JP2006212696A - プランジャチップ - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な強度と高い冷却効率とを両立可能なプランジャチップを提供する。
【解決手段】ダイカスト装置のスリーブ11の内周面に液密的かつ摺動可能に当接する外周面21と、スリーブ11の内部空間に対向する前端面22と、を有するプランジャチップ1に、前端が前端面22の中央部近傍に配置される中央冷却室25と中央冷却室25に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が中央冷却室25の前端近傍に配置される中央冷却配管3とからなる中央部二重管冷却構造と、前端が前端面22の周縁部近傍に配置される周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hと該周縁冷却室に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該周縁冷却室の前端近傍に配置される周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hとからなる複数の周縁部二重管冷却構造と、を具備した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカスト装置を構成する部材の一つであるプランジャチップに関する。
従来、ダイカスト装置を構成する部材の一つであるプランジャチップの技術は公知となっている。
図6に示す如く、従来のダイカスト装置のプランジャチップ101は、主として、スリーブ111の内周面111aに液密的かつ摺動可能に当接する外周面121と、スリーブ111の内部空間に対向する前端面122と、外周面121を挟んで前端面122の反対側に位置する後端面123と、を有し、内部に後端面123と連通する冷却室124が形成されるアウターチップ102と、アウターチップ102の後端面123に取り付けられ、冷却室124と外部とを連通するとともに冷却水供給管113を所定の隙間を形成しつつ収容する貫通孔106bが形成されるインナーチップ106と、を具備する。そして、冷却水供給管113を経て冷却室124に供給され、貫通孔106bと冷却水供給管113との隙間から戻される冷却水により、アウターチップ102が冷却される。
また、従来のプランジャチップの他の実施例として、特許文献1および特許文献2に記載のプランジャチップも知られている。
実開平3−18953号公報 実開平6−41952号公報
しかし、図6に示す従来のプランジャチップ101は、以下の如き問題を有する。
第一に、ダイカスト装置による鋳造は、一般的に(1)溶湯をスリーブ111の内部空間に充填し、(2)プランジャチップ101をスリーブ111に没入する方向に摺動させて溶湯をスリーブ111の先端部より射出し、密着させた分割型間に形成されたキャビティに溶湯を充填して凝固・成形し、(3)スリーブ111の内部空間に残留する溶湯を凝固させてビスケットとし、(4)前記分割型を開いて前記キャビティから成形品を取り出すとともに前記ビスケットをスリーブ111の内部空間から除去する、という一連のサイクルで行われる。この一連のサイクルにおいて、図6に示す従来のプランジャチップ101の場合、冷却室124の容積が大きく、冷却水供給管113の先端部付近を除いて冷却室124の内部を通過する冷却水の流速が遅いため、アウターチップ102において溶湯と接触する前端面122のうち、冷却水供給管113の先端部に対応する中央部に比べて周縁部の冷却効率が低い。
従って、(3)のビスケットの凝固に要する時間が長く、ダイカスト装置による鋳造の生産性の向上(ダイカスト装置による鋳造に要する時間の短縮)を図る上での阻害要因となっている。
第二に、プランジャチップ101は、冷却室124の容積が大きいためにアウターチップ102の強度が低く、鋳造過程で溶湯に大きな圧力を付与すると、アウターチップ102が変形してスリーブ111の内周面111aとアウターチップ102の外周面121との隙間に溶湯が侵入し、プランジャチップ101の寿命を低下させる(より具体的には、アウターチップ102の外周面121の摩耗、スリーブ111の内周面111aのカジリ等を引き起こす)要因となっている。
また、アウターチップ102の強度を向上させるために冷却室124の容積を小さくし、アウターチップ102の肉厚を大きくすると、さらに冷却効率が低下するという問題がある。
本発明は以上の如き状況に鑑み、十分な強度と高い冷却効率とを両立可能なプランジャチップを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
ダイカスト装置のスリーブの内周面に液密的かつ摺動可能に当接する外周面と、該スリーブの内部空間に対向する前端面と、を有するプランジャチップであって、
