JP2006217930A - 血圧測定装置 - Google Patents

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公久 相原
Shinji Mino
真司 美野
Hiroshi Koizumi
弘 小泉
Shoichi Hayashida
尚一 林田
Naoyoshi Tatara
尚愛 多々良
Junichi Shimada
純一 嶋田
Taisuke Oguchi
泰介 小口
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Abstract

【課題】複数の被検者が同一の血圧測定装置を共同で使用する場合、血圧測定の結果を記憶できる血圧測定装置であっても記憶したデータには複数の被検者の血圧値が混在することになり、いずれの血圧値がいずれの被検者の測定結果なのかが不明となってしまう。そこで、複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理できる血圧測定装置を提供することを課題とする。
【解決手段】血圧測定時に入力された被検者を識別できる識別符号毎に測定した血圧値を記憶し、前記識別符号毎に記憶した血圧値を出力することとした。
【選択図】図1

Description

本願発明は、複数の被検者が共有して血圧測定し、被検者毎に血圧値を管理することができる血圧測定装置に関する。
近年、生活習慣に深く関連する生活習慣病と呼ばれる健康障害や、高齢者の健康維持への関心が高まり、各種の診断法および予防対策が検討されている。特に、長期にわたり定期的に取得した血圧値、体温、脈拍などの生体情報は、健康維持上重要なデータとなることが認識されている。従って、定期的に前記生体情報を取得しておくことは正しい診断及び疾患予防方法立案のために重要なことである。そこで、家庭や職場で簡便に血圧測定ができる機器も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、以下の記載において特に区別しない場合、血圧値には収縮期血圧値及び拡張期血圧値が含まれる。
特開2004−121632号公報
しかし、家庭や職場で血圧測定を行う場合、複数の被検者が同一の血圧測定装置を共同で使用することになり、血圧測定の結果を記憶できる血圧測定装置であっても記憶したデータには複数の被検者の血圧値が混在することになる。従って、被検者が長期にわたって定期的に血圧測定をしていたとしても、いずれの血圧値がいずれの被検者の測定結果なのかが不明となり、正しい診断及び疾患予防方法立案をすることが困難になってしまうことがあった。
そこで、本願発明は、従来例における上記の課題を解決するため、複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理できる血圧測定装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願第一の発明に係る血圧測定装置は、血圧測定時に入力された被検者を識別できる識別符号毎に測定した血圧値を記憶し、前記識別符号毎に記憶した血圧値を出力することとした。
具体的には、本願第一の発明は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する識別符号を取得する識別符号入力回路と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号と前記血圧計からの前記血圧値とを対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値を前記識別符号毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える血圧測定装置である。
本願第一の発明に係る血圧測定装置で各被検者を識別可能とするために被検者毎に数字、アルファベット等の文字又は文字列で構成される前記識別符号を予め定めておく。
前記血圧測定装置は、血圧測定時に前記識別符号入力回路から入力された前記識別符号と血圧値を対応付けて記憶手段に記憶させることで、複数の被検者が血圧測定をしたとしても測定した血圧値を被検者毎に管理することができる。
従って、本願第一の発明は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理することができる血圧測定装置を提供することができる。
上記課題を解決するために、本願第二の発明に係る血圧測定装置は、血圧測定時に入力された被検者を識別できる識別符号毎に測定した血圧値と血圧測定日時とを記憶し、前記識別符号毎に記憶した血圧値と血圧測定日時とを出力することとした。
具体的には、本願第二の発明は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する識別符号を取得する識別符号入力回路と、前記血圧計が血圧を測定した血圧測定日時を計測する時刻測定回路と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号、前記血圧計からの前記血圧値及び前記時刻測定回路からの前記血圧測定日時を対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値及び前記血圧測定日時を前記識別符号毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える血圧測定装置である。
本願第二の発明に係る血圧測定装置で各被検者を識別可能とするために被検者毎に数字、アルファベット等の文字又は文字列で構成される前記識別符号を予め定めておく。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記識別符号入力回路から入力された前記識別符号、前記識別符号に対応する被検者の血圧値及び血圧測定日時を対応付けて記憶手段に記憶させることで、複数の被検者が血圧測定をしたとしても測定した血圧値と血圧測定日時を被験者毎に管理することができる。
従って、本願第二の発明は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に時系列で管理することができる血圧測定装置を提供することができる。
本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データを前記識別符号毎に表示する表示部をさらに備えてもよい。
前記記憶手段は記憶した血圧値を前記識別符号毎に前記表示部へ出力するため、前記表示部は前記血圧値を被検者毎に表示することができる。被検者は前記表示部を確認することで前記記憶手段に記憶されている血圧値を検索することなく、容易に被検者自らの血圧値を確認することができる。
従って、前記表示部を備えたことにより本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した測定値を被検者毎に管理し、表示することができる。
本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データから前記識別符号毎に前記血圧値の時間的推移をグラフ表示する、又は前記識別符号毎に前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示するグラフ表示部をさらに備えてもよい。
前記記憶手段は記憶した血圧値と血圧測定日時を前記識別符号毎に前記グラフ表示部へ出力するため、前記グラフ表示部は前記血圧値の時間的推移を被検者毎にグラフ表示することができる。被検者は前記グラフ表示部を確認することで前記記憶手段に記憶されている血圧値を検索することなく、被検者個人の血圧値の時間的推移をグラフとして視覚的に確認することができる。
従って、前記グラフ表示部を備えたことにより本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理し、グラフ表示することができる。
本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置において、前記識別符号入力回路は、バーコードで表記された前記識別符号を読み取るバーコードリーダを有してもよい。
前記識別符号をバーコードで表記し、血圧測定時に前記バーコードをバーコードリーダで読み取ることで前記識別符号の入力間違いを避けることができる。
従って、前記識別符号入力回路がバーコードリーダを有することにより本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に正確に管理することができる。
本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置において、前記識別符号入力回路は、IDタグに記憶された前記識別符号を読み取るIDタグリーダを有してもよい。
前記識別符号をIDタグに記憶させ、血圧測定時に前記IDタグをIDタグリーダで読み取ることで前記識別符号の入力間違いを避けることができる。
従って、前記識別符号入力回路がIDタグリーダを有することにより本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に正確に管理することができる。
本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記識別符号に対応するパスワードを取得するパスワード入力回路と、前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記パスワード入力回路からの新規なパスワードを前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録パスワードとして記憶させるパスワード登録手段と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録パスワードを前記記憶手段から検索し、前記パスワード入力回路からのパスワードと前記記憶手段からの前記検索した登録パスワードとを比較演算し、前記登録パスワードと前記パスワードが合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させるパスワード認証回路と、をさらに備えてもよい。
被検者は、数字、アルファベット等の文字又は文字列で構成されるパスワードを定め、前記パスワードを前記血圧測定装置の前記記憶手段に被検者確認用の前記登録パスワードとして前記被検者の識別符号と対応付けて記憶させておく。前記パスワード認証回路を備えた前記血圧測定装置は前記記憶データを出力する際にパスワード照合を行う。前記パスワード照合において前記記憶手段に記憶されている血圧値を確認したい被検者のパスワードと前記被検者の登録パスワードとが一致した場合に、前記血圧測定装置は前記被検者の識別符号に対応する血圧値のみを前記記憶データとして出力する。すなわち、前記識別符号に対応しない他の被検者の血圧値は出力されない。さらに、前記パスワード照合において前記パスワードと前記登録パスワードとが一致しない場合、前記血圧測定装置は前記記憶データを出力しない。前記パスワード認証回路を備えることにより前記血圧測定装置は前記記憶手段に記憶する血圧値を個人情報として保護することができる。
