JP2006235553A - 面状発光体の加工と製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶ディスプレイ等に用いられる面状発光体の光伝送効率の向上と漏洩光防止を目的としたV字溝切削バイトの構造に関する。
【解決手段】透明材料を使った基板層部材41に切削バイト21を用いてV字溝12、13を加工する。バイト21はV字溝内の反射効率をあげ、減衰しないで発光体の中心部に導くために、V字溝の側面に漏洩光防止を目的とした微小な突起状の光反射用の襞を形成する。微小な突起状の襞を構成するために22のようなバイトの側面に襞形成用の微小突起状切削刃を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶ディスプレイ等に用いられるバックライトの面状発光体加工方法とその切削バイトの構造に関するものである。
液晶(LCD:Liquid Crystal Display)ディスプレイは、液晶TV、PDA(Personal Digital Assistant),携帯電話機、各種表示板に採用されている。とくにインターネット網の普及と伴にテレビジョン始め、情報家電、OA機器のディスプレイとして最適なために顕著に一般に普及した。低消費電力、薄型、軽量であるために今後、急速に発展するものと期待される。
液晶ディスプレイ等のバックライトには、面状発光体が多く採用されている。特徴は、輝度、照度が高く均一に面発光させるために今まで、様々な工夫がなされてきた。例えば、構成が容易なエッジライト型の面状発光体は、透明なアクリル状部材樹脂にその端面におかれた光源から減衰することなく光を導いて面状に均一に発光させる。
一般的な構成は、アクリル部材にスクラッチ状のV字溝を設ける。光源からの光は、V字溝に沿って進み面の中央に導かれる。面状発光体はこうして構成され液晶ディスプレイを背後から斑無く均一に照射する。
面状発光体の導光板11の構成は、図1の平面図に示すように、透明材料の基板層上に断面V字溝12,13を彫って、かつ光の反射効率を上げるために14のドット状の点をV字溝間に印刷して構成する。又は、ドット印刷の変わりに楕円凹ドットを設ける。こうすることによって面状発光体の発光照度は向上する。
面状発光体は、近年有機EL(Electro Luminescence)、無機EL、FED(Field Emission Display),SED(Surface Conduction Emitter Display)等多くの発光体が提案、試作されているが、携帯電話機程度の小型画面しか実用になっていない。
従って、PC,TV,広告板等に用いる大形の面状発光体は、断面V字溝のような構造をもった導光板が実用的である。断面V字溝は、従来特別な工作機械、レーザー光を使って彫って加工していた。しかし、量産性に乏しく、コストも多くかかって均一な特性をもった高品質な面状発光体の製造は難しかった。
特開2003−107216 特開2002−169030
解決しようとする問題点の一つは、従来の面状発光体において、発光体端面におかれた光源からの光を面の中央まで減衰させないで導き、面全体を均一に発光させることにある。
さらに、面状発光体を形成する透明なアクリル部材の表面は一様な平面ではない。V字溝の探さは、数100μ程度である。面状の端面から一定の間隔をおいて、断面から見て曲線状に徐々に100μ程度の深さに彫っていく。アクリル部材の表面は、極微的に見ると平面精度は粗く凹凸がある。このような凹凸、表面の粗さがあってもV字溝を数100μ程度の一定の深さに保って精度よく、一様に彫るような切削を必要とする。
断面V字溝の中を端面に設置した光源からの光は、波動状となって面状発光体の中心部に導かれる。しかし、何%かは漏洩光となって損失される。V字溝内での損失を軽減するためにV字溝にバリ状の反射片を形成して光を有効に中心部に導く。超LSI製造手法による極小のμプリズムも提案されているが、製作上の難しさとコストの側面からまだ有効な手段とは言いがたい。
本発明は、上記課題を解決するためにV字溝間にドット(点状)の印刷を行い、V字溝内の側壁に漏洩光防止用のバリ状の片鱗(襞)を形成して発光効率をよくする。
面状発光体を形成する透明部材の切削は、V字溝の側壁にバリ状の片鱗を作るために、特別な切削バイトを提案する。このバイトを使ってV字溝を切削すれば、V字溝の側壁にμプリズムと同様な効果のある漏洩光を元のV字溝に復帰させる光路を形成できる。
本発明の面状発光体導光部位の断面V字溝形状(以下V字溝と称する)を切削するバイトは、V字溝の側壁に漏洩光反射用の片鱗を多数形成する。従って、光を減衰させないで面の中心部まで均一に発光させるために、斑の無い面状発光体を構成できる。
この導光板のV字溝パターンの切削バイトは、これを使えばV字溝側壁に漏洩光反射用のバリ状の片鱗を効率よく形成して面の中心部まで光を減衰させないで導くことができる。
本発明は、発光源からの光を効率良く減衰しないで高輝度で均一に面全体を発光させる導光板体を効率良く、高品質に加工を行う方法を提供するものである。
図1は、本発明による透明部材から成るアクリル板等で構成した面状発光体の完成図である。11は面状発光体であって12、13はV字溝である。12と13は相互にクロスしたパターンになっている。発光効率をよくするためにV字溝のパターンは、種々な紋様が提案されている。本図で示したものは一例である。14はさらに反射効率を良くするために、V字溝関にドット印刷又は、楕円状の凹パターンを形成する。
図1において、面状発光体11の上下あるいは左右に図示していない光源がある。この光源は、近年発展の著しいLED光源を用いる。応用によっては、蛍光管、冷陰極管を用いることもある。
図2は、V字溝切削バイトの構造を示す。V字溝の側壁に漏洩光を反射する片鱗の切削が容易に出来るようバイトの先端刃は、ギザギザ状になっている。バイト刃の角度は80°〜85°にするとV字溝内の光伝送効率がよい。
図2の(a)は、本発明による切削バイトの形状で21は、バイト本体であって22はV字溝側壁に形成するためのギザギザ状の突起状切削刃である。
図2(b)は、他の形状のバイトである。図2(a)より鋭角に切削するように工夫されている。23は、バイト本体で22は前記同様の突起刃である。前記述べたようにバイト刃の角度は、80°〜85°にすると切削した断面V字溝の光伝送効率はよい。
図2(c)は、もう一方の形状のバイトを示す。24はバイト刃本体であって、本例では、刃の先端が二つあって、一度に複数のV字溝が切削できる。本冷のバイト刃の形状は二つであるがそれ以上あってもよい。22は、前記同様の突起である。V字溝の深さは、普通100μ〜200μ程度である。例えば、端面から一定の距離より始まるV字溝は、導光板体部材の断面から見て当初数μ程度で浅く彫って、中心部は数100μ程度になるように漸次深くなるように加工する。こうすることによって面全体の発光を均等な照度に保つ光路が形成できる。このような細工は、バイトにかける圧力を微細に変えていけば可能である。
図3は、本発明によるバイトユニットの構造を示す。図3(a)はバイトユニットの平面図である。31は切削バイトを納めているバイトブレイドであって、32はバイト刃の先端。33は、バイト刃の側面でV字溝の側面に襞のようなギザギザの片鱗がつくようにバイトに側面に突起刃を設けている。図においてハッチングと塗りつぶしで示してあるのがバイト側面に設けた突起刃である。
図3(b)はバイトブレイド31の側面図を示す。図において33,34はバイト刃の両側面を示す。35は、33、34の側面に設けた突起である。
図4は、本発明による切削バイトで加工したV字溝の断面を示した図である。41は、面状発光体の基板であって、42は本切削バイトで形成したV字溝である。43は漏洩光防止を目的とした光反射用の突起物である。
図5は、前記42のV字溝内部の光反射の様子を示した模式図である。51は突起43で反射した光である。52も同様に反射された他の光である。普通は漏洩光となって、外に出て損失となる反射光は、本例のように乱反射を繰り返して面の中心部まで効率よく伝送できる。それ故に、漏洩光がなく無駄のない有効な面状発光体が構成できる。
面状発光体の構成示した平面図である。 切削バイトの形状を示した図である。 同、バイト・ブレイド構成の平面と断面を示した図である。 本バイトで切削したV字溝の断面を示した図である。 V字溝内の光の光路示す模式図である。
符号の説明
11 面状発光体
12,13、42 V字溝
14 ドット印刷、楕円凹みドット
21 バイト
22 バイトの突起
23、24 バイト刃の先端
31 バイトブレイド
32 バイトの刃
33,34 バイト側面
35 バイト側面に設けた突起刃
41 基板層
43 V字溝内の光反射用突起、襞
51,52 漏洩光

