JP2006217382A - モバイルルータ、無線基地局および位置管理装置並びにモバイルルータのハンドオーバ方法 - Google Patents

モバイルルータ、無線基地局および位置管理装置並びにモバイルルータのハンドオーバ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動するモバイルネットワークのユーザが無線通信可能な状態か否かを判断することができるモバイルルータを得ること。
【解決手段】無線基地局の無線エリア内で無線通信を行う無線インタフェース部212と、自装置と配下のノード202の位置登録処理を行うとともに、モバイルネットワーク200と固定IPネットワーク100との間の通信を中継するモバイルルータ処理部222と、移動中における無線インタフェース部212と無線アクセスポイント121,122,131との無線接続状態の変更を検出する接続状態検出部214と、接続状態検出部214によって検出された無線接続状態を接続状態情報として配下のノード202に送信する接続情報処理部223と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、固定IP(Internet Protocol)ネットワークとの接続ポイントを動的に変更するモバイルネットワークの移動を管理して、固定IPネットワークとモバイルネットワークとの間でのIPパケット通信を行うモバイルルータとそのハンドオーバ方法に関するものである。また、モバイルルータと通信を行う無線基地局と位置管理装置にも関する。
インターネットなどの固定IPネットワークとの接続ポイントを動的に変更するモバイルネットワークの移動を管理し、インターネットとモバイルネットワークとの間でのIPパケットの転送を実現するネットワークモビリティ技術がIETF Network Mobility (NEMO) Working Groupにて議論されている(たとえば、非特許文献1参照)。モバイルネットワークは、モバイルルータと呼ばれるデフォルトゲートウェイを介して、インターネットと接続する。モバイルルータは、Mobile IPv6におけるモバイルノードと同じ位置付けで、インターネットとの接続ポイントが変更になったときにホームエージェントに移動先の気付アドレスの登録を行うが、このときに配下のネットワークプレフィックスもホームエージェントに登録し、モバイルネットワーク全体の位置登録を代表して行う。ホームエージェントは、モバイルルータの移動先とモバイルルータ配下のネットワークプレフィックスを管理する。
このようなモバイルネットワークとインターネットとの間におけるパケットの通信処理手順の概要は以下のとおりである。つまり、モバイルルータ配下のネットワークプレフィックスに属する端末宛のパケットは、ホームエージェントから、ホームエージェントとモバイルルータとの間のトンネルを用いてモバイルルータへと送信され、モバイルルータでデカプセル化された後、配下の端末へと送信される。また、モバイルルータ配下のネットワークプレフィックスに属する端末からのパケットは、モバイルルータから、モバイルルータとホームエージェントとの間に設定されたリバーストンネルを用いてホームエージェントに送信され、ホームエージェントでデカプセル化された後、宛先の端末(対向ノード)へとインターネット上を転送される。
また、ネットワークモビリティでは、モバイルルータの通信状態を管理することによって、モバイルルータ配下のノードが効率的な通信を行えることが望まれる。そこで、モバイルルータ配下のノードがホームエージェント相当の位置情報管理装置へ通信状態を通知することによって、位置情報管理装置がモバイルルータの通信状態を管理し、モバイルルータ配下への着信通知範囲を、モバイルルータの通信状態に応じて決定するという移動通信システムも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
Vijay Devarapalli, Ryuji Wakikawa, Alexandru Petrescu, and Pascal Thubert, "Network Mobility (NEMO) Basic Support Protocol, draft-ietf-nemo-basic-support-03.txt", [online], June 2004, IETF, [retrieved on 2004-11-30], retrieved from the Internet: <URL: http://bgp.potaroo.net/ietf/ids/draft-ietf-nemo-basic-support-03.txt> 特開2004−236001号公報
ここで、無線アクセスエリアがスポット的に存在するようなエリアを、従来の方式でモバイルルータが移動する場合を考える。モバイルルータが無線アクセスエリア内に存在する場合には、モバイルルータは無線アクセスポイントと接続可能なので、モバイルルータ配下のノードと対向ノード、およびモバイルルータとホームエージェントは相互に通信可能である。しかし、モバイルルータが移動して無線アクセスエリアから外れたときに、モバイルルータと無線アクセスポイントとの間の接続が切れ、その結果、モバイルルータ配下のノードと対向ノード、およびモバイルルータとホームエージェントとの間は通信不可能となる。このとき、通信不可能となった状態を知らないモバイルルータ配下のノードは、パケットを対向ノードに送信し続けるが、それらのパケットはモバイルルータで廃棄されてしまうという問題点があった。
また、同様に対向ノードとホームエージェントも、モバイルルータとホームエージェントとの間が通信不可能となった状態を知らないので、対向ノードはモバイルルータ配下のノードへホームエージェントを経由してパケットを送信し続ける。このパケットは、アクセスルータまで、またはアクセスルータにARP(Address Resolution Protocol)キャッシュが存在する場合には無線アクセスエリアを管理する無線アクセスポイントまで送信される。しかし、モバイルルータは既にその無線アクセスエリアに存在しないため、対向ノードからのパケットはモバイルルータ配下のノードへと到達できないという問題点もあった。
さらに、モバイルルータ配下のノードまたは対向ノードが、任意の時点で通信を開始しても、モバイルルータが無線アクセスエリアに存在しない場合は、通信を行うことができないという問題点もあった。さらにまた、モバイルルータ配下のノードまたは対向ノードが通信を開始しようとしている状態にあるときに、モバイルルータが無線アクセスエリアに入り、無線アクセスポイントと接続可能となった場合でも、モバイルルータ配下のノードまたは対向ノードは、無線アクセスエリアに入ったタイミングが分からないので、通信が可能になるまで、送信を繰返す必要があるという問題点もあった。
つぎに、異種無線アクセス網のアクセスエリアがスポット的に存在するようなエリアを、複数の無線アクセス網と接続可能なモバイルルータが従来の方式で移動する場合を考える。モバイルルータは、一種類の無線アクセス網におけるサブネットエリア間をハンドオーバしながら移動しているときに、モバイルルータがサポート対象とする他の無線アクセス網の無線アクセスエリアに入った場合(たとえば、LCX(Leaky Coaxial Cable)網の第1の無線アクセスエリアから第2の無線アクセスエリアへ移動しているときに、ミリ波の無線アクセスエリアに入った場合)、モバイルルータは他の無線アクセス網へのアクセス手段を用いても通信可能となる。そこで、モバイルルータは、たとえば、ミリ波の無線アクセスエリアでは高速大容量転送が可能なので、すべての通信をミリ波のアクセス手段を用いて行うなどの設定を行うというような何らかのルールにしたがって通信に用いるアクセス手段の使い分けを行う。しかし、モバイルルータ配下のノードや対向ノードは、モバイルルータが特定無線アクセスエリア(たとえば、ミリ波の無線アクセスエリア)に移動したことを知ることができない。そのため、大量のデータ通信を行う必要があり、高速大容量転送を可能とする無線アクセスエリアに入った場合に通信を行おうと考えているモバイルルータ配下のノードや対向ノードのユーザは、モバイルルータが特定の無線アクセスエリアに入った場合に通信行おうとしても、いつ通信を開始してよいのか判断できないという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、無線通信ネットワークで無線通信しながら移動することが可能なモバイルルータが、無線通信可能な状態か否かをモバイルルータが管理するモバイルネットワークの利用者が判断することができるモバイルルータとそのハンドオーバ方法を得ることを目的とする。また、複数の無線アクセス網と通信可能なモバイルルータが異種無線アクセス網間を移動する際の通信状態を、モバイルネットワークの利用者が判断することができるモバイルルータとそのハンドオーバ方法を得ることも目的とする。さらに、この無線通信ネットワークで使用される無線基地局および位置管理装置を得ることも目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるモバイルルータは、固定IPネットワークに接続される無線ネットワーク内の複数の無線基地局間を、通信端末によって形成されるモバイルネットワークとともに移動しながら所定の無線通信方式で通信を行うモバイルルータであって、前記無線基地局の無線エリア内で無線通信を行う無線インタフェース手段と、自装置と配下の前記通信端末の位置登録処理を行うとともに、前記モバイルネットワークと前記固定IPネットワークとの間の通信を中継するモバイルルータ処理手段と、移動中における前記無線インタフェース手段と無線基地局との無線接続状態の変更を検出する接続状態検出手段と、前記接続状態検出手段によって検出された無線接続状態を接続状態情報として前記モバイルネットワーク内の前記通信端末に送信する接続情報処理手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、モバイルルータが配下の通信端末へ無線アクセス網との接続状態を通知するようにしているので、配下の通信端末はモバイルルータの無線アクセス網との接続状況を把握することができ、必要な条件が整ったときに相手通信端末と通信を始めることができるという効果を有する。また、通信が不可能となった状態を知ることもできるので、通信端末はモバイルルータによって廃棄されてしまうパケットを送信することがないので、通信資源を有効に利用することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるモバイルルータ、無線基地局および位置管理装置並びにモバイルルータのハンドオーバ方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明にかかるモバイルルータを備える無線通信ネットワークの構成の一例を示す図である。ここでは、インターネットなどの固定IPネットワーク100と、モバイルルータ(図中、MRと表記)201によって管理されるモバイルネットワーク200とが、無線ネットワーク110を介して接続される構成を有している。固定IPネットワーク100には、モバイルネットワーク200内のノード(図中、Nodeと表記)202の通信相手である対向ノード(図中、CNと表記)101と、モバイルルータ201の移動先とモバイルルータ201配下のネットワークプレフィックス(以下、モバイルネットワークプレフィックスという)を管理するホームエージェント(図中、HAと表記)102と、が接続されている。ここで、モバイルネットワーク200内のノード202は特許請求の範囲における通信端末に対応し、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は同じく相手通信端末に対応し、ホームエージェント102は同じく位置管理装置に対応している。
また、この固定IPネットワーク100には、アクセスルータ(図中、ARと表記)111を介して所定の無線通信方式で無線通信端末に対して無線通信サービスを提供する無線ネットワーク110が接続される。アクセスルータ111には、所定の通信範囲(以下、無線エリアという)にある無線通信端末と無線通信を行う複数の無線アクセスポイント(図中、APと表記)121,122,131が接続されている。この図1では、無線ネットワーク110が異なる無線通信方式で無線通信を行う2つの無線ネットワーク120,130から構成される場合を例示している。つまり、第1の無線ネットワーク120は、無線アクセスポイント121,122とその管理する無線エリアA1,A2によって構成され、第2の無線ネットワーク130は、無線アクセスポイント131とその管理する無線エリアBによって構成される。なお、図1では、1つのアクセスルータ111に3つの無線アクセスポイント121,122,131を設置したネットワーク構成を示したが、任意の数の無線アクセスポイントを設置することができる。また、ホームエージェント102とアクセスルータとの間には、任意数のルータを設けてもよい。ここで、無線アクセスポイント121,122,131は、特許請求の範囲における無線基地局に対応している。