従って、本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができる。
本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記識別符号に対応する生体情報を取得する生体情報入力回路と、前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記生体情報入力回路からの新規な生体情報を前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録生体情報として記憶させる生体情報登録手段と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録生体情報を前記記憶手段から検索し、前記生体情報入力回路からの生体情報と前記記憶手段からの前記検索した登録生体情報とを比較演算し、前記登録生体情報と前記生体情報が合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させる生体情報認証回路と、をさらに備えてもよい。
指紋、眼球奥の虹彩、皮膚表面に現れる静脈パタン等の生体情報は、被検者固有のものであることが知られている。
被検者は、自らの生体情報を前記血圧測定装置の前記記憶手段に被検者確認用の登録生体情報として前記被検者の識別符号と対応付けて記憶させておく。前記生体情報認証回路を備えた前記血圧測定装置は前記記憶データを出力する際に生体情報の照合を行う。前記生体情報の照合において前記記憶手段に記憶されている血圧値を確認したい被検者の生体情報と前記被検者の登録生体情報とが一致した場合に、前記血圧測定装置は前記被検者の識別符号に対応する血圧値のみを前記記憶データとして出力する。すなわち、前記識別符号に対応しない他の被検者の血圧値は出力されない。さらに、前記生体情報の照合において前記生体情報と前記登録生体情報とが一致しない場合、前記血圧測定装置は前記記憶データを出力しない。前記生体情報認証回路を備えることにより前記血圧測定装置は前記記憶手段に記憶する血圧値を個人情報として保護することができる。
従って、本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができる。
本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は、前記被検体を識別するライセンスコードを記憶するハードウエアキーを接続するハードウエアキー接続部と、前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記ハードウエアキー接続部に接続された前記ハードウエアキーからの新規なライセンスコードを前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録ライセンスコードとして記憶させるライセンスコード登録手段と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録ライセンスコードを前記記憶手段から検索し、前記ハードウエアキー接続部に接続された前記ハードウエアキーからのライセンスコードと前記記憶手段からの前記検索した登録ライセンスコードとを比較演算し、前記登録ライセンスコードと前記ライセンスコードが合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させるハードウエアキー認証回路と、をさらに備えてもよい。
被検者は、前記ハードウエアキーが記憶する前記ライセンスコードを前記血圧測定装置の前記記憶手段に登録ライセンスコードとして前記被検者の識別符号と対応付けて記憶させておく。前記ハードウエアキー認証回路を備えた前記血圧測定装置は前記記憶データを出力する際にライセンスコード照合を行う。前記ライセンスコード照合において前記記憶手段に記憶されている血圧値を確認したい被検者のライセンスコードと前記被検者の登録ライセンスコードとが一致した場合に、前記血圧測定装置は前記被検者の識別符号に対応する血圧値のみを前記記憶データとして出力する。すなわち、前記識別符号に対応しない他の被検者の血圧値は出力されない。さらに、前記ライセンスコード照合において前記ライセンスコードと前記登録ライセンスコードとが一致しない場合、あるいは前記ハードウエアキーを接続しない場合、前記血圧測定装置は前記記憶データを出力しない。前記ハードウエアキー認証回路を備えることにより前記血圧測定装置は前記記憶手段に記憶する血圧値を個人情報として保護することができる。
従って、本願第一の発明又は本願第二の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができる。
上記課題を解決するために、本願第三の発明に係る血圧測定装置は、血圧測定時に入力された被検者を識別できる生体情報毎に測定した血圧値を記憶し、前記生体情報毎に記憶した血圧値を出力することとした。
具体的には、本願第三の発明は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する生体情報を取得する生体情報入力回路と、前記生体情報入力回路からの前記生体情報と前記血圧計からの前記血圧値とを対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値を前記生体情報毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える血圧測定装置である。
本願第三の発明に係る血圧測定装置は、血圧測定時に前記生体情報入力回路から入力された前記生体情報と測定した血圧値を対応付けて記憶手段に記憶させることで、複数の被検者が血圧測定をしたとしても測定した血圧値を被検者毎に管理することができる。
従って、本願第三の発明は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理することができる血圧測定装置を提供することができる。
上記課題を解決するために、本願第四の発明に係る血圧測定装置は、血圧測定時に入力された被検者を識別できる生体情報毎に測定した血圧値と血圧測定日時とを記憶し、前記生体情報毎に記憶した血圧値と血圧測定日時とを出力することとした。
具体的には、本願第四の発明は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する生体情報を取得する生体情報入力回路と、前記血圧計が血圧を測定した血圧測定日時を計測する時刻測定回路と、前記生体情報入力回路からの前記生体情報、前記血圧計からの前記血圧値及び前記時刻測定回路からの前記血圧測定日時を対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値及び前記血圧測定日時を前記生体情報毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える血圧測定装置である。
本願第四の発明に係る血圧測定装置は、前記生体情報入力回路から入力された前記生体情報、前記生体情報に対応する被検者の血圧値及び前記血圧測定日時を対応付けて記憶手段に記憶させることで、複数の被検者が血圧測定をしたとしても測定した血圧値と血圧測定日時を被験者毎に管理することができる。
従って、本願第四の発明は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に時系列で管理することができる血圧測定装置を提供することができる。
本願第三の発明又は本願第四の発明に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データを前記生体情報毎に表示する表示部をさらに備えてもよい。
前記記憶手段は記憶した血圧値を前記生体情報毎に前記表示部へ出力するため、前記表示部は前記血圧値を被検者毎に表示することができる。被検者は前記表示部を確認することで前記記憶手段に記憶されている血圧値を検索することなく、容易に被検者自らの血圧値のみを確認することができる。
従って、前記表示部を備えたことにより本願第三の発明又は本願第四の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した測定値を被検者毎に管理し、表示することができる。
本願第四の発明に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データから前記生体情報毎に前記血圧値の時間的推移をグラフ表示する、又は前記生体情報毎に前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示するグラフ表示部をさらに備えてもよい。
前記記憶手段は記憶した血圧値と血圧測定日時を前記生体情報毎に前記グラフ表示部へ出力するため、前記グラフ表示部は前記血圧値の時間的推移を被検者毎にグラフ表示することができる。被検者は前記グラフ表示部を確認することで前記記憶手段に記憶されている血圧値を検索することなく、被検者個人の血圧値のみの時間的推移をグラフとして視覚的に確認することができる。
従って、前記グラフ表示部を備えたことにより本願第四の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理し、グラフ表示することができる。
本願第三の発明又は本願第四の発明に係る血圧測定装置は、前記生体情報入力回路からの前記生体情報により、前記記憶手段に前記生体情報に対応する前記記憶データを出力させる生体情報認証回路をさらに備えてもよい。
被検者は血圧値を確認する際に前記生体情報入力回路から自らの生体情報を入力する。前記生体情報認証回路は前記記憶手段に記憶される血圧値から入力された生体情報に対応する血圧値のみを前記記憶データとして前記記憶手段に出力させることとした。すなわち、前記生体情報に対応しない他の被検者の血圧値は出力されない。前記生体情報認証回路を備えることにより前記血圧測定装置は血圧値を個人情報として保護することができる。
従って、本願第三の発明又は本願第四の発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができる。
本願第一から第四のいずれかの発明に係る血圧測定装置は、少なくとも前記血圧計を外耳の一部に装着する耳装着部をさらに備えてもよい。
血圧は測定箇所によっても値が変化する。測定毎に測定箇所が変われば取得した血圧値の信頼性が低くなる。そこで、前記耳装着部を備えることで前記血圧計を外耳の一部に確実かつ容易に装着できる。従って、同一測定箇所において血圧測定ができるため、測定再現性が向上し、精度よく血圧値を取得することができる。
従って、本願第一から第四のいずれかの発明に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができる。
本願発明は、複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理することができる血圧測定装置を提供することができる。
