JP2006228253A - セキュリティー機能を備えた記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム - Google Patents

セキュリティー機能を備えた記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム Download PDF

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Abstract

【課題】カード等の記憶媒体が盗難・紛失にあったとき、直ちにその使用を停止したり内容を消去することができ、また、記憶媒体の内容を消去した場合であっても、カードの内容を直ちに復元できるようにすること。
【解決手段】入力端末1から暗証番号等の個人情報(個人識別情報)と、消去/復元/使用可否命令等のセキュリティー操作指示命令を入力すると、命令センタ2は上記個人情報、セキュリティー操作指示命令等を電波により送信する(記憶内容の復元時にはバックアップ情報も送信する)。記憶媒体3は上記命令センタ2が送信する個人情報、セキュリティー操作指示命令等を受信し、上記命令内容に応じて当該記憶媒体3の記憶情報の消去、使用可否の設定を行う。また、復元/再設定命令受信時には、上記バックアップ情報により記憶内容の復元/再設定処理を行う。
【選択図】 図1

Description

近年、ICカード、IDカード、メモリカード等の記憶媒体が種々の分野で利用されるようになってきている。
本発明は上記した記憶媒体のセキュリティーを保持することができるセキュリティー機能を備えた記憶媒体およびセキュリティー・システムに関し、特に本発明は、電波により記憶媒体の内容を消去したり使用不能にすることができ、また、記憶媒体の内容を消去したり使用不可とした場合であっても、直ちにその内容を復元したり使用可とすることができる、セキュリティー機能を備えた記憶媒体および記憶媒体のリモート・セキュリティー・システムに関するものである。
ICカード、メモリカード、IDカードが盗難にあったりこれらのカードを紛失した際、これらカードが管理センタに登録されているICカード、IDカード等の場合には、電話等により該カードの管理センタに連絡し、該カードの使用を停止する処置を行うことができる(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記方法では、所有者が届け出てから使用停止の状態になるまでに時間を要する場合があり、データベースに直ちにアクセスできない状況においては、カードが不正使用される危険性がある。
また、暗証番号、重要情報、プライベートな情報が格納されているIDカード、メモリカード等の場合には、カードを使用停止にしても、カードに記憶されている上記情報等が解読されて不正使用されたり、情報が外部に流出する危険性がある。
特開平7−152834号公報
以上のように、従来においては、カード等の記憶媒体が盗難にあったり、紛失した場合、記憶媒体が不正使用されたり記憶媒体の内容が解読されて不正使用される危険性があり、これらのセキュリティーを充分に確保することができなかった。
また、従来においては、カード等の記憶媒体の内容を消去したり使用不可とした場合、その内容を復元したり使用可とすることができなかった。
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであって、カード等の記憶媒体が盗難にあったり記憶媒体を紛失したとき、直ちにその使用を停止したり、その内容を消去することができ、また、記憶媒体の内容を消去した場合であっても、カードの内容を直ちに復元することができるセキュリティー機能を備えた記憶媒体および記憶媒体のリモート・セキュリティー・システムを提供することである。
図1は本発明の原理図である。同図において、1は電話、携帯電話、PHS、パソコン等の入力端末であり、入力端末1から暗証番号、パスワード等の個人情報、あるいは、音声、指紋等の各個人を同定するための個人識別情報と、消去/復元/使用可否命令等のセキュリティー操作指示命令を入力する。
2は上記入力端末1と公衆回線等を介して接続された命令センタであり、命令センタ2は上記入力端末11から入力された上記個人情報、セキュリティー操作指示命令等を受け付け、上記個人情報、セキュリティー操作指示命令等を電波により送信する。
