JP2006222552A - 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単にかつ低コストで色補正を行うことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の色のパッチを含む測定チャートを出力する測定チャート出力手段130と、色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、測定チャートとを含む撮影画像データを取得する撮影画像データ取得手段100と、リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段108と、パッチ色濃度保持手段108が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、撮影画像データ取得手段100が取得した撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、測定チャートの各パッチの色濃度を算出する色濃度算出手段126とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタ特性に応じた色補正を行うことのできる画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムに関するものである。
従来の画像形成装置においては、画像形成装置の特性や、その経時変化に起因して、出力画像の画質が変化することが知られている。これを解決する方法として、所定のテストチャートの画像データと、目標データとの差分に基づいて色補正を行う方法が知られている(例えば、「特許文献1」参照)。
特開2002−354489号公報
しかしながら、正確な色補正を行う場合には、精度の高い高価な測色計や濃度計が必要であり、また、色補正を実施する出力装置のほかに測定した結果を計算するためのコンピュータ等が必要となり、コストと手間がかかってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡単にかつ低コストで色補正を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像形成装置であって、複数の色のパッチを含む測定チャートを出力する測定チャート出力手段と、色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、前記測定チャート出力手段により出力された前記測定チャートとを含む撮影画像データを取得する撮影画像データ取得手段と、前記リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段と、前記パッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、前記測定チャートの各パッチの色濃度を算出する色濃度算出手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記パッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記撮影画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度との関係を示す近似式を決定する近似式決定手段をさらに備え、前記色濃度算出手段は、前記近似式決定手段により決定された前記近似式に基づいて、前記測定チャートの各パッチの色濃度を算出することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記近似式決定手段は、さらに前記リファレンスチャートの各パッチのRGB値それぞれの平均値に基づいて、近似式を決定することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記近似式決定手段は、さらにRGBの値のうちいずれの値を利用するかに基づいて近似式を決定することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記近似式決定手段は、さらにRGB値のうち使用すべき値に対する相関関係に基づいて近似式を決定することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記近似式決定手段は、RGB値各々に対する近似式を決定することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記色濃度決定手段が決定した前記測定チャートの各パッチの色濃度に基づいて、色補正を行う色補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、画像形成方法であって、複数の色のパッチを含む測定チャートを出力する測定チャート出力ステップと、色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、前記出力ステップにおいて出力された前記測定チャートとを含む撮影画像データを取得する撮影画像データ取得ステップと、前記リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、前記撮影画像データ取得ステップにおいて取得した前記撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、前記測定チャートの各パッチの色濃度を算出する色濃度算出ステップとを有することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、画像形成プログラムであって、請求項8に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、測定チャート出力