添付の図面を参照して本願発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本願発明の構成の例であり、本願発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
(実施の形態1)
本願第一の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する識別符号を取得する識別符号入力回路と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号と前記血圧計からの前記血圧値とを対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値を前記識別符号毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える。
図1は、本願発明の実施の形態1に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。本願第一の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、識別符号入力回路13、血圧計15及び記憶手段17を備える。
血圧計15は、被検者の血圧測定部を圧迫する圧力と検出した血流の脈動とから血圧を測定し、収縮期血圧値、拡張期血圧値等の血圧値を算出するとともに、算出した血圧値を血圧値信号105として出力する。さらに、血圧計15は前記血流の脈動から脈拍数を算出し、血圧値信号105とともに出力してもよい。
血圧計15は血圧測定部を圧迫する手段として圧力を印加するカフを有する。前記カフの種類は血圧測定部を圧迫できる構造のものであれば特に特定はしない。例えば、気体又は液体の供給により伸縮する構造としてもよい。図示しない供給源から前記気体又は液体の供給圧を制御することで、血圧測定部を圧迫する圧力を制御することができる。また、電力で駆動するモーター、ボイスコイル等のアクチュエータを使用しても良い。図示しない電源からの電圧もしくは電流を制御することで、血圧測定部を圧迫する圧力を制御することができ、小型のアクチュエータを使用することで血圧計15の小型化を図ることができる。血圧計15による血圧の測定については後述する。
血圧計15は血圧測定部の脈動を検出し、血圧測定部を圧迫する圧力を測定する手段として図示しない圧力センサをさらに有する。前記圧力センサの種類は血圧測定部を圧迫する圧力を測定できる構造のものであれば特に特定はしないが、前記カフが気体又は液体の供給により伸縮する構造であれば、前記カフ内の気体又は液体の圧力を測定できる圧力計であることが好ましい。前記圧力計は前記カフ内の気体又は液体の圧力を血圧測定部を圧迫する圧力として測定することができ、血圧測定部の脈動が前記カフ内の気体又は液体に伝搬して生ずる前記カフ内の気体又は液体の圧力変動を脈波として測定することができる。
また、圧力センサを印加する圧力により形状が変化し電気抵抗値が変わる特性を有する感圧導電ゴムとすることもできる。感圧導電ゴムは絶縁性のゴム材料中に炭素、金属等の導電性粒子がほぼ均等に分散された状態で成形されており、圧力を印加しない場合、前記導電性粒子は互いに接触しておらず40MΩ程度の高い電気抵抗値を示している。一方、感圧導電ゴムに圧力を印加すると、前記導電性粒子が接触し始め、ゴム内に導電経路が形成され、圧力に応じ導電経路が増えて電気抵抗値が5Ω程度と低くなる。つまり、感圧導電ゴムは圧力を印加すると電気抵抗値が低くなり、圧力電気抵抗値が高くなる性質を有する。前記感圧導電ゴムは血圧測定部を圧迫する前記カフの圧迫面に配置される。前記感圧導電ゴムには電気抵抗を測定する電気抵抗測定器が接続され、前記カフが血圧測定部を圧迫する圧力を電気抵抗として測定することができる。従って、前記感圧導電ゴムは血圧測定部の脈動を電気抵抗値の変動として測定することができる。
血圧計15は、以下のように動作する。前記カフは前記圧力センサが所定の値になるまで血圧測定部を圧迫する圧力を強くする。前記カフが圧迫することにより血圧測定部の内部の血流は停止する状態になる。その後、前記カフは血圧測定部を圧迫する圧力を減少させる。血圧測定部を圧迫する圧力の減少に伴い、血圧測定部の内部の血液が流れ始め、前記血流による脈動が始まる。前記血流の脈動は前記圧力センサで検出することができる。前記カフが血圧測定部を圧迫する圧力がさらに弱くなると、前記血流の脈動が小さくなり前記圧力センサは脈動を検出できなくなる。例えば、前記血流の脈動が始まったときの前記圧力センサの圧力を収縮期血圧値、前記血流の脈動を検出できなくなったときの前記圧力センサの圧力を拡張期血圧値とすることができる。また、前記圧力センサが検出した脈動の周波数から脈拍数を算出することができる。前記カフが血圧測定部を圧迫しなくなった時点で血圧計15は血圧測定を終了する。
なお、血圧計15の脈動検出手段は光電測定手段としてもよい。具体的には、血圧計15は前記カフと前記圧力センサの他に図示しない発光素子と図示しない受光素子とを有する。前記発光素子は血液中のヘモグロビンに吸収されやすい波長の照射光を血圧測定部に向けて照射する。前記受光素子は血圧測定部の血流の脈動に伴う血液中のヘモグロビン量の増減によって前記照射光が吸収及び散乱して生じた散乱光を光電変換し、電気信号として出力する。血圧計15は前記電気信号の変動を図示しない信号受信回路で処理することにより、血流の脈動に対応する脈波を検出することができる。光電測定手段において、例えば、前記信号受信回路が前記電気信号の変動を検出し始めたときの前記圧力センサの圧力を収縮期血圧値、前記信号受信回路が前記電気信号の変動を検出できなくなったときの前記圧力センサの圧力を拡張期血圧値とすることができる。また、前記電気信号の変動の周波数から脈拍数を算出することができる。なお、収縮期血圧値及び拡張期血圧値は血圧値の名称の一例であり、他の名称を使用することもある。
識別符号入力回路13は、被検者を識別する識別符号を入力する回路である。前記識別符号は信号処理しやすい数字、アルファベット等の文字又は文字列で構成されることが好ましい。被検者は識別符号入力回路13が有する数字、アルファベット等の文字が並んだキーボードから前記識別符号を入力する。識別符号入力回路13は入力された識別符号を識別符号信号103として出力する。例えば、入力された識別符号をASCIIコード、EBCDICコード等の文字コードに変換して出力してもよい。
なお、本願に係る血圧測定装置を使用する被検者数が少数である場合、識別符号入力回路13を複数のボタンスイッチとしてもよい。例えば、前記血圧測定装置を家庭用とする場合、2個から8個程度のボタンスイッチを用意しておく。家族内で家人毎に押すボタンスイッチを決め、各家人は血圧測定時に前記ボタンスイッチを押すことで識別符号入力回路13は各ボタンスイッチに対応する識別符号信号103を出力する。識別符号入力回路13を複数のボタンスイッチとすることで複雑な回路を必要とせず前記血圧測定装置の低価格化に寄与することができる。
逆に、病院、介護施設等の被検者が多数存在する場合、識別符号入力回路13にバーコードリーダを接続してもよい。前記識別符号をバーコードあるいは二次元バーコードで表記し、例えば、前記バーコードを前記被検者の腕や被検者のベッドのフレームに取り付けることができる。例えば、医師、看護士が被検者の血圧測定を行う場合に前記バーコードリーダで前記バーコードを読み取るだけで前記識別符号を前記血圧測定装置に入力することができる。従って、前記被検者の識別符号の確認を不要とし、前記識別符号の入力間違いを回避することができる。
また、識別符号入力回路13にIDタグリーダを接続してもよい。IDタグとはフェライトコアに銅線を巻いた内部アンテナ、メモリ、無線通信に必要な制御回路を収めたICチップである。IDタグリーダとは前記IDタグとの通信に必要な信号処理部とRFモジュールを一体化した装置で、前記IDタグにアンテナから電波を送り、前記IDタグから送り返されたデータを受け取ることができる。予め前記識別符号を前記IDタグに記憶させておく。血圧測定時に前記IDタグリーダで前記IDタグの記憶する前記識別符号を読み取ることで識別符号入力回路13に前記バーコードリーダを接続した場合と同じ効果を得ることができる。
記憶手段17は、入力された識別符号と血圧計15が算出した血圧値を対応付けて記憶していく。血圧計15が脈拍数も算出した場合は脈拍数も前記識別符号と対応付けて記憶してもよい。電源スイッチを切っても記憶したデータが消滅しないフラッシュメモリであることが好ましい。記憶手段17は前記識別符号と対応付けて記憶した前記血圧値とを識別符号毎に記憶データ107として出力する。例えば識別符号の降順に出力することができる。
前記血圧測定装置の識別符号入力回路13、血圧計15及び記憶手段17は図1のように接続される。すなわち、記憶手段17は識別符号入力回路13が出力した識別符号信号103と血圧計15が出力した血圧値信号105とを受信する。
本願発明の実施の形態1に係る血圧測定装置は以下のように動作する。被検者は血圧測定前に被検者毎に定められた識別符号を識別符号入力回路13に入力する。次いで被検者は血圧計15により血圧を測定する。血圧計15は測定した血圧から血圧値を算出する。記憶手段17は識別符号信号103の識別符号と血圧値信号105の血圧値を対応付けて記憶し、被検者の要求あるいは前記血圧測定装置に接続したコンピュータ等の外部機器の要求に応じ、記憶した血圧値を識別符号毎に記憶データ107として出力する。
従って、本願発明の実施の形態1に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することができる。なお、被検者が識別符号を識別符号入力回路13に入力することで血圧計15は血圧測定可能状態となるようにしてもよい。識別符号の入力忘れを防止することができ、測定した血圧値がいずれの被検者の血圧値であるかが不明となることを避けることができる。
(実施の形態2)
本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する識別符号を取得する識別符号入力回路と、前記血圧計が血圧を測定した血圧測定日時を計測する時刻測定回路と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号、前記血圧計からの前記血圧値及び前記時刻測定回路からの前記血圧測定日時を対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値及び前記血圧測定日時を前記識別符号毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える。
図2は、本願発明の実施の形態2に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。図2の血圧測定装置は、図1で説明した血圧測定装置にさらに時刻測定回路11を備える。以下に特に記載しない限り、図1で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。
血圧計15は、血圧値信号105の他に血圧測定の終了とともに血圧測定を完了したことを通知する血圧測定確認信号115を出力する。
