから適宜選択した現像ユニットで現像を行うために、各現像ユニットを適宜選択して移動し、現像ユニット内の現像ローラを感光体に当接し、または、微小間隔を保持して離間可能にして、画像形成装置本体側に備える駆動ギアを、現像ユニット側に備える従動ギアに噛み合わせ、駆動ギアの回転駆動力で現像ユニットを移動して従動ギアと同軸に備える現像ローラを画像形成装置本体内の固定位置に備える感光体に当接し、または、微小間隔を保持して離間するとともに、現像ローラに回転駆動力を伝達して回転して、電子写真方法でトナーを供給して潜像を顕像化してトナー画像を形成している(例えば、特許文献1)。
このような画像形成装置において、画像形成装置本体側に備える駆動ギアを、現像ユニット側に備える従動ギアに噛み合わせ、クラッチを介して駆動ギアの回転駆動力で現像ユニットを移動して従動ギアと同軸に備える現像ローラを画像形成装置本体内の固定位置に備える感光体に当接し、または、微小間隔を保持して離間するとともに、現像ローラに回転駆動力を伝達して回転して、電子写真方法でトナーを供給して潜像を顕像化してトナー画像を形成する方法も提案されている。
図14は、このような画像形成装置における回転駆動制御の動作を説明するタイミングチャートである。同図に示すように、クラッチを使用した画像形成装置は、感光体に形成された潜像に現像トナーを供給する前の非作像域において、現像ローラを回転駆動する現像モータの回転数を低速モードの回転数まで立ち上げ、クラッチのオン(ON)信号からβ時間(現像ローラが感光体に当接するのに必要な時間)後、現像モータの回転数を全速まで立ち上げ、回転が安定した後、感光体に形成された潜像に現像トナーを供給する作像域において作像が開始されるようになっている。
現像ローラを備える現像ユニットは、クラッチのオン(ON)信号から移動を開始して、β時間の間に、感光体に当接し、または、微小間隔を保持して離間する位置に到達するようになっている。
そして、感光体に形成された潜像に現像トナーを供給する作像域が終了すると同時に、クラッチをオフ(OFF)して切断し、その後、クラッチのオン(ON)信号からβ時間後以降の回転が安定した後、感光体に形成された潜像に現像トナーを供給する作像域において次の作像が開始されるようになっている。
このように、クラッチを使用した画像形成装置は、現像ユニットを感光体に当接、または離間させるために、クラッチのオン(ON)、オフ(OFF)による回転駆動力の断続の動作により、駆動ギアから従動ギアへの回転駆動力の切断と接続を行っている。
特開2001−83801公報
しかしながら、特許文献1の方法では、クラッチのオン(ON)の動作により、回転駆動力が急激に従動ギアに伝わり、現像ローラが感光体に急激に当接することになり、その当接の衝撃のショックにより、感光体が振動して、一次転写部等でジターが発生し、書込系に振動が伝わり、LD、ミラー、レンズ等も振動することで、感光体に書き込んだレーザが振動し、形成画像にショックジターが表れて異常画像が発生するという問題があった。
また、そのような当接時の衝撃のショックを和らげるために、ダンパ等の弾性部材を備える技術も提案されているが、感光体と現像ローラの微妙な食い込み量を維持することや衝撃のショックを充分に吸収することが非常に難しく、形成画像にショックジターが表れる異常画像の発生を解消することは困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現像手段の移動速度を無段階で可変にすることにより、回転駆動力を緩やかに伝達するような理想的な移動動作を行い、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、被写体にトナー画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保持されて形成されるトナー画像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、前記帯電手段が均一に帯電した前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像形成手段が形成した潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段が顕像化したトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を備え、前記現像手段は、前記像担持体に当接または微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラと、前記現像ローラと同軸で従動回転する従動ギアと、前記従動ギアと噛み合って回転する駆動ギアと、前記駆動ギアを回転駆動する回転駆動手段と、前記回転駆動手段の回転方向を切り替え制御し、かつ、回転数を無段階に制御する駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記駆動制御手段は、前記現像手段内のトナーの残量が多いほど、前記回転駆動手段の回転数を小さくすることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記駆動制御手段は、画像形成時の画像データに基づいてトナーの残量を算出することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記現像手段は、トナーの残量を記憶する残量記憶手段をさらに備え、前記駆動制御手段は、画像形成時の画像データから画素数を求め、該画素数をトナーの消費量に換算し、該消費量と前記残量記憶手段に記憶されたトナーの残量とから、画像形成後のトナーの残量を算出することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記駆動制御手段は、トナーの補給を行うセットアップ動作における現像位置への移動時に、前記回転駆動手段の回転数を最大にすることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記回転駆動手段は、回転数を無段階に変更可能なモータと、前記駆動ギアに前記モータの回転駆動力を伝達するクラッチと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記駆動制御手段は、前記クラッチに供給する電圧を無段階に変更可能とすることにより、前記回転駆動手段の回転数を無段階に制御することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、色空間に対応した複数の前記現像手段を備え、前記回転駆動手段は、回転数を無段階に変更可能なモータと、複数の前記現像手段ごとに、前記現像手段の前記駆動ギアに前記モータの回転駆動力を伝達するクラッチと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