JP2006222690A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ユーザが予め決めた構図を再現することの容易な電子カメラを提供することにある。
【解決手段】本発明の電子カメラは、被写界の画像を取得する撮像部(12)と、情報を表示する表示部(17)とを備えた電子カメラ(1)において、本撮影に先立ち前記撮像部が予め取得したプレ画像の構図を認識する認識部(13)と、本撮影に当たり、前記被写界の現在の構図と前記プレ画像の構図とのずれを示す情報を、前記表示部に表示する表示制御部(13)とを備えたことを特徴とする。この情報を参考にしながら撮影者が電子カメラの撮影レンズの向きを変えれば、プレ画像の構図を再現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子スチルカメラやビデオカメラなど、モニタを内蔵した電子カメラに関する。
電子スチルカメラ(以下、単に「電子カメラ」という。)のユーザが外出先で自分を撮影をする際、三脚の用意が無い場合に、撮影代行者をたてることがある。
仮に、この電子カメラにシーンアシスト機能が搭載されていれば、電子カメラのモニタ上に、人物や風景を配置するのに適した位置(電子カメラの推奨位置)を表示させることができるので、撮影代行者が構図決めに失敗する可能性は低くなる。因みに、このシーンアシスト機能の詳細は、特許文献1などに開示されている。
特開2004−247869号公報
しかし、ユーザの意図する構図は、電子カメラが推奨するものと同じであるとは限らない。その場合、ユーザは、自分の意図した構図を撮影代行者に説明する必要があるが、口頭では意図が十分に伝わらないことが多い。
そこで本発明の目的は、ユーザが予め決めた構図を再現することの容易な電子カメラを提供することにある。
請求項1に記載の電子カメラは、被写界の画像を取得する撮像部と、情報を表示する表示部とを備えた電子カメラにおいて、本撮影に先立ち前記撮像部が予め取得したプレ画像の構図を認識する認識部と、本撮影に当たり、前記被写界の現在の構図と前記プレ画像の構図とのずれを示す情報を、前記表示部に表示する表示制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の電子カメラは、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記認識部は、
前記プレ画像中の被写体の輪郭を認識し、前記表示制御部は、前記輪郭のイメージを前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項3に記載の電子カメラは、請求項2に記載の電子カメラにおいて、前記表示制御部は、前記撮像部がリアルタイムで取得するスルー画像と前記輪郭のイメージとを重畳させて前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項4に記載の電子カメラは、請求項3に記載の電子カメラにおいて、ユーザからの撮影の指示を受け付けるためのレリーズ釦を備え、前記表示制御部は、前記輪郭のイメージの表示中に前記レリーズ釦が半押しされると、その半押しの期間に限り前記輪郭のイメージの表示を中止することを特徴とする。
請求項5に記載の電子カメラは、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記認識部は、前記プレ画像中の任意のパターンの座標を認識し、前記表示制御部は、前記プレ画像中の任意のパターンの座標と、前記撮像部がリアルタイムで取得するスルー画像中の前記パターンの座標とのずれベクトルのイメージを、前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項6に記載の電子カメラは、請求項5に記載の電子カメラにおいて、前記表示制御部は、前記スルー画像と前記ずれベクトルのイメージとを重畳させて前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項7に記載の電子カメラは、請求項5又は請求項6に記載の電子カメラにおいて、前記ずれベクトルの長さが閾値以下になったときに、前記被写界の現在の構図が前記プレ画像の構図と一致した旨をユーザに通知することを特徴とする。
請求項8に記載の電子カメラは、請求項5〜請求項7の何れか一項に記載の電子カメラにおいて、前記ずれベクトルの長さが閾値以下になったときに、ユーザからの本撮影の指示を受け付けることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが予め決めた構図を再現することの容易な電子カメラが実現する。
[第1実施形態]
