JP2006221840A - 光源装置及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することが可能な光源装置、及び高い光利用効率で、明るい画像を表示することが可能な画像表示装置を提供すること。
【解決手段】光を供給する発光部であるLED202と、LED202の出射側に設けられ、LED202から光を出射させる光学素子であるプリズム素子206と、LED202とプリズム素子206とを取り囲むように配置され、かつ、LED202から特定方向へ行くに従い漸次広がるようなテーパ形状を有し、プリズム素子206を透過した光を特定方向へ導く導光部である中空ロッドインテグレータ203と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光源装置及び画像表示装置、特に、固体発光素子を用いる光源装置の技術に関する。
近年、画像表示装置であるプロジェクタの光源として、固体発光素子を用いることが提案されている。特に、固体発光素子である発光ダイオード(以下、「LED」という。)は、超小型、超軽量、長寿命であるという特徴を有する。また、LEDは、照明目的で用いるための開発、改良によって、高輝度化及び高効率化が図られている。このことから、プロジェクタの小型化及び低消費電力化を図るために、プロジェクタの光源装置にLEDを用いることが期待されている。現在開発されているLEDは、従来プロジェクタの光源として用いられる超高圧水銀ランプに比べ、発光効率及び投入可能電力のいずれも小さい。このため、プロジェクタの光源を超高圧水銀ランプからLEDに置き換えるのみでは、明るい画像を得ることは困難である。そこで、LEDの発光効率、特に、外部取出効率を向上させることが考えられている。また、プロジェクタの光源に現在開発されているLEDを用いて明るい画像を得るためには、複数のLEDを用いる構成が考えられている。従来、複数LEDをアレイ状に配置する光源装置の技術は、例えば、特許文献1に提案されている。
特開2000−112031号公報
複数のLEDをアレイ状に配置する場合、LEDの数を多くするほどLEDを配置する領域が大きくなる。また、プロジェクタでは、光源装置と空間光変調装置とを含めた光学系において、有効に扱える光束が存在する空間的な広がりを面積と立体角の積(エテンデュー、Geometrical Extent)として表すことができる。この面積と立体角の積は、光学系において保存される。このことから、複数のLEDをアレイ状に配置する場合、LEDの数を多くするほど、空間光変調装置に入射する光束の空間的な広がりが増大すると考えられる。
これに対して、空間光変調装置が有効に変調可能な光の取り込み角度には限りがある。このため、空間光変調装置へ入射する光束の空間的な広がりが増大するほど、光源装置からの光を有効に用いることが困難となる。特許文献1に開示されている技術では、LEDから出射した光の光線角度が保存されることから、光線の高い平行度を要求される光学系において、光源装置からの光を効率良く利用できない場合がある。このように、従来の技術では、光線の高い平行度を要求される光学系において効率良く光を供給することが困難であるという問題がある。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することが可能な光源装置、及び高い光利用効率で、明るい画像を表示することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、光を供給する発光部と、発光部の出射側に設けられ、発光部から光を出射させる光学素子と、発光部と光学素子とを取り囲むように配置され、かつ、発光部から特定方向へ行くに従い漸次広がるようなテーパ形状を有し、光学素子を透過した光を特定方向へ導く導光部と、を有することを特徴とする光源装置を提供することができる。
発光部からの光は、発光部の出射側に設けられた光学素子を透過することによって、発光部から取り出される。光学素子を用いることで、発光部からの光を効率良く発光部の外部へ取り出すことが可能となる。また、光学素子は、発光部からの光の角度を変換し、光を光軸に対して平行化する機能を有する。光学素子を透過した光は、導光部へ入射する。導光部は特定方向、例えば発光部から見て照明対象物がある方向へ行くに従い漸次広がるようなテーパ形状を有する。かかる形状によって、導光部は、光を光軸方向に揃えて出射することが可能である。また、発光部には、例えば単独の固体発光素子を設ける構成に限らず複数の固体発光素子を設ける構成とすることも可能である。発光部を導光部内に完全に閉じ込める構造とすることにより、複数の固体発光素子を設ける場合であっても、光束の空間的な広がりを低減できる。これにより、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することが可能な光源装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光学素子は、発光部からの光を入射する側の面が、発光部の出射面と略同じ大きさ、若しくは出射面より小さいことが望ましい。発光部の出射面と略同じ大きさの光学素子を設けることにより、発光部からの光を効率良く発光部の外部へ取り出すことができる。また、発光部の出射面より小さい光学素子を用いることにより、光学素子をアレイ状に配置することで、発光部の出射面を光学素子で覆う構成とすることが可能である。アレイ状の光学素子を設けることで、発光部からの光を効率良く発光部の外部へ取り出すことができる。