手段が、複数の色のパッチを含む測定チャートを出力し、撮影画像データ取得手段が、色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、測定チャートとを含む撮影画像データを取得し、パッチ色濃度保持手段が、リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持し、色濃度算出手段が、色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、撮影画像データ取得手段が取得した撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、測定チャートの各パッチの色濃度を算出するので、安価なデジタルスチルカメラやカメラ機能つき携帯電話、カメラ機能つきPDA(Personal Digital Assistance)などを使用し、さらに撮影画像データをキャリブレーションを実施する出力装置に送るだけで処理が終了する。したがって、デジタルスチルカメラなど以外に他の機器を必要とせずに色補正が完了することができるという効果を奏する。すなわち、簡単かつ低コストで色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、近似式決定手段が、色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、撮影画像データ取得手段が取得した撮影画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度との関係を示す近似式を決定し、色濃度算出手段が、近似式決定手段により決定された近似式に基づいて、測定チャートの各パッチの色濃度を算出するので、デジタルスチルカメラなど以外に他の機器を必要とせずに色補正が完了することができるという効果を奏する。すなわち、簡単かつ低コストで色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、近似式決定手段が、さらにリファレンスチャートの各パッチのRGB値それぞれの平均値に基づいて、近似式を決定するので、精度よく色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、近似式決定手段は、さらにRGBの値のうちいずれの値を利用するかに基づいて近似式を決定するので、精度よく色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、近似式決定手段が、さらにRGB値のうち使用すべき値に対する相関関係に基づいて近似式を決定するので、精度よく色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、近似式決定手段が、RGB値各々に対する近似式を決定するので、精度よく色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、色補正手段が、色濃度算出手段が算出した測定チャートの各パッチの色濃度に基づいて色補正を行うので、精度よく色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、測定チャート出力ステップにおいて、複数の色のパッチを含む測定チャートを出力し、撮影画像データ取得ステップにおいて、色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、測定チャート出力ステップにおいて出力された前記測定チャートとを含撮影画像データを取得し、色濃度算出ステップにおいて、リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、撮影画像データ取得ステップにおいて取得した撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、測定チャートの各パッチの色濃度を算出するので、安価なデジタルスチルカメラやカメラ機能つき携帯電話、カメラ機能つきPDAなどを使用し、さらに撮影画像データをキャリブレーションを実施する出力装置に送るだけで処理が終了する。したがって、デジタルスチルカメラなど以外に他の機器を必要とせずに色補正が完了することができるという効果を奏する。すなわち、簡単かつ低コストで色補正を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、測定チャート出力ステップにおいて、複数の色のパッチを含む測定チャートを出力し、撮影画像データ取得ステップにおいて、色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、測定チャート出力ステップにおいて出力された前記測定チャートとを含撮影画像データを取得し、色濃度算出ステップにおいて、リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、撮影画像データ取得ステップにおいて取得した撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、測定チャートの各パッチの色濃度を算出するので、安価なデジタルスチルカメラやカメラ機能つき携帯電話、カメラ機能つきPDAなどを使用し、さらに撮影画像データをキャリブレーションを実施する出力装置に送るだけで処理が終了する。したがって、デジタルスチルカメラなど以外に他の機器を必要とせずに色補正が完了することができるという効果を奏する。すなわち、簡単かつ低コストで色補正を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかるキャリブレーションシステム1の全体構成を示す図である。キャリブレーションシステム1は、プリンタ2と、デジタルスチルカメラ3と、パーソナルコンピュータ(PC)4と、プリンタ2およびPC4を接続するバス5をと備えている。