以下、図1、図2、図3、図4、図5、図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、電子カメラ(電子スチルカメラ)の実施形態である。
図1は、本電子カメラの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、電子カメラ1には、撮影レンズ11、撮像部12、ディジタル信号処理回路13、バッファメモリ15、制御回路16、モニタ17、レリーズ釦18、操作釦19などが備えられる。このうち、モニタ17が請求項の表示部に対応し、ディジタル信号処理回路13が、請求項の認識部及び表示制御部に対応する。
また、電子カメラ1には、可搬のカード型メモリ14が装着されている。モニタ17は、例えば、電子カメラ1の背面側(反被写界側)に設けられている。
撮像部12は、レンズ駆動機構、絞り、シャッタ機構、CCD撮像素子、A/D変換回路などからなり、撮影レンズ11が結像した被写界(撮影レンズ11の視野)の像を示す画像(ディジタル画像信号)を取得し、ディジタル信号処理回路13へ送出する。
撮像部12によって取得される画像には、保存する必要のある「保存用画像」の他に、保存される必要のない「スルー画像」がある。保存用画像は、データ量の多い1フレームの画像である。スルー画像は、データ量が少ない連続した複数フレームの画像であって、電子カメラ1の現在の被写界をリアルタイムで表す画像である。
ディジタル信号処理回路13は、保存用画像をカード型メモリ14へ格納したり、スルー画像をモニタ17へ表示したり、カード型メモリ14に格納された保存用画像を読み出してモニタ17へ再生表示したりする働きをする。
カード型メモリ14に格納される保存用画像には、予め決められた方式で圧縮処理が施される。また、その保存用画像には、必要に応じて色変換処理や階調変換処理などの処理も施される。
モニタ17に表示されるスルー画像及び保存用画像は、モニタ17に適した形式に変換される。特に、カード型メモリ14に格納されていた保存用画像がモニタ17へ表示される際には、伸張処理が施される。
これら各種の処理は、何れもディジタル信号処理回路13によって行われる。また、ディジタル信号処理回路13は、その他に、モニタ17に対しスルー画像や保存用画像以外の情報を表示するための各処理も行う。バッファメモリ15は、処理の対象となる画像を一時的に格納する役割をする。
以上の各部は、制御回路16によって制御される。制御回路16は、レリーズ釦18、操作釦19を介してユーザから与えられる指示に従ってその制御を行う。
ユーザは、レリーズ釦18を操作することによって、撮影の指示、合焦の指示などを電子カメラ1に与えることができる。「撮影」は、保存用画像を取得してカード型メモリ14へ格納することを指し、「合焦」は、スルー画像のコントラストなどに応じて撮影レンズ11を最適な位置に移動させることを指す。
また、ユーザは、操作釦19を操作することによって、電子カメラ1を各種のモードに設定することができる。電子カメラ1のモードには、撮影モード、再生モードなどがある。「撮影モード」は、モニタ17にスルー画像が表示されると共に、ユーザの所望するタイミングで撮影が行われるモードである。「再生モード」は、カード型メモリ14に格納された保存用画像のうち、ユーザの所望するものがモニタ17に再生表示されるモードである。
ここで、本電子カメラ1においては、「撮像モード」の下位のモードの1つとして、「記念撮影モード(構図再現モード)」が予め用意されている。
例えば、図2に示すように、本電子カメラ1のメニューの中には、「記念撮影モード」の項目が予め登録されている。ユーザは、操作釦19を操作して電子カメラ1のモニタ17にメニュー表示をさせ、操作釦19をさらに操作して、「記念撮影モード」の項目を選択すれば、電子カメラ1を「記念撮影モード」に設定することがことができる。
その設定後、電子カメラ1のモニタ17には、設定中のモードが「記念撮影モード」である旨を示すアイコンが表示される。このアイコンは、例えば、図3に符号Eで示すとおりである。図3において符号Isはスルー画像である。
図4は、記念撮影モード時の電子カメラ1の動作フローチャートである。
先ず、ユーザ側から見たこのモードの概要を述べると、<構図を決定するためのプレ撮影>→<構図再現のためのアシスト>→<本撮影>である。図4のステップS11〜S17がプレ撮影に関するステップであり、ステップS18がアシストに関するステップであり、ステップS19〜S23が本撮影に関するステップである。以下、順に説明する。
最初に、電子カメラ1は、スルー画像の取得を開始し、モニタ17にスルー画像とアイコンEとを表示する(ステップS11)。