モバイルネットワーク200は、固定IPネットワーク100や無線ネットワーク110に接続される他の対向ノードと通信を行うノード202が有線または無線によって接続されて構成されるネットワークであり、無線ネットワーク110の無線アクセスポイント121,122,131と無線通信を行って固定IPネットワーク100と接続するモバイルルータ201を備えて構成される。このモバイルネットワーク200は、モバイルネットワーク200を構成する装置全体で移動可能な構成を有している。
図2は、この発明にかかるモバイルルータの機能構成を模式的に示すブロック図である。このモバイルルータ201は、モバイルネットワーク200のデフォルトゲートウェイとなる通信装置であり、無線ネットワーク110側で無線通信を行う無線部210と、モバイルネットワーク200側での処理を行う本体部220とを備えて構成される。なお、この図2のモバイルルータ201は、第1と第2の無線通信方式による無線通信に対応しているものとする。
無線部210は、第1と第2の無線通信方式による無線通信を実現するために、第1の無線部211Aと第2の無線部211Bとを有している。すなわち、第1の無線部211Aは、第1の無線通信方式によって第1の無線ネットワーク120と無線通信を行い、第2の無線部211Bは、第2の無線通信方式によって第2の無線ネットワーク130と無線通信を行う機能を有する。
第1と第2の無線部211A,211Bは、それぞれ対応する無線ネットワークとの間で無線通信を行う無線インタフェース部212A,212Bと、無線インタフェース部212A,212Bの制御を行う無線インタフェース制御部213A,213Bと、無線インタフェース部212A,212Bが無線アクセスポイント121,122,131と無線接続した場合や切断したことを検出して、その接続状態を示す無線接続情報を本体部220に通知する接続状態検出部214A,214Bと、を備えて構成される。第1と第2の無線部211A,211Bによる無線通信方式として、ミリ波、LCX、無線LAN(Local Area Network)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)など任意の方式を用いることができる。
本体部220は、モバイルネットワーク200内のノード202との通信を行う通信部221と、モバイルネットワーク200における通信処理を行うモバイルルータ処理部222と、モバイルルータ201の無線接続の状態を配下のノードに通知する接続情報処理部223と、を備えて構成される。
通信部221は、モバイルネットワーク200内のノード202、すなわちモバイルルータ201配下のノード202との間でパケットの送受信を行う機能を有する。モバイルネットワーク200内のノード202とは、有線で接続されていても、無線で接続されていてもよい。
モバイルルータ処理部222は、モバイルネットワーク200内のノード202および固定IPネットワーク100上の対向ノード101との間の通信処理を行うとともに、モバイルルータ201の移動に伴って、該モバイルネットワーク200のホームエージェント102に対する位置登録処理などを行う機能を有する。位置登録処理は、移動先の無線エリアにおけるモバイルネットワークプレフィックスなどのサブネット情報を取得し、気付アドレスを確定して、ホームエージェント102に対して位置登録を行ったり、ある無線エリアから別の無線エリアに移動した場合に移動前の無線エリアでの位置登録情報の削除をホームエージェント102に対して行ったりする。この位置登録時に、モバイルルータ201の気付アドレスのほかにサブネット情報もホームエージェント102に送信される。また、モバイルルータ処理部222は、同時に第1と第2の無線通信方式で無線接続が可能な場合に、所定の基準にしたがっていずれかの無線通信方式を選択する機能も有している。たとえば、第1の無線通信方式がLCXであり、第2の無線通信方式がミリ波である場合に、ミリ波の無線通信方式では高速大容量の転送が可能なので、同時に2つの無線通信方式で無線接続が可能な状態にあるときには、すべて、または、一部の通信を第2の無線通信方式に切り換えるという基準を設け、この基準にしたがって無線通信方式を切り換えることができる。なお、以下の説明では、同時に第1と第2の無線通信方式で無線接続が可能な場合には、モバイルルータ処理部222は、第2の無線通信方式を用いて通信を行うように設定されているものとする。
接続情報処理部223は、接続状態検出部214から受信した無線接続情報に基づいて、モバイルネットワーク200に接続されるノード202に、現在のモバイルルータ201の無線接続の状態を示す接続状態情報を、通信部221を介してマルチキャスト送信する機能を有する。
つぎに、このような構成のモバイルルータ201の動作について説明する。図3は、モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合で、さらに無線エリアBへの移動前にモバイルルータ201が高速移動のための特別な準備をしていない場合を例に挙げて説明する。なお、以下のシーケンス図で、縦方向に網掛されている模様は、無線接続している状態を示している。
まず、モバイルルータ201が無線エリアBに移動し、第2の無線部211Bが第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131を検出して接続すると、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220の接続情報処理部223へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ301)。この無線接続情報は、本体部220の接続情報処理部223によって取得される。
この例では、モバイルルータ201は第2の無線ネットワーク130の無線エリアBへ移動する前に高速移動のための特別な準備をしていないことを前提としているので、無線接続情報を受信した後、モバイルルータ201の本体部220のモバイルルータ処理部222は、アクセスルータからのルータ広告(図中、RAと表記)を受信することにより(SQ302)、無線エリアBへ移動後のサブネット情報を取得し、移動後の気付アドレスを確定する。そして、ホームエージェント102に位置登録メッセージ(図中、BU(Binding Update)と表記。以下、BUメッセージという)を送信し(SQ303)、ホームエージェント102より位置登録応答(図中、BAck(Binding Acknowledgement)と表記。以下、BAckメッセージという)を受信する(SQ304)。これにより移動先の無線エリアBのサブネットで通信可能となる。
接続情報処理部223によって無線接続情報を取得し、モバイルルータ処理部222によってホームエージェント102への位置登録処理を終えると、接続情報処理部223は、モバイルルータ201配下の全ノードへ第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す接続状態情報を作成して、通信部221を介してマルチキャストする(SQ305)。モバイルルータ201配下のノード202は、モバイルルータ201からの接続状態情報を監視し、接続状態情報を受信するとモバイルルータ201が意図する第2の無線ネットワーク130との接続状態になったことを知る。これにより、ノード202は、対向ノード101との間で通信を開始することが可能となる(SQ306)。このとき、各ノードは、第2の無線通信方式を必要とする通信を行う。
その後、モバイルルータ201がさらに移動して、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に移動し、無線アクセスポイント131との接続が切れた場合に、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220の接続情報処理部223へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131との接続が切れたことを示す無線接続情報を通知する(SQ307)。この無線接続情報が、本体部220の接続情報処理部223によって取得されると、接続情報処理部223は、モバイルルータ201配下の全ノードへ第2の無線ネットワーク130との接続が切断したことを示す接続状態情報を、通信部221を介してマルチキャストする(SQ308)。モバイルルータ201配下のノード202は、接続状態情報を監視し、接続状態情報を受信すると第2の無線ネットワーク130との接続が切れたことを知る。これにより、ノード202は、対向ノード101との第2の無線通信方式を使用した通信を中止する(SQ309)。
なお、ここでは、モバイルルータ201が2つの無線通信方式に対応している場合を説明したが、1つの無線通信方式にのみ対応している場合でも、3以上の無線通信方式に対応している場合でも同様である。
この実施の形態1によれば、モバイルルータ201が配下のノード202へ無線ネットワーク110との接続状態をマルチキャストするようにしているので、配下のノード202はモバイルルータ201の無線ネットワークとの接続状況を把握することができ、必要な条件が整ったときに対向ノード101と通信を始めることができるという効果を有する。そのため、ノード202は、必要な条件が整うまで、対向ノード101へパケットを繰り返し送信するという処理を行う必要がなく、ノード202における通信処理における手間を省くことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、モバイルルータがつぎの無線エリアに移動する前に高速移動のための特別な準備を行わないで無線エリアに移動するようにしたものであるが、この実施の形態2では事前に準備をして無線エリアに移動する場合のモバイルルータのハンドオーバ方法について説明する。なお、この実施の形態2におけるネットワーク構成およびモバイルルータの構成は実施の形態1と同一であるものとする。
図4は、モバイルルータが無線エリア内に移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120配下の無線アクセスポイント121の管理する無線エリアA1と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合を例に挙げて説明する。
まず、モバイルルータ201の第1の無線部211Aが第1の無線ネットワーク120の無線エリアA1の無線アクセスポイント121と接続中に、第2の無線部211Bは、何らかの手段で第2の無線ネットワーク130の無線エリアBがつぎに接続する無線エリアであることを検出すると、その無線エリアBについての無線エリア情報を事前に取得する。本体部220のモバイルルータ処理部222は、その無線エリア情報を用いて第2の無線ネットワーク130の無線エリアBへ移動した場合の気付アドレスを確定し、無線エリアBでの気付アドレスとモバイルネットワークプレフィックスを含むBUメッセージをホームエージェント102へ第1の無線部211Aを用いて送信して(SQ401)、ホームエージェント102からBAckメッセージを受信する(SQ402)。これにより移動先の第2の無線ネットワーク130のサブネットへ移動しても、即時に通信可能となる。
その後、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130の無線エリアB内へ移動し、第2の無線部211Bが無線アクセスポイント131と接続すると、第2の無線部211Bの接続状態検出部214は、本体部220へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ403)。本体部220の接続情報処理部223は、その無線エリアBで通信するための準備を既に完了しているので、すぐにモバイルルータ201配下の全ノード202へ第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ404)。モバイルルータ201配下のノード202は、モバイルルータ201からの通知を監視し、モバイルルータ201が意図する第2の無線ネットワーク130と接続状態になったことを知ると、対向ノード101との通信を開始する。そして、ノード202は、対向ノード101と第2の無線通信方式を必要とする通信を実行する(SQ405)。たとえば、実施の形態1でも例示したように、第2の無線通信方式が、第1の無線通信方式に比して高速でデータの送受信が行える方式である場合には、大容量のデータの送受信などを行うことができる。
