JP2006213494A - Boom type crane with jib - Google Patents
Boom type crane with jib Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006213494A JP2006213494A JP2005029931A JP2005029931A JP2006213494A JP 2006213494 A JP2006213494 A JP 2006213494A JP 2005029931 A JP2005029931 A JP 2005029931A JP 2005029931 A JP2005029931 A JP 2005029931A JP 2006213494 A JP2006213494 A JP 2006213494A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jib
- boom
- sheave
- telescopic
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
Description
本発明は、テレスコープ状に伸縮する伸縮ブームの先端部に連結されるジブ付きブーム式クレーンに関する。 The present invention relates to a boom-type crane with a jib connected to a distal end portion of a telescopic boom that telescopically expands and contracts.
この種のクレーンとして、図1に示すようにクレーン車に搭載した旋回台1に起倒可能に支持され、起倒用油圧シリンダー2によって起倒する伸縮ブームと、伸縮ブーム先端のシーブブロック4の両側に図示省略のピンにて連結される伸縮ジブ5と、旋回台1に設けた主巻きワイヤー8用のウインチ6から引き出され、伸縮ブーム3及び伸縮ブーム先端のシーブブロック4に取付けたシーブ7(伸縮ブーム3に取付けられるシーブは図示省略してある)に掛けられる主巻きワイヤー8端に連結され、ブーム先端のシーブ7から吊り下げられる主フック9と、同じく旋回台に設けたウィンチ(図示省略)から引き出され、伸縮ブーム3及びジーブブロック4のシーブ7、11(伸縮ブーム3に取付けられるシーブは同様に図示省略してある)に掛けられる補巻きワイヤー12端に連結されて吊り下げられる補助フック13を有するものが知られる。
As a crane of this type, as shown in FIG. 1, a telescopic boom supported by a swivel 1 mounted on a crane truck and tilted by a hydraulic cylinder 2 for tilting, and a
こうしたクレーンでは、伸縮ブーム3は一般に油圧シリンダー(図示しない)によってテレスコープ状に伸縮するようになっており、また伸縮ジブ5は、図2に示すように基ジブ5aと中間ジブ5bと先ジブ5cよりなってテレスコープ状に伸縮可能に構成され、中間ジブ5bは、油圧シリンダー(図示しない)によって基ジブ5aより出入りし、また先ジブ5cは、中間ジブ5bの出入りによって中間ジブ5bから出入りするようになっている。すなわち図2に示すように、一端が基ジブ5a先端に連結されたワイヤー13が中間ジブ5bに取付けたシーブ14に掛けられたのち、他端が先ジブ5cの後端に連結されており、中間ジブ5bが図示しない油圧シリンダーにより突出し、シーブ14が中間ジブ5bとともに突出すると、シーブ14に掛けられるワイヤー13により先ジブ5bも突出するが、その突出量はシーブ14の突出量の2倍となる。こうして伸縮ジブ5は、油圧シリンダーにより中間ジブ5bが突出すると、それに追随して先ジブ5cが中間ジブ5bの二倍の突出量で突出し、テレスコープ状に伸長する。引込むときは、中間ジブ5bとともにシーブ14が引っ込むと、ワイヤー13が弛み、先ジブ5bが自重により中間ジブ5b内に収まるようになる。
In such a crane, the
以上は、中間ジブが一つの場合であるが、中間ジブが複数ある場合、各中間ジブが上述の先ジブ5cと同様にして伸縮できるように構成される。なお、上述するジブ5は伸縮するようになっているが、単体よりなって伸縮しないタイプのものもある。
The above is a case where there is one intermediate jib, but when there are a plurality of intermediate jibs, each intermediate jib is configured to be able to expand and contract in the same manner as the above-mentioned leading
図1は、伸縮ジブ5がブーム3に横付けに折りたゝまれて不使用状態にあるときを示すものであるが、ジブ5を格納状態から使用状態に切り換えるときには、ジブ5を図示しないサイドアップシリンダにより90°旋回させてブーム3に腹付け状態にし、ジブ先端をブーム先端のシーブブロック4に連結してジブ5を垂直面内で旋回できるようにする。次にブーム3を起こし、次いでジブ用ウィンチ操作によりジブ5を垂直に吊り下げたのち、ジブ用ウィンチ操作によりジブ5を持ち上げ、かつブーム3を倒してジブ5を水平姿勢にした状態で、次に図3に示すように、ステー16をブーム先端のシーブブロック4に連結していた。図3における符号17は、ジブ5のチルト用油圧シリンダーを示す。
FIG. 1 shows a state in which the
上述するジブ5の格納や使用状態への切り換えの詳細については、下記特許文献1に開示されており、本発明の特徴部分でもないので、これ以上の説明は省略する。
The details of storing the
シーブを格納し、或いは使用状態で切り換える方式としてはこのほか、ブーム先端側を支点として横向きに旋回させるタイプのものがあるが、このタイプのものでは、ブームの横方向にシーブを旋回させるための作業スペースを必要とする。この作業スペースを小さくするために下記特許文献2には、ジブを折り曲げた状態で横方向に旋回させるようにしたものが開示されている。 In addition to this, there is a type of storing the sheave or switching it in the use state, and the type of turning the sideways with the boom tip side as a fulcrum is used. Requires work space. In order to reduce this work space, the following Patent Document 2 discloses one in which the jib is turned in a lateral direction while being folded.
