JP2006213901A - 梅干の種を原料とする洗浄剤組成物と歯磨き剤。 - Google Patents

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博明 岡田
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Abstract

【課題】薬品や高コストの装置を用いない方法で梅干の種を加工した需要の多い製品の提供。
【解決手段】梅干の種を梅仁と種殻に分け、それぞれを粉砕して得た粉末を混合したものは、洗浄能力、抗菌能力、防臭能力を有し、洗浄剤組成物あるいは歯磨き剤として利用することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、梅干の種を有効利用した洗浄剤組成物と歯磨き剤に関する。
梅干は、日本人にとって馴染みの深い食品であるが、その種は一般的には食されない。そこで、梅干の種の有効利用方法が幾つか提案されており、例えば、特許文献1乃至特許文献7に記載の技術がある。
特許文献1では、超低温粉砕機や搾油機やエタノールなどを用いて種を有効利用する技術が提案されている。特許文献2では、種を機能食にする技術が提案されている。特許文献3では、種を食用にする技術が提案されている。特許文献4では、種を枕の充填剤にする技術が提案されている。特許文献5では、種を芳香剤にする技術が提案されている。特許文献6では、種を医薬および健康食品にする技術が提案されている。特許文献7では、種を入浴剤にする技術が提案されている。
しかしながら、従来技術では、コストが高い、製品の需要が少ないなどの問題があり、残念ながら、梅干の種は、殆ど利用されることなく、廃棄されているのが現状である。
特開平5−161469号公報 特開平8−228711号公報 特開平11−137205号公報 特開平11−313740号公報 特開2000−345186号公報 特開2002−154980号公報 特開2004−277380号公報
本発明は、幾つかの従来技術にもかかわらず、梅干の種の殆どが廃棄され続けている現状を鑑み行なわれたものであり、その目的とするところは、薬品や高コストの装置を用いずして梅干の種を加工し、需要の多い製品を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の洗浄剤組成物と歯磨き剤は、梅干の種を梅仁(中身)と種殻とに分け、それぞれを別途粉末化し、それらを混合することを特徴とする。
梅仁の粉末化は、例えば、乳鉢を用いて人の力で擂る程度で十分である。種殻の粉末は、粒径0.1mm以下が望ましく、粉末化には機械が必要であるが、粒径を0.1mm以下にできさえすればよく、低コストの粉砕機で十分である。また、梅仁の粉末と種殻の粉末の混合も人の力で掻き混ぜる程度で十分である。
洗浄剤組成物とする場合、梅仁の粉末と種殻の粉末の混合比は洗浄対象により変更させることが望ましいが、同容積ずつを混合したもので汎用できる。
歯磨き剤とする場合、卵の殻の微粉末を加えることで、洗浄能力を低下させずに、酸性度を低下させることができる。
本発明のメカニズムは、必ずしも全てが明らかではないが、梅仁に含まれる油性成分が洗浄に大きく働き、同じく梅仁に含まれるクエン酸などが汚れを凝集させていることも洗浄に作用していると推定される。
種殻の粉末の研磨能力も洗浄に作用していると推定される。そのため、種殻の粉末を混合することは、梅仁の粉末のみに比べ、洗浄効果を高めるために重要である。
また、梅仁の粉末のみでは、洗浄後に粉末が残り、これを取り除くのに手数を要すが、種殻の粉末を混ぜることにより、洗浄後の残留物は減り、その僅かな残留物も水洗いで容易に落とすことが可能となる。
本発明の粉末混合物は、洗浄能力を有し、油汚れやこびりついた汚れ、歯の汚れにも効果がある。
また、黄色ブドウ球菌や大腸菌や虫歯菌に対して抗菌作用を示し、これらの菌の繁殖を抑える効果がある。
また、アンモニア臭を抑える効果がある。
また、口内に入れた際、唾液分泌を促進する効果がある。
梅干の種を梅仁と種殻に分けるには種殻を割ることが必要であるが、例えば、金槌で叩く程度で可能であり、高コストの装置を必要としない。また、梅仁の粉末化は、例えば、乳鉢で擂る程度で可能であり、高コストの装置を必要としない。また、種殻の粉末化は、粉砕機を必要とするが、粒径0.1mm以下にできさえすればよく、高コストの装置を必要としない。また、梅仁の粉末と種殻の粉末の混合は、例えば、適当な大きさの容器に入れた後に棒で掻き混ぜる程度で可能であり、高コストの装置を必要としない。以上のように、本発明の粉末混合物は、高コストの装置を要さずして加工できる効果がある。