、色空間に対応した複数の前記現像手段を備え、前記回転駆動手段は、回転方向を切替え可能で、かつ、回転数を無段階に変更可能なモータと、複数の前記現像手段ごとに、前記現像手段の前記駆動ギアに前記モータの回転駆動力を伝達するクラッチと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、色空間に対応した複数の前記現像手段を備え、前記回転駆動手段は、回転方向を切替え可能で、かつ、回転数を無段階に変更可能な複数のモータと、複数の前記現像手段ごとに、前記現像手段の前記駆動ギアに前記複数のモータのうちの1つのモータの回転駆動力を伝達するクラッチと、を備え、前記駆動制御手段は、前記複数のモータをそれぞれ独立して制御することを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記モータは、回転方向を切替え可能で、かつ、回転数を無段階に変更可能なステッピングモータであることを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、回動可能に保持されて形成されるトナー画像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、前記帯電手段で均一に帯電された前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像形成手段で形成された潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段で顕像化されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段とを備え、前記現像手段は、前記像担持体に当接または微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラと、前記現像ローラと同軸で従動回転する従動ギアと、前記従動ギアと噛み合って回転する駆動ギアと、前記駆動ギアを回転駆動する回転駆動手段とを備えた画像形成装置における画像形成方法において、前記回転駆動手段の回転方向を切り替え制御し、かつ、回転数を無段階に制御することを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、現像手段の回転方向の切り替え、回転数の無段階の制御が可能なため、現像手段の現像位置への当接速度、離間速度を無段階で可変にすることができ、現像手段の移動時のエネルギーを調整することができる。このため、回転駆動力を緩やかに伝達するような理想的な移動動作を行い、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、現像手段の重量に応じて、現像手段の現像位置への当接速度、離間速度を無段階で可変にすることができ、現像手段の移動時のエネルギーを調整することができる。このため、ショックジター発生のエネルギーをトナー残量によらないようにすることができ、ダンパによるショック量低減を安定化させることができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、現像手段内のトナー残量を精度良く検出し、現像手段の重さに応じた移動速度を設定することができるようになるため、高精度にショックジターの低減を図ることができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、現像手段内のトナー残量を現像手段内の記憶手段に記憶することにより、現像手段を交換しても現像手段固有の情報として情報を蓄積しておくことができ、現像手段の重さに応じた移動速度を設定することができるようになるため、高精度にショックジターの低減を図ることができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、セットアップ動作時の現像位置への当接時に、トナー補給口近傍のトナーに働く慣性力を大きくすることによりトナー移動量を大きくし、トナー補給時間を短縮することをできるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、複数の現像手段について、その数より少ない数の回転駆動手段によって、それぞれの現像手段の回転方向の制御および回転数の無段階な制御が可能なため、低コストで、ショックジターを低減した高品質のトナー画像の画像形成を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、駆動源を伝達するクラッチに供給する電圧を可変にし、電圧を下げることによるトルク低下、およびトルク低下に伴うクラッチのすべりを利用し、ショックジターを少なくすることができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、駆動系の回転力をギアによって伝達し、ギアの噛み合い時の接線力による移動と、移動後の固定位置における回転動作により現像を行う現像手段の駆動方式において、ギアの噛み合い時の接線力による移動する移動速度を無段階で可変にすることができる。このため、回転駆動力を緩やかに伝達するような理想的な移動動作を行い、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うカラー画像形成装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、駆動系の回転力をギアによって伝達し、ギアの噛み合い時の接線力による移動と、移動後の固定位置における回転動作により現像を行う複数の回転駆動手段を有する現像手段の駆動方式において、回転駆動手段の回転方向を切り替え制御し、ギアの噛み合い時の接線力による移動する移動速度を可変にすることができる。このため、画像形成中も現像動作中でない現像手段のリフレッシュ動作を同時に行うことに加え、回転駆動力を緩やかに伝達するような理想的な移動動作を行い、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うカラー画像形成装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、駆動系の回転力をギアによって伝達し、ギアの噛み合い時の接線力による移動と、移動後の固定位置における回転動作により現像を行う複数の回転駆動手段を有する現像手段の駆動方式において、回転駆動手段の回転方向を切り替え制御し、ギアの噛み合い時の接線力による移動する移動速度を可変にすることができる。また、他の色の現像手段の動作とタイミング的に重なったタイミングでも、現像グループごとに独立して現像手段を動作させることができる。