JP2006231543A - 金型キャビティの真空方法と簡易真空手段内臓成形金型と簡易真空手段内臓ガス抜き装置と簡易真空装置、及びエジェクタ - Google Patents

金型キャビティの真空方法と簡易真空手段内臓成形金型と簡易真空手段内臓ガス抜き装置と簡易真空装置、及びエジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】 既存圧縮空気管路の空気圧を利用した金型キャビテイの真空方法と、ベルヌイの定理を利用した簡易真空手段付き成形金型と簡易真空手段付きガス抜き装置と簡易真空装置、及びエジェクタを提供することにある。
【解決手段】 金型キャビテイの真空方法と簡易真空手段付き成形金型と簡易真空手段付きガス抜き装置とは、金型キャビティEに連通するガス抜き路6、及びガス抜き路に連通するガス抜き装置Gの連続ガス抜き路16の出口側に、既存圧縮空気源Fの空気圧を利用してガス抜き路から気体Hを吸引する簡易真空手段2を備え、簡易真空手段は少なくともベルヌイの定理を利用したエジェクタ部3と、金型の型締め時に開口し、金型の型開き時に閉鎖する開閉弁4との少なくとも一方を備え、金型キャビティから気体を吸引し得るようにしたものである。
【選択図】 図1−1

Description

本発明は、合成樹脂製品や金属製品における成形金型の型締め時に、金型キャビティ内から空気や溶融ガス等の気体を既存圧縮空気源の空気圧を利用して吸引する真空方法、及びベルヌイの定理を利用した簡易真空手段内臓成形金型と簡易真空手段内臓ガス抜き装置と簡易真空装置、並びにエジェクタに関する。
成形金型を用いて高精密、高精度の製品を成形する場合、図12と図13の如く成形金型Dにガス抜き装置Gを介して既存真空装置Jを接続し、成形金型DのキャビティE(以下、金型キャビティEとする)内から空気やガス等の気体Hを吸引することによって製品における巣の発生を防いだり、また金型キャビティ内の隅々まで溶融材料が行き届くようにしていた。
ガス抜き装置は、図12の如く可動型51と固定型52との間にジグザグのチルベント式連続ガス吸引路16Aを備えたチルベント式ガス抜き装置G1と、図13の如く可動型51と固定型52との間にバルブ式連続ガス吸引路16Bを備えたバルブ式ガス抜き装置G2とが知られており、その内、チルベント式ガス抜き装置G1は可動部品がないので、管理も容易で、また設計の自由度が高いため、広く使用されている。バルブ式ガス抜き装置G2は溶融圧にて受動バルブが作動し、該バルブの作動を開閉レバーにて開閉バルブに伝え、開閉バルブを閉鎖する機構となっている。構造上、溶融体が開閉バルブに詰まるトラブルが発生するため、その使用に際し高度のノウハブと煩雑な管理を要するが、チルベント式ガス抜き装置G1に比較してガス抜き断面積を大ききとれる形状にでき、良好な真空吸引効果が得られる。何れの装置も、金型キャビティから既存真空装置によって気体を吸引した際、溶湯の通過を阻止し、気体のみの通過を自由にするものである。
特許第2649726号公報 特許第3025656号公報
鋳造機等に接続する既存真空装置は、電動式真空ポンプや原動機式真空ポンプと、その関連機器とを一体に備えているため、装置が大型化し、配置場所に困り、高価になる問題点があると共に、取扱いにも高度の熟練を要する等の問題点があった。また、既存真空装置と併用するバルブ式ガス抜き装置にあっては、型開き時に開閉バルブを開状態にし、この状態で離型剤を塗布するので、開閉バルブより吸引側に水分が流入し、良好な状態が保てなくなる問題点もあった。更に、アルミダイキャスト製品の成形にバルブ式ガス抜き装置とチルベント式ガス抜き装置を用いた場合、何れのガス抜き装置にあっても、使用中にアルミカスや気化した離型剤が電磁弁動作不良、作動油劣化を起こすため、何等かの対策が必要であった。
