JP2006219732A - 気水スプレーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 気水ノズルの保守、点検が容易で、交換作業も簡単に行え、ケーシングの製作及び組立て作業も容易に行える気水スプレーユニットを提供する。
【解決手段】 隣り合う上下対となる水切りロール11、12間に配置され、複数組の上下対となる水切りロール11、12により拘束されて搬送される高温状態の鋼板13の上面及び下面のいずれか一方又は双方に、複数の気水ノズル14を介して水と空気の混合体である気水15を噴射して鋼板13を冷却する気水スプレーユニット10であって、複数の気水ノズル14は、上下2段に配置された水供給源に連通された水室18とエア供給源に連通された空気室19とに直接連接されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷却水をエアと共に噴射して高温の鋼板を高速で均一に冷却するための鋼板の冷却設備に用いる気水スプレーユニットに関する。
冷却水をエアと共に噴射して高温の鋼板を高速で均一に冷却するための鋼板の冷却設備に用いる気水スプレーユニットとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載された気水スプレーユニットにおいては、鋼板に対向する面に冷却水噴射ノズルが所定のピッチで複数配列され、冷却水通路を備えた外側冷却ヘッダー(ケーシングに相当する)と、外側冷却ヘッダーの内部に位置し、冷却水噴射ノズルとは独立した圧空噴射ノズルが冷却水噴射ノズルと対をなすように複数配列され、圧空通路を備えた内側冷却ヘッダーとからなる二重構造の冷却ヘッダーを有している。
特開平6−246333号公報(図1及び図2)
しかしながら、特許文献1に記載された従来技術においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
二重構造のそれぞれの冷却ヘッダー毎に、ノズルを設けているので、特に、内側の圧空噴射ノズルの閉塞等の保守及び点検が困難であり、また、圧空噴射ノズルの交換作業に手間を要した。さらに、二重構造の冷却ヘッダーの製作及び組立て作業が複雑であった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、ノズルの保守及び点検が容易で、交換作業も簡単に行え、ケーシングの製作及び組立て作業も容易に行える気水スプレーユニットを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る気水スプレーユニットは、隣り合う上下対となる水切りロール間に配置され、複数組の前記上下対となる水切りロールにより拘束されて搬送される高温状態の鋼板の上面及び下面のいずれか一方又は双方に、複数の気水ノズルを介して水と空気の混合体である気水を噴射して前記鋼板を冷却する気水スプレーユニットであって、前記複数の気水ノズルは、上下2段に配置された水供給源に連通された水室とエア供給源に連通された空気室とに直接連接されている。
本発明に係る気水スプレーユニットにおいて、前記上下2段に配置された前記水室と前記空気室のうち前記水室を前記鋼板側に設けてもよい。
本発明に係る気水スプレーユニットにおいて、前記上下2段に配置された前記水室と前記空気室のうち該空気室を前記鋼板側に設けてもよい。
本発明に係る気水スプレーユニットにおいて、前記水室に外部より水供給を行う水供給管の開口部高さを、前記気水ノズルの水封入口より低くしてもよい。
本発明に係る気水スプレーユニットにおいて、前記水室及び空気室はそれぞれ前記鋼板の幅方向に複数に分割されて配置され、更に、分割された前記水室及び空気室は複数の群を形成し、各群を形成する前記水室及び空気室は一体構造となっていてもよい。
請求項1〜5記載の気水スプレーユニットにおいては、複数の気水ノズルが、上下2段に配置された水室と空気室とに直接連接されているので、従来の気水スプレーユニットと比較して、ノズルの数を半分程度に減らすことができ、ノズルの保守及び点検が容易で、しかも、気水ノズルの交換作業も簡単に行え、更に、水室及び空気室を形成したケーシングの製作及び組立て作業も容易に行える。
特に、請求項2記載の気水スプレーユニットにおいては、上下2段に配置された水室と空気室のうち水室を鋼板側に設けているので、水室に水が供給されるため、鋼板からの輻射熱による、水室及び空気室を形成したケーシングの変形を抑制することができる。
請求項3記載の気水スプレーユニットにおいては、上下2段に配置された水室と空気室のうち空気室を鋼板側に設けているので、水室の場合と比較して防熱効果は減少するが、例えば、相反するスプレーユニットから鋼板非通板時に水スプレー冷却を行うことにより、実用上問題なく使用でき、しかも、ノズル構造が簡単になる。