本実施の形態においては、プリンタ2は、当該プリンタ2の性能に起因する色ずれと、デジタルスチルカメラ3の性能に起因する色ずれとを補正する。
図2は、本実施の形態に特徴的なキャリブレーション処理を行うプリンタ2のキャリブレーション部10の機能構成を示すブロック図である。
キャリブレーション部10は、イメージファイル取得部100と、リファレンスチャート領域抽出部102と、RGB平均値算出部104と、近似式算出部106と、リファレンスチャート保持部108と、測定チャート領域抽出部120と、RGB平均値算出部122と、測定チャート保持部124と、色濃度算出部126と、補正式算出部128と、測定チャート出力部130とを備えている。
ここで、説明の前提としてリファレンスチャートと、測定チャートについて説明する。図3は、リファレンスチャートを模式的に示す図である。リファレンスチャート200は、K,C,M,Yの単色それぞれのパッチを有している。また、各色において、ベタ(100%)から白に向かって段階的な濃度のパッチを有している。
精度よくキャリブレーション、すなわち色補正を行う観点からは、段階の数を多くするのが好ましい。しかし、この場合には、計算量が多くなり、処理時間は長くなる。したがって、処理時間を短くする観点からは、段階の数を少なくするのが好ましい。
図4は、測定チャート210を模式的に示す図である。測定チャート210は、リファレンスチャート200と同様に、K,C,M,Yの単色それぞれのパッチを有している。また、各色において、ベタ(100%)から白に向かって段階的な濃度のパッチを有している。測定チャート210はさらに、リファレンスチャート200を配置すべき領域212を有している。測定チャート210にリファレンスチャート200が配置された状態でバス5は、測定チャート210を撮影する。詳細については後述する。
再び説明を図2に戻す。イメージファイル取得部100は、バス5を介してデジタルスチルカメラ3にて撮像されたイメージファイルを取得する。ここで、イメージファイルとは、バス5が撮影した測定チャート210のデータである。なお、この測定チャート210には、リファレンスチャート200が配置されている。
リファレンスチャート領域抽出部102は、イメージファイル取得部100が取得したイメージファイルからリファレンスチャートの領域を抽出する。さらに、各パッチの中央部の固定領域を抽出する。ここで、固定領域は例えば、256dot×256dotであってもよい。RGB平均値算出部104は、リファレンスチャート領域抽出部102が抽出した各パッチ、即ちイメージファイルに含まれる各パッチのRGBの平均値を算出する。
リファレンスチャート保持部108は、リファレンスチャートの各パッチのRGB値を保持している。各パッチのRGB値は、測色計や濃度計にて計測し、計測結果を予め保持させておく。または、計測されたものを入手し、これを保持させておく。なお、プリンタ2の電源のオン/オフによりデータが消去されることのない特定モードにて保持させておく。
また、リファレンスチャート200自体は、退色しないように厳重に保管を行っておく。得られた濃度値をプリンタに送り、プリンタの電源のオン/オフによりデータが消去されることのない特定モードにて保存を行う。
近似式算出部106は、リファレンスチャート保持部108が保持しているリファレンスチャートのRGB値およびRGB平均値算出部104が算出した各パッチのRGBの平均値に基づいて近似式を算出する。ここで、算出式とは、実際に印刷されたリファレンスチャートのRGB値とリファレンスチャート保持部108が保持しているRGB値との関係を示す式である。近似式を利用することにより、プリンタ2の性能により生じる色ずれを補正することができる。
測定チャート領域抽出部120は、イメージファイル取得部100が取得したイメージファイルから測定チャートの領域を抽出する。さらに、各パッチの中央部の固定領域を抽出する。ここで、固定領域は例えば、256dot×256dotであってもよい。
なお、リファレンスチャート領域抽出部102および測定チャート領域抽出部120が抽出する固定領域は、パッチの大きさよりも小さくすることが好ましい。これにより、パッチ以外の領域を誤って抽出するのを避けることができる。すなわち、デジタルスチルカメラ3の撮影によりズレが生じても、正確に各パッチを抽出することができる。また、測定チャート210のパッチの縦・横の数は、固定とする。これにより、抽出したパッチと近似式(後述)から求める濃度値とを対応付けることができる。
RGB平均値算出部122は、測定チャート領域抽出部120が抽出した各パッチ、すなわち測定チャートに含まれる各パッチのRGBの平均値を算出する。測定チャート保持部124は、測定チャートの各パッチのRGB値を保持している。
色濃度算出部126は、RGB平均値算出部122が算出したRGBの平均値および近似式算出部106が算出した近似式に基づいて測定チャートの各パッチの色濃度を算出する。補正式算出部128は、色濃度算出部126が算出した色濃度と、測定チャート保持部124が保持しているRGBの値とに基づいて補正式を算出する。測定チャート出力部130は、測定チャート保持部124が保持しているRGB値に基づいて、測定チャートを出力する。
図5は、本実施の形態に特徴的なキャリブレーション処理を示すフローチャートである。まず、ユーザは、プリンタ2に対し測定チャートの印刷を指示する。これにより、プリンタ2は、測定チャートを印刷する(ステップS100)。なお、印刷指示は、プリンタ2に直接入力してもよく、また他の例としては、PC4のプリンタドライバ(図示せず)介して送ってもよい。