3はICカード、IDカード、メモリカード等の記憶媒体であり、記憶媒体3は少なくとも上記命令センタ2が送信する電波を受信する手段を備えており、上記命令センタ2が送信する個人情報、セキュリティー操作指示命令等を受信し、上記命令内容に応じて当該記憶媒体3の記憶情報の消去/復元/再設定を行うとともに、当該記憶媒体3の使用を不可としたり使用可能とする。
図1に示すように、本発明においては次のようにして前記課題を解決する。
(1)セキュリティー操作指示命令等の情報を入力する入力端末1と、上記入力端末1から与えられるセキュリティー操作指示命令を受け付ける受付手段と、上記セキュリティー操作指示命令を電波により記憶媒体に送出する送信手段とを備えた命令センタ2と、命令センタ2から電波により送信されるセキュリティー操作指示命令を受信する受信手段と、受信したセキュリティー操作指示命令に対応した処理を実行する命令実行手段とを備えた記憶媒体3からリモート・セキュリティー・システムを構成し、上記命令センタ2は、上記記憶媒体3に格納されている情報のバックアップ情報を記憶しており、上記入力端末1から特定の記憶媒体3の記憶情報を消去する命令が入力されたとき、上記命令センタ2が、電波により記憶媒体3に対して消去命令を送出し、上記特定の記憶媒体3は、受信手段により上記消去命令を受信して、命令実行手段により当該記憶媒体3に格納された情報を消去する。
また、上記入力端末1から特定の記憶媒体3の記憶情報を復元もしくは特定の記憶媒体3の記憶情報を再設定する命令が入力されたとき、上記命令センタ2は、電波により記憶媒体3に対して復元/再設定命令および上記バックアップ情報を送出し、上記特定の記憶媒体3は、上記受信手段により、上記復元/再設定命令とともに上記バックアップ情報を受信して、命令実行手段により、消去された情報を復元もしくは当該記憶媒体3の記憶内容を再設定する。
(2)セキュリティー操作指示命令等の情報を入力する入力端末1と、入力端末1から与えられるセキュリティー操作指示命令を受け付ける受付手段と、上記セキュリティー操作指示命令を電波により記憶媒体に送出する送信手段とを備えた命令センタ2と、命令センタ2から電波により送信されるセキュリティー操作指示命令を受信する受信手段と、受信したセキュリティー操作指示命令に対応した処理を実行する命令実行手段とを備えた記憶媒体3からリモート・セキュリティー・システムを構成し、入力端末1から特定の記憶媒体に対する使用不可命令が入力されたとき、上記命令センタ2は、上記記憶媒体3を使用不可に設定するとともに、電波により記憶媒体に対して使用不可命令を送出し、上記特定の記憶媒体3は、受信手段により上記使用不可命令を受信して、命令実行手段により当該記憶媒体を使用不可とする。
(3)上記(2)において、入力端末1から使用不可となっている特定の記憶媒体3に対して使用可能命令が入力されたとき、命令センタ2は、上記記憶媒体3を使用可能に設定するとともに、電波により記憶媒体に対して使用可能命令を送出し、上記特定の記憶媒体3は、受信手段により、使用可能命令を受信して、命令実行手段により、当該記憶媒体3を使用可能とする。
(4)上記(1)(2)(3)において、命令センタ2は、記憶媒体3のセキュリティー操作を行う権限を有するものを識別するための暗証番号等の個人情報、および/または、記憶媒体のセキュリティー操作を行う権限を有するものを同定するための音声の特徴、指紋等の個人識別情報を記憶しており、入力端末1からセキュリティー操作指示命令とともに上記個人情報および/または個人識別情報が入力されたとき、上記入力された個人情報および/または個人識別情報と、上記記憶された個人情報および/または個人識別情報を照合し、照合結果に基づき、記憶媒体3にセキュリティー操作指示命令を送信する。
(5)上記(1)〜(4)において、記憶媒体3は、電波を発信する発信手段を備えており、該発信手段により、命令センタに対して、セキュリティー操作指示命令、もしくは、記憶媒体に格納された情報を送出する。
(6)上記(1)〜(5)において、記憶媒体3への電波の送出に携帯電話、PHS、ポケットベル、公共放送等の既存の電波網を用いる。
本発明の請求項1,2,3の発明は、記憶媒体3のセキュリティー・システムを上記(1)(2)(3)のように構成したので記憶媒体3が盗難・紛失した場合であっても、直ちに記憶媒体3の内容を消去したり記憶媒体3を使用不可とすることができ、記憶媒体3のセキュリティーを確保することができるとともに、記憶媒体3の内容を誤って消去あるいは使用不可としたり、記憶媒体3の内容が消失した場合であっても、直ちにその内容を復元したり、再設定することができる。