その後、さらにモバイルルータ201が移動して、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に出て、無線アクセスポイント131と第2の無線部211Bとの接続が切れた場合には、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは本体部220へ第2の無線ネットワーク130との接続が切断されたことを示す無線接続情報を通知する(SQ406)。そして、本体部220の接続情報処理部223は、モバイルルータ201配下の全ノード202へ第2の無線ネットワーク130との接続が切れたことを示す接続状態情報を作成してマルチキャストする(SQ407)。モバイルルータ201配下のノード202は第2の無線ネットワーク130との接続が切れたことを知り、第2の無線通信方式を用いた対向ノード101との通信を中止する(SQ408)。なお、第2の無線通信方式との間で無線通信中にも第1の無線通信方式と無線接続した状態にある場合には、ノード202は第1の無線通信方式を用いて対向ノード101との間で通信を継続することができる。
なお、ここでは、モバイルルータ201が2つの無線通信方式に対応している場合を説明したが、1つの無線通信方式にのみ対応している場合でも、3以上の無線通信方式に対応している場合でも同様である。
この実施の形態2によれば、スポット的に存在する無線エリアに移動する際に、つぎに移動する無線エリアで通信するための準備を事前にしておくようにしたので、モバイルルータ201がつぎの無線エリアに移動してから配下のノード202へ接続状態情報をマルチキャストするまでの時間を短縮することができ、配下のノード202は、実施の形態1の場合に比してより長い時間、対向ノード101との通信を行うことが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、モバイルルータが配下のノードに対して、モバイルルータの無線接続状態を通知するようにしたものであるが、この実施の形態3では、無線ネットワークの無線アクセスポイントがモバイルルータの無線接続状態をそのホームエージェントへ通知し、さらにホームエージェントが対向ノードへモバイルルータの無線接続状態を通知する場合について説明する。この実施の形態3でも、図1と同じネットワーク構成を有する場合を例に挙げて説明する。ただし、モバイルルータ201は、実施の形態1の図2において、接続情報処理部223を有さない構成を有しているものとする。
図5は、この発明にかかる無線アクセスポイントの実施の形態3の概略構成を模式的に示すブロック図である。この無線アクセスポイント121,122,131は、モバイルルータ201などの無線通信端末と所定の無線通信方式で無線通信を行う無線通信部141と、固定IPネットワーク100側との通信を行う通信部142と、無線通信部141または通信部142から受信したデータをその宛先に基づいて転送する転送処理部143と、自装置の無線エリアへのモバイルルータ201の接続の有無を検出し、その結果をモバイルルータ201接続情報としてそのモバイルルータ201のホームエージェント102に送信する接続状態通知部144と、を備えて構成される。
この無線アクセスポイント121,122,131によって、たとえば自装置の無線エリア内にモバイルルータ201が移動して無線接続してきた場合に、モバイルルータ201と無線接続したことを示す無線接続情報がそのモバイルルータ201のホームエージェント102に通知される。また、自装置の無線エリアからモバイルルータ201が出て行ってしまい、無線接続が切断された場合に、モバイルルータ201との無線接続が切断したことを示す無線接続情報がそのモバイルルータ201のホームエージェント102に通知される。
無線アクセスポイント121,122,131が、無線接続したモバイルルータ201のホームエージェント102に無線接続情報を通知する方法としては、種々のものが考えられる。たとえば、この実施の形態3による無線通信ネットワークが列車無線システムに適用される場合には、ネットワークに接続されるホームエージェント102の数は1台である場合が多いので、各無線アクセスポイント121,122,131の接続状態通知部144に、そのホームエージェント102のIPアドレスをパラメータとして予め設定しておくことによって、各無線アクセスポイント121,122,131はモバイルルータ201のホームエージェント102に無線接続情報を通知することができる。
また、無線通信ネットワークに複数のホームエージェント102が存在する場合には、無線アクセスポイント121,122,131に、モバイルルータ201のMAC(Media Access Control)アドレスなどの物理アドレスとそのホームエージェント102との対応情報を予め保持させるようにしてもよい。この場合、無線アクセスポイント121,122,131は、モバイルルータ201と接続した段階で、モバイルルータ201のMACアドレスを取得することができるので、そのMACアドレスを用いて上記対応情報からホームエージェント102を検索して確定し、無線接続情報を通知することができる。この他にも、モバイルルータ201と無線アクセスポイント121,122,131が接続するプロトコルにおいて、モバイルルータ201のホームエージェント102を通知するようにしてもよい。
図6は、この発明にかかるホームエージェントの実施の形態3の概略構成を模式的に示すブロック図である。このホームエージェント102は、固定IPネットワーク100に接続される他の通信機器との通信を行う通信部151と、自装置が管理するモバイルルータ201などの移動通信端末の接続位置を管理する位置登録管理部152と、位置登録管理部152によって取得された移動通信端末の気付アドレスや移動通信端末がモバイルルータ201の場合にはその配下のモバイルネットワークプレフィックスなどの位置登録情報を格納する位置登録情報格納部153と、自装置で管理する移動通信端末宛てのデータを位置登録情報に基づいて転送したり自装置で管理する移動通信端末からのデータを対向ノード101に転送したりする処理を行う転送処理部154と、無線アクセスポイント121,122,131から受信した自装置で管理するモバイルルータ201の無線接続状態を、固定IPネットワーク上の対向ノード101に通知する接続状態通知部155と、を備えて構成される。このホームエージェント102によって、外部から通知されるモバイルルータ201の無線接続状態の内容が固定IPネットワーク100上の対向ノード101に接続状態情報としてマルチキャストされる。
つぎに、このような構成の無線通信ネットワークにおける動作について説明する。図7は、モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合で、さらに無線エリアBへの移動前にモバイルルータ201が高速移動のための特別な準備をしていない場合を例に挙げて説明する。
まず、モバイルルータ201が無線エリアBに移動し、第2の無線部211Bが第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131を検出して接続すると、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ701)。また、モバイルルータ201と接続した無線アクセスポイント131の接続状態通知部144は、モバイルルータ201のホームエージェント102に、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ702)。この無線接続情報は、ホームエージェント102の接続状態通知部155によって取得される。
この例では、モバイルルータ201は第2の無線ネットワーク130の無線エリアBへの移動前に高速移動のための特別な準備もしていないことを前提としているので、無線接続情報を受信した後、モバイルルータ201の本体部220のモバイルルータ処理部222は、アクセスルータからのルータ広告を受信することにより(SQ703)、無線エリアBへ移動後のサブネット情報を取得し、移動後の気付アドレスを確定する。そして、ホームエージェント102に位置登録を行うためのBUメッセージを送信する(SQ704)。
ホームエージェント102の位置登録管理部152は、BUメッセージを受信すると、気付アドレスとモバイルネットワークプレフィックスを含む位置登録情報を、モバイルルータ201のホームアドレスと対応付けて位置登録情報格納部153に格納し、BAckメッセージをモバイルルータ201に送信する(SQ705)。モバイルルータ201は、ホームエージェント102からBAckメッセージを受信すると、移動先の無線エリアBのサブネットで通信可能となる。
ホームエージェント102は、モバイルルータ201の位置登録処理を完了すると、第2の無線ネットワーク130を用いてモバイルルータ201と通信可能となるので、固定IPネットワーク100側の対向ノード101へ、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130のサブネットで通信可能となったことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ706)。固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、ホームエージェント102からの接続状態情報を監視し、接続状態情報を受信すると、モバイルルータ201が意図する第2の無線ネットワーク130と接続状態になったことを知り、モバイルルータ201配下のノード202との通信を開始する(SQ707)。
その後、モバイルルータ201が、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に移動し、第2の無線部211Bと無線アクセスポイント131との接続が切れた場合、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220へ第2の無線ネットワーク130との接続が切断したことを示す無線接続情報を通知する(SQ708)。また、無線アクセスポイント131の接続状態通知部144は、モバイルルータ201のホームエージェント102へ、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130との接続が切断されたことを示す無線接続情報を通知する(SQ709)。ホームエージェント102の接続状態通知部155は、無線アクセスポイント131からの無線接続情報を受信すると、固定IPネットワーク100上の対向ノード101へ、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との接続が切断されたことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ710)。その後、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との接続が切れたことを知り、モバイルルータ201配下のノード202との第2の無線通信方式を利用した通信を中止する(SQ711)。
なお、ここでは、モバイルルータ201が2つの無線通信方式に対応している場合を説明したが、1つの無線通信方式にのみ対応している場合でも、3以上の無線通信方式に対応している場合でも同様である。
この実施の形態3によれば、無線アクセスポイント121,122,131がモバイルルータ201との接続状態をホームエージェント102に通知し、さらにホームエージェント102が固定IPネットワーク100上の対向ノード101に対してモバイルルータ201の無線ネットワーク110との接続状態をマルチキャストするようにしているので、モバイルルータ201配下のノード202と通信を行っているまたは行おうとしている対向ノード101は、モバイルルータ201の無線ネットワーク110との接続状況を把握することができ、必要な条件が整ったときにモバイルルータ201配下のノード202と通信を行うことが可能となるという効果を有する。つまり、対向ノード101は、どのタイミングでモバイルルータ201配下のノード202と通信を開始してよいのかの情報を得ることができ、むやみにノード202に対する通信を繰り返す必要がなくなる。また、対向ノード101は、モバイルルータ201の無線ネットワーク110との無線接続が切断されたことも知ることができるので、無線接続の切断後にモバイルルータ201配下のノード202に対してデータを送信することがなくなり、ノード202へ到達できなくなってしまうデータの発生を回避することができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、モバイルルータがつぎの無線エリアに移動する前に高速移動のための特別な準備を行わないで無線エリアに移動するようにしたものであるが、この実施の形態4では事前に準備をしてモバイルルータが無線エリアに移動する場合のホームエージェントが対向ノードのモバイルルータの無線接続状態を通知するモバイルルータのハンドオーバ方法について説明する。なお、この実施の形態4におけるネットワーク構成は実施の形態1と同一であり、モバイルルータ、無線アクセスポイントおよびホームエージェントの構成は実施の形態3と同一であるものとする。
