JP2006216140A - 光ピックアップ及び光学ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数波長互換光学系を有する光集積素子において複数の光源から発生される異なる波長の記録再生光ビーム出力をフロント側で安定して検出する。
【解決手段】基板2の表面の所定領域に光検出用の受光手段であるフォトダイオード3a、3bが一体形成された光集積素子(PDIC:Photo Detect IC)が構成され、基板2上には、窒化アルミニウム(AlN)等からなるサブマウント4が形成され、サブマウント4上には3種類の波長のレーザ光を生成する光源部5が形成される。また、基板表面には、フォトダイオード3a、3b上に反射ビームを導光するためのプリズム6が取り付けられる。レーザカプラ1は、光源部5から出射された光ビームの出力を監視するため、光源部5とプリズム6の間に、独立して作製されたモニタ用フォトダイオード7を設ける。レーザカプラ1は、モニタ用フォトダイオード7において検出した電流値に基づいて、光源部5から出射する光ビーム出力をフィードバック制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク状の光学記録媒体に対して読取及び/又は書込を行う光学系であって、異なる記録再生波長を用いた複数の記録媒体に対して書込及び読込が行える光ピックアップ及び光学ディスク記録再生装置に関する。
近年、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体は、更なる大容量化が要求されており、大容量化のために様々な技術が開発されている。また、1つの記録媒体(以下、メディアという。)に多様なデータ、例えば、音楽コンテンツデータ、映像コンテンツデータ、コンピュータ用途のデータ等が自在に記録再生できることが求められている。新たに提案されている技術のなかでも405nmの波長帯のレーザを使用する新規ディスクフォーマット(以下、ブルーレイディスク;BDと記す。)が次世代の記録技術として大いに注目されている。
汎用メディアを開発する際には、新旧両メディアに対する記録再生装置の互換性及び整合性も重要な要素になる。新規に開発された記録再生装置が新規ディスクフォーマットを有するメディアのみを記録再生できたとしても、例えば、DVD、CDをはじめとする旧来の技術資産が利用できないのであっては、使用者にとって不便であり、新規ディスクフォーマットの普及も促進されないことにもなる。そのため、新規ディスクシステムで旧来資産も同様に利用可能であることが好ましい。ところが、ディスク構造及びこれに伴うレーザ仕様が異なるメディア間の互換性を実現する装置を設計することは容易ではない。
光学ディスクの一例として、一例として、ミニディスク(Mini Disc:MD(登録商標))用の記録再生装置について示す。装置の小型化軽量化の要求が高まっており、現在では一般的に、光源部を構成する発光素子、光路を形成する受発光用光学部品、受光素子等が一体化されてレーザカプラと呼ばれる光集積素子として提供されている。
通常、レーザカプラには、光ディスクで反射された反射ビームを受けて記録データを電気信号として取り出すための受光素子のほか、光ディスクの記録溝を追従するための信号を検出する受光素子、また光ビームの出力制御のための出力検出をする受光素子が一体形成されている。
図5に従来のレーザカプラ200の例を示す。一例としてレーザカプラ200は、DVD(Digital Versatile Disc)に対する波長660nmのレーザ光源を備えたタイプである。レーザカプラ200は、図5に示すように、基板201の表面の所定領域に光検出用のフォトダイオード202a、202bが形成され、光集積素子(PDIC:Photo Detect IC)を構成している。また基板201上には、窒化アルミニウム(AlN)等からなるサブマウント203が形成され、更にサブマウント203上には光源であるレーザダイオード204が形成されている。また、基板表面のフォトダイオード202a、202b上にはプリズム205が取り付けられている。
また、レーザカプラ200は、図5に示すように、レーザダイオード204から出射された光ビームの出力を監視するモニタ用フォトダイオード206がレーザダイオード204の出射直後方向であって記録再生光の光量に影響を与えない基板上の所定位置に一体形成されており、このモニタ用フォトダイオード206で検出される電流値に基づいて、レーザダイオード204からの光ビーム出力がフィードバック制御されるようになっている。このときの光ビーム出力制御をAPC(Auto Power Control)という。
図5に示すレーザカプラ200は、レーザダイオード204から出射される光ビームのフロント成分を監視してレーザ光出力制御を行うタイプであるが、リア発光を監視するタイプもある。レーザダイオード204は、放熱性を考慮してレーザ発光部(p−nジャンクション)をサブマウント203側にして、いわゆるジャンクションダウン型として実装されている。