これにより、発光部の見た目の大きさを大きく変化させることなく、発光部からの光を効率良く外部に取り出しつつ光線の角度変換を行うことが可能となるため、エテンデューの増大を低減しながら、外部取り出し効率を高めることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、光学素子は、プリズム素子であることが望ましい。光学素子としてプリズム素子を用いることで、発光部からの光を効率良く発光部の外部へ取り出す構成とすることが可能である。また、プリズム素子の出射面で光を屈折させることにより、光軸に対して大きい角度の光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することも可能である。これにより、発光部からの光を効率良く取り出し、かつ光を光軸方向に揃えることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子は、レンズ素子であることが望ましい。光学素子としてレンズ素子を用いることで、発光部からの光を効率良く発光部の外部へ取り出す構成とすることが可能である。また、レンズ素子の出射面で光を屈折させることにより、光軸に対して大きい角度の光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することも可能である。これにより、発光部からの光を効率良く取り出し、かつ光を光軸方向に揃えることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、光学素子は、フォトニック結晶であることが望ましい。光学素子としてフォトニック結晶を用いることで、発光部からの光を効率良く発光部の外部へ取り出す構成とすることが可能である。また、フォトニック結晶は、その構造に応じて発光部からの光を回折することにより、光軸に対して大きい角度の光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することも可能である。これにより、発光部からの光を効率良く取り出し、かつ光を光軸方向に揃えることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、導光部は、内面に反射面を有する中空形状のロッドインテグレータであることが望ましい。導光部として、中空形状のロッドインテグレータを用いることにより、光軸に対して大きい角度の光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することが可能である。これにより、光学素子を透過した光を、光軸方向に揃えて出射することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、導光部は、中空形状のロッドインテグレータの出射側に、透明部材を備える柱状のロッドインテグレータを有することが望ましい。柱状のロッドインテグレータでは、透明部材の界面における全反射を利用して、光を出射方向へ導く。全反射を利用して光を導くことで、反射による光の損失を低減することができる。また、柱状のロッドインテグレータでの全反射によっても、光軸に対して大きい角度の光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することが可能である。さらに、中空形状のロッドインテグレータは、柱状のロッドインテグレータにおける臨界角より大きい角度にまで光を角度変換可能であれば良い。このため、導光部に設ける中空形状のロッドインテグレータは、光軸方向の長さを短くすることが可能となる。これにより、光利用効率を高め、かつ光源装置を小型にすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、発光部は、複数の固体発光素子を有することが望ましい。これにより、明るい光を供給することができる。
さらに、本発明によれば、上記の光源装置と、光源装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の光源装置を用いることにより、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することができる。光束の空間的な広がりを低減可能であると、空間光変調装置では、光源装置からの光を効率良く利用することができる。これにより、高い光利用効率で、明るい画像を表示することが可能な画像表示装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置であるプロジェクタ100の概略構成を示す。プロジェクタ100は、R光を供給する光源装置101Rと、G光を供給する光源装置101Gと、B光を供給する光源装置101Bとを有する。光源装置101RからのR光は、レンズLNを透過して、空間光変調装置110Rに入射する。空間光変調装置110Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。空間光変調装置110Rは、液晶パネル115Rと、第1偏光板116Rと、第2偏光板117Rとを有する。
第1偏光板116Rは、R光のうちのp偏光光を透過し、液晶パネル115Rに入射させる。光源装置101Rと第1偏光板116Rとの間には、p偏光光以外の振動方向の偏光光、例えばs偏光光をp偏光光に変換する偏光変換素子を設けることとしても良い。液晶パネル115Rは、p偏光光を画像信号に応じて変調し、s偏光光に変換する。第2偏光板117Rは、液晶パネル115Rでs偏光光に変換されたR光を出射する。このようにして、空間光変調装置110Rは、光源装置101RからのR光を画像信号に応じて変調する。空間光変調装置110Rでs偏光光に変換されたR光は、クロスダイクロイックプリズム112に入射する。
