JP2006214214A - 灯器の洗浄システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 トラックに搭載した作業用ロボットのアーム先端にブラストノズルを取付けて洗浄対象物である路面灯、滑走路誘導灯等の灯器面に洗浄材をブラストして洗浄する。
【解決手段】 洗浄材ブラスト装置と、マニピュレータ先端にブラストノズル32及びCCDカメラ10aを備えた作業用ロボット9とを搭載したトラック1を灯器30近傍の所定の位置に停止させ、CCDカメラ10aから取り込まれた画像に基き、車載コンピュータの処理により距離情報から寸法を認識し、画像の洗浄対象物の形状を記憶している形状と照らし合わせて画像認識し、それによって位置情報を探索する。作業用ロボットのマニピュレータ先端のブラストノズルから洗浄対象物に向けて洗浄材を吹付けて自動洗浄する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、路面灯、滑走路誘導灯等の灯器の洗浄システムに関する。
航空機滑走路、誘導路、車両用道路、分離帯等に間隔をおいて埋め込まれ、もしくは設置される路面灯、誘導灯等の灯器は、雨水・埃による汚れ以外に、航空機やトラックの走行及び停止・発進によって生じる排気ガスやタイヤの磨耗屑の付着、さらには路面灯設置部分を防水処理するコーキング材の飛散焼き付きなどの汚れによって、所定の機能を発揮することができなくなる。雨水・埃の付着による汚れは容易に除去できるが、タイヤの磨耗屑やコーキング材が路面灯等のガラス面に油分とともに摩擦熱により焼き付いて(蒸着)ガラス表面に付着したものを完全に除去することは容易ではない。
このような物の表面に焼き付いた汚染物の洗浄として、路面灯、滑走路誘導灯または反射鏡の汚れに対しては従来、手作業によるスクレーパ作業により洗浄していた。
また、このような物の表面に焼き付いた汚染物の洗浄には、一般に、塗装・メッキ工場等で、ワーク表面の錆落し、研磨等に利用されているサンドブラストおよび、対象物が傷付きやすい場合にはソフトブラストを適用することが考えられる。ソフトブラストシステムのブラスト材(洗浄材、研浄材)は、その対象物と目的に応じて、拡散しても人体には無害な重曹(重炭酸水素ナトリウム)またはドライアイス(二酸化炭素)のいずれかが使用されている(例えば、特許文献1参照)。また、自走する台車へ管理棟の管理PCから洗浄作業ルートに即した絶対位置情報を送り,GPS電波を受信参照して灯火位置へ台車を移動する洗浄台車において、滑走路灯の照度を測定し画像処理により判別処理しドライアイスブラストで洗浄することも開示されている(例えば、特許文献2)。さらに、保守点検の対象である滑走路の灯器を検知カメラの画像に基づき、予め入力されている画像データと比較して灯器のボルト位置と清掃位置を算出し、ロボット作業装置を駆動して清掃する装置も知られている(例えば、特許文献3)。
特開10−202208号(第3頁左欄第38行〜右欄第21行、図2) 特開2002−138431号(第2頁、左欄第1〜30行、図1)。 特開平7−229106号(第1頁、左欄第1〜16行、35〜40行、図1)
上記のように、洗浄対象物である路面灯、滑走路誘導灯または反射鏡の汚れに対しては従来、手作業によるスクレーパ作業により洗浄していたため能率の向上が望めないばかりか、トラックを通行させたまま路面灯等を洗浄するには危険であり、作業区域の交通を長時間遮断すると交通渋滞を招くおそれがある。このため、路面灯または反射鏡等をソフトブラストによって比較的短時間に洗浄することの出来るシステムの開発が望まれている。
