JP2006220686A - Cadスキル判定システム、cadスキル判定方法、及びそのプログラム - Google Patents

Cadスキル判定システム、cadスキル判定方法、及びそのプログラム Download PDF

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克 渕上
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崇 市丸
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Abstract

【課題】 被験者のCADスキルの正確な判断が可能であると共に、スキルの大きく異なる被験者であっても正確に各被験者のスキル及び被験者間のスキル差を判定可能なCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】CAD問題データを送信する問題データ送信手段と、CAD問題データの模範解答となるCAD模範データを格納する模範データ記憶手段と、問題データに対して作成されたCAD回答データを受信する受信手段と、CAD回答データと上記CAD模範データとを少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較する比較手段と、比較結果に基づいて上記CAD回答データを採点する採点手段とを備えるCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被験者のCAD(Computer-Aided Design)図面の作成スキルを判定するCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムに関するものである。
従来では、試験問題の回答に対する採点にコンピュータを利用するシステムが利用されている。当該システムでは、サーバから提供される選択問題を被験者がクライアント(被験者端末)を用いて回答し、当該回答をサーバが採点する。
また、マークシートなどを配布し、当該マークシートに対して被験者が筆記具を用いて回答した後、当該マークシートに記載された回答を読み取って採点するシステムもある。
特開2001−331090号公報
上記従来より行われているコンピュータによる試験方法では、複雑な回答に対する採点ができないという問題があった。特に採点の基準が複雑で人の判断の比率が大きい問題に対しては、その回答をコンピュータが判断(採点)することができず、結果的に出題される問題は、回答が画一的に決定される選択問題等に限られてしまうのである。
上記問題はCAD図面作成時の、被験者のスキルを判定するシステムの場合でも例外ではなかった。すなわち、被験者のCAD図面の作成スキルを判定する場合、紙に書かれた問題に対し、被験者がコンピュータを利用してCAD図面を作成していた。そして作成されたCAD図面と、模範解答とを試験官が目視により比較し、採点していたのである。つまり、従来のコンピュータの試験方法では、CAD図面を採点するには当該CAD図面が複雑すぎて正確な採点が不可能であったのである。したがって、CAD図面作成スキルの採点に非常に時間がかかると共に、試験官の主観が入る場合もあり、スキルを正確に判断(採点)することが困難であった。
また、CAD図面の作成スキルは初心者と熟練者で大きく異なり、例えば初心者が必要とする時間の数分の1の時間で熟練者が作成を完了するケースも多々ある。このようなケースでは、同時に上記二人の試験を行うのが困難であった。すなわち、例えば初心者が1時間掛けて作成するCAD図面を熟練者が10分で作成可能である場合には、出来上がった図面が同一であったとしてもスキルは全く異なるといえる。しかし、採点結果は両者とも同一であり、スキルの差が現れないのである。これに対して、当初より両者に与える問題の難易度を変えるといった出題方法も考えられるが、この場合には問題が違うために初心者と熟練者の両者のスキルの正確な比較が不可能であるという問題があった。
従って本発明は、上記従来の事情に基づいて提案されたものであって、被験者のCADスキルの正確な判断が可能であると共に、スキルの大きく異なる被験者であっても正確に各被験者のスキル及び被験者間のスキル差を判定可能なCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち本発明におけるCADスキル判定システムは、CAD問題データを送信する問題データ送信手段と、CAD問題データの模範解答となるCAD模範データを格納する模範データ記憶手段と、問題データに対して作成されたCAD回答データを受信する受信手段と、CAD回答データと上記CAD模範データとを少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較する比較手段と、比較結果に基づいて上記CAD回答データを採点する採点手段とを備える。