このため、連続作像動作時においても、現像ユニットのリフレッシュ動作を同時に行うことに加え、回転駆動力を緩やかに伝達するような理想的な移動動作を行い、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うカラー画像形成装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、回転駆動手段に安価なステッピングモータを用いていることから、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うことができる画像形成装置を低コストで実現することができるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、現像手段の回転方向の切り替え、回転数の無段階の制御が可能なため、現像手段の現像位置への当接速度、離間速度を無段階で可変にすることができ、現像手段の移動時のエネルギーを調整することができる。このため、回転駆動力を緩やかに伝達するような理想的な移動動作を行い、ショックジターを低減して高品質のトナー画像の画像形成を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
従来のように、現像ユニットの現像位置への当接/離間動作を同じ速度で行う方法によると、現像ユニット内のトナー残量が多い場合、慣性力が大きくなるためショックジターも大きくなる。
すなわち、力:F、質量:m、加速度:aとすると、F=maが成り立ち、aが一定の場合、トナー残量が多い(質量:mが大きい)ほど、ショックジター発生の力:Fが大きくなる。ショックを吸収するダンパを選択する場合、力:Fが一定である方が好ましい。
したがって、トナー残量が多い場合、当接/離間動作時の移動速度を低速にして加速度を小さくし、トナー残量が少ない場合、当接/離間動作時の移動速度を高速にして加速度を大きくすることができれば、ショック吸収のダンパを適切に選択することが可能となる。
また、駆動ギアへの駆動を伝える駆動源の回転数制御は、トナーの残量に応じて無段階に可変できることが好ましい。外部からクロックを供給し、入力されたクロックに応じて制御回転数を可変にする外部クロックタイプのDCサーボモータか、ステッピングモータを駆動源とすることでこれを実現することができる。
第1の実施の形態にかかる画像形成装置は、無段階に回転数を制御できるステッピングモータにより現像ユニットの回転を制御するものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示す説明図である。同図に示すように、画像形成装置10は、感光体ベルト11と、帯電手段12と、潜像形成手段13と、現像ユニット0と、転写手段14と、クリーニング手段15と、中間転写ベルト16と、搬送ローラ17と、定着手段18と、排紙ローラ19と、排紙トレイ20と、を備えている。感光体ベルト11が本発明における像担持体に、現像ユニット0が本発明における現像手段に相当する。
感光体ベルト11は、回動可能に保持されて形成されるトナー画像を担持するものである。感光体ベルト11の表面11aには、有機感光層が形成されている。感光体ベルト11の周辺には、後述する帯電手段12、現像ユニット0、クリーニング手段15の感光体ベルトクリーニングユニット15a等が配置されている。
帯電手段12は、感光体ベルト11の表面11aに高電圧を印加して一様な電位を付与するものである。
潜像形成手段13は、帯電手段12で均一に帯電された感光体ベルト11の表面11aに潜像を形成するものである。潜像形成手段13は、図示しないレーザと、ポリゴンミラー13aと、f/θレンズ13bと、反射ミラー13cとを備えている。潜像形成手段13は、例えば、図示しないコンピュータから出力される各色に変換された画像信号に応じてレーザを作動させる。
すなわち、図示しないレーザからは、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各画像信号に対応したレーザ光が出射され、このレーザ光がポリゴンミラー13aと、f/θレンズ13bと、反射ミラー13cを介して感光体ベルト11の表面11aに入射して光書き込みが行われ、各色の静電潜像が形成される。
現像ユニット0は、潜像形成手段13で形成された潜像を顕像化するものである。なお、現像ユニット0は4つの色ごとに存在し、それぞれ感光体ベルト11の表面11aに帯電手段12で付与された電位とは逆性の電荷が付与されて帯電された各色のトナーを収容するトナーカートリッジ0aの黒(K)トナーカートリッジ0a1、シアン(C)トナーカートリッジ0a2、マゼンタ(M)トナーカートリッジ0a3、イエロー(Y)トナーカートリッジ0a4を備えている。
現像ユニット0は、感光体ベルト11に当接、または、微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラ1を備えている。現像ローラ1が感光体ベルト11の表面11aに当接、または、微小間隔を保持する際の衝撃のショックを和らげて、ショックジター等を低減して高品質のトナー画像の画像形成が高速度で行われる。
トナーカートリッジ0aの黒(K)トナーカートリッジ0a1、シアン(C)トナーカ
ートリッジ0a2、マゼンタ(M)トナーカートリッジ0a3、イエロー(Y)トナーカートリッジ0a4には、現像ローラ1の黒(K)現像ローラ1a、シアン(C)現像ローラ
1b、マゼンタ(M)現像ローラ1c、イエロー(Y)現像ローラ1dが設けてあり、これらの各現像ローラ1a〜1dを介して各色のトナーを静電潜像に静電吸着させ顕像化して、トナー像を形成する。
転写手段14は、現像ユニット0で顕像化されたトナー画像を中間転写ベルト16に一次転写する一次転写器14aと、被転写体(P)の転写用紙に二次転写する二次転写器14bとを備えている。
クリーニング手段15は、後述する中間転写ベルト16上にトナー像を転写した感光体ベルト11の表面11aに付着して残留する残留トナーを感光体ベルトクリーニングユニット15aによって掻き取って次工程の画像形成に備えるものである。
中間転写ベルト16は、感光体ベルト11の表面11aの一部に当接して使用される。中間転写ベルト16は、各色トナーと逆性の電荷を転写手段14の一次転写器14aで印加することにより、中間転写ベルト16上にトナー像を転写させる動作を色ごとに行い、トナー像を4色重ねた4色重画像を形成する。
搬送ローラ17は、被転写体(P)を搬送するものである。転写手段14の二次転写器14bでは、搬送ローラ17によって搬送された被転写体(P)の転写用紙にトナーと逆性の電荷を付与することにより、中間転写ベルト16上に形成された4色重画像の各トナーを、この被転写体(P)の転写用紙に転写する。
定着手段18は、加熱ローラ18aと加圧ローラ18bによる加熱と加圧により、被転写体(P)の転写用紙上に担持された各色からなるトナーを溶融定着する。