ユーザは、このモニタ17を目視しながら撮影レンズ11の向きを変化させて所望の構図を探し、構図が定まった時点で、レリーズ釦18を操作する。なお、このときにユーザが目視するのは、モニタ17ではなく不図示の光学ファインダであってもよい。
その後、レリーズ釦18が半押しされると(ステップS12YES)、合焦が行われ(ステップS13)、レリーズ釦18が全押しされると(ステップS14YES)、プレ撮影が行われる(ステップS15)。
プレ撮影では、撮像部12は、データ量の多い画像を1フレーム分だけ取得する。その画像(プレ画像)は、バッファメモリ15に格納される。また、モニタ17には、スルー画像に代えて、そのプレ画像が表示される(ステップS16)。
また、モニタ17上には、例えば、図5(a)に示すように、プレ画像Ipと共に、その構図がOKであるか否かをユーザに問うための情報(ここでは、「OK」,「NO」の文字情報とする。)も表示される。
ユーザは、モニタ17に表示されたプレ画像を見ながら操作釦19を操作し、プレ画像の構図が気に入れば「OK」を選択し、プレ画像の構図が気に入らなければ「NO」を選択する。「OK」を選択した場合、ユーザは、本撮影をするべく撮影代行者に電子カメラ1を預ければよい。「NO」を選択した場合、ユーザはプレ撮影を再度行うことになる。
電子カメラ1は、「OK」が選択されると(ステップS17YES)、次のステップS18へ進み、「NO」が選択されると(ステップS17NO)、ステップS11へ戻ってプレ撮影のための処理(ステップS11〜S17)を実行する。
ステップS18では、先ず、ディジタル信号処理回路13は、バッファメモリ15に格納されたプレ画像を参照し、そのプレ画像に写っている被写体の輪郭線を抽出する(ステップS181)。
輪郭線の抽出には、公知の何れかの手法が適用される。例えば、閾値を用いてプレ画像を二値化処理するだけでもこれを行うことができる。図5(b)に示すようなプレ画像Ipからは、図5(c)に示すような輪郭線Ip’が抽出される。この輪郭線Ip’は、プレ画像Ipの構図を示している。
また、撮像部12は、ステップS18においてスルー画像の取得を再開する。ディジタル信号処理回路13は、輪郭線Ip’のイメージを作成すると共に、撮像部12が取得したスルー画像Isに、輪郭線Ip’のイメージを重畳させてモニタ17に表示する(ステップS183,S184)。
ここで、輪郭線Ip’のイメージは、輪郭線Ip’と全く同じパターンでもよいが、輪郭線Ip’の存在を強調するために、輪郭線Ip’を太線化したものであってもよい。図6には、スルー画像Is上に輪郭線のイメージIp”が重畳された様子を示した。
このとき、スルー画像Isの構図がプレ画像の構図とずれていれば、スルー画像Isに写っている被写体の輪郭と輪郭線のイメージIp”とには、ずれが生じる。よって、撮影代行者は、スルー画像Isの構図とプレ画像の構図とのずれを、直感的に認識することができる。
なお、ディジタル信号処理回路13は、輪郭線のイメージIp”をスルー画像Isに重畳させるに当たり、スルー画像Isの全体の輝度平均値を参照し、その輝度平均値が閾値よりも高ければ(ステップS182YES)、輪郭線のイメージIp”を黒色で表示し(ステップS183)、その輝度平均値が閾値よりも低ければ(ステップS182NO)、輪郭線のイメージIp”を赤色で表示する(ステップS184)。よって、スルー画像Isが明るい場合にも暗い場合にも、輪郭線のイメージIp”の視認性は保たれる。
撮影代行者は、この状態のモニタ17を目視しながら撮影レンズ11の向きを変化させ、輪郭線のイメージIp”に、スルー画像Isに写っている被写体の輪郭が重なるような構図を探す。輪郭線のイメージIp”に被写体の輪郭が重なれば、スルー画像Isの構図とプレ画像の構図とのずれが無くなり、プレ画像の構図が再現される。
撮影代行者は、プレ画像の構図が再現された時点で、本撮影をするべくレリーズ釦18を操作すればよい。
レリーズ釦18が半押しされると(ステップS19YES)、電子カメラ1は合焦の動作を行う(ステップS20)。
また、この半押しの期間に限り、ディジタル信号処理回路13は、輪郭線のイメージIp”の表示を停止する(ステップS21)。
よって、撮影代行者は、スルー画像Isだけを目視して合焦状態を確認することができる。その確認後、本撮影をする意志が無ければ、撮影代行者は、レリーズ釦18の半押しを解除すればよい。
レリーズ釦18の半押しが解除されると(ステップS19NO)、電子カメラ1はステップS181に戻り、輪郭線のイメージIp”の表示を開始する。
つまり、撮影代行者は、レリーズ釦18の半押し/解除の操作をするだけで、輪郭線のイメージIp”の非表示/表示の指示を電子カメラ1に与えることができる。
また、撮影代行者は、本撮影をする意志があれば、レリーズ釦18の半押しに続いてレリーズ釦18を全押しすればよい。