図5に示すように、レーザカプラ200では、レーザダイオード204の前面から出射したレーザ光は、プリズム205の傾斜端面205aで、ほぼ直角方向に光軸変更(反射)され、図示しないがこの光軸の延長上にある対物レンズから光ディスクの信号記録面に導かれる。一方、光ディスクの信号記録面で反射したレーザ光は、図5に示すように、プリズム205の傾斜端面205aを透過し、プリズム205内で反射してフォトダイオード202a、202bに入射し検出される。
上述した複数メディア間、また新旧メディア間のように仕様が異なるメディア間での互換性を実現しようとしたとき、最も単純な方法は、それぞれの仕様に対応した光学系を設け、専用の光源部、光路、受光素子等を使用波長毎に切り換える方式にすることである。しかし、複数種類の光学系を切り換えるための複雑な構造と、これらを装備することによるコストアップが問題となる。また、アクチュエータが大型化するため、装置の小型化には不利である。そのため、個別の発光素子からなる光源部を形成し一部の光学系を共有した複数波長互換光学系を構成する方法が採られる。
図6に、図5に示した光集積素子を複数波長互換光学系に流用した例を示す。異なる保護基板厚を有する光ディスクの記録再生に対応した複数波長互換タイプの例として、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)と、BD(ブルーレイディスク)との互換性が達成された記録再生装置に備えられる2波長対応レーザカプラ210がある。
図6に複数波長互換光学系の例として示す2波長対応レーザカプラ210は、BDに対して記録再生するためのレーザ光を出射する青色レーザ発光素子211aと、DVDに対して記録再生するためのレーザ光を出射する赤色レーザ発光素子211bとがサブマウント212上に積層形成されてなる。2波長対応レーザカプラ210では、青色レーザ発光素子211aをジャンクションアップ型に形成し、この青色レーザ発光素子211aの上部に赤色レーザ発光素子211bをジャンクションダウン型で積層する手法が採られる。こうすることで両光源の発光点をより近接させることができて共通光学系を使用する上で有利になる。
しかし、2波長対応レーザカプラ210は、図5に示したジャンクションダウン型のレーザカプラ200に比べ、BD用レーザ光の発光点とDVD用レーザ光の発光点が基板201に対してより高い位置に形成されるため、図5のフォトダイオード配置を有する基板201では、構造上、モニタ用フォトダイオードに入射する光ビーム光量が大きく減少してしまう。
このとき、図5及び図6のレーザカプラに対して、レーザ光源から発射されるレーザ光とモニタ用フォトダイオードにおける受光光量及び検出電流出力(Imon)とを測定した。結果を図8及び図9に示す。
モニタ用フォトダイオード206として、図7に示すようなサンプルフォトダイオードを用意した。サンプルAは、TAN方向サイズ200μm、RAD方向サイズ170μmであり、サンプルB及びサンプルCは、TAN方向サイズ800μm、RAD方向サイズ200μmであり、サンプルDは、TAN方向サイズ400μm、RAD方向サイズ400μmである。
まず、図5に示すレーザカプラ200において、レーザダイオード204として、基板平面に対する平行方向の発散角φ2が11[deg]であり、基板平面に対する鉛直方向の発散角θ2が15[deg]であり、最小出力値が2.8mWという特性を有する使用したDVDレーザ素子を用いて、サンプルに応じてdを変えてImon値を検出した。サンプルAのdは76μm、サンプルBのdは76μm、サンプルCのdは300μm、サンプルDのdは300μmとした。このときの各サンプルにおけるImon出力値は、図8に示す通りであった。
すなわち、モニタ用フォトダイオード、サンプルAは検出値0.060%、Imon出力値0.6μAであり、サンプルBは検出値0.099%、Imon出力値1.0μAであり、サンプルCは検出値0.047%、Imon出力値0.5μAであり、サンプルDは検出値0.053%、Imon出力値0.5μAであった。
また、図6に示すレーザカプラ210において青色レーザ発光素子211aとして、基板平面に対する平行方向の広がり角(以下、発散角という。)φ1が13.5[deg]であり、基板平面に対する鉛直方向の発散角θ1が21[deg]であり、最小出力値が3.7mWという特性を有するBDレーザ素子5aを用いて、サンプルに応じてdを変えてImon値を検出した。サンプルAのdは76μm、サンプルBのdは76μm、サンプルCのdは300μm、サンプルDのdは300μmとした。このときモニタ用フォトダイオードの感度の最小値を0.25A/Wであった。なお、モニタ用フォトダイオードにおけるゲインは1とする。このときの各サンプルにおけるImon値は、BDレーザ素子5aにおける最小出力値×モニタ用フォトダイオードにおける検出値×モニタ用フォトダイオードの感度の最小値×ゲインで概算できる。Imon出力値は、図9に示す通りであった。