時刻測定回路11は、時計機能を有し、血圧計15が血圧を測定した日時を測定し、測定した日時を測定日時データ101として出力する。
前記血圧測定装置の時刻測定回路11、識別符号入力回路13、血圧計15及び記憶手段17は図2のように接続される。具体的には、識別符号入力回路13、血圧計15及び記憶手段17は図1で説明した血圧測定装置のように接続され、さらに、時刻測定回路11は血圧計15と記憶手段17とに接続される。
図1で用いた符号と同じ図2の符号は同じ動作を行い、図2の血圧測定装置は図1の血圧測定装置で説明したように血圧測定を行う。時刻測定回路11は血圧測定確認信号115を受信し、血圧測定の日時を測定し、測定日時データ101を出力する。記憶手段17は測定日時データ101、識別符号信号103及び血圧値信号105を受信し、血圧測定日時、前記識別符号及び前記血圧値を対応付けて記憶する。さらに、被検者の要求あるいは前記血圧測定装置に接続したコンピュータ等の外部機器の要求に応じ、記憶した血圧値と血圧測定日時を識別符号毎に記憶データ107として出力する。
従って、本願発明の実施の形態2に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に時系列で管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することができる。
(実施の形態3)
本願第一の発明又は本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データを前記識別符号毎に表示する表示部をさらに備えてもよい。
図3は、本願発明の実施の形態3に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図2の血圧測定装置との違いは記憶手段17に表示部19が接続されていることである。
表示部19は記憶手段17が出力する記憶データ107の血圧値又は血圧値と血圧測定日時(以下、「血圧値」又は「血圧値と血圧測定日時」を「血圧値等」とする。)を表示する。
図1及び図2で用いた符号と同じ図3の符号は同じ動作を行う。図3の血圧測定装置は図1又は図2の血圧測定装置で説明したように血圧測定を行い、血圧値等を記憶手段17に記憶する。記憶手段17は記憶データ107を表示部19へ出力するため、表示部19は前記血圧値等を識別符号毎、すなわち被検者毎に表示することができる。被検者は表示部19を確認することで記憶手段17に記憶されている血圧値等を検索することなく、容易に被検者自らの血圧値等を確認することができる。
表示部19の表示例を図4に示す。図4における表示部19は、例えばタッチパネル式の液晶表示画面とすることができる。図4の表示例では、識別符号0142の被検者が行った血圧測定の血圧測定日時と血圧値を表示している。例えば、2004年12月10日の血圧測定時刻は午前8時16分であり、収縮期血圧値は124mmHg、拡張期血圧値は76mmHgであったことを示している。他の識別符号に対応する被検者の血圧測定日時と血圧値を確認したい場合、表示画面上部の他の識別符号のタブに触れることで表示させることができる。
従って、本願発明の実施の形態3に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値等を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値等を被検者毎に提供することができる。
なお、表示部19は血圧測定終了毎に血圧測定をした被検者の血圧値を表示してもよい。血圧測定終了毎に血圧値を表示することで、被検者は血圧計15が精度よく血圧を測定できているか否かを確認することができる。精度よく血圧を測定していない場合には、被検者は血圧計15を装着しなおし、再度血圧測定をすることで精度のよい血圧値を得ることができる。
(実施の形態4)
本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データから前記識別符号毎に前記血圧値の時間的推移をグラフ表示する、又は前記識別符号毎に前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示するグラフ表示部をさらに備えてもよい。
図5は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1及び図2で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図2の血圧測定装置との違いは記憶手段17にグラフ表示部20が接続されていることである。
グラフ表示部20は記憶手段17が出力する記憶データ107の血圧値及び血圧測定日時から前記血圧値の時間的推移を識別符号毎にグラフ表示する。さらに、前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示してもよい。前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示とは、例えば、起床時の血圧測定の収縮期血圧値のみの時間的推移をグラフ表示することをいう。起床時、就寝前等の時間帯は被検者が血圧測定時に図示しない入力手段により記憶手段17に記憶させてもよいが、記憶データ107の血圧測定日時から、グラフ表示部20が自動で前記時間帯を判断してもよい。
図1及び図2で用いた符号と同じ図5の符号は同じ動作を行う。図5の血圧測定装置は図1及び図2の血圧測定装置で説明したように血圧測定を行い、血圧値等を記憶手段17に記憶する。記憶手段17は記憶データ107をグラフ表示部20へ出力するため、グラフ表示部20は前記血圧値の時間的推移を識別符号毎、すなわち被検者毎にグラフ表示することができる。被検者はグラフ表示部20を確認することで記憶手段17に記憶されている血圧値等を検索することなく、被検者個人の血圧値の時間的推移をグラフとして視覚的に確認することができる。また、グラフ表示部20が時間帯別にグラフ表示することで、被検者は起床時あるいは就寝時等の同一活動条件での血圧値の時間的推移を容易に確認することができる。
グラフ表示部20の表示例を図6に示す。図6におけるグラフ表示部20は、例えばタッチパネル式の液晶表示画面とすることができる。図6の表示例は識別符号0142の被検者が12月1日から12月12日まで起床時と就寝前に血圧測定をした結果を時間帯別に表示したものである。例えば、12月9日の起床時に測定した収縮期血圧値は120mmHg、拡張期血圧値は80mmHgであって、同日の就寝時に測定した収縮期血圧値は125mmHg、拡張期血圧値は73mmHgであったことを示している。また、起床時の収縮期血圧値に注目すれば、12月1日は124mmHg、12月2日は125mmHg、12月3日は124mmHg、12月4日は130mmHg、12月5日は120mmHgのように推移していることを示している。被検者は、図6の表示画面の右上にある通常表示に触れることで血圧値を測定日時順に表示させることができる。また、他の識別符号に対応する被検者の血圧測定日時と血圧値を確認したい場合、表示画面上部の他の識別符号のタブに触れることで表示させることができる。
従って、本願発明の実施の形態4に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値等を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値等を被検者毎に提供することができる。
なお、グラフ表示部20は血圧測定終了毎に血圧測定をした被検者の血圧値を表示してもよい。血圧測定終了毎に血圧値を表示することで、被検者は血圧計15が精度よく血圧を測定できているか否かを確認することができる。精度よく血圧を測定していない場合には、被検者は血圧計15を装着しなおし、再度血圧測定をすることで精度のよい血圧値を得ることができる。
(実施の形態5)
本願第一の発明又は本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記識別符号に対応するパスワードを取得するパスワード入力回路と、前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記パスワード入力回路からの新規なパスワードを前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録パスワードとして記憶させるパスワード登録手段と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録パスワードを前記記憶手段から検索し、前記パスワード入力回路からのパスワードと前記記憶手段からの前記検索した登録パスワードとを比較演算し、前記登録パスワードと前記パスワードが合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させるパスワード認証回路と、をさらに備えてもよい。
図7は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1、図2及び図3で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図3の血圧測定装置との違いはパスワード入力回路21、パスワード登録手段23及びパスワード認証回路25がさらに備えられていることである。
パスワード入力回路21は、被検者毎に決めたパスワードが入力される回路である。前記パスワードは信号処理しやすい数字、アルファベット等の文字又は文字列で構成されることが好ましい。被検者はパスワード入力回路21が有する数字、アルファベット等の文字が並んだキーボードから前記パスワードを入力する。パスワード入力回路21は入力されたパスワードをパスワード信号201として出力する。例えば、入力されたパスワードをASCIIコード、EBCDICコード等の文字コードに変換してもよい。
パスワード登録手段23は、新規な被検者を登録するために新規な識別符号と新規なパスワードを対応付け、記憶手段17に登録パスワードとして記憶させるパスワード登録信号203を出力する回路である。なお、図7の血圧測定装置の記憶手段17は、識別符号、血圧値等の他に、前記登録パスワードを記憶する。
パスワード認証回路25は、入力された識別符号に対応する記憶手段17が記憶する登録パスワードを要求する問い合わせ信号205を出力する。さらに、前記登録パスワードと入力されたパスワードとを比較演算し、一致した場合に、前記識別符号に対応する記憶データ107を記憶手段17に出力させるデータ出力指示信号215を出力する。
実施の形態5に係る血圧測定装置の時刻測定回路11、識別符号入力回路13、血圧計15、記憶手段17、表示部19、パスワード入力回路21、パスワード登録手段23及びパスワード認証回路25を図7のように接続する。具体的には、時刻測定回路11、識別符号入力回路13、血圧計15、記憶手段17及び表示部19は図3で説明した血圧測定装置のように接続される。さらに、識別符号入力回路13は記憶手段17以外にパスワード登録手段23及びパスワード認証回路25と接続する。パスワード入力回路21はパスワード登録手段23及びパスワード認証回路25と接続する。パスワード登録手段23は識別符号入力回路13、パスワード入力回路21及び記憶手段17と接続している。パスワード認証回路25は識別符号入力回路13、パスワード入力回路21及び記憶手段17と接続している。
