JP2006228412A - 画像情報記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像情報記録装置によって撮影された多数の画像データを他の画像機器に複写して再生しようとする場合に於いても、画像データの検索を容易にし、編集処理の効率化、及び高速処理を可能とする静止画カメラを提供する。
【解決手段】画像情報ファイルを複数のディレクトリに格納し、上記画像情報の付随情報の少なくとも一部を、画像情報ファイルとは別途に設定されたルートディレクトリを含むディレクトリ内に設定されたコントロールファイルに格納する事により、例えばパソコン等の他の機器に各別のディレクトリ毎にディレクトリごと他の画像再生機器に複写した場合であっても、各別の画像ファイルの付随データを参照する前にコントロールファイルを参照することにより簡易な画像情報の検索等を可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像情報記録装置に関し、特に使用性を改善した画像情報記録装置に関する。
光学像を記録する記録媒体として銀塩フィルムに代えて磁気ディスク、ICカードメモリ等の記録媒体を用い、電気的処理を介して記録、再生する静止画カメラが将来性を期待されている。
この種の静止画カメラ等の画像記録、再生処理において、記録時、レンズ等の光学系を通した被写体像(光学像)を、CCD等の光電変換素子により電気信号に変換して上記カード等の記録媒体に記録させ、また被写体像を静止画として再生する時には記録媒体から読み出した電気信号に基づいて被写体像を再生している。
従来、静止画カメラや画像情報記録装置においては、記録すべき画像データを記録媒体に記録する際に、当該画像データに関連した各種情報をも同時に記録し、効率的な再生を行わせるようにしている。上記各種情報としては、属性情報と関連情報が含まれ、画像データ形式、画素サイズ、画像圧縮方式等がある。
従来の上記画像情報記録装置による複数の画像データの連続記録を行う際には、各記録毎に、ヘッダ領域に属性情報と関連情報を、データ領域に画像データを1つのファイルとして記録される。また、再生時には、各画像領域毎にヘッダから属性情報と関連情報を読み出し、データ領域から画像データを読み出して、順次再生している。
上述のように、従来の画像情報記録装置は、再生に必要な属性情報や関連情報とともに画像データを1つのファイルとして、記録媒体に記録している。従って、例えば、静止画カメラのような装置で高速連続記録された画像データを再生する際には、各ファイル毎に属性情報、関連情報及び画像データを読み出すことになり、ファイル中に記述されている属性情報等の検索に時間がかかり、高速再生を行う上で障害となっている。また、各画像ファイル毎に属性情報と関連情報が書き込まれているため、画像ファイルを管理するためには、管理対象画像ファイルを全て読み出さなければならず、管理面での問題がある。
また管理を容易にするために撮影して得られた画像情報のインデックス小画面を作成するニーズもあったが、個々の画像情報ファイルを読み出すこと無しに、このインデックス小画面を効率良く作成する方法については開発されていなかった。
そこで本発明の目的は、画像情報記録装置によって撮影された多数の画像情報のインデックス小画面を作成するに際し、個々の画像情報ファイルを読み出すこと無しに、このインデックス小画面を迅速に作成することを可能とする静止画カメラを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による画像情報記録装置は、光学系を介して結像された被写体像を電気信号に変換するための撮像手段と、上記電気信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換手段と、上記デジタル信号を圧縮符号化するための圧縮符号化手段と、上記圧縮符号化手段からの圧縮符号化された画像情報を、この画像情報の属性情報と併せて画像情報ファイルとして情報記録媒体に記録するための画像記録手段と、上記圧縮符号化手段から得られた、見出し用インデックス小画面データを上記記録媒体上に上記画像情報ファイルとは別途に設定されたコントロールファイルに格納するための格納手段とを有する。
また、上記格納手段はさらに、上記画像情報の各々に対応した、上記属性情報の中の少なくとも一部の情報を併せて上記コントロールファイルに格納する。
本発明の画像情報記録装置では、光学系を介して結像された被写体像を電気信号に変換し、この電気信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を圧縮符号化し、この圧縮符号化された画像情報を、この画像情報の属性情報と併せて画像情報ファイルとして情報記録媒体に記録し、さらに上記圧縮符号化手段から得られた、見出し用インデックス小画面データを上記記録媒体上に上記画像情報ファイルとは別途に設定されたコントロールファイルに格納するようにしたので、個々の画像情報ファイルを読み出すことをせずとも、このコントロールファイルを読み出すことにより見出し用インデックス小画面を作成することが可能となる。
以上説明したように、本発明による画像情報記録装置は、撮影して得られた複数の画像情報に対応した見出し用インデックス小画面データを画像情報ファイルとは別途に設定されたコントロールファイルに格納するようにしたので、個々の画像情報ファイルを読み出すことなしに、このインデックス小画面を迅速に作成することができる。
次に本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例における記録ファイルの構成例を模式的に示す。
各画像ファイルの(B)〜(E)のそれぞれにはヘッダ領域1〜4と画像データ領域1〜4が設けられ、ヘッダ領域の属性領域には、画像を再生するために必要な情報(例えば、各ファイルの画像データの開始位置を示すポインタ、圧縮方式、圧縮伸張のための各種テーブル等)が記述されている。また、画像データ領域には画像データが記録されている。
従来装置においては、再生時、上記各画像ファイルのヘッダ領域を読み込んだ後に画像データに伸張処理等を施して再生していたため、各画像ファイル毎にヘッダ領域を読み込まなければならず、高速処理の障害となっていた。そこで、本実施例では、画像データとは別に個々のデータの関係を表すファイル(コントロールファイル)(A)に画像を再生するために必要な上記各種情報を記述している。従って、再生時は、コントロールファイルを参照するだけで済み、1つ1つのファイルの属性情報を読み込む必要がなくなる。また、属性情報領域に記述した画像データの開始位置情報(ポインタ)から属性情報を飛ばしてデータを読み込むことができるだけでなく、それぞれの画像ファイルを再生するための各種テーブルを、ファイル自体の中を検索しなくとも、コントロールファイルに記録されている情報で把握できる。更に、1つ1つのファイルには、通常形式で属性情報を記録しているので、1つのファイルを通常の方法で再生することも勿論可能である。
