JP2006218463A - 有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】養鶏場、養豚場、畜舎、牧場等の廃業による、長期間、糞、尿等の有機物に汚染された土地を改良するための汚染土壌の殺菌、抗菌工法を提供する。
【解決手段】イ)有機物汚染土壌1の表土に、一定の厚みで、消石灰2、又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。ロ)(イ)の表土を含む有機物汚染土壌1を、土木建設機械で剥離する。ハ)一定の厚みで消石灰2か生石灰、又は石膏を散布し、抗菌帯4をつくる。ニ)(ロ)の剥離した土壌は一定の場所に集め、消石灰2か生石灰、又は石膏を均一に混和して、養生保管する。ホ)養生保管した混和土壌5は、(ハ)の抗菌帯4の上に盛土して転圧する。ヘ)次に(ホ)の表土の上に一定の厚みで、消石灰2又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。ト)汚染土壌が深く、多量の場合には(ホ)と(ヘ)を繰返し、積層構造6にする。
【選択図】 図1
【解決手段】イ)有機物汚染土壌1の表土に、一定の厚みで、消石灰2、又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。ロ)(イ)の表土を含む有機物汚染土壌1を、土木建設機械で剥離する。ハ)一定の厚みで消石灰2か生石灰、又は石膏を散布し、抗菌帯4をつくる。ニ)(ロ)の剥離した土壌は一定の場所に集め、消石灰2か生石灰、又は石膏を均一に混和して、養生保管する。ホ)養生保管した混和土壌5は、(ハ)の抗菌帯4の上に盛土して転圧する。ヘ)次に(ホ)の表土の上に一定の厚みで、消石灰2又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。ト)汚染土壌が深く、多量の場合には(ホ)と(ヘ)を繰返し、積層構造6にする。
【選択図】 図1
Description
この発明は強アルカリ性の消石灰、生石灰やイオウ殺菌力を持つ硫酸カルシウムを主成分とした石膏の殺菌、抗菌効果を利用し、動物性の死体や糞、尿等の伝染病の原因になる土壌菌で汚染された土地を改良工事する、有機物汚染土壌の殺菌、抗菌する土壌改良工法に関するものである。
従来より、消毒液や消石灰による表面散布が主な殺菌方法であった。
農業において、農薬が殺菌液として、散布され、残留農薬が地下水や河川を汚染して、問題となった時期もある。
近年は廃業した養鶏場や養豚場、畜舎等の跡地は糞尿で汚染された状態で放置されている。
最近、鳥インフルエンザのように野生動物を媒介として、糞尿等有機物汚染から伝染病菌が生息し、先年には0−157のような、この病原菌の温床は有機物汚染土壌であり、土中にも生存していることがわかった。
そのため、この有機物汚染土壌を殺菌・抗菌する土木工法が要求される。
農業において、農薬が殺菌液として、散布され、残留農薬が地下水や河川を汚染して、問題となった時期もある。
近年は廃業した養鶏場や養豚場、畜舎等の跡地は糞尿で汚染された状態で放置されている。
最近、鳥インフルエンザのように野生動物を媒介として、糞尿等有機物汚染から伝染病菌が生息し、先年には0−157のような、この病原菌の温床は有機物汚染土壌であり、土中にも生存していることがわかった。
そのため、この有機物汚染土壌を殺菌・抗菌する土木工法が要求される。
従来、次のような課題があった。
イ)有機物汚染が広範囲である。
ロ)有機物汚染が土中深く進行している。
ハ)有機物汚染土が多量である。
イ)有機物汚染が広範囲である。
ロ)有機物汚染が土中深く進行している。
ハ)有機物汚染土が多量である。
以下、本発明の課題を解決するための手段を説明する。
イ)有機物汚染土壌(1)の表土に、一定の厚みで、強アルカリ性の消石灰(2)、又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。
ロ)散布された表土を含めて、有機物汚染土壌(1)を、ブルトーザー(3)のような土木建設機械で剥離作業をする。
ハ)次に一定の厚みで強アルカリ性の消石灰(2)か生石灰、又は硫酸カルシウムを主成分にした石膏を散布し、抗菌帯(4)をつくる。
ニ)(ロ)の剥離した土壌は一定の場所に集め、強アルカリ性の消石灰(2)か生石灰、又は硫酸カルシウムを主成分にした石膏を、均一に混和して、養生保管する。
ホ)養生保管した混和土壌(5)は、(ハ)の抗菌帯(4)の上に盛土して転圧する。
ヘ)次に(ホ)の表土の上に一定の厚みで、強アルカリ性の消石灰(1)又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。
ト)汚染土壌が深く、多量の場合には(ホ)と(ヘ)をくりかえし、積層構造(6)に作業する。
本発明は以上のような構成よりなる有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法である。
イ)有機物汚染土壌(1)の表土に、一定の厚みで、強アルカリ性の消石灰(2)、又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。
ロ)散布された表土を含めて、有機物汚染土壌(1)を、ブルトーザー(3)のような土木建設機械で剥離作業をする。
ハ)次に一定の厚みで強アルカリ性の消石灰(2)か生石灰、又は硫酸カルシウムを主成分にした石膏を散布し、抗菌帯(4)をつくる。
ニ)(ロ)の剥離した土壌は一定の場所に集め、強アルカリ性の消石灰(2)か生石灰、又は硫酸カルシウムを主成分にした石膏を、均一に混和して、養生保管する。
ホ)養生保管した混和土壌(5)は、(ハ)の抗菌帯(4)の上に盛土して転圧する。
ヘ)次に(ホ)の表土の上に一定の厚みで、強アルカリ性の消石灰(1)又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。