図7の血圧測定装置の動作を図8のフローチャートに従って説明する。被検者は前記血圧測定装置の識別符号入力回路13に前記被検者の識別符号を入力する(ステップS801)。次いで、前記被検者は血圧測定をするか否かを選択し、前記血圧測定装置に入力する(ステップS805)。前記選択は前記ステップS801において前記識別符合の入力とともに識別符合入力回路13で行ってもよい。血圧測定をする場合、前記血圧測定装置は図1又は図2の血圧測定装置と同様に血圧測定及び血圧測定日時の計測を行い(ステップS806)、血圧値を算出する(ステップS807)。次いで、血圧値等と前記識別符号とを対応付けて記憶手段17に記憶させる(ステップS808)。
ステップS805において血圧測定をしない場合、前記被検者はパスワード登録か血圧値出力かを選択する(ステップS802)。
パスワード登録の場合、前記被検者はパスワード入力回路21に新規なパスワードを入力する(ステップS803)。識別符号入力回路13からの識別符号信号103とパスワード入力回路21からのパスワード信号201とをパスワード登録手段23が受信する。パスワード登録手段23はパスワード登録信号203を記憶手段17に出力し、記憶手段17に登録パスワードを記憶させる(ステップS804)。
ステップS802において血圧値等の出力をする場合、前記血圧測定装置は前記被検者にパスワードの入力を要求する。前記被検者はパスワード入力回路21に自己のパスワードを入力する(ステップS809)。識別符号入力回路13からの識別符号信号103とパスワード入力回路21からのパスワード信号201とをパスワード認証回路25が受信する。次いでパスワード認証回路25は問い合わせ信号205を記憶手段17に出力し、記憶手段17は要求された登録パスワードを登録パスワード信号208として出力する。パスワード認証回路25は前記被検者が入力したパスワードと登録パスワードを比較演算する(ステップS810)。前記被検者が入力したパスワードと前記登録パスワードが一致した場合、パスワード認証回路25はデータ出力指示信号215を記憶手段17へ出力する。データ出力指示信号215を受信した記憶手段17は前記被検者の識別符号に対応する血圧値等の記憶データ107を出力し、表示部19が表示する。従って、前記被検者は自己の血圧値等を確認することができる(ステップS811)。また、前記被検者の識別符号に対応しない他の被検者の血圧値等は出力されないため、前記被検者は他の被検者の血圧値等を確認することはできない。従って、前記血圧測定装置は血圧値等を個人情報として保護することができる。
前記ステップS810において、前記被検者が入力したパスワードと前記登録パスワードが不一致の場合、パスワード認証回路25はデータ出力指示信号215を出力しないため、記憶手段17は記憶データ107を出力せず、記憶されている血圧値は表示部19に表示されない。
従って、前記血圧測定装置は血圧値等を個人情報として保護することができる。
なお、前記血圧測定装置の動作の説明において、血圧値等の出力の場合を被検者が操作する場合を想定して記載したが、前記血圧測定装置の管理者、医療関係者、保護者等の被検者の血圧値等を確認する者が特定のパスワードをパスワード入力回路21に入力することで記憶手段17に記憶データ107を出力させるようにしてもよい。
従って、本願発明の実施の形態5に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても血圧値等を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することもできる。
(実施の形態6)
本願第一の発明又は本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記識別符号に対応する生体情報を取得する生体情報入力回路と、前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記生体情報入力回路からの新規な生体情報を前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録生体情報として記憶させる生体情報登録手段と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録生体情報を前記記憶手段から検索し、前記生体情報入力回路からの生体情報と前記記憶手段からの前記検索した登録生体情報とを比較演算し、前記登録生体情報と前記生体情報が合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させる生体情報認証回路と、をさらに備える。
図9は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1、図2、図3及び図7で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図7の血圧測定装置との違いは血圧値等の出力をパスワードで管理するのではなく、被検者の生体情報で管理するため、パスワード入力回路21、パスワード登録手段23及びパスワード認証回路25の代替として生体情報入力回路31、生体情報登録手段33及び生体情報認証回路35が備えられていることである。
生体情報入力回路31は、入力された指紋、眼球の虹彩、皮膚表面に現れる静脈パタン等の被検者固有の生体情報を生体情報信号301として出力する回路である。例えば、生体情報を指紋とする場合は生体情報入力回路31を静電容量式指紋センサーとすることができる。指紋の情報を信号化する手段として情報量を小さくするために指紋の端点・分岐点とその相関といった特徴点を抽出して生体情報信号301とする特徴点抽出法であることが好ましい。また、生体情報を静脈パタンとする場合は生体情報入力回路31を近赤外光源とその透過光から得られる静脈パタン画像を取得するCCDカメラから構成される。生体情報を眼球の虹彩とする場合は生体情報入力回路31を眼球の瞳孔外側の虹彩に生ずる皺を取得するCCDカメラとすることができる。
生体情報登録手段33は、新規な被検者を登録するために新規な識別符号と新規な生体情報を対応付け、記憶手段17に登録生体情報として記憶させる生体情報登録信号303を出力する回路である。なお、図9の血圧測定装置の記憶手段17は、識別符号、血圧値等の他に、前記登録生体情報を記憶する。
生体情報認証回路35は、入力された識別符号に対応する記憶手段17の記憶する登録生体情報を要求する問い合わせ信号305を出力する。さらに、前記登録生体情報と入力された生体情報とを比較演算し、一致した場合に、前記識別符号に対応する記憶データ107を記憶手段17に出力させるデータ出力指示信号315を出力する。
実施の形態6に係る血圧測定装置の時刻測定回路11、識別符号入力回路13、血圧計15、記憶手段17、表示部19、生体情報入力回路31、生体情報登録手段33及び生体情報認証回路35を図9のように接続する。実施の形態6に係る血圧測定装置は被検者の認証手段が実施の形態5に係る血圧測定装置の認証手段のパスワードから生体情報に代替したものであり、パスワードの入力、登録及び認証が生体情報の入力、登録及び認証に代替し、送受信される信号がパスワードに関するものから生体情報に関するものに変更された以外は実施の形態5に係る血圧測定装置で説明したように接続する。
実施の形態6に係る血圧測定装置は図10のフローチャートのように動作する。同様の理由により実施の形態6に係る血圧測定装置は実施の形態5に係る血圧測定装置で説明したように動作する。
生体情報認証回路35は被検者が入力した生体情報に対応する血圧値等のみを記憶手段17に記憶データ107として出力させる。一方、前記生体情報に対応しない他の被検者の血圧値等は出力されないため、前記被検者は他の被検者の血圧値等を確認することはできない。さらに、前記生体情報と前記登録生体情報とが一致しない場合、生体情報認証回路35は記憶手段17に記憶データ107を出力させない。従って、前記血圧測定装置は血圧値等を個人情報として保護することができる。
なお、実施の形態5に係る血圧測定装置と同様に、前記血圧測定装置の管理者、医療関係者、保護者等の被検者の血圧値等を管理する者の生体情報を予め記憶手段17に記憶させておき、前記生体情報を生体情報入力回路31に入力することで記憶手段17に記憶データ107を出力させるようにしてもよい。
従って、本願発明の実施の形態6に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても血圧値等を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することもできる。
(実施の形態7)
本願第一の発明又は本願第二の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記被検体を識別するライセンスコードを記憶するハードウエアキーを接続するハードウエアキー接続部と、前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記ハードウエアキー接続部に接続された前記ハードウエアキーからの新規なライセンスコードを前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録ライセンスコードとして記憶させるライセンスコード登録手段と、前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録ライセンスコードを前記記憶手段から検索し、前記ハードウエアキー接続部に接続された前記ハードウエアキーからのライセンスコードと前記記憶手段からの前記検索した登録ライセンスコードとを比較演算し、前記登録ライセンスコードと前記ライセンスコードが合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させるハードウエアキー認証回路と、をさらに備える。
図11は、本願第二の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1、図2、図3及び図7で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図7の血圧測定装置との違いは血圧値の出力をパスワードで管理するのではなく、ハードウエアキーで管理するため、パスワード入力回路21、パスワード登録手段23及びパスワード認証回路25の代替としてハードウエアキー接続部41、ライセンスコード登録手段43及びハードウエアキー認証回路45が備えられていることである。
ハードウエアキーには予め被検者を識別するライセンスコードが記憶される。ライセンスコードは被検者の識別符号であってもよいし、識別符号とは別の数字、アルファベット等の文字又は文字列で構成してもよい。被検者毎のライセンスコードを記憶したハードウエアキーを被検者毎に所有してもよいし、複数の被検者のライセンスコードを記憶したハードウエアキーを複数の被検者で共有してもよい。