本発明は、作業用ロボットをトラックに搭載し、モニタを見ながら運転者がトラックを運転して、トラックと相対的にある範囲に灯器を位置させたのち、洗浄対象物の位置や種類を自動検出しながらマニピュレータ先端のブラストノズルを接近させてソフトブラストすることにより、路面灯または反射鏡を容易、迅速に洗浄をするようにしたガラス面洗浄システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項は、三次元空間を自在に動かせる多関節アームの先端付近にブラストノズル、距離センサおよびCCDカメラを取り付け、距離センサによりX−Y軸上にある路面灯等の灯器との距離をはかりながら、自動認識システムにより作業目標の位置や寸法・形状から対象物の種別を探索して設定した後、洗浄材をブラストして洗浄する方法であって、
灯器の外形およびランプ位置をモデル化して初期登録し、カメラ撮像データをカメラ入力1,2,3及び4として、画像処理ユニットの「登録モデル1粗サーチ」、「登録モデル1精密検出」、「登録モデル2精密検出」、及び「登録モデル3検出」の各処理にそれぞれ入力し、
「登録モデル1粗サーチ」で灯器形状である「登録モデル1」を検出し、座標点算出と高さ検出のため多関節アームを制御しながら計算処理を行い、「登録モデル1」を検出できないときは反復してシャタースピードを変更して、カメラ入力1から再度処理して画像を認識し、
多関節アームを制御しながら座標点直上に距離センサを位置させ高さ検出が終了したのち、多関節アームを制御しながらCCDカメラを座標点直上に位置させ撮影したデータである、カメラ入力2の入力に基づき、「登録モデル1精密検出」で灯器形状と灯器上ランプ位置である「登録モデル1」を検出したのち、「登録モデル2精密検出」で灯器が備えているボルト位置である「登録モデル2」を検出した結果と、X−Y軸座標算出結果とから、灯器の種別の判断を行う「演算」を行って灯器種別を決定し、この「登録モデル2」を検出できないときは反復してシャタースピードを変更しカメラ入力2から再度処理して画像を認識し、
「演算」を経て灯器を決定後、カメラ入力3の入力から「登録モデル3検出」の処理から座標軸とボルト対角線のなす角θから割り出されるランプ位置である「登録モデル3」を精密検出して洗浄対象とその位置を決定する一方、
この「登録モデル3」が検出NGのときは、カメラ入力3データの階調段階の白黒レベル設定を変更し、カメラのシャタースピードを変更してカメラ入力3を再び「登録モデル3検出」の処理に入力して洗浄対象とその位置を決定することを特徴とする灯器の洗浄方法である。
上記のように、本発明は、洗浄材ブラスト装置と、マニピュレータ先端にブラストノズル及びCCDカメラを備えた作業用ロボットとを搭載したトラックを、洗浄対象物とする路面灯または反射鏡近傍の所定の位置にモニタを見ながら運転者が運転して、トラックと相対的にある範囲に灯器を位置させて停止させ、前記CCDカメラから取り込まれた前記洗浄対象物の画像に基き、車載コンピュータの処理により位置情報から寸法(高さ、灯器の寸法および後記ボルト位置の角度θ(図3))を認識し、画像の洗浄対象物の形状を記憶している形状と照らし合わせて認識し、それによって対象として認識した洗浄対象物の位置情報を探索し、前記作業用ロボットのマニピュレータ先端のブラストノズルから洗浄対象物に向けて洗浄材を吹付けることで、人手に頼って手間と時間をかけることなく、また交通に脅かされたり妨害することなく、安全、簡便で効率的に対象物を洗浄することができる。また、灯器の外形およびランプ位置をモデル化して初期登録する事で、対象エリアの灯器の種別とその位置を全体として登録したり、その洗浄ルートを管理用PCなどで管理する必要が無いことから、灯器の変更や追加に対してシステムを何ら変えずに対応ができる。そして、灯器のランプ位置の検出に対して、画像の処理を階調段階の白黒レベル設定を変更して再検出できるようにしたことから、ランプの点灯か消灯かの状態にかかわらず、確実にランプ位置が検出できる。さらに、精密にランプ位置が割り出されるため、洗浄対象をランプ位置(正確にはランプ発光を導くプリズム表面ガラス面)のみと限定でき、洗浄剤を無駄にせず、かつ短時間に洗浄できる。