排紙ローラ19は、定着手段18によりトナー画像が溶融定着された被転写体(P)である転写用紙を、排紙トレイ20に搬送するものである。
図2は、現像ユニット0の構成の詳細を示す説明図である。同図に示すように、現像ユニット0は、感光体ベルト11に当接、または、微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラ1と、現像ローラ1の両端から突出した軸2bに同軸で取り付けられて従動回転する従動手段2の従動ギア2aと、従動ギア2aと噛み合って回転駆動して移動させると共に回転させる駆動ギア3aと、駆動ギア3aを回転駆動する駆動モータ3fと、駆動モータ3fにより回転駆動される駆動軸3dと、装置本体側の筺体0cに取り付けられた軸受3eとを備えている。また、駆動モータ3fは、制御部5aにより回転駆動が制御されている。駆動モータ3fおよび駆動軸3dおよび軸受3eが、本発明における回転駆動手段に相当する。また、制御部5aが本発明における駆動制御手段に相当する。
このように、現像ユニット0は、ギア列を使用しているため耐久性に優れ小型で低コストであり、現像ローラ1等の低速移動により現像ローラ1が感光体ベルト11に当接、または、微小間隔を保持しながら回転してトナーを供給する際の衝撃のショックを和らげて、ショックジター等を低減して高品質のトナー画像の形成を行うことができる。
図3および図4は、トナーカートリッジ0aが感光体ベルト11に当接または離間する状態を示す説明図である。同図に示すように、トナーを収納するトナーカートリッジ0aは、感光体ベルト11の表面11aに進退するようになっている。トナーカートリッジ0aは、図3に図示するように、突起部0bと装置本体側の筺体0cとの間に設けた圧縮バネ0dによって感光体ベルト11の表面11aから離間する矢印(A)方向に弾性力が常時付与されている。
これによりトナーカートリッジ0aは、普段、現像動作を行わない場合には、圧縮バネ0dの弾性力で装置本体側の筺体0cに設けた係止部0eに後方で突き当たった状態に後退している。尚、トナーカートリッジ0aは、装置本体側の筺体0cに対して着脱自在である。
トナーカートリッジ0aには、感光体ベルト11の表面11aにトナーを供給する現像ローラ1が組み込まれており、現像ローラ1は、従動手段2の従動ギア2aと軸2bを介して、制御部5aによって制御される駆動モータ3fによって回転駆動される。
現像ユニット0は、感光体ベルト11の表面11aにトナーを供給する現像動作の際に、トナーを収容するトナーカートリッジ0aに組み込まれている現像ローラ1を矢印(B)方向に移動して感光体ベルト11の表面11aに対して当接、または、微小間隔を保持させると(図4を参照)共に、現像動作を行なわない時には、感光体ベルト11の表面11aからトナーカートリッジ0aに組み込まれている現像ローラ1を矢印(A)方向に移動して離間させる(図3を参照)。
図5は、現像ユニット0において、感光体ベルト11に当接または離間する部分の構成の詳細を示す説明図である。図5および上述した図2に示すように、現像ユニット0のトナーカートリッジ0aに組み込まれている現像ローラ1の接離動作に関連する機構は、装置本体側の筺体0cに取り付けた駆動モータ3fと、駆動モータ3fにより回転駆動される駆動軸3dと、駆動軸3dに固着した駆動ギア3aと、駆動ギア3aと噛み合う従動手段2の従動ギア2aと、従動ギア2aと同軸上に現像ローラ1を取り付けている軸2bと、軸2bの両端に設けたキャップ2cと、キャップ2cの移動動作を案内する案内部材2dとから構成されている。
駆動ギア3aは、駆動軸3dの左右両端側に一対が固着するように構成されており、駆動軸3dは装置本体側の筺体0cに軸受3eを介して回転自在に取り付けられている。
他方、従動ギア2aは、トナーカートリッジ0aの両側に取り付けられており、装置本体側の筺体0cに対して移動自在であるが、案内部材2dによって、その移動方向が規制されている。
図5に示すように、キャップ2cは、従動ギア2aと現像ローラ1と同軸の軸2bの両端に設けた略円盤状の形状により構成されている。他方、案内部材2dは、感光体ベルト11の表面11aに向けて案内する溝の幅を狭めた狭部2d1を有する形状により構成さ
れており、キャップ2cが狭部2d1に突き当たったところで、トナーカートリッジ0a
とトナーカートリッジ0aの両端に取り付けられている現像ローラ1の移動動作が停止するようになっている。
これにより、トナーカートリッジ0aとトナーカートリッジ0aの両端に取り付けられている現像ローラ1は、感光体ベルト11の表面11aに所定距離以上に近すぎないように近接動作を規制するようになっている。
キャップ2cが最接近したときのトナーカートリッジ0aとトナーカートリッジ0aの両端に取り付けられている現像ローラ1の位置が、感光体ベルト11の表面11aに対する現像動作時における正規の現像位置となる。
図6は、第1の実施の形態における制御部5aの構成の詳細を示す説明図である。同図においては、制御部5aは、駆動モータ3fとして、各色空間(黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))に対応したステッピングモータ620a〜620dを介して現像ユニット0K、0C、0Y、0Mを制御するように構成されている。なお、現像ユニット0K、0C、0Y、0Mは、現像ユニット0を4つの色ごとに表したものである。
制御部5aは、制御部5aの制御を行うCPU601と、制御部5aの制御プログラムを格納するROM602と、制御時にワーキングメモリとして使用されるRAM603と、制御処理における情報の保管を行う不揮発メモリ604と、現像ユニット0との通信を行う通信デバイス605と、制御信号を転送するCPUバス606と、ステッピングモータドライバ610a〜610dの制御信号を出力するパラレルI/O607と、各ステッピングモータのクロックを生成するASIC608と、各ステッピングモータを励磁駆動するステッピングモータドライバ610a〜610dとを備えている。また、制御部5aは、ステッピングモータ620a〜620dを介して現像ユニット0K、0C、0Y、0Mを駆動制御する。
第1の実施の形態においては、現像ユニット0K、0C、0Y、0M内にそれぞれ不揮発メモリ630K、630C、630Y、630Mを備え、この不揮発メモリ630K、630C、630Y、630Mが、通信デバイス605を介して制御部5aと接続されている。すなわち、通信デバイス605と不揮発メモリ630K、630C、630Y、630Mとは着脱可能であり、これにより、現像ユニット0K、0C、0Y、0Mごとに算出したトナー残量を保存しておくことが可能となる。