該前端面の中央部を冷却する中央部二重管冷却構造と、該前端面の周縁部を冷却する複数の周縁部二重管冷却構造と、を具備するものである。
請求項2においては、
前記中央部二重管冷却構造は、
前端が前記前端面の中央部近傍に配置される中央冷却室と、
該中央冷却室に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該中央冷却室の前端近傍に配置される中央冷却配管と、
を具備し、
前記複数の周縁部二重管冷却構造は、
前端が前記前端面の周縁部近傍に配置される複数の周縁冷却室と、
該複数の周縁冷却室にそれぞれ所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該周縁冷却室の前端近傍に配置される複数の周縁冷却配管と、を具備するものである。
請求項3においては、
前記複数の周縁部二重管冷却構造は、摺動方向から見て、前記中央部二重管冷却構造を中心とする同心円上に等間隔に配置されるものである。
請求項4においては、
ダイカスト装置のスリーブの内周面に液密的かつ摺動可能に当接する外周面と、該スリーブの内部空間に対向する前端面と、該外周面を挟んで該前端面の反対側に位置する後端面と、を有し、内部に、該後端面と連通する分岐室と、前端が該前端面の中央部近傍に配置されるとともに後端が該分岐室と連通する中央冷却室と、前端が該前端面の周縁部近傍に配置されるとともに後端が該分岐室と連通する複数の周縁冷却室と、が形成される本体部材と、
該中央冷却室に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該中央冷却室の前端近傍に配置される中央冷却配管と、
該複数の周縁冷却室にそれぞれ所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該周縁冷却室の前端近傍に配置される複数の周縁冷却配管と、
該分岐室に収容され、該中央冷却配管の後端および該複数の周縁冷却配管の後端が貫装される冷却回路板と、
該本体部材の後端部に螺装され、該中央冷却配管および該複数の周縁冷却配管に冷却水を供給するための冷却水供給経路と、該中央冷却室および該複数の周縁冷却室に供給された冷却水を回収するための回収経路と、を形成する連結部材と、
を具備するものである。
請求項5においては、前記複数の周縁冷却室は、摺動方向から見て、前記中央冷却室を中心とする同心円上に等間隔に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、プランジャチップの前端面を全面にわたって均一にかつ効率良く冷却することが可能である。また、プランジャチップの強度を向上させることが可能である。
請求項2においては、簡便な構成でプランジャチップの前端面を全面にわたって均一にかつ効率良く冷却することが可能である。
請求項3においては、プランジャチップは形状の対称性に優れ、強度のバランスが良い。
請求項4においては、プランジャチップの前端面を全面にわたって均一にかつ効率良く冷却することが可能である。また、プランジャチップの強度を向上させることが可能である。
請求項5においては、プランジャチップは形状の対称性に優れ、強度のバランスが良い。
以下では、図1、図2、図3、図4および図5を用いて本発明のプランジャチップの実施の一形態であるプランジャチップ1の構成について説明する。
なお、以下では説明の便宜上、図1、図2、図3および図5に示す矢印Aの方向(プランジャチップ1の摺動方向においてスリーブ11に没入する方向)を「前方」と定義する。
ここで、本出願における「ダイカスト装置」は、所定の形状の鋳物を鋳造するための金型と、該金型に溶湯を供給する射出機構とを具備する装置を指すものとする。
また、「溶湯」は、主として溶融状態の金属を指し、具体例としては鋳鉄、アルミニウム、マグネシウム、銅あるいはこれらの合金等が挙げられる。
また、「金型に溶湯を供給する射出機構」は、主として、一端に溶湯の射出口が形成された略円筒形状の部材であるスリーブと、該スリーブの他端から内部に収容され、該スリーブの内周面に液密的かつ摺動可能に当接するプランジャチップと、該プランジャチップをスリーブの内周面に沿って摺動させるロッドやアクチュエータ等を具備するものとする。
また、「液密的に」とは、スリーブとプランジャチップとの隙間から溶湯が漏洩することがないことを指すものとする。
図1に示す如く、本実施例のプランジャチップ1は、アルミニウムの鋳造に適用されるダイカスト装置に具備されるものであり、主としてアウターチップ2、中央冷却配管3、周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4h、冷却回路板5、インナーチップ6等を具備する。