ハードウエアキー接続部41は、ハードウエアキーを接続するコネクタ及びハードウエアキーに記憶されるライセンスコードを読み出し、ライセンスコード信号401を出力する回路から構成される。
ライセンスコード登録手段43は、新規な被検者を登録するために新規な識別符号と新規なライセンスコードを対応付け、記憶手段17に登録ライセンスコードとして記憶させるライセンスコード登録信号403を出力する回路である。なお、図11の血圧測定装置の記憶手段17は、識別符号、血圧値等の他に、前記登録ライセンスコードを記憶する。
ハードウエアキー認証回路45は、入力された識別符号に対応する記憶手段17が記憶する登録ライセンスコードを要求する問い合わせ信号405を出力する。さらに、前記登録ライセンスコードと接続されたハードウエアキーのライセンスコードとを比較演算し、一致した場合に、前記識別符号に対応する記憶データ107を記憶手段17に出力させるデータ出力指示信号415を出力する。
実施の形態7に係る血圧測定装置の時刻測定回路11、識別符号入力回路13、血圧計15、記憶手段17、表示部19、ハードウエアキー接続部41、ライセンスコード登録手段43及びハードウエハキー認証回路45を図11のように接続する。実施の形態7に係る血圧測定装置は被検者の認証手段が実施の形態5に係る血圧測定装置の認証手段のパスワードからハードウエアキーのライセンスコードに代替したものであり、パスワードの入力、登録及び認証がハードウエアキーの接続、ライセンスコード登録及びハードウエアキー認証に代替し、送受信される信号がパスワードに関するものからライセンスコードに関するものに変更された以外は実施の形態5に係る血圧測定装置で説明したように接続する。
実施の形態7に係る血圧測定装置は図12のフローチャートのように動作する。同様の理由により実施の形態7に係る血圧測定装置は実施の形態5に係る血圧測定装置で説明したように動作する。
ハードウエアキー認証回路45は被検者が接続したハードウエアキーが記憶するライセンスコードに対応する血圧値等のみを記憶手段17に記憶データ107として出力させる。一方、前記ライセンスコードに対応しない他の被検者の血圧値等は出力されないため、前記被検者は他の被検者の血圧値等を確認することはできない。さらに、ハードウエアキーを接続しない場合、ハードウエアキー認証回路45は記憶手段17に記憶データ107を出力させない。従って、前記血圧測定装置は血圧値等を個人情報として保護することができる。
なお、前記血圧測定装置の管理者、医療関係者、保護者等の被検者の血圧値等を管理する者のハードウエアキーを用意し、前記ハードウエアキーのライセンスコードを予め記憶手段17に記憶させておいてもよい。前記ハードウエアキーをハードウエアキー接続部41に接続することで記憶手段17に所望の被検者の血圧値等を記憶データ107として出力させるようにしてもよい。
従って、本願発明の実施の形態7に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することもできる。
(実施の形態8)
本願第三の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する生体情報を取得する生体情報入力回路と、前記生体情報入力回路からの前記生体情報と前記血圧計からの前記血圧値とを対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値を前記生体情報毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える。
図13は、本願第三の発明の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。本願第三の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、図1で説明した血圧測定装置の識別符号入力回路13の代替として生体情報入力回路31を備える。以下に特に記載しない限り、図1及び図9で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。
本願第三の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、生体情報入力回路31、血圧計15及び記憶手段17を図13のように接続する。すなわち、記憶手段17は生体情報入力回路31が出力した生体情報信号301と血圧計15が出力した血圧値信号105を受信する。
本願発明の実施の形態8に係る血圧測定装置は以下のように動作する。被検者は血圧測定前に生体情報入力回路31から生体情報を入力する。次いで被検者は血圧計15により血圧を測定する。血圧計15は測定した血圧から血圧値を算出する。記憶手段17は生体情報信号301の生体情報と血圧値信号105の血圧値を対応付けて記憶し、被検者の要求あるいは前記血圧測定装置に接続したコンピュータ等の外部機器の要求に応じ、記憶した血圧値を生体情報毎に記憶データ107として出力する。
従って、本願発明の実施の形態8に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することができる。また、生体情報で直接被検者の血圧値を管理するため、被検者毎の識別符号が不要であり、被検者が識別符号を忘却し血圧測定をすることができなくなることを回避することができる。なお、被検者が生体情報入力回路31に生体情報を入力することで血圧計15を血圧測定可能状態とするようにしてもよい。生体情報の入力忘れを防止することができ、測定した血圧値がいずれの被検者の血圧値であるかが不明となることを避けることができる。
(実施の形態9)
本願第四の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、前記被検者を識別する生体情報を取得する生体情報入力回路と、前記血圧計が血圧を測定した血圧測定日時を計測する時刻測定回路と、前記生体情報入力回路からの前記生体情報、前記血圧計からの前記血圧値及び前記時刻測定回路からの前記血圧測定日時を対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値及び前記血圧測定日時を前記生体情報毎に記憶データとして出力する記憶手段と、を備える。
図14は、本願発明の実施の形態9に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。図14の血圧測定装置は、図13で説明した血圧測定装置にさらに時刻測定回路11を備える。以下に特に記載しない限り、図1、図2、図9及び図13で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。
前記血圧測定装置の時刻測定回路11、生体情報入力回路31、血圧計15及び記憶手段17を図14のように接続する。具体的には、生体情報入力回路31、血圧計15及び記憶手段17を図13で説明した血圧測定装置のように接続し、さらに、時刻測定回路11を血圧計15と記憶手段17とに接続する。
図1、図2、図9及び図13で用いた符号と同じ図14の符号は同じ動作を行い、図14の血圧測定装置は図13の血圧測定装置で説明したように血圧測定を行う。時刻測定回路11は血圧測定確認信号115を受信し、血圧測定の日時を測定し、測定日時データ101を出力する。記憶手段17は測定日時データ101、生体情報信号301及び血圧値信号105を受信し、血圧測定日時、前記生体情報及び前記血圧値を対応付けて記憶する。さらに、被検者の要求あるいは前記血圧測定装置に接続したコンピュータ等の外部機器の要求に応じ、記憶した血圧値と血圧測定日時を生体情報毎に記憶データ107として出力する。
従って、本願発明の実施の形態9に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することができる。また、生体情報で直接被検者の血圧値を管理するため、被検者毎の識別符号が不要であり、被検者が識別符号を忘却し血圧測定をすることができなくなることを回避することができる。なお、被検者が生体情報入力回路31に生体情報を入力することで血圧計15を血圧測定可能状態とするようにしてもよい。生体情報の入力忘れを防止することができ、測定した血圧値がいずれの被検者の血圧値であるかが不明となることを避けることができる。
(実施の形態10)
本願第三の発明又は本願第四の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データを前記生体情報毎に表示する表示部をさらに備えてもよい。
図15は、本願第四の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1、図2、図3、図13及び図14で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図14の血圧測定装置との違いは記憶手段17に表示部19が接続されていることである。
図1、図2、図3、図13及び図14で用いた符号と同じ図15の符号は同じ動作を行う。図15の血圧測定装置は図13又は図14の血圧測定装置で説明したように血圧測定を行い、血圧値等を記憶手段17に記憶する。記憶手段17は記憶データ107を表示部19へ出力するため、表示部19は前記血圧値等を生体情報毎、すなわち被検者毎に表示することができる。被検者は表示部19を確認することで記憶手段17に記憶されている血圧値等を検索することなく、容易に被検者自らの血圧値等を確認することができる。
従って、本願発明の実施の形態10に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値等を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値等を被検者毎に提供することができる。
なお、表示部19は血圧測定終了毎に血圧測定をした被検者の血圧値等を表示してもよい。血圧測定終了毎に血圧値等を表示することで、被検者は血圧計15が精度よく血圧を測定できているか否かを確認することができる。精度よく血圧を測定していない場合には、被検者は血圧計15を装着しなおし、再度血圧測定をすることで精度のよい血圧値を得ることができる。
(実施の形態11)
本願第四の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記記憶手段が出力する前記記憶データから前記生体情報毎に前記血圧値の時間的推移をグラフ表示する、又は前記生体情報毎に前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示するグラフ表示部をさらに備えてもよい。
図16は、本願第四の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1、図2、図5、図13及び図14で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図15の血圧測定装置との違いは記憶手段17にグラフ表示部20が接続されていることである。