モニタ用フォトダイオード、サンプルAは検出値0.180%、Imon出力1.7μAであり、サンプルBは、検出値0.374%、Imon出力3.5μAであり、サンプルCは検出値0.325%、Imon出力3.0μAであり、サンプルDは検出値0.485%、Imon出力4.5μAであった。
以上のように、BDレーザ素子211bに対しては、モニタ用フォトダイオード206のサイズを大きくすれば、モニタ用フォトダイオード206とプリズム205との間隔が開いても光学的有効範囲外の直接光をより多く受光することができてImon出力が増加し、また、DVDレーザ素子211aに対しては、モニタ用フォトダイオード206とプリズム5との間隔を狭くすれば、光学的有効範囲外の直接光をより多く受光できてImon出力が増加することが分かっている。
一般的に、発光素子からの前方出射光の光学的有効範囲外の光を検出して発光素子におけるビーム出力をフィードバック制御するためには、モニタ用フォトダイオードでの検出電流値は、数μA〜5μA程度が下限である。検出電流値がこれ以下になると、温度変化による揺らぎ誤差等の影響により安定したAPCを行うことができなくなる。また、モニタ用フォトダイオードに入射する光量は、単に基板からの発光点の高さにより生じる問題のほかに発光素子の特性によっても大きく変化する。例えば、発光素子の垂直方向の発散角の広がりによっても影響を受ける。使用する発光素子の鉛直方向の発散角が狭ければ、モニタ用フォトダイオードに入射する光量は減少するし、発散角が広ければモニタ用フォトダイオードを同じ位置に配置したとしても入射光量が増加する。
上述したように、発光素子の発光部位置が基板に対して相対的に高くなった場合、また発光素子の垂直方向発散角が狭い場合等には、モニタ用フォトダイオードに入射する光量が低下し安定したAPCが行えなくなるという問題が生じる。発光素子が図6に示す構造に形成されたとしても、光学的有効範囲外の光をモニタ用フォトダイオードに充分入射できるような発散特性をもつ発光素子は高出力であり、実装するにはコスト高で且つ消費電力も大きくなるため、光ピックアップ全体のコスト高に繋がるだけでなくコストパフォーマンスの低下にもなる。しかし、モニタ用のレーザ光量を重要視する余り、モニタ用のレーザ光量を上げるような、すなわち発光素子としての損失光量分を増加させるような設計は非現実的であって実用的でない。
そのため、複数波長互換光学系に対応したレーザカプラを設計する際には、モニタ用フォトダイオードでモニタ可能なレベルの光量が得られる発光素子を用いて、発光素子の発散特性、またプリズム部の反射特性、受光素子感度等を勘案してレーザカプラ全体の光学的設計を変更する必要があった。
そこで本発明は、上述した従来の実情に鑑みてなされたものであり、複数波長互換光学系を有する光集積素子において、複数の光源から発生される異なる波長の記録再生光ビーム出力をフロント側で監視するときに、既存の光集積回路を使用して使用下限以下となる場合でも安定したAPCを駆動することが可能な光ピックアップ及びこの光ピックアップを適用した光学ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る光ピックアップは、基板と、この基板の主面上に設けられ複数の光学記録媒体のそれぞれに対応した異なる波長の光ビームを出射する光源部と、基板の主面上に設けられ光源部から出射された光ビームを透過するとともに光学記録媒体からの反射ビームの光軸を変更する分光面を構成する入射端面と光ビームを光学記録媒体へ出射する或いは光学記録媒体からの反射ビームを入射する入出射端面とを有する分光手段と、分光面と入出射端面との間の主面上に基板と一体形成され光学記録媒体からの反射ビームを検出する第1の光検出手段とを備え、光源部と分光手段と第1の光検出手段とが基板上に一体形成された光ピックアップにおいて、独立して作製された第2の光検出手段を基板上の光源部と分光面との間且つ光源部から出射されたレーザ光の光学的有効範囲外に配置する。
ここでの光源部は、第1の光ビームを出射する第1の発光素子と、第2の光ビームを出射する第2の発光素子と、第3の光ビームを出射する第3の発光素子とからなり、第1の光ビーム、第2の光ビーム、第3の光ビームは、この順番に波長が長くなる関係にある。そして、第1の発光素子の上に第2の発光素子及び第3の発光素子が積層されてなる。