また、請求項2,3の発明のように、記憶媒体3側で当該記憶媒体を使用可/否とするとともに、命令センタ2側で記憶媒体3の使用可否を設定できるようにすることにより、一層、記憶媒体のセキュリティーを確保することができる。
本発明の請求項4の発明は、上記(4)のように構成したので、セキュリティー操作を行う権限を持たないものによる操作を防ぐことができる。
本発明の請求項5の発明は、上記(5)のように構成したので、記憶媒体3から命令センタ2に対して、セキュリティー操作指示命令やデータ等を送出することができ、記憶媒体3に格納される情報のバックアップ情報を命令センタ2に送出したり、記憶媒体3から、命令センタ3に対して、セキュリティー操作指示命令の受け付け拒否等を発信することが可能となる。
本発明の請求項6の発明においては、上記(6)のように構成したので、新たに専用の電波網を設置する必要がなくコストの低減化等を図ることができる。
以上説明したように、本発明においては以下の効果を得ることができる。
(1)記憶媒体が盗難・紛失した場合であっても、直ちに記憶媒体の内容を消去したり記憶媒体を使用不可とすることができ、記憶媒体のセキュリティーを確保することができるとともに、記憶媒体の内容を誤って消去あるいは使用不可としたり、記憶媒体の内容が消失した場合であっても、直ちにその内容を復元したり、再設定することができる。
(2)記憶媒体および/または命令センタにおいて、入力端末から入力された個人情報、個人識別情報と、記憶媒体および/または命令センタに格納された個人情報、個人識別情報を照合するようにしているので、セキュリティー操作を行う権限を持たないものによる操作を防ぐことができ、記憶媒体のセキュリティーを確保することが可能となる。
(3)記憶媒体側で当該記憶媒体を使用可/否とするともに、命令センタ側で記憶媒体の使用可否を設定できるようにすることにより、一層、記憶媒体のセキュリティーを確保することができる。
(4)記憶媒体に送信手段を設けることにより、記憶媒体3から命令センタ2に対して、セキュリティー操作指示命令やデータ等を送出することができる。
(5)記憶媒体に送出する電波として、携帯電話、ポケベル、PHS等の既存の電波網を利用することにより、新たに専用の電波網を設置する必要がなくコストの低減化等を図ることができる。
図2は本発明の実施例のリモート・セキュリティー・システムの全体構成を示す図である。同図において、11は携帯電話、PHS、あるいは公衆回線に接続された電話器、FAX、パソコン等の入力端末、12は上記入力端末11と公衆回線、専用回線等で接続された命令センタ、13は電波を受信する機能を備えた記憶媒体(以下、本実施例ではカードという)である。
命令センタ12は、入力端末11から送信されるセキュリティー操作指示命令等の情報を受け付ける機能と、受信したセキュリティー操作命令を命令センタ12の記憶手段に記憶された個人を識別するための個人情報等に基づき実行可能か否かを判断する機能と、カード13に対して電波で命令等を送出する機能を備えている。そして、入力端末11からセキュリティー操作指示命令を受け付けると、セキュリティー操作指示命令の内容を判断し、カードに対して電波によりセキュリティー操作指示命令送信したり、カード13の記憶情報のバックアップを行ったり、あるいは、カードの使用可否の判断等を行う。
命令センタ12から送出される電波としては、携帯電話、ポケベル、PHS等の既存の電波網を利用したり、あるいは、新たに専用の電波網を整備することができ、上記既存の電波網を利用すれば、コスト、技術面で有利となる。
なお、入力端末11としては、上記電話等の他、イメージ読み取り機能を備えたパソコンあるいは専用の端末を用いることもでき、これらの入力端末を使用する場合には、個人を同定するための識別情報として、例えば、指紋、目の網膜の形状等を利用することもできる(以下の説明では、上記指紋、網膜の形状、あるいは音声等の個人を同定するための情報を個人識別情報といい、暗証番号、パスワード等を個人情報という)。
図3は本実施例のカードの構成を示す図である。同図において、13は上記したカードであり、カード13は、入力端末11や命令センタ12等からの命令等を受信するアンテナ等を内蔵した受信部131と、命令実行部132と、記憶部133を備えている。
命令実行部132は、個人情報判断部132aと、命令判断・実行部132bを備えており、上記受信部131で受け付けた情報を比較処理したり、命令内容の判断・実行を行う。