図1は本発明洗浄システムの機器構成図である。
天蓋付のトラック1の荷台に、洗浄材タンク及び洗浄材定量供給装置(図示省略)と作業用ロボット(多関節ロボット)9、ロボットコントローラ2及び画像処理コントローラ3を搭載する。作業用ロボット9は、ロボットアーム先端のマニピュレータにブラストノズル(図示省略)と洗浄対象物(誘導灯などの灯器)30の清掃面を検出する距離センサ10aとCCDカメラ10bを取付けている。画像処理コントローラ3は、データ通信用コントローラ4、外部メモリ6を有し、且つデータ入力機器7に接続された画像処理ユニット5から構成されており、その出力側に画像認識ユニット用照明装置8を導出している。
図2は洗浄対象とする灯器30の概略平面を示すもので、(a)は平行する2つの光源(ハロゲンランプ)31を持つ大型灯器両目、(b)は1つの光源31を持つ大型灯器片目、(c)は平行して位置ずれした位置に2つの光源(両目)31を持つ中型灯器、(d)は1つの光源(片目)31を持つ中型灯器、(e)は傾けた位置に2つの光源(両目)31を持つ中型灯器、(f)は中央に1つの光源31を持つ小型灯器である。
図3は2つの光源(両目)を持つ中型灯器の角度補間検査状態を示し、(a)は灯器取付用ボルトの位置(太線矢印方向)の角度補間検査(サンプル)画像1、(b)はサンプル画像1を180°旋回させたときのサンプル画像2を示す。サンプル画像2はサンプル画像1に対し180°非鏡面像で、例えばグレー処理で色合白黒、255階層とする。
図4は1つの光源(片目)を持つ中型灯器のサンプル画像で、(a)は灯器判別サンプル画像1、(b)はサンプル画像1を反転させたときのサンプル画像2を示す。図4中、符号18は前記灯器の取付用ボルト(図示のように4ヶ所ずつ)である。
図5は本発明洗浄システムのブロック図である。
コンピュータ12の入力側に起動スイッチ11と距離センサ13を接続し出力側にカメラ10bとロボットコントローラ2を接続する。カメラ10bの撮影データは画像メモリ14、位置データメモリ15、演算器16及び登録種別データ17からなる「登録モデル1粗サーチ」部A,と画像メモリ24、位置データメモリ25、演算器26からなる「登録モデル1精密検出」部Bと、画像メモリ34、位置データメモリ35、演算器36からなる「登録モデル2精密検出」部Cと、画像メモリ44、位置データメモリ45、演算器46からなる「登録モデル3検出」部Dとから構成されている。
図6は作業の前段、すなわち画像処理ユニット5に洗浄対象の灯器種別の判断画像として外形およびランプ位置をモデル化して初期登録した後、灯器形状の大まかな形を画像処理する「登録モデル1粗サーチ」の検出処理を行い、灯器の大きさと座標点を求めた後、座標点の真上に距離センサを移動して、高さ検出を行う処理を示すフローチャートである。
図7は作業の中段、すなわち座標点の真上にCCDカメラを移動して、再び灯器形状の形状およびランプ位置を画像認識する「登録モデル1精密検出」、および灯器の備えているボルト位置を画像処理する「登録モデル2精密検出」をそれぞれ行い、その後「演算」して灯器種別を判定する処理を示すフローチャートである。
図8は作業の後段、すなわち「演算」を経て灯器を決定後、カメラ入力3の入力から「登録モデル3検出」の処理から座標軸とボルト対角線のなす角θから割り出されるランプ位置である「登録モデル3」を精密検出して洗浄対象とその位置を決定する一方、
この「登録モデル3」が検出NGのときは、カメラ入力3データの階調段階の白黒レベル設定を変更し、カメラのシャタースピードを変更してカメラ入力3を再び「登録モデル3検出」の処理に入力して洗浄対象とその位置を決定する処理であり、そのあと洗浄動作をかけることを示すフローチャートである。
具体的に灯器の洗浄に至るまでの洗浄対象の自動認識と、位置の検出について以下にステップを追って説明する。