次に、ユーザは、リファレンスチャート200を測定チャート210の領域212にセットする(ステップS102)。次に、ユーザは、デジタルスチルカメラ3にて、測定チャート210を撮影する(ステップS104)。なお、このとき、測定チャート210に含まれる各パッチの明るさが一様になる条件の下で撮影を行う。そして、撮影により得られた測定チャート210の画像データであるイメージファイルをプリンタ2に送る(ステップS106)。なお、イメージファイルは、PC4に入力され、PC4からバス5を介してプリンタ2に送られてもよい。また、プリンタ2がキャリブレーションモードに設定されているときにイメージファイルを送る。ここで、キャリブレーションモードとは、通常のプリント処理とは異なり、図5等を参照しつつ説明するキャリブレーション処理を行うモードである。
プリンタ2は、イメージファイルを取得すると(ステップS108)、補正式を算出する(ステップS110)。以上で、キャリブレーション処理が完了する。
図6は、補正式算出処理におけるキャリブレーション部10の詳細な処理を示すフローチャートである。まず、イメージファイル取得部100がイメージファイルを取得すると(ステップS200)、リファレンスチャート領域抽出部102は、リファレンスチャート200の部分の各パッチの固定領域を抽出する(ステップS202)。次に、RGB平均値算出部104は、抽出した固定領域のRGBの平均値を算出する(ステップS204)。次に、近似式算出部106は、近似式を算出する(ステップS206)。
ここで、RGBの平均値をそれぞれ、
Figure 2006222552
とする。また、各パッチの濃度値を、それぞれ
Figure 2006222552
とする。このとき、例えば、Kのパッチにおける反射率は、
Figure 2006222552
となる。
また、i番目のKのパッチにおける反射率は、(式2)で示される。
Figure 2006222552
ここで、uiが最小となるように、このβ0,β1,・・・βm,・・・βm+n,・・・βm+n+lの近似式の係数を求める。具体的には、最小二乗法を利用する。また、(式2)に示すr,g,bは、それぞれR,G,Bの各チャンネルで使用する次数である。使用する次数により求めるべき近似式の係数の数は異なってくる。
(式2)において、R,G,Bの各チャンネルで使用する次数の数r,g,bより、
Figure 2006222552
となる。また、R,G,Bの各チャンネルを使用しない場合には、次数の数は、1となり、その係数は0となる。
さらに、例えば、Yの濃度値(反射率)に対する近似式を求める場合、R,G,B全てのチャンネルを使用するよりも、Bチャンネルだけを使用したほうが精度の高い近似式を得ることができる。また、プリンタ2の特性に応じて、それぞれのチャンネルの次数を変えることにより、より精度の高い近似式を得ることができる。近似式係数を求め、それらの相関係数R2を求めてより1に近い次数の組合せを使用することとする。
次に、イメージファイルから測定チャート210の各パッチを抽出する(ステップS208)。次に、RGB平均値算出部122は、各パッチのR,G,Bの平均値を算出する(ステップS210)。例えば、Cを含むパッチにおけるヒストグラムは、それぞれ図7−1、図7−2および図7−3のようになる。この場合、平均値は、R=102.46,G=172.35,B=230.76となる。
次に、色濃度算出部126は、測定チャート210の各パッチの色濃度を算出する(ステップS212)。測定チャート210は、単色のパッチである。したがって、得られた近似式を利用することにより、各パッチの色濃度を算出することができる。算出された平均値から近似式を用いて反射率R_Cを算出する。そして、反射率R_Cから(式3)により色濃度を算出する。
Figure 2006222552
次に、補正式算出部128は、色濃度算出部126が算出した色濃度と測定チャート保持部124が保持している測定チャートの各パッチのR,G,B値とに基づいて、補正式を算出する(ステップS214)。以上で、補正式算出処理が完了する。
このように、本実施の形態によれば、デジタルスチルカメラ3およびプリンタ2における色ずれを補正するキャリブレーション処理を行うことができる。
また、測定チャートを取得する度に、キャリブレーションを行うことにより、デジタルスチルカメラ等の撮影機器の経時変化や不特定要素による撮影画像のバラツキを吸収させることができる。
図8および図9は、実施の形態にかかるプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。プリンタ2は、ハードウェア構成として、プリンタ2におけるキャリブレーション処理を実行するキャリブレーションプログラムなどが格納されているROM52と、ROM52内のプログラムに従ってプリンタ2の各部を制御するCPU51と、プリンタ2の制御に必要な種々のデータを記憶するRAM53と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F57と、各部を接続するバス62とを備えている。
先に述べたプリンタ2におけるキャリブレーションプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
この場合には、キャリブレーションプログラムは、プリンタ2において上記記録媒体から読み出して実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記ソフトウェア構成で説明した各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、本実施の形態のキャリブレーションプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