以上のように構成することにより、記録媒体(ICカードメモリ)の挿入(装着)時、または電源投入時に、コントロールファイル(A)を読み込んで各ファイルの属性を確認し、予め圧縮された画像の伸張再生処理等の準備をしておけば、簡単な処理で高速画像再生が可能となる。
また、目的の画像ファイルをパソコンに移行した場合に、管理を容易にするため、それぞれの画像ファイルを圧縮する際に抽出する画像の中の各ブロックにおけるDC成分を利用して、見出し用のインデックス(INDEX)小画面を作り、これをコントロールファイルのテーブル情報とともに記述することもできる。実際には、コントロールファイルの最後の部分にデータを格納する領域を設け、それぞれの画像ファイルの小画面データをテーブル番号と共に記述する。
より詳細に説明すると、図2に示すように、そのファイルのデータを読み取って再生するための属性情報として、ファイルヘッダには、画素構造、画素サイズ、符号化方式、撮影日、撮影情報(タイトル、シャッター速度、露出等)、画像データの開始位置を表すポインタ、画像を圧縮する際に、圧縮する度合いを決定するテーブルデータ等が記述される。テーブルデータとしては、例えば、量子化テーブル、符号化テーブル等があり、外部入力の信号種類(RGB、Y/C、NTSC、PAL等)により、これらのテーブルの最適値が異なるため、それぞれに適した方式で再生する。ファイルヘッダに続く画像データ領域に画像データ本体が記録される。このように、各ファイルのヘッダは、様々な情報が記述されるため、一様なサイズに規定することが難しく可変長のサイズになる。そのため、それぞれの情報が、どこに記述されているかを判別することは容易でない。そこで、各ファイルの画像データの開始位置を、コントロールファイルの中に、ポインタとして記述して一括管理することにより管理を容易にする。また、多種の画像ファイルが混在されている媒体を再生する場合、標準のテーブルで再生する場合と、専用のテーブルで再生する場合とが繰り返し発生するため、同様の処理を行うことで、簡便な処理が可能となる。
上述の如く、本実施例は、ファイルヘッダに記述する属性情報の各項目の内容と同一情報をコントロールファイルにも記述しており、管理を容易にし、処理の高速を可能とする。また、装置のソフトも簡単になり、小さなプログラムで構成できる。このとき、全体的な記録容量としては、多少増えるが、ヘッダ自体の容量が大きくないので影響は少ない。
図3には、ICカードメモリ内の構成例が示されている。
層(Layer)1の属性情報領域のレベル1には、デバイスの種類、速度
(アクセス速度)、容量等を示す情報が記述されている。属性情報領域のレベル2には、最初のデータのアドレス、ブロック長、初期化の日時、メーカー個別情報等が記述されている。
また、メモリ管理領域には、ブートセクタに規格のVer.No.やファイルの記述形式を示すBPB(バイオスパラメータブロック)が記述され、FAT(ファイルアロケーションテーブル)にデータのつながりを示すテーブルが、ディレクトリにファイル名、ファイル属性、日付、開始クラスタ、ファイルサイズ等が記述される。
更に、画像データファイル領域は、図3に示す如く画像データファイル領域であり、ヘッダ情報領域に画像データへのポインタ、規格の名称、Ver.、圧縮方式、画素構造、圧縮/非圧縮の区別、フィールド/フレーム、撮影年月日、各種テーブルデータ等が記述されている。また、画像データ本体領域には、画像データが記録されており、スタートを示すSOI、…、SOF、…、SOS、…、データの終了を示すEOI等が記録されている。
そして、コントロールファイルには、上記属性情報、関連情報がASCIIコードで、追加データ(各種テーブルデータ)がバイナリデータで記述されている。ここで、属性情報や関連情報は、ユーザによる書き換えの頻度が高いためASCIIコードで記述され、追加データは書き換えの頻度が低いのでバイナリデータとして記述されている。
図4には、画像ファイルの構造例(ポインタの例)が示されており、図示の如く、ポインタを表すID、次のIDまでのバイト数、画像データの先頭位置(本例では、“0400h”:1KB)、規格を表すID、次のIDまでのバイト数、規格の“D”、規格の“S”、規格の“C”、画素サイズを表すID、次のIDまでのバイト数、画素サイズ(768×480)、信号形態を表すID、次のIDまでのバイト数、信号形態(Y/C)、JPEGファイルの画像データ本体の開始位置及び終了位置である“SOI”コード及び“EOI”コードが記述されている。上記画像ファイルが、JPEGファイルであれば、ポインタはJPEG画像データ本体の開始位置“SOI”コードがある位置を示すものとなり、コントロールファイルに記述されるものも同じである。また、ヘッダには、通常は各種テーブルを記述することはないが、符号化、量子化テーブルには標準以外のものを使用する場合はそのテーブルをヘッダに記載して管理を容易としている。
図5には、記録媒体内のデータ構造(ファイル構造)例が示されている。
図5において、ルートディレクトリの#1部は通常記録用コントロールファイルを示し、#2部と#3部はそれぞれ通常記録された3個の画像ファイルと音声ファイルを示す。また、連続高速記録格納用サブディレクトリの#4部には11個のファイルに連続記録された画像データが格納されている。図のように、ルートディレクトリに1個のコントロールファイルを設け、この1個のファイルだけで全てのファイルの関連管理を行っても良い。
図5に示す例では、コントロールファイル#1の内容から、音声と画像を含む全てのファイルの属性情報の内容を知ることができ、バラバラに配置された個々のファイルのヘッダを、それぞれ検索して認識する必要がないため、処理を容易にでき、高速処理が可能となる。尚、それぞれのディレクトリ内にそれぞれコントロールファイルを設けて、そのディレクトリ内のファイルの関連管理を行うこともできる。
図6には、コントロールファイルの構成例が示されている。パソコンのエディタ(テキスト編集ソフト)、ワープロソフトは、通常、ASCIIコードにより記述していないと、通常の文字として表示できない。従って、管理を容易にするため、コントロールファイルの関連情報データはASCIIコードにて記述される。ただし、容量を少なくするため、バイナリデータで全てを記録しても良い。
