JP2006233726A - オーガ方式小口径管推進機の泥土圧工法及び泥土圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 泥土圧オーガ工法小口径管布設機において、切羽上部の土砂の崩壊による上部方向への掘進方向の外れが生じる。従来ピンチ弁及び掘削添加剤を使用することとなっているが、薬注等の補助工法を必要とする事例が多く、本来の目的が果たされていない。地下水及び粒径の小さい細砂やシルト分の一部だけを取り込み、土砂の崩壊を防ぎ、方向修正反力を作り易くすることを図る。
【解決手段】 回転駆動されるカッターヘッド2の後部にフィルター3を巻き付け、番線等で固定し、スクリューコンベア4の取込口5を閉塞する。この装置により、透水係数が高くN値の低い土砂の崩壊を防ぎ、方向修正反力と成り得るN値の高い地層を容易に作成できる。
【選択図】 図3
【解決手段】 回転駆動されるカッターヘッド2の後部にフィルター3を巻き付け、番線等で固定し、スクリューコンベア4の取込口5を閉塞する。この装置により、透水係数が高くN値の低い土砂の崩壊を防ぎ、方向修正反力と成り得るN値の高い地層を容易に作成できる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、小口径管推進機の泥土圧工法及び泥土圧制御装置に関する。
図2に示す様に、従来の泥土圧工法は、ピンチ弁13及び掘削添加剤を用いて、先導管1に内臓されたカッターヘッド2前面の切羽圧をバランスさせることにより、排土量や湧水の制御を行い、流砂現象による切羽部での崩壊を防止することで切羽18の安定を図ることとしている。(例えば、「TP90Sアイアンモール工法設計技術資料」、アイアンモール協会、1993年、P.10。)。
泥土圧オーガ工法小口径管推進機において、切羽18上部の土砂の崩壊による上部方向への掘進方向の外れが生じる。方向修正ジャッキ19を作動して先端揺動部20を曲げ、方向修正を試みる。現状、もっぱらピンチ弁13及び掘削添加剤を使用することが、各市町村下水道課に承認されているが、この工法では地下水まで閉塞してしまうため、地山が硬く成り難く方向修正反力は作成困難で、推進加圧力を増大させ、薬注等の補助工法を必要とする事例が多く、本来の目的を満たさない。フィルターを装着することによって、地下水及び粒径の小さい細砂やシルト分の一部だけを取り込み土砂の崩壊を防ぎ、地山を硬くして、方向修正反力を作り易くすることを図る。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、図3により説明する。図1は簡略図であるが、先導管1の構成は図2の先導管1と同様である。回転駆動されるカッターヘッド2の後部にフィルター3を巻き付け、番線等で固定し、スクリューコンベア4の取込口5を閉塞する。この装置により、透水係数大きくN値低い土砂Sの崩壊を防ぎ、方向修正反力と成り得るN値の高い地層S′を容易に作成できる。なぜなら、水分・シルト分・細砂等の細粒分S″だけを取り込むからである。掘削添加剤は不必要で、清水Wで充分である。
部品調達及び取付が簡単・安価・迅速で、スピーディかつ経済的。
土砂のみを止め、水を止めないので、無理がなく、方向修正反力を作りやすい。
土砂閉塞の原因を解除できる(番線等で固定するので、スクリュー回転により、外部排出可能。)。
エアーホース15不要の為、エアーホース配管が不要。
礫等、固形物混入時、ピンチ弁13では、ゴム風船14にかむとピンチ弁の機能を満たさないが、フィルターの場合はこの問題点が解消される。
随時に追加取付可能。
掘削添加剤及び管路薬注等の補助工法が不要(大きい互層の場合は除く)のため、環境汚染を回避し、工期を短縮し、コスト減に繋がる。
作業者に安全・衛生的。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
オーガ方式小口径管推進装置の先導管1(以下先導管)は、先端揺動部20内部にカッターヘッド2を備え、カッターヘッド2とスクリューコンベア4とが連結されている。
このスクリューコンベア4を回転駆動することによって、カッターヘッド2が回転し、土砂の掘削及び後部への排出を同時に行う。
流動性の高い滞水砂層等の掘削・排出時に、過多な排出にならないように、メッシュ状のフィルター3をスクリューに巻いて取込口5を閉塞する。
フィルター3は、水分及び細粒分だけを通し、地山の崩壊を防止し、方向修正反力を作成して、泥土圧工法の目的を果たす。
また、フィルター3は、番線等で固定し、スクリュー回転により外れ易くしておくと、閉塞過多を防止できる。
1 オーガ方式小口径管推進装置の先導管
2 カッターヘッド
2a 注入液吐出口
3 フィルター
4 スクリューコンベア
5 取込口
13 ピンチ弁
14 ゴム風船
15 エアーホース
18 切羽
19 方向修正ジャッキ
20 先端揺動部
S 掘削土
S′フィルターを通過できずに残される土砂
S″フィルターを通過する水および細粒分
W 注入水
2 カッターヘッド
2a 注入液吐出口
3 フィルター
4 スクリューコンベア
5 取込口
13 ピンチ弁
14 ゴム風船
15 エアーホース
18 切羽
19 方向修正ジャッキ
20 先端揺動部
S 掘削土
S′フィルターを通過できずに残される土砂
S″フィルターを通過する水および細粒分
W 注入水
Claims (2)
- 排土手段としてスクリューコンベアを備えて成る小口径管推進装置の先導体及び推進管内のスクリューコンベアに、フィルターを装置すると共に、地下水及びシルト又は細砂等の極小粒子を排出し、方向修正反力に必要な土砂を閉塞することを特徴とした泥土圧工法。
- オーガ工法小口径管推進機のスクリューコンベアに、フィルターを装着し、切羽圧をバランスさせることを特徴とした泥土圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005080398A JP2006233726A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | オーガ方式小口径管推進機の泥土圧工法及び泥土圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005080398A JP2006233726A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | オーガ方式小口径管推進機の泥土圧工法及び泥土圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006233726A true JP2006233726A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=37041685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005080398A Pending JP2006233726A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | オーガ方式小口径管推進機の泥土圧工法及び泥土圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006233726A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102337732A (zh) * | 2010-07-20 | 2012-02-01 | 上海市基础工程有限公司 | 顶管穿越块石海堤施工方法 |
CN106703826A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-05-24 | 淮南矿业(集团)有限责任公司 | 一种矿用tbm刀盘结泥岩饼的控制及清理方法 |
CN110195596A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-03 | 石家庄铁道大学 | 一种模型试验用土压平衡式顶管机模拟方法及结构装置 |
CN111322456A (zh) * | 2020-03-31 | 2020-06-23 | 乐剑剑 | 一种地下管道免挖铺设系统 |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005080398A patent/JP2006233726A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106703826A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-05-24 | 淮南矿业(集团)有限责任公司 | 一种矿用tbm刀盘结泥岩饼的控制及清理方法 |
CN106703826B (zh) * | 2017-02-23 | 2018-04-10 | 淮南矿业(集团)有限责任公司 | 一种矿用tbm刀盘结泥岩饼的控制及清理方法 |
CN110195596A (zh) * | 2019-06-03 | 2019-09-03 | 石家庄铁道大学 | 一种模型试验用土压平衡式顶管机模拟方法及结构装置 |
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