そこでこの本発明は、従来技術の備えるこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形金型を用いる鋳造工場等にあっては、空気圧で作動する工具類や機械類を使用するため、工場内に圧縮空気管路を備えていることに着目し、圧縮空気管路を空気源とする、即ち、既存圧縮空気源の空気圧を利用する金型キャビテイの真空方法と、ベルヌイの定理を利用した小型で安価な簡易真空手段内臓成形金型と簡易真空手段内臓ガス抜き装置と簡易真空装置、並びにエジェクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による金型キャビテイの真空方法は、請求項1として、金型キャビティに連通するガス抜き路の出口側に、概ガス抜き路と既存圧縮空気源とに連通する簡易真空手段を備え、既存圧縮空気源からの送気を利用して金型キャビティから気体を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする。
請求項2として、成形金型に取付けるガス抜き装置の連続ガス抜き路の出口側に、概ガス抜き路と既存圧縮空気源とに連通する簡易真空手段を備え、既存圧縮空気源からの送気を利用して金型キャビティに連通する連続ガス抜き路から気体を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする。
請求項3として、請求項1,2の真空方法において、簡易真空手段は、圧縮空気の通過によって負圧が生じ、その負圧によって金型キャビティから気体を吸引するベルヌイの定理を利用したエジェクタを備えていることを特徴とする。
ここで金型キャビテイとは、可動金型と固定金型との間に設ける製品形成空間で、鋳造金型、ダイキャスト金型、射出成形金型等に設けるものを言う。
ここで既存圧縮空気源とは、少なくとも1気圧以上の圧縮空気を発生するコンプレッサー式圧縮機やシリンダー式圧縮機、或いは工場内に配管されている圧縮空気管路等を言い、更には管路を通じて気体を吸引する真空ポンプ等も含まれる。
ここで気体とは、型締めにより金型キャビテイ内に閉じ込められる空気、及び金型キャビテイ内に充填された溶湯から発生するガス等を言う。
ここでガス抜き装置とは、可動型と固定型との間に、金型キャビテイに連通する連続ガス抜き路を備えるもので、例えばジグザグのチルベントを備えたチルベント式連続ガス抜き装置と、開閉バルブや受動バルブ等を備えたバルブ式連続ガス抜き装置とを言い、型閉め時に金型キャビテイ内から溶融の吸い込みを防ぎながら気体を吸引するものである。
ここで簡易真空手段とは、少なくともベルヌイの定理を利用したエジェクタ部と、エジェクタ部への圧縮空気の通気を制御する開閉弁とを備え、金型キャビテイから溶融の吸い込みを防ぎながら気体を吸引するものを言う。
本発明による簡易真空手段内臓成形金型は、請求項4として、合成樹脂製品や金属製品等の成形金型において、金型キャビティに連通するガス抜き路の出口側に、既存圧縮空気源からの送気を利用してガス抜き路から気体を吸引する簡易真空手段を備え、簡易真空手段としてベルヌイの定理を利用したエジェクタ部と、成形金型の型締め時に開口し型開き時に閉鎖する開閉弁との少なくとも一方を備え、金型キャビティから気体を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする。
本発明による簡易真空手段内臓ガス抜き装置は、請求項5として、成形金型に取付けるガス抜き装置において、金型キャビティに連通する連続ガス抜き路の出口側に、既存圧縮空気源からの送気を利用して連続ガス抜き路から気体を吸引する簡易真空手段を備え、簡易真空手段としてベルヌイの定理を利用したエジェクタ部と、成形金型の型締め時に開口し型開き時に閉鎖する開閉弁との少なくとも一方を備え、金型キャビティに連通する連続ガス抜き路から気体を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする。