ファイルヘッダにはコントロールファイルである旨が表示され、次の領域に媒体上に含まれる全てのファイルの関連情報、属性情報等がASCIIコードで記述される。引き続く領域は追加データに対するポインタ部であり、以降の追加データ1〜5には例えば符号化テーブル、量子化テーブル、検索用非圧縮小画面等が、それぞれのブロックで書き込まれる。このとき、データはバイナリデータで書き込まれる。コントロールファイルの最後に追加するデータは、その使用目的からASCIIコードではなく、バイナリデータであることが処理の都合上よいため、扱いを別として管理する。具体的には、関連情報の最後に、各追加データの先頭位置を表すポインタを記述して管理を容易にする。
図7には、図5のルートディレクトリのコントロールファイル#1の記述例が示されている。
同図中の#1は、属性情報テーブル、各ファイルの属性情報をフラグで表現する基本値を示す。例えば、“DISP.REZO”はディスプレイリゾリューションを画素サイズで表し、“1”が640×480”を、“2”が768×480を、“3”が1024×768を示す。“SIGNAL TYPE“(信号形態)では、“1”がRGBを、“2”がY/Cを、“3”がYMCBをそれぞれ示し、“HUFFMAN TABLE(符号化テーブル)”には、“1”が標準、“2”と“3”がカスタムテーブル1と2を示している。また、“QーTABLE TYPE“(量子化テーブル)では、“1”が標準、“2”、“3”及び“4”がそれぞれカスタムテーブル1、2及び3を示している。更に、“SOUND SAMPLING CLOCK”では、“1”が44KHzを、“2”が22KHzを、“3”が11KHzを、“4”が5.5KHzを示している。
ファイル管理情報の始まりを示す記述“TABLE”以降の#2部には、記録された画像ファイル及び画像データのポインタ、属性情報フラグ、画像No.(コマNo.)が示されており、#21に画像データのポインタが、#22に“DISP.REZO.”が、#23に“SIGNAL TYPE”が、#24に“HUFFMAN TABLE”が、#25に“QーTABLE TYPE”が、それぞれ番号によりその種類が指定されている。
#3部には記録された音声ファイル及び音声データのポインタ、音声No.(コマNo.)が表示され、#31部でポインタが、#32部で“SOUND SAMPLING CLOCK”が記述されている。
#4部にはルートディレクトリのコントロールファイルが記述されている。
サブディレクトリの画像ファイルは、記録されたサブディレクトリの画像ファイル及び画像データのポインタ等が#5部のように記述され、これら8枚の画像ファイルは同一条件で記録されていることが分かる。
図8を参照すると、インフォメーションがINFO.で示され、#1部に連続記録の1グループを示す関連情報が、#2部にインターバル時間(秒)が記述され、#3部には連続記録された8枚の画像ファイルが記述されている。#4部には、データ領域にブロックで、各テーブルデータが記述されており、該テーブルの先頭位置を表すポインタが示されている。以下、#41部にハフマンテーブル1のポインタ、#42部にハフマンテーブル2のポインタ、#43部、#44及び#45部に量子化テーブル1、2及び3のポインタが記述されている。#5部には、各種のデータが記述されている。本例では、編集できないバイナリデータとして記述され、各種上記のテーブル等がブロックで連続して記述される。
画像ファイルの構成例が図9に示されている。ファイルは、ファイルヘッダ及び画像データ本体から構成される。ファイルヘッダには、続いて記録される画像データの画素数、符号化方式などの情報を記録する。ヘッダの先頭には、仕様の名称として、“DSC”の仕様ファイルであること及び画像構造を表わす記号、仕様のバージョンNo.を明記し、管理を容易にする。ヘッダは、通常512Bとする(ヘッダ内部のタプルにサイズが記述される)。非圧縮の場合にも、0200Hからデータが始まる。通常512B(ヘッダに記述される)。
ファイルヘッダ例として、図10を参照すると、ファイルの先頭512バイトをファイルヘッダとして付加し、データ本体の管理を行う。最初に仕様タプルを記述し、基本的なデータ種類の判別を行う。内容は、仕様の名称、バージョンNo.を記述する。次にヘッダ情報タプルを設け、ヘッダの総バイト数を記述する。続いて、マストタプルを設け、画像に関する情報を記述する。256バイト後から、オプションタプル領域を設けて、コメント等の内容を自由に記述できるものとする。ただし、オプションタプル領域の個々の項目は、全てタプル形式にて記述する。
画像データ本体は、0200hから始まる(ヘッダ情報タプルの記述による)。またオプションタプル領域の先頭は、0100hから始まる(固定)。オプションタプル領域は、記述しなくとも256バイト空ける。
仕様タプルの記述例が図11に示されている。ここに、ファイルの属性を表わす仕様名称、バージョンNo.を記述する。
また、ヘッダ情報タプルの記述例が図12に示されており、ヘッダの総バイト数が記述されている。マストタプルの記述例が図13に示され、画像データに関する必要事項が記述される。図14には、オプションタプル領域の記述例が示され、画像データに関する補助事項が記述されている。ヘッダ記述内容が図15と図16に示されている。図15はマストタプルの内容を、図16はオプションタプルの内容が示されている。
次に、各タプルの内容の詳細を説明する。
先ず、仕様タプルの内容としては、
00:タプルID(仕様タプルの先頭を表わす。“80h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述)
02〜11:仕様名称、バージョン(この規格に準拠したファイルであることを示す名称とバージョンである。16文字をASCIIコードで示す)
ヘッダ情報タプルの内容としては、
00:タプルID(ヘッダ情報タプルの先頭を表わす。“81h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述)
02〜03:総バイト数(このヘッダの総バイト数を記述。ファイルの先頭からこのバイト数分後にデータ本体の先頭が存在する)
また、マストタプルの内容としては、
00:タプルID(ヘッダ情報タプルの先頭を表わす。“82h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述)
02〜0D:デート(撮影日を記録する。各桁1バイトずつ、ASCIIコードにて記録する。尚、「年」は西暦の下2桁を記録する)
0E〜0F:予約