レリーズ釦18が全押しされると(ステップS22YES)、電子カメラ1は本撮影を行う(ステップS23)。
本撮影では、撮像部12は、データ量の多い画像を1フレーム分だけ取得する。その画像(保存用画像)は、カード型メモリ14に格納される。
以上、本実施形態では、ステップS18においてプレ画像の構図を示す輪郭線のイメージIp”がモニタ17に表示されるので、撮影代行者は、その表示に促されて、プレ画像の構図を容易に再現することができる。
したがって、本実施形態の電子カメラ1によれば、撮影代行者であっても、ユーザが予め決めた構図通りの撮影をすることが可能である。
なお、本実施形態のステップS182,S183,S184では、輪郭線のイメージIp”の視認性を保つために、スルー画像Isの明るさに応じて輪郭線のイメージIp”の色を変更したが、その代わりに、そのイメージIp”を、イメージIp”と相反する色で縁取りしてもよい。
また、本実施形態では、輪郭線のイメージIp”の表示先が、電子カメラ1の背面側に設けられたモニタ17となっているが、不図示の光学ファインダ内にイメージを表示するモニタが設けられている場合には、輪郭線のイメージIp”の表示先を、光学ファインダ内のモニタとしてもよい。
[第2実施形態]
以下、図7、図8を参照して本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態は、電子カメラの実施形態である。ここでは、第1実施形態との相違点のみ説明する。
図7は、本実施形態の記念撮影モード時の電子カメラ1の動作フローチャートである。図7において、図4に示すステップと同じものには同じ符号を付した。第1実施形態との相違点は、主に、アシストに関するステップ(ステップS28)にある。
ステップS28では、先ず、ディジタル信号処理回路13は、バッファメモリ15に格納されたプレ画像を参照し、そのプレ画像の特徴パターンを抽出し、その特徴パターンのプレ画像上の座標を認識する(ステップS281)。
この特徴パターンは任意であるが、プレ画像に写っている被写体の矩形部分など、少なくとも、プレ画像中の他のパターンと区別できるようなパターンである。
次に、撮像部12は、スルー画像の取得を開始する。ディジタル信号処理回路13は、取得されたスルー画像から、前述した特徴パターンと同じ特徴パターンを探索し、その特徴パターンのスルー画像上の座標を認識する(ステップS282)。この特徴パターンの探索には、公知のパターン認識の技術を適用することができる。
次に、ディジタル信号処理回路13は、プレ画像上の特徴パターンの座標を基準とした、スルー画像上の特徴パターンの座標の変位(ずれベクトル)を算出する(ステップS283)。このずれベクトルは、スルー画像の構図の縦横方向のずれ(プレ画像の構図を基準としたずれ量及びずれ方向)を表す二次元のベクトルである。
ディジタル信号処理回路13は、そのずれベクトルのイメージ(矢印マーク)を作成し、撮像部12が取得したスルー画像に、そのずれベクトルのイメージを重畳してモニタ17に表示する(ステップS284)。このときのモニタ17の様子は、例えば、図8(a)に示すとおりである。図8(a)において、符号Isで示すのが、スルー画像であり、符号Bで示すのがずれベクトルのイメージである。なお、図8(a)では、ベクトルのイメージBの表示先がモニタ17の中央部となっているが、端部であってもよい。
このとき、スルー画像Isの構図がプレ画像の構図とずれていれば、そのずれ量及びずれ方向に応じた長さ及び方向のずれベクトルのイメージBが表示される。よって、撮影代行者は、スルー画像Isの構図とプレ画像の構図とのずれを、直感的に認識することができる。
撮影代行者は、ずれベクトルのイメージBに従い、そのずれベクトルのイメージBが指し示す方向に、撮影レンズ11の向きを変化させればよい。
さらに、ディジタル信号処理回路13は、算出したずれベクトルの長さを閾値と比較し(ステップS285)、閾値よりも大きいとき(ステップS285NO)には、ステップS282に戻り、ずれベクトルの算出及びずれベクトルのイメージBの表示(ステップS282,S283,S284)を繰り返す。
したがって、撮影代行者が、例えば、図8(a)に示すずれベクトルのイメージBに促されて左上方向に撮影レンズ11の向きを少しだけ変化させると、スルー画像Isの構図がプレ画像の構図に近づき、ずれベクトルの長さが短くなるので、図8(b)に示すように、ずれベクトルのイメージBの長さも短くなる。
また、撮影代行者が、例えば、図8(a)に示すずれベクトルのイメージBに促されて左上方向に撮影レンズ11の向きを大幅に変化させると、スルー画像Isの構図がプレ画像の構図に近づいた後に再び離れ、ずれベクトルが反転するので、図8(c)に示すように、ずれベクトルのイメージBも反転する。