ここでエジェクタ部とは、圧縮空気を吸気部から絞り部を介して排気部方向に送気し、排気部から外界に放出し、その圧縮空気の流れによってガス抜き路、又は連続ガス抜き路から気体を吸引し、即ち、ベルヌイの定理を利用して金型キャビティから気体を吸引するものであり、成形金型内やガス抜き装置内に組み込む場合と、独自に使用する場合とがある。
ここで開閉弁とは、エジェクタ部と既存圧縮空気源との間に連続し、成形金型の型締め時に開口し、型開き時に閉鎖するものであって、成形金型内やガス抜き装置内に組み込む場合と、独自に使用する場合と、上記エジェクタ部と共に使用する場合とがあり、成形金型内やガス抜き装置内に組み込む以外、成形金型やガス抜き装置の開閉に応じて作動するセンサーにて制御することが好ましい。
本発明による簡易真空装置は、請求項6として、成形金型のガス抜き路とガス抜き装置の連続ガス抜き路との何れか一方の出口側に取付けるものであって、少なくともベルヌイの定理を利用したエジェクタ部を備え、エジェクタ部は既存圧縮空気源に連通する吸気部と外部に向けて開口する排気部との間に、ガス抜き路又は連続ガス抜き路に連通する絞り部を備え、吸気部と既存圧縮空気源との間に、成形金型の型締め時に開口し型開き時に閉鎖する開閉弁を備え、既存圧縮空気源からの送気を利用して金型キャビティから気体を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする。
ここで簡易真空装置とは、エジェクタ部の吸気部に開閉弁を直接取付けた一体化タイプ、エジェクタ部と開閉弁とを通気路で連続した繋ぎタイプ、エジェクタ部と開閉弁とをブロック体に収めたブロックタイプ等を言う。
本発明によるエジェクタは、請求項7として、吸気室と絞り室と排気室とを平面的に備え、吸気室に圧縮空気源の接続部を、絞り部に吸気先への連結部を備え、ベルヌイの定理を利用して吸気先から気体を吸引して他に移動し得るようにしたことを特徴とする。
ここでエジェクタとは、ベルヌイの定理を利用したもので、請求項4〜6のエジェクタ部と同様の作用効果を奏するものを言い、平面的に備えとは、吸気室と絞り室と排気室とを溝状に形成し、平面的に配置する状態を言う。
ここで吸気先とは、成形金型やガス抜き装置は勿論、気体を一定の場所から他に吸引移動する所、液体を一定の場所から他に噴霧する所等に利用し得る。
本発明による金型キャビテイの真空方法は上記の通りであるから、次に記載する効果を奏する。
請求項1に記載の真空方法は、成形金型において、ガス抜き路と既存圧縮空気源とに連通する簡易真空手段を備えているので、既存圧縮空気源の空気圧を利用して金型キャビティから気体を吸引し得る。その結果、圧縮空気を得るための電動式真空ポンプや原動機式真空ポンプ、或はピストンシリンダー式真空ポンプ等が不用になる。しかも、著しく小型軽量となり、設置面積も少なくてすむばかりか、取扱い操作も簡略になるし、安価に提供し得る。
請求項2に記載の真空方法は、成形金型に取付けるガス抜き装置において、連続ガス抜き路と既存圧縮空気源とに連通する簡易真空手段を備えているので、既存圧縮空気源の空気圧を利用して連続ガス抜き路から気体を吸引し得る。その結果、請求項1の真空方法と略同様の効果が期待できる。
請求項3に記載の真空方法は、請求項1,2の特徴に加えて、簡易真空手段としてベルヌイの定理を利用したエジェクタを備えているから、全体を小型軽量化し得るし、メンテナンスも少なくてすむ。