次に、ヘッダ内容の標準値例について説明する。各画像ファイルは、それぞれヘッダ内容の標準値を持つものとする。例えば、図17に示すように各項目についての標準値を定める。
これら全てを使用した場合に限り、符号化方式を設定する箇所で標準値を用いたことを示すフラグ(D7)を立てる。
画像データ構造例について以下説明する。
非圧縮データの構造の場合、水平及び垂直画素数が最も少ないコンポーネントの画素1個と、他のコンポーネントの画素をサンプル比に応じた個数の画素とを組み合わせて1つの単位とする。例えば、Y/Cb/Crの3個のコンポーネントで、水平のY/C比が2:1で垂直が1:1の場合、図18に示すような画素の配置となる。このような画像の場合、次のような順番でデータを並べて記録する。Y/Cb/Crの順番は、先に記述したコンポーネント格納順番に従うものとする。
Y0、Y1、Cb0、Cr0、Y2、Y3、Cb1、Cr1、Y4、Y5、Cb2、Cr2、Y6、Y7、Cb3………
圧縮データの構造(JPEG)の場合、JPEG baseline systemに準拠した圧縮データとする。尚、先に記述した標準値を用いたものとして定義する。次のような制限を設ける。
・ブロックインターリーブのみを用いる。
・restart intervalの使用は任意とする。
・APPn、COM、DRI、RST、DNLの挿入は任意とする。
・量子化テーブル・ハフマンテーブルは必ず置くものとする。
・量子化テーブル・ハフマンテーブルがあった場合でも、1個のDQT markerやDHT markerで全て設定する。つまり、1つの画像の中にはDQT markerとDHT markerはそれぞれ1個だけ置くものとする。
・量子化テーブル・ハフマンテーブルはSOI markerとSOS markerとの間に置く。
・画素数等の各パラメータは先に記述した標準値とする。
以上の条件に従ったJPEGのデータは、図19に示すようになる。インターリーブであるからscanは1個だけである。MCUの記述例が図20に示され、Cb・Cr1個に対して横方向にYが2個となる。フレームヘッダ(frame header)は、コンポーネント数や画素数が決まっているため、図21のようにする。尚、各コンポーネントのインデックスCnはY・B・RのASCIIコードとしている。図の例は、Y用に1個、C用に1個の量子化テーブルを割り当てたものである。Cb・Crに対して別々の量子化テーブルを割り当てる場合、{ }内の数値とする。
スキャンヘッダ(scan header)については、インターリーブであるから、scanに含まれるコンポーネントは3個である。また、最後の3バイトはbaselineであるから固定される。
図22の例は、Y・Cそれぞれに対してAC・DCハフマンテーブルを1個ずつ割り当てるものである。ハフマンテーブルの割り当てが違う場合、下線の引いてあるバイトの数値が変わる。
次に、2個の量子化テーブルを定義する場合、図23に示す通りとする。尚、他の個数の場合にはLqの数値が変わる。1個の量子化テーブルの場合、Lqは“0043”であり、3個の場合、“00C5”になる。
AC・DC各2個ずつのハフマンテーブルを用いるときには、次のように定義する。DRI・RSTは、Restart Intervalを有効にした場合のみ記録する。再生側は、これがあるときには必ず対応しなければならない(各Restart Intervalの始まりで直流係数の予測値を0にする)。また、APP・COM・DNL等のmarkerの記録は任意である。ただし、Restart Intervalを有効にした場合には、scanの終わりにDNLを付加すべきである。
次に音声ファイルの構造について説明する。
ファイルは、図24に示すようにファイルヘッダ及び音声データ本体から構成されるものとする。ファイルヘッダには、続いて記録される音声データのサンプリング、圧縮方式などの情報を記録する。また、ヘッダには、仕様の名称として、“DSC”の仕様ファイルであること及び音声構造を表わす記号、仕様のバージョンNo.を明記し、管理を容易にする。
ヘッダは、通常512Bとする(ヘッダ内部のタプルにサイズが記述される)。非圧縮の場合も、0200hからデータ本体が始まる。通常512B(ヘッダに記述される)。
図25に示すとおり、ファイルの先頭512のバイトをファイルヘッダとして付加し、データ本体の管理を行う。最初に仕様タプルを記述し、基本的な種別を行う。内容は、規格の名称、バージョンNo.を記述する。次にヘッダ情報タプルを設け、ヘッダの総バイト数を記述する。次に、マストタプルを設け、音声に関する情報を記述する。256バイト後から、オプションタプル領域を設けて、コメント等の内容を自由に記述できるものとする。ただし、オプションタプル領域の個々の項目は、全てタプル形式にて記述する。
音声データ本体は、0200hから始まる(ヘッダ情報タプルの記述による)。また、オプションタプル領域の先頭は、0100hから始まる(固定)。オプションタプル領域は、記述しなくとも256バイト空ける。
仕様タプルの記述例が図26に示され、ファイルの属性を表わす仕様名称、バージョンNo.を記述する。ヘッダ情報タプルの記述例が図27に示され、ヘッダの総バイト数を記述する。マストタプルの記述例が図28に示されており、音声データに関する必要事項を記述する。オプションタプル領域の記述例は図29に示され、音声データに関する補助事項を記述する。
ヘッダ記述内容について説明すると、マストタプルの内容が図30に示されている。
各タプルの内容のうち、仕様タプルの内容は以下のとおりである。
00:タプルID(仕様タプルの先頭を表わす。“80h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述)
02〜11:仕様名称、バージョン(この規格に準拠したファイルであることを示す名称とバージョンである。16文字をASCIIコードで示す)
また、ヘッダ情報タプルの内容としては、
00:タプルID(ヘッダ情報タプルの先頭を表わす。“81h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述)
02〜03:総バイト数(このヘッダの総バイト数を記述。ファイルの先頭からこのバイト数分後にデータ本体の先頭が存在する)
である。
更に、マストタプルの内容は次のとおりである。
00:タプルID(ヘッダ情報タプルの先頭を表わす。“82h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述)
02〜0D:デート(録音日を記録する。各桁1バイトずつ、ASCIIコードにて記録する。尚、「年」は西暦の下2桁を記録する)