また、第2の光検出手段における光ビームの受光面は、光源部から出射された光ビームの光軸中心よりも低く基板上に形成された第1の光検出手段の受光面と同一平面上に無いことを特徴とする。第2の光検出手段は、少なくとも光学記録媒体へのデータ書込時の光ビーム検出に対して有用である。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る光学ディスク記録再生装置は、互いに異なる保護基板厚を有する光学記録媒体をそれぞれ回転駆動し、送り手段によって該光学記録媒体の半径方向に移動され、光学記録媒体の種類に応じて波長及び開口数が異なる光ビームによって記録再生を行う光ピックアップを有し、光学記録媒体の回転と光ピックアップの移動とを記録及び/又は再生動作に対応して制御する光学ディスク記録再生装置である。そして、基板と、基板の主面上に設けられ複数の光学記録媒体のそれぞれに対応した異なる波長の光ビームを出射する光源部と、基板の主面上に設けられ光源部から出射された光ビームを透過するとともに光学記録媒体からの反射ビームの光軸を変更する分光面を構成する入射端面と光ビームを光学記録媒体へ出射する或いは光学記録媒体からの反射ビームを入射する入出射端面とを有する分光手段と、分光面と入出射端面との間の主面上に基板と一体形成され光学記録媒体からの反射ビームを検出する第1の光検出手段とを備え、光源部と分光手段と第1の光検出手段とが基板上に一体形成され、これらとが別に独立して作製された第2の光検出手段を基板上の光源部と分光面との間且つ光源部から出射されたレーザ光の光学的有効範囲外に配置した光ピックアップが搭載されている。
この光ピックアップにおいて、光源部は、第1の光ビームを出射する第1の発光素子と、第2の光ビームを出射する第2の発光素子と、第3の光ビームを出射する第3の発光素子とからなり、第1の光ビーム、第2の光ビーム、第3の光ビームは、この順番に波長が長くなる関係にある。第1の発光素子の上に第2の発光素子及び第3の発光素子が積層されてなる。
本発明によれば、複数波長互換光学系を有する光集積回路において、複数の光源部から発射された異なる波長の記録再生光ビーム出力をフロント側で監視するときに光学的有効範囲外で検出される光ビーム光量が使用下限以下となる場合でも、光ビーム出力のフィードバック制御を安定して行うことができる。
以下、本発明の具体例として示すレーザカプラについて、図面を参照して詳細に説明する。本発明の具体例として示すレーザカプラ1は、異なる保護基板厚を有する光ディスクの記録再生に対応した複数波長互換タイプであり、ここでは例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(ブルーレイディスク)の3種類の光学ディスクに対して個々の規格に基づく記録再生波長に対する互換性が達成された3波長対応レーザカプラの一例である。BDの保護基板厚は0.1mm程度であり、BDは波長405nmの光ビームを記録再生光として使用する。DVDの保護基板厚は0.6mm程度であり、DVDは波長660nmの光ビームを記録再生光として使用する。また、CDの保護基板厚は1.2mm程度であり、CDは波長785nmの光ビームを記録再生光として使用する。
レーザカプラ1は、図1に示すように、基板2の表面の所定領域に光検出用の受光手段であるフォトダイオード3a、3bが一体形成され光集積素子(PDIC:Photo Detect IC)を構成している。また、基板2上には、窒化アルミニウム(AlN)等からなるサブマウント4が形成され、サブマウント4上には3種類の波長のレーザ光を生成する光源部5が形成されている。また、基板表面には、フォトダイオード3a、3b上に反射ビームを導光するためのプリズム6が取り付けられている。また、レーザカプラ1は、図1に示すように、光源部5から出射された光ビームの出力を監視するため、光源部5とプリズム6の間に、独立して作製されたモニタ用フォトダイオード7が設けられている。レーザカプラ1は、モニタ用フォトダイオード7において検出した電流値に基づいて、光源部5から出射する光ビーム出力をフィードバック制御している(Auto Power Control:(APC)という)。
光源部5は、本具体例で適用されるBD、DVD、CD用にそれぞれ対応する3種類の記録再生光の波長で発振する発光素子が1つのパッケージ中に設けられた、いわゆる1CAN3波長レーザであって、BDに対する記録再生レーザ光を出射するBDレーザ素子5aと、DVDに対する記録再生レーザ光を出射するDVDレーザ素子5bと、CDに対する記録再生レーザ光をCDレーザ素子5cとからなる。本具体例では、BDレーザ素子5aは、BD規格に準拠した波長405nmの記録再生用レーザ光を出射する発光素子であり、DVDレーザ素子5bは、DVD規格に準拠した波長660nmの記録再生用レーザ光を出射する発光素子であり、CDレーザ素子5cは、CD記録再生用の波長785nmのレーザ光を出射する発光素子である。
図2に光源部5の構成を具体的に示す。光源部5は、波長405nmのレーザ光を出射するBDレーザ素子5aの上面に、波長660nmのレーザ光を出射するDVDレーザ素子5bと波長785nmのレーザ光を出射するCDレーザ素子5cとを積載して構成されている。BDレーザ素子5aは、サブマウント4上に実装された結晶成長部分にレーザ発光構造が形成されたGaN系青色レーザ発光素子である。