図8は、モバイルルータが無線エリア内に移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120配下の無線アクセスポイント121の管理する無線エリアA1と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合を例に挙げて説明する。
まず、モバイルルータ201の第1の無線部211Aが第1の無線ネットワーク120の無線アクセスポイント121と接続中に、第2の無線部211Bは、何らかの手段で第2の無線ネットワーク130の無線エリアBがつぎに接続する無線エリアであることを検出すると、その無線エリアBについての無線エリア情報を事前に取得する。本体部220のモバイルルータ処理部222は、その無線エリア情報を用いて第2の無線ネットワーク130の無線エリアBへ移動した場合の気付アドレスを確定する。そして、無線エリアBでの気付アドレスとモバイルネットワークプレフィックスを含む位置登録を行うためのBUメッセージをホームエージェント102へ第1の無線部211Aを用いて送信して(SQ801)、ホームエージェント102からその応答であるBAckメッセージを受信する(SQ802)。これにより移動先の第2の無線ネットワーク130のサブネットへ移動しても、即時に通信可能となる。
その後、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130の無線エリアB内へ移動し、第2の無線部211Bが無線アクセスポイント131と接続すると、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ803)。また、モバイルルータ201と接続した無線アクセスポイント131の接続状態通知部144も、モバイルルータ201のホームエージェント102に、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ804)。この無線接続情報は、ホームエージェント102の接続状態通知部155によって取得される。
ホームエージェント102の接続状態通知部155は、無線接続情報を受信すると、移動後のモバイルルータ201と通信するための準備を既に完了しているので、すぐに固定IPネットワーク100上の対向ノード101へモバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ805)。固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、ホームエージェント102からの接続状態情報を監視し、モバイルルータ201が意図する第2の無線ネットワーク130と接続状態になったことを知ると、モバイルルータ201配下のノード202との通信を開始する。そして、対向ノード101は、ノード202と第2の無線通信方式を必要とする通信を実行する(SQ806)。たとえば、第2の無線通信方式は、第1の無線通信方式に比して高速でデータの送受信が行える方式である場合には、大容量のデータの送受信などを行うことができる。
その後、さらにモバイルルータ201が移動して、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に出て、第2の無線部211Bと無線アクセスポイント131との接続が切れた場合には、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは本体部220へ第2の無線ネットワーク130との接続が切断されたことを示す無線接続情報を通知する(SQ807)。また、無線アクセスポイント131の接続状態通知部144も、モバイルルータ201のホームエージェント102へ、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との無線接続が切断されたことを示す無線接続情報を通知する(SQ808)。ホームエージェント102の接続状態通知部155は、無線アクセスポイント131からの無線接続情報を受信すると、固定IPネットワーク100上の対向ノード101へ、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との接続が切断されたことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ809)。その後、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との無線接続が切れたことを知り、モバイルルータ201配下のノード202との第2の無線通信方式を用いた通信を中止する(SQ810)。
なお、ここでは、モバイルルータ201が2つの無線通信方式に対応している場合を説明したが、1つの無線通信方式にのみ対応している場合でも、3以上の無線通信方式に対応している場合でも同様である。
この実施の形態4によれば、モバイルルータ201が、つぎの無線エリアに移動する前に、ホームエージェント102に対してその無線エリアで通信するための準備を事前にしておくようにしたので、モバイルルータ201がつぎの無線エリアに移動してからホームエージェント102が固定IPネットワーク100上の対向ノード101へ接続状態情報をマルチキャストするまでの時間を短縮することができ、対向ノード101は、実施の形態3の場合に比してより長い時間、モバイルルータ201配下の対向ノード101との通信を行うことができるという効果を有する。
実施の形態5.
実施の形態3,4では、無線アクセスポイントがホームエージェントに対してモバイルルータの無線接続状態を通知するようにしたものであるが、この実施の形態5では、ホームエージェントが、モバイルルータからのBUメッセージを用いてモバイルルータの無線接続状態を判断するモバイルルータのハンドオーバ方法について説明する。この実施の形態5でも、図1と同じネットワーク構成を有する場合を例に挙げて説明する。また、モバイルルータとホームエージェントは、実施の形態3と同一の構成を有するものとする。
図9は、モバイルルータが無線エリア内に移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120配下の無線アクセスポイント121の管理する無線エリアA1と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合で、さらに無線エリアBへの移動前にモバイルルータ201が高速移動のための特別な準備をしていない場合を例に挙げて説明する。
まず、モバイルルータ201の第1の無線部211Aが第1の無線ネットワーク120の無線アクセスポイント121と接続中に、モバイルルータ201が無線エリアBに移動し、第2の無線部211Bが第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131を検出して接続すると、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ901)。
この例では、モバイルルータ201は第2の無線ネットワーク130の無線エリアBへの移動前に高速移動のための特別な準備をしていないことを前提としているので、無線接続情報を受信した後、モバイルルータ201の本体部220のモバイルルータ処理部222は、アクセスルータからのルータ広告を受信することにより(SQ902)、無線エリアBへ移動後のサブネット情報を取得し、移動後の気付アドレスを確定する。そして、ホームエージェント102に位置登録処理を行うためのBUメッセージを送信し(SQ903)、ホームエージェント102からその応答であるBAckメッセージを受信する(SQ904)。
ホームエージェント102の接続状態通知部144は、モバイルルータ201からのBUメッセージを受信すると、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130と接続したことを判断し、その旨を示す接続状態情報を作成して、固定IPネットワーク100上の対向ノード101へマルチキャストする(SQ905)。
固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、ホームエージェント102からの接続状態情報を監視し、接続状態情報を受信すると、モバイルルータ201が意図する第2の無線ネットワーク130と接続状態になったことを知り、モバイルルータ201配下のノード202との通信を開始する(SQ906)。
その後、モバイルルータ201が、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に移動し、第2の無線部211Bと無線アクセスポイント131との接続が切れた場合、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220へ第2の無線ネットワーク130との接続が切断したことを示す無線接続情報を通知する(SQ907)。なお、このとき、第1の無線部211Aは、第1の無線ネットワーク120と接続されている状態にあるものとする。
本体部220のモバイルルータ処理部222は、無線接続情報を受けると第2の無線ネットワーク130に対する無線接続が切れたので、第2の無線ネットワーク130に対する位置登録情報の削除を要求するBUメッセージを、接続中である第1の無線ネットワーク120を用いてホームエージェント102に送信する(SQ908)。
ホームエージェント102の位置登録管理部152は、モバイルルータ201から第2の無線ネットワーク130に対する位置登録情報の削除要求を含むBUメッセージを受信すると、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130との接続が切れたと判断し、位置登録情報格納部153の対応する位置登録情報を更新し、位置登録情報の削除要求に対する応答であるBAckメッセージをモバイルルータ201に送信する(SQ909)。また、ホームエージェント102の接続状態通知部155は、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との無線接続が切れたことを示す接続状態情報を、固定IPネットワーク100上の対向ノード101へマルチキャストする(SQ910)。その後、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との接続が切れたことを知り、モバイルルータ201配下のノード202との通信を中止する(SQ911)。
なお、ここでは、モバイルルータ201が2つの無線通信方式に対応している場合を説明したが、1つの無線通信方式にのみ対応している場合でも、3以上の無線通信方式に対応している場合でも同様である。
この実施の形態5によれば、モバイルルータ201が送信する位置登録に関するBUメッセージから、ホームエージェント102がモバイルルータ201の無線接続状態を判断するようにしたので、実施の形態3,4のように無線アクセスポイント121,122,131にモバイルルータ201の無線接続状況をホームエージェント102に通知する機能を特別に設けなくてもよく、実施の形態3,4に比してモバイルルータ201の無線接続状態を通知するためのトラフィックを削減することができるという効果を有する。
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、実際に無線接続が切れた後でモバイルルータ配下のノードや固定IPネットワーク上の対向ノードに無線接続状態を通知するものであるが、この実施の形態6では、モバイルルータが移動先の無線エリアの範囲とモバイルルータの移動速度から無線接続が切れるタイミングを計算し、実際に無線接続が切れる前にモバイルルータ配下のノードや固定IPネットワーク上の対向ノードに無線接続状態を通知する場合を説明する。
図10は、この発明にかかるモバイルルータの実施の形態6の構成を模式的に示すブロック図である。このモバイルルータ201は、実施の形態1の図2において、モバイルルータ201(モバイルネットワーク200)の移動速度を取得する移動速度取得部224と、移動速度と移動先の無線エリアの大きさからその無線エリアでの接続時間を算出する接続時間算出部225と、算出された接続時間を記憶する接続時間記憶部226と、をさらにその本体部220に備える構成を有する。
移動速度取得部224は、モバイルルータ201の移動速度を取得する機能を有する。たとえば、モバイルルータ201が、車両などの移動体に設けられる場合には、車両に付属されている速度計から出力される速度情報を移動速度として取得する。また、モバイルルータ201自身に、その移動速度を計測する速度計を設けてもよい。
接続時間算出部225は、アクセスルータ111から送信されるルータ広告中に含まれる移動先の無線エリアの通信範囲の大きさであるエリアサイズ情報と、移動速度取得部224から取得されるモバイルルータ201の移動速度とを用いて、移動先の無線エリアを通過する接続時間を求める機能を有する。