あらかじめデータ入力機器7を操作し、カメラ10bを用いて、図2に示す各種灯器を撮影して画像をモデル化して初期登録しておく。モデル1,2,3を初期登録(ステップST1)しておく。まず、洗浄材ブラスト装置と、マニピュレータ先端にブラストノズル及びCCDカメラを備えた作業用ロボットとを搭載したトラックを、洗浄対象物とする路面灯または反射鏡近傍の所定の位置にモニタを見ながら運転者が運転して、トラックと相対的にある範囲に灯器を位置させて停止させ、起動スイッチ入力(ST2)にてロボット動作(ST3)を行う。カメラ入力1(ST4)で登録モデル1を検出し(ST5)、座標点算出(ST6)、ロボット動作(ST11)、高さ検出(ST12)を行う。
すなわち、図6に示すように、起動スイッチ入力にてPLC12をスタンバイ状態から動作状態に移す(ST2)。PLC12の指令にてロボット2を動作させ、対象の洗浄物(灯器)30の近傍へカメラ10bを移動して灯器30をカメラで初期設定シャッタースピードにて撮影する(ST3)。その撮影データを信号カメラ入力1として「登録モデル1粗サーチ」部Aの画像メモリ14へ送信する(ST4)。カメラ入力1を受けた「登録モデル1粗サーチ」部Aは、画像メモリ14に受取ったデータから位置データを切り出して位置データメモリ15へ出力し、かつ演算(1)部16へデータ送信し、灯器形状である「登録モデル1」として外形寸法を演算し、大型か中型か小型かを判定する。その位置データ(1)や「登録モデル1」判定結果を登録種別データ部17へ送信し初期登録データを照合する(ST5)。位置データメモリ(1)はPLC12へ送信し、灯器上に座標点をとる演算をPLC12で行い(ST6)、その結果を受けてロボット9を動作させ、多関節アームを制御しながら距離センサ10aを座標点直上に移動する(ST11)。そして距離センサ10aにより高さ検出を行う(ST12)。
ステップ5で登録モデル1を検出できないときは2回目計測(カメラ入力1及び登録モデル1検出の実施)(ST7)してシャッタースピード変更(ST8)してST4に戻り、またST7でNGのときは3回目計測(ST9)を経てシャッタースピードを変更(ST8)するが、3回目計測不能のときはNG終了する。
高さ検出(ST12)を終了したもの(ア)は、図7のロボット動作でPLC12の指令により多関節アームを動作させ、制御しながら距離センサ10aを座標点直上に移動する(ST13)。そして、カメラ10bにより直上から灯器30を撮影する。そして、その撮影データをカメラ入力2として「登録モデル1精密検出」部Bの画像メモリ24へ送信する(ST14)。カメラ入力2を受けた「登録モデル1精密検出」部Bは、画像メモリ24に受取ったデータから位置データを切り出して位置データメモリ15へ出力し、かつ演算(2)部26へデータ送信して、灯器形状及びランプ位置を「登録モデル1」として演算し、灯器の種別を概ね判定する。その位置データ(2)や「登録モデル1」判定結果を登録種別データ部17へ送信し、初期登録データと照合する(ST15)。
その後、座標点から座標を算出する(ST16)。ST15画像データを情報として「登録モデル2精密検出」部Cの画像メモリ34へ送信する。そのデータを用いて、灯器の備えているボルト位置を画像から読み取る処理を行い、ボルト位置算出結果を精密検出する(ST17)。
そして、ST16,17の出力を合わせて演算として、(1)灯器の種別最終判定、(2)ボルトの位置からその初期登録モデルとの比較によるランプ位置の演算までを行う(ST18)。ST18でNGのときは2回目計測(ST19)として、まず、シャッタースピード変更(ST20)へ進み、シャッタースピードを初期値からさらに速い速度として画像のコントラストをつける(ST20)。そしてカメラ入力2(ST14)へもどり、2回目の計測に入る。その後ST15からST18までの処理を行い、ST18の演算がうまくいった場合、次へ進むが、NGの場合2回目計測(ST19)へ戻る。ここでNGの方へ進み3回目計測(ST21)へ移り、以下2回目計測と同様でST18で良好なら次へ進み、NGならここでNG終了(ST21)に入り、終る。