図1および図2に示す如く、アウターチップ2は、本発明に係る本体部材の実施の一形態であり、ダイカスト装置のスリーブ11の内周面11aに液密的かつ摺動可能に当接する外周面21と、スリーブ11の内部空間、すなわち溶湯が充填される部分に対向する前端面22と、外周面21を挟んで前端面22の反対側に位置する後端面23と、を有する略円柱形状の部材である。
アウターチップ2の内部には、分岐室24、中央冷却室25、および周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hが形成される。
分岐室24は、アウターチップ2の後半部の内部に形成される空間である。分岐室24は後端面23と連通し、分岐室24の内周面の後端部には雌ネジが形成される。
中央冷却室25は、アウターチップ2の前半部の内部に形成される空間である。中央冷却室25の前端はアウターチップ2の前端面22の中央部近傍に配置され、中央冷却室25の後端は分岐室24と連通する。
なお、「前端面22の中央部近傍」が指す範囲、言い換えれば、中央冷却室25の前端と前端面22の中央部との距離は、中央冷却室25の前端に供給される冷却水と前端面22の中央部に接触する溶湯との間で熱交換を可能とすべく、アウターチップ2を構成する材料(具体例としては、鉄鋼材料等の金属材料、セラミックスあるいはこれらを複合したもの)の熱伝導度に応じて適宜選択される。
周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hは、中央冷却室25と同じくアウターチップ2の前半部の内部に形成される空間である。
周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端はそれぞれアウターチップ2の前端面22の周縁部近傍に配置され、後端はそれぞれ分岐室24と連通する。
また、図4に示す如く、周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hは、プランジャチップ1の摺動方向(前方)から見て、中央冷却室25を中心とする同心円上に等間隔に配置される。
なお、「前端面22の周縁部近傍」が指す範囲、言い換えれば、周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端と前端面22の周縁部との距離は、周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端にそれぞれ供給される冷却水と前端面22の周縁部に接触する溶湯との間で熱交換を可能とすべく、アウターチップ2を構成する材料(具体例としては、鉄鋼材料等の金属材料、セラミックスあるいはこれらを複合したもの)の熱伝導度に応じて適宜選択される。
図1に示す如く、中央冷却配管3は筒状または管状の部材であり、中央冷却室25に所定の隙間を形成しつつ収容される。また、中央冷却配管3の前端は、中央冷却室25の前端近傍に配置される。
なお、「中央冷却室25の前端近傍」が指す範囲、言い換えれば、中央冷却室25の前端と中央冷却配管3の前端との距離は、当該距離が過小であると抵抗(圧損)が大きくなり中央冷却配管3の前端から中央冷却室25の前端に供給される冷却水の流速を確保することが困難であること、また当該距離が過大であると中央冷却室25の前端近傍で冷却水が滞留して冷却効率が低下すること、を考慮し、十分な冷却水の流速を確保することができ、かつ冷却水が滞留することがない範囲で適宜選択される。
このように、中央冷却室25および中央冷却配管3は、アウターチップ2の内部にて二重管の如き構造を形成し、中央冷却配管3の先端から中央冷却室25の先端に供給される冷却水により、アウターチップ2の前端面22の中央部を冷却することが可能である。
以下、中央冷却室25および中央冷却配管3を合わせて「中央部二重管冷却構造」という。言い換えれば、中央部二重管冷却構造は、中央冷却室25と、中央冷却配管3と、を具備する。
図1に示す如く、周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hは筒状または管状の部材であり、それぞれ周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hに所定の隙間を形成しつつ収容される。また、周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hの前端は、それぞれ周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端近傍に配置される。
なお、「周縁冷却室26aの前端近傍」が指す範囲、言い換えれば、周縁冷却室26aの前端と、対応する周縁冷却配管4aの前端との距離は、当該距離が過小であると抵抗(圧損)が大きくなり周縁冷却配管4aの前端から周縁冷却室26aの前端に供給される冷却水の流速を確保することが困難であること、また当該距離が過大であると周縁冷却室26aの前端近傍で冷却水が滞留して冷却効率が低下すること、を考慮し、十分な冷却水の流速を確保することができ、かつ冷却水が滞留することがない範囲で適宜選択される。