また、記憶部133には、下記の情報が格納される。
(1) 個人情報
命令等を転送した側(例えばカードを紛失したカード所有者)が、カードの所有者本人等、カードに命令を発行する権限を有するものであることをカード側に認識させるための情報であり、例えば、暗証番号、パスワード等である。なお、カードに前記した音声、指紋等の個人識別情報を記憶させてもよい。
(2) 命令内容
転送された命令がどんな内容のものかを判断するための情報であり、本実施例における命令としては、例えば、カードの使用不能化命令、使用許可命令、データ消去命令等がある。
(3) データ
例えば、ICカード等の場合には、通帳の金額等、他人に知られたくない情報である。(4) 制御情報
カードが使用可能か使用不可能かを命令実行部132に判断させるための情報である。
図4〜図9は命令センタ、カードにおける処理を説明する図であり、同図により本実施例を説明する。
(1)カードに記憶された情報の消去動作
カードが盗難にあったりカードを紛失すると、カードが不正使用されたり、場合によってはカードに記憶された暗証番号、重要情報、他人に知られたくない情報が解読され不正使用されたり流出する危険性がある。このような問題に対処するためには、カードに記憶された情報を直ちに消去することが望ましい。
この場合には、以下図4で説明するように、カードの本来の所有者など、カードの内容を消去する権限を有するものが電話等の入力端末11から消去命令を送出しカードの記憶内容を消去する。なお、前記したように、入力端末11としては、電話、パソコン、携帯電話等を使用することができるが、以下の説明では主として電話を用いて命令を送出する場合について説明する。
図4において、例えばカードの所有者が命令送出専用の電話番号(命令センタの電話番号)により、命令センタ12を呼び出し、暗証番号等のカード所有者本人であることを確認するための個人情報(暗証番号、パスワード等)と、カード番号と、消去命令を送出する。上記操作は例えばポケベルに情報を送出するときと同様な操作で行うことができる。
命令センタ12は上記情報を命令受付部121で受け付け、命令判断部122で受け付けた個人情報を個人情報記憶部122に格納された情報と照合し、受け付けた命令が、所有者本人などの命令を発行する権限を有するものから送出された命令であり、命令が実行可能であることを確認する。そして、送信部124から電波によりカード13へ個人情報、命令、カード番号等を送出する。
カード13においては、上記情報を受信部131で受信し、命令実行部132において、受信されたカード番号が自カードの番号であることを確認するとともに、カードの記憶部133に記憶された個人情報と照合する。
そして、ガードの本来の所有者など命令を発行する権限を有するものから送信された命令であることを確認すると、命令実行部132は、前記した記憶部133に格納された「命令内容」に基づき消去命令を実行する。これにより、記憶部133に記憶されたデータ等が消去される。
なお、上記説明では、入力端末から入力された個人情報の照合を命令センタ12およびカード13の両方で行っているが、例えば、命令センタ12で個人情報を照合し、カード13側でカード番号を照合するようにしてもよい。
また、上記説明では、ポケベルに情報を送出するときと同様な操作で命令センタ12に個人情報、命令等を送出する場合について説明したが、入力端末11から音声により命令センタ12に情報を送出するようにしてもよい。
この場合には、命令センタ側に設けた音声認識手段を利用して個人情報、命令等を認識する。
その際、命令センタに個人識別情報としてカード所有者の音声の特徴を登録しておけば、上記入力端末11から送信された音声の特徴を、命令センタに登録された音声の特徴と照合し、入力端末11から命令等を送出したものが、所有者本人などのデータを消去する権限を持つものであるか否かを確認することができる。
さらに、前記したように、イメージ読み取り機能を備えたパソコンあるいは専用の入力端末を用いて命令等を送出する場合には、操作者の指紋あるいは網膜の形状等を命令センタ12に送出することができる。そして、これらの情報を命令センタ12、もしくはカード13に登録しておけば、上記と同様、入力端末11から命令等を送出した者がカード所有者本人等のデータを消去する権限を持つものであるか否かを確実に確認することができる。
(2)消去したデータの復元、情報の再入力