また、第1の実施の形態においては、ステッピングモータドライバ610a〜610dとして、外部クロックタイプのステッピングモータドライバを用いている。ステッピングモータクロック生成部として機能を有するASIC608が、無段階に回転数を決めるクロックを生成し、ステッピングモータドライバ610a〜610dへ供給する。ASIC608は、回転方向、フルステップ/ハーフステップ等の励磁パターン生成用の制御信号、リセット信号等のI/O制御信号もステッピングモータドライバ610a〜610dへ供給する。それぞれの設定に応じた励磁信号のパターンにより、ステッピングモータドライバ610a〜610dが、ステッピングモータ620a〜620dを励磁駆動する。また、ステッピングモータ620a〜620dへの電源供給は、制御部5aが行う。
図7および図8は、接触動作からリフレッシュ動作までの駆動モータ3fの回転数(PPS)の変化の一例を示す説明図である。図7は、トナー残量が多い場合、図8は、トナー残量が少ない場合の回転数の変化を示している。
図7、図8に示すように、制御部5aは、現像位置までの当接時(図中の接触動作)には、現像時(図中の作像動作)の回転数に比べ、駆動モータ3fを低速で駆動する。制御部5aは、離間時(図中の離間動作)も回転を減速し、逆方向に回転させ離間位置まで来ると逆回転を行い、リフレッシュ動作を行う。離間時に励磁信号を急激に切ると離間時のエネルギーが大きくなってしまうため、制御部5aは、このような逆転動作により現像ユニット0を離間させている。
トナー残量が多い場合、現像ユニット0の慣性力が大きくなってしまうため、制御部5aは、図7のように低速で現像ユニット0を移動させる。トナーを消費し、残量が少なくなってきた場合、制御部5aは、図8のように高速で現像ユニット0を移動させる。移動速度は2つの例で示したが、ステッピングモータ620a〜620dは、理論的に無段階に変えられるため、トナー残量による現像ユニット0の重量に応じて移動速度を変えることで効果を大きくすることができる。
トナーの残量は、有り/無しの2値的な検出では、本発明の効果を十分引き出すことができないため、FULL(満杯)からEND(空)までリニアに検出できることが好ましい。しかし、重量測定を実際に行うことが難しいため、制御部5aは、トナー残量の算出方法として、画像形成時の画像データから画素数をカウントしトナー消費量に換算する方式を取る。この際、制御部5aは、高精度にトナーの消費量を算出するため、最終的に感光体に潜像を形成するLD駆動用の画像データからカウントした画素数の値を用いる。また、潜像に対して100%忠実に現像することは非常に難しいため、ある程度丸めた値でカウントするように構成してもよい。トナーの残量は、新品のトナーカートリッジ0aの充填量から画素数をカウントして得られるトナー消費量を減算することにより算出することができる。算出されたトナー残量は、現像ユニット0K、0C、0Y、0M内の不揮発メモリ630K、630C、630Y、630M内に記憶する。
次に、セットアップ動作時のトナー補給動作について説明する。図9は、トナーカートリッジ0aの構成の詳細を示す説明図である。
同図は、現像ユニット0内の一つの色に対応する部分であるユニット901と、ユニット901に含まれるトナーカートリッジ0aの内部構造を示している。ユニット901は、感光体ベルト11の表面11aの静電潜像を現像するためにトナーを表面に担持して回転する現像ローラ1と、トナーを汲み上げて撹拌するために回転するトナーパドル911とを含む第1ユニット910と、トナーを収容するトナーカートリッジ0aの2つのユニットを備えている。
トナーカートリッジ0aは、トナー補給口921と、トナー補給部材922と、突き出し部923とを備えている。トナー補給部材922は、その先端がトナーカートリッジ0a本体の内壁に摺接しており、トナー補給部材922が回転することによりトナーを汲み上げ、突き出し部923と協働してトナー補給口921から第1ユニット910にトナーを補給する。
図10は、セットアップ動作時の現像ユニット0の当接動作を示す説明図である。セットアップ動作時には、現像ローラ1付近の第1ユニット910(図10には図示せず)までトナーを補給しなければならない。トナーの補給は、トナーの慣性力を利用する。すなわち、現像位置で現像ユニット0全体の移動が停止し、トナーカートリッジ0aのトナー補給口921では、トナーだけが慣性力を持って第1ユニット910内に移動するため、トナーを第1ユニット910に補給することができる。
第1の実施の形態においては、制御部5aは、セットアップ動作時の現像位置への当接移動を最大速度で行う。したがって、トナーの慣性力が増大し、トナー補給量が多くなることにより、トナーの補給時間を短縮することができる。
このように、第1の実施の形態にかかる画像形成装置においては、現像ユニットの回転方向の切り替え制御、回転数の無段階の制御を行うことにより、現像ユニットの当接速度および離間速度を無段階で可変にすることができる。また、トナー残量に応じた当接速度・離間速度の調整、セットアップ動作時の当接速度の最大化を行うことができる。このため、トナー残量に応じてショックジターを低減した高品質のトナー画像の形成、セットアップ動作時のトナー補給の効率化を実現することができる。
(第2の実施の形態)
カラー画像形成装置の場合、各色の現像ユニットの駆動に対し、ステッピングモータをそれぞれ1つずつ駆動源として持つと、コストの増加を招いてしまう。したがって、コストを低減させるためには、例えば、外部クロックタイプの1つのDCサーボモータと、DCサーボモータから各色の現像ユニットに回転駆動力を断続するクラッチで構成させたほうがよい。
第2の実施の形態にかかる画像形成装置は、DCサーボモータと、無段階に回転数を制御できるクラッチとにより現像ユニットを移動するように制御するものである。
図11は、第2の実施の形態における制御部5bの構成の詳細を示す説明図である。同図に示すように、制御部5bは、CPU601と、ROM602と、RAM603と、不揮発メモリ604と、通信デバイス605と、CPUバス606と、パラレルI/O607と、ASIC608と、電圧発生回路1101と、ドライバ1102と、RCフィルタ1103aと、バッファ1104とを備えている。
第2の実施の形態においては、制御部5bに、電圧発生回路1101と、ドライバ1102と、RCフィルタ1103aと、バッファ1104とを追加したことが第1の実施の形態と異なっている。また、第2の実施の形態における現像ユニット1110K、1110C、1110Y、1110Mは、ステッピングモータ620a〜620dに代え、現像クラッチ1111a〜1111dを介して、DCサーボモータ1112と接続されたことが第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる制御部5aの構成を示す説明図である図6と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。なお、以下では現像ユニット1110K、1110C、1110Y、1110Mに共通の内容を説明する際には単に現像ユニット1110と記載する。