接続時間記憶部226は、接続時間算出部225によって算出された移動先の無線エリアを通過するのに要する接続時間を記憶する機能を有する。
なお、接続情報処理部223は、実施の形態1で説明した機能のほかに、移動先の無線エリアの無線アクセスポイント121,122,131と無線接続してから、接続時間記憶部226に記憶される接続時間が経過する前に、無線エリアとの無線接続を切断することを示す接続状態情報を配下のノード202に送信する機能をさらに有する。
また、モバイルルータ処理部222も、実施の形態1で説明した機能のほかに、移動先の無線エリアの無線アクセスポイント121,122,131と無線接続してから、接続時間記憶部226に記憶される接続時間が経過する前に、その無線通信方式に対応する無線部211A,211Bを用いてホームエージェント102にその無線ネットワーク110に対する位置登録情報の削除要求のためのBUメッセージを送信する機能を有する。
この実施の形態6では、アクセスルータ111は、そのインタフェースに接続され、自装置で管理する全ての無線アクセスポイント121,122,131のエリアサイズ情報を保持しており、それぞれの無線アクセスポイント121,122,131の無線エリアA1,A2,Bのエリアサイズ情報を含むルータ広告を送信している例を挙げる。この場合、アクセスルータ111は、インタフェース毎(サブネット毎)に、そのインタフェースに接続される無線アクセスポイントのエリアサイズ情報が拡張オプションで追加されたルータ広告(サブネット用ルータ広告)を生成して、そのインタフェースに接続されるサブネットへと送信しているものとする。なお、アクセスルータ111が無線アクセスポイント121,122,131に関するエリアサイズ情報を含むルータ広告の送信方法は、モバイルルータ201に接続先の無線アクセスポイント121,122,131の無線エリアA1,A2,Bのエリアサイズ情報を通知することができればどのような方法であってもよい。
つぎに、このようなモバイルルータ201を有する無線通信ネットワークにおける動作について説明する。図11は、モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合で、さらに無線エリアBへの移動前にモバイルルータ201が高速移動のための特別な準備をしていない場合を例に挙げて説明する。
まず、モバイルルータ201が無線エリアBに移動し、第2の無線部211Bが第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131を検出して接続すると、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、本体部220の接続情報処理部223へ第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を通知する(SQ1101)。この無線接続情報は、本体部220の接続情報処理部223によって取得される。
この例では、モバイルルータ201は第2の無線ネットワーク130の無線エリアBへの移動前に高速移動のための特別な準備をしていないことを前提としているので、無線接続情報を受信した後、モバイルルータ201の本体部220のモバイルルータ処理部222は、アクセスルータ111からの無線アクセスポイント131を経由したルータ広告を受信することにより(SQ1102)、無線エリアBへ移動後のサブネット情報を取得し、移動後の気付アドレスを確定する。なお、このルータ広告には、無線アクセスポイント131の無線エリアBのエリアサイズ情報が含まれているので、モバイルルータ処理部222は、そこから移動後の無線エリアBのエリアサイズ情報も取得する。このとき、接続時間算出部225は、移動速度取得部224から取得したモバイルルータ201の移動速度と、ルータ広告中から取得した無線エリアBのエリアサイズ情報とを用いて、移動先である無線エリアBの通過時間、すなわち接続時間を算出し、接続時間記憶部226に格納する。
また、モバイルルータ201のモバイルルータ処理部222は、ホームエージェント102に位置登録のためのBUメッセージを送信し(SQ1103)、ホームエージェント102からその応答であるBAckメッセージを受信する(SQ1104)。これにより、モバイルルータ201は、移動先の無線エリアBのサブネットで無線接続準備ができたので、本体部220の接続情報処理部223は、モバイルルータ201配下のノード202へ第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ1105)。
また、ホームエージェント102は、SQ1104でモバイルルータ201にBAckメッセージを送信した後に、固定IPネットワーク100上の対向ノード101へ、モバイルルータ201が第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ1106)。以上により、モバイルルータ201配下のノード202は、固定IPネットワーク100上の対向ノード101と第2の無線通信方式で通信を行うことができ、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、モバイルルータ201配下のノード202と第2の無線通信方式を利用した通信を行うことが可能になったことを認識して、通信を行うことができる状態となる(SQ1107)。
その後、モバイルルータ201のモバイルルータ処理部222は、接続時間記憶部226に記憶されている第2の無線ネットワーク130との接続時間から、実際に接続が切れる前に第2の無線ネットワーク130を用いてホームエージェント102に第2の無線ネットワーク130に対する位置登録情報の削除要求のためのBUメッセージを送信する(SQ1108)。また、モバイルルータ201の接続情報処理部223は、配下のノード202に第2の無線ネットワーク130との無線接続が切れることを示す接続状態情報を通知する(SQ1109)。これにより、モバイルルータ201配下のノード202は、第2の無線通信方式での通信を中止する(SQ1110)。
一方、ホームエージェント102は、SQ1108でモバイルルータ201から第2の無線ネットワーク130に対する位置登録情報の削除要求のためのBUメッセージを受信すると、位置登録情報格納部153内の対応する位置登録情報の更新処理を行った後に、その応答であるBAckメッセージをモバイルルータ201に送信する(SQ1111)。また、ホームエージェント102は、固定IPネットワーク100上の対向ノード101に対してモバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との接続が切れたことを示す接続状態情報をマルチキャストする(SQ1112)。これにより、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、第2の無線通信方式でのモバイルルータ201配下のノード202との通信を中止する(SQ1113)。
その後、モバイルルータ201が移動することによって第2の無線ネットワーク130の無線エリアBを外れ、実際に第2の無線部211Bと無線エリアBの無線アクセスポイント131との接続が切れたとき、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bは、第2の無線ネットワーク130との無線接続が切断したことを示す無線接続情報を通知するが(SQ1114)、実際に接続が切れる前に切断時の処理は済んでいるので、本体部220は、これに対する処理を特に何も行わない。
なお、ここでは、モバイルルータ201が2つの無線通信方式に対応している場合を説明したが、1つの無線通信方式にのみ対応している場合でも、3以上の無線通信方式に対応している場合でも同様である。
この実施の形態6によれば、モバイルルータ201が無線エリアのサイズとモバイルルータ201の移動速度から無線接続が切れるタイミングを計算し、実際に無線接続が切れる前にモバイルルータ201配下のノード202や固定IPネットワーク100上の対向ノード101に無線切断状態を通知するようにしたので、実際に無線接続が切れた後に無線接続の切断を示す接続状態情報が到着するまでの間に送信され、モバイルルータ201配下のノード202や固定IPネットワーク100上の対向ノード101に到達できなくなってしまうパケットの発生を抑制することができるという効果を有する。
実施の形態7.
実施の形態1,2,6では、モバイルルータが、その配下のノードに対して無線接続の状態を示す接続状態情報をマルチキャストしていたが、この実施の形態7では、接続状態情報の通知をモバイルノードに登録したノードに対してのみユニキャストで送信する場合を例に挙げて説明する。
図12は、この発明にかかるモバイルルータの実施の形態7の構成を模式的に示すブロック図である。このモバイルルータ201は、実施の形態1の図2において、モバイルルータ201が移動先の無線エリアに接続した際に接続状態情報の通知を希望する配下のノード202についての情報である接続状態通知ノード情報を格納する接続状態通知ノード情報格納部227をさらにその本体部220に備える構成を有する。
また、接続情報処理部223は、接続状態情報メッセージの送信を希望するモバイルルータ201配下のノード202から送信される無線接続状態通知登録要求メッセージを受信して、接続状態通知ノード情報格納部227に登録処理を行うとともに、いずれかの無線部211A,211Bから無線接続情報を受信した後に、接続状態通知ノード情報格納部227に登録されているノード202に対してのみ接続状態情報をユニキャストで送信する機能を有する。
ここで、このような構成のモバイルルータ201の動作について説明する。図13は、モバイルルータによる接続状態情報メッセージの通知登録処理と、モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理の手順を示すシーケンス図である。ここでは、図1でモバイルルータ201が、たとえば第1の無線ネットワーク120と接続した状態から、第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131の管理する無線エリアBへと移動する場合を例に挙げて説明する。
まず、モバイルルータ201配下のノード202のうちモバイルルータ201から接続状態情報メッセージの通知を希望するノード202は、モバイルルータ201に対して無線接続状態通知登録要求メッセージを送信する(SQ1301)。モバイルルータ201の本体部220の接続情報処理部223は、無線状態通知登録要求メッセージを受信すると、接続状態通知ノード情報格納部227にそのメッセージを送信したノード202を登録し(SQ1302)、無線状態通知登録応答メッセージをそのノード202に送信する(SQ1303)。
その後、たとえば、モバイルルータ201が無線エリアBに移動し、第2の無線部211Bが第2の無線ネットワーク130配下の無線アクセスポイント131を検出して接続したとする。モバイルルータ201の接続情報処理部223が、第2の無線部211Bの接続状態検出部214から第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131と接続したことを示す無線接続情報を取得すると(SQ1311)、接続情報処理部223は、接続状態通知ノード情報格納部227に登録されているノード202にのみ第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す接続状態情報をユニキャストで通知する(SQ1312)。その後は、たとえば実施の形態1で説明したように、第2の無線通信方式を用いた通信が開始される。
その後、モバイルルータ201がさらに移動して、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に移動し、無線アクセスポイント131との接続が切れた場合に、接続情報処理部223が、第2の無線部211Bの接続状態検出部214Bから第2の無線ネットワーク130の無線アクセスポイント131との接続が切れたことを示す無線接続情報を取得すると(SQ1321)、接続状態通知ノード情報格納部227に登録されているノード202にのみ第2の無線ネットワーク130との無線接続が切断したことを示す接続状態情報をユニキャストで通知する(SQ1322)。以上により、接続状態情報の通知希望するモバイルネットワーク200内のノード202にのみ接続状態情報を送信する場合の処理が終了する。なお、SQ1303以後のモバイルルータ201による無線ネットワーク110への接続の処理は、上述した実施の形態1,2,6で説明したいずれの手順で行われるものであってもよい。
この実施の形態7によれば、接続状態通知ノード情報格納部227に登録されているノード202に対してのみ、接続状態情報をユニキャストで送信するようにしたので、不必要なトラフィックを削減することができるという効果を有する。
実施の形態8.