演算(ST18)を経たもの(イ)は、図8のカメラ入力3により灯器30を再び撮影して、その撮影データをカメラ入力3として「登録モデル3検出」部Dの画像メモリ44へ送信する(ST22)。カメラ入力3を受けた「登録モデル3検出」部Dは画像データからボルトのうち対角に位置するボルト中心間距離を演算し、初期登録モデルと比較して登録正位置データに対し座標軸とボルト対角線のなす角度θを求め、撮影データの正位置に対する回転角を算出する。また、画像と現状のθから灯器のランプ位置を正確に算出する(ST23)。良好に算出できたものは次の洗浄(ST24)へ移行し、灯器のランプを洗浄したのち、データクリア(ST25)して終了する。
ST23で算出結果がNGのときは、灯器のボルトやランプの画像のコントラストがはっきりしていないことがある。撮影画像処理する際にトーンを255階調に分けて信号化しているが、ST23において画像を単純化する白と黒の2トーン化処理のしきい値の初期設定階調値を変更する(ST26)。次の白黒レベル変更NG再計測1(ST27)のあと、再びST23の前段へ戻り、「登録モデル3検出(ST23)」を行う。良好演算結果であれば洗浄(ST24)移る。ST23の結果がNGならST26からST27へ移りNGの下(ST28)へ移り、再度2トーン処理のしきい値の階調設定値を変更する。再度ST23へ戻る処理を行い、ST23結果がNGとなると、ST26、27、28、29と移り、3回目計測(ST30)へ移行する。ここで元の撮影データのコントラスト不足が想定されるのでST22へ戻り、再度カメラ10bで撮影する(ST22)。以降同様の処理でST23の結果がNGの場合ST30、31、32、34へと移り、それでもNGならNG終了(ST35)となる。
上記のように、三次元空間を自在に動かせる多関節アームの先端付近にブラストノズル23、距離センサおよびCCDカメラを取り付け、距離センサによりX−Y軸上にある作業対象面との距離をはかりながら、自動認識システムにより作業目標の位置や寸法・形状から対象物の種別を探索して設定した後、Z軸方向に所定の距離を保ってブラストノズル23を接近させるようにマニピュレータ22を駆動制御する自動洗浄システムによって、ブラストノズル23から洗浄材を吹き付けて路面灯または反射鏡30を洗浄する。その後、路面灯や反射鏡の輝度により洗浄判定し、洗浄完了を判断する。この間、起動ボタンを起動するだけで自動操作でき、路面灯または反射鏡30が多数配置してあっても短時間に順次移動洗浄できる。
上記のように、本発明の路面灯、滑走路誘導灯または反射鏡のガラス面洗浄システムは、圧縮空気源ユニットと、洗浄材粉末タンクと、洗浄材を高圧空気によって吸引混合するエゼクタと、エゼクタから導いたホース端のブラストノズルとCCDカメラとをマニピュレータ先端に取付けた作業用ロボットとモニタとを車載し、圧縮空気源ユニット以下作業用ロボットまでの機器を搭載したトラックを、対象とする路面灯または路面反射鏡の近くの作業位置に停止し、自動カメラ撮影データの画像処理により対象種別の自動判定や位置割り出しを行い、作業用ロボットを操作して、前記CCDカメラによる寸法、形状認識を行って位置を検出しながら前記マニピュレータ先端のブラストノズルを接近させて洗浄材を吹付けるものである。
画像認識として、対象物を形状から種別等を判断するステップ、対象物の備えたボルトから登録画像との回転角を割り出すステップ及び、ランプ位置の精密な割り出しステップを備え、対象判別する。
本発明は、ブラスト機器と作業用ロボットと、モニタとをトラックに搭載したまま、作業用ロボットを操作して、対象物である路面灯又は路面誘導灯などの陶器反射鏡にブラストノズルを接近させ、洗浄材をブラストして路面灯または反射鏡のガラス面を洗浄するようにしたので、対象物を傷付けず、環境負荷も高くならない。また、噴射圧力が低いので、省エネ性が高く、安全、簡便に対象物を洗浄することができる。
