JP2006227877A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像処理装置から画像形成装置に送られる画像処理装置の濃度補正機能のための濃度補正用測定ページを画像形成装置で印刷する前に、必ず画像形成装置の濃度補正機能を実施するようにし、画像形成装置の画像形成性質を最良な状態で画像処理装置の濃度補正機能を行い、なるべく画像処理装置の濃度補正機能の精度を高めることができる印刷システムを提供する。
【解決手段】 画像形成装置に接続手段を介して接続されている画像処理装置において、前記画像処理装置は、画像処理手段と、画像処理用濃度補正手段と、属性付加手段とを有し、前記画像形成装置は、画像形成手段と、画像形成用濃度補正手段と、属性認識手段と、濃度補正指示手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像形成装置に接続手段を介して接続されている画像処理装置において、前記画像処理装置は、画像処理手段と、画像処理用濃度補正手段と、属性付加手段とを有し、前記画像形成装置は、画像形成手段と、画像形成用濃度補正手段と、属性認識手段と、濃度補正指示手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理装置と画像形成装置の両方に濃度補正機能を有する印刷システムに関するものであり、特に、画像処理装置からの濃度補正用測定ページを画像形成装置にて印刷する際には、必ず画像形成装置の濃度補正も実施し、画像処理装置の濃度補正機能をなるべく高めることを可能にした、印刷システムに関する。
従来、画像処理装置と画像形成装置が接続媒体によって疎な接続形態である場合に、かつ、画像処理装置と画像形成装置の両方に濃度補正機能を有する場合には、画像処理装置の濃度補正機能において使用する濃度補正用測定ページを、画像形成装置にて印刷するときであっても、画像形成装置の濃度補正機能の実施は画像処理装置のそれとは非同期であり、画像処理装置からの濃度補正用測定ページを印刷し、画像処理装置は濃度補正機能を実施していた。
特開2000−238341号公報
しかしながら、従来の技術では、画像処理装置が濃度補正機能を実施する際に、画像形成装置の画像形成品質が低下していると、画像形成装置の濃度補正結果の精度が低かった。
また、画像処理装置の濃度補正機能を実施した後すぐに、画像処理装置の濃度補正機能とは非同期で自動的に行われる画像形成装置の濃度補正機能が実施されると、画像形成装置の画像形成品質が変化して色味変動が起こるので、画像形成装置の濃度補正機能が実施される前の画像形成装置の画像形成性質を基準にして画像処理装置の濃度補正機能を実施した効果が無くなっていた。
従って、画像形成装置の画像形成性質を最良な状態で、画像形成装置の濃度補正機能の濃度補正用測定ページを印刷し、また、自動的に行われる画像形成装置の濃度補正機能の実行条件へのカウンタをリセットするような印刷システムが望まれている。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、画像形成装置の画像形成性質を最良な状態で、画像形成装置の濃度補正機能の濃度補正用測定ページを印刷し、また、自動的に行われる画像形成装置の濃度補正機能の実行条件へのカウンタをリセットすることが出来る印刷システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明である印刷システムにおける具体的な手段として以下の構成を備える。
画像形成装置に接続手段を介して接続されている画像処理装置において、前記画像処理装置は、利用者からの印刷ジョブに対して画像処理を施し、前記画像形成装置に対応する画像データに展開する画像処理手段と、濃度補正用測定ページを前記画像形成装置で実際に印刷用紙に印刷して、その出力画像の測定値と、該画像処理装置のターゲット値に基づいて、その差異を補正する方式の画像処理用濃度補正手段と、前記画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページの印刷ジョブに、濃度補正用測定ページである旨を示す属性を付加する属性付加手段と、前記画像形成装置は、前記画像処理装置から送信される印刷ジョブの画像データから用紙に印刷する画像形成手段と、ある一定条件に到達すると、該画像形成手段の経時変化を補正するために、前記画像処理装置の濃度補正とは非同期で自動的に濃度補正を行う画像形成用濃度補正手段と、前記画像処理装置から送信される印刷ジョブが、前記画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページである場合に、送信される印刷ジョブの属性を解析して、画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページであることを認識する属性認識手段と、前記画像処理装置から送信される印刷ジョブが、画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページであると前記属性認識手段が認識した場合に、必ず先ず前記画像形成用濃度補正手段に濃度補正を実施指示する濃度補正指示手段と、を有することを特徴とする印刷システム。