すなわち、図4に示すようにブーム19先端に軸18にて横向きに回動可能に支持される枠体21にピン22にてジブ23を垂直面内で縦向きに回動可能に連結し、ブーム19を起こしたのち、枠体21とジブ23を連結する油圧シリンダー24によりジブ23をピン22を支点として下向きに折り曲げ(図5)、ついで軸18上端のシーブ26に掛けられる補助フック用の補巻きワイヤー27のウインチ操作により枠体21を下向きに折り曲げたジブ23とともにブーム19の前面側に旋回させ、その後、油圧シリンダー24によりジブ23を起こして図3に示すような使用状態に切り換えている。
図6は、ブーム先端に連結される、図2に示す伸縮ジブ5を伸ばした使用状態を示すもので、ジブ5は前述するようにブーム先端のシーブブロック4にピンによって縦向きに回動可能に軸着されるとともに、ステー16によって連結され、ブーム先端に方持ちばり状に支持されているものであるが、ジブ5を倒すほど図7に示すようにジブ5を支持する支持長さlが短くなり、支持部での応力集中が大きくなる。したがって強度上、従来は図6に示すジブ5の迎え角θをあまり小さくすることができず、したがってジブ先端より吊り下げられる補助フック13の到達範囲に限度があった。
FIG. 6 shows a state in which the
しかも伸ばしたジブ5は、基ジブ5aのみがシーブブロック4にステー16によって支持されるだけで、中間ジブ5bは基ジブ5aに、先ジブ5cは、中間ジブ5bにそれぞれ基部が支持されているだけであったから、補助フックで吊り上げることができる可搬重量にも限度があった。
In addition, only the
従来の伸縮ジブ5はまた、中間ジブ5bが油圧シリンダーにより、先ジブ5cがシーブとワイヤーよりなる機構により伸縮するようになっており、ジブ5の伸縮に油圧シリンダーやシーブとワイヤーとワイヤーを巻取り用のウインチよりなる機構が必要であった。
The conventional
本発明の第1の目的は、ジブを支持する上述の支持長さlを長くしてジブの迎え角θをより小さくし、補助フックの到達範囲を広げることができるようにしたジブ付きブーム式クレーンを提供しようとするものであり、
第2の目的は、ジブが伸縮式であるジブ付きブーム式クレーンにおいて、ジブを伸ばした使用状態での補助フックで吊り上げることができる可搬重量を増加させることができるようにするものである。
The first object of the present invention is to provide a boom type with a jib that can extend the reach range of the auxiliary hook by increasing the above-mentioned support length l for supporting the jib, thereby reducing the angle of attack θ of the jib. Is to provide a crane,
The second object is to increase the transportable weight that can be lifted by the auxiliary hook in the use state where the jib is extended in a boom-type crane with a jib in which the jib is extendable.
更に第3の目的は、伸縮ジブの伸縮がシーブとワイヤーよりなる機構のみによって行えるようにしたジブ付きブーム式クレーンを提供しようとするものである。 A third object of the present invention is to provide a boom crane with a jib that can be expanded and contracted only by a mechanism comprising a sheave and a wire.