本発明の粉末混合物の加工には、薬品や多量のエネルギーを必要としない。これはコスト面のみならず、環境負荷の面でも、従来技術以上の効果がある。
本発明の洗浄剤組成物と歯磨き剤が、従来製品の替わりに用いられることにより、資源節約や廃棄物削減の効果が期待できる。
梅干の種を水で洗い、汚れを落とした後、乾燥させる。例えば、天日乾燥の場合、季節にもよるが、好天であれば要する時間は1乃至2日である。
梅仁と種殻を分けるために種を割る。特別な装置は要らず、金槌や万力などがあれば、人の力でも可能である。割れた種を、人の手あるいは比重選別装置により、梅仁と種殻に分ける。
乳鉢などで梅仁を擂り、これを粉末化する。この際、大きな力は必要なく、大きすぎる力は、有効成分が流れ出したり揮発したりするため、逆効果である。
粉砕機などを用いて、種殻を粒径0.1mm以下の粉末にする。温度調節の必要はない。
梅仁の粉末と種殻の粉末とを混合させる。容器に入れ、棒を使い、人の手で掻き混ぜる程度の混合で十分である。こびりついている汚れに対しては種殻の比率を多くした方が高い洗浄効果を得られるが、同容積ずつを混合させたもので十分な汎用性がある。
雑巾やキッチンペーパーなどの用具、あるいは、歯ブラシを水で濡らし、上記の粉末混合物をつけ、汚れ部分、あるいは、歯を擦ることで洗浄する。洗浄後、水を流して残留物を除く。
果肉を食した後の梅干の種を水洗いした後、天日乾燥させ、金槌で割り、人の手で梅仁と種殻とに分けた。乳鉢で擂りつぶした梅仁と、粉砕機(大科工業株式会社製微粉砕試験器)で粒径0.1mm以下になるまで粉末化した種殻とを、ほぼ同容積ずつ合わせ、人の力で掻き混ぜた。
得られた粉末混合物の洗浄効果を確認するため以下の試験を94名で行なった。すなわち、PETボトルに黒色マジックインキで線を引き、1日以上乾燥させたものを用意し、黒インキ部分を、水で濡らした耐水性の紙で擦ったものと、上記粉末混合物の約3mmを水で濡らした耐水性の紙に付けて擦ったものとを比較した。
擦った部分の500nmにおける吸光度を分光光度計(島津製作所製UV−1200)で測定したところ、殆ど黒インキが取り除かれたと判定されるもの(吸光度が0.09未満)が、粉末混合物なしでは0名であったのに対し、粉末混合物を用いたものは21名であった。また、かなり黒インキが取り除かれたと判定されるもの(吸光度が0.09乃至0.9)は、粉末混合物なしでは1名であったのに対し、粉末混合物を用いたものは21名であった。このように94名による試験で粉末混合物に洗浄能力があることが示された。
実施例1と同様の操作で得た粉末混合物を歯ブラシにつけ歯を磨いたところ、歯の汚れが落ち、同時に唾液の分泌が促進された。
実施例2と同様の操作を粉末混合物に鶏卵殻の粉末を混ぜたもので行なったところ、歯の汚れが落ち、同時に唾液の分泌が促進された。また、鶏卵殻と混合することで、混合前に比べて粉末の酸性度が下がることがpH試験紙で確認された。
実施例1と同様の操作で得た粉末混合物を、黄色ブドウ球菌、大腸菌、虫歯菌のそれぞれの菌液を塗布した培地の上に乗せ、37℃に保ったインキュベーターで、24時間、菌を培養したところ、粉末混合物周辺に菌への阻止円が観察され、これらの菌に対する粉末混合物の抗菌効果が示された。
50mg/Lのアンモニア水に、実施例1と同様の操作で得た粉末混合物を入れた後、密封容器中に入れた。水を入れたシャーレも密封容器に入れ、容器を密封して3時間静置した。静置後、水が吸収したアンモニアの量をインドフェノール青吸光光度法で定量した。粉末混合物を入れなかったものの吸光度が1.187であったのに対し、混合粉末を入れたものの吸光度は0.010であった。粉末混合物を入れることで、アンモニア水からのアンモニアガスの蒸発量が減っていることを示す化学分析結果であるが、人間の嗅覚でも、アンモニア臭の減少が確認された。

Claims (2)

  1. 梅干の種を梅仁と種殻に分け、それぞれを別途粉末化し、それらを混合することを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 請求項1記載の粉末を用いることを特徴とする歯磨き剤。
JP2005061464A 2005-02-04 2005-02-04 梅干の種を原料とする洗浄剤組成物と歯磨き剤。 Pending JP2006213901A (ja)

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