本発明によれば、画像処理装置から画像形成装置に送られる画像処理装置の濃度補正機能のための濃度補正用測定ページを画像形成装置で印刷する前に、必ず画像形成装置の濃度補正機能を実施できるようになったことで、画像形成装置の画像形成性質を最良な状態で、画像形成装置の濃度補正機能の濃度補正用測定ページを印刷することで、また、自動的に行われる画像形成装置の濃度補正機能の実行条件へのカウンタがリセットされるので、自動的に画像形成装置の濃度補正が実行されるまでの期間が最大となり、画像形成装置の濃度補正が実行されることによる色味変動を起きなくすることで、画像処理装置の濃度補正機能をなるべく高める印刷システムが提供できる。
以下、図を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る印刷システムの全体説明図である。なお、本実施例では、本発明の印刷システムを、プリンタやコピー、ファックスやその他の機能を複合的に搭載したMFP(マルチ・ファンクション・プリンタ)として説明する。
まず、画像処理装置0101は、画像処理部0102と、画像処理用濃度補正部0103と、属性付加部0104から構成される。なお、本実施例では、画像処理装置0101をプリンタコントローラとして説明する。
次に、画像形成装置0105は、属性認識部0106と、濃度補正指示部0107と、画像形成用濃度補正部0108と、画像形成部0109から構成される。なお、本実施例では、画像形成装置0105をプリンタエンジンとして説明する。
次に、画像処理装置0101と画像形成装置0105は、イーサネット(登録商標)ケーブル0110と、ビデオ転送テーブル0111で接続される。
次に、画像処理部0102は、主にPC等の利用者からMFPに送られる印刷ジョブのページ記述言語を解析し、画像形成装置0106で処理できるビットマップデータ形式に展開するものであり、本発明の印刷システムの画像処理手段にあたる。
次に、画像処理用濃度補正部0103は、濃度補正用測定ページを画像形成装置0105で実際に印刷用紙に印刷して、その出力画像の測定値と、該画像処理装置のターゲット値に基づいて、その差異を補正する方式であって、いわゆるプリンタコントローラのキャリブレーションと呼ばれるものであり、本発明の印刷システムの画像処理用濃度補正手段にあたる。なお、本実施例では、様々な濃度を持った複数の同じ色を含んだパッチを、任意の計算式を使って、一枚の用紙にランダムに散りばめた濃度補正用測定ページを生成し、それを画像形成装置0105の画像形成部0109で出力させ、MFPのスキャナでそれを電子データとして読み込ませた後、その電子データをから現在の各パッチの出力濃度を分析し、印刷ジョブで指定されている入力値に対する画像形成装置0105からの出力値を近似させるための濃度変換テーブルの変更を行う方法を採用しているが、本発明はこのキャリブレーション方法に限定はしない。
次に、属性付加部0104は、画像処理用濃度補正部0103で必要となる濃度補正用測定ページが、画像処理装置0101から画像形成装置0105に送信される際に、その濃度補正用測定ページの印刷ジョブに、濃度補正用測定ページである旨を示す属性、つまりコマンドパラメータを付加するものであり、本発明の印刷システムの属性付加手段にあたる。
次に、属性認識部0106は、画像処理装置0101から画像形成装置0105へ送信される印刷ジョブが、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページである場合に、送信される印刷ジョブの属性、つまりコマンドパラメータを解析して、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページであることを認識するものであり、本発明の印刷システムの属性認識手段にあたる。
次に、濃度補正指示部0107は、属性認識部0106において、画像処理装置0101から画像形成装置0105に送信された印刷ジョブは、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページであること認識された場合に、画像形成用濃度補正部0108に対し、必ずその印刷ジョブの直前に濃度補正を実施するように指示、つまり濃度補正実施にトリガーをかけるものであり、本発明の印刷システムの濃度補正指示手段にあたる。
次に、画像形成用濃度補正部0108は、ある一定条件に到達すると、画像形成部0109の経時変化を補正するための濃度補正、いわゆるプリンタエンジンのキャリブレーションを、画像処理装置0101の画像処理用濃度補正とは非同期に実施するものであり、本発明の印刷システムの画像形成用濃度補正手段にあたる。
次に、画像形成部0108は、いわゆる電子写真方式やインクジェット方式等の印刷方式であって、画像処理装置0101からビデオ転送テーブル0111を介して送信されるビットマップデータ形式の画像データから実際の用紙に印刷するものであり、本発明の印刷システムの画像形成手段にあたる。
次に、イーサネット(登録商標)ケーブル0110は、いわゆる汎用の双方向ネットワーク通信用ケーブルであって、画像処理装置0101と画像形成装置0105との間の制御コマンドの通信を行うためのものであり、本発明の印刷システムの接続手段の一つである。
最後に、ビデオ転送テーブル0111は、いわゆる特定機器専用の双方向データ通信用ケーブルであって、画像処理装置0101から前記画像形成装置に送信される印刷ジョブの画像データ、つまり画像処理部0102で展開されたビットマップデータを、同期を取りながら送信するためのビデオ転送テーブルであり、本発明の印刷システムのもう一つの接続手段である。
図2は、画像処理用濃度補正部0103が生成する濃度補正用測定ページの一例について詳細に示した図である。
