JP2006214844A - 光ファイバを用いた可動体変位検知装置 - Google Patents

光ファイバを用いた可動体変位検知装置 Download PDF

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俊彰 中島
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Abstract

【課題】 可動体変位の検知信号がノイズに埋もれずに明確に表れる検知装置を提供する。
【解決手段】 光ファイバ線路1の複数箇所でそれぞれカプラ4を介して分岐させた分岐ファイバ5aに、例えば例えばマンホールの蓋3の開閉により曲げ変形を受けるセンサ部5cを持つ光ファイバセンサ6を接続する。曲げ変形を受けるセンサ部5cの前方端に、反射部としてのFBG(ファイバブラッググレーティング)7を設ける。光ファイバ線路1にパルス光を入射した時に、前記FBG7で反射した戻り光のレベルが、センサ部5cでの光損失による光量減少によって変動することをOTDR9で検出して、各蓋3の変位を検知する。FBGの反射によって発生する反射ピークのレベルは、ノイズレベルと比べて顕著に高いため、ノイズに埋もれることなく、確実に検知できる。パルス幅が狭くすることができ、光ファイバセンサが近接して配置されている場合でも、反射が重なることなく各光ファイバセンサを区別して検知することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハンドホールやマンホールの蓋の開閉の監視等のように、種々の設備や構造物や建築物等の蓋あるいは扉等の可動体の変位の監視を行うための、光ファイバを用いた可動体変位検知装置に関する。
従来より、ハンドホールやマンホールの蓋の開閉の監視を行う蓋開閉検知装置として、光ファイバセンサを用いる方式が知られている。この種の蓋開閉検知装置として、例えば、光ファイバにパルス光を入射した時に、反射やレーリー後方散乱による戻り光が反射点又は散乱点までの距離に比例した時間後に入射端に戻ってくることを利用して、光ファイバ線路の損失分布測定を行う光パルス試験装置、いわゆるOTDR(Optical Time Domain Reflectometry)を利用した光損失分布検出方式がある(特許文献1、特許文献2参照)。この光損失分布検出方式は、ハンドホール等の蓋を開閉した時に光ファイバに曲げ変形が生じるようにし、その光ファイバの曲げ変形による損失をOTDRで検出して、蓋が開閉されたことを検知する方式である。
上記特許文献1の蓋開閉検知装置は、光ファイバ線路における複数のハンドホールに光ファイバセンサを設置して各蓋の開閉を検知するものであるが、その光ファイバセンサは1本の光ファイバ上に多段に光ファイバセンサを設けた構成である。そして、それぞれの蓋を識別して検知できるように、複数の光ファイバセンサの動作損失値を異なった値に設定し、光ファイバセンサの動作損失の合計値から、動作した光ファイバセンサを識別するという工夫を施したものである。
また、蓋が開いた時に撓む金属板を設け、この金属板に、光ファイバのコアに周期的な屈折率変化を持たせたFBG(ファイバブラッググレーティング)を光ファイバ型歪みゲージとして貼り付けた構成の蓋開閉検知装置もある(特許文献3参照)。この方式は、FBGに光を入射した時に、屈折率変化の周期(幅)に対応する特定の波長の光を強く反射するという性質を利用するもので、蓋の開閉により金属板が撓むと、これに貼付けたFBGに伸び歪みが生じ、その伸び歪みでFBGの屈折率変化の周期(幅)が変化することで、反射光の波長が変化するので、その反射光の波長を例えば、光の波長分布に対応するレベルを測定できるスペクトルアナライザで検出することで、FBGの伸び歪みすなわち金属板の撓みすなわち蓋の開閉を検知することができる。
特開2003−232702 特開2000−329861 特開2003−322805