請求項1に係る発明は、第1の目的を達成するジブ付きブーム式クレーンに関するもので、旋回台に起倒可能に支持され、起倒用油圧シリンダーによって起倒する伸縮ブームと、該伸縮ブームに横付けされる格納位置と、伸縮ブームに連結された状態での使用位置とに切換可能で、使用位置において垂直面内で旋回可能なジブと、伸縮ブームの先端に回動可能で、該ブームの延長上に突出する突出位置と、伸縮ブームに横付けされる格納位置とに切換可能であり、上記ジブを使用位置に切り換えるのに連動して回動し、上記突出位置に切り換わる枠体と、該枠体の先端部とジブとを連結し、ジブを支持する支持手段とよりなることを特徴とする。
The invention according to
本発明は、図1に示すタイプのジブ付きブーム式クレーンに適用することができるし、図4に示すタイプのジブ付きブーム式クレーンに適用することもできる。図1に示す前者のクレーンに適用するときには、上記枠体は例えばブーム先端部に垂直面内で回動可能に軸支される。そしてジブを図1に示すシーブブロック4に連結すると、ジブ5の垂直面内での回動に連動して上記枠体が垂直面内で回動する伝動手段を有し、ジブを格納位置から使用位置に切り換えると、枠体が格納位置から突出位置に切り換わる。
The present invention can be applied to a boom crane with a jib of the type shown in FIG. 1, and can also be applied to a boom crane with a jib of the type shown in FIG. When applied to the former crane shown in FIG. 1, the frame body is pivotally supported, for example, so as to be rotatable in a vertical plane at the boom tip. When the jib is connected to the
図4に示す後者のクレーンに適用するときには、例えば以下の実施形態に示されるように、ジブ基端部が上記枠体のブーム側の基部にジブが垂直面内で回動できるように軸支されるとともに、枠体がブーム先端部にブームと直交する軸の周りに回動可能に軸支される。そして格納位置からジブを枠体とともに上記軸の回りに回動させると、枠体が格納位置から突出位置に切り換わる。 When applied to the latter crane shown in FIG. 4, for example, as shown in the following embodiment, the jib base end is pivotally supported on the boom side base of the frame so that the jib can rotate in the vertical plane. At the same time, the frame is pivotally supported at the boom tip so as to be rotatable about an axis orthogonal to the boom. When the jib is rotated around the axis together with the frame body from the storage position, the frame body switches from the storage position to the protruding position.
請求項2に係る発明は、図4に示す後者のクレーンに適用されるもので、請求項1に係る発明において、上記枠体がブーム先端部にブームと直交する軸の周りに回動可能に軸支されるとともに、ジブ基端部が上記枠体のブーム側の基部にジブが垂直面内で回動できるように軸支されることを特徴とする。
The invention according to claim 2 is applied to the latter crane shown in FIG. 4. In the invention according to
上記発明の支持手段としては、図3に示すようなチルト用油圧シリンダー17を備えたステー16を用いることもできるし、以下の実施形態に示されるようなワイヤーとシーブとワイヤーを巻き取るウインチよりなるワイヤー機構を用いることもできる。
As the support means of the present invention, a
前者のステーを用いた場合には、従前と同様、ジブを使用位置に切換後、ジブと枠体をステーによって連結する作業が行われる。また上記ワイヤー機構を用いる場合には、ウインチの巻取り操作によってジブが俯仰可能に支持される。 When the former stay is used, after the jib is switched to the use position, the jib and the frame body are connected by the stay as in the conventional case. Moreover, when using the said wire mechanism, a jib is supported so that raising / lowering is possible by winding operation of a winch.