光源装置101GからのG光は、レンズLNを透過して、空間光変調装置110Gに入射する。空間光変調装置110Gは、G光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。空間光変調装置110Gは、液晶パネル115Gと、第1偏光板116Gと、第2偏光板117Gを有する。第1偏光板116Gは、R光のうちのs偏光光を透過し、液晶パネル115Gに入射させる。光源装置101Gと第1偏光板116Gとの間には、s偏光光以外の振動方向の偏光光、例えばp偏光光をs偏光光に変換する偏光変換素子を設けることとしても良い。液晶パネル115Gは、s偏光光を画像信号に応じて変調し、p偏光光に変換する。第2偏光板117Gは、液晶パネル115Gでp偏光光に変換されたG光を出射する。このようにして、空間光変調装置110Gは、光源装置101GからのG光を画像信号に応じて変調する。空間光変調装置110Gでp偏光光に変換されたG光は、R光とは異なる面からクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
光源装置101BからのB光は、レンズLNを透過して、空間光変調装置110Bに入射する。空間光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。空間光変調装置110Bは、液晶パネル115Bと、第1偏光板116Bと、第2偏光板117Bとを有する。第1偏光板116Bは、B光のうちのp偏光光を透過し、液晶パネル115Bに入射させる。光源装置101Bと第1偏光板116Bとの間には、p偏光光以外の振動方向の偏光光、例えばs偏光光をp偏光光に変換する偏光変換素子を設けることとしても良い。液晶パネル115Bは、p偏光光を画像信号に応じて変調し、s偏光光に変換する。第2偏光板117Bは、液晶パネル115Bでs偏光光に変換されたB光を射出する。このようにして、空間光変調装置110Bは、光源装置101BからのB光を画像信号に応じて変調する。空間光変調装置110Bでs偏光光に変換されたB光は、R光及びG光とは異なる面からクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜112a、112bを有する。ダイクロイック膜112a、112bは、X字型に直交して配置される。ダイクロイック膜112aは、s偏光光であるR光を反射し、p偏光光であるG光を透過する。ダイクロイック膜112bは、s偏光光であるB光を反射し、p偏光光であるG光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、空間光変調装置110R、110G、110Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。投写レンズ130は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリーン140に投写する。
ダイクロイック膜112a、112bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、本実施例のように、ダイクロイック膜112a、112bでそれぞれ反射すべきR光及びB光は、s偏光光となってクロスダイクロイックプリズム112に入射するように設定される。また、ダイクロイック膜112a、112bを透過すべきG光は、p偏光光となってクロスダイクロイックプリズム112に入射するように設定される。
なお、本実施例では、各光源装置101R、101G、101Bは、レンズLNを通して各空間光変調装置110R、110G、110Bに光を入射させる構成としている。これに限られず、光源装置101R、101G、101Bの出射開口の大きさを空間光変調装置110R、110G、110Bに対応させ、各光源装置101R、101G、101Bからの光を直接空間光変調装置110R、110G、110Bに入射させる構成としても良い。
図2は、光源装置101Rの断面構成を示す。本発明において、各光源装置101R、101G、101Bの特徴的部分の構成は同一である。本実施例では、光源装置101Rの構成を代表例として説明を行う。光源装置101Rの基板201には、LED202が設けられている。LED202は、LED202は、矩形の出射面からR光を出射する面発光光源であって、R光を供給する発光部である。LED202の出射面には、プリズムアレイ205が設けられている。プリズムアレイ205は、透明接着剤等により、LED202の出射面と接着されている。
図3は、プリズムアレイ205の斜視構成を示す。プリズムアレイ205は、複数のプリズム素子206を、LED202の出射面上にマトリクス状に配置して構成される。プリズム素子206は、発光部であるLED202の出射側に設けられ、LED202から光を出射させる光学素子である。プリズム素子206は、透明部材により構成された四角錐形状の構造体である。プリズムアレイ205は、LED202からのR光を入射する側の面がLED202の出射面より小さいプリズム素子206を複数配置することによって、LED202の出射面を覆っている。