プリンタ2は、さらにハードウェア構成として、LDユニット、ポリゴンミラー、fθレンズ(いずれも不図示)などから構成される書き込みユニット21、感光体22、本体給紙トレイ23、バンク給紙トレイ24、手差しトレイ25、給紙ローラ26を備えている。また、レジストローラ27などの給紙搬送系を備えている。記録紙は、給紙搬送系からプロセスカートリッジ28の作像側を通って画像が転写された後、定着ユニット29、排紙ローラ30を経て排紙トレイ31に排紙される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
実施の形態にかかるキャリブレーションシステム1の全体構成を示す図である。 本実施の形態に特徴的なキャリブレーション処理を行うプリンタ2のキャリブレーション部10の機能構成を示すブロック図である。 リファレンスチャートを模式的に示す図である。 測定チャート210を模式的に示す図である。 本実施の形態に特徴的なキャリブレーション処理を示すフローチャートである。 補正式算出処理におけるキャリブレーション部10の詳細な処理を示すフローチャートである。 各パッチにおけるヒストグラムの一例を示す図である。 各パッチにおけるヒストグラムの一例を示す図である。 各パッチにおけるヒストグラムの一例を示す図である。 実施の形態に係るプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。 実施の形態に係るプリンタ2のハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
1 キャリブレーションシステム
10 キャリブレーション部
21 書き込みユニット
22 感光体
23 本体給紙トレイ
24 バンク給紙トレイ
25 トレイ
26 給紙ローラ
27 レジストローラ
28 プロセスカートリッジ
29 定着ユニット
30 排紙ローラ
31 排紙トレイ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
57 通信I/F
62 バス
100 イメージファイル取得部
102 リファレンスチャート領域抽出部
104 RGB平均値算出部
106 近似式算出部
108 リファレンスチャート保持部
120 測定チャート領域抽出部
122 RGB平均値算出部
124 測定チャート保持部
126 色濃度算出部
128 補正式算出部
130 測定チャート出力部
200 リファレンスチャート
210 測定チャート

Claims (9)

  1. 複数の色のパッチを含む測定チャートを出力する測定チャート出力手段と、
    色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、前記測定チャート出力手段により出力された前記測定チャートとを含む撮影画像データを取得する撮影画像データ取得手段と、
    前記リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段と、
    前記パッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、前記測定チャートの各パッチの色濃度を算出する色濃度算出手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記パッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記撮影画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度との関係を示す近似式を決定する近似式決定手段をさらに備え、
    前記色濃度算出手段は、前記近似式決定手段により決定された前記近似式に基づいて、前記測定チャートの各パッチの色濃度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記近似式決定手段は、さらに前記リファレンスチャートの各パッチのRGB値それぞれの平均値に基づいて、近似式を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記近似式決定手段は、さらにRGBの値のうちいずれの値を利用するかに基づいて近似式を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記近似式決定手段は、さらにRGB値のうち使用すべき値に対する相関関係に基づいて近似式を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記近似式決定手段は、RGB値各々に対する近似式を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記色濃度算出手段が算出した前記測定チャートの各パッチの色濃度に基づいて、色補正を行う色補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 複数の色のパッチを含む測定チャートを出力する測定チャート出力ステップと、
    色濃度が既知の複数のパッチを含むリファレンスチャートと、前記測定チャート出力ステップにおいて出力された前記測定チャートとを含む撮影画像データを取得する撮影画像データ取得ステップと、
    前記リファレンスチャートに含まれる各パッチの色濃度を各パッチを識別するパッチ識別情報に対応付けて保持するパッチ色濃度保持手段が各パッチ識別情報に対応付けて保持する各パッチの色濃度と、前記撮影画像データ取得ステップにおいて取得した前記撮像画像データのうち当該パッチ識別情報により特定されるパッチの画像データの色濃度とに基づいて、前記測定チャートの各パッチの色濃度を算出する色濃度算出ステップと
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 請求項8に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成プログラム。

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