請求項4記載の気水スプレーユニットにおいては、水室に外部より水供給を行う水供給管の開口部高さを、気水ノズルの水封入口より低くしているので、水室内部に常時、水封入口より低い位置まで水を溜めることによって、気水ノズルによる水噴射時の応答性を向上させることができ、また、水停止時に水室内の必要以上の水が排出するのを防止することができる。
請求項5記載の気水スプレーユニットにおいては、水室及び空気室をそれぞれ鋼板の幅方向に複数に分割して配置し、更に、分割した水室及び空気室が複数の群を形成し、各群を形成する水室及び空気室を一体構造とする場合には、鋼板の幅方向の水及びエアの供給が均等になるので、鋼板の幅方向の冷却がより均一になると共に、水室及び空気室を形成したケーシングの取付け及び取り外し作業が容易にでき、かつ、気水ノズルの点検、補修及び交換が容易になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る気水スプレーユニットを用いた鋼板の冷却設備の模式的な側面図、図2は同気水スプレーユニットの模式的な側断面図、図3は同気水スプレーユニットのケーシングの模式的な正断面図、図4は同気水スプレーユニットのエプロンの背面図、図5は本発明の他の実施の形態に係る気水スプレーユニットの模式的な側断面図、図6は変形例に係る水スプレーユニットの模式的な説明図、図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ、気水スプレーユニットを用いた鋼板の冷却設備の模式的な説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る気水スプレーユニット10、10aは、隣り合う上下対となる水切りロール11、12間に配置され、それぞれ複数組(図1では3組)の上下対となる水切りロール11、12により拘束されて搬送される高温状態の鋼板13の上面及び下面に、複数の気水ノズル14、14aを介して水と空気の混合体である気水15を噴射して鋼板13を冷却するユニットであって、鋼板の冷却設備16の一部を構成している。なお、気水スプレーユニット10aは、鋼板13を中心にして気水スプレーユニット10と対向して鋼板13の下側に設けられており、基本的な構造は気水スプレーユニット10と同じものである。従って、以下、鋼板13の上側の気水スプレーユニット10についてのみ説明する。
図2及び図3に示すように、気水スプレーユニット10は、図示しない取付け架台に設けられた側断面H形のハウジング17と、ハウジング17の下側に取り外し可能に設けられ、鋼板13の幅方向に分割された複数の水室18が下段に、複数の空気室19が上段に形成されたケーシング20と、ハウジング17に着脱可能に設けられ、ハウジング17内にケーシング20を収納可能にハウジング17の端部に取付けられた矩形板状のエプロン26とを備えている。なお、鋼板13を中心にして気水スプレーユニット10と対向して設けられた気水スプレーユニット10aでは、水室は鋼板13に近い側(上段)に、空気室は鋼板13と離れた側(下段)に配置されている。
図2に示すように、ハウジング17は、鋼板13の搬送方向に平行間隔をあけて対向して垂直に配置された対となる矩形状の垂直板27、28と、垂直板27、28の上下方向の中間位置をボルト29を介して取り外し可能に固定された矩形状の水平板30とを有している。
図2及び図3に示すように、ハウジング17の下側で、垂直板27、28及び水平板30に囲まれた空間内に取付けられるケーシング20は鋼板13の板幅方向に3つのケーシングセグメント20aに分割され、長さLの各ケーシングセグメント20aにはそれぞれ、上段に3個の空気室19と下段に6個の水室18が形成され、1個の空気室19に2個の水室18が対応して設けられている。即ち、鋼板13の幅方向に水室18は18個、空気室19は9個それぞれ、分割されて配置され、更に、6個の水室18及び3個の空気室19が一体構造となって3個の群を形成している。
図2及び図3に示すように、エプロン26はケーシングセグメント20aと同様、鋼板13の幅方向に分割された3個のエプロンセグメント26aを備えている。長さLを有する各エプロンセグメント26aは、各ケーシングセグメント20aから突出するそれぞれの気水ノズル14の先部が嵌入する開口部24を有し、各ケーシングセグメント20aとは一体的に連結され、更に、ハウジング17に複数のねじ25で、各ケーシングセグメント20aと共に取り外し可能に取付けられている。