上記構成により、模範解答と回答について少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較し、当該比較結果に基づいて定量的に採点することにより、複雑なCAD図面であっても短時間で、しかも試験官の主観が入ることなく採点可能となり、被験者のCADスキルを正確に判断することが可能となる。
尚、問題データ送信からの時間をカウントする時間カウント手段を備え、採点手段が回答にかかった時間を含めてCAD回答データを採点する構成としてもよい。
これにより、CAD図面作成までの時間による差が点数に反映されるため、同一の回答であってもスキルの差を判定することが可能となる。
さらに、問題データ送信からの時間をカウントする時間カウント手段と、カウントされた時間が所定の範囲内であれば、上記CAD回答データの受信に対応して上記CAD問題データとは異なる他のCAD問題データの送信を問題データ送信手段に指示するCAD回答データ判定手段を備える構成がある。
この構成でも、時間が所定の範囲内(試験時間内)である場合、既に送信したCAD問題データとは異なる他のCAD問題データを適宜送信することで、図面作成スピードを考慮した採点が可能となるため、スキルが大きく異なる複数の被験者であっても同一の試験でスキルの差を判定することができる。
尚、カウントされた時間に加えて、比較結果が所定の範囲である場合に、CAD問題データとは異なる他のCAD問題データの送信を指示する構成でも良い。この場合、回答が不完全であれば次の問題に取り掛かることが出来ないため、被験者が得意な問題のみ選択して回答するといった不合理を防止することが可能になる。
またさらに、比較結果に基づいて被験者のレベルを判定するレベル判定手段を備え、CAD回答データ判定手段は、レベルの判定に基づいて異なる他のCAD問題データを選択的に送信指示する構成としてもよい。
この構成では、比較結果に基づいて被験者のレベルを判定し、その結果に従って選択的に次のCAD問題データを配信可能である。これにより被験者のレベルが広範囲に及ぶ場合であっても、同一の試験により短時間でスキルを判別することが可能である。
尚、CAD問題データが選択的に送信される際に、採点手段は、難易度が高いCAD問題データほど高配点とすることで差異を一層明確にすることが可能となる。
ここで、上記CADスキル判定システムは、コンピュータを用いて具体化することができる。その場合、記憶手段を除く各手段は、コンピュータ上でプログラムを動作させることにより具体化される。また、上記プログラムが記憶手段と協働することでCADスキル判定システムとして機能する。上記プログラムは、コンピュータに対する一連の指令であり、その指令を電気信号で表現することによって、インターネット等の電気通信回線を通じて提供することができる。また、配布や販売のためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することもできる。
本発明に係るCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムでは、複雑なCAD図面であっても短時間で、しかも試験官の主観が入ることなく採点可能となり、被験者のCADスキルを正確に判断することが可能となる。
また、CAD図面作成までの時間による差が採点に反映されるため、同一の回答であってもスキルの差を判定することが可能となる。
さらに、スキルが大きく異なる複数の被験者であっても同一の試験でスキルの差を判定することができる。
また、回答に基づいて被験者のレベルを判定し、その結果に従って選択的に次のCAD問題データを配信するため、被験者のレベルが広範囲に及ぶ場合であっても、同一の試験により短時間でスキルを判別することが可能である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。また、フローチャートにおける数値の前に付されたアルファベット「S」はステップを意味する。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る実施の形態におけるCADスキル判定システム101の処理について説明する。
図1は、被験者端末102、及びCADスキル判定システム101の概略機能ブロック図であるが、各手段の処理等については後述する。
また、図3は、CADスキル判定システム101の概略構成図であり、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304及びネットワークI/F(インターフェイス)305が内部バス306を介して接続されている。上記CPU301は、例えばRAM302を作業領域として利用し、ROM303やHDD304等に記憶されているプログラムを実行することで上記図1に示した各手段として動作する。上記ネットワークI/F305は、ネットワークと接続されており、他の機器とデータの授受が可能となっている。また、被験者端末102の構成も上記CADスキル判定システム101と同様であり、上記記憶されているプログラムが異なることで、異なる処理を実行可能となっている。