実施の形態1,2,6,7では、モバイルルータが無線ネットワークとの接続状態を示す接続状態情報の通知を配下のノードに送信する機能をもつことを前提としたものであるが、モバイルルータが実施の形態3〜5のようにそのような機能を有さない場合も存在する。そこで、この実施の形態8では、モバイルルータ配下のノードが、モバイルルータが接続状態情報の通知機能を有するか否かの問合せを行う場合について説明する。つまり、モバイルルータ201のモバイルルータ処理部222に、自装置の配下のノード202に接続状態情報の通知機能を有するか否かの問合せメッセージに対する応答機能が設けられる構成を有している。
図14は、モバイルネットワーク内のノードによるモバイルルータへの問合せ処理の手順を示すシーケンス図である。まず、モバイルルータ201配下のノード202は、モバイルルータ201に、モバイルルータ201が無線ネットワーク110との接続状態を示す接続状態情報を通知する機能すなわち接続情報処理部223を有するか否かを確認するための接続状態通知サポート確認メッセージを送信する(SQ1401)。モバイルルータ201のモバイルルータ処理部222は、自装置が接続状態情報を配下のノードに通知する機能を有するか否かを示す接続状態通知サポート応答メッセージを送信する(SQ1402)。
たとえば、実施の形態1,2,6,7で説明したように、モバイルルータ201が接続情報処理部223を有し、配下のノード202に接続状態情報を通知する機能をサポートしている場合には、接続状態情報の通知機能を有することを示す接続状態通知サポート応答メッセージを作成して送信する。その後、モバイルルータ201が新たな無線エリアに移動した場合には、実施の形態1,2,6,7で説明したシーケンス処理が実行される。また、実施の形態3〜5のようにモバイルルータ201が配下のノード202に接続状態情報を通知する機能をサポートしていない場合には、接続状態情報の通知機能を有さないことを示す接続状態通知サポート応答メッセージを作成して送信する。
このような構成により、たとえば、実施の形態1,2,6,7に示すように接続情報処理部223を備えるモバイルルータ201と実施の形態3〜5に示すように接続情報処理部223を備えないモバイルルータ201とが、出荷された製品として混在している場合に、あるモバイルネットワーク200に配置されたノード202は、そのモバイルルータ201が一体どちらの製品なのかを判別することができない。より具体的には、実際には接続情報処理部223を備えないモバイルルータ201に接続されているにもかかわらず、接続情報処理部223を備えるモバイルルータ201の配下で機能するように設定されたノード202の場合、そのノード202はモバイルルータ201からの接続状態情報をずっと待ち続けてしまうことになる。その結果、いつまでたっても通信を開始できなくなってしまうというような事態が生じ得る。しかし、上記したように、接続情報処理部223を備えるか否かの確認をモバイルネットワーク200内のノード202からモバイルルータ201に対して行うようにすることができれば、このような事態を回避することが可能となる。
この実施の形態8によれば、モバイルルータ201が、配下のノード202からの問合せに応じて接続状態情報の通知機能のサポート状況を応答できるようにしたので、接続状態情報の通知機能のサポート状況に応じてモバイルルータ201配下のノード202は通信方法を選択することができるという効果を有する。
実施の形態9.
実施の形態3〜5では、ホームエージェントが固定IPネットワーク上のノードに対して、モバイルルータの無線接続状態をマルチキャストする場合を示したが、この実施の形態9では、ホームエージェントによる無線接続状態の通知を、登録したノードに対してのみユニキャストで送信する場合について説明する。
図15は、この発明にかかるホームエージェントの実施の形態9の概略構成を模式的に示すブロック図である。このホームエージェント102は、実施の形態3の図6において、モバイルルータ201の無線接続の状態である接続状態情報の通知を希望する固定IPネットワーク100上の対向ノード101が登録されている接続状態通知ノード情報を格納する接続状態通知ノード情報格納部156をさらに備える構成を有する。
また、接続状態通知部155は、接続状態情報メッセージの送信を希望する固定IPネットワーク100上の対向ノード101から送信される無線状態通知登録要求メッセージを受信して、接続状態通知ノード情報格納部156に登録処理を行うとともに、無線アクセスポイント121,122,131からモバイルルータ201が無線ネットワーク110に接続したことを示す無線接続情報を受信した後に、接続状態通知ノード情報格納部156に登録されている対向ノード101に対してのみ接続状態情報をユニキャストで送信する機能を有する。
ここで、このような構成のホームエージェントにおける無線状態通知登録処理と接続状態情報の通知処理について、図16のシーケンス図を参照しながら説明する。まず、固定IPネットワーク100上の対向ノード101のうちホームエージェント102からの接続状態情報メッセージの通知を希望する対向ノード101は、ホームエージェント102に対して無線状態通知登録要求メッセージを送信する(SQ1601)。ホームエージェント102の接続状態通知部155は、無線状態通知登録要求メッセージを受信すると、接続状態通知ノード情報格納部156にそのメッセージを送信した対向ノード101を登録し(SQ1602)、無線状態通知登録応答メッセージをその対向ノード101に送信する(SQ1603)。
その後、たとえば、モバイルルータ201が無線エリアBに移動して第2の無線ネットワーク130と接続したことを示す無線接続情報を無線アクセスポイント131から受信すると(SQ1611)、ホームエージェント102の接続状態通知部155は、接続状態通知ノード情報格納部156に登録されている対向ノード101に対して、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との無線接続を示す接続状態情報をユニキャストで通知する(SQ1612)。その後は、たとえば実施の形態3で説明したように、第2の無線通信方式を用いた通信が開始される。
その後、モバイルルータ201がさらに移動して、第2の無線ネットワーク130の無線エリアBの外に移動したことを示す無線接続情報を無線アクセスポイント131から受信すると(SQ1621)、ホームエージェント102の接続状態通知部155は、接続状態通知ノード情報格納部156に登録されている対向ノード101に対して、モバイルルータ201と第2の無線ネットワーク130との無線接続が切断されたことを示す接続状態情報をユニキャストで通知する(SQ1622)。以上により、接続状態情報の通知希望する固定IPネットワーク100内の対向ノード101にのみ接続状態情報を送信する場合の処理が終了する。
なお、図16では、実施の形態3のように無線アクセスポイント131から無線接続情報を受信してホームエージェント102が接続状態情報を対向ノード101に送信する場合を例に挙げたが、実施の形態4〜6のようにホームエージェント102がモバイルルータ201と無線ネットワーク110との接続状態を検出した場合にも、同様に適用することができる。
この実施の形態9によれば、ホームエージェント102の接続状態通知ノード情報格納部156に登録されている対向ノード101に対してのみ、接続状態情報をユニキャストで送信するようにしたので、不必要なトラフィックを削減することが可能となる。また、対向ノード101が移動した場合でも、そのホームアドレス宛にモバイルルータ201の無線接続状況を通知することができるという効果を有する。
実施の形態10.