DVDレーザ素子5bの発光点55bとBDレーザ素子5aの発光点55aの間隔は、基板鉛直方向に約5μmであり、DVDレーザ素子5bの発光点55bとCDレーザ素子の発光点55cとの間隔は、基板水平方向に約110μmになっている。
光源部5は、図2に示すように、BDレーザ素子5aをジャンクションアップ型に形成し、このBDレーザ素子5aの上部にDVDレーザ素子5b,CDレーザ素子5cをジャンクションダウン型で積層することで、各レーザ素子の発光点を互いにより近接して配置することができ、共通光学系を使用する上で有利になる。
なお、本具体例では、BDレーザ素子の発光点とDVDレーザ素子の発光点とをほぼ光軸上に配置し、CDレーザ素子の発光点を光軸より横にずらした配置としている。BDレーザ素子の発光点の位置を基準として各発光点の横方向の位置決め誤差を±10μm以下に抑えることが好ましい。各レーザ素子における発光点の位置決め方法としては、例えば、BDレーザ素子上に形成されたストライプを目印として画像認識を利用してDVDレーザ素子或いはCDレーザ素子を形成する方法があげられる。また、DVDレーザ素子とCDレーザ素子とを1つの基板上に集積した、いわゆる「モノシリック型」の2波長対応型レーザ素子を表裏逆にしてBDレーザ素子の上に接合することで実現してもよい。各発光点の配置は、発光点間をできる限り近接に配置できる配置方法であれば、図2に示す配置に限定されない。
プリズム6は、基板2の主面上に設けられ光源部5から出射された波長の異なる各レーザ光の一部を透過するとともに光学ディスクからの反射レーザ光の光軸を透過する傾斜端面6aと、傾斜端面6aから入射した反射レーザ光を内部反射する反射面6bを有し、光源部5から出射されたレーザ光を光学ディスクに導くとともに光ディスクからの反射レーザをPDIC上のフォトダイオード3a、3bに導光している。
図1に示すように、光源部5の前面から出射されたレーザ光は、プリズム6の傾斜端面6aで、ほぼ直角方向に光軸変更(反射)され、図示しないがこの光軸の延長上にある対物レンズから光ディスクの信号記録面に導かれる。一方、光ディスクの信号記録面で反射した反射レーザ光は、図1に示すように、プリズム6の傾斜端面6aを透過し、フォトダイオード3aに入射し、更にプリズム6内で反射してフォトダイオード3bに導光されて検出される。
レーザカプラ1は、図5に示した従来のジャンクションダウン型のレーザカプラ200に比べ、BDレーザ光の発光点とDVD用レーザ光の発光点とが基板に対してより高い位置に形成される。そのため、レーザカプラ200に使用するPDICを用いた場合、光源部5から出射されるレーザ光が充分に検出できないことがあった。そこで、本発明の具体例として示すレーザカプラ1は、独立して作製されたフォトダイオードをモニタ用フォトダイオードとして光源部5とプリズムの傾斜端面6aとの間の光路中に設けたことを特徴としている。
図1に示すように、レーザカプラ1は、PDIC上に独立して作製されたモニタ用フォトダイオード7を実装することによって、モニタ用フォトダイオード7の検出面を基板に対して高くすることにより、光源部5から出射されたレーザ光の光量を相対的に増加することができる。モニタ用フォトダイオード7は、基板2上の光源部5と、傾斜端面6aとの間であって、且つレーザ光の発散範囲のうち光ディスクへの照射に使用しない部分の光、すなわち光学的有効範囲外の光を受光するように配置されている。モニタ用フォトダイオード7は、検出される電流値に基づいて光源部5からの光ビーム出力をフィードバック制御している(Auto Power Control:(APC)という)。
続いて、レーザカプラ1の具体例について図3を用いて説明する。図3には、レーザカプラ1の要部のみが記載されている。レーザカプラ1において、サブマウント上に実装されたBDレーザ素子5aの発光点の基板主面上からの高さは400μmであり、サブマウント4及び光源部5の発光側端部とプリズム6との間の光路長は1830μmである。傾斜端面6aに入射する光ビームの光軸中心とモニタ用フォトダイオード7との間隔をdとする。モニタ用フォトダイオード7のサイズは、出射レーザ光軸に対して垂直な辺の長さ(TAN方向長)と、出射レーザ光軸に平行な辺の長さ(RAD方向長)とで表す。
このとき、BDレーザ素子5aからのレーザ光とDVDレーザ素子5bからのレーザ光に関して、モニタ用フォトダイオード7の受光光量と検出電流出力とを測定した。
モニタ用フォトダイオード7として、TAN方向サイズ400μm、RAD方向サイズ400μmであるサンプルDを用意した。また、モニタ用フォトダイオード7の高さは、発光点よりも90μm低い310μmとし、モニタ用フォトダイオード7の位置は、レーザ端面から200μmとした。また、モニタ用フォトダイオードの感度の最小値は、0.25A/Wであり、モニタ用フォトダイオードにおけるゲインは1とする。