図2及び図3に示すように、ケーシングセグメント20aは、ハウジング17の水平板30の下面31に当接する矩形状の天井板32と、エプロンセグメント26aの上面33に接する矩形状の底板34と、天井板32と底板34との上下方向の中間位置に配置された矩形状の中仕切り板35と、天井板32と中仕切り板35の搬送方向の両端部の間に垂直に対向して配置された対となる矩形状の上側板36、37と、中仕切り板35と底板34の搬送方向の両端部の間に垂直に対向して配置された対となる矩形状の下側板38、39とを備え、天井板32と中仕切り板35との間で、板幅方向に所定のピッチ2Pで配置された矩形状の上仕切り板40と、中仕切り板35と底板34との間で、板幅方向に所定のピッチPで配置された矩形状の下仕切り板41により分割されている。
図2に示すように、エプロンセグメント26aはケーシングセグメント20aの底板34に、複数のボルト42により、一体的に連結されている。
図4に示すように、ケーシングセグメント20aの底板34には、多数の気水ノズル14がそれぞれ、隙間Gをあけて配置され、気水ノズル14は、下端部のねじ締結機構により取り外し可能に装着されている。エプロンセグメント26aはねじ25により、ハウジング17の垂直板27、28の下端部に取り外し可能に取付けられている。
気水ノズル14は、二列にあって隣り合うノズルが交互に上下に配置されるのが好ましく、また、気水ノズル14間の隙間Gは、鋼板13の搬送方向と板幅方向とで同じにすることができる。さらに、気水ノズル14の噴出形状は、横断面が正円形であるのが好ましい。
図2及び図3に示すように、ハウジング17の水平板30の板幅方向に所定のピッチPで形成された水供給口22の下流側には、水室18に連通する主としてパイプからなる水供給管45が、天井板32及び中仕切り板35を貫通して設けられている。
3個のケーシングセグメント20aのうち、両側のケーシングセグメント20aの水供給口22の上流側には、図示しない流量調整弁が接続されている。なお、流量調整弁は鋼板13の板幅の変動に伴う鋼板端部への水48の供給量を制御する手段(エッジマスク手段)の一部を構成している。
なお、図2に示すように、気水ノズル14の高さ方向の中間位置に形成された水封入口55は、水供給管45の水室18内での開口位置45aより上方に距離hあけて配置されている。かかる構成により、水室18内部に常時、水封入口55より低い位置まで水48を溜めることによって、気水ノズル14による水噴射時の応答性を向上させることができ、また、水停止時に水室18内の必要以上の水48が排出するのを防止することができる。この結果、非冷却鋼板の通過時等の遮熱対策効果を上げることが可能である。また、噴射する水48の低流量域においては、気水ノズル14の水背圧が極端に低下し、水供給管45のヘッドよりも低くせざるを得ない場合があるが、この条件においても水供給管45の開口部からのエア50の侵入を防止して安定した水48の供給を行うことができる。
次いで、鋼板の冷却設備16に用いられた本発明の一実施の形態に係る気水スプレーユニット10(10aも同じ)の使用方法及び作用(又は動作)について、図を参照しながら説明する。
図2及び図3に示すように、事前に、3個のケーシングセグメント20aの底板34にそれぞれ接して一体的に締結された3個のエプロンセグメント26aを、ハウジング17の垂直板27、28の下端部にねじ(ボルト)25により固定しておく。なお、気水ノズル14はケーシングセグメント20aの底板34に、隙間Gをあけて、ねじ締結機構により着脱可能に取付けられている。
図1〜図3に示すように、上下対となる水切りロール11と水切りロール12とに挟まれながら搬送される高温状態の鋼板13を冷却する際、水48を、板幅方向中央部の水室18には、図示しない給水用ヘッダー管から給水管を介して供給し、一方、板幅方向の両端側の水室18には、前記給水用ヘッダー管及び前記給水管から流量調整弁(図示せず)を介して供給する。同時に、エア50は図示しないエア用ヘッダー管からエア供給管を介して空気室19へ供給される。
図2に示すように、水平板30の水供給口22を介して水供給管45により水室18に供給された水48は気水ノズル14の水封入口55に入り、水平板30のエア供給口21を介して空気室19へ供給され気水ノズル14の上端部開口に入ったエア50により撹拌、混合される。エア50により撹拌、混合された水48は、気水ノズル14の先端の噴出口から微細な気液混合の気水15となって鋼板13に吹き付けられ、鋼板13を高速で均一に冷却することができる。
ノズルの閉塞等で気水ノズル14を交換する場合には、気水ノズル14の先部が嵌入する開口部24を有するエプロンセグメント26aをケーシングセグメント20aと共に、ハウジング17から取り外した後、ケーシングセグメント20aからエプロンセグメント26aを取り外し、ケーシングセグメント20aの底板34にねじ締結された交換対象となる気水ノズル14を取り外す。新しい気水ノズル14をケーシングセグメント20aの底板34に取付けた後、エプロンセグメント26aを取付けたケーシングセグメント20aをハウジング17に取付ける。また、事前に新しい気水ノズル14を取付けた3個の新しいケーシングセグメント20aを古いケーシングセグメント20aと交換したり、更には、新しいエプロンセグメント26aを含め一式交換することもできる。