図2は、CADスキル判定システム101と被験者端末102による構成例であり、被験者端末102とCADスキル判定システム101とがネットワーク201を介してそれぞれ通信可能に接続される。尚、上記CADスキル判定システム101は、複数台のコンピュータにより実現されても良いが、1台のコンピュータにより実現されている場合には、当該コンピュータをCADスキル判定サーバとすることができる。
続いて、CADスキル判定システム101及び被験者端末102における処理の詳細について、図4のCADスキル判定システムの処理を示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CADスキルを判定するための試験(以後CADスキル判定試験と称する)を開始すると、CADスキル判定システム101を構成する問題データ送信手段103は、所定の被験者端末102に最初のCAD図面の作成の指示であるCAD問題データを送信する(図4:S401)。尚、上記CAD問題データは、CAD問題記憶手段104に記憶されている。上記問題データ送信手段103が上記CAD問題データを送信した際に、当該送信に関する情報が時間カウント手段107に送信され、図5Aの問題データ送信情報500として、例えばCAD問題記憶手段104に記憶される。
上記問題データ送信情報500には、CAD問題データを一意に識別可能な問題名501、当該CAD問題データを送信した送信時間502、送信先の端末を一意に識別可能な送信端末503、及び現在の当該CAD問題の状況である状況504が含まれている。この例では、送信された問題名は「A-01」、送信時間は「2004/1/1 10:00」、送信端末はIPアドレス「192.168.1.3」、状況「課題作成中」(図では終了としているが、当該説明の段階では課題作成中である)となっている。
被験者端末102では、問題データ受信手段120が上記最初のCAD問題データを受信すると、当該CAD問題データを、被験者端末102に接続されているディスプレイなどの表示手段121に送信することで、上記CAD問題データが表示される。
被験者は上記表示を参照すると、次に、例えば被験者端末102に備えられるマウスやキーボードなどの入力手段122を操作することにより、被験者端末102上で上記問題に対応するCAD図面を作成し、CAD回答データ記憶手段123にCAD回答データとして記憶する。上記完成した(或いは未完成の)CAD回答データが記憶され、例えば上記被験者が完成した旨の入力を被験者端末102に対して行うと、CAD回答データ送信手段124は、上記CAD回答データを、ネットワーク201を介して受信手段105に送信する。尚、ここでは、上記CAD回答データのファイル名を「19216813#A01」(IPアドレス+CAD問題データ)とし、被験者端末及び対応するCAD問題データを特定可能であるものとする。
上記受信手段105が上記CAD回答データを受信すると、当該回答データをCAD回答データ判定手段109及び比較手段108に送信する(図4:S402)。
次に、上記CAD回答データ判定手段109は、ファイル名に基づいて、CAD回答データに対応する問題データ送信情報を問題データ送信情報500より取得する。これにより、当該CAD回答データに対応するCAD問題データが送信された日時を特定可能となる。
次に、上記CAD回答データ判定手段109が、問題送信より所定の時間範囲内(ここでは例えば試験時間である2時間)に返信されているか否か、すなわち制限時間内か否かを判定する(図4:S403)。ここで、制限時間内ではない場合、既に制限時間内に回答されたCAD回答データの採点を集計する(図4:S403NO→S409)。尚、採点の集計の詳細については後述する。
さて、上記CAD回答データが制限時間内に返信されている場合、上記CAD回答データ判定手段109はその旨を上記比較手段108に通知する(図4:S403YES)。
通知を受けた上記比較手段108は、当該CAD回答データに対応するCAD模範データを模範データ記憶手段106より読み出し、上記CAD回答データと比較する(図4:S404)。尚、当該比較は以下のように行われる。