本発明洗浄システムの構成図である。 本発明において洗浄対象とする灯器を示すもので、(a)は平行する2つの光源(両目)を持つ大型灯器、(b)は1つの光源(片目)を持つ大型灯器、(c)は平行して位置ずれした位置に2つの光源(両目)を持つ中型灯器、(d)は1つの光源(片目)を持つ中型灯器、(e)は傾けた位置に2つの光源(両目)を持つ中型灯器、(f)は中央に1つの光源を持つ小型灯器の概略平面図である。 2つの光源(両目)を持つ中型灯器の角度補間検査状態を示し、(a)は角度補間サンプル画像1、(b)はサンプル画像1を180°旋回させたときのサンプル画像2を示す。 1つの光源(片目)を持つ中型灯器のサンプル画像で、(a)は角度補間サンプル画像1、(b)はサンプル画像1を白化したときのサンプル画像2を示す。図1の平面図である。 本発明洗浄システムのブロック図である 洗浄作業の前段を示すフローチャートである。 洗浄作業の中段を示すフローチャートである。 洗浄作業の後段を示すフローチャートである。
符号の説明
1 トラック 2 ロボットコントローラ
3 画像処理コントローラ 4 データ通信用コントローラ
5 画像処理ユニット 6 外部メモリ
7 データ入力機器 8 画像処理用照明ユニット
9 多関節ロボット 10a 距離センサ
10b CCDカメラ 12 コンピュータ
14、24、34、44 画像メモリ
15、25、35、45 位置データメモリ
16、26、36、46 演算部
17 登録種別データ 18 ボルト
30 灯器 31 光源

Claims (1)

  1. 三次元空間を自在に動かせる多関節アームの先端付近にブラストノズル、距離センサおよびCCDカメラを取り付け、距離センサによりX−Y軸上にある路面灯等の灯器との距離をはかりながら、自動認識システムにより作業目標の位置や寸法・形状から対象物の種別を探索して設定した後、洗浄材をブラストして洗浄する方法であって、
    灯器の外形およびランプ位置をモデル化して初期登録し、カメラ撮像データをカメラ入力1,2,3及び4として、画像処理ユニットの「登録モデル1粗サーチ」、「登録モデル1精密検出」、「登録モデル2精密検出」、及び「登録モデル3検出」の各処理にそれぞれ入力し、
    「登録モデル1粗サーチ」で灯器形状である「登録モデル1」を検出し、座標点算出と高さ検出のため多関節アームを制御しながら計算処理を行い、「登録モデル1」を検出できないときは反復してシャタースピードを変更して、カメラ入力1から再度処理して画像を認識し、
    多関節アームを制御しながら座標点直上に距離センサを位置させ高さ検出が終了したのち、多関節アームを制御しながらCCDカメラを座標点直上に位置させ撮影したデータである、カメラ入力2の入力に基づき、「登録モデル1精密検出」で灯器形状と灯器上ランプ位置である「登録モデル1」を検出したのち、「登録モデル2精密検出」で灯器が備えているボルト位置である「登録モデル2」を検出した結果と、X−Y軸座標算出結果とから、灯器の種別の判断を行う「演算」を行って灯器種別を決定し、この「登録モデル2」を検出できないときは反復してシャタースピードを変更しカメラ入力2から再度処理して画像を認識し、
    「演算」を経て灯器を決定後、カメラ入力3の入力から「登録モデル3検出」の処理から座標軸とボルト対角線のなす角θから割り出されるランプ位置である「登録モデル3」を精密検出して洗浄対象とその位置を決定する一方、
    この「登録モデル3」が検出NGのときは、カメラ入力3データの階調段階の白黒レベル設定を変更し、カメラのシャタースピードを変更してカメラ入力3を再び「登録モデル3検出」の処理に入力して洗浄対象とその位置を決定することを特徴とする灯器の洗浄方法。
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