「周縁冷却室26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端近傍がそれぞれ指す範囲」も上記「周縁冷却室26aの前端近傍」が指す範囲と略同様である。
このように、周縁冷却室26aおよび周縁冷却配管4aは、アウターチップ2の内部にて二重管の如き構造を形成し、周縁冷却配管4aの先端から周縁冷却室26aの先端に供給される冷却水により、アウターチップ2の前端面22の周縁部を冷却することが可能である。
以下、周縁冷却室26aおよび周縁冷却配管4aを合わせて「周縁部二重管冷却構造」という。言い換えれば、周縁部二重管冷却構造は、周縁冷却室26aと、周縁冷却配管4aと、を具備する。
なお、周縁冷却室26bおよび周縁冷却配管4b、周縁冷却室26cおよび周縁冷却配管4c、周縁冷却室26dおよび周縁冷却配管4d、周縁冷却室26eおよび周縁冷却配管4e、周縁冷却室26fおよび周縁冷却配管4f、周縁冷却室26gおよび周縁冷却配管4g、周縁冷却室26hおよび周縁冷却配管4h、についても、上記周縁冷却室26aおよび周縁冷却配管4aと略同様に周縁部二重管冷却構造を形成する。
図1および図3に示す如く、冷却回路板5は略円形の板状の部材であり、その略中央部および周縁部に孔が形成され、該孔にそれぞれ中央冷却配管3の後端および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hの後端が貫装される。
また、冷却回路板5の周縁部には切り欠き溝5a・5b・5c・5d・5e・5f・5g・5hが形成されるとともに、冷却回路板5の前面には突起51a・51b・51c・51d・51e・51f・51g・51hが形成される。
冷却回路板5は分岐室24に収容され、冷却回路板5の外周面と分岐室24の内周面との当接により、冷却回路板5はアウターチップ2に対して回転不能となる。
その結果、中央冷却配管3の前端と中央冷却室25の前端との距離および中央冷却配管3と中央冷却室25との間の隙間が保持されるとともに、周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hの前端と対応する周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端との距離および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hと対応する周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hとの間の隙間が保持される。
また、突起51a・51b・51c・51d・51e・51f・51g・51hが分岐室24の前端に当接することにより、冷却回路板5の前後方向の位置が固定されるとともに、冷却回路板5の前面と、分岐室24の前端との間には所定の隙間が形成される。
図1および図5に示す如く、インナーチップ6は、本発明に係る連結部材の実施の一形態である。
インナーチップ6は略円柱形状の部材であり、外周面中途部には雄ネジが形成され、アウターチップ2の後端部に螺装される。従って、インナーチップ6の前端部は、アウターチップ2の分岐室24に収容されることとなる。
インナーチップ6の前端面は、周縁部を残して窪み6aが形成されており、インナーチップ6をアウターチップ2の後端部に螺装することにより、インナーチップ6の前端面における周縁部が冷却回路板5の後面に当接する。
インナーチップ6の内部には、前端面(より厳密には、窪み6aの底面)中央部から後端面中央部に貫通する貫通孔6bが形成される。貫通孔6bの前端部は貫通孔6bの他の部位に比べてその直径が狭くなっており、当該部位にOリング61が設けられる。
また、インナーチップ6の貫通孔6bの中途部と、インナーチップ6の外周面において分岐室24に収容されている部分と、を連通する連通経路62a・62b・62c・62dが形成される。
インナーチップ6の外周面後半部には雄ネジが形成され、ダイカスト装置のロッド12に螺装される。ロッド12は油圧シリンダ等のアクチュエータにより移動し、プランジャチップ1をスリーブ11に進入する方向または退避する方向に摺動させるものである。
冷却水供給管13はプランジャチップ1に冷却水を供給するための筒状または管状の部材である。冷却水供給管13はインナーチップ6の貫通孔6bに収容され、その前端部はOリング61に貫装される。また、冷却水供給管13においてOリング61に貫装される部分以外については、貫通孔6bと冷却水供給管13の外周面とは所定の隙間を形成している。そして、冷却水供給管13の後端部は、図示せぬ冷却水供給手段(冷却水を圧送するためのポンプ等)に接続されている。
