JP2006225066A - エレベータのロープ張り治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エレベータのロープに対して、実際のエレベータの設置現場と同等の状況で正確な引張試験を行うことができるようにしたロープ張り治具を提供する。
【解決手段】 一対の細長いロープヒッチ1、2が上下に間隔をおいて平行に配置されている。上下に延びる複数本のガイド棒4の下端は下側のロープヒッチ2の端部に固定され、上端は上側のロープヒッチ1の端部を移動可能に貫通し、外周にはネジ山が形成されている。上側のロープヒッチの上下において各ガイド棒のネジ山にそれぞれナット6が螺着されており、これらを回転させることにより各ロープ13の張力を調整することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータのロープブレーキ装置等のロープ掴み力を測定するロープ引張試験時に使用されるロープ張り治具に関する。
図7は従来のロープ張り治具の一例の正面図、図8は図7のA−A線断面図である。このロープ張り治具を用いてロープブレーキ装置等のロープ掴み力を測定する場合は、矩形状の枠101に上下動可能に取り付けられたロの字形のロープヒッチ102にロープ103の一端を通してロープヒッチ102の下端部を巻き込むように環状に湾曲させ、その状態でクリップ104で固定する。
そして、ロープヒッチ102から垂下した各ロープ103をロープブレーキ装置105の一対のシュー106間に挟み込んでロープ103を掴み、その状態で引張試験機によってロープヒッチ102を上方に引っ張り、ロープ103がシュー106に対して滑り始めた時の引張力からロープブレーキ装置105のロープ掴み力を測定するようにしている。
香港、シンガポール等の国の法規では、エレベータの乗りかごが上昇方向に過速度になった場合にロープを直接掴むロープブレーキ装置で乗りかごを停止させるように定められており、乗りかごを停止させる方法の一つとしてロープを直接掴むロープブレーキを用いる方法がある。ロープブレーキのロープ掴み力を事前に測定する場合等に、そのようなエレベータを製造する場合等に上記のようなロープ張り治具が必要となる。
しかしながら、上記のようなロープ張り治具では、各ロープ103を緊張させた状態でシュー106間に挟み込むことができない。また、ロープ103の環状の取付部の径にばらつきが生じるため、ロープヒッチ102を引っ張ったときに取付部の径が大きいロープ103が弛んでいても径が小さいロープ103は強く引っ張られて各ロープ103の張力が均一にならないことがある。したがって、正確な引張試験ができるとは言い難い。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エレベータのロープに対して、実際のエレベータの設置現場と同等の状況で正確な引張試験を行うことができるようにしたロープ張り治具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、平行に配置された複数本のエレベータのロープを長手方向に移動しないようにロープ掴み装置等で掴む力を測定するロープ引張試験時に使用され、前記複数本のロープを同時に長手方向に引っ張るためのものであって、一対の細長いロープヒッチと、これらのロープヒッチを間隔をおいて平行に保持するとともに該間隔を調節可能な保持手段とを備え、前記一対のロープヒッチ間に前記複数本のロープを平行に取り付けた状態で前記一対のロープヒッチの間隔を調節することにより前記複数本のロープを緊張させることを特徴とするエレベータのロープ張り治具である。
本発明によれば、エレベータのロープに対して、実際のエレベータ設置現場と同等の状況で正確な引張試験を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態の正面図、図2は第1の実施形態の側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のロープ張り治具は矩形の枠状のもので、水平に配置された上下一対の細長い板状のロープヒッチ1、2と、上側のロープヒッチ1の上方に水平に配置された板状の支持部材3と、ロープヒッチ1、2、及び支持部材3と直交し、垂直方向に延びる複数本のガイド棒4とを備えている。
ロープヒッチ1、2、及び支持部材3の両端には、ガイド棒4の直径よりもわずかに大きい内径の貫通孔(図示せず)が形成され、これらの貫通孔にはガイド棒4が貫通している。各ガイド棒4におけるロープヒッチ1、2、及び支持部材3に対応する部位の外周にはネジ山4aが設けられており、このネジ山4aは各貫通孔の全長に亘って存在するとともに各貫通孔の両端から突出するように形成されている。
このネジ山4aには、ロープヒッチ1、2、及び支持部材3を挟み込むようにナット6が螺着されており、これによってロープヒッチ1、2、及び支持部材3がガイド棒4に対して軸方向に移動可能に保持されている。
支持部材3の上面には引張試験機7が設けられており、この引張試験機7によって支持部材3を上方に引き上げる力が付与される。
ロープブレーキ装置8は、対向配置された一対のシュー9と、これらのシュー9を接近及び離間する方向に案内するガイド部材10と、一方のシュー9を他方のシュー9に対して接近する方向に付勢するバネ11と、シュー9を支持する一対のL字形の基台12とを有している。
上記のロープ張り治具を用いてロープブレーキ装置8のロープ掴み力を測定する場合には、各ロープ13の一端を上側のロープヒッチ1を巻き込むように環状に湾曲させてクリップ14で固定し、各ロープ13の他端を下側のロープヒッチ2を巻き込むように環状に湾曲させてクリップ14で固定する。
次に、上側のロープヒッチ1に接している各ナット6を回転させてロープヒッチ1、2間の間隔を調節し、全てのロープ13が緊張した状態にする。次に、ロープブレーキ装置8の一対のシュー9によって各ロープ13を挟み込んだ状態にし、引張試験機7によって支持部材3を上方に引っ張ると、複数本のロープ13が同時に長手方向に引っ張られる。そして、ロープ13がシュー9に対して滑り始めた時の引張力からロープブレーキ装置8のロープ掴み力を測定する