電圧発生回路1101は、パラレルI/O607からPWM信号の入力を受付け、PWM信号のDutyに応じた電圧を発生させるものである。これにより、制御部5bは、無段階で現像クラッチ1111a〜1111dに供給する電圧を制御可能とし、電圧の変動に伴うトルクの変動、その結果としてのクラッチのすべりの変動により、回転駆動手段の回転数を無段階に可変とすることができる。
ドライバ1102は、現像クラッチ1111a〜1111dの動作の制御を行うものである。RCフィルタ1103aは、DCサーボモータ1112から転送されたロック検知信号のノイズ除去などのフィルタ処理を行うものである。バッファ1104は、DCサーボモータ1112への回転/停止の制御信号や、回転数を決めるクロックを格納し、DCサーボモータ1112へ出力するものである。
図12は、現像ユニット1110の構成の詳細を示す説明図である。同図に示すように、現像ユニット1110は、駆動ギア3aを回転駆動するDCサーボモータ1112と、DCサーボモータ1112の回転駆動力で回転する駆動ギア列3cと、駆動ギア3aにDCサーボモータ1112の回転駆動力を伝達する現像クラッチ1111とを備えた点が、第1の実施の形態における現像ユニット0と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかる現像ユニット0の構成を示す説明図である図2と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
第2の実施の形態においては、上述のようなDCサーボモータ1112と現像クラッチ1111とを利用し、現像クラッチ1111の電圧を制御することにより回転駆動手段の回転数を無段階に制御することができるが、安定した回転数を得るためには出力軸で500rpm程度の回転数は必要であり、あまり大きな回転数では駆動できないため、低速駆動は、定格回転数の1/3程度までであることが望ましい。
DCサーボモータ1112としては、外部から供給する外部クロックタイプのモータを使用する。この場合、DCサーボモータ1112自体に基準となる水晶振動子を必要としないため、画像形成装置の製造コストを低減させることができる。
なお、第2の実施の形態においては、駆動モータ3fとして1つのDCサーボモータ1112を使用するように構成しているが、駆動モータ3fとして1つのステッピングモータを使用し、これと現像クラッチ1111とにより回転数を無段階に制御できる回転駆動手段を低コストで実現するように構成してもよい。
このように、第2の実施の形態にかかる画像形成装置においては、1つの駆動モータと現像クラッチとにより各色の現像ユニットを回転駆動するように構成するため、画像形成装置の製造コストを低減させることができる。
(第3の実施の形態)
カラー画像形成装置の画像形成処理速度を向上させるため、複数のモータにより1つの色の現像ユニットの回転(作像動作)と、他の色の現像ユニットの逆転(リフレッシュ動作)を同時に行う技術が提案されている。このような画像形成装置においても、現像ユニットの当接・離間速度を無段階に可変することができれば、ショックジターを低減させ、高品質のトナー画像の形成を行うことができる。
第3の実施の形態にかかる画像形成装置は、複数のDCサーボモータを有し、各色の現像ユニットのうち複数の現像ユニットの正回転と逆転とを同時に行うことにより画像処理を高速に行い、その際、無段階に回転数を制御できるDCサーボモータにより現像ユニットを移動するように制御するものである。
図13は、第3の実施の形態における制御部5cの構成の詳細を示す説明図である。同図に示すように、制御部5cは、CPU601と、ROM602と、RAM603と、不揮発メモリ604と、通信デバイス605と、CPUバス606と、パラレルI/O607と、ASIC608と、電圧発生回路1101と、ドライバ1102と、RCフィルタ1103a、1103bと、バッファ1301a、1301bとを備えている。
第3の実施の形態においては、制御部5cに、RCフィルタ1103bと、バッファ1301aと、バッファ1301bとを追加したことが第2の実施の形態と異なっている。また、第3の実施の形態においては、2つのDCサーボモータ1312a、1312bを備えたことが第2の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第2の実施の形態にかかる制御部5bの構成を示す説明図である図11と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
RCフィルタ1103bは、第2の実施の形態におけるRCフィルタ1103aと同様に、DCサーボモータ1312bから転送されたロック検知信号のノイズ除去などのフィルタ処理を行うものである。バッファ1301a、1301bは、DCサーボモータ1312a、1312bへの回転/停止、正転/逆転の制御信号や、回転数を決めるクロックを格納し、DCサーボモータ1312a、1312bへ出力するものである。
外部クロックタイプのDCサーボモータであるDCサーボモータ1312a、1312bは、現像ユニット1110内の各色に対応した4つの現像クラッチ1111a〜1111dを用い、作像順序が奇数番目である色のクラッチの駆動源にDCサーボモータ1312aを使用し、作像順序が偶数番目である色のクラッチの駆動源にDCサーボモータ1312bを使用するように構成されている。
第3の実施の形態にかかる画像形成装置においては、上述のような構成により、一のモータの正転と、他のモータの逆転を同時に行い、各色に対応する現像ユニット1110K、1110C、1110Y、1110Mの当接、離間を並行して実行する。すなわち、ある色の現像ユニットにおいて画像形成中に、現像動作中でない他の色の現像ユニットのリフレッシュ動作を実行することにより、画像形成の処理速度の向上を図っている。
このような場合においても、DCサーボモータ1312a、1312bと現像クラッチ1111a〜1111dとを利用し、当接動作および離間動作における現像ユニット1110の移動速度を無段階で制御することができる。したがって、ショックジターの発生を抑止し、トナー画像形成の精度を高めることができる。
このように、第3の実施の形態にかかる画像形成装置においては、複数のモータにより複数の現像ユニットの当接・離間を並行して行う際に、各現像ユニットの回転方向の切り替え制御、回転数の無段階の制御を実行することにより、各現像ユニットの当接速度および離間速度を無段階で可変にすることができ、ショックジターを低減した高品質のトナー画像の形成を実現することができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態にかかる画像形成装置は、複数のステッピングモータを有し、各色の現像ユニットのうち複数の現像ユニットの正回転と逆転とを同時に行うことにより画像処理を高速に行い、その際、無段階に回転数を制御できるステッピングモータにより現像ユニットを移動するように制御するものである。また、現像ユニットを複数の現像グループに分け、現像グループごとに独立して現像ユニットを動作させるものである。