冷却水は、図示せぬ冷却水供給手段から冷却水供給管13を経て窪み6aに供給され、さらに中央冷却配管3および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hに分岐して供給される。
中央冷却配管3に供給された冷却水は、中央冷却配管3の前端から噴出して中央冷却室25の前端に供給され、中央冷却室25の前端を含む内周面から抜熱しつつ後方に移動し、分岐室24の前端と冷却回路板5の前端面との隙間に到達する。
周縁冷却配管4aに供給された冷却水は、周縁冷却配管4aの前端から噴出して周縁冷却室26aの前端に供給され、周縁冷却室26aの前端を含む内周面から抜熱しつつ後方に移動し、分岐室24の前端と冷却回路板5の前端面との隙間に到達する。周縁冷却配管4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hに供給された冷却水についても、上記周縁冷却配管4aに供給された冷却水と同様である。
分岐室24の前端と冷却回路板5の前端面との隙間に到達した冷却水は、切り欠き溝5a・5b・5c・5d・5e・5f・5g・5h、分岐室24の内周面とインナーチップ6の前端部外周面との隙間、連通経路62a・62b・62c・62d、貫通孔6bの内周面と冷却水供給管13の外周面との隙間、を経て図示せぬ熱交換器に到達し、該熱交換器により冷却された後、再び図示せぬ冷却水供給手段に戻される。
このように、インナーチップ6は、中央冷却配管3および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hに冷却水を供給するための冷却水供給経路(本実施例では、冷却水供給管13および窪み6aがこれに相当する)と、中央冷却室25および周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hに供給された冷却水を回収するための回収経路(本実施例では、分岐室24の内周面とインナーチップ6の前端部外周面との隙間、連通経路62a・62b・62c・62d、貫通孔6bの内周面と冷却水供給管13の外周面との隙間がこれに相当する)と、を形成する。
以上の如く、本実施例のプランジャチップ1は、
ダイカスト装置のスリーブ11の内周面に液密的かつ摺動可能に当接する外周面21と、スリーブ11の内部空間に対向する前端面22と、を有するプランジャチップであって、
前端面22の中央部を冷却する中央部二重管冷却構造と、前端面22の周縁部を冷却する複数の周縁部二重管冷却構造と、を具備するものである。
このように構成することは、以下の如き効果を奏する。
第一に、前端面22の中央部近傍(中央部二重管冷却構造の前端)および前端面22の周縁部近傍(複数の周縁部二重管冷却構造の前端)における冷却水の流速を十分に確保し、プランジャチップ1の前端面22を全面にわたって均一にかつ効率良く冷却することが可能である。
その結果、ダイカスト装置による鋳造におけるビスケットの凝固に要する時間を短縮し、ダイカスト装置による鋳造の生産性の向上を図ることが可能である。
第二に、中央部二重管冷却構造と複数の周縁部二重管冷却構造とを分けることにより、中央部二重管冷却構造と複数の周縁部二重管冷却構造とで挟まれる部分を構造体として機能させプランジャチップ1の強度を向上させることが可能である。
その結果、プランジャチップ1の変形、ひいてはスリーブ11の内周面11aと外周面21との隙間への溶湯の侵入に起因する外周面21の摩耗、スリーブ11の内周面11aのカジリ等を防止して、プランジャチップ1の寿命を向上させることが可能である。
さらに、プランジャチップ1の強度が向上することにより、中央部二重管冷却構造の前端および複数の周縁部二重管冷却構造の前端を図6に示す従来のプランジャチップ101よりも更に前端面22に近づけ、冷却効率を更に向上させることが可能である。
また、本実施例のプランジャチップ1の中央部二重管冷却構造は、
前端が前端面22の中央部近傍に配置される中央冷却室25と、
中央冷却室25に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が中央冷却室25の前端近傍に配置される中央冷却配管3と、
を具備し、
本実施例のプランジャチップ1の複数の周縁部二重管冷却構造は、
前端が前端面22の周縁部近傍に配置される周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hと、
周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hにそれぞれ所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端近傍に配置される周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hと、