請求項3に係る発明は、第2の目的を達成するジブ付きブーム式クレーンに関するもので、旋回台に起倒可能に支持され、起倒用油圧シリンダーによって起倒する伸縮ブームと、該伸縮ブームに横付けされる格納位置と、伸縮ブームに連結されて使用される使用位置とに切換可能な伸縮ジブとを有するジブ付きブーム式クレーンにおいて、テレスコープ状に伸縮する伸縮ジブを構成するジブに取着されるシーブと、上記旋回台に取着のウインチと、一端がウインチに連結され、伸縮ブームに取着のガイドシーブを介して上記シーブに掛けられ、他端が例えば伸縮ジブ基端、伸縮ブーム先端或いは旋回台に固定されるワイヤーとよりなる機構によって、上記伸縮ジブを構成し、テレスコープ状に伸縮する複数のジブのうち、少なくとも先ジブを支持することを特徴とする。
The invention according to
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、上記シーブが伸縮ジブを構成する各ジブにそれぞれ取着されると共に、伸縮ブーム先端に複数のガイドシーブが同軸に軸支され、ウインチに連結される一本のワイヤーが上記ガイドシーブと各ジブに取着のシーブとに交互に順に掛けられることを特徴とする。
The invention according to
請求項5に係る発明は、請求項3に係る発明において、伸縮ブーム先端に複数のガイドシーブが同軸に軸支されると共に、シーブが一対、ジブの両側に取着され、一本のワイヤーが上記ガイドシーブと各ジブに取着のシーブとに交互に順に掛けられることを特徴とする。
The invention according to
請求項6に係る発明は、第3の目的を達成するジブ付きブーム式クレーンに関するもので、 旋回台に起倒可能に支持され、起倒用油圧シリンダーによって起倒する伸縮ブームと、該伸縮ブームに横付けされる格納位置と、伸縮ブームに連結されて使用される使用位置とに切換可能な伸縮ジブとを有するジブ付きブーム式クレーンにおいて、基ジブと、該基ジブより出入りする中間ジブと、中間ジブより出入する先ジブよりなり、テレスコープ状に伸縮する伸縮ジブのうち、基ジブの先端部に取着されるシーブと、中間シーブの先端部に取着されるシーブと、先ジブ先端部のシーブに掛けられ、一端が中間ジブ後端部に固定されると共に、他端が牽引手段に連結される第1のワイヤーと、中間ジブ先端Bのシーブに掛けられ、一端が先ジブ後端部に固定されると共に、他端が基ジブに固定される第2のワイヤーとよりなることを特徴とする。 The invention according to claim 6 relates to a boom-type crane with a jib that achieves the third object, and is provided with a telescopic boom supported by a swivel base so as to be able to be tilted and tilted by a hydraulic cylinder for tilting, and the telescopic boom In a boom-type crane with a jib that has a retractable position that is placed next to the telescopic boom and a telescopic jib that can be switched to a use position that is connected to the telescopic boom, a base jib, an intermediate jib that enters and exits from the base jib, Among the telescopic jibs that are telescope-like telescopic jibs that come in and out from the middle jib, the sheave attached to the tip of the base jib, the sheave attached to the tip of the intermediate sheave, and the tip of the tip jib One end is fixed to the intermediate jib rear end and the other end is hooked to the sheave of the intermediate jib tip B and the other end is fixed to the intermediate jib rear end. Is fixed to the part and the other end is characterized in that the more the second wire being fixed to the base jib.
本発明で用いる牽引手段は、ウインチを含むもので、第1のワイヤーがウインチの巻き取りにより直接牽引されるようにしてもよいし、以下の実施形態に示されるように例えば基ジブにスライド可能に取着され、第1のワイヤーが連結されるシーブと、該シーブに掛けられ、ウインチに連結される第3のワイヤーよりなるワイヤー機構を設け、ウインチの巻き取りにより第3のワイヤーを牽引し、これによりシーブをスライドさせて第1のワイヤーを牽引させるようにしてもよい。 The pulling means used in the present invention includes a winch, and the first wire may be pulled directly by winding the winch, or can be slid to, for example, a base jib as shown in the following embodiments. And a wire mechanism consisting of a sheave to which the first wire is connected and a third wire that is hooked on the sheave and connected to the winch, and pulls the third wire by winding the winch. Thus, the first wire may be pulled by sliding the sheave.
請求項7に係る発明は、請求項5に係る発明において、基ジブ先端部に取着のシーブを基ジブの軸線を挟む両側に配置すると共に、中間ジブ先端部に取着のシーブを中間ジブの軸線を挟む両側に配置し、第1のワイヤー及び第2のワイヤーをそれぞれ一対設けて、各ジブ両側のシーブに個別に掛けることを特徴とする。
The invention according to claim 7 is the invention according to
請求項6及び7に係る発明において、中間ジブは一つであっても複数であってもよいが、複数ある場合には、各中間ジブにワイヤーが同様にして掛けられる。 In the inventions according to claims 6 and 7, there may be one or more intermediate jibs. When there are a plurality of intermediate jibs, a wire is hung on each intermediate jib in the same manner.