このように、本発明によれば、各ロープ13を緊張させた状態で引張試験を行うことができるので、実際のエレベータ設置現場と同等の状況となり、正確な引張試験を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図3は本発明の第2の実施形態の正面図、図4は第2の実施形態に用いられるロープの端部の構造説明図である。なお、以下の各実施形態において、第1の実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を用いており、重複する説明は省略してある。
第1の実施形態では、ロープ13におけるロープヒッチ1、2との環状の取付部の径にばらつきが生じるため、ナット6を調整しても、取付部の径が大きいロープ13は弛み、取付部の径が小さいロープ13は取付部の径が大きいロープ13よりも強く引っ張られることが有った。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、ロープ13の両端部にスウェージング加工部16を設け、このスウェージング加工部16を介してロープヒッチ1、2にロープ3を取り付けるように構成している。
図4(a)に示すように、スウェージング加工部16は塑性変形可能な金属材料により形成された棒状のもので、一端側の端面から軸方向に沿って延びる有底のロープ挿入孔16aと、その終端部近傍から他端側にかけて形成されたネジ部16bとから成り、ネジ部16bの外周にはねじ山が形成されている。
ロープ挿入孔16aにロープ13の先端部を挿入し、ロープ挿入孔16aの周囲の部分に径方向内側への圧力を付与して径を縮小させることにより、図4(b)に示す如くロープ13の先端部をかしめ固定する。
ロープヒッチ1、2には、このスウェージング加工部16を軸方向に移動可能に受け入れる貫通孔(図示せず)が設けられ、この貫通孔から突出したスウェージング加工部16の先端にはナット17が螺着されている。
このナット17を回転させることにより、各ロープ13の張力を調節することができるため、全てのロープ13をほぼ同じ張力にすることができ、より正確な引張試験を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図5は本発明の第3の実施形態の正面図である。
本実施形態では、第2の実施形態の構成に加えて、下側のロープヒッチ2とナット17との間に、ロープ13の張力を測定するロードセル18を設け、各ロープ13に作用する張力を知ることができるようにしている。これにより、各ロープ13の張力をほぼ等しくすることができるとともに、実際のエレベータ設置現場でのロープの張力と等しい張力にして引張試験を行うことができるため、より正確な試験を行うことができる。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。図6は本発明の第4の実施形態の正面図である。
本実施形態では、第2の実施形態の構成に加えて、上側のロープヒッチ1と下側のロープヒッチ2の間にスケール19を設けており、その目盛りを読むことで、ロープヒッチ1、2間の間隔を知ることができる。
このようにすると、ロープヒッチ1のロープヒッチ2に対する移動量を知ることができ、ロープ13が張力をかける前の状態から何mm伸びたかが判るので、ロープ13のばね定数が判っていれば、ばね定数(N/mm)×ロープ伸び量(mm)の式からロープ13の張力を知ることができる。これにより、実際のエレベータ設置現場でのロープの張力と等しい張力にして引張試験を行うことができるため、より正確な試験を行うことができる。
以上、具体例を挙げて本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
本発明の第1の実施形態の正面図。 第1の実施形態の側面図。 本発明の第2の実施形態の正面図。 第2の実施形態に用いられるロープの端部の構造説明図。 本発明の第3の実施形態の正面図。 本発明の第4の実施形態の正面図。 従来のロープ張り治具の一例の正面図。 図7のA−A線断面図。
符号の説明
1 ロープヒッチ
2 ロープヒッチ
4 ガイド棒(保持手段)
6 ナット(保持手段)
13 ロープ
16 スウェージング加工部(張力調節手段)
17 ナット(張力調節手段)
18 ロードセル(張力測定手段)
19 スケール(間隔測定手段)

Claims (4)

  1. 平行に配置された複数本のエレベータのロープを長手方向に移動しないようにロープ掴み装置等で掴む力を測定するロープ引張試験時に使用され、前記複数本のロープを同時に長手方向に引っ張るためのものであって、一対の細長いロープヒッチと、これらのロープヒッチを間隔をおいて平行に保持するとともに該間隔を調節可能な保持手段とを備え、前記一対のロープヒッチ間に前記複数本のロープを平行に取り付けた状態で前記一対のロープヒッチの間隔を調節することにより前記複数本のロープを緊張させることを特徴とするエレベータのロープ張り治具。
  2. 前記各ロープの張力を個別に調節するための張力調節手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープ張り治具。
  3. 前記各ロープの張力を個別に測定するための張力測定手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのロープ張り治具。
  4. 前記一対のロープヒッチ間の間隔を測定するための間隔測定手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のエレベータのロープ張り治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03177289A (ja) * 1989-12-04 1991-08-01 Mitsubishi Electric Corp ロープ式エレベータの張力調整装置
JP2003300681A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Fujitec Co Ltd 往復移動体装置

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