なお、以上のずれベクトルの算出及びずれベクトルのイメージBの表示(ステップS282,S283,S284)は、スルー画像の構図とプレ画像の構図とのずれをリアルタイムで表示できるように、十分に速い速度で行われる。
そして、ディジタル信号処理回路13は、ずれベクトルの長さが閾値よりも短くなると(ステップS285YES)、スルー画像の構図とプレ画像の構図とのずれをゼロとみなし(プレ画像の構図が再現されたとみなし)、その旨を示す表示(OK表示)を、例えば、図8(d)に示すようにモニタ17上にする。図8(d)では、円形のマークLをモニタ17上に表示したときの様子を示した。
撮影代行者は、このOK表示(円形のマークL)を確認した後に、レリーズ釦18を操作して電子カメラ1に対し本撮影をさせればよい。
レリーズ釦18が半押しされると(ステップS19YES)、電子カメラ1は合焦の動作を行う(ステップS20)。
レリーズ釦18の半押しが解除されると(ステップS19NO)、電子カメラ1はステップS282に戻り、ずれベクトルの算出及びずれベクトルのイメージBの表示を行う。
レリーズ釦18の半押しに続いてレリーズ釦18が全押しされると(ステップS22YES)、電子カメラ1は本撮影を行う(ステップS23)。
本撮影では、撮像部12は、データ量の多い画像を1フレーム分だけ取得する。その画像(保存用画像)は、カード型メモリ14に格納される。
以上、本実施形態では、ステップS28においてプレ画像の構図とスルー画像の構図とのずれを示すイメージBがモニタ17に表示されるので、撮影代行者は、その表示に促されて、プレ画像の構図を容易に再現することができる。
また、本実施形態では、ステップS286においてOK表示がなされるので、プレ画像の構図が再現されたか否かを、撮影代行者が確実に認識することができる。
また、本実施形態では、プレ画像の構図が再現されなければ本撮影に移行しないので、ユーザが予め決めた構図通りの撮影が、確実に行われる。
なお、本実施形態のステップS284においては、モニタ17に表示されるずれベクトルのイメージBの長さを、算出されたずれベクトルの長さと完全に一致させる必要は無い。例えば、ずれベクトルを強調して表現するために、イメージBの長さを、ずれベクトルの実際の長さに1以上の比例定数を乗算したものとしてもよい。
また、図8(a),(b),(c)では、ずれベクトルの長さに応じてイメージBのサイズが変化しているが、ずれベクトルの長さに応じてイメージBの長さのみ変化させてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態のステップS286においては、OK表示に円形のマークL(図8(d)参照)を用いたが、他の形状のマークを用いてもよいことは言うまでもない。また、モニタ17上にマークを表示する代わりに、電子カメラ1の何れかの箇所に設けられたランプを点灯させてもよい。なお、このランプを電子カメラ1の前面側(被写界側)に設ければ、ユーザ自身が電子カメラ1を持って自分撮りをするときにも、この記念撮影モードを利用することができる。
また、本実施形態においては、ずれベクトルのイメージBの視認性を保つために、イメージBの表示色を、スルー画像Isの明るさに応じて変化させてもよい。また、表示色を変化させる代わりに、イメージBを、イメージBと相反する色で縁取りしてもよい。
また、本実施形態のステップS281、S282において特徴パターンを抽出又は探索する際には、プレ画像又はスルー画像を閾値で二値化してもよい。二値化された画像は単純なので、抽出又は探索が容易になると考えられる。
また、本実施形態を次のとおり変形してもよい。すなわち、ステップS15の後段に、プレ撮影時の撮影レンズ11のズーム位置を記憶するステップを追加すると共に、ステップS17の後段に、そのズーム位置を再現・固定するステップを追加する。これによって、プレ画像の画角が保たれるので、プレ画像の構図を、より確実に再現することが可能になる。
また、本実施形態を次のとおり変形してもよい。すなわち、ステップS283において、特徴パターンの座標の変位を求めると共に、特徴パターンのサイズ変化を求める。また、特徴パターンの座標の変位及びサイズ変化から、三次元のずれベクトルを算出する。ここで、三次元のずれベクトルとは、スルー画像の構図の縦横方向及び奥行き方向のずれ(プレ画像の構図を基準としたずれ量及びずれ方向)を表すものである。そして、それ以降の各ステップにおいては、前述した二次元のずれベクトルの代わりに、この三次元のずれベクトルを用いる。この三次元のずれベクトルは、スルー画像の構図とプレ画像の構図とのずれを、より的確に表現する。したがって、プレ画像の構図を、より的確に再現することが可能になる。
なお、この変形例においては、特徴パターンのサイズの変化を求める代わりに、複数の特徴点の位置関係の変化を変化を求めてもよい。