請求項8に係る発明は、請求項6又は7に係る発明において、牽引手段に主巻きワイヤーが用いられることを特徴とする。
The invention according to
請求項1に係る発明によると、支持手段と枠体との連結部と、ジブが垂直面内で旋回する旋回中心との距離が枠体を長くすることにより、いくらでも長くすることができ、長くすることにより、支持部での応力が緩和され、ジブを安定して支持することができること、そしてそのためにジブの迎え角θを小さくして補助フックの到達範囲を広げることができること、枠体はジブを使用位置に切り換えるのに連動して回動し、枠体を使用位置或いは格納位置に切り換えるために回動操作する必要がないこと、枠体を長くしても、格納時においては伸縮ブームに横付けされ、運搬或いは移動時に枠体が邪魔になることがないこと等の効果を奏する。 According to the first aspect of the present invention, the distance between the connecting portion between the support means and the frame and the turning center where the jib rotates in the vertical plane can be increased as much as possible by increasing the length of the frame. By doing so, the stress at the support part is relaxed, the jib can be supported stably, and for that purpose, the jib angle of attack θ can be reduced and the reachable range of the auxiliary hook can be expanded. Rotating in conjunction with switching the jib to the use position, there is no need to rotate to switch the frame to the use position or the storage position. The frame body is not hindered during transportation or movement.
請求項2に係る発明によると、ジブを回動操作することにより枠体が伸縮ブーム先端より突出した突出位置に切り換わり、ジブは枠体に軸支されて支持されると共に、支持手段で支持され、枠体に対し、軸支部と支持手段の二箇所で支持される。そして枠体を長くすることにより軸支部と支持手段の間の距離を長くすることができ、これにより請求項1に係る発明と同様の効果を奏することができる。本発明においてはまた、ジブを折り曲げて枠体より垂れ下がった状態で回動させることができ、ジブ回動時にスペースを取らなくてもすむようになる。なお、ジブの回動は手動によって行うこともできるが、好ましくは、例えば図4に示すように枠体21を軸支する軸25端のシーブ26に掛けられるワイヤー27、とりわけ以下の実施形態に示されるように、補巻きワイヤーを利用して行われる。
According to the second aspect of the present invention, by rotating the jib, the frame body is switched to the protruding position protruding from the tip of the telescopic boom, and the jib is supported by being supported by the frame body and supported by the support means. Then, the frame is supported at two locations of the shaft support portion and the support means. And by lengthening a frame, the distance between a shaft support part and a support means can be lengthened, and there can exist an effect similar to the
請求項3に係る発明によると、伸縮ジブを伸ばした状態でも伸縮ジブを構成する各ジブのうち、少なくとも先ジブがワイヤーによって支持されるため、補巻きフックによる可搬重量を増やすことができる。
According to the invention which concerns on
請求項4に係る発明によると、一本のワイヤーによって伸縮ジブを構成する複数の各ジブがそれぞれ支持され、可搬重量をより増やすことができると共に、ワイヤーを巻き付けるウインチ操作によってジブを俯仰させることもできる。
According to the invention which concerns on
請求項5に係る発明によると、各ジブをその両側に配置したシーブにワイヤーを掛けて両側で支持することにより、ジブの支持が安定し、またジブ上面に補巻きワイヤーを通す際の邪魔にならないようにすることができる。
According to the invention according to
請求項6に係る発明によると、ワイヤーを巻き取るウインチ操作により中間ジブ及び先ジブを出入りさせて伸縮ジブを伸縮させることができ、その伸縮にはシーブ、ワイヤー、ウインチ等の機構だけで行え、従来のように油圧シリンダーを併用することを要しない。 According to the invention according to claim 6, it is possible to expand and contract the expansion and contraction jib by moving the intermediate jib and the tip jib by the winch operation for winding the wire, and the expansion and contraction can be performed only by a mechanism such as a sheave, a wire, and a winch. It is not necessary to use a hydraulic cylinder together as in the past.