すなわち、比較手段108は、上記CAD回答データとCAD模範データとを読み出し、上記模範データに付随する模範データ比較基準に沿って上記CAD回答データを比較する。具体的に、図5Bに示した模範データ比較基準510を用いて説明すると、CAD回答データ名のファイル名を「19216813#A01」より対応するCAD模範データ「Answer#A-01」及び模範データ比較基準510の「Answer#A-01」に対応するデータを読み出し、上記模範データ比較基準510に沿って比較を行う。ここで、上記模範データ比較基準510は、模範データ名511、及び比較項目である(CAD図面に描かれた物体の)重なり度合い512、重心位置である重心514、体積516、各要素である点518、直線519、スプライン520、平面521、曲面522、及び各要素数の合計523を含むため、上記比較手段108は当該比較項目について比較する。尚、上記模範データ比較基準510には、上記に加えて重なり度合い511の許容範囲である重なり範囲513、重心514の許容範囲である重心範囲515、体積516の許容範囲である体積範囲517、要素の数の許容範囲である要素範囲524、及び審査の方法を示す審査方法525が含まれている。上記許容範囲は、例えば重なり度合い512が「90%」であり、重なり範囲513が「±10%」である場合には、比較結果が80%〜100%であれば合格とすることを意味し、他の範囲515、517、524も同様である。
ここで、例えば重なり度合いを比較する場合には、上記比較手段108を構成するデータ読出手段130が、CAD回答データとCAD模範データを読み出して、重なり度合い算出手段115に引き渡す。次に、上記比較手段108を構成する重なり度合い算出手段115が、引き渡されたCAD回答データとCAD模範データより当該データに描かれた物体をそれぞれ特定する。そして特定された物体同士の重なり度合いを算出して、算出結果比較手段140に引き渡す。続いて、上記比較手段108を構成する算出結果比較手段140が、引き渡されたそれぞれの物体の面積及び物体同士の重なり面積を比較して、物体同士の重なり度合いを求める。
同様に、重心を比較する場合には、上記比較手段108を構成する重心算出手段116が、データ読み出し手段130から引き渡されたCAD回答データとCADの模範データにて特定されたそれぞれの物体の重心を算出した後、算出結果比較手段140が当該算出された重心を比較する。
また、体積を比較する場合には、上記比較手段108を構成する体積算出手段118が、データ読み出し手段130から引き渡されたCAD回答データとCADの模範データにて特定されたそれぞれの物体の体積を算出した後、算出結果比較手段140が当該算出された体積を比較する。
またさらに、要素数を比較する場合には、上記比較手段108を構成する要素数算出手段117が、データ読み出し手段130から引き渡されたCAD回答データとCADの模範データに描画されたそれぞれの物体の要素数を算出した後、算出結果比較手段140が当該算出された要素数を比較する。
上記比較手段108が上記CAD回答データ「19216813#A01」について「Answer#A-01」と比較した結果の一例を、図6AのCAD回答データ比較結果600に示す。尚、最初の比較結果は、データ617であるものとする。
上記CAD回答データ比較結果600には、CAD回答データを受信した受信時間601と、1次審査602に対応する、CAD回答データ名603、重なり度合いの比較結果である重なり度合い604、その合否605が含まれる。またさらに、2次審査606に対応する、重心の比較結果607、体積の比較結果608、点要素の数609、直線要素の数610、スプライン要素の数611、平面要素の数612、曲面要素の数613、要素の合計614、2次審査606の合否615、及び比較結果に基づいて判定された判定結果616が含まれる。尚、2次審査の比較結果は、ここでは差で示されている。
上記データ617より、例えば比較手段108が上記CAD回答データ「19216813#A01」について比較した結果、重なり度合い604が「50%」であったものとする。この場合、上記模範データ比較基準510の重なり度合い512が「90%」、重なり範囲513が「±10%」であるため、上記CAD回答データ「19216813#A01」の重なり度合いは上記範囲ではなく、1次審査の合否605が「NG」と判定される。そして、上記模範データ比較基準510の審査方法525が「1次+2次」であるため、採点手段110は当該CAD回答データが不合格と判定し、採点結果送信手段111は、その旨および同一の問題を再度やり直す(修正する)指示を被験者端末102に送信する(図4:S405NG→S406)。尚、上記CAD回答データ比較結果600は、例えば比較手段108の指示により、集計結果記憶手段113に記憶される。
上記不合格の旨及び再度やり直す指示は、被験者端末102の採点結果受信手段125にて受信され、表示手段121に表示される。上記採点結果送信手段111からの上記指示に基づいて、上記被験者は再度同一の問題についての図面を作成(修正)する。
続いて、上記被験者が図面を作成し、再度上記CAD回答データ送信手段124を介して上記CADスキル判定システム101に送信したとする。