また、本発明による簡易真空手段内臓成形金型は請求項4に記載の通りであるから、金型キャビティに連通するガス抜き路に、既存圧縮空気源の空気圧を利用してガス抜き路から気体を吸引する簡易真空手段を備えているので、同能力の真空装置を別に備える従来と比較して著しく小型軽量化し、安価に提供し得るばかりか、メンテナンスも容易になる。しかも簡易真空手段のエジェクタ部は、ベルヌイの定理を利用しているので、コンパクトでありながら、高能率で気体を吸引し得る。また開閉弁は、既存圧縮空気源からエジェクタ部への送気の無駄を少なくし、空気圧の有効使用を可能にする。
本発明による簡易真空手段内臓ガス抜き装置は請求項5に記載の通りであるから、成形金型に取付けるガス抜き装置において、金型キャビティに連通する連続ガス抜き路の出口側に、既存圧縮空気源の空気圧を利用して連続ガス抜き路から気体を吸引する簡易真空手段を備えているので、請求項4における簡易真空手段内臓成形金型と略同様の効果が期待できる。
本発明による簡易真空装置は請求項6の通りであるから、次に記載する効果を奏する。
既存圧縮空気源の空気圧を利用したものであるから、既存成形金型のガス抜き路やガス抜き装置の連続ガス抜き路に取付けるだけで、金型キャビティからの気体の吸引が可能となる。しかも、簡易真空装置のエジェクタ部はベルヌイの定理を利用しているので、コンパクトでありながら高能力の吸引を可能にする。また、簡易真空装置の開閉弁は金型の開閉に応じて作動するので、既存圧縮空気源の空気圧を無駄なく有効に使用できる。
本発明によるエジェクタは請求項7の通りであるから、次に記載する効果を奏する。
第一板体と第二板体とから成る単純構造であるから、あらゆる形状の平面にも構成可能であるし、成形加工やメンテナンスも容易であるばかりか、成形金型やガス抜き装置への組み込みも容易である。
本発明による金型キャビテイの真空方法と簡易真空手段内臓成形金型の最良形態を図面に基づき説明すれば、簡易真空手段内臓成形金型1(以下、本発明成形金型1とする)は図12と図13の如く、成形金型Dの可動金型11と固定金型12との間にキャビティE(以下、金型キャビティEと称する)を備えると共に、図1−1の如く金型キャビティE内から気体Hを吸引するためのガス抜き路6を備え、且つガス抜き路6の出口側に、既存圧縮空気源Fの空気圧を利用してガス抜き路6から気体Hを吸引して外部に排出する簡易真空手段2を備えている。
簡易真空手段2はベルヌイの定理を利用したエジェクタ部3と、本発明成形金型1の型締め時に開口し型開き時に閉鎖する開閉弁4とを備え、その内、エジェクタ部3は図1−2の如く吸気部31と排気部33と絞り部32とを備え、吸気部31を本発明成形金型1の一側に設けた空気源接続部25に、排気部33を同じ成形金型1の他側に設けた開口部26に連通し、絞り部32をガス抜き路6の出口に直接、又は接続部35を介して連通しており、吸気部31より排気部33に向けて送気する圧縮空気によって絞り部32に負圧が生じ、その負圧によって金型キャビティEから気体Hを吸引して外部に放出し、開閉弁4はエジェクタ部3の吸気部31と空気源接続部25との間に介在し、型開き時に開口して既存圧縮空気源Fからエジェクタ部3へ送気し、型締め時にエジェクタ部3への送気を閉鎖する。
本発明成形金型の第一実施形態を、最良形態と相違する点について説明すると、第一実施形態の本発明成形金型1は図2の如く、金型キャビティEに連通するガス抜き路6の出口側に、簡易真空手段2のエジェクタ部3のみを備え、具体的にはエジェクタ部3の吸気部31を空気源接続部25に、排気部33を開口部26に連通し、絞り部32をガス抜き路6に連通し、簡易真空手段2の開閉弁4を、空気源接続部25と既存圧縮空気源Fとの間に備え、開閉弁4を本発明成形金型1の開閉に応じて作動するセンサー14にて制御し、金型キャビティEに連通するガス抜き路6から気体Hを吸引して外部に放出する。