請求項6に係る発明によると、伸縮ジブを構成する各ジブは、両側に配置したワイヤーによってスムースに、かつ確実にスライドし、伸縮できるようになる。 According to the invention which concerns on Claim 6, each jib which comprises an expansion-contraction jib can slide smoothly and reliably by the wire arrange | positioned at both sides, and can expand-contract.
請求項7に係る発明によると、各ジブの出入りがよりスムースに、かつ確実に行えるようになる。 According to the invention which concerns on Claim 7, each jib can come in and out more smoothly and reliably.
請求項8に係る発明によると、既存の主巻きワイヤーや該ワイヤーのウインチを利用して伸縮ジブの伸縮を行うことができる。
According to the invention which concerns on
図8は、伸縮ジブ31が伸縮ブーム32に横付けされて格納されたときのジブ付きブーム式クレーン車について示すもので、伸縮ブーム32先端には軸33により枠体34の基端が回動可能に連結されると共に、枠体34の基部にピン35にて伸縮ジブ31が垂直面内で回動可能に連結されており、枠体34は伸縮ジブ31と共に軸33の回りに回動して伸縮ブーム32に横付けされた格納位置、或いは伸縮ブーム先端より突出する突出位置に切換可能であり、また伸縮ジブ31は伸縮ブーム32に横付けされた格納位置と、伸縮ブーム先端に連結された補助フック36とを使用する使用位置とに切換可能である。
FIG. 8 shows a boom-type crane vehicle with a jib when the
伸縮ジブ31を格納位置或いは使用位置に切換えるために伸縮ジブ31を起倒可能に支持するワイヤー機構が設けられる。このワイヤー機構は、図9に示すように基端が伸縮ブーム先端部に軸33にて連結され、上述の格納位置と突出位置とに切換可能な枠体34の先端部に共通の横軸38にて軸支される多数のガイドシーブ39と、伸縮ジブ31を構成する基ジブ31a、中間ジブ31b、先ジブ31cの各ジブ先端に取付けられるシーブ41a、41b、41cと、旋回台42に取付けられた図示しないジブ昇降用のウインチと、一端が該ウインチに連結され、ガイドシーブ39より基ジブ31aのシーブ41a、シーブ39、中間ジブ31bのシーブ41b、ガイドシーブ39、先ジブ31cのシーブ41cを経てガイドシーブ39とシーブ41a、41b、41cとガイドシーブ39に交互に順に掛け渡され、他端が伸縮ブーム32に固定されるジブ昇降用のワイヤー43よりなっており、一本のワイヤー43で各ジブ31a、31b、31cが枠体34に吊持され、上記ウインチによるワイヤー43の巻き取り操作により各ジブ31a、31b、31cが枠体34に対し、起倒するようになっている。
In order to switch the
図10は、シーブ41a、41b、41cを一対、各ジブ31a、31b、31cの両側に取着し、ガイドシーブ39と各シーブ41a、41b、41cに交互に順に掛け渡し、各ジブ31a、31b、31cを一本のワイヤー43で両側より支持するようにしたもので、図9に示すワイヤー機構の方がシンプルであるが、後述する補巻きワイヤー45がシーブ41a、41b、41cが邪魔になって通りにくくなるのに対し、図10に示すワイヤー機構では、各シーブ41a、41b、41cはジブ31a、31b、31cの両側に配置されているため、補巻きワイヤー45をジブ上に通すのに支障となることがない。いずれの例においても、中間ジブ31bは一つのジブで構成されているが、複数のジブで構成される場合、各ジブにガイドシーブが設けられ、ワイヤー43により同様に支持される。
In FIG. 10, a pair of
伸縮ジブ31を図8に示す格納位置から後述の図15に示すような伸縮ブーム先端に連結される使用位置に切り換えるときには、先ず、起倒用油圧シリンダー40により伸縮ブーム32を持ち上げたのち、ジブ31を吊持するワイヤー43用のウインチ操作により伸縮ジブ31を縮めた状態で枠体34に対し、下向きに折り曲げて吊下させる(図11)。
When the
次に垂れ下がる伸縮ジブ31の下部にバンド44を2、3回巻き付けてその一端をジブ31の適所に引掛けて連結し、他端をウインチ操作により降下する補助フック36に引掛ける。引掛け後、補巻きワイヤー45用のウインチ操作により補巻きワイヤー45を巻き取って補助フック36を引き上げ、バンド44を上方に引張る。すると、バンド44は伸縮ジブ31から解けようとし、伸縮ジブ31を枠体34と共に軸33の回りに回動させる。
Next, the
枠体34が格納位置より半回転すると、図13に示すように伸縮ブーム32先端より突出した突出位置に切り換わる。伸縮ジブ31を突出位置に固定するために伸縮ジブ31と枠体34が抜き差し可能なピン(図示しない)を両者に差し込むことにより連結される。このピンの差込みは、ブーム32を水平に戻したのち作業者によって行うこともできるが、好ましくは、油圧シリンダー等の装置を用いて運転席からリモートコントロールにより行われる。この場合、ブーム32を水平に戻す必要がない。
When the