0E〜1F:予約
また、オプションタプル領域の内容は以下のとおりである。
00:コメントタプルID(コメントタプルの先頭を表わす。“83h”を記述)
01:オフセット(次のタプルまでのオフセット値を記述。このタプルの後にタプルがない場合には、タプル終了コード(FFh)を記述)
02〜XX:コメント(録音した機材の名前等、ASCIIコードにて、英数字253文字、漢字ならば126文字を記録する領域とする)
XX+1:コメント終了コード(コメントの終了を表わすコード(00h)を記述)
各音声ファイルは、それぞれヘッダ内容の標準値を持つ。例えば、DSC SOUND1方式の音声ファイルは、以下の項目については、図31に示すように標準値を定める。これら全てを使用した場合に限り、符号化方式を設定する箇所で標準値を用いたことを示すフラグ(D7)を立てる。
次にデータ構造について説明すると、非圧縮データの構造では、図32(A)と(B)に示すようにサンプリング、量子化されたデータをサンプリングされた順に記録する。複数チャンネルの場合は、音声データ情報タプルに記述された格納順に従って点順次に記録する。
圧縮データの構造では、図33(A)と(B)に示すように、音声データ情報タプルの符号化方式に従って符号化された音声データを順に記録する。複数チャンネルの場合は、音声データ情報タプルに記述された格納順に従って点順次に記録する。
標準圧縮方式であるADPCMを用いて、8ビット/サンプルのデータが4ビットに圧縮された場合、図34(A)と(B)に示すように出力順に8ビットにパックしてバイトバウンダリで記録する。
コントロールファイルの構成例について詳細に説明する。
ファイルは、図35に示すように、ファイルヘッダ及び各ファイルの関連情報データから構成されるものとする。このファイルの主な内容は、
1:トラックNo.管理
2:複数ファイルの関連(連続撮影、画像と音声の同時再生、プログラム再生)
3:各ファイルの概略構造判断(データの開始位置等)
があり、ヘッダには、仕様の名称として、“DSC”の仕様ファイルであること、及び、管理情報を表わす記号、仕様のバージョンNo.を明記し、管理を容易にする。ヘッダは、通常512Bとする(ヘッダ内部のタプルにサイズが記述される)。
関連情報データは、各内容毎にブロック分けし、それぞれある程度のスペースを空けて記述する。これにより情報が増えても上書きをすればよい。また、予め設けたスペースより多くなる場合は、分割して最後に追加する。これらの管理のために、どの様な情報の項目があり、どこに記述されているかは、ヘッダに記述する。トラック、ドライブ、プログラム、サウンド同時再生等のグループ及びグルーブNo.、開始アドレスをヘッダに記述する。
ファイルヘッダ例について、図36を参照して詳細に説明する。
ファイルの先頭512バイトをファイルヘッダとして付加し、データ本体の管理を行う。最初に仕様タプルを記述し、基本的な種別を行う。内容は、規格の名称、バージョンNo.を記述する。次にヘッダ情報タプルを設け、ヘッダの総バイト数を記述する。次に、マストタプルを設け、管理に関する情報を記述する。256バイト後から、オプションタプル領域を設けて、コメント等の内容を自由に記述できるものとする。ただし、オプションタプル領域の個々の項目は、全てタプル形式にて記述する。
管理データ本体は、0200hから始まる(ヘッダ情報タプルの記述による)。また、オプションタプル領域の先頭は、0100hから始まる(固定)。オプションタプル領域は、記述しなくとも256バイト空ける。
図37には、仕様タプルの記述例が示され、ファイルの属性を表わす仕様名称、バージョンNo.が記述される。
図38には、ヘッダ情報タプルの記述例が示され、ヘッダの総バイト数が記述される。
図39にはデータ構造例が示されている。関連情報データには、その媒体に含まれる個々のファイルの関連を記述する。基本的に、パソコン側で認識が容易な様に、下記の表現を用いる。
次に、本発明の実施例として、コントロールファイルによるグルーピングについて説明する。このコントロールファイルに図40に示すように各画像データの記録モードを表わすフラグを追加する。つまり、属性情報テーブル(INFO.TABLE)に図示のようなフラグを追加する。
また、ファイル管理情報を図41に示すように記述する。
このように記述することによって、従来は、連写記録データは別ディレクトリにまとめていたりしたが、そこに多重露光やモノクロ画面といったモードが入ってくると、多重露光連写といったものや、連写モノクロ画面といった2つ以上のモードが同時になり立った時に混乱を招く可能性があったが、上記のように規定することによって各種モードのそれぞれにフラグを持たせることで、グルーピングを行い、検索性を向上させることができる。
次に、ファイル名によるグルーピング例を、図42を参照して説明する。MSDOSには、英数8文字の名前と3文字の拡張子からなるファイル名が各データ毎に与えられているが、これを使用して各画像データの記録モードを、例えば図42(A)に示すように表わすようにする。ここで、種別として、通常記録はNOM、連写記録はCON、多重露光はMEX、モノクロ画像はMON、多重連写記録はMEC、モノクロ連写はMOCで表わし、グループは、各記録モード毎の番号として使用する。例えば一連の連写記録の内の何回目の連写記録であるかを表わす。また、連番は、各グループの中の連番を表わす。例えば連写記録の中の何番目に記録されたデータであるかを表わす。
以上のようにして書き表したファイル名は図42(B)のようになる。このようにすることによって、各画像データなどのファイルの中身を読み込まなくても、ルートディレクトリのファイル名を読み込むだけで各画像データのグルーピングが可能となり、検索性の向上、及び高速再生等に効果を発揮する。
画像データのヘッダによるグルーピングも可能であり、この中の、オプションタプルの中のコメントタプルを使用して、図43に示すように、各種記録モードを記述してゆく。この場合、特に記録モード情報がないときには、通常記録であると判断する。また、モノクロ記録については別フラグで規定している。
本発明によるグルーピングの他の実施例としては、次のような応用例もある。 先ず、バーチャルリアリティーの規定について説明する。
CG、バーチャルリアリティー(VR)又は画像処理では多くの自然画が必要とされる。その理由は、CGで自然な絵を作成するのは製作時間や、作る人の能力等で非常に難しいためである。効率よく自然な絵をファイルしてCGやVRで使用するには、実際の物体(カーペット、机、キッチン、風景)を静止画としてファイリングしておくのが最も効率がよい。ところが、VRで自然画をはめ込んで使う場合、画像の拡大・縮小・回転は容易であるが、物体を見る角度を変えたい、あるいは物体を近くからみた絵を遠くから見た絵に加工し直すのは大変難しい。従って、VR、CG用の素材自然画画像ファイルの各絵には、種々の角度から撮られた絵、種々の立体角で撮られた絵が、その角度データと共にファイルされている必要がある。
そこで以下のようなフラグを設けて、各種データを記述する。即ち、図44(A)、(B)に示すように、花ビンをVR用データとして撮影した時、上記θ、ψ、ω(ω′)の3つのフラグを定義する。ここで、θはXY平面での角度情報(−180<θ≦180)、ψはZ軸方向の角度情報(−180<ψ≦180)、ωはカメラから見た被写体の立体角(0<ω≦180)を示す。
前記の様に各フラグを定義するとθ、ψ、ωの3つのフラグで自然画を表わすことができる。コントロールファイル記述例が図45に示されている。同図(A)に示すように、属性情報テーブル(INFO.TABLE)にフラグを追加する記述を行なう。また、同図(B)に示すようにファイル管理情報を記述する。
上記例は、コントロールファイルにグルーピング用のデータを記述したが画像データのファイルヘッダに記述してもよい。この場合、先に述べた例と同じようにコメントタプルを使用することによって可能となる。図46のθ、ψ、ωの所に各値を入れて表わす。
その他の例として、加工済みファイルの規定を説明する。当該画像ファイルが、下記のような加工(原画でない)が施されているファイルであることを示す。
#1 マルチ画面(1×2、2×2、3×3、4×4………)
#2 メニュー画面(1×2、2×2、3×3、4×4………)
#3 コピーされた画である
#4 合成された画である
#5 電話等による伝送によりコピーされた画である
これらをコントロールファイルに図47に示すように記述する。つまり、属性情報テーブル(INFO.TABLE)に図示のようなフラグを追加する。ここで、上記#1〜#5は図示のような意味をもつ。
上記例は、コントロールファイルにグルーピング用のデータを記述したが、図48に示すように、画像データのファイルヘッダに記述してもよい。この場合、先に述べた例と同じように、コメントタプルを使用することによって可能となる。
また、補間信号を規定する場合も、記録されている画において、有効水平ラインの内奇数ライン又は偶数ラインのどちらかが、原信号を補間して作った信号である場合、それを表わすフラグを規定する。これは、コピーやダビングといったことを行うときに上記の条件が判っていると、原信号を優先してコピー等を行えるので有利である。本例は、フィールドイメージャ出力でフレーム画を作成した場合や色線順次出力のイメージャを用いてフィールド画又はフレーム画を作成した場合に適用される。
図49(A)、(B)及び(C)には、コントロールファイル記述例が示されており、属性情報テーブル(INFO.TABLE)に同図(A)に示すようなフラグを追加する。同図(B)には、それぞれの意味が示され、ファイル管理情報には同図(C)に示すような記述を行なう。
上記例は、コントロールファイルにグルーピング用のデータを記述したが図50に示すように、画像データのファイルヘッダに記述してもよい。この場合、先に述べた例と同じようにコメントタプルを使用することによって可能となる。
図51は、本発明による画像情報記録装置の一実施例を示す構成ブロック図であり、ICカードを記録媒体とする静止画カメラへの適用例を示す。
図51において、レンズ1を介してCCD2に結像された被写体像は、電気信号に変換された後、撮像プロセス回路3でγ補正等の所定の処理が施され、A/Dコンバータ(ADC)4でデジタル信号に変換される。
セレクタ5は、記録時、A/Dコンバータ4からのデジタル画像データをRAM6に記録するような経路を設定する。RAM6から読み出されたブロックデータ(1画面を複数個のブロックに分割したときの各分割ブロックについてのデータ)は、セレクタ7を介して圧縮・伸長ユニット8に供給される。圧縮・伸長ユニット8のDCT/IDCT回路81は、離散コサイン変換/逆離散コサイン変換回路であり、上記ブロックデータをデータ圧縮のため、直交変換処理する。直交変換されて得られた変換係数は、量子化/逆量子化回路82で量子化された後、符号化/復号化回路83で符号化される。
この圧縮・伸長ユニット8における符号化等の処理は、システム制御回路12からの指示に基づいて符号化制御回路13により制御される。即ち、上記各分割エリア毎のコントラスト情報に基づいてシステム制御回路12は、当該分割エリアに対する適切なQテーブルを、上述のように選択設定して、符号化制御回路13を介して圧縮・伸長ユニット8における圧縮処理を制御する。こうして、圧縮・伸長ユニット8で圧縮符号化された画像データは、セレクタ9を介して、カードインタフェース(I/F)回路10に供給され、ICカード11に記録される。
システム制御回路12は、RAM6、セレクタ7、9、符号化制御回路13、圧縮・伸長ユニット8、カードインタフェース回路10及び通信制御回路19の動作を制御するもので、操作部14からの信号を受けて、後述する本発明の動作を含め、カメラ全体の各種制御を行っている。
再生時には、セレクタ5で切り換えられたデジタル画像データは、再生プロセス部15で所定の再生処理が施され、D/Aコンバータ16でアナログ信号に変換された後、EVF(電子ビューファインダー)17やモニタ側の出力端子に出力される。
システム制御回路12は、後述する各種スイッチが接続された操作部14からの操作情報を受け、対応する制御を行うと共に、通信制御部19と接続され、シリアルインタフェース回路20との間で通信制御動作を行う。シリアルインタフェース回路20には、モデム叉は伝送相手側カメラが接続されている。
図51の構成において、ICカード11からカードインタフェース10を介して読み出されたデータがセレクタ9に送出される。セレクタ9を介して読み出された画像データは、圧縮・伸長ユニット8で伸長され、セレクタ7を介してRAM6に書き込まれる。RAM6から読み出された画像データは、セレクタ5を通り、再生プロセス部15で上記再生処理が施された後、D/Aコンバータ16でアナログ信号に変換されてEVF17にモニタ出力される。LCD18は、動作モード等が表示される。
操作部14にはAF動作のためのシャッタートリガスイッチ14A、記録動作のためのトリガスイッチ14B、再生時の再生ファイルの移動を行うための左方向及び右方向コマ送りのためのスイッチ14C及び14D、記録/再生を切り換えるスイッチ14E、画像/音の切り換え用スイッチ14F、インターバル再生等の特殊再生モードを指定するスイッチ14G、ノーマル記録/再生を指示するためのスイッチ14H、高速連続動作を指示するためのスイッチ14I、低速連続動作を指示するためのスイッチ14Jが設置されている。