このように、エプロン26はケーシング20と一体的にねじ締結により連結され、更に、ハウジング17に複数のねじ25により取り外し可能に取付けられているので、エプロン26をケーシング20と共に取り外すことによって、広いスペースのある場所にて、ケーシング20にねじ締結された気水ノズル14の保守、点検及び交換が極めて簡単に行なえる。
図5及び図6に示す本発明の他の実施の形態に係る気水スプレーユニット80は、気水スプレーユニット10と比較して、ケーシング81内に上下2段に配置された水室82と空気室83のうち空気室83を鋼板13側に設けたことを特徴としている。なお、気水スプレーユニット10と同じ構成要素については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
水48は水供給管84を介して上段の水室82に供給され、一方、エア50はエア供給管85を介して下段の空気室83に供給される。水供給管84の開口位置45aより上方に上端開口部86(水封入口55に相当する)を備えた気水ノズル87の長手方向中間位置で空気室83に露出した位置には、エア封入口88が形成されている。ケーシング81はハウジング89の下側で、垂直板90、91及び水平板92に囲まれた空間内に取付けられており、鋼板13の板幅方向に3つのケーシングセグメントに分割されている。エプロン93は前記ケーシングセグメントと同様、鋼板13の幅方向に分割された3個のエプロンセグメントを備えている。
図6に示す水スプレーユニット70は、気水スプレーユニット10と異なり、鋼板13に水48だけを噴射している。即ち、空気室を備えず、水室73のみを設けた構成となっている。その他は、気水スプレーユニット10と同様の構成となっているので、気水スプレーユニット10と同じ構成要素については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
水スプレーユニット70は、ハウジング72と、ハウジング72の下側に取り外し可能に設けられ、鋼板13の板幅方向に分割された複数の水室73が形成されたケーシング71と、ハウジング72に着脱可能に設けられ、ハウジング72内にケーシング71を収納可能にハウジング72に取付けられる矩形板状のエプロン74とを備えている。ケーシング71の鋼板13側(図6では下側)には、水室73に連通する複数の水ノズル75が間隔をあけてねじ締結機構を介して取付けられている。水ノズル75の上下方向の中間位置に形成された水封入口55aは、ケーシング71の水供給口22bに接続された水供給管45bの水室73内での開口位置45cより上方に距離Hあけて配置されている。
図7(A)、(B)、(C)にはそれぞれ、複数個の気水スプレーユニット10、10aと水スプレーユニット70、70aを組合わせて構成した鋼板の冷却設備16a、16b、16cを模式的に示す。なお、水スプレーユニット70aは水スプレーユニット70と実質的に同じ構造で、鋼板の下側に配置され、鋼板の下面に水を噴射する水スプレーユニットである。
鋼板の冷却設備16a、16b、16cはそれぞれ、高温の鋼板13a、13b、13cの冷却能力に応じたものとなるように、気水スプレーユニット10、10a及び水スプレーユニット70、70aの構成を適宜決定している。
図7(A)に示すように、鋼板の冷却設備16aは冷却能力が小さい場合で、上流側には、気水ノズル14を備えた気水スプレーユニット10及び水ノズル75を備えた水スプレーユニット70aを数個配列し、下流側には、水ノズル75を備えた水スプレーユニット70及び水ノズル75を備えた水スプレーユニット70aを十数個配列している。
図7(B)に示すように、鋼板の冷却設備16bは冷却能力が中程度の場合で、上流側には、気水ノズル14を備えた気水スプレーユニット10及び気水ノズル14を備えた気水スプレーユニット10aを数個配列し、下流側には、水ノズル75を備えた水スプレーユニット70及び水ノズル75を備えた水スプレーユニット70aを十数個配列している。
図7(C)に示すように、鋼板の冷却設備16cは冷却能力が大きい場合で、上流側から下流側にかけて、気水ノズル14を備えた気水スプレーユニット10及び気水スプレーユニット10aを配置している。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の気水スプレーユニットを構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
本実施の形態においては、気水スプレーユニット10及び10aを用いて、鋼板13の上面及び下面を冷却したが、これに限定されず、必要に応じて、気水スプレーユニット10及び10aのいずれか一方を用いて、鋼板13の上面及び下面のいずれか一方を冷却することもできる。