また、本実施形態においては、OK表示(ステップS286)の後の本撮影のタイミングが、撮影代行者の意図したタイミング(ステップS22YESのタイミング)であるが、本撮影のタイミングは、OK表示の直後であってもよい。但し、撮影代行者の意図したタイミングである方が、手ブレを防ぐことができるので好ましい。
また、本実施形態では、ずれベクトルのイメージBの表示先が、電子カメラ1の背面側に設けられたモニタ17となっているが、不図示の光学ファインダ内にイメージを表示するモニタが設けられている場合には、ずれベクトルのイメージBの表示先を、光学ファインダ内のモニタとしてもよい。
また、本実施形態においては、ずれベクトルのイメージBの代わりに、ずれベクトルを表す数値を表示してもよい。但し、イメージBの方が、構図のずれを撮影代行者に対し直感的に理解させることができるので、望ましい。
[その他]
なお、上述した第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態において、ずれベクトルのイメージBの代わりに輪郭線のイメージIp”を表示してもよい。
また、上述した各実施形態は、電子カメラ(電子スチルカメラ)の実施形態であるが、ビデオカメラにも同様に、本発明を適用することができる。
電子カメラの構成を示すブロック図である。 モード設定の様子を示す図である。 記念撮影モードを示すアイコンの例を示す図である。 第1実施形態の記念撮影モード時の電子カメラ1の動作フローチャートである。 第1実施形態の記念撮影モードを説明する図である。 スルー画像Is上に輪郭線のイメージIp”が重畳した様子を示す図である。 第2実施形態の記念撮影モード時の電子カメラ1の動作フローチャートである。 第2実施形態のモニタ17の様子を示す図である。
符号の説明
1 電子カメラ
11 撮影レンズ
12 撮像部
13 ディジタル信号処理回路
14 カード型メモリ
15 バッファメモリ
17 モニタ
18 レリーズ釦
19 操作釦

Claims (8)

  1. 被写界の画像を取得する撮像部と、情報を表示する表示部とを備えた電子カメラにおいて、
    本撮影に先立ち前記撮像部が予め取得したプレ画像の構図を認識する認識部と、
    本撮影に当たり、前記被写界の現在の構図と前記プレ画像の構図とのずれを示す情報を、前記表示部に表示する表示制御部と
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記認識部は、
    前記プレ画像中の被写体の輪郭を認識し、
    前記表示制御部は、
    前記輪郭のイメージを前記表示部に表示する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記表示制御部は、
    前記撮像部がリアルタイムで取得するスルー画像と前記輪郭のイメージとを重畳させて前記表示部に表示する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項3に記載の電子カメラにおいて、
    ユーザからの撮影の指示を受け付けるためのレリーズ釦を備え、
    前記表示制御部は、
    前記輪郭のイメージの表示中に前記レリーズ釦が半押しされると、その半押しの期間に限り前記輪郭のイメージの表示を中止する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記認識部は、
    前記プレ画像中の任意のパターンの座標を認識し、
    前記表示制御部は、
    前記プレ画像中の任意のパターンの座標と、前記撮像部がリアルタイムで取得するスルー画像中の前記パターンの座標とのずれベクトルのイメージを、前記表示部に表示する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記表示制御部は、
    前記スルー画像と前記ずれベクトルのイメージとを重畳させて前記表示部に表示する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の電子カメラにおいて、
    前記ずれベクトルの長さが閾値以下になったときに、前記被写界の現在の構図が前記プレ画像の構図と一致した旨をユーザに通知する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  8. 請求項5〜請求項7の何れか一項に記載の電子カメラにおいて、
    前記ずれベクトルの長さが閾値以下になったときに、ユーザからの本撮影の指示を受け付ける
    ことを特徴とする電子カメラ。
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