図52には、本発明による記録再生装置の他の実施例構成を示し、ICカードメモリ11の他に光磁気ディスク22に対する記録及び再生処理を行うようにした装置が示されている。同図において、図51と同一符号が付与されている構成部は、同様機能を有する構成部を示す。操作部14には、STARTスイッチ14KとSTANDBYスイッチ14Lが設けられている。記録信号は外部入力としてRGB(色)信号、S(音)信号、NTSC信号の形で入力され、これらの入力はセレクタ23で選択され、増幅器24で増幅され、A/Dコンバータ25でデジタル信号に変換されて、セレクタ5に供給されている。
セレクタ7を介したRAM6からの画像データやセレクタ9を介した圧縮画像データは、システム制御回路12を通って、光磁気ディスクドライブ21に供給され、光磁気ディスク22に記録される。
以下、本実施例による画像情報記録装置の動作処理手順を図53〜図58のフローチャートを参照しながら説明する。
ICメモリカードが挿入され又は電源が投入されて装置動作が開始すると、システム制御回路12は、先ず、コントロールファイルがあるか否かを判定し(ステップS1)、なければ通常のファイルヘッダによる管理処理を行い(ステップS2)、コントロールファイルがあればコントロールファイルを読み込み(ステップS3)、読み込んだコントロールファイルによる管理処理を行う(ステップS4)。ステップS2とS4の処理の後、記録が指示されているか否かを判定し(ステップS5)、指示されていれば、記録容量が充分か否かを判定する(ステップS6)。ここで、記録容量に問題があれば、警告表示処理をし(ステップS7)、問題なければ記録モード処理を行う(ステップS8)。また、ステップS5において、記録指示が為されていなければ再生モード処理を行う(ステップS9)。
図54を参照して記録動作を説明すると、スタンバイ(STANDBY)ボタンが押下されるのを待って(ステップS11)、フレームメモリへの書き込み(ステップS12)、画面フリーズ表示を行った後(ステップS13)、記録スタートボタンが“ON”されるのを待つ(ステップS14)。スタートボタンが“ON”されると、LCD18に記録動作状態にあることを表示し(ステップS15)、圧縮処理を行い(ステップS16)、ICメモリカードへのデータ書き込みを行う(ステップS17)。その後、コントロールファイルへの書き込みを行って(ステップS18)、記録処理を完了する。
コントロールファイルへの書き込み処理は、図55に示す如く、ファイルのヘッダに記述した属性情報をフラグ処理し(ステップS21)、各属性情報を決められた順番に用意した後(ステップS22)、標準以外の量子化テーブルを使用したか否かを判定する(ステップS23)。ここで、使用していなければ、コントロールファイルに標準の量子化テーブルを使用したことを書き込む準備をし(ステップS24)、標準テーブルを使用していればコントロールファイルの最後に、データエリアを用意し、量子化テーブルを書き込む準備をする(ステップS25)。ステップS24、S25の処理の後、標準以外の符号化テーブルを使用したか否かを判定し(ステップS26)、使用していなければ、コントロールファイルに標準の符号化テーブルを使用したことを書き込む準備をし(ステップS27)、標準以外の符号化テーブルを使用していれば、コントロールファイルの最後に、データエリアを用意し、符号化テーブルを書き込む準備をする(ステップS28)。ステップS27、S28の処理の後、コントロールファイルへの書き込みを行って(ステップS29)、処理を完了する。
再生モードでの処理は、図56に示すように、コントロールファイルによる処理か否かを判定し(ステップS31)、コントロールファイルによる処理でなければヘッダを参照する通常再生処理を行い(ステップS32)、コントロールファイルによる処理であれば、コントロールファイルを参照する再生処理を行って(ステップS33)、フレームメモリに画像データを書き込み(ステップS34)、再生する(ステップS35)。
図57には、ヘッダによる通常再生処理手順を示すフローチャートが示されている。先ず、指定ファイルのヘッダの属性情報を参照し(ステップS41)、画像データは圧縮モードか否かを判定する(ステップS42)。圧縮モードであるときには、圧縮モードは標準であるか否かを判定し(ステップS43)、標準でなければ、ヘッダに含まれている各種テーブルを読み、再生回路にロードする(ステップS44)。ステップS43において、標準モードであると判定したときには、システム制御回路が内蔵している各種標準テーブルを再生回路にロードする(ステップS45)。その後、ヘッダの先頭に書いてあるポインタを読み、画像データを読んで(ステップS46)、処理を終了する。
図58には、コントロールファイルによる再生処理手順が示されている。
この処理は、読み込んであるコントロールファイルの内容を参照し(ステップS51)、画像データは圧縮モードか否かを判定し(ステップS52)、圧縮モードであれば、圧縮モードは標準か否かを判定する(ステップS53)。ここで、標準でなければ、コントロールファイルに含まれている各種テーブルを読み、再生回路にロードし(ステップS54)、標準であれば、システム制御回路が内蔵している各種標準テーブルを再生回路にロードする(ステップS55)。その後、コントロールファイルに書いてあるポインタを読み、画像データを読んで(ステップS56)、処理を終了する。
本発明による画像情報記録装置で用いられるファイル構造例を示す図である。 本発明の実施例における画像ファイルの構造例を示す図である。 本発明の実施例におけるICカードメモリのメモリ領域の記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるポインタ例を示す画像ファイル構造図である。 本発明の実施例におけるICカードメモリ内のデータ構造の記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるコントロールファイルの構造例を示す図である。 本発明の実施例における関連情報ファイルの記述例を示す図である。 本発明の実施例における関連情報ファイル及びテーブルポインタの記述例を示す図である。 本発明の実施例における画像ファイルの構成例を示す図である。 本発明の実施例におけるファイルヘッダ例を示す図である。 