を具備するものである。
このように構成することにより、簡便な構成で前端面22の中央部近傍(中央部二重管冷却構造の前端)および前端面22の周縁部近傍(複数の周縁部二重管冷却構造の前端)における冷却水の流速を十分に確保し、プランジャチップ1の前端面22を全面にわたって均一にかつ効率良く冷却することが可能である。
また、本実施例のプランジャチップ1の複数の周縁部二重管冷却構造は、
摺動方向(プランジャチップ1の前方)から見て、中央部二重管冷却構造を中心とする同心円上に等間隔に配置されるものである。
このように構成することにより、プランジャチップ1は形状の対称性に優れ、強度のバランスが良い。
また、本実施例のプランジャチップ1は、
ダイカスト装置のスリーブ11の内周面11aに液密的かつ摺動可能に当接する外周面21と、スリーブ11の内部空間に対向する前端面22と、外周面21を挟んで前端面22の反対側に位置する後端面23と、を有し、内部に、後端面23と連通する分岐室24と、前端が前端面22の中央部近傍に配置されるとともに後端が分岐室24と連通する中央冷却室25と、前端が前端面22の周縁部近傍に配置されるとともに後端が分岐室24と連通する周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hと、が形成されるアウターチップ2と、
中央冷却室25に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が中央冷却室25の前端近傍に配置される中央冷却配管3と、
周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hにそれぞれ所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端近傍に配置される複数の周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hと、
分岐室24に収容され、中央冷却配管3の後端および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hの後端が貫装される冷却回路板5と、
アウターチップ2の後端部に螺装され、中央冷却配管3および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hに冷却水を供給するための冷却水供給経路と、中央冷却室25および周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hに供給された冷却水を回収するための回収経路と、を形成するインナーチップ6と、
を具備するものである。
このように構成することは、以下の如き効果を奏する。
第一に、前端面22の中央部近傍(中央冷却室25の前端)および前端面22の周縁部近傍(周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端)における冷却水の流速を十分に確保し、プランジャチップ1の前端面22を全面にわたって均一にかつ効率良く冷却することが可能である。
その結果、ダイカスト装置による鋳造におけるビスケットの凝固に要する時間を短縮し、ダイカスト装置による鋳造の生産性の向上を図ることが可能である。
第二に、中央冷却室25と周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hとを分けることにより、アウターチップ2において中央冷却室25と周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hとで挟まれる部分を構造体として機能させ、プランジャチップ1の強度を向上させることが可能である。
その結果、プランジャチップ1の変形、ひいてはスリーブ11の内周面11aと外周面21との隙間への溶湯の侵入に起因する外周面21の摩耗、スリーブ11の内周面11aのカジリ等を防止して、プランジャチップ1の寿命を向上させることが可能である。
さらに、プランジャチップ1の強度が向上することにより、中央冷却室25の前端および周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの前端を図6に示す従来のプランジャチップ101よりも更に前端面22に近づけ、冷却効率を更に向上させることが可能である。
第三に、冷却回路板5に中央冷却配管3および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hに貫装した状態で冷却回路板5を分岐室24に収容することにより、中央冷却配管3および周縁冷却配管4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4hