JP2006217477A - アンテナ装置 - Google Patents

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Kaneshige Kusanagi
兼成 草薙
Takeshi Iizuka
健 飯塚
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Abstract

【課題】 全体のサイズを大きくすることなく、マッチング周波数をより低い方にシフトさせることのできるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】 誘電体(11)の底面に接地導体(12)を形成し、天面全域と側面のほぼ全域に放射素子(13)を連続的に形成したアンテナ装置(10)において、側面に形成された放射素子には、少なくとも1つの側面に放射素子の下端縁から上方に向けて少なくとも1つのスリット(13a)が斜めに形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明はアンテナ装置に関し、特に、地上波のみならず人工衛星からの電波の受信にも適した小型アンテナ装置に関する。
人工衛星からの電波(以下、衛星波と呼ぶ)を受信するアンテナ装置としては、例えばGPS(グローバル・ポジショニング・システム)アンテナ装置が良く知られている。車載用通信端末あるいは携帯用通信端末のためのGPSアンテナ装置には小型化が要求されている。
この種のGPSアンテナ装置の一例を図1を参照して説明する。図1は小型平面パッチアンテナ装置の一例を示す。このアンテナ装置30は、樹脂やセラミック材料で形成された誘電体31と、誘電体31の天面に形成された放射素子32とを含む。誘電体31の底面には接地導体33が形成されている。誘電体31の底面には更に接地導体33と電気的に接続した接地用基板34が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
図示は省略しているが、この種のアンテナ装置においては、通常、放射素子32に給電点が設定される。この給電点には誘電体31、接地導体33、接地用基板34に設けられた貫通孔(図示せず)を通して給電用導体(図示せず)が接続される。給電用導体は接地用基板34の底面側から導出される。尚、図示のアンテナ装置では、誘電体31は15mm×15mm×6mmのサイズを持つ。
図1に示されたアンテナ装置では、マッチング周波数が1.927[GHz]で、利得が2.372[dBi]であった。
ここで、GPS衛星からの衛星波の周波数は約1.575[GHz]である。それ故、図1に図示されたアンテナ装置のマッチング周波数を約1.57[GHz]の近傍に調整することにより、衛星波に対して高い受信特性を得ることができる。これまでのアンテナ装置では、マッチング周波数を低くする方にシフトさせるために、例えば誘電体として高誘電率の材料を用いたり、誘電体のサイズを大きくする等の方法が採用されている。
しかしながら、高誘電率の材料を用いることはコストアップにつながる。一方、誘電体のサイズを大きくするとアンテナ装置全体のサイズが大きくなるので小型化の要求に反することになる。
また、誘電体基板の表面に角形の放射素子を設け、裏面にグランドパターンを設けた平面形の円偏波パッチアンテナに対して、放射素子の横辺の中間部、または縦辺の中間部、または角部、または斜辺部を部分的にトリミングして、特性のバラツキを抑制できるようにした、円偏波アンテナの特性調整方法が知られている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−198725号公報 特開2001−339234号公報
本発明の課題は、アンテナ装置全体のサイズを大きくすることなく、マッチング周波数を低い方にシフトさせることができるアンテナ装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、アンテナ装置の構成要素の材料を変えることなく、マッチング周波数を低い方にシフトさせることができるアンテナ装置を提供することにある。
本発明によれば、天面と底面と側面とを持つ誘電体(11)と、この誘電体の底面に形成された接地導体(12)と、誘電体の天面と側面とに連続的に形成された放射素子(13)とを含み、側面に形成された放射素子には、少なくとも1つの側面に放射素子の下端縁から上方に向けて少なくとも1本のスリット(13a;13b)が斜めに形成されていることを特徴とするアンテナ装置(10;10A)が得られる。
上記本発明によるアンテナ装置において、スリット(13a;13b)は放射素子(13)の下端縁に対して60°以上90°未満の範囲の角度(θ;θ)で延在していることが好ましい。
上記本発明によるアンテナ装置においてはまた、天面に形成された放射素子は天面全域にあり、側面に形成された放射素子は天面から下方に向けて底面の直前まで延びて接地導体とは電気的に導通しないようにされている。
上記本発明によるアンテナ装置においてはまた、底面に形成された接地導体側に導電性材料による接地用基板(14)が設けられている。
上記本発明によるアンテナ装置においては更に、接地用基板の上面側には接地導体に対応する領域以外の領域に絶縁層(15)が形成され、この絶縁層上及び誘電体の側面には、側面に形成された放射素子の下端縁の近傍まで延びる導体パターン(16)が形成されて電磁結合による給電が行われるように構成されている。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、誘電体の側面に形成された放射素子に、少なくとも1つの側面に放射素子の下端縁から上方に向けて少なくとも1つのスリットを斜めに形成したので、アンテナ装置全体のサイズを大きくすることなくマッチング周波数を低い方にシフトさせることができる。また、高誘電率を持つ誘電体を使用することなく、汎用の誘電体材料を使用してマッチング周波数を低い方にシフトさせることができる。つまり、本発明によれば、従来のアンテナ装置よりも低いマッチング周波数を持つアンテナ装置をコストアップ無しでしかも小型化の要求を満足しつつ実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置10について説明する。図示のアンテナ装置10は、略直方体形状の誘電体11を有する。図示の例では、誘電体11は、長さ(縦)×幅(横)×高さが15mm×15mm×6mmである。誘電体11はセラミック材料や樹脂から成る。誘電体11は、天面と底面と4つの側面とを持つ。実際には、誘電体11の側面の角が面取りされている。