本発明成形金型の第二実施形態を、最良形態及び第一実施形態と相違する点について説明すると、第二実施形態の本発明成形金型1は図3の如く、簡易真空手段2の開閉弁4のみを備え、具体的には開閉弁4の一方を空気源接続部25に、他方を本発明成形金型1に設けた連結部27に連通しており、簡易真空手段2のエジェクタ部3は、絞り部32をガス抜き路6の出口に連続し、吸気部31と連結部27とを通気路10にて連通し、既存圧縮空気源Fの空気圧を利用して金型キャビティEに連通するガス抜き路6から気体Hを吸引して排出する。
本発明による金型キャビテイの真空方法と簡易真空手段内臓ガス抜き装置の最良形態を図面に基き説明すれば、簡易真空手段内臓ガス抜き装置5(以下、本発明ガス抜き装置5とする)は図13の如く、成形金型Dの可動金型11に取付ける可動型51と、固定金型12に取付ける固定型52との間に、図4−1の如く成形金型Dのガス抜き路6に連通する連続ガス抜き路16を備え、該ガス抜き路16の出口側に、既存圧縮空気源Fの空気圧を利用して連続ガス抜き路16から気体Hを吸引する簡易真空手段2を備え、簡易真空手段2はエジェクタ部3と開閉弁4とを備え、その内、エジェクタ部3は吸気部31と排気部33と絞り部32とを備え、吸気部31を本発明ガス抜き装置5の一側に設けた空気源接続部55に、排気部33を同じガス抜き装置5の他側に設けた開口部56に連通し、絞り部32を連続ガス抜き路16の出口に連通しており、吸気部31より排気部33に向けて送気される圧縮空気によって絞り部32に負圧が生じ、その負圧によって金型キャビティEから気体Hを吸引して外部に放出し、開閉弁4はエジェクタ部3の吸気部31と空気源接続部55との間に連続し、型締め時に開口し、型開き時に閉鎖し、金型キャビティEに連通する連続ガス抜き路16から気体Hを吸引して外部に放出する。
チルベント式連続ガス抜き路16Aを備えた本発明ガス抜き装置5にあっては、図4−2の如くエジェクタ部3と開閉弁4とを備え、開閉弁4は本発明ガス抜き装置5の開閉に応じて図4−3の如く作動する。
本発明ガス抜き装置の第一実施形態を最良形態と相違する点について説明すると、第一実施形態の本発明ガス抜き装置5は図5−1の如く、連続ガス抜き路16の出口側に簡易真空手段2のエジェクタ部3のみを備え、具体的にはエジェクタ部3の吸気部31を空気源接続部55に、排気部33を開口部56に連通し、絞り部32を連続ガス抜き路16に連通しており、簡易真空手段2の開閉弁4を、空気源接続部55と既存圧縮空気源Fとの間に備え、成形金型Dや本発明ガス抜き装置5の開閉に応じて作動するセンサー14にて制御し、開閉弁4を型締め時に開口し、型開き時に閉鎖し、金型キャビティEのガス抜き路6に連通する連続ガス抜き路16から気体Hを吸引して外部に放出する。
本発明ガス抜き装置の第二実施形態を、最良形態及び第一実施形態と相違する点について説明すると、第二実施形態の本発明ガス抜き装置5は図6−1の如く、簡易真空手段2の開閉弁4のみを備え、具体的には開閉弁4の一方を本発明ガス抜き装置5に設けた空気源接続部55に、他方を同じガス抜き装置5に設けた連結部57に連通しており、簡易真空手段2のエジェクタ部3は、絞り部32を本発明ガス抜き装置5の連続ガス抜き路16の出口に連続し、吸気部31と連結部57とを通気路10にて連通し、金型キャビティEのガス抜き路6に連通する連続ガス抜き路16から気体Hを吸引して外部に放出する。
チルベント式連続ガス抜き路16Aを備えた本発明ガス抜き装置5にあっては、図6−2の如くエジェクタ部3と開閉弁4とを備え、開閉弁4は本発明ガス抜き装置5の開閉に応じて図4−3の如く作動する。