上記(1)のようにカードの情報を消去したのち、カードが本来の所有者の所に戻った場合には、カードのデータを復元しカードを再利用できるようにすることが望ましい。また、なんらかの原因でカードの記憶内容が消失した場合にもカードに情報を再入力できるようすることが望ましい。
そこで、以下図5で説明するように、命令センタ12にカード13のバックアップ情報を記憶させておき、入力端末11からの指示により、上記バックアップ情報をカードに送信し、消去したデータの復元、情報の再入力を行う。
図5において、入力端末11から命令センタ12を呼び出し、個人情報(暗証番号、パスワード等)と、カード番号と、復元命令、もしくは情報再入力命令を送出する。
命令センタ12は上記情報を命令受付部121で受け付け、命令判断部122で受け付けた個人情報を個人情報記憶部123に格納された情報と照合し、命令が実行可能であることを確認する。そして、予め命令センタ12のバックアップ情報記憶部125に格納されたバックアップ情報を読み出し、送信部124から電波によりカード13へ個人情報、命令、カード番号、バックアップ情報を送出する。
カード13においては、上記情報を受信部131で受信し、命令実行部132において、受信されたカード番号が自カードの番号であることを確認するとともに、カードの記憶部133に記憶された個人情報と照合する。
そして、実行可能な命令であることを確認すると、命令実行部132は、情報復元あるいは情報再入力命令を実行し、上記バックアップ情報をカード13に書き込む。
なお、本実施例においても、(1)と同様、入力端末11から音声により命令センタ12に情報を送出したり、イメージ読み取り機能を備えたパソコンあるいは専用の入力端末を用いて命令等を送出することができ、これにより、前記したように、入力端末11から命令を送出したものが適切な権限を有するものであるか否かを確実に確認することができる。
(3)カードの使用不可、使用可の設定
カードが盗難にあったり、紛失した場合、カードの不正使用を防ぐためカードを使用不可とし、また、カードが本来の所有者の元に戻った場合には、カードを使用可とすることが望ましい。
そこで、以下図6〜図8で説明するように、入力端末11から上記カードの使用不可、使用可命令を送出し、カードを使用不可/使用可とする。その場合、(1) カードのみを使用不可/使用可とする場合(図6)、(2) カードを使用不可/使用可にするとともに、そのカードを命令センタにおいて使用不可/使用可とする場合(図7)、あるいは、(3) そのカードを命令センタのみで使用不可、使用可とする場合(図8)の3通りを方法を用いることができる。
なお、上記(1) のようにカードのみを使用不可とした場合には、例えば、カードを取得したものが、カードの内容を解読し入力端末11から、個人情報等とともにカード使用可能命令を送出しカードを利用可能とする危険性がある。このような問題に対処するためには、上記(2) のように命令センタ12も含めてそのカードの使用を不可とし、命令センタで使用不可とされたカードは、入力端末11からでは使用可にできないようにすればよい。
図6は上記(1) のように、カードのみを使用不可、使用可能とする場合を説明する図である。
図6において、入力端末11から命令センタ12を呼び出し、個人情報(暗証番号、パスワード等)と、カード番号と、使用不可、もしくは使用可能命令を送出すると、命令センタ12は上記情報を命令受付部121で受け付け、命令判断部122で受け付けた個人情報を個人情報記憶部122に格納された情報と照合し、命令が実行可能であることを確認する。そして、送信部124から電波によりカード13へ、個人情報、使用不可もしくは使用可能化命令、カード番号を送出する。
カード13においては、上記情報を受信部131で受信し、命令実行部132において、受信されたカード番号が自カードの番号であることを確認するとともに、カードの記憶部133に記憶された個人情報と照合する。そして使用の可否を判断し、実行部において、カードを使用不可もしくは使用可能とする。
図7は上記(2) のように、カードおよび命令センタの両方において使用不可、使用可能とする場合を説明する図である。
図7において、入力端末11から命令センタ12を呼び出し、個人情報(暗証番号、パスワード等)と、カード番号と、使用不可もしくは使用可能命令を送出すると、命令センタ12は上記情報を命令受付部121で受け付け、命令判断部122で受け付けた個人情報を個人情報記憶部122に格納された情報と照合する。そして、使用可否を判断し、命令センタ12において、該当するカードを使用可もしくは使用不可とする。そして、送信部124から電波によりカード13へ個人情報、使用不可もしくは使用可能化命令、カード番号を送出する。