Claims (3)

  1. 液晶等のディスプレイ面状発光体用導光板の加工方法と製造方法において、透明材料で構成した基板層部材41上に断面V字溝42を切削するバイトの構造であって、
    導光板端面におかれた光源からの放射光を減衰させることなく面中心部に導くことを目的にV字溝の側面に光反射用の微小な突起状の襞を設けるための該バイトの切削手段、
    前記手段を達成するために該バイト側面に突起刃、凹凸状の不規則な突起刃を設けて該V字溝の側面壁に光反射用の襞状の微小な突起をV字溝側面に容易に構成する事を特徴とする面状発光体の加工と製造方法。
  2. 前記請求項1において切削バイトは、V字溝側面に微小な光反射用突起状の紋様が容易に形成できように、該バイト刃の側面全体に多彩な突起刃を設ける手段、
    V字パターンが容易に複数形成可能なようにバイト刃の先端部は複数の突起刃を設けた事を特徴とする面状発光体の加工と製造方法。
  3. 面状発光体の発光面を効率良く均等に発光させる導光板体の製作方法であって、V字溝側壁に微小な光反射用の突起状の襞を不規則に形成することを目的として、
    バイトの側面全体に非対称な切削刃を設けた事を特徴とする面状発光体の加工と製造方法。
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JP2010515586A (ja) * 2007-01-05 2010-05-13 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 連続切削又は断続切削高速工具サーボにおいて回折機構を有する1つ以上の機械加工された工具先端を用いた切削工具

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