本発明による簡易真空装置の第一実施形態を図7に基づき説明すれば、第一実施形態の簡易真空装置7は成形金型Dのガス抜き路6の出口側に取付けるものであり、ブロック体17に簡易真空手段2のエジェクタ部3と開閉弁4とを備えたブロック式簡易真空装置7Cであり、該簡易真空装置7Cは、エジェクタ部3の吸気部31とブロック体17の一方側に設けた空気源接続部75との間に開閉弁4を備え、排気部33をブロック体17の他方側に設けた開口部76に連通しており、絞り部32を成形金型Dのガス抜き路6に連続し、開閉弁4を成形金型Dの開閉に応じて作動するセンサー14にて制御し、開閉弁4を型締め時に開口し、型開き時に閉鎖し、金型キャビティEに連通するガス抜き路6から気体Hを吸引して外部に放出する。
本発明による簡易真空装置の第二実施形態を、第一実施形態と相違する点について説明すれば、第二実施形態の簡易真空装置7は図8の如く第一実施形態と同じブロック式簡易真空装置7Cであり、該簡易真空装置7Cをガス抜き装置Gの連続ガス抜き路16の出口側に取付けるもので、具体的にはエジェクタ部3の絞り部32をガス抜き装置Gの連続ガス抜き路16に、空気源接続部75を既存圧縮空気源Fに連続し、開閉弁4を成形金型Dの開閉に応じて作動するセンサー14にて制御し、開閉弁4を型締め時に開口し、型開き時に閉鎖し、金型キャビティEのガス抜き路6に連通する連続ガス抜き路16から気体Hを吸引して外部に放出する。
本発明による簡易真空装置の第三実施形態を、第一及び第二実施形態と相違する点について説明すれば、第三実施形態の簡易真空装置7は図9の如く簡易真空手段2のエジェクタ部3と開閉弁4とを通気路10にて連続している繋ぎ式簡易真空装置7Bであり、具体的にはエジェクタ部3の吸気部31と開閉弁4の一方側とを通気路10にて連続するものであり、これを使用する場合、開閉弁4の他方側に既存圧縮空気源Fを、エジェクタ部3の絞り部32を成形金型Dのガス抜き路6に連続し、開閉弁4を成形金型Dの開閉に応じて作動するセンサー14にて制御し、開閉弁4を型締め時に開口し、型開き時に閉鎖し、金型キャビティEに連通するガス抜き路6から気体Hを吸引して外部に放出する。
本発明による簡易真空装置の第四実施形態を、第三実施形態と相違する点について説明すれば、第四実施形態の簡易真空装置7は第三実施形態の繋ぎ式簡易真空装置7Bと同様であり、該簡易真空装置7Bのエジェクタ部3の絞り部32を図10−1の如くガス抜き装置Gの連続ガス抜き路16に連続し、開閉弁4を成形金型D又はガス抜き装置Gの開閉に応じて作動するセンサー14にて制御し、開閉弁4を型締め時に開口し、型開き時に閉鎖し、金型キャビティEのガス抜き路6に連通する連続ガス抜き路16から気体Hを吸引して外部に放出する。
本発明によるエジェクタの構造を図11に基づき説明すれば、エジェクタ8は吸気室81と絞り室82と排気室83とを平面的に備えており、該エジェクタ8は複合体9を構成する第一板体9aの一方面側に、吸気室81と排気室83と絞り室82とを凹凸形状で形成し、例えば、第一板体9aの一方面から内部に向けて略同じ深さで形成するか、吸気室81と絞り室82と排気室83とを深さの異なる凹凸状に形成し、吸気室81は絞り室82に向かって開口するU字部84内に、排気室83はU字部84の外側に形成され、U字部84内の先部に既存圧縮空気源Fの接続部95を連通し、絞り室82は開口部86に向かって狭くなり、排気室83の先部にガス抜き路6への連結部97を備え、第一板体9aの一方面を第二板体9bにて塞ぐものである。
本発明に用いる簡易真空手段2は、本発明成形金型1と本発明ガス抜き装置5と簡易真空装置7にのみに用いることに限定されるものではなく、例えば図5−2の如く簡易真空手段2の開閉弁4を本発明成形金型1に、エジェクタ部3を本発明ガス抜き装置5に備え、成形金型連結部27とエジェクタ部3の吸気部31とを通気路10にて連通することも可能であるし、図10−2の如く簡易真空手段2の開閉弁4を本発明成形金型1に備え、開閉弁4の一方を本発明成形金型1に設けた空気源接続部25に、他方を同じ成形金型1に設けた連結部27に連通し、エジェクタ部3の絞り部32をガス抜き装置Gの連続ガス抜き路16の出口に連通し、成形金型連結部27とエジェクタ部3の吸気部31とを通気路10にて連続することも可能である。