カード13においては、上記情報を受信部131で受信し、命令実行部132において、受信されたカード番号が自カードの番号であることを確認するとともに、カードの記憶部133に記憶された個人情報と照合して使用可否を判断し、実行部において、カードを使用不可、もしくは、使用可能とする。
図8は上記(3) のように、カードを命令センタのみで使用不可、使用可能とする場合を説明する図である。
図8において、入力端末11から命令センタ12を呼び出し、個人情報(暗証番号、パスワード等)と、カード番号と、使用不可もしくは使用可能命令を送出すると、命令センタ12は上記情報を命令受付部121で受け付け、命令判断部122で受け付けた個人情報を個人情報記憶部122に格納された情報と照合する。そして使用可否を判断し、命令センタ12において、該当するカードの使用を可もしくは使用不可とする。この場合には、カード自体を使用不可とすることはできないが、命令センタ12で使用不可となっているので、IDカード等の場合には事実上カードを使用することはできない。
なお、本実施例においても、(1)と同様、入力端末11から音声により命令センタ12に情報を送出したり、イメージ読み取り機能を備えたパソコンあるいは専用の入力端末を用いて命令等を送出することができ、これにより、前記したように、入力端末11から命令を送出したものが権限を有するものであるかを確実に確認することができる。
上記実施例では、カード13に電波の受信機能のみを設けた場合について説明したが、カード13に電波を発信する機能を設け、図9に示すようにカード13から命令センタ12に命令等を送信するように構成することもできる。
このように構成すれば、例えば、盗難・紛失にあったカードを取得したものが、内部に記憶された情報を解読しようとしたとき、カード13から命令センタ12に電波により受付拒否の命令を発信し、命令センタ12側でカードの使用を不可とすることができる。
また、ガード13に記憶された情報が動的に変化する場合であっても、カード13に記憶された情報が変化する都度、命令センタ12側にカード13に記憶される情報を送信し、命令センタ12に記憶される情報とカード13に記憶された情報とを一致させることができる。
なお、上記実施例では命令センタとカード間で命令等を送受する場合について説明したが、中継施設等を介してカードと命令センタ間で送受信するように構成してもよい。
本発明の原理図である。 本発明の実施例の全体構成を示す図である。 本発明の実施例のカードの構成を示す図である。 本発明の実施例の消去動作を説明する図である。 本発明の実施例の復元/再設定動作を説明する図である。 本発明の実施例の使用可否設定動作を説明する図である。 本発明の実施例の使用可否設定動作を説明する図である。 本発明の実施例の使用可否設定動作を説明する図である。 記憶媒体に送信手段を設けた場合の動作を説明する図である。
符号の説明
1 入力端末
2 命令センタ
3 記憶媒体
11 入力端末
12 命令センタ
121 命令受付部
122 命令判断部
123 個人情報記憶部
124 送信部
125 バックアップ情報記憶部
13 カード
131 受信部
132 命令実行部
133 記憶部



Claims (6)

  1. セキュリティー操作指示命令等の情報を入力する入力端末と、
    上記入力端末から与えられるセキュリティー操作指示命令を受け付ける受付手段と、上記セキュリティー操作指示命令を電波により記憶媒体に送出する送信手段とを備えた命令センタと、
    上記命令センタから電波により送信されるセキュリティー操作指示命令を受信する受信手段と、受信したセキュリティー操作指示命令に対応した処理を実行する命令実行手段とを備えた記憶媒体から構成されるリモート・セキュリティー・システムであって、
    上記命令センタは、上記記憶媒体に格納されている情報のバックアップ情報を記憶しており、
    上記入力端末から特定の記憶媒体の記憶情報を消去する命令が入力されたとき、上記命令センタは、電波により記憶媒体に対して消去命令を送出し、
    上記特定の記憶媒体は、受信手段により上記消去命令を受信して、命令実行手段により当該記憶媒体に格納された情報を消去し、
    また、上記入力端末から特定の記憶媒体の記憶情報を復元もしくは特定の記憶媒体の記憶情報を再設定する命令が入力されたとき、