上記受信手段105が再度送信されたCAD回答データを受信すると、上記同様、当該回答データをCAD回答データ判定手段109及び比較手段108に送信し、CAD回答データ判定手段109は、CAD問題データが送信された日時を特定する(図4:S402)。 そして、上記CAD回答データ判定手段109が、問題送信より所定の時間範囲内に返信されているか否かを判定する(図4:S403)。
ここで、上記CAD回答データが制限時間内に返信されている場合、上記比較手段108は、CAD模範データを模範データ記憶手段106より読み出し、上記CAD回答データと再度比較する(図4:S404)。尚、当該比較は上述した通りである。
上記比較手段108が上記CAD回答データ「19216813#A01」について「Answer#A-01」と再度比較した結果の一例は、図6AのCAD回答データ比較結果600のデータ618であるものとする。
この場合、上記模範データ比較基準510の重なり度合い512が「90%」、重なり範囲513が「±10%」であるため、上記CAD回答データ「19216813#A01」の重なり度合い「80%」は上記範囲となり、1次審査の合否605が「OK」と判定される。そして、上記模範データ比較基準510の審査方法525が「1次+2次」であるため、上記比較手段108は、2次審査の対象となる重心514、体積516、及び各要素の合計523について比較する。尚、各要素の合計に変えて各要素518〜522それぞれについて、数を比較しても良い。上記データ618では、2次審査についても所定の範囲内であるため、2次審査の合否615が「OK」と判定される(図4:S405OK)。
上記1次審査、2次審査とも所定範囲であるため、上記CAD回答データ判定手段109は、上記問題データ送信手段103に対して上記最初の問題とは異なる他のCAD問題データの送信を指示する。これに基づいて上記問題データ送信手段103は、例えば図5Aの問題データ送信情報500に示す問題名「A-02」の問題を送信し、問題名501が「A-01」、送信端末が「19216813」であるデータ505の状況504を「終了」に変更する(図4:S408)。また、「A-02」、「19216813」に対応するデータ506を追記し、状況504を「課題作成中」とする。
以後、上記他のCAD問題データに対して被験者が回答し、時間内であればさらに他のCAD問題データが送信され、比較される点は上述したとおりである。
次に、1次審査、2次審査とも「OK」となったCAD回答データを採点し、集計する処理について説明する。上記問題名「A-01」に対するCAD回答データが比較手段108により、1次審査、2次審査とも「OK」となると、その旨及びCAD回答データ比較結果600のデータ618が採点手段110に送信される。
採点手段110は、上記データ618を受信すると、各比較結果に基づいて採点する(図4:S407)。採点結果の一例を図6Bの採点データ620に示す。採点データ620には、CAD回答データ名621に対応付けられて、1次審査の結果である1次審査622とその結果に対する点数623、2次審査の結果である2次審査624とその結果に対する点数625、作図のスピードに対する点数626、及び複数の問題の採点の総合点数627より構成されている。採点は、具体的には、例えば重なり度合いが80%であったので、10点満点中8点を割り当てている。同様にして、2次審査の比較結果に基づいて、例えば15点を割り当てる。さらに、送信時間502及び受信時間601に基づいて算出される作図のスピードより、各CAD問題データ毎に点数が与えられる。当然、早いほうが高得点となる。
上記採点手段110による採点は、被験者の各CAD問題データ毎に行われ、例えば試験が終了した時点で、集計手段112により被験者毎の各採点結果が集計され、上記総合点数が算出される(図4:S409)。尚、当然、上記採点が行われるタイミングは判定がOKとなった場合としたが、集計時にまとめて行っても良い。
上記採点データ620では、被験者により、問題名「A-01」、「A-02」、「B-01」が回答され、「A-01」、「A-02」が時間内に提出されて採点対象となり、総合得点が38点となっている。上記採点データ620は、集計結果記憶手段113に記憶され、必要に応じて集計結果送信手段114を介して被験者端末102に送信され、集計結果受信手段126を介して表示手段121に表示されることにより、被験者に試験結果が通知される。
また、集計結果記憶手段113に記憶された採点データ620は、試験者が随時参照可能となる。例えば試験者が集計結果を参照する際の一覧表示の例を図7の試験者用一覧表示700に示す。試験者用一覧表示には、被験者名701毎に、上記採点データ620が容易に比較可能に構成されており、例えばCADスキル判定システムに接続された図示しない表示手段に表示される。
以上のように、模範解答と回答について少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較し、当該比較結果に基づいて定量的に採点することにより、複雑なCAD図面であっても短時間で、しかも試験官の主観が入ることなく採点可能となり、被験者のCADスキルを正確に判断することが可能となる。