その後、伸縮ジブ31からバンド44が外され、次にウインチ操作により補助フック36が下ろされ、補巻きワイヤー45を弛めた状態で、常法のように補巻きワイヤー45が伸縮ジブ先端部にピンの抜き差しにより通される。この状態で図12に示すように補助フック36は伸縮ジブ先端部より垂れ下がった状態となり、この状態でウインチ操作により補巻きワイヤー45を差し込むと、補助フック36がジブ先端に引掛かって補巻きワイヤー45が張り、更に補巻きワイヤー45を巻き取ると、伸縮ジブ31が持ち上げられる。
Thereafter, the
図14は、伸縮ジブ31を伸縮させるための機構について示すもので、主フック48を取付けるシーブブロック46に取り外し可能に取付けられ、主巻きワイヤー49が連結される。
FIG. 14 shows a mechanism for extending / contracting the expansion /
コッター(図示しない)より延出するしっ手の延出部分49aが伸縮ジブ31を構成するジブ31a、31b、31cのうち、基ジブ31aにスライド可能に取付けられる可動シーブ51に掛けられたのち、図示していないが、シーブブロック46に連結して固定されており、また基ジブ31a先端部にはシーブ52が一対、基ジブ31aの両側に取付けられ、一対のワイヤー53が各一端を可動シーブ51を取付けた取り付け金具54に、各他端を中間ジブ31bの後端に連結して設けられている。同様に中間ジブ31b先端部にはシーブ52が一対、中間ジブ31bの両側に取付けられ、一方のワイヤー55が各一端を基ジブ31aに、各他端を先ジブ尾端に連結して設けられている。
After an
伸縮ジブ31を伸ばして使用状態にするときには、上述の図示しないコッターをシーブブロック46より外したのち主巻きワイヤー用のウインチ(図示しない)操作により、主巻きワイヤー49を巻取り、主巻きフック48を上昇させる。主巻きフック48が、ガイドシーブ39に達し、それ以上の上昇ができなくなった状態でなおも主巻きワイヤー49を巻取ると、しっ手の延長部分49aが牽引され、可動シーブ51がスライドして、その動きによりワイヤー53が牽引され、中間ジブ31bを基ジブ31aより押し出す。中間ジブ31bが押し出されるとまた、中間ジブ先端のシーブ41bの前進によりワイヤー55が牽引され、先ジブ31cを中間ジブ31bより押出す。
When the
伸縮ジブ31を図13に示すように、伸縮ブーム先端に連結し、テレスコープ状に引き伸ばした状態で使用するときには、上述するように先ず、枠体34を伸縮ブーム先端より突出する突出位置に切換え固定する。このとき伸縮ジブ31は持ち上げられた伸縮ブーム32先端より垂れ下がった状態にある。次に伸縮ブーム32を常法のようにして起こし、かつ引き延ばしたのち、ジブ昇降用のウインチ操作によりワイヤー43を巻き取って伸縮ジブ31を略水平状に持ち上げ、ついで主巻きワイヤー用のウインチ操作により主巻きワイヤー49を巻き取って、前述するように伸縮ジブ31をテレスコープ状に引き延ばす。
As shown in FIG. 13, when the
図15は、伸縮ブーム先端に連結される伸縮ジブ31を延ばした使用状態を示すものであり、図16は、図15のa部の拡大図を示すものである。
FIG. 15 shows a use state in which the
本実施形態のクレーンによると、図16に示すように、伸縮ジブ31は枠体34にピン35にて軸支されると共に、伸縮ジブ31を構成する各ジブ31a、31b、31cがガイドジブ39に掛けられるワイヤー43によって支持されるが、枠体34を設けることによってピン35とガイドシーブ39を取付ける軸38との間の距離Lを長くすることができ(この距離Lは枠体34を長くする程、長くすることが可能である。)、図6に示す従来のものと比べ、支持部での応力を緩和させることができる。したがって伸縮ジブ31の迎え角θを小さくすることができ、補巻きフック36の到達範囲を広げることができること、伸縮ジブ31を構成する各ジブ31a、31b、31cがそれぞれワイヤー43によって支持されるため、基ジブのみを支持する従来例と比べ、補助フック36によって吊り上げることができる可搬重量を増加させることができること、伸縮ジブ31を構成する各ジブ31a、31b、31cの伸縮が、図15に示すようにガイドシーブ47とワイヤー49aとウインチよりなるワイヤー機構のみによって行われるため、従来例に比べ、構造が簡単になること等の効果を奏する。
According to the crane of the present embodiment, as shown in FIG. 16, the expansion /
31・・伸縮ジブ
32・・伸縮ブーム
33・・軸
34・・枠体
35・・ピン
36・・補助フック
38・・横軸
39・・シーブ
40・・起倒用油圧シリンダー
41a、41b、41c、52・・シーブ
43・・シーブ昇降用のワイヤー
44・・バンド
45・・補巻きワイヤー
46・・シーブブロック
48・・主巻きフック
49・・主巻きワイヤー
51・・可動シーブ
53、55・・ワイヤー
54・・取付金具
31 ··
Claims (8)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029931A JP2006213494A (en) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | Boom type crane with jib |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029931A JP2006213494A (en) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | Boom type crane with jib |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006213494A true JP2006213494A (en) | 2006-08-17 |