まず、カラーパッチエリア0201は、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー、ブラックトナーを用いて、様々な濃度を持った複数の同じ色を含んだパッチを、任意の計算式を使って、一枚の用紙にランダムに散りばめたものである。このエリアの中には、様々な濃度で同色を含む複数のカラーパッチが配列されており、画像形成装置0105の印字領域面内ムラ、つまり面内の実際出力濃度の偏りによるキャリブレーション精度劣化を防止するためのものである。また、本方式の詳細については本発明の範囲ではないので、USP5760913を参照頂きたい。なお、本実施例では、画像形成に電子写真方式を採用しているが、この方式は限定されるものではなく、例えば、画像形成にインクジェット方式を採用した場合は、それぞれシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクに該当し、さらに、4色のみならず、それ以上またはそれ以下のトナー数またはインク数でも構わない。
次に、プロセスブラックパッチエリア0202は、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー、ブラックトナーによって生成される様々な濃度のグレーパッチが濃度順に配列されているものである。また、本方式の詳細については本発明の範囲ではないので、USP5760913を参照頂きたい。なお、本実施例では、画像形成に電子写真方式を採用しているが、この方式は限定されるものではなく、例えば、画像形成にインクジェット方式を採用した場合は、それぞれシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクに該当し、さらに、4色のみならず、それ以上またはそれ以下のトナー数またはインク数でも構わない。
次に、純ブラックパッチエリア0203は、ブラックトナーのみによって生成される様々な濃度のグレーパッチが濃度順に配列されているものである。また、本方式の詳細については本発明の範囲ではないので、USP5760913を参照頂きたい。なお、本実施例では、画像形成に電子写真方式を採用しているが、この方式は限定されるものではなく、例えば、画像形成にインクジェット方式を採用した場合は、ブラックインクに該当する。
図3は、画像形成用濃度補正部0108が、画像形成部0109の経時変化を補正するための濃度補正、いわゆるプリンタエンジンのキャリブレーションを、画像処理装置0101の画像処理用濃度補正とは非同期に自動的に行う条件の一例を詳細に示した表である。
まず、第一条件0301は、起動時には必ず画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を自動的に行うことを意味している。
次に、第二条件0302は、前回の画像形成用濃度補正部0108による濃度補正完了時点から、画像形成装置0105によるカラー印刷を500ページ行った後には、必ず画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を自動的に行うことを意味している。
次に、第三条件0303は、前回の画像形成用濃度補正部0108による濃度補正完了時点から、画像形成装置0105によるモノクロ印刷を1000ページ行った後には、必ず画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を自動的に行うことを意味している。
次に、第四条件0304は、前回の画像形成用濃度補正部0108による濃度補正完了時点から、5時間経過後には、必ず画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を自動的に行うことを意味している。
次に、第五条件0305は、画像形成装置0105の省電力のためのスリープ機能から復帰後には、必ず画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を自動的に行うことを意味している。
さて、図4は、本実施例の全体の動作を示したフローチャートである。
以下、図面上は、ステップはSと示す。
まず、MFPの操作部や遠隔地のPC等を用いて、利用者がMFPの全体メニューの中から画像処理用濃度補正機能のメニューを選択する(ステップ0401)。
次に、利用者は画像処理装置0101の画像処理用濃度補正機能を画像処理装置0101の指示に従って進める。なお、本実施例では、様々な濃度を持った複数の同じ色を含んだパッチを、任意の計算式を使って、一枚の用紙にランダムに散りばめた濃度補正用測定ページを生成し、それを画像形成装置0105の画像形成部0109で出力させ、MFPのスキャナでそれを電子データとして読み込ませた後、その電子データをから現在の各パッチの出力濃度を分析し、印刷ジョブで指定されている入力値に対する画像形成装置0105からの出力値を近似させるための濃度変換テーブルの変更を行う方法を採用するので、これに従って本ステップ以降を進める(ステップ0402)。
次に、ステップ0402で述べた画像処理用濃度補正機能の途中において、画像処理用濃度補正部0103で必要となる濃度補正用測定ページが、画像処理装置0101から画像形成装置0105に送信される際に、属性付加部0104によって、その濃度補正用測定ページの印刷ジョブに、濃度補正用測定ページである旨を示す属性、つまりコマンドパラメータを付加され、画像処理装置0101から画像形成装置0105にビデオ転送ケーブル0111を介して、濃度補正用測定ページの印刷ジョブが送信される(ステップ0403)。