上記特許文献1のものは、各光ファイバセンサを1本の光ファイバ上に多段に設けているため、ある光ファイバセンサにおいて蓋の開閉による曲げ変形に異常が発生して、光ファイバが断線してしまった場合、その光ファイバセンサ以降の光ファイバセンサが機能しなくなるという問題がある。
また、センサ部の損失変動から開閉等の変位量を判断するためには、比較的大きい損失量が発生しなければならないが、複数の光ファイバセンサで同時に損失が発生するような状況になった場合、損失の影響によりOTDRで測定できる距離も短くなってしまい、遠方にある光ファイバセンサが機能しなくなるという問題がある。
また、前記の通り、損失の影響によりOTDRで測定できる距離が短くなってしまうことから、与える損失をあまり大きくすることができずある程度制限されるが、その制限のもとでは、複数の光ファイバセンサが同時に損失を与えても問題ないような線路設計が必要となり、煩雑である。
また、OTDRを利用する方法では、測定距離が長くなってくると、測定精度を維持するために、パルス光のパルス幅を広げて測定を実施しなければならない。しかし、パルス幅を広げると距離分解能が低下してしまい、光ファイバセンサが近接している場合(ハンドホールが近接して設置されている場合)には、波形が重なり合い、どちらの光ファイバセンサか区別がつかなくなってしまうという問題がある。
一方、パルス幅を狭い状態のまま長距離位置の光ファイバセンサを測定した場合には、センサ部に損失が発生しても、その損失変動がノイズに埋もれてセンサ部での損失か否かを判定できなくなってしまう場合がある。
また、複数本の光ファイバを布設して、各1本の光ファイバにそれぞれ1つの光ファイバセンサを設けることも考えられるが、その場合、OTDRによる測定では、測定時間が1測定あたり30秒〜1分程度必要となるため、すべての光ファイバセンサの測定を行うのに長時間を要する。
また、FBGを用いる従来の蓋開閉検知装置(特許文献3)は、FBG部に直接、伸び歪みを与える構成であるが、FBG部に歪みを与える機構及びFBGの固定に手間がかかる。
本発明は上記従来の各欠点を解消することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明は、変位を監視すべき監視対象の可動体が距離をおいて複数ある場合に、各可動体のある箇所を通るように布設された光ファイバ線路にパルス光を入射した時に反射や散乱により入射端に戻ってくる戻り光のレベルを測定して各可動体の変位を検知する光ファイバを用いた可動体変位検知装置において、
前記可動体の変位により曲げ変形を受ける検知用光ファイバを、光ファイバ線路の途中の前記可動体のある各箇所でそれぞれカプラを介して光ファイバ線路に接続し、前記検知用光ファイバにおける曲げ変形を受けるセンサ部の前方端に、反射部としてのFBG(ファイバブラッググレーティング)を設け、前記光ファイバ線路にパルス光を入射した時に前記FBGで反射した戻り光のレベルが、前記センサ部での光損失による光量減少によって変動することを検出して、各可動体の変位を検知するようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1において、光ファイバ線路の途中の各箇所に設けられるカプラとして、分岐比の異なるカプラを用い、前記検知用光ファイバをカプラにおける分岐比の小さい側に接続したことを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2において、監視対象の可動体が、光ファイバ線路の途中に設置されたマンホールやハンドホール等の開閉可能な蓋又は扉であることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3において、入射端への戻り光のレベルを測定する測定装置は、戻り光が反射点又は散乱点までの距離に比例した時間後に入射端に戻ってくることを利用して、光ファイバ線路の損失分布測定を行う光パルス試験装置であることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜3において、入射端への戻り光を測定する測定装置は、戻り光の波長分布に対応するレベルを測定できる測定装置であるとともに、前記各FBGの固有の反射波長を互いに異ならせたことを特徴とする。