図2に戻って、中空ロッドインテグレータ203は、プリズムアレイ205の出射側の空間を取り囲むように形成されている。中空ロッドインテグレータ203は、光学素子であるプリズム素子206を透過した光を、特定方向である空間光変調装置110Rの方向へ導く導光部である。また、中空ロッドインテグレータ203は、内面に反射面204を有する中空形状のロッドインテグレータである。反射面204は、例えば、高反射性の金属膜、例えばアルミニウム膜により構成されている。中空ロッドインテグレータ203は、発光部であるLED202と光学素子であるプリズム素子206とを取り囲むように配置されている。また、中空ロッドインテグレータ203は、LED202から特定方向である空間光変調装置110Rの方向へ行くに従い漸次広がるようなテーパ形状を有する。
LED202からのR光は、プリズム素子206を透過することにより、効率良くLED202の外部へ取り出される。また、プリズム素子206の出射面に対して斜めに進行した光は、プリズム素子206の出射面で屈折することにより、角度が変換されてプリズム素子206から出射する。プリズム素子206の出射面で光を屈折させることにより、LED202からの光のうち、光軸に対して大きい角度で出射した光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することができる。プリズム素子206を設けることにより、LED202からの光を効率良く取り出し、かつ光を光軸方向に揃えることが可能である。プリズムアレイ205によりLED202を覆うことで、LED202の見た目の大きさを大きく変化させること無く、LED202からの光を効率良く外部に取り出しつつ光線の角度変換を行うことが可能となる。
プリズム素子206から出射した光は、中空ロッドインテグレータ203に入射する。中空ロッドインテグレータ203をテーパ形状とすることにより、中空ロッドインテグレータ203の反射面204に入射した光は、さらに光軸方向に揃うように角度変換される。LED202を中空ロッドインテグレータ203内に完全に閉じ込める構成とすることにより、光束の空間的な広がりを低減できる。また、導光部である中空ロッドインテグレータ203は、反射面204で光を反射することにより、光を均一化する機能も果たしている。このように、プリズム素子206での屈折、及び中空ロッドインテグレータ203での反射により、光源装置101Rは、光軸方向に揃えられた光を空間光変調装置110Rに供給することができる。以上により、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することができるという効果を奏する。
また、光源装置101R、101G、101Bを用いることにより、プロジェクタ100は、高い光利用効率で、明るい画像を表示することができる。なお、図4に示すように、光源装置101Rは、中空ロッドインテグレータ203の出射面を、空間光変調装置110Rで完全に覆うように配置することとしても良い。空間光変調装置110Rで中空ロッドインテグレータ203の出射面を覆うことにより光を中空ロッドインテグレータ203の内部に閉じ込め、さらに光利用効率を向上することが可能となる。
図5に示す光源装置501は、複数のLED511を備える発光部502を有する。このように、複数のLED511により発光部502を構成することにより、光源装置501は、単独のLEDを用いる場合と比較して、明るい光を供給することが可能となる。プリズムアレイ205は、発光部502の出射面を覆うように形成されている。また、複数のLED511を備える発光部502を中空ロッドインテグレータ203内に完全に閉じ込める構成とすることにより、複数のLED511を設ける場合であっても、光束の空間的な広がりを低減できる。従って、複数のLED511を有する発光部502を用いる場合も、エテンデューの増大を低減することができる。なお、発光部502に複数のLED511を設ける場合、図6に示す光源装置601のように、LED511ごとにプリズムアレイ605を形成することとしても良い。
図7は、本実施例の変形例1に係る光源装置701の断面構成を示す。本変形例の光源装置701は、単体のプリズム素子706を有することを特徴とする。プリズム素子706は、上記のプリズムアレイ205のプリズム素子206と同様に、LED202からの光を角度変換することが可能である。プリズム素子706は、LED202からの光を入射する側の面が、LED202の出射面と略同じ大きさとなるように形成されている。
LED202の出射面と略同じ大きさのプリズム素子206を設けることにより、上記のプリズムアレイ205を設ける場合と同様に、LED202の見た目の大きさを大きく変化させること無く、LED202からの光を効率良く外部に取り出しつつ光線の角度変換を行うことができる。従って、本変形例の光源装置701は、上記の光源装置101Rと同様に、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することができる。
図8は、本実施例の変形例2に係る光源装置801の断面構成を示す。本変形例の光源装置801は、LED202の出射面に設けられたレンズアレイ805を有することを特徴とする。レンズアレイ805は、複数のレンズ素子806を、LED202の出射面上にマトリクス状に配置して構成される。レンズ素子806は、発光部であるLED202の出射側に設けられ、LED202から光を出射させる光学素子である。レンズ素子806は、透明部材により構成され、出射側に球面又は非球面形状の凸面を有する構造体である。レンズアレイ805は、LED202からの光を入射する側の面がLED202の出射面より小さいレンズ素子806を複数配置することによって、LED202の出射面を覆っている。
LED202からのR光は、レンズ素子806を透過することにより、効率良くLED202の外部へ取り出される。また、レンズ素子806の出射面に対して斜めに進行した光は、レンズ素子806の出射面で屈折することにより、角度が変換されてレンズ素子806から出射する。レンズ素子806の出射面で光を屈折させることにより、LED202からの光のうち、光軸に対して大きい角度で出射した光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することができる。従って、本変形例の光源装置801は、上記の光源装置101Rと同様に、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することができる。
さらに、図9に示す光源装置901のように、LED202の出射面に、単体のレンズ素子906を設ける構成としても良い。レンズ素子906は、LED202からの光を入射する側の面が、LED202の出射面と略同じ大きさとなるように形成されている。係る構成においても、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することができる。
図10は、本発明の実施例2に係る光源装置1001の断面構成を示す。光源装置1001は、上記実施例1に係るプロジェクタ100に適用することができる。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例の光源装置1001は、LED202の出射面に設けられたフォトニック結晶1005を有することを特徴とする。フォトニック結晶1005は、発光部であるLED202の出射側に設けられ、LED202から光を出射させる光学素子である。フォトニック結晶1005は、LED202からの光を入射する側の面がLED202の出射面と略同じ大きさを有し、LED202の出射面を覆っている。
図11は、フォトニック結晶1005の上面構成を示す。フォトニック結晶は、屈折率が異なる物質同士を、光の波長程度の大きさで周期的に組み合わせて構成された、フォトニック構造をなす結晶である。フォトニック結晶は、フォトニック構造に応じて入射光の回折もしくは散乱を行うことにより、配光分布を制御することができる。本実施例で用いるフォトニック結晶1005は、LED202からの光の入射角度に応じて、光軸方向に近い方向に回折ピークを生じるように構成されている。かかる構成のフォトニック結晶1005を用いることにより、LED202からの光の配光分布を、光軸に平行な光を多くするように変化させる。なお、図11には、光の波長程度の大きさの構造体を周期的に配列した構成を示しているが、フォトニック結晶1005は、周期的に凹部を設ける構成としても良い。また、フォトニック結晶1005は、LED202からの光の波長や配光分布により、構造を適宜設計することができる。
フォトニック結晶1005を設けることにより、光軸に対して大きい角度で出射した光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換することができる。また、LED202からのR光は、フォトニック結晶1005を透過することにより、効率良くLED202の外部へ取り出される。フォトニック結晶1005を設けることにより、LED202からの光を効率良く取り出し、かつ光を光軸方向に揃えることが可能である。また、フォトニック結晶1005によりLED202を覆うことで、LED202の見た目の大きさを大きく変化させること無く、LED202からの光を効率良く外部に取り出しつつ光線の角度変換を行うことが可能となる。これにより、本実施例の光源装置1001は、上記の光源装置101Rと同様に、光束の空間的な広がりを低減でき、効率良く光を供給することができる。
図12は、本発明の実施例3に係る光源装置1201の断面構成を示す。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例の光源装置1201は、中空ロッドインテグレータ1203の出射側に、柱状ロッドインテグレータ1207が設けられることを特徴とする。中空ロッドインテグレータ1203及び柱状ロッドインテグレータ1207は、光学素子であるプリズム素子206を透過した光を、特定方向である空間光変調装置の方向へ導く導光部である。また、中空ロッドインテグレータ1203及び柱状ロッドインテグレータ1207は、空間光変調装置の方向へ行くに従い漸次広がるようなテーパ形状を有する。
中空ロッドインテグレータ1203は、プリズムアレイ205の出射側の空間を取り囲むように形成されている。中空ロッドインテグレータ1203は、内面に反射面1204を有する中空形状のロッドインテグレータである。中空ロッドインテグレータ1203は、上記実施例1の光源装置101Rの中空ロッドインテグレータ203よりも、光軸方向への長さが短くなるように構成されている。柱状ロッドインテグレータ1207は、中空ロッドインテグレータ1203の出射面に連結して設けられている。柱状ロッドインテグレータ1207は、透明部材で構成された柱状のロッドインテグレータである。