BDレーザ素子5aの仕様は、以下の通りである。BDレーザ素子5aは、基板平面に対する平行方向の広がり角(以下、発散角という。)φ1が13.5[deg]であり、基板平面に対する鉛直方向の発散角θ1が21[deg]であり、最小出力値が3.7mWという特性を有する。このときのImon出力値は、BDレーザ素子5aにおける最小出力値×モニタ用フォトダイオードにおける検出値×モニタ用フォトダイオードの感度の最小値×ゲインで概算できる。上述したBDレーザ素子5aを光源として上述した条件下でモニタ用フォトダイオード7としてサンプルDを用いたときの受光光量の検出電流出力Imon値は、16.7μAであり、数μA〜5μA程度という検出電流値の下限値を大きく上回る検出値を得ることができる。
また、DVDレーザ素子5bの仕様は、以下の通りである。DVDレーザ素子5bは、基板平面に対する平行方向の発散角φ2が11[deg]であり、基板平面に対する鉛直方向の発散角θ2が15[deg]であり、最小出力値が2.8mWという特性を有する。上述したDVDレーザ素子5bを光源として上述した条件下でモニタ用フォトダイオード7としてサンプルDを用いたときの受光光量の検出電流出力Imon値は、6.3μAであり、数μA〜5μA程度という検出電流値の下限値を上回る検出値を得ることができる。
したがって、図5及び図6と同様の条件でフロント側にモニタ用フォトダイオードを設置する場合、本発明の具体例として示すレーザカプラ1は、モニタ用フォトダイオード7を独立して作製することによって、通常であれば、光源部5から出射されるレーザ光の基板主面に鉛直方向或いは基板主面に平行方向の発散角特性によってレーザ光の光学的有効範囲外成分のPDIC上における光量が使用下限以下となる場合であっても、レーザ光を安定して検出でき安定したAPC動作を行うことができる。これにより、モニタ用フォトダイオード7の受光感度、受光光量等を勘案して専用の光路設計をする必要がなく、開発並びに製造にかかるコストが抑えられる。
続いて、本発明の具体例として示す光ピックアップを適用した光ディスク記録再生装置101を図4に示す。
光ディスク記録再生装置101は、光記録媒体である光ディスク102を回転操作する駆動手段としてのスピンドルモータ103と、本発明に係る光ピックアップ104と、その駆動手段としての送りモータ105とを備えている。この光ディスク記録再生装置101は、フォーマットの異なる3タイプの光ディスク102に対して記録再生できる3規格間互換性を実現した記録再生装置である。
本具体例で使用可能な光ディスクとしては、波長405nmの光ビームを記録再生光として使用するBD、波長660nmの光ビームを記録再生光として使用するDVD、波長785nmの光ビームを記録再生光として使用するCDがあげられる。上段にて説明した各規格の光ディスクは、図4の光ディスク102に対応している。
ここで、スピンドルモータ103及び送りモータ105は、ディスク種類判別手段ともなるシステムコントローラ107からの指令に基づいて制御されるサーボ制御部109によりディスク種類に応じて駆動制御されており、例えば、光ディスクの種別に応じて所定の回転数で駆動される。
光ピックアップ104は、図1〜図3を用いて説明した3波長互換光学系を有する光ピックアップであり、規格の異なる光ディスクの記録層に対して異なる波長の光ビームを照射するとともに、この光ビームの記録層における反射光を検出する。光ピックアップ104は、検出した反射光から各光ビームに対応する信号をプリアンプ部120に供給する。
プリアンプ部120の出力は、信号変復調器及びエラー訂正符号ブロック(以下、信号変復調&ECCブロックと記す。)108に送られる。この信号変復調部及びECCブロック108は、信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の付加を行う。光ピックアップ104は、信号変復調部及びECCブロック108の指令にしたがって回転する光ディスク102の記録層に対して光ビームを照射し、光ディスク102に対して信号の記録又は再生を行う。
プリアンプ部120は、フォーマット毎に異なって検出される光ビームに対応する信号に基づいて、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号等を生成するように構成されている。記録又は再生の対象媒体とされる光記録媒体の種類に応じて、サーボ制御回路109、信号変復調部及びECCブロック108等により、BD、DVD、CDの規格に基づく復調及び誤り訂正処理等の所定の処理が行われる。
ここで例えば、信号変復調&ECCブロック108により復調された記録信号がコンピュータのデータストレージ用であれば、インターフェイス111を介して外部コンピュータ130に送出される。これにより、外部コンピュータ130等は、光ディスク102に記録された信号を再生信号として受け取ることができる。