本発明によれば、FBGで反射した戻り光のレベルの変動を捉えて、光ファイバセンサのON−OFFを検知するものであり、そしてFBGの反射によって発生する反射ピークのレベルは、ノイズレベルよりも顕著に高いレベルとなるので、その高いレベルの反射ピークのセンサ部での光損失による変動も、ノイズに埋もれることなく、やはりピークの状態で明確に表れる。したがって、単に曲げ変形に伴う光損失の変動を捉える従来の光ファイバセンサと比べて、確実な検知が可能となる。
前記の通り、FBGの反射によって発生する反射ピークのレベルが顕著に高く、パルス幅を狭くしてもノイズに埋もれて判定できなくなることがないので、パルス幅の狭いパルス光を利用することができ、このため、光ファイバセンサが近接して配置されている場合でも、反射が重なることなく各光ファイバセンサを区別して検知することができる。
また、各センサ部が1本の光ファイバ上に多段に設けられているのでなく、カプラで分岐させた検知用光ファイバにセンサ部を設けているので、1つの光ファイバセンサの光ファイバが断線してしまっても、ほかの光ファイバセンサが機能しなくなる問題は生じない。
また、カプラで分岐させているので、複数の光ファイバセンサのセンサ部に同時に損失が生じても、測定に必要な程度の戻り光の光パワーは確保される。したがって、測定できる距離が短くなることはない。また、1つの光ファイバセンサに与えることのできる損失に制限は少なく、大きな損失を与えて検知感度を高くすることができる。
以下、本発明を実施した光ファイバを用いた可動体変位検知装置について、図面を参照して説明する。
図1は光ファイバ通信網を構成する光ファイバ線路における複数のハンドホールの蓋の開閉を検知する蓋開閉検知装置12として適用した実施例を示すもので、(イ)は各ハンドホールを含めた装置全体構成を模式的に説明する図、(ロ)は特に検知方式を模式的に説明する図である。これらの図において、1は石英系光ファイバによる光ファイバ線路である。光ファイバ線路1の途中に複数のハンドホール2が距離をおいて設置されている。3はハンドホール2の蓋である。
光ファイバ線路1の一端には、光ファイバにパルス光を入射した時に、フレネル反射やレーリー後方散乱による戻り光が反射点又は散乱点までの距離に比例した時間後に入射端に戻ってくることを利用して、光ファイバ線路の損失分布測定を行う光パルス試験装置、いわゆるOTDR(Optical Time Domain Reflectometry)9が接続されている。
また、光ファイバ線路1の途中の各ハンドホール2内では、光ファイバ線路1にそれぞれカプラ4を介して分岐ファイバ5aを接続し、この分岐ファイバ5aに、ハンドホール2内に取り付けた光ファイバセンサ6を接続している。実施例の各カプラ4は、分岐比を98%:2%、95%:5%等のように異ならせており、それぞれ分岐比の小さい側のポートに分岐ファイバ5aを接続(すなわち光ファイバセンサ6を接続)している。
前記光ファイバセンサ6は、図5に示すように、前記分岐ファイバ5aに光コネクタ10を介して接続される余長部5bと蓋(可動体)3の開閉(変位)により曲げ変形を受けるセンサ部5cとその前方部5dとが一連続する光ファイバが収容され、その先端(すなわち前方部5dの先端)に、反射部としてのFBG(ファイバブラッググレーティング)7を設けている。前記分岐ファイバ5a、余長部5b、センサ部5c、前方部5dを検知用光ファイバと呼ぶ。この光ファイバセンサ6は、蓋3が開いた時に、検知用光ファイバ5のセンサ部5cに曲げ変形を与えるための詳細は後述する変形付与部材8を備えている。前記FBG7は、反射減衰量が5dB以下程度のものを使用するのが適切である。