誘電体11の底面には接地導体12が形成されている。誘電体12の天面と4つの側面には放射素子13が連続して形成されている。放射素子13は、誘電体11の天面においてはその全域に形成され、4つの側面においては天面から下方に向けて底面の直前まで延びて接地導体12とは電気的に導通しないように形成されている。誘電体11の底面には更に、接地導体12を介して導電性材料による接地用基板14が設けられている。
第1の実施の形態では特に、接地用基板14の上面に、接地導体12に対応する領域以外の領域に絶縁層(あるいは絶縁膜)15が形成されている。そして、絶縁層15上及び誘電体11の1つの側面には、接地用基板14の縁部から、誘電体11の1つの側面に形成されている放射素子13の下端縁の近傍まで延びる導体パターン16が形成されている。導体パターン16は、放射素子13に対して電磁結合による給電を行うためのものである。このため、導体パターン16は、接地導体12及び接地用基板14とは電気的に接続しないように絶縁されている。
第1の実施の形態では、誘電体11の4つの側面のうち、導体パターン16との電磁結合が行われる側面を除く3つの側面における放射素子にそれぞれ3本のスリット13aが間隔をおいて形成されている。但し、図2では、作図上、1つの側面における3本のスリット13aのみが示されている。各スリット13aは、放射素子13の下端縁から斜め右側上方に延びている。スリット13aは、誘電体11の1つ以上の側面の放射素子に少なくとも1本形成されれば良い。
尚、第1の実施の形態では、3本のスリット13aは、等間隔に直線的に形成されており、幅、高さも実質的に同じである。
尚、スリット13aの放射素子13の下端縁に対する角度θは、60°以上90°未満の範囲にあるのが好ましい。その理由は、上記角度θが60°未満になると、放射素子の下端縁に近接しすぎるため、近似的に側面導体パターンの面積が小さくなった状態になりマッチング周波数が高くなる可能性があるからである。
以上のように、第1の実施の形態によるアンテナ装置10では誘電体11の天面全域と側面のほぼ全域に放射素子13を連続的に形成すると共に、誘電体11の側面に形成された放射素子13には1本以上のスリット13aを形成するようにしたことにより、アンテナ装置10のマッチング周波数を低くなる方にシフトさせることができる。特に、スリット13aを放射素子13の下端縁から斜めに形成したので、スリットを放射素子の下端縁から垂直に形成する場合に比較して、スリット13aの距離(長さ)を長くすることができるため、アンテナ装置10のマッチング周波数を低くなる方に更にシフトさせることができる。
図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置10Aについて説明する。図示のアンテナ装置10Aは、第1の実施の形態によるアンテナ装置10と以下の点において異なる。すなわち、第1の実施の形態によるアンテナ装置10では、誘電体11の側面の放射素子13に形成された各スリット13aが放射素子13の下端縁から斜め右側上方へ延びているが、第2の実施の形態によるアンテナ装置10Aでは、誘電体11の側面の放射素子13に形成された各スリット13bが放射素子13の下端縁から斜め左側上方へ延びている。尚、第1の実施の形態によるアンテナ装置10と同様に、第2の実施の形態によるアンテナ装置10Aにおいても、スリット13bの放射素子13の下端縁に対する角度θは、60°以上90°未満の範囲にある。
このような構成を有する第2の実施の形態によるアンテナ装置10Aでは、上述した第1の実施の形態によるアンテナ装置10と同様に、アンテナ装置10Aのマッチング周波数を低くなる方にシフトさせることができる。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは言うまでも無い。例えば、上記の第1、第2の実施の形態において説明したアンテナ装置では、側面の放射素子に形成された各スリットが直線的に形成されているが、曲線的に又は屈曲して形成されても良い。また、複数本のスリットは等間隔に形成されていなくとも良く、幅や高さも同じでなくても良い。上記の第1、第2の実施の形態において説明したアンテナ装置は、GPSアンテナ装置に適しているが、これに限定される訳ではなく、他の衛星波、地上波を受信するための移動体通信用の小型アンテナ装置としても適用可能である。
従来のアンテナ装置の一例を示した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の斜視図である。
符号の説明
10、10A アンテナ装置
11 誘電体
12 接地導体
13 放射素子
13a,13b スリット
14 接地用基板
15 絶縁層
16 給電用の導体パターン

Claims (5)

  1. 天面と底面と側面とを持つ誘電体と、前記誘電体の前記底面に形成された接地導体と、該誘電体の前記天面と前記側面とに連続的に形成された放射素子とを含み、前記側面に形成された放射素子には、少なくとも1つの側面に放射素子の下端縁から上方に向けて少なくとも1本のスリットが斜めに形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記スリットは前記放射素子の下端縁に対して60°以上90°未満の範囲の角度で延在している、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記天面に形成された放射素子は天面全域にあり、前記側面に形成された放射素子は前記天面から下方に向けて前記底面の直前まで延びて前記接地導体とは電気的に導通しないようにされている、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記底面に形成された接地導体側に導電性材料による接地用基板が設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記接地用基板の上面側には前記接地導体に対応する領域以外の領域に絶縁層が形成され、該絶縁層上及び前記誘電体の側面には、前記側面に形成された放射素子の下端縁の近傍まで延びる導体パターンが形成されて電磁結合による給電が行われるように構成されている、請求項4に記載のアンテナ装置。
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CN108508973A (zh) * 2018-03-30 2018-09-07 联想(北京)有限公司 一种电子设备

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