Family
ID=36977037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005029931A Pending JP2006213494A (en) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | Boom type crane with jib |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006213494A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109051848A (en) * | 2018-07-18 | 2018-12-21 | 湖南进军隧道智能装备有限公司 | A kind of excavation stand hoisting mechanism |
-
2005
- 2005-02-07 JP JP2005029931A patent/JP2006213494A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109051848A (en) * | 2018-07-18 | 2018-12-21 | 湖南进军隧道智能装备有限公司 | A kind of excavation stand hoisting mechanism |
CN109051848B (en) * | 2018-07-18 | 2024-01-05 | 湖南进军隧道智能装备有限公司 | Excavation grudging post hoist mechanism |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5006622B2 (en) | Crane device with telescopic boom | |
JP2006206233A (en) | Telescopic boom horizontal deflection restricting device for travelling crane | |
JP6235854B2 (en) | Crane assembly method | |
JP5649870B2 (en) | Mobile crane | |
JP4683938B2 (en) | Mobile crane telescopic boom vertical deflection suppression device | |
JPH05116888A (en) | Jib extending device of crane with auxiliary jib | |
JP5592642B2 (en) | Tension rope connecting method and jib connecting method in boom working vehicle with jib provided with boom lateral deflection suppressing device | |
JP2006213494A (en) | Boom type crane with jib | |
JP2006206232A5 (en) | ||
JP2007191250A (en) | Jib expansion device of mobile crane | |
JP5765270B2 (en) | Jib overhanging device of crane equipment | |
JP4226683B2 (en) | Roughing jib back tension device | |
JPH04125297A (en) | Gib swinging and housing device for crane | |
JP5547618B2 (en) | crane | |
JP2005255326A (en) | Crane | |
JP4420487B2 (en) | Mobile crane device with auxiliary jib | |
JP5271122B2 (en) | Boom and jib lateral deflection suppressing device for boom working vehicle with jib | |
JPH03267297A (en) | Mounting device for jib supporting rod in crane | |
JP4848094B2 (en) | Roughing jib equipment for self-propelled crane | |
JP4964520B2 (en) | Telescopic cylinder storage device for jib undulation operation of crane truck | |
JP4988990B2 (en) | Crane jib undulation controller | |
JP3537233B2 (en) | Apparatus and method for exchanging wire rope during jib overhang and storage | |
JP2570505Y2 (en) | Crane with multi-stage jib | |
JP2018184248A (en) | Mobile crane | |
JP2012148867A (en) | Crane device |