前記FBG(ファイバブラッググレーティング)7は、光ファイバのコアに周期的な屈折率変化を持たせた構造であり、このFBGに光を入射した時、屈折率変化の周期(幅)に対応する特定の波長の光を強く反射するという性質があり、一般的には光フィルタとして利用されるが、本発明では、その特定の波長の強い反射光を利用する。
図11に変形付与機構11の一例を示す。この変形付与機構11は、軸11aを中心として回転可能なリンク11bと、リンク11bの上端部を上に付勢するバネ11cとを持ち、リンク11bの下端部が前記変形付与部8を受け止め、リンク11bの上端部が閉じた蓋3の内面に接する構成である。蓋3が閉じている時は、リンク11bの下端部で受け止められた変形付与部材8は、図5(イ)のようにセンサ部5cに対してフリー(荷重を及ぼさない)であり、蓋3が開いた時は、図11に2点鎖線で示すように、バネ11cの反力でリンク11bが反時計回り方向に回転するので、リンク11bの下端部から開放された変形付与部材8が、図5(ロ)のように自重で下降しセンサ部5cに荷重を及ぼして、曲げ変形を与える。
上記の蓋開閉検知装置12において、OTDR9から光ファイバ線路1にパルス光を入射し、入射端に戻ってきた戻り光のレベル(光パワーレベル)の時間変化を測定すると、OTDR9では、図2のような波形が表示される。同図において、実線はOFF状態(センサ部5cに曲げ変形を与えない状態(蓋閉の状態))、破線はON状態(センサ部5cに曲げ変形を与えた状態(蓋開の状態))である。
このような波形表示となることを、図3を参照して説明すると、各光ファイバセンサ6について、カプラ4で分岐したルートのうち分岐比の大きいルート(光ファイバ線路1のみのルート、すなわち、光ファイバ線路1をそのまま伝送される光の戻り光のルート)を通った波形は図3(ロ)の実線のようになり、分岐比の小さいルート(光ファイバセンサ6側のルート、すなわち、カプラ4で分岐して検知用光ファイバ5を通りFBG7に入射する光の戻り光のルート)を通った波形は図3(ロ)の破線のようになる。したがって、その2つのルートを通った光を合成した波形は、図3(ハ)のようになる。したがって、全体として図2のような波形表示となる。
本発明では、前記のように、FBGが屈折率変化の周期に対応する特定の波長の光を強く反射するという性質を利用するが、その特定の波長の強い反射光を利用している。すなわち、光ファイバ線路1にパルス光を入射した時、FBGで反射した反射光が入射端に戻ってくるが、そのFBGの反射によって発生する反射ピークのレベルは、ノイズレベルよりも顕著に高いレベルである。この高いレベルの反射ピークも、曲げ変形を受けた時センサ部5cでの光損失による光量減少によって低くなるが、やはりノイズに埋もれることなく、ピークの状態で明確に表れる。したがって、単に曲げ変形に伴う光損失の変動を捉える従来の光ファイバセンサと比べて、確実な検知が可能となる。
図4はOTDR9の測定結果グラフである。パルス幅が短い状態のまま長距離位置の光ファイバセンサを測定した場合や損失の大きい状態では、ダイナミックレンジの不足から波形が非常に乱れてしまう。このように乱れた波形では、単純に光損失の変動を捉える従来型センサで明確に識別することは難しい。ダイナミックレンジを広げるためには、パルス幅を広げる必要があるが、しかしパルス幅を広げると距離分解能が低下してしまい、光ファイバセンサが近接している場合、波形が重なり合い、どちらのセンサか区別がつかなくなってしまう。
しかし、本発明では、前述の通り、FBGで反射した戻り光のレベルの変動を捉えて光ファイバセンサのON−OFFを検知するものであり、そして、FBGの反射によって発生する反射ピークのレベルは、図4のグラフに示す通りノイズレベルよりもはるかに高いレベルになるので、パルス幅が狭くても、ノイズに埋もれて判定できなくなってしまうことはない。このようにパルス幅の狭いパルス光を利用できるので、光ファイバセンサが近接して配置されている場合でも、各光ファイバセンサを区別して検知することができる。