実施の形態3〜6,9では、ホームエージェントが接続状態情報を固定IPネットワーク上の対向ノードに送信する機能を有することを前提としたものであるが、ホームエージェントがそのような機能を有さない場合もある。そこで、この実施の形態10では、固定IPネットワーク上の対向ノードが、ホームエージェントに接続状態情報の通知機能を有するか否かの問合せを行う場合について説明する。つまり、ホームエージェント102の位置登録管理部152に、接続状態情報の通知機能を有するか否かの問合せメッセージに対する応答機能が設けられる構成を有している。
図17は、固定IPネットワーク上の対向ノードによるホームエージェントへの問合せ処理の手順を示すシーケンス図である。まず、固定IPネットワーク100上の対向ノード101は、ホームエージェント102に、ホームエージェント102がモバイルルータ201と無線ネットワーク110との間の接続状態を示す接続状態情報を対向ノード101に通知する機能すなわち接続状態通知部155を有するか否かを確認するための接続状態通知サポート確認メッセージを送信する(SQ1701)。ホームエージェント102は、自装置が接続状態情報を対向ノード101に通知する機能を有するか否かを示す接続状態通知サポート応答メッセージを送信する(SQ1702)。
たとえば、実施の形態3〜6,9で説明したように、ホームエージェント102が接続状態通知部155を有し、固定IPネットワーク100上の対向ノード101に接続状態情報を通知する機能をサポートしている場合には、接続状態情報の通知機能を有することを示す接続状態通知サポート応答メッセージを作成して送信する。その後、モバイルルータ201が新たな無線エリアに移動した場合には、実施の形態3〜6,9で説明したシーケンス処理が実行される。また、実施の形態1,2,7,8のようにホームエージェント102が対向ノード101に接続状態情報を通知する機能をサポートしていない場合には、接続状態情報の通知機能を有さないことを示す接続状態通知サポート応答メッセージを作成して送信する。
この実施の形態10によれば、ホームエージェント102が問合せに応じて無線接続状態通知機能のサポート状況を応答できるようにしたので、そのサポート状況に応じて固定IPネットワーク100上の対向ノード101が通信方法を選択することができるという効果を有する。
以上のように、この発明にかかるモバイルルータは、複数のノードを有し、これらのノードが一体的に移動するようなモバイルネットワークの固定IPネットワークとの無線接続処理に適している。
この発明によるモバイルルータを備える無線通信ネットワークの構成の一例を示す図である。 この発明によるモバイルルータの機能構成を模式的に示すブロック図である。 モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。 モバイルルータが無線エリア内に移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。 この発明による無線アクセスポイントの実施の形態3の概略構成を模式的に示すブロック図である。 この発明によるホームエージェントの実施の形態3の概略構成を模式的に示すブロック図である。 モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。 モバイルルータが無線エリア内に移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。 モバイルルータが無線エリア内に移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。 この発明によるモバイルルータの実施の形態6の構成を模式的に示すブロック図である。 モバイルルータが新たな無線エリアに移動した場合のネットワーク全体の動作処理手順を示すシーケンス図である。 この発明によるモバイルルータの実施の形態7の構成を模式的に示すブロック図である。 モバイルルータによる接続状態情報メッセージの通知登録処理と接続状態情報の通知処理の手順を示すシーケンス図である。 モバイルネットワーク内のノードによるモバイルルータへの問合せ処理の手順を示すシーケンス図である。 この発明によるホームエージェントの実施の形態9の概略構成を模式的に示すブロック図である。 ホームエージェントにおける無線状態通知登録処理と接続状態情報の通知処理の手順を示すシーケンス図である。 固定IPネットワーク上の対向ノードによるホームエージェントへの問合せ処理の手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
100 固定IPネットワーク
101 対向ノード
102 ホームエージェント
110,120,130 無線ネットワーク
111 アクセスルータ
121,122,131 無線アクセスポイント
141,151 無線通信部
142 通信部
143,154 転送処理部
144,155 接続状態通知部
152 位置登録管理部
153 位置登録情報格納部
156,227 接続状態通知ノード情報格納部
200 モバイルネットワーク
201 モバイルルータ
202 ノード
210,211A,211B 無線部
212A,212B 無線インタフェース部
213A,213B 無線インタフェース制御部
214A,214B 接続状態検出部
220 本体部
221 接続情報処理部
222 モバイルルータ処理部
223 通信部
224 移動速度取得部
225 接続時間算出部
226 接続時間記憶部

Claims (38)

  1. 固定IPネットワークに接続される無線ネットワーク内の複数の無線基地局間を、通信端末によって形成されるモバイルネットワークとともに移動しながら所定の無線通信方式で通信を行うモバイルルータであって、
    前記無線基地局の無線エリア内で無線通信を行う無線インタフェース手段と、
    自装置と配下の前記通信端末の位置登録処理を行うとともに、前記モバイルネットワークと前記固定IPネットワークとの間の通信を中継するモバイルルータ処理手段と、
    移動中における前記無線インタフェース手段と無線基地局との無線接続状態の変更を検出する接続状態検出手段と、
    前記接続状態検出手段によって検出された無線接続状態を接続状態情報として前記モバイルネットワーク内の前記通信端末に送信する接続情報処理手段と、
    を備えることを特徴とするモバイルルータ。
  2. 前記接続状態検出手段は、新たな無線基地局と接続した場合に、その接続を示す無線接続情報を前記モバイルネットワーク内の前記通信端末に通知し、
    前記接続情報処理手段は、前記モバイルルータ処理手段による新たな無線基地局への移動に伴う位置登録処理が完了してから前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のモバイルルータ。
  3. 前記モバイルルータ処理手段は、つぎに移動する無線基地局に関する情報をその無線エリアに移動する前に取得して、該無線基地局への移動に伴う位置登録処理を、その無線エリアに移動する前に完了し、
    前記接続情報処理手段は、前記つぎの無線基地局の無線エリアへ移動して無線接続するとすぐに前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のモバイルルータ。
  4. 自装置の移動速度を取得する移動速度取得手段と、
    前記固定IPネットワークと前記無線ネットワークとを接続するアクセスルータから受信するルータ広告中に含まれる移動先の無線エリアの大きさを示すエリアサイズ情報と、前記移動速度取得手段で取得された移動速度とを用いて、前記移動先の無線エリアにおける接続時間を算出する接続時間算出手段と、
    をさらに備え、
    前記接続情報処理手段は、前記接続状態検出手段によって前記移動先の無線基地局との無線接続を検出してから前記接続時間算出手段によって算出された接続時間が経過する前に、前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のモバイルルータ。
  5. 前記接続情報処理手段は、前記モバイルネットワークに前記接続状態情報をマルチキャストすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のモバイルルータ。
  6. 前記接続情報処理手段は、前記接続状態情報の送信を希望する前記モバイルネットワーク内の通信端末を示す接続状態通知ノード情報に基づいて、前記接続状態情報をユニキャストすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のモバイルルータ。
  7. 前記モバイルルータ処理手段は、前記モバイルネットワーク内の通信端末からの前記接続情報処理手段の有無の問合せに対して応答する機能をさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のモバイルルータ。
  8. 前記無線インタフェース手段と前記接続状態検出手段は、異なる無線通信方式ごとに複数設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のモバイルルータ。
  9. 前記接続状態情報には、無線接続した無線通信方式の種類が含まれることを特徴とする請求項8に記載のモバイルルータ。
  10. 前記モバイルルータ処理手段は、同時に2以上の無線通信方式と接続される場合には、所定の基準にしたがって選択される無線通信方式の無線インタフェース手段による無線接続を行うことを特徴とする請求項9に記載のモバイルルータ。
  11. 通信端末によって形成されるモバイルネットワークとともに移動しながら無線通信を行うモバイルルータと、前記モバイルルータの位置情報を管理して、前記モバイルルータ配下の通信端末とその相手通信端末との間による通信を可能にする位置管理装置が接続される固定IPネットワークと、を結ぶ無線基地局であって、
    前記モバイルルータが当該無線基地局と接続したことを検出すると、前記位置管理装置に前記モバイルルータが無線接続したことを示す無線状態情報を送信する接続状態通知手段を備えることを特徴とする無線基地局。
  12. 通信端末によって形成されるモバイルネットワークとともに固定IPネットワークに接続された無線基地局の間を移動しながら無線通信を行うモバイルルータの位置情報を管理して、前記モバイルルータ配下の通信端末とその相手通信端末との間による通信を可能にする位置管理装置であって、
    前記モバイルルータからの無線基地局間の移動に伴う位置登録情報を受信して管理する位置登録管理手段と、
    前記位置登録情報に基づいて前記モバイルルータの行う通信を処理する転送処理手段と、
    前記モバイルルータと前記無線基地局との無線接続状態が変化したことを検知すると、前記相手通信端末にその接続状態を示す接続状態情報を送信する接続状態通知手段と、
    を備えることを特徴とする位置管理装置。
  13. 前記接続状態通知手段は、前記モバイルルータが前記無線基地局と無線接続したことを検知した後に送信する位置登録情報を受信した後に、前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項12に記載の位置管理装置。
  14. 前記接続状態通知手段は、前記位置登録管理手段による前記モバイルルータから位置登録情報の受信後、前記モバイルルータと前記無線基地局との間の無線接続を示す無線接続情報を前記無線基地局から受信した後に、前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項12に記載の位置管理装置。
  15. 前記接続状態通知手段は、前記モバイルルータからの前記位置登録情報を受信すると、前記相手通信端末に前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項12に記載の位置管理装置。
  16. 前記接続状態通知手段は、前記接続状態情報を前記固定IPネットワークに接続される相手通信端末にマルチキャストすることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1つに記載の位置管理装置。
  17. 前記接続状態通知手段は、前記接続状態情報の送信を希望する前記固定IPネットワーク上の通信端末を示す接続状態通知ノード情報に基づいて、前記接続状態情報をユニキャストすることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1つに記載の位置管理装置。
  18. 前記位置登録管理手段は、前記固定IPネットワーク上の相手通信端末からの前記接続状態通知手段の有無の問合せに対して応答する機能をさらに有することを特徴とする請求項12〜17のいずれか1つに記載の位置管理装置。
  19. 前記接続状態情報には、無線接続した無線通信方式の種類が含まれることを特徴とする請求項12〜18のいずれか1つに記載の位置管理装置。
  20. モバイルルータとその配下に接続される通信端末によって構成され、全体で移動可能なモバイルネットワークと、
    前記モバイルルータの位置登録情報を管理する位置管理装置と、前記モバイルルータ配下の通信端末の通信相手である相手通信端末と、を有する固定IPネットワークと、
    前記モバイルルータと所定の無線通信方式で無線通信を行う無線基地局を有し、前記固定IPネットワークとアクセスルータを介して接続される無線ネットワークと、