また、時間が所定の範囲内(試験時間内)である場合、既に送信したCAD問題データとは異なる他のCAD問題データを適宜送信することで、図面作成スピードを考慮した採点が可能となるため、スキルが大きく異なる複数の被験者であっても同一の試験でスキルの差を判定することができる。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2に係るCADスキル判定システムについて説明を行う。尚、上記実施の形態1と同様の部分については記載を省略する。また、上記実施の形態1と同一の手段・処理には同一の番号を付している。尚、図8は、レベル判定手段を備えたCADスキル判定システムの一部を示す概略機能ブロック図である。
CAD図面作成のスキルは、初心者と熟練者とで大きく異なることは上述したとおりである。そして上記実施の形態1では、初心者と熟練者との差異を明確に判別できるシステムについて述べた。しかし、限られた試験時間の中では、同じスキルを持った者同士の差がわかりにくいという問題がある。すなわち、問題が段階的に難しくなる構成とすることで、例えば1問目の判定により、初心者と中級者、或いは初心者と熟練者との差異はその時点で明確となる。しかし、中級者と熟練者との差異はこの段階では明確とはならない。試験時間を無限に設定できるのであれば、数問出題した時点で中級者と熟練者との判別は可能であるが、CAD図面の作成にはある程度の時間が必要であるため、多くの出題を行うのは現実的でないといえる。
そこで、本実施の形態では、初心者同士、或いは熟練者同士の差も一層明確に判断可能であり、すなわち、より広範囲のレベルの被験者を短時間で判別可能にすることを目的とする。
本実施の形態においては、図8の、CADスキル判定システムの一部を示す概略機能ブロック図に示すように、CAD回答データ判定手段802と比較手段108を仲介するようにレベル判定手段801が備えられている。当該レベル判定手段801は、例えば採点手段110による採点の後、比較手段108からの比較結果を受信すると、当該比較結果に基づいて被験者のレベルを決定する(図8:S407→S901)。尚、当該レベル決定は、採点結果を基に行ってもよく、この場合であっても比較結果に基づいてレベルを決定することと同義である。
上記レベル決定は、以下のように行われる。すなわち、1次審査及び2次審査がOKの場合、所定の比較項目、例えば重なり度合いが80%〜90%、91%〜100%のどちらの範囲に入るかを判定し、その結果をCAD回答データ判定手段802に送信するのである。当該判定結果を受信したCAD回答データ判定手段802は、例えば80%〜90%の場合には低レベルと判定して問題名「A-2」を、91%〜100%の場合には高レベルと判定して問題名「B-2」を配信するのである(図9:S901低レベル→S903、S901高レベル→S902)。当然、「A-2」<「B-2」の順序で難易度が増し、さらに難易度が高くなるほど配点も高くなるのである。
また、上記レベル決定を、採点結果に基づいて行っても良い。高得点の被験者には難易度の高い問題を配信するのである。さらに、低レベルと高レベルではなく、さらに細かいレベル分けを行っても良い。
以上のように、試験時間内であれば複数のCAD問題データを配信すると共に、比較結果に基づいて被験者のレベルを判定し、その結果に従って選択的に次のCAD問題データを配信している。これにより被験者のレベルが広範囲に及ぶ場合であっても、同一の試験により短時間でスキルを判別することが可能である。
また、上記CAD問題データが選択的に送信される際に、上記採点手段110は、難易度が高いCAD問題データほど高配点とすることで、初心者と中級者、さらには中級者と熟練者の差異を少ない問題数で判別することが可能になる。
本発明に係るCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムでは、複雑なCAD図面であっても短時間で、しかも試験官の主観が入ることなく定量的に採点可能であるため、被験者のCAD図面の作成スキルを判定するCADスキル判定システム、CADスキル判定方法、及びそのプログラムとして有用である。
CADスキル判定システム及び被験者端末の概略機能ブロック図。 CADスキル判定システム及び被験者端末の概略構成図。 CADスキル判定システムの概略構成図。 CADスキル判定システムの処理を示すフローチャート。 問題データ送信情報及び模範データ比較基準の一例を示す図。 CAD回答データ比較結果及び採点データの一例を示す図。 試験者用一覧表示の一例を示す図。 レベル判定手段を備えたCADスキル判定システムの一部を示す概略機能ブロック図。 実施の形態2におけるCADスキル判定システムの処理を示すフローチャート。
符号の説明
101 CADスキル判定システム