また、上記蓋開閉検知装置12によれば、1本の光ファイバ線路1から複数のカプラ4で分岐させた複数の光ファイバセンサ6で検知することができ、しかも、各光ファイバセンサ6の測定レベルを同時に表示できるので、複数本の光ファイバを布設する従来方法で1測定あたり30秒〜1分程度必要となるものとは異なり、各光ファイバセンサについて同時に短時間で測定することができる。
また、センサ部が1本の光ファイバ上に多段に設けられているのでなく、カプラ4で分岐させた検知用光ファイバ5にセンサ部5cを設けているので、1つの光ファイバセンサ6の光ファイバが断線してしまっても、ほかの光ファイバセンサが機能しなくなる問題は生じない。
また、1本の光ファイバ上に光ファイバセンサを多段に設けた場合と異なり、カプラで分岐しているため、複数の光ファイバセンサのセンサ部5cに同時に損失が生じても、OTDRで測定できる距離が短くなることはない。
また、従来は損失の影響によりOTDRで測定できる距離が短くなってしまうことから、1つの光ファイバセンサで与えることのできる損失にはある程度制限が必要だったが、カプラで分岐させることにより、与える損失の制限範囲を大きくすることができる。
また、図4のグラフで説明した通り、パルス幅が短い状態のまま長距離位置の光ファイバセンサを測定した場合でも、反射ピークがノイズレベルよりもはるかに高いレベルになり、ノイズに埋もれて判定できなくなってしまうことはないため、距離分解能の高いパルス幅(短いパルス幅)を使用することができ、反射のデッドゾーンも小さくなる。したがって、光ファイバセンサ間の距離を短くしても反射が重なることはない。
また、カプラとして、例えば実施例のように98%:2%や95%:5%等のように分岐比の異なるカプラを使用し、分岐比の小さいポートを光ファイバセンサに繋げることで、分岐による損失を小さくすることができる。これにより、同時に監視できる光ファイバセンサの数を増やすことができる。
図5に示した光ファイバセンサ6(6A)は、センサ部5cに曲げ変形を与える変形付与機構として、光ファイバを円形状に複数回ターンさせて形成した円形束の下部を、変形付与部材8で引き下げて縦長楕円形に変形させる構造としたが、これに限らず種々の変形付与機構を採用できる。
例えば、図6に示した光ファイバセンサ6(6B)は、変形付与機構として、光ファイバを円形状に複数回ターンさせて形成した円形束の頂部を変形付与部材8で押し下げてハート形に変形させる構造としている。
図7に示した光ファイバセンサ6(6C)は、変形付与機構として、検知用光ファイバ5の直線状のセンサ部5cの下側に、凹所15aを持つ雌型部材15を配置し、その上方位置に、前記凹所15aに嵌合する形状の凸部16aを持つ雄型部材16を上下に移動可能に配置し、雄型部材16で押し下げてセンサ部5cを雌型部材15に押し付けて、曲げ変形を与える構造である。
また、図8〜図10に示した光ファイバセンサ6のように、カプラ4を光ファイバセンサ6に内蔵させることもできる。図8の光ファイバセンサ6(6A’)は図5の光ファイバセンサ6(6A)の変形例、図9の光ファイバセンサ6(6B’)は図6の光ファイバセンサ6(6B)の変形例、図10の光ファイバセンサ6(6C’)は図7の光ファイバセンサ6(6C)の変形例であるが、いずれの光ファイバセンサも、中間部にカプラ4を設け両端に光コネクタ10、10’を取り付けた光ファイバ1aを、光ファイバ線路1の一部として、光ファイバセンサ6内に配置し、前記カプラ4に検知用光ファイバ5を接続した構造である。
図12に蓋開閉検知装置の他の実施例を示す。この実施例の蓋開閉検知装置22は、測定装置19及び光ファイバセンサ6内のFBG7を除き、図1の蓋開閉検知装置12と同じである。すなわち、この蓋開閉検知装置22は、各光ファイバセンサ6に設ける各FBG7の固有の反射波長を互いに異ならせるとともに、戻り光のレベルを測定する測定装置として、戻り光の波長分布に対応するレベルを測定できる測定装置、例えばいわゆるスペクトルアナライザ19を用いたものである。