ト)汚染土壌が深く、多量の場合には(ホ)と(ヘ)をくりかえし、積層構造(6)に作業する。
本発明は以上のような構成よりなる有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
このようにすると、最初に有機物汚染土壌の水分を生石灰は吸収して、高温発熱して、土壌菌を殺菌したり、汚染土壌の水分を蒸発させて乾燥させ、土壌菌の増殖を止める働きをする。
次に雨水と共に土壌菌が地下浸透しても、抗菌帯を透過する時に殺菌される。
又は、この雨水が消石灰や生石灰を透過してアルカリ性になり、土壌に含まれる有機物を溶かして、土壌菌の増殖を止めたり、殺菌したりする。
更に表土を強アルカリ性の消石灰、生石灰を散布、被覆しているので、土壌菌の飛散はない。
なお、消石灰や生石灰、又は石灰の代用とした、焼いて粉末にしたカキ殻やホタテ殻、ホッキ貝殻等の貝殻も使用できる。
又、土地の用途、目的、許可によっては、セメントやコンクリート粉のようなアルカリ性骨材も使用できる。
このようにすると、最初に有機物汚染土壌の水分を生石灰は吸収して、高温発熱して、土壌菌を殺菌したり、汚染土壌の水分を蒸発させて乾燥させ、土壌菌の増殖を止める働きをする。
次に雨水と共に土壌菌が地下浸透しても、抗菌帯を透過する時に殺菌される。
又は、この雨水が消石灰や生石灰を透過してアルカリ性になり、土壌に含まれる有機物を溶かして、土壌菌の増殖を止めたり、殺菌したりする。
更に表土を強アルカリ性の消石灰、生石灰を散布、被覆しているので、土壌菌の飛散はない。
なお、消石灰や生石灰、又は石灰の代用とした、焼いて粉末にしたカキ殻やホタテ殻、ホッキ貝殻等の貝殻も使用できる。
又、土地の用途、目的、許可によっては、セメントやコンクリート粉のようなアルカリ性骨材も使用できる。
この発明の効果を説明する。
この発明によって、コストを低く、安全な技術で。地下水や河川の汚染を防止して、周辺環境も悪化させない土木工事ができる。
さらに再利用が少ないカキ殻、ホタテ殻、ホッキ貝殻等を焼き、粉砕して使用すれば、リサイクルにも貢献できる。
この発明によって、コストを低く、安全な技術で。地下水や河川の汚染を防止して、周辺環境も悪化させない土木工事ができる。
さらに再利用が少ないカキ殻、ホタテ殻、ホッキ貝殻等を焼き、粉砕して使用すれば、リサイクルにも貢献できる。
(1)有機物汚染土壌 (2)消石灰 (3)ブルトーザー
(4)抗菌帯 (5)混和土壌 (6)積層構造
(4)抗菌帯 (5)混和土壌 (6)積層構造
Claims (1)
- イ)有機物汚染土壌(1)の表土に、一定の厚みで、強アルカリ性の消石灰(2)、又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。
ロ)散布された表土を含めて、有機物汚染土壌(1)を、ブルトーザー(3)のような土木建設機械で剥離作業をする。
ハ)次に一定の厚みで強アルカリ性の消石灰(2)か生石灰、又は硫酸カルシウムを主成分にした石膏を散布し、抗菌帯(4)をつくる。
ニ)(ロ)の剥離した土壌は一定の場所に集め、強アルカリ性の消石灰(2)か生石灰、又は硫酸カルシウムを主成分にした石膏を、均一に混和して、養生保管する。
ホ)養生保管した混和土壌(5)は、(ハ)の抗菌帯(4)の上に盛土して転圧する。
ヘ)次に(ホ)の表土の上に一定の厚みで、強アルカリ性の消石灰(1)又は生石灰を散布し、表土の飛散防止をする。
ト)汚染土壌が深く、多量の場合には(ホ)と(ヘ)をくりかえし、積層構造(6)に作業する。
以上のごとく構成された、有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法に関するものである。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005064577A JP2006218463A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005064577A JP2006218463A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006218463A true JP2006218463A (ja) | 2006-08-24 |
Family
ID=36981117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005064577A Pending JP2006218463A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 有機物汚染土壌の殺菌、抗菌をする土壌改良工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006218463A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008069136A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Yoshizawa Lime Industry | 生石灰を有効成分とする衛生処理剤とそれを使用した消毒・殺菌方法 |
CN110050538A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-07-26 | 云南佳海农业产业有限公司 | 一种洋桔梗种植土壤改良方法 |
-
2005
- 2005-02-08 JP JP2005064577A patent/JP2006218463A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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