102 被験者端末
103 問題データ送信手段
104 CAD問題記憶手段
105 受信手段
106 模範データ記憶手段
107 時間カウント手段
108 比較手段
109 CAD回答データ判定手段
110 採点手段
111 採点結果送信手段
112 集計手段
113 集計結果記憶手段
114 集計結果送信手段
115 重なり度合い算出手段
116 重心算出手段
117 要素数算出手段
118 体積算出手段
120 問題データ受信手段
121 表示手段
122 入力手段
123 CAD回答データ記憶手段
124 CAD回答データ送信手段
125 採点結果受信手段
126 集計結果受信手段
130 データ読出手段
140 算出結果比較手段
801 レベル判定手段
802 実施の形態2におけるCAD回答データ判定手段

Claims (9)

  1. CAD図面の作成スキルを判定するCADスキル判定システムであって、
    所定のCAD図面の作成の指示であるCAD問題データを送信する問題データ送信手段と、
    上記CAD問題データの模範解答となるCAD模範データを格納する模範データ記憶手段と、
    上記問題データに対して作成されたCAD回答データを受信する受信手段と、
    上記CAD回答データと上記CAD模範データとを少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較する比較手段と、
    上記比較結果に基づいて上記CAD回答データを採点する採点手段と、
    を備えるCADスキル判定システム。
  2. さらに、上記問題データ送信からの時間をカウントする時間カウント手段を備え、
    上記採点手段は、さらに回答にかかった時間を含めて上記CAD回答データを採点する請求項1に記載のCADスキル判定システム。
  3. さらに、上記問題データ送信からの時間をカウントする時間カウント手段と、
    上記カウントされた時間が所定の範囲内であれば、上記CAD回答データの受信に対応して上記CAD問題データとは異なる他のCAD問題データの送信を上記問題データ送信手段に指示するCAD回答データ判定手段を備える請求項1に記載のCADスキル判定システム。
  4. さらに、上記CAD回答データ判定手段は、カウントされた時間が所定の範囲内であり、且つ上記比較結果が所定の範囲である場合に、上記CAD問題データとは異なる他のCAD問題データの送信を上記問題データ送信手段に指示する請求項3に記載のCADスキル判定システム。
  5. さらに、比較結果に基づいて被験者のレベルを判定するレベル判定手段を備え、
    上記CAD回答データ判定手段は、レベルの判定に基づいて異なる他のCAD問題データを選択的に送信指示する請求項3又は4に記載のCADスキル判定システム。
  6. 上記CAD問題データが選択的に送信される際に、上記採点手段は、難易度が高いCAD問題データほど高配点とする請求項5に記載のCADスキル判定システム。
  7. さらに、上記比較結果が所定の範囲でない場合、再度上記CAD問題データに対する回答を促す採点結果送信手段を備える請求項1又は2に記載のCADスキル判定システム。
  8. CAD図面の作成スキルを判定するCADスキル判定方法であって、
    所定のCAD図面の作成の指示であるCAD問題データを送信する問題データ送信ステップと、
    上記問題データに対して作成されたCAD回答データを受信する受信ステップと、
    上記CAD回答データと、当該CAD問題データの模範解答となるCAD模範データとを少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較する比較ステップと、
    上記比較結果に基づいて上記CAD回答データを採点する採点ステップと、
    を備えるCADスキル判定方法。
  9. CAD図面の作成スキルを判定するコンピュータに、
    所定のCAD図面の作成の指示であるCAD問題データを送信する問題データ送信ステップと、
    上記問題データに対して作成されたCAD回答データを受信する受信ステップと、
    上記CAD回答データと、当該CAD問題データの模範解答となるCAD模範データとを少なくとも重なり度合い、重心、体積、要素数のいずれか1つについて比較する比較ステップと、
    上記比較結果に基づいて上記CAD回答データを採点する採点ステップと、
    を実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012002989A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Shingaku Kenkyukai:Kk 解答図面の検証プログラム及び方法
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