本発明の実施例における仕様タプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるヘッダ情報タプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるマストタプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるオプションタプル領域の記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるヘッダ記述内容(マストタプル内容例)を示す図である。 本発明の実施例におけるヘッダ記述内容(オプションタプル内容例)を示す図である。 本発明の実施例におけるヘッダ内容の標準値例を説明する図である。 本発明の実施例における水平のY/C比が2:1で垂直が1:1の場合の画素の配置例を示す図である。 本発明の実施例における条件に従ったJPEGのデータを示す図である。 本発明の実施例におけるMCUの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるフレームヘッダを示す図である。 本発明の実施例におけるY・Cそれぞれに対してAC・DCハフマンテーブルを1個ずつ割り当てる例を示す図である。 本発明の実施例における2個の量子化テーブルを定義する例を示す図である。 本発明の実施例におけるファイルヘッダ及び音声データ本体による構成例を示す図である。 本発明の実施例におけるファイルの先頭512のバイトをファイルヘッダとして付加し、データ本体の管理を行う例を示す図である。 本発明の実施例における仕様タプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるヘッダ情報タプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるマストタプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるオプションタプル領域の記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるマストタプルの内容を示す図である。 本発明の実施例において定まる標準値を示す図である。 本発明の実施例における非圧縮データ構造例を示す図である。 本発明の実施例における圧縮データ構造例を示す図である。 本発明の実施例における圧縮データ構造例を示す図である。 本発明の実施例におけるコントロールファイルの構成例を説明する図である。 本発明の実施例におけるファイルヘッダ例を示す図である。 本発明の実施例における仕様タプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるヘッダ情報タプルの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるデータ構造例を示す図である。 本発明の実施例としてコントロールファイルによるグルーピングについて説明する図である。 本発明の実施例におけるファイル管理情報を示す図である。 本発明の実施例におけるファイル名によるグルーピング例を示す図である。 本発明の実施例におけるオプションタプルの中のコメントタプルを使用して各種記録モードの記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるバーチャルリアリティーの規定を説明する図である。 図44の実施例におけるコントロールファイル記述例を示す図である。 図44の実施例におけるファイルヘッダを示す図である。 本発明の実施例におけるコントロールファイル記述例を示す図である。 本発明の実施例における画像データのファイルヘッダ記述例を示す図である。 本発明の実施例におけるコントロールファイル記述例を示す図である。 本発明の実施例における画像データのファイルヘッダに記述する例を示す図である。 本発明による画像情報記録装置の一実施例の構成ブロック図である。 本発明による画像情報記録装置の他の実施例の構成ブロック図である。 本発明の実施例における記録/再生動作処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例における記録モードの動作処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるコントロールファイル書き込み処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例における再生モードの動作処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるヘッダによる通常再生処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるコントロールファイルによる再生処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 レンズ
2 CCD
3 撮像プロセス回路
4、25 A/Dコンバータ
5、7、9、23 セレクタ
6 RAM
8 圧縮・伸長ユニット
10 カードインタフェース回路
11 ICカードメモリ
12 システム制御回路
13 符号化制御回路
14 操作部
15 再生プロセス回路
16 D/Aコンバータ
17 EVF
18 LCD
19 通信制御回路
20 シリアルインタフェース回路
21 光磁気ディスクドライブ
22 光磁気ディスク
24 増幅器

Claims (2)

  1. 光学系を介して結像された被写体像を電気信号に変換するための撮像手段と、
    上記電気信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換手段と、
    上記デジタル信号を圧縮符号化するための圧縮符号化手段と、
    上記圧縮符号化手段からの圧縮符号化された画像情報を、この画像情報の属性情報と併せて画像情報ファイルとして情報記録媒体に記録するための画像記録手段と、
    上記圧縮符号化手段から得られた、見出し用インデックス小画面データを上記記録媒体上に上記画像情報ファイルとは別途に設定されたコントロールファイルに格納するための格納手段と、
    を有するようになされた画像情報記録装置。
  2. 上記格納手段はさらに、上記画像情報の各々に対応した、上記属性情報の中の少なくとも一部の情報を併せて上記コントロールファイルに格納することを特徴とする請求項1に記載の画像情報記録装置。
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