本発明の簡易真空装置7として、エジェクタ部3の吸気部31側に開閉弁4を一体的に設けることも可能であるし、エジェクタ部3と開閉弁4とを一体的に形成することも可能である。
上記説明において、連続ガス抜き路16とは、チルベント式連続ガス抜き路16A、又はバルブ式連続ガス抜き路16Bの何れかである。
エジェクタ8の吸気室81と絞り室82と排気室83は、第一板体9aと第二板体9bの何れにまとめて形成することも、また分けて形成することも可能であるし、両板体9a,9bに跨って形成することも可能である。更に、排気室83にノズル部99を備えることも可能であるし、エジェクタ部3の代わりに本発明のエジェクタ8、又は既存エジェクタを用いることも可能であるばかりか、排気部33の出口側にサイレンサ(図示せず)を取付ければ、排気部33からの放出音を小さくすることができる。
エジェクタ部3にアルミカス等が詰まった場合、吸引方向と逆方向に空気を吹き込むと、即ち排気部33側から圧縮空気を吹き込むことで、エジェクタ部3に詰まっているアルミカス等を吹き飛ばすことができる
開閉弁4を制御するセンサー14は、成形金型D,1又はガス抜き装置G,5の何れに装着しても同様の効果を期待できる。
本発明による金型キャビティの真空方法と簡易真空手段内臓成形金型の最良形態を示すブロック線図である。 エジェクタ部の基本形態を示す平面図(イ)と断面図(ロ)である。 簡易真空手段内臓成形金型の第一実施形態を示すブロック線図である。 簡易真空手段内臓成形金型の第二実施形態を示すブロック線図である。 本発明による金型キャビティの真空方法と簡易真空手段内臓ガス抜き装置の最良形態を示すブロック線図である。 その簡易真空手段内臓ガス抜き装置の具体的な平面図(イ)と断面図(ロ)である。 開閉弁の開放時(イ)と閉鎖時(ロ)の断面図である。 簡易真空手段内臓ガス抜き装置の第一実施形態を示すブロック線図である。 類例簡易真空手段内臓ガス抜き装置のブロック線図である。 簡易真空手段内臓ガス抜き装置の第二実施形態を示すブロック線図である。 その簡易真空手段内臓ガス抜き装置の具体的な平面図(イ)と断面図(ロ)である。 本発明による簡易真空装置の第一実施形態を示すブロック線図である。 簡易真空装置の第二実施形態を示すブロック線図である。 簡易真空装置の第三実施形態を示すブロック線図である。 簡易真空装置の第四実施形態を示すブロック線図である。 類例簡易真空装置のブロック線図である。 エジェクタの実施形態を示す平面図(イ)とその断面図(ロ)である。 従来チルベント式ガス抜き装置の使用例を示すブロック線図である。 従来バルブ式ガス抜き装置の使用例を示すブロック線図である。
符号の説明
1 簡易真空手段内臓成形金型、11 可動金型、12 固定金型
2 簡易真空手段
3 エジェクタ部
31 吸気部、32 絞り部、33 排気部、25,35,55,75,95 接続部
26,56,76,86 開口部、27,57,97 連結部
4 開閉弁、14 センサー
5 簡易真空手段内臓ガス抜き装置
51 可動型、52 固定型
6 ガス抜き路
16 連続ガス抜き路
16A チルベント式連続ガス抜き路、16B バルブ式連続ガス抜き路
7 簡易真空装置
7B 繋ぎ式簡易真空装置、7C ブロック式簡易真空装置
17 ブロック体
8 エジェクタ
9 複合体、9a 第一板体、9b 第二板体
81 吸気室、82 絞り室、83 排気室、84 U字部、99 ノズル部
10 通気路
D 成形金型
E 金型キャビティ
F 既存圧縮空気源
G ガス抜き装置、G1 チルベント式ガス抜き装置、G2 バルブ式ガス抜き装置