    を備えて構成される無線通信ネットワークでのモバイルルータのハンドオーバ方法であって、
    前記モバイルルータは、移動によって新たな無線基地局と無線接続するとともに、前記位置管理装置に対して前記無線基地局での位置登録情報の登録処理を行った後に、配下の前記通信端末に無線接続したことを示す接続状態情報を送信する第1の接続状態通知工程と、
    前記モバイルルータ配下の通信端末は、前記相手通信端末と前記無線基地局を介した無線通信を行う通信処理工程と、
    前記モバイルルータは、移動によって前記無線基地局との無線接続が切断したことを検出すると、配下の前記通信端末に無線接続が切断したことを示す接続状態情報を送信する第2の接続状態通知工程と、
    を含むことを特徴とするモバイルルータのハンドオーバ方法。
  21. 前記第1の接続状態通知工程では、前記モバイルルータは、新たな無線基地局の無線エリアに移動して無線接続し、該無線エリア内で前記位置管理装置に前記無線基地局での位置登録情報の登録処理を行った後に、前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項20に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  22. 前記第1の接続状態通知工程では、前記モバイルルータは、つぎに無線接続する無線基地局に関する情報を無線接続する前に取得して、その無線基地局に無線接続した場合の位置登録情報を前記位置管理装置に登録した後に、前記つぎの無線基地局の無線エリアに移動して無線接続したときに、前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項20に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  23. 前記第1と前記第2の接続状態通知工程で、前記モバイルルータは前記接続状態情報を、配下の前記通信端末にマルチキャストすることを特徴とする請求項20〜22のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  24. 前記モバイルルータは、前記接続状態情報の通知を要求する配下の通信端末を、接続状態通知ノード情報として登録する接続状態通知登録工程をさらに含み、
    前記第1と前記第2の接続状態通知工程では、前記モバイルルータは、前記接続状態通知ノード情報に基づいて前記接続状態情報をユニキャストすることを特徴とする請求項21〜23のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  25. 前記無線ネットワークは、異なる無線通信方式によって前記モバイルルータと無線接続を行う複数の無線ネットワークから構成され、
    前記モバイルルータは、異なる複数の無線通信方式での無線接続に対応していることを特徴とする請求項20〜24のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  26. 前記第1の接続状態通知工程では、前記モバイルルータは同時に2以上の異なる無線通信方式の無線基地局と接続される場合に、所定の基準にしたがって選択される無線通信方式による無線接続が行われることを特徴とする請求項25に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  27. 前記モバイルルータは、その配下の前記通信端末による、当該モバイルルータが前記接続状態情報の通知機能を備えるか否かの要求に対して応答するサポート状態応答工程をさらに含み、
    前記モバイルルータ配下の前記通信端末は、その応答に基づいて、通信処理の設定を行うことを特徴とする請求項20〜26のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  28. モバイルルータとその配下に接続される通信端末によって構成され、全体で移動可能なモバイルネットワークと、
    前記モバイルルータの位置登録情報を管理する位置管理装置と、前記モバイルルータ配下の通信端末の通信相手である相手通信端末と、を有する固定IPネットワークと、
    前記モバイルルータと所定の無線通信方式で無線通信を行う無線基地局を有し、前記固定IPネットワークとアクセスルータを介して接続される無線ネットワークと、
    を備えて構成される無線通信ネットワークでのモバイルルータのハンドオーバ方法であって、
    前記位置管理装置は、前記モバイルルータの新たな無線基地局との無線接続を認識するとともに、前記モバイルルータによる前記無線基地局での位置登録情報の登録処理を行った後に、前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末に無線接続したことを示す接続状態情報を送信する第1の接続状態通知工程と、
    前記相手通信端末は、前記モバイルルータ配下の前記通信端末と前記無線基地局を介した無線通信を行う通信処理工程と、
    前記位置管理装置は、前記モバイルルータと前記無線基地局の間の無線接続の切断を認識すると、前記相手通信端末に無線接続が切断したことを示す接続状態情報を送信する第2の接続状態通知工程と、
    を含むことを特徴とするモバイルルータのハンドオーバ方法。
  29. 前記第1の接続状態通知工程では、前記無線基地局によって前記モバイルルータと無線接続したことが前記位置管理装置に通知された後、前記モバイルルータによって前記位置管理装置に前記無線基地局での位置登録情報の登録処理が行われたときに、前記位置管理装置は前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項28に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  30. 前記第1の接続状態通知工程では、前記モバイルルータによってつぎに無線接続する無線基地局に無線接続した場合の位置登録情報が該無線基地局に無線接続する前に前記位置管理装置に登録された後、前記無線基地局によって前記モバイルルータと無線接続したことが前記位置管理装置に通知されたときに、前記位置管理装置は前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項28に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  31. 前記第1の接続状態通知工程では、前記モバイルルータと新たな無線基地局との無線接続後、前記モバイルルータによって前記無線基地局での位置登録情報が前記位置管理装置に登録されたときに、前記位置管理装置は前記接続状態情報を送信し、
    前記第2の接続状態通知工程では、前記モバイルルータと前記無線基地局との無線接続の切断後、前記モバイルルータによって前記無線基地局での位置登録情報の削除が前記位置管理装置に要求されたときに、前記位置管理装置は前記接続状態情報を送信することを特徴とする請求項28に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  32. 前記第1と前記第2の接続状態通知工程で、前記位置管理装置は前記接続状態情報を、前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末にマルチキャストすることを特徴とする請求項28〜31のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  33. 前記位置管理装置は、前記接続状態情報の通知を要求する前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末を接続状態通知ノード情報として登録する接続状態通知登録工程をさらに含み、
    前記第第1と前記第2の接続状態通知工程では、前記位置管理装置は、前記接続状態通知ノード情報に基づいて前記接続状態情報をユニキャストすることを特徴とする請求項28〜31のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  34. 前記位置管理装置は、前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末による、当該位置管理装置が前記接続状態情報の通知機能を備えるか否かの要求に対して応答するサポート状態応答工程をさらに含み、
    前記相手通信端末は、その応答に基づいて、通信処理の設定を行うことを特徴とする請求項28〜33のいずれか1つに記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  35. モバイルルータとその配下に接続される通信端末によって構成され、全体で移動可能なモバイルネットワークと、
    前記モバイルルータの位置登録情報を管理する位置管理装置と、前記モバイルルータ配下の通信端末の通信相手である相手通信端末と、を有する固定IPネットワークと、
    前記モバイルルータと所定の無線通信方式で無線通信を行う無線基地局を有し、前記固定IPネットワークとアクセスルータを介して接続される無線ネットワークと、
    を備えて構成される無線通信ネットワークでのモバイルルータのハンドオーバ方法であって、
    前記モバイルルータは、移動によって新たな無線基地局と無線接続するとともに、前記位置管理装置に対して前記無線基地局での位置登録情報の登録処理を行った後に、配下の前記通信端末に無線接続したことを示す接続状態情報を送信する第1の接続状態通知工程と、
    前記位置管理装置は、前記通信端末の位置登録情報の登録処理の終了後に、前記相手通信端末に前記モバイルルータが無線接続されたことを示す接続状態情報を送信する第2の接続状態通知工程と、
    前記モバイルルータ配下の前記通信端末および/または前記相手通信端末は、互いに前記無線基地局を介して無線通信を行う通信処理工程と、
    前記モバイルネットワークの移動速度を取得する移動速度取得工程と、
    前記モバイルルータは、前記位置登録工程で取得した、前記アクセスルータからの前記ルータ広告に含まれるつぎに移動する無線基地局の無線エリアの大きさと、前記移動速度取得工程で取得した前記移動速度を用いて、前記無線エリアでの無線接続時間を算出する接続時間算出工程と、
    前記モバイルルータは、前記無線基地局で無線接続してから前記無線接続時間が経過する前に、前記無線基地局との無線接続の切断を示す接続状態情報を配下の通信端末に送信する第3の接続状態通知工程と、
    前記モバイルルータは、前記位置管理装置に前記無線基地局での位置登録情報の削除処理を行う位置登録削除工程と、
    前記位置管理装置は、前記通信端末の位置登録情報の削除処理の終了後に、前記相手通信端末に前記モバイルルータの無線接続が切断されたことを示す接続状態情報を送信する第4の接続状態通知工程と、
    を含むことを特徴とするモバイルルータのハンドオーバ方法。
  36. 前記第1と前記第3の接続状態通知工程で、前記モバイルルータは前記接続状態情報を、配下の前記通信端末にマルチキャストし、
    前記第2と前記第4の接続状態通知工程で、前記位置管理装置は前記接続状態情報を、前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末にマルチキャストすることを特徴とする請求項35に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  37. 前記モバイルルータは、前記接続状態情報の通知を要求する配下の通信端末を第1の接続状態通知ノード情報として登録する第1の接続状態通知登録工程と、
    前記位置管理装置は、前記接続状態情報の通知を要求する前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末を第2の接続状態通知ノード情報として登録する第2の接続状態通知登録工程と、
    をさらに含み、
    前記第1と前記第3の接続状態通知工程では、前記モバイルルータは、前記第1の接続状態通知ノード情報に基づいて前記接続状態情報をユニキャストし、
    前記第2と前記第4の接続状態通知工程では、前記位置管理装置は、前記第2の接続状態通知ノード情報に基づいて前記接続状態情報をユニキャストすることを特徴とする請求項35に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。
  38. 前記モバイルルータは、その配下の前記通信端末による、当該モバイルルータが前記接続状態情報の通知機能を備えるか否かの要求に対して応答する第1のサポート状態応答工程と、
    前記位置管理装置は、前記固定IPネットワーク上の前記相手通信端末による、当該位置管理装置が前記接続状態情報の通知機能を備えるか否かの要求に対して応答する第2のサポート状態応答工程と、
    をさらに含み、
    前記モバイルルータ配下の前記通信端末と前記相手通信端末は、前記第1と前記第2のサポート状態応答工程での応答に基づいて、通信処理の設定を行うことを特徴とする請求項35に記載のモバイルルータのハンドオーバ方法。


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