図1、図2、図5、図13及び図14で用いた符号と同じ図16の符号は同じ動作を行う。図16の血圧測定装置は図14の血圧測定装置で説明したように血圧測定を行い、血圧値等を記憶手段17に記憶する。記憶手段17は記憶データ107をグラフ表示部20へ出力するため、グラフ表示部20は前記血圧値の時間的推移を生体情報毎、すなわち被検者毎にグラフ表示することができる。被検者はグラフ表示部20を確認することで記憶手段17に記憶されている血圧値等を検索することなく、被検者個人の血圧値の時間的推移をグラフとして視覚的に確認することができる。また、グラフ表示部20が時間帯別にグラフ表示することで、被検者は起床時あるいは就寝時等の同一活動条件での血圧値の時間的推移を容易に確認することができる。
従って、本願発明の実施の形態11に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定した血圧値等を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値等を被検者毎に提供することができる。
なお、グラフ表示部20は血圧測定終了毎に表示してもよい。血圧測定終了毎に血圧値を表示することで、被検者は血圧計15が精度よく血圧を測定できているか否かを確認することができる。精度よく血圧を測定していない場合には、被検者は血圧計15を装着しなおし、再度血圧測定をすることで、精度のよい血圧値を得ることができる。
(実施の形態12)
本願第三の発明又は本願第四の発明の実施形態に係る血圧測定装置は、前記生体情報入力回路からの前記生体情報により、前記記憶手段に前記生体情報に対応する前記記憶データを出力させる生体情報認証回路をさらに備えてもよい。
図17は、本願第四の発明の他の実施形態に係る血圧測定装置の構成を示す概略図である。以下に特に記載しない限り、図1、図2、図3及び図15で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。図15の血圧測定装置との違いは生体情報認証回路36が備えられていることである。
生体情報認証回路36は、入力された生体情報に対応する記憶データ107を記憶手段17に出力させるデータ出力指示信号315を出力する。
図17の生体情報入力回路31は生体情報信号301を記憶手段17の他に生体情報認証回路36にも出力する。
実施の形態12に係る血圧測定装置の時刻測定回路11、血圧計15、記憶手段17、表示部19、生体情報入力回路31及び生体情報認証回路36を図17のように接続する。具体的には、時刻測定回路11、血圧計15、記憶手段17、表示部19、生体情報入力回路31は図16で説明した血圧測定装置のように接続される。さらに、生体情報入力回路31は記憶手段17の他に生体情報認証回路36と接続し、生体情報認証回路36は記憶手段17と生体情報入力回路31と接続する。
前記血圧測定装置は、図18に示すフローチャートのように動作する。図18のフローチャートに従い以下に具体的に説明する。被検者は生体情報入力回路31に自己の生体情報を入力する(ステップS1801)。次いで、前記被検者は血圧測定をするのか記憶データを出力させるのかを選択し、前記血圧測定装置に入力する(ステップS1805)。前記選択は前記ステップS1801において前記識別符合の入力とともに生体情報入力回路31で行ってもよい。ステップS1805において血圧測定をする場合、前記血圧測定装置は図13又は図14の血圧測定装置と同様に血圧計15で血圧測定及び血圧測定日時の計測を行い(ステップS1806)、血圧値を算出する(ステップS1807)。次いで、血圧値信号105の血圧値、測定日時データ101の血圧測定日時及び生体情報信号301の生体情報を対応付けて記憶手段17に記憶させる(ステップS1808)。
一方、ステップS1805において記憶データを出力させる場合、生体情報信号301を受信した生体情報認証回路36は記憶手段17にデータ出力指示信号315を出力する。データ出力指示信号315を受信した記憶手段17はステップS1801で被検者が入力した生体情報に対応する血圧値等を抽出する(ステップS1812)。抽出した血圧値等がない場合、そのまま終了する(ステップS1810)。ステップ1812で抽出した血圧値等は記憶データ107として出力され(ステップS1811)、表示部19で表示される。従って、前記被検者は自己の血圧値等を確認することができる。また、前記被検者が入力した生体情報に対応しない他の被検者の血圧値等は出力されないため、前記被検者は他の被検者の血圧値等を確認することはできない。従って、前記血圧測定装置は血圧値等を個人情報として保護することができる。
なお、実施の形態5に係る血圧測定装置と同様に、前記血圧測定装置の管理者、医療関係者、保護者等の被検者の血圧値等を管理する者の生体情報を予め記憶手段17に記憶させておき、前記生体情報を生体情報入力回路31に入力することで記憶手段17に記憶データ107を出力させるようにしてもよい。
従って、本願発明の実施の形態12に係る血圧測定装置は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することもできる。
(実施の形態13)
本願第一から第四のいずれかの発明の実施形態に係る血圧測定装置は、少なくとも前記血圧計を外耳の一部に装着する耳装着部をさらに備えてもよい。
本願発明の実施の形態13に係る血圧測定装置の具体例として外耳の一部に装着する血圧測定装置10の概略図を図19に示す。血圧測定装置10は本願発明の実施の形態12で説明した血圧測定装置に耳装着部59をさらに備えている。図19(A)は、血圧測定装置10の側面を示している。以下に特に記載しない限り、図19(A)において図17で用いた符号と同じ符号は同じ構成及び同じ機能である。
血圧測定装置10は図19(A)に示すように、血圧計15、生体情報入力回路31、第一のアーム51、第二のアーム52、本体53、通信線54、支軸55、スイッチ56、接触部57及び距離可変機構50を備える。なお、耳装着部59は、第一のアーム51、第二のアーム52、支軸55、スイッチ56、接触部57及び距離可変機構50から構成される。
図19(A)の血圧測定装置10において血圧計15は耳珠1に圧力を印加するカフを有する血圧計であることを想定している。なお、気体又は液体を供給排出するポンプ、電源、配管等通常の技術で実現できる部分は図示していない。
図19(A)の血圧測定装置10において接触部57は、血圧計15とともに耳珠1を挟み、血圧測定装置10を耳介の一部に固定する。
図19の血圧測定装置10の生体認証手段は耳珠1の静脈をパタン認識する手段を想定している。従って、生体情報入力回路31は耳珠1に近赤外光を照射する近赤外光源31aと前記照射光の耳珠1の透過光から得られる静脈パタンを取得するCCDカメラ31bとから構成される。
図19(A)の血圧測定装置10において第一のアーム51、第二のアーム52の各々の一方の一端が支軸55に接続されている。第一のアーム51と第二のアーム52が互いに対向する面の距離を可変する可変機構として、支軸55と第一のアーム51の接続部分に距離可変機構50を備えている。距離可変機構50は支軸55と第一のアーム51の角度を変化させて図19(A)に示す角度αを変化させることにより、第一のアーム51と第二のアーム52が互いに対向する面の間隔を調整する機能を有する。
ここで、距離可変機構50の角度を可変にする機構としては、支軸55と第一のアーム51の角度をネジにより調整する機構、あるいはフリクションとネジ固定を併用する機構などのいずれでもよい。
本体53は時刻測定回路11、記憶手段17、表示部19及び生体情報認証回路36から構成される。なお、時刻測定回路11、記憶手段17、表示部19及び生体情報認証回路36は本体53に内蔵されるため図示をしていない。
通信線54は耳装着部59の外部にある本体53とを接続する。通信線54により、本体53に内蔵される時刻測定回路11、記憶手段17、表示部19及び生体情報認証回路36と耳装着部59の血圧計15及び生体情報入力回路31が図17で説明したように接続される。なお、通信線54を無線としてもよい。
図19(A)の血圧測定装置10において、血圧計15は第一のアーム51に配置される。また、第二のアーム52には第一のアーム51上の血圧計15に対向する位置に血圧測定部位と接触する接触部57を配置している。なお、第一のアーム51に接触部57を、第二のアーム52に血圧計15を備えてもよい。近赤外光源31aは、血圧計15のカフ内に配置される。従って、前記カフは光を透過させる部材が好ましい。CCDカメラ31bは、接触部57内に配置される。従って、接触部57は光を透過させる部材であることが好ましい。
図19(B)に血圧測定装置10の装着例を示す。図19(B)は血圧測定装置10の耳装着部59を外耳の一部に装着した図であり、血圧測定装置10の耳装着部59を上面から見た図である。血圧計15が配置されている第一のアーム51の支軸55と接続していない一端を外耳道9に挿入し、血圧計15を外耳の一部、例えば耳珠1の内側に接触させるようにして耳装着部59を装着する。さらに、第二のアーム52の接触部57を耳珠1の外側に接触させ、血圧計15と接触部57で耳珠1を挟むように装着する。ここで、血圧計15と接触部57との間隔は距離可変機構50により、適切な接触状態に調整することができる。次いで、距離可変機構50により角度αを固定することで耳装着部59を耳介の一部に固定することができる。図19(B)において、第一のアーム51の一部及び血圧計15は外耳道9の内側にあるので破線で示している。
血圧測定装置10の動作を図18のフローチャートに従い以下に具体的に説明する。被検者は外耳の一部に耳装着部59を装着し、スイッチ56を押す。生体情報入力回路31は近赤外光源31aから近赤外線を照射し、CCDカメラ31bはその透過光から耳珠1の静脈パタン画像を取得する(ステップS1801)。取得した画像は生体情報信号301として出力され、通信線54を介して本体53に内蔵される生体情報認証回路36に受信される。被検者は本体53において血圧測定をするのか記憶データを出力させるのかを選択する(ステップS1805)。血圧測定をする場合、血圧計15が耳珠1の血圧の測定を開始し(ステップS1806)、血圧値を算出する(ステップS1807)。同時に脈拍数も算出してもよい。また、血圧計15から血圧測定確認信号115が通信線54を介して本体53に内蔵される時刻測定回路11に受信され、血圧測定日時が測定される。算出した血圧値は血圧値信号105として通信線54を介して本体53に内蔵される記憶手段17に受信され、血圧測定日時、生体情報と対応付けて記憶される(ステップS1808)。
一方、記憶データを出力させる場合、生体情報認証回路36は記憶手段17に生体情報入力回路31に入力された生体情報に対応する血圧値等を抽出させる(ステップS1812)。抽出した血圧値等は記憶データ107として出力され(ステップS1811)、表示部19で表示される。
従って、血圧測定装置10は複数の被検者が共同で使用しても測定結果を被検者毎に管理することができ、正しい診断及び疾患予防方法立案のための血圧値を被検者毎に提供することもできる。
なお、血圧測定装置10において、生体情報入力回路31及び血圧計15を有した複数の耳装着部59に対し、本体53を一台としてもよい。耳装着部59を複数の被検者全てに装着し、一括して測定した血圧値を収集してもよい。