図15は、第4の実施の形態における制御部5dの構成の詳細を示す説明図である。同図に示すように、制御部5dは、CPU601と、ROM602と、RAM603と、不揮発メモリ604と、通信デバイス605と、CPUバス606と、パラレルI/O607と、ASIC608と、ドライバ1102と、ステッピングモータドライバ1510a、1510bとを備えている。
第4の実施の形態においては、RCフィルタ1103a、1103b、バッファ1301a、1301bに代えて、制御部5dにステッピングモータドライバ1510a、1510bを追加したことが第3の実施の形態と異なっている。また、第4の実施の形態においては、2つのDCサーボモータ1312a、1312bに代えて、2つのステッピングモータ1520a、1520bを追加したことが第3の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第3の実施の形態にかかる制御部5cの構成を示す説明図である図13と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
図16は、現像ユニットの接続状態の一例を示した説明図である。作像順序の奇数番目の現像ユニットを含む第1の現像グループと、偶数番目の現像ユニットを含む第2の現像グループに分け、第1の現像グループの駆動源にステッピングモータ1520aを使用し、第2の現像グループの駆動源にステッピングモータ1520bを使用する。
ステッピングモータドライバ1510a、1510bは、ステッピングモータドライバ610a〜610dと同様に、各ステッピングモータを励磁駆動するものである。第4の実施の形態では、外部クロックタイプのステッピングモータドライバを用いている。回転数を決めるクロックがステッピングモータを生成するASIC608からステッピングモータドライバへ供給される。回転方向、フルステップ/ハーフステップ等の励磁パターン生成用の制御信号、リセット信号等のI/O制御信号もステッピングモータドライバ1510a、1510bへ供給する。それぞれの設定に応じた励磁パターンにより、ステッピングモータドライバ1510a、1510bが、ステッピングモータ1520a、1520bを励磁駆動する。
図17は、ステッピングモータへの励磁開始・停止、クラッチのオン/オフのタイミングを示した説明図である。同図に示すように、ステッピングモータ1520a、1520bの回転時に移動させる現像ユニットへ駆動を伝達する現像クラッチを動作させるようにタイミングを制御している。すなわち、現像クラッチのオン/オフに応じて実際に断続するまでのメイク時間、ブレイク時間を考慮し、ステッピングモータ1520a、1520bへの励磁開始、励磁停止のタイミングで現像クラッチ1111a〜1111dをオン/オフさせる。
図18は、4色のトナーを用いた時の励磁開始・停止、クラッチのオン/オフのタイミングの一例を示した説明図である。同図に示すように、他の色の現像ユニットの動作とタイミング的に重なったタイミングでも、現像グループごとに独立して現像ユニットを動作させることができる。
このように、第4の実施の形態にかかる画像形成装置においては、無段階に回転数を制御できるステッピングモータによりショックジターを低減した高品質のトナー画像の形成を実現することができる。また、他の色の現像手段の動作とタイミングが重なった場合でも、現像グループごとに独立して現像手段を動作させることができるため、連続作像動作時においても、現像ユニットのリフレッシュ動作を同時に行うことのできるカラー画像形成装置を提供することができる。また、ステッピングモータを用いているため、低コストで上記機能を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置、画像形成方法は、プリンタ、カラープリンタ、複写機、カラー複写機や拡張機能により複合機能を有する印刷機器、ファクシミリ装置に適している。
第1の実施の形態にかかる画像形成装置の構成を示す説明図である。 現像ユニットの構成の詳細を示す説明図である。 トナーカートリッジが感光体ベルトに当接または離間する状態を示す説明図である。 トナーカートリッジが感光体ベルトに当接または離間する状態を示す説明図である。 現像ユニットの感光体ベルトに当接または離間する部分の構成の詳細を示す説明図である。 第1の実施の形態における制御部の構成の詳細を示す説明図である。 接触動作からリフレッシュ動作までの駆動モータの回転数の変化の一例を示す説明図である。 接触動作からリフレッシュ動作までの駆動モータの回転数の変化の一例を示す説明図である。 トナーカートリッジの構成の詳細を示す説明図である。 セットアップ動作時の現像ユニットの当接動作を示す説明図である。 第2の実施の形態における制御部の構成の詳細を示す説明図である。 現像ユニットの構成の詳細を示す説明図である。 第3の実施の形態における制御部の構成の詳細を示す説明図である。 従来の画像形成装置における回転駆動制御の動作を説明するタイミングチャートである。 第4の実施の形態における制御部の構成の詳細を示す説明図である。 現像ユニットの接続状態の一例を示した説明図である。 ステッピングモータへの励磁開始・停止、クラッチのオン/オフのタイミングを示した説明図である。 4色のトナーを用いた時の励磁開始・停止、クラッチのオン/オフのタイミングの一例を示した説明図である。
符号の説明
0、0K、0C、0Y、0M 現像ユニット
1110、1110K、1110C、1110Y、1110M 現像ユニット
0a、0a1、0a2、0a3、0a4 トナーカートリッジ
0b 突起部
0c 筺体
0d 圧縮バネ
0e 係止部
1 現像ローラ
1a 黒現像ローラ
1b シアン現像ローラ
1c マゼンダ幻像ローラ
1d イエロー現像ローラ
2 従動手段
2a 従動ギア
2b 軸
2c キャップ
2d 案内部材
2d1 狭部
3a 駆動ギア
3c 駆動ギア列
3d 駆動軸
3e 軸受
3f 駆動モータ
5a、5b、5c、5d 制御部
10 画像形成装置
11 感光体ベルト
11a 表面
12 帯電手段
13 潜像形成手段
13a ポリゴンミラー
13b f/θレンズ
13c 反射ミラー
14a 一次転写器
14b 二次転写器
15 クリーニング手段
15a 感光体ベルトクリーニングユニット
16 中間転写ベルト
17 搬送ローラ
18 定着手段
18a 加熱ローラ
18b 加圧ローラ
19 排紙ローラ
20 排紙トレイ
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 不揮発メモリ