水供給管45の水室18内での開口位置45aを、気水ノズル14に形成された水封入口55より下方に配置したが、これに限定されず、必要に応じて、開口位置を水封入口より上方に配置することもできる。
ケーシング20の水室18及び空気室19をそれぞれ、鋼板13の板幅方向に分割したが、これに限定されず、状況に応じて、分割しなくてもよい。ケーシング20を3個のケーシングセグメント20aに分割したが、これに限定されず、必要に応じて、2個又は4個以上のケーシングセグメントに分割することもできる。
ケーシングセグメント20aには、6個の水室18及び3個の空気室19を形成したが、これに限定されず、必要に応じて、2〜5個又は7個以上の水室及び2個又は4個以上の空気室を形成することもできる。
3個のケーシングセグメント20aのうち、両側のケーシングセグメント20aの水室18への水48は流量調整弁を介して供給したが、これに限定されず、状況に応じて、中央のケーシングセグメント20aの水室18への水48の供給と同様、流量調整弁を設けなくてもよい。
ケーシング20を、ハウジング17内に取り外し可能に収納したが、これに限定されず、状況に応じて、ハウジング内に固定することもできる。
本発明の一実施の形態に係る気水スプレーユニットを用いた鋼板の冷却設備の模式的な側面図である。 同気水スプレーユニットの模式的な側断面図である。 同気水スプレーユニットのケーシングの模式的な正断面図である。 同気水スプレーユニットのエプロンの背面図である。 本発明の他の実施の形態に係る気水スプレーユニットの模式的な側断面図である。 変形例に係る水スプレーユニットの模式的な説明図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ、気水スプレーユニットを用いた鋼板の冷却設備の模式的な説明図である。
符号の説明
10、10a:気水スプレーユニット、11:水切りロール、12:水切りロール、13、13a〜13c:鋼板、14、14a:気水ノズル、15:気水、16、16a〜16c:鋼板の冷却設備、17:ハウジング、18:水室、19:空気室、20:ケーシング、20a:ケーシングセグメント、21:エア供給口、22:水供給口、22b:水供給口、24:開口部、25:ねじ、26:エプロン、26a:エプロンセグメント、27、28:垂直板、29:ボルト、30:水平板、31:下面、32:天井板、33:上面、34:底板、35:中仕切り板、36、37:上側板、38、39:下側板、40:上仕切り板、41:下仕切り板、42:ボルト、45:水供給管、45a:開口位置、45b:水供給管、45c:開口位置、48:水、50:エア、55、55a:水封入口、70、70a:水スプレーユニット、71:ケーシング、72:ハウジング、73:水室、74:エプロン、75:水ノズル、80:気水スプレーユニット、81:ケーシング、82:水室、83:空気室、84:水供給管、85:エア供給管、86:上端開口部、87:気水ノズル、88:エア封入口、89:ハウジング、90、91:垂直板、92:水平板、93:エプロン

Claims (5)

  1. 隣り合う上下対となる水切りロール間に配置され、複数組の前記上下対となる水切りロールにより拘束されて搬送される高温状態の鋼板の上面及び下面のいずれか一方又は双方に、複数の気水ノズルを介して水と空気の混合体である気水を噴射して前記鋼板を冷却する気水スプレーユニットであって、
    前記複数の気水ノズルは、上下2段に配置された水供給源に連通された水室とエア供給源に連通された空気室とに直接連接されていることを特徴とする気水スプレーユニット。
  2. 請求項1記載の気水スプレーユニットにおいて、上下2段に配置された前記水室と前記空気室のうち前記水室を前記鋼板側に設けたことを特徴とする気水スプレーユニット。
  3. 請求項1記載の気水スプレーユニットにおいて、上下2段に配置された前記水室と前記空気室のうち該空気室を前記鋼板側に設けたことを特徴とする気水スプレーユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の気水スプレーユニットにおいて、前記水室に外部より水供給を行う水供給管の開口部高さを、前記気水ノズルの水封入口より低くすることを特徴とする気水スプレーユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の気水スプレーユニットにおいて、前記水室及び空気室はそれぞれ前記鋼板の幅方向に複数に分割されて配置され、更に、分割された前記水室及び空気室は複数の群を形成し、各群を形成する前記水室及び空気室は一体構造となっていることを特徴とする気水スプレーユニット。
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