プリズム素子206から出射した光は、中空ロッドインテグレータ1203に入射する。中空ロッドインテグレータ1203をテーパ形状とすることにより、中空ロッドインテグレータ1203の反射面1204に入射した光は、光軸方向に揃うように角度変換される。中空ロッドインテグレータ1203から出射した光は、柱状ロッドインテグレータ1207に入射する。柱状ロッドインテグレータ1207は、透明部材の界面に対して臨界角以上の角度で入射した光を全反射することで、光を出射方向へ導く。柱状ロッドインテグレータ1207もテーパ形状とすることにより、界面で全反射した光は、さらに光軸方向に揃うように角度変換する。このように、光源装置1201は、中空ロッドインテグレータ1203及び柱状ロッドインテグレータ1207を用いて、光軸に対して大きい角度の光を、光軸に対して小さい角度で進行するように角度変換する。
柱状ロッドインテグレータ1207では全反射を利用して光を導くため、反射による光の損失を低減することができる。さらに、中空ロッドインテグレータ1203は、柱状ロッドインテグレータ1207における臨界角より大きい角度にまで光を角度変換可能であれば良い。このため、中空ロッドインテグレータ1203は、光軸方向の長さを短くすることが可能となる。これにより、光利用効率を高め、かつ光源装置1201を小型にすることができるという効果を奏する。さらに、中空ロッドインテグレータ1203及び柱状ロッドインテグレータ1207を設けることで、光束の空間的な広がりを低減することができる。
なお、上記のプロジェクタは、透過型液晶表示装置を用いる構成としているが、反射型液晶表示装置やティルトミラーデバイスを用いても良い。また、本発明の光源装置は、フロント投写型のプロジェクタに用いる場合に限らず、リアプロジェクタに用いても良い。さらに、光源装置に用いる発光部にはLEDに限らず、EL素子や半導体レーザ等の他の固体発光素子を用いても良い。
以上のように、本発明に係る光源装置は、画像表示装置等、光線の高い平行度を要求される光学系を備える装置の照明用途として用いるのに適している。
本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成を示す図。 光源装置の断面構成を示す図。 プリズムアレイの斜視構成を示す図。 中空ロッドインテグレータの出射面に空間光変調装置を設ける構成の図。 複数の固体発光素子を有する光源装置の構成を示す図。 固体発光素子ごとにプリズムアレイを形成する光源装置の構成を示す図。 実施例1の変形例1に係る光源装置の断面構成を示す図。 実施例1の変形例2に係る光源装置の断面構成を示す図。 単体のレンズ素子を設ける光源装置の構成を示す図。 本発明の実施例2に係る光源装置の断面構成を示す図。 フォトニック結晶の上面構成を示す図。 本発明の実施例3に係る光源装置の断面構成を示す図。
符号の説明
100 プロジェクタ、101R、101G、101B 光源装置、110R、110G、110B 空間光変調装置、112 クロスダイクロイックプリズム、112a、112b ダイクロイック膜、115R、115G、115B 液晶パネル、116R、116G、116B 第1偏光板、117R、117G、117B 第2偏光板、130 投写レンズ、140 スクリーン、LN レンズ、201 基板、202 LED、203 中空ロッドインテグレータ、204 反射面、205 プリズムアレイ、206 プリズム素子、501 光源装置、502 発光部、511 LED、601 光源装置、605 プリズムアレイ、701 光源装置、706 プリズム素子、801 光源装置、805 レンズアレイ、806 レンズ素子、901 光源装置、906 レンズ素子、1001 光源装置、1005 フォトニック結晶、1201 光源装置、1203 中空ロッドインテグレータ、1204 反射面、1207 柱状ロッドインテグレータ

Claims (9)

  1. 光を供給する発光部と、
    前記発光部の出射側に設けられ、前記発光部から光を出射させる光学素子と、
    前記発光部と前記光学素子とを取り囲むように配置され、かつ、前記発光部から特定方向へ行くに従い漸次広がるようなテーパ形状を有し、前記光学素子を透過した光を前記特定方向へ導く導光部と、を有することを特徴とする光源装置。
  2. 前記光学素子は、前記発光部からの光を入射する側の面が、前記発光部の出射面と略同じ大きさ、若しくは前記出射面より小さいことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光学素子は、プリズム素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記光学素子は、レンズ素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  5. 前記光学素子は、フォトニック結晶であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  6. 前記導光部は、内面に反射面を有する中空形状のロッドインテグレータであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記導光部は、前記中空形状のロッドインテグレータの出射側に、透明部材を備える柱状のロッドインテグレータを有することを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記発光部は、複数の固体発光素子を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とする画像表示装置。
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