本願発明の血圧測定装置は、健康保持や健康診断のための生体情報を検出する健康器具に適用することができる。
本願第一の発明に係る一の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る一の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の表示部の表示例である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置のグラフ表示部の表示例である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の動作のフローチャートである。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の動作のフローチャートである。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第二の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の動作のフローチャートである。 本願第三の発明に係る一の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第四の発明に係る一の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第四の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第四の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第四の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の構成を示す図である。 本願第四の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置の動作のフローチャートである。 本願第四の発明に係る他の実施形態の血圧測定装置を示す図であり、(A)は血圧測定装置10の一形態を示した図であり、(B)は血圧測定装置10の装着例を示した図である。
符号の説明
1 耳珠
9 外耳道
10 血圧測定装置
11 時刻測定回路
13 識別符号入力回路
15 血圧計
17 記憶手段
19 表示部
20 グラフ表示部
21 パスワード入力回路
23 パスワード登録手段
25 パスワード認証回路
31 生体情報入力回路
31a 近赤外光源
31b CCDカメラ
33 生体情報登録手段
35、36 生体情報認証回路
41 ハードウエアキー接続部
43 ライセンスコード登録手段
45 ハードウエアキー認証回路
50 距離可変機構
51 第一のアーム
52 第二のアーム
53 本体
54 通信線
55 支軸
56 スイッチ
57 接触部
59 耳装着部
101 測定日時データ
103 識別符号信号
105 血圧値信号
107 記憶データ
115 血圧測定確認信号
201 パスワード信号
203 パスワード登録信号
205 問い合わせ信号
215 データ出力指示信号
208 登録パスワード信号
301 生体情報信号
303 生体情報登録信号
305 問い合わせ信号
308 登録生体情報信号
315 データ出力指示信号
401 ライセンスコード信号
403 ライセンスコード登録信号
405 問い合わせ信号
408 登録ライセンスコード信号
415 データ出力指示信号

Claims (15)

  1. 被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、
    前記被検者を識別する識別符号を取得する識別符号入力回路と、
    前記識別符号入力回路からの前記識別符号と前記血圧計からの前記血圧値とを対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値を前記識別符号毎に記憶データとして出力する記憶手段と、
    を備える血圧測定装置。
  2. 被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、
    前記被検者を識別する識別符号を取得する識別符号入力回路と、
    前記血圧計が血圧を測定した血圧測定日時を計測する時刻測定回路と、
    前記識別符号入力回路からの前記識別符号、前記血圧計からの前記血圧値及び前記時刻測定回路からの前記血圧測定日時を対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値及び前記血圧測定日時を前記識別符号毎に記憶データとして出力する記憶手段と、
    を備える血圧測定装置。
  3. 前記記憶手段が出力する前記記憶データを前記識別符号毎に表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の血圧測定装置。
  4. 前記記憶手段が出力する前記記憶データから前記識別符号毎に前記血圧値の時間的推移をグラフ表示する、又は前記識別符号毎に前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示するグラフ表示部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の血圧測定装置。
  5. 前記識別符号入力回路は、バーコードで表記された前記識別符号を読み取るバーコードリーダを有することを特徴とする請求項1から4に記載のいずれかの血圧測定装置。
  6. 前記識別符号入力回路は、IDタグに記憶された前記識別符号を読み取るIDタグリーダを有することを特徴とする請求項1から4に記載のいずれかの血圧測定装置。
  7. 前記識別符号に対応するパスワードを取得するパスワード入力回路と、
    前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記パスワード入力回路からの新規なパスワードを前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録パスワードとして記憶させるパスワード登録手段と、
    前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録パスワードを前記記憶手段から検索し、前記パスワード入力回路からのパスワードと前記記憶手段からの前記検索した登録パスワードとを比較演算し、前記登録パスワードと前記パスワードが合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させるパスワード認証回路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から6に記載のいずれかの血圧測定装置。
  8. 前記識別符号に対応する生体情報を取得する生体情報入力回路と、
    前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記生体情報入力回路からの新規な生体情報を前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録生体情報として記憶させる生体情報登録手段と、
    前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録生体情報を前記記憶手段から検索し、前記生体情報入力回路からの生体情報と前記記憶手段からの前記検索した登録生体情報とを比較演算し、前記登録生体情報と前記生体情報が合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させる生体情報認証回路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から6に記載のいずれかの血圧測定装置。
  9. 前記被検体を識別するライセンスコードを記憶するハードウエアキーを接続するハードウエアキー接続部と、
    前記識別符号入力回路からの新規な識別符号に対応する前記ハードウエアキー接続部に接続された前記ハードウエアキーからの新規なライセンスコードを前記新規な識別符号と対応付けて前記記憶手段に登録ライセンスコードとして記憶させるライセンスコード登録手段と、
    前記識別符号入力回路からの前記識別符号に対応する前記登録ライセンスコードを前記記憶手段から検索し、前記ハードウエアキー接続部に接続された前記ハードウエアキーからのライセンスコードと前記記憶手段からの前記検索した登録ライセンスコードとを比較演算し、前記登録ライセンスコードと前記ライセンスコードが合致した場合に、前記記憶手段に前記識別符号に対応する前記記憶データを出力させるハードウエアキー認証回路と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から6に記載のいずれかの血圧測定装置。
  10. 被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、
    前記被検者を識別する生体情報を取得する生体情報入力回路と、
    前記生体情報入力回路からの前記生体情報と前記血圧計からの前記血圧値とを対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値を前記生体情報毎に記憶データとして出力する記憶手段と、
    を備える血圧測定装置。
  11. 被検者の血圧を測定し、測定した血圧から血圧値を算出する血圧計と、
    前記被検者を識別する生体情報を取得する生体情報入力回路と、
    前記血圧計が血圧を測定した血圧測定日時を計測する時刻測定回路と、
    前記生体情報入力回路からの前記生体情報、前記血圧計からの前記血圧値及び前記時刻測定回路からの前記血圧測定日時を対応付けて記憶し、記憶した前記血圧値及び前記血圧測定日時を前記生体情報毎に記憶データとして出力する記憶手段と、
    を備える血圧測定装置。
  12. 前記記憶手段が出力する前記記憶データを前記生体情報毎に表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の血圧測定装置。
  13. 前記記憶手段が出力する前記記憶データから前記生体情報毎に前記血圧値の時間的推移をグラフ表示する、又は前記生体情報毎に前記血圧値の時間的推移を前記血圧測定日時の時間帯別にグラフ表示するグラフ表示部をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の血圧測定装置。
  14. 前記生体情報入力回路からの前記生体情報により、前記記憶手段に前記生体情報に対応する前記記憶データを出力させる生体情報認証回路をさらに備えることを特徴とする請求項10から13に記載のいずれかの血圧測定装置。
  15. 少なくとも前記血圧計を外耳の一部に装着する耳装着部をさらに備えることを特徴とする請求項1から14に記載のいずれかの血圧測定装置。

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