H 気体
J 既存真空装置

Claims (7)

  1. 金型キャビティ(E)に連通するガス抜き路(6)の出口側に、概ガス抜き路(6)と既存圧縮空気源(F)とに連通する簡易真空手段(2)を備え、既存圧縮空気源(F)からの送気を利用して金型キャビティ(E)から気体(H)を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする金型キャビテイの真空方法。
  2. 成形金型(D)に取付けるガス抜き装置(G)の連続ガス抜き路(16)の出口側に、概ガス抜き路(16)と既存圧縮空気源(F)とに連通する簡易真空手段(2)を備え、既存圧縮空気源(F)からの送気を利用して金型キャビティ(E)に連通する連続ガス抜き路(16)から気体(H)を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする金型キャビテイの真空方法。
  3. 簡易真空手段(2)は、圧縮空気の通過によって負圧が生じ、その負圧によって金型キャビティ(E)から気体(H)を吸引するベルヌイの定理を利用したエジェクタを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の金型キャビテイの真空方法。
  4. 合成樹脂製品や金属製品の成形金型(D)において、金型キャビティ(E)に連通するガス抜き路(6)の出口側に、既存圧縮空気源(F)からの送気を利用してガス抜き路(6)から気体(H)を吸引する簡易真空手段(2)を備え、簡易真空手段(2)としてベルヌイの定理を利用したエジェクタ部(3)と、成形金型(D)の型締め時に開口し、型開き時に閉鎖する開閉弁(4)との少なくとも一方を備え、金型キャビティ(E)から気体(H)を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする簡易真空手段内臓成形金型。
  5. 成形金型(D)に取付けるガス抜き装置(G)において、金型キャビティ(E)に連通する連続ガス抜き路(16)の出口側に、既存圧縮空気源(F)からの送気を利用して連続ガス抜き路(16)から気体(H)を吸引する簡易真空手段(2)を備え、簡易真空手段(2)としてベルヌイの定理を利用したエジェクタ部(3)と、成形金型(D)の型締め時に開口し、型開き時に閉鎖する開閉弁(4)との少なくとも一方を備え、金型キャビティ(E)に連通する連続ガス抜き路(16)から気体(H)を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする簡易真空手段内臓ガス抜き装置。
  6. 成形金型(D)のガス抜き路(6)とガス抜き装置(G)の連続ガス抜き路(16)との何れか一方の出口側に取付けるものであって、少なくともベルヌイの定理を利用したエジェクタ部(3)を備え、エジェクタ部(3)は既存圧縮空気源(F)に連通する吸気部(31)と外部に向けて開口する排気部(33)との間に、ガス抜き路(6)又は連続ガス抜き路(16)に連通する絞り部(32)を備え、吸気部(31)と既存圧縮空気源(F)との間に、成形金型(D)の型締め時に開口し型開き時に閉鎖する開閉弁(4)を備え、既存圧縮空気源(F)からの送気を利用して金型キャビティ(E)から気体(H)を吸引して外部に放出し得るようにしたことを特徴とする簡易真空装置。
  7. 吸気室(81)と絞り室(82)と排気室(83)とを平面的に備え、吸気室(81)に圧縮空気源(F)の接続部(95)を、絞り室(82)に吸気先への連結部(97)を備え、ベルヌイの定理を利用して吸気先から気体(H)を吸引して外部に排出し得るようにしたことを特徴とするエジェクタ。
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