また、信号変復調&ECCブロック108により復調された記録信号がオーディオビジュアル用であれば、D/A及びA/D変換器112のD/A変換部でデジタルアナログ変換され、オーディオビジュアル処理部113に供給される。そしてオーディオビジュアル処理部113でオーディオビジュアル処理が行われ、オーディオビジュアル信号入出力部114を介して、図示しない外部の撮像映写機器等に伝送される。
光ピックアップ104において、例えば、光ディスク102上の所定の記録トラックまで移動させるための送りモータ105の制御、スピンドルモータ103の制御、及び光ピックアップ104において光集光手段となる対物レンズを保持する2軸アクチュエータのフォーカシング方向の駆動とトラッキング方向の駆動制御は、それぞれサーボ制御回路109により行われる。
サーボ制御回路109は、光ピックアップ104内に配設された光結合効率可変素子を動作させ、光ピックアップ104における光結合効率、すなわち半導体レーザ素子等のレーザ光源部から出射される光束の総光量と光ディスク102上に集光する光量との比率が、記録モード時、再生モード時、或いは光ディスク102の種類に応じて変更されるように制御している。
レーザ制御部121は、光ピックアップ104のレーザ光源部を制御する。特に、この具体例では、レーザ制御部121は、記録モード時と再生モード時とでレーザ光源部の出力パワーを異ならせる制御を行っている。また、光ディスク102の種類に応じてもレーザ光源部の出力パワーを異ならせる制御を行っている。レーザ制御部121は、ディスク種類判別部115によって検出された光ディスク102の種類に応じて光ピックアップ104のレーザ光源部を切り換えている。
ディスク種類判別部115は、BD、DVD、CD間の表面反射率、形状的及び外形的な違い等から光ディスク102の異なるフォーマットを検出することができる。光ディスク記録再生装置101を構成する各ブロックは、ディスク種類判別部115における検出結果に応じて、装着される光ディスクの仕様に基づく信号処理ができるように構成されている。
システムコントローラ107は、ディスク種類判別部115から送られる検出結果に基づいて光ディスク102の種類を判別する。光記録媒体の種類を判別する手法としては、光記録媒体がカートリッジに収納されるタイプであれば、このカートリッジに検出穴を設けて接触検出センサ又は押下スイッチを用いて検出する手法があげられる。
光結合効率制御手段として機能するサーボ制御回路109は、システムコントローラ107に制御され、ディスク種類判別部115の判別結果に応じて光ピックアップ104における光結合効率を制御する。サーボ制御回路109は、例えば光ピックアップ104と光ディスク102との相対位置を検出する(ディスク102に記録されたアドレス信号をもとに位置検出する場合を含む)ことによって、記録及び/又は再生する記録領域を判別できる。そして、サーボ制御回路109は、記録及び/再生する記録領域の判別結果に応じて光ピックアップ104における光結合効率を制御する。
以上説明した光ディスク記録再生装置101によれば、図1〜図3を用いて説明した光ピックアップを適用することにより、波長405nm、660nm、785nmの各光ビームに対して共通の光路を使用する光学系において、出射ビームのフロント成分を安定して検出することができ、BD、DVD、CDの3規格に対して同一の光学系を用いるときの各レーザ素子のレーザ光出力に対してAPCのためのフィードバック制御を安定して行うことができる。
本発明は、異なる保護基板厚を有する光学記録媒体に対する記録再生を異なる波長の光ビームによって行う光ピックアップであれば、具体例にて説明した以外のディスクフォーマットに対しても適用可能である。例えば、光ディスクは、光変調記録を用いた種々の方式の記録再生ディスク、いわゆる「光磁気記録」、「相変化記録」及び「色素記録」等を含む光ディスク、具体的には「CD−R/RW」、「DVD−RAM」、「DVD−R/RW」、「DVD+RW」等、又は、各種光磁気記録媒体であってもよい。光ディスクは、記録層上における最適な記録及び/又は再生光パワーが異なる少なくとも2以上の記録領域に記録層が分割された光ディスク、複数の記録層が透明基板を介して積層された光ディスクであっても使用できる。
本発明の具体例として示す3波長対応レーザカプラを説明する図である。 上記レーザカプラの光源部を説明する構成図である。 上記光源部のサイズ例を説明する図である。 上記レーザカプラを有してなる光ピックアップを適用した光ディスクを説明する図である。 従来のレーザカプラを説明する図である。 従来の2波長対応レーザカプラを説明する図である。 モニタ用フォトダイオードのサイズを対比して示す模式図である。 従来のモニタ用フォトダイオードのサイズ及び条件を変えてDVDレーザ光を受光したときの検出電流値を説明する図である。 従来のモニタ用フォトダイオードのサイズ及び条件を変えてBDレーザ光を受光したときの検出電流値を説明する図である。