この蓋開閉検知装置22は、個々の光ファイバセンサ6についての検知原理、すなわち、センサ部5cに曲げ変形による損失が与えられると、損失による光量の減少からFBG7の反射測定レベルが顕著に変動するので、その測定レベルの顕著な変動で蓋の開閉を検知することができる、という検知原理自体は、図1の実施例と同様である。しかし、この蓋開閉検知装置22は、各光ファイバセンサ6を区別する方式が異なる。
すなわち、この蓋開閉検知装置22では、スペクトルアナライザ19で、戻り光の波長分布に対応するレベルを測定し、反射ピークが生じた波長によって、いずれの光ファイバセンサ6かを区別する。
図13のグラフはスペクトルアナライザ19で測定した、戻り光の波長分布に対応するレベル(横軸が波長、縦軸が光パワーレベル)を示す。図13(イ)のように戻り光の波長分布に対応するレベルが表示された時、各光ファイバセンサ6におけるFBG7が互いに異なる反射波長を持つので、異なる波長位置にピークが発生しており、そのピーク位置の波長から、どの光ファイバセンサかを区別できる。
図13(ロ)は、スペクトルアナライザ19の測定レベルが蓋の開閉により明確に異なることを示すもので、実線は各センサ部5cに曲げ変形を与えない状態(OFF状態)の測定レベル、破線は曲げ変形を与えた状態(ON状態)の測定レベルを示す。図示の通り、OFF状態(実線)とON状態(破線)とでは、反射ピークの測定レベルが顕著に異なるので、その反射測定レベルから、蓋の開閉を検知できる。スペクトルアナライザ19を用いるこの実施例では、このようにして、複数の光ファイバセンサ6の同時測定が可能である。
また、この蓋開閉検知装置22では、従来例の特許文献3のようなFBG部に歪みを与える方式と異なり、FBGには歪みを与える必要がないので、FBG部に歪みを与えるための煩雑な機構が不要で簡潔であり、またFBGの固定に手間がかかるという問題もない。また、FBG部に歪みを与える方式では、FBGに歪みが生じて反射波長がずれたときに、隣接するFBGの反射波長と重なってしまうが、FBGに歪みを与える必要のない本発明の蓋開閉検知装置22では、そのような問題は生じない。
また、高速なスペクトラムアナライザーでは、1回の測定時間が10msと非常に高速な測定が可能なので、リアルタイムで光ファイバセンサの動きをモニタリングすることが可能である。
上述の実施例はハンドホールの蓋の開閉を検知し監視するものとして説明したが、これに限らず、マンホールその他の電気設備ないし光設備の蓋や扉、あるいはその他の設備、構造物、建築物の蓋や扉等の可動体の変位の監視に適用することができる。さらに本発明は、広義の可動体の監視に適用することができる。例えば、フェンスを乗り越えて浸入する侵入者を検知する侵入者検知装置として適用することができる。この場合、侵入者がフェンスを乗り越える際にフェンスに荷重が加わった時、その荷重によるフェンスの変位(つまりフェンスが可動体に相当)によりセンサ部に曲げが発生するように設定する。これによりフェンスを乗り越えて浸入する侵入者を検知できる。また、水槽等における水位検出装置として適用することも可能である。この場合の水位検出対象の水が広義の可動体に相当するが、水位が上昇した時に、センサ部に曲げが発生するように設定する。その他、種々の広義の可動体の変位検出に適用可能である。
本発明の光ファイバを用いた可動体変位検知装置の一実施例で複数のハンドホールの蓋の開閉を検知する蓋開閉検知装置の構成を説明するもので、(イ)は各ハンドホールを含めた装置全体構成を模式的に説明する図、(ロ)は特に検知方式を模式的に説明する図である。 図1の蓋開閉検知装置を作動させている時のOTDRによる表示波形の模式図である。 1つの光ファイバセンサについて図2の表示波形が生じる状況を説明する図である。 本発明によれば検出信号がノイズに埋もれず明瞭になることを具体例で説明するもので、OTDRの測定結果グラフである。 上記の蓋開閉検知装置における光ファイバセンサの一実施例を示すもので、(イ)はOFF状態(蓋が閉の状態)、(ロ)はON状態(蓋が開の状態)である。 