次に、属性認識部0106は、画像処理装置0101から画像形成装置0105へ送信された印刷ジョブが、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページである場合に、送信された印刷ジョブの属性、つまりコマンドパラメータを解析して、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページであることを認識し、濃度補正指示部0107は、属性認識部0106において、画像処理装置0101から画像形成装置0105に送信された印刷ジョブは、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページであること認識された場合に、画像形成用濃度補正部0108に対し、必ずその印刷ジョブの直前に濃度補正を実施するように指示、つまり濃度補正実行にトリガーをかけ、画像形成用濃度補正部0108は、経時変化を補正するための濃度補正、いわゆるプリンタエンジンのキャリブレーションを実施する(ステップ0404)。
次に、画像形成部0108は、画像処理装置0101からビデオ転送テーブル0111を介して送信された画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページのビットマップデータ形式の画像データから実際の用紙に、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページを印刷する(ステップ0405)。
最後に、ステップ0402で述べた方法に従って、残りの処理、つまり、MFPのスキャナで、画像形成装置0105から出力された画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページを電子データとして読み込ませた後、その電子データをから現在の各パッチの出力濃度を分析し、印刷ジョブで指定されている入力値に対する画像形成装置0105からの出力値を近似させるための濃度変換テーブルの変更を行う処理を継続し、本画像処理用濃度補正機能の全フローを終了する(ステップ0406)。
以上で実施例1の説明を終了する。
続いて、上述した実施例の変形例としての他の実施例について説明する。なお、本実施例には、実施例1と差異のみを記載し、重複する説明に関しては割愛する場合がある。
実施例1では、画像処理装置0101から画像形成装置0105へ、ビデオ転送ケーブル0111を介して送信される画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページを、画像形成装置0105で印刷する前には、前回の画像形成用濃度補正部0108により自動的に実行された濃度補正の時期は全く加味せずに、必ず強制的に画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を行っていたが、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像形成装置0105に送られてきたからといって、前回の画像形成用濃度補正部0108により自動的に実行された濃度補正の直後に再度、画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を行わなくても良い場合がある。具体的には、図3で説明した画像形成用濃度補正機能の自動実行条件をさらに限定した場合である。
そこで、本実施例では、図3で説明した画像形成用濃度補正機能の自動実行条件をさらに限定した条件に当てはまる場合には、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像形成装置0105に送られてきたからといって、強制的に画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を行わないようにした。
図5は、画像形成用濃度補正部0108が、画像形成部0109の経時変化を補正するための濃度補正、いわゆるプリンタエンジンのキャリブレーションを、画像処理装置0101の画像処理用濃度補正とは非同期に自動的に行う条件と、画像処理装置0101から画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像処理装置0101へと送信された場合でも、画像形成用濃度補正部0108が、画像形成部0109の経時変化を補正するための強制的な濃度補正は行わない条件の一例を詳細に示した表である。なお、前者の条件については実施例1の図3と同じであるので、本実施例では説明を割愛する。
まず、第一条件0501は、起動時1時間以内であれば、画像処理装置0101から画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像処理装置0101へと送信された場合でも、画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を強制的に行わないことを意味している。
次に、第二条件0502は、前回の画像形成用濃度補正部0108による濃度補正完了時点から、画像形成装置0105によるカラー印刷が50ページ以内であれば、画像処理装置0101から画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像処理装置0101へと送信された場合でも、画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を強制的に行わないことを意味している。