605 通信デバイス
606 CPUバス
607 パラレルI/O
610a、610b、610c、610d ステッピングモータドライバ
620a、620b、620c、620d ステッピングモータ
630K、630C、630Y、630M 不揮発メモリ
901 ユニット
910 第1ユニット
911 トナーパドル
921 トナー補給口
922 トナー補給部材
923 突き出し部
1101 電圧発生回路
1102 ドライバ
1103a、1103b RCフィルタ
1104 バッファ
1111a、1111b、1111c、1111d 現像クラッチ
1112 DCサーボモータ
1301a、1301b バッファ
1312a、1312b DCサーボモータ
1510a、1510b ステッピングモータドライバ
1520a、1520b ステッピングモータ

Claims (12)

  1. 被写体にトナー画像を形成する画像形成装置において、
    回動可能に保持されて形成されるトナー画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段が均一に帯電した前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記潜像形成手段が形成した潜像を顕像化する現像手段と、
    前記現像手段が顕像化したトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、
    を備え、
    前記現像手段は、
    前記像担持体に当接または微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラと、
    前記現像ローラと同軸で従動回転する従動ギアと、
    前記従動ギアと噛み合って回転する駆動ギアと、
    前記駆動ギアを回転駆動する回転駆動手段と、
    前記回転駆動手段の回転方向を切り替え制御し、かつ、回転数を無段階に制御する駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記現像手段内のトナーの残量が多いほど、前記回転駆動手段の回転数を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動制御手段は、画像形成時の画像データに基づいてトナーの残量を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像手段は、
    トナーの残量を記憶する残量記憶手段をさらに備え、
    前記駆動制御手段は、画像形成時の画像データから画素数を求め、該画素数をトナーの消費量に換算し、該消費量と前記残量記憶手段に記憶されたトナーの残量とから、画像形成後のトナーの残量を算出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動制御手段は、トナーの補給を行うセットアップ動作における現像位置への移動時に、前記回転駆動手段の回転数を最大にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転駆動手段は、
    回転数を無段階に変更可能なモータと、
    前記駆動ギアに前記モータの回転駆動力を伝達するクラッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動制御手段は、
    前記クラッチに供給する電圧を無段階に変更可能とすることにより、前記回転駆動手段の回転数を無段階に制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 色空間に対応した複数の前記現像手段を備え、
    前記回転駆動手段は、
    回転数を無段階に変更可能なモータと、
    複数の前記現像手段ごとに、前記現像手段の前記駆動ギアに前記モータの回転駆動力を伝達するクラッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 色空間に対応した複数の前記現像手段を備え、
    前記回転駆動手段は、
    回転方向を切替え可能で、かつ、回転数を無段階に変更可能なモータと、
    複数の前記現像手段ごとに、前記現像手段の前記駆動ギアに前記モータの回転駆動力を伝達するクラッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 色空間に対応した複数の前記現像手段を備え、
    前記回転駆動手段は、
    回転方向を切替え可能で、かつ、回転数を無段階に変更可能な複数のモータと、
    複数の前記現像手段ごとに、前記現像手段の前記駆動ギアに前記複数のモータのうちの1つのモータの回転駆動力を伝達するクラッチと、を備え、
    前記駆動制御手段は、
    前記複数のモータをそれぞれ独立して制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記モータは、回転方向を切替え可能で、かつ、回転数を無段階に変更可能なステッピングモータであることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 回動可能に保持されて形成されるトナー画像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、前記帯電手段で均一に帯電された前記像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像形成手段で形成された潜像を顕像化する現像手段と、前記現像手段で顕像化されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段とを備え、
    前記現像手段は、前記像担持体に当接または微小間隔を保持しながら作像時に回転してトナーを供給する現像ローラと、前記現像ローラと同軸で従動回転する従動ギアと、前記従動ギアと噛み合って回転する駆動ギアと、前記駆動ギアを回転駆動する回転駆動手段とを備えた画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記回転駆動手段の回転方向を切り替え制御し、かつ、回転数を無段階に制御することを特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013137378A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置
CN107738504A (zh) * 2017-10-24 2018-02-27 广东银泽金属科技有限公司 一种环保节能印刷涂布设备

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