    、上記命令センタは、電波により記憶媒体に対して復元/再設定命令および上記バックアップ情報を送出し、
    上記特定の記憶媒体は、上記受信手段により、上記復元/再設定命令とともに上記バックアップ情報を受信して、命令実行手段により、消去された情報を復元もしくは当該記憶媒体の記憶内容を再設定する
    ことを特徴とする記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム。
  2. セキュリティー操作指示命令等の情報を入力する入力端末と、
    上記入力端末から与えられるセキュリティー操作指示命令を受け付ける受付手段と、上記セキュリティー操作指示命令を電波により記憶媒体に送出する送信手段とを備えた命令センタと、
    上記命令センタから電波により送信されるセキュリティー操作指示命令を受信する受信手段と、受信したセキュリティー操作指示命令に対応した処理を実行する命令実行手段とを備えた記憶媒体から構成される記憶媒体のリモート・セキュリティー・システムであって、
    上記入力端末から特定の記憶媒体に対する使用不可命令が入力されたとき、上記命令センタは、上記記憶媒体を使用不可に設定するとともに、電波により記憶媒体に対して使用不可命令を送出し、
    上記特定の記憶媒体は、受信手段により上記使用不可命令を受信して、命令実行手段により当該記憶媒体を使用不可とする
    ことを特徴とする記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム。
  3. 上記入力端末から使用不可となっている特定の記憶媒体に対して使用可能命令が入力されたとき、
    、上記命令センタは、上記記憶媒体を使用可能に設定するとともに、電波により記憶媒体に対して使用可能命令を送出し、
    上記特定の記憶媒体は、上記受信手段により、上記使用可能命令を受信して、命令実行手段により、当該記憶媒体を使用可能とする
    ことを特徴とする請求項2の記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム。
  4. 命令センタは、記憶媒体のセキュリティー操作を行う権限を有するものを識別するための暗証番号等の個人情報、および/または、記憶媒体のセキュリティー操作を行う権限を有するものを同定するための音声の特徴、指紋等の個人識別情報を記憶しており、
    入力端末からセキュリティー操作指示命令とともに上記個人情報および/または個人識別情報が入力されたとき、
    命令センタは、上記入力された個人情報および/または個人識別情報と、上記記憶された個人情報および/または個人識別情報を照合し、照合結果に基づき、記憶媒体にセキュリティー操作指示命令を送信する
    ことを特徴とする請求項1,2または請求項3の記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム。
  5. 記憶媒体は、電波を発信する発信手段を備えており、記憶媒体の情報を解読しようとしたとき、該発信手段により命令センタに対して、セキュリティー操作指示命令を送出し、、また、カードに記憶された情報が変化したとき、該発信手段により命令センタに対して、記憶媒体に格納された情報を送出する
    ことを特徴とする請求項1,2,3または請求項4の記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム。
  6. 記憶媒体への電波の送出に携帯電話、PHS、ポケットベル、公共放送等の既存の電波網を用いる
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4または請求項5の記憶媒体のリモート・セキュリティー・システム。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010211412A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Saxa Inc 端末装置監視システム
JP2013030052A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Fujitsu Ltd データ復旧方法,データ復旧装置およびデータ復旧プログラム

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