上記の蓋開閉検知装置における光ファイバセンサの他の実施例を示すもので、(イ)はOFF状態(蓋が閉の状態)、(ロ)はON状態(蓋が開の状態)である。 上記の蓋開閉検知装置における光ファイバセンサのさらに他の実施例を示すもので、(イ)はOFF状態(蓋が閉の状態)、(ロ)はON状態(蓋が開の状態)である。 図5の光ファイバセンサにカプラを内蔵させた変形例の光ファイバセンサを示すもので、(イ)はOFF状態(蓋が閉の状態)、(ロ)はON状態(蓋が開の状態)である。 図6の光ファイバセンサにカプラを内蔵させた変形例の光ファイバセンサを示すもので、(イ)はOFF状態(蓋が閉の状態)、(ロ)はON状態(蓋が開の状態)である。 図7の光ファイバセンサにカプラを内蔵させた変形例の光ファイバセンサを示すもので、(イ)はOFF状態(蓋が閉の状態)、(ロ)はON状態(蓋が開の状態)である。 図5の光ファイバセンサが蓋の開閉で作動する機構の一例を示す図である。 戻り光を測定する測定装置がスペクトルアナライザ(波長分布測定装置)である場合の実施例を示すもので、図1(ロ)に相当する図である。 図12の蓋開閉検知装置を作動させている時のスペクトルアナライザによる表示波形の模式図である。
符号の説明
1 光ファイバ線路
2 ハンドホール
3 蓋(可動体)
4 カプラ
5 検知用光ファイバ
5a 分岐ファイバ
5b 余長部
5c センサ部
5d 前方部
6(6A、6B、6C、6A’、6B’、6C’) 光ファイバセンサ
7 FBG(ファイバブラッググレーティング)
8 変形付与部材
9 OTDR(測定装置)
10、10’ 光コネクタ
11 変形付与機構
12、22 蓋開閉検知装置(光ファイバを用いた可動体変位検知装置)
19 スペクトルアナライザ(測定装置)

Claims (5)

  1. 変位を監視すべき監視対象の可動体が距離をおいて複数ある場合に、各可動体のある箇所を通るように布設された光ファイバ線路にパルス光を入射した時に反射や散乱により入射端に戻ってくる戻り光のレベルを測定して各可動体の変位を検知する光ファイバを用いた可動体変位検知装置において、
    前記可動体の変位により曲げ変形を受ける検知用光ファイバを、光ファイバ線路の途中の前記可動体のある各箇所でそれぞれカプラを介して光ファイバ線路に接続し、前記検知用光ファイバにおける曲げ変形を受けるセンサ部の前方端に、反射部としてのFBG(ファイバブラッググレーティング)を設け、前記光ファイバ線路にパルス光を入射した時に前記FBGで反射した戻り光のレベルが、前記センサ部での光損失による光量減少によって変動することを検出して、各可動体の変位を検知するようにしたことを特徴とする光ファイバを用いた可動体変位検知装置。
  2. 光ファイバ線路の途中の各箇所に設けられるカプラとして、分岐比の異なるカプラを用い、前記検知用光ファイバをカプラにおける分岐比の小さい側に接続したことを特徴とする請求項1記載の光ファイバを用いた可動体変位検知装置。
  3. 前記監視対象の可動体が、光ファイバ線路の途中に設置されたマンホールやハンドホール等の開閉可能な蓋又は扉であることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバを用いた可動体変位検知装置。
  4. 入射端への戻り光のレベルを測定する測定装置は、戻り光が反射点又は散乱点までの距離に比例した時間後に入射端に戻ってくることを利用して、光ファイバ線路の損失分布測定を行う光パルス試験装置であることを特徴とする請求項1〜3記載の光ファイバを用いた可動体変位検知装置。
  5. 入射端への戻り光のレベルを測定する測定装置は、戻り光の波長分布に対応するレベルを測定できる測定装置であるとともに、前記各FBGの固有の反射波長を互いに異ならせたことを特徴とする請求項1〜3記載の光ファイバを用いた可動体変位検知装置。
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