次に、第二条件0503は、前回の画像形成用濃度補正部0108による濃度補正完了時点から、画像形成装置0105によるモノクロ印刷が100ページ以内であれば、画像処理装置0101から画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像処理装置0101へと送信された場合でも、画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を強制的に行わないことを意味している。
次に、第四条件0504は、前回の画像形成用濃度補正部0108による濃度補正完了時点から、1時間以内であれば、画像処理装置0101から画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像処理装置0101へと送信された場合でも、画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を強制的に行わないことを意味している。
次に、第五条件0505は、画像形成装置0105の省電力のためのスリープ機能から復帰後2時間以内であれば、画像処理装置0101から画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページが画像処理装置0101へと送信された場合でも、画像形成用濃度補正部0108による濃度補正を強制的に行わないことを意味している。
さて、図6は、本実施例の全体の動作を示したフローチャートである。
まず、MFPの操作部や遠隔地のPC等を用いて、利用者がMFPの全体メニューの中から画像処理用濃度補正機能のメニューを選択する(ステップ0401)。
次に、利用者は画像処理装置0101の画像処理用濃度補正機能を画像処理装置0101の指示に従って進める。なお、本実施例では、様々な濃度を持った複数の同じ色を含んだパッチを、任意の計算式を使って、一枚の用紙にランダムに散りばめた濃度補正用測定ページを生成し、それを画像形成装置0105の画像形成部0109で出力させ、MFPのスキャナでそれを電子データとして読み込ませた後、その電子データをから現在の各パッチの出力濃度を分析し、印刷ジョブで指定されている入力値に対する画像形成装置0105からの出力値を近似させるための濃度変換テーブルの変更を行う方法を採用するので、これに従って本ステップ以降を進める(ステップ0402)。
次に、ステップ0402で述べた画像処理用濃度補正機能の途中において、画像処理用濃度補正部0103で必要となる濃度補正用測定ページが、画像処理装置0101から画像形成装置0105に送信される際に、属性付加部0104によって、その濃度補正用測定ページの印刷ジョブに、濃度補正用測定ページである旨を示す属性、つまりコマンドパラメータを付加され、画像処理装置0101から画像形成装置0105にビデオ転送ケーブル0111を介して、濃度補正用測定ページの印刷ジョブが送信される(ステップ0403)。
次に、属性認識部0106は、画像処理装置0101から画像形成装置0105へ送信された印刷ジョブが、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページである場合に、送信された印刷ジョブの属性、つまりコマンドパラメータを解析して、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページであることを認識し、濃度補正指示部0107は、属性認識部0106において、画像処理装置0101から画像形成装置0105に送信された印刷ジョブは、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページであること認識された場合に、図5の強制的な濃度補正は行わない条件から外れているか否かを判断し(0601)、もしその条件に入っていればステップ0405に進み、もしその条件から外れていれば、画像形成用濃度補正部0108に対し、必ずその印刷ジョブの直前に濃度補正を実施するように指示、つまり濃度補正実行にトリガーをかけ、画像形成用濃度補正部0108は、経時変化を補正するための濃度補正、いわゆるプリンタエンジンのキャリブレーションを実施する(ステップ0404)。
次に、画像形成部0108は、画像処理装置0101からビデオ転送テーブル0111を介して送信された画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページのビットマップデータ形式の画像データから実際の用紙に、画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページを印刷する(ステップ0405)。
最後に、ステップ0402で述べた方法に従って、残りの処理、つまり、MFPのスキャナで、画像形成装置0105から出力された画像処理用濃度補正部0103に使用する濃度補正用測定ページを電子データとして読み込ませた後、その電子データをから現在の各パッチの出力濃度を分析し、印刷ジョブで指定されている入力値に対する画像形成装置0105からの出力値を近似させるための濃度変換テーブルの変更を行う処理を継続し、本画像処理用濃度補正機能の全フローを終了する(ステップ0406)。
以上で実施例2の説明を終了する。
0102 画像処理部であり、請求項1における画像処理手段である。
0103 画像処理用濃度補正部であり、請求項1における画像処理用濃度補正手段である。
0104 属性付加部であり、請求項1における属性付加手段である。
0106 属性認識部であり、請求項1における属性認識手段である。
0107 濃度補正指示部であり、請求項1における濃度補正指示手段である。
0108 画像形成用濃度補正部であり、請求項1における画像形成用濃度補正手段である。