符号の説明
1 レーザカプラ、 2 基板、 3a,3b フォトダイオード、
4 サブマウント、 5 光源部、 5a BDレーザ素子、
5b DVDレーザ素子、 5c CDレーザ素子、 6 プリズム、
7 モニタ用フォトダイオード

Claims (8)

  1. 基板と、上記基板の主面上に設けられ複数の光学記録媒体のそれぞれに対応した異なる波長の光ビームを出射する光源部と、上記基板の上記主面上に設けられ上記光源部から出射された光ビームを透過するとともに光学記録媒体からの反射ビームの光軸を変更する分光面を構成する入射端面と光ビームを光学記録媒体へ出射する或いは光学記録媒体からの反射ビームを入射する入出射端面とを有する分光手段と、上記分光面と上記入出射端面との間の主面上に上記基板と一体形成され上記光学記録媒体からの反射ビームを検出する第1の光検出手段とを備え、上記光源部と上記分光手段と上記第1の光検出手段とが上記基板上に一体形成された光ピックアップにおいて、
    独立して作製された第2の光検出手段を備え、
    上記第2の光検出手段は、上記基板上の上記光源部と上記分光面との間且つ上記光源部から出射されたレーザ光の光学的有効範囲外に配置されることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 上記光源部は、第1の光ビームを出射する第1の発光素子と、第2の光ビームを出射する第2の発光素子と、第3の光ビームを出射する第3の発光素子とからなり、上記第1の光ビーム、上記第2の光ビーム、上記第3の光ビームは、この順番に波長が大きくなる関係にあり上記第3の発光素子の上に上記第1の発光素子及び上記第2の発光素子がジャンクションアップ型に積層されてなることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 上記第2の光検出手段における光ビームの受光面は、上記光源部から出射された光ビームの光軸中心よりも低く上記基板上に形成された第1の光検出手段の受光面と同一平面上に無いことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 上記第2の光検出手段は、少なくとも上記光学記録媒体へのデータ書込時の光ビームを検出することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  5. 互いに異なる保護基板厚を有する光学記録媒体をそれぞれ回転駆動し、送り手段によって該光学記録媒体の半径方向に移動され、光学記録媒体の種類に応じて波長及び開口数が異なる光ビームによって記録再生を行う光ピックアップを有し、光学記録媒体の回転と光ピックアップの移動とを記録及び/又は再生動作に対応して制御する光学ディスク記録再生装置において、上記光ピックアップは、
    基板と、上記基板の主面上に設けられ複数の光学記録媒体のそれぞれに対応した異なる波長の光ビームを出射する光源部と、上記基板の上記主面上に設けられ上記光源部から出射された光ビームを透過するとともに光学記録媒体からの反射ビームの光軸を変更する分光面を構成する入射端面と光ビームを光学記録媒体へ出射する或いは光学記録媒体からの反射ビームを入射する入出射端面とを有する分光手段と、上記分光面と上記入出射端面との間の主面上に上記基板と一体形成され上記光学記録媒体からの反射ビームを検出する第1の光検出手段とを備え、上記光源部と上記分光手段と上記第1の光検出手段とが上記基板上に一体形成され、更に、独立して作製された第2の光検出手段を備え、
    上記第2の光検出手段は、上記基板上の上記光源部と上記分光面との間且つ上記光源部から出射されたレーザ光の光学的有効範囲外に配置されることを特徴とする光学ディスク記録再生装置。
  6. 上記光ピックアップにおいて、上記光源部は、第1の光ビームを出射する第1の発光素子と、第2の光ビームを出射する第2の発光素子と、第3の光ビームを出射する第3の発光素子とからなり、上記第1の光ビーム、上記第2の光ビーム、上記第3の光ビームは、この順番に波長が大きくなる関係にあり上記第3の発光素子の上に上記第1の発光素子及び上記第2の発光素子がジャンクションアップ型に積層されてなることを特徴とする請求項5記載の光学ディスク記録再生装置。
  7. 上記第2の光検出手段における光ビームの受光面は、上記光源部から出射された光ビームの光軸中心よりも低く上記基板上に形成された第1の光検出手段の受光面と同一平面上に無いことを特徴とする請求項5記載の光学ディスク記録再生装置。
  8. 上記第2の光検出手段は、少なくとも上記光学記録媒体へのデータ書込時の光ビームを検出することを特徴とする請求項5記載の光学ディスク記録再生装置。
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