0109 画像形成部であり、請求項1における画像形成手段である。
0103 画像処理用濃度補正部であり、請求項1における画像処理用濃度補正手段である。
0104 属性付加部であり、請求項1における属性付加手段である。
0106 属性認識部であり、請求項1における属性認識手段である。
0107 濃度補正指示部であり、請求項1における濃度補正指示手段である。
0108 画像形成用濃度補正部であり、請求項1における画像形成用濃度補正手段である。
0109 画像形成部であり、請求項1における画像形成手段である。
Claims (6)
- 画像形成装置に接続手段を介して接続されている画像処理装置において、
前記画像処理装置は、
利用者からの印刷ジョブに対して画像処理を施し、前記画像形成装置に対応する画像データに展開する画像処理手段と、
濃度補正用測定ページを前記画像形成装置で実際に印刷用紙に印刷して、その出力画像の測定値と、該画像処理装置のターゲット値に基づいて、その差異を補正する方式の画像処理用濃度補正手段と、
前記画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページの印刷ジョブに、濃度補正用測定ページである旨を示す属性を付加する属性付加手段と、
前記画像形成装置は、
前記画像処理装置から送信される印刷ジョブの画像データから用紙に印刷する画像形成手段と、
ある一定条件に到達すると、該画像形成手段の経時変化を補正するために、前記画像処理装置の濃度補正とは非同期で自動的に濃度補正を行う画像形成用濃度補正手段と、
前記画像処理装置から送信される印刷ジョブが、前記画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページである場合に、送信される印刷ジョブの属性を解析して、画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページであることを認識する属性認識手段と、
前記画像処理装置から送信される印刷ジョブが、画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページであると前記属性認識手段が認識した場合に、必ず先ず前記画像形成用濃度補正手段に濃度補正を実施指示する濃度補正指示手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記接続手段は、前記画像処理装置と前記画像形成装置との間の制御コマンドの通信を行うためのイーサネット(登録商標)ケーブルと、前記画像処理装置から前記画像形成装置に送信される印刷ジョブの画像データを送信するためのビデオ転送テーブルであることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記画像形成用濃度補正手段は、前回、画像形成用濃度補正手段による濃度補正が行われてから、一定時間経過すると、自動的に該画像形成用濃度補正手段による濃度補正行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記画像形成用濃度補正手段は、前回、画像形成用濃度補正手段による濃度補正が行われてから、一定枚数を前記画像形成装置において印刷されると、自動的に該画像形成用濃度補正手段による濃度補正行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記濃度補正指示手段は、たとえ前記属性認識手段によって、前記画像処理装置から送信される印刷ジョブが、画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページであると認識された場合でも、前回、画像形成用濃度補正手段による濃度補正が行われてから一定時間経過していなければ、今回、画像形成用濃度補正手段による濃度補正の実施指示はしないことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記濃度補正指示手段は、たとえ前記属性認識手段によって、前記画像処理装置から送信される印刷ジョブが、画像処理用濃度補正手段に使用する濃度補正用測定ページであると認識された場合でも、前回、画像形成用濃度補正手段による濃度補正が行われてから一定枚数を前記画像形成装置において印刷されていなければ、今回、画像形成用濃度補正手段による濃度補正の実施指示はしないことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
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KR101403678B1 (ko) * | 2008-10-31 | 2014-06-05 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 및 그 색상 보정 방법 |
JP2018001704A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | キヤノン株式会社 | 印刷システム、印刷装置及びその制御方法とプログラム |
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2005
- 2005-02-17 JP JP2005040370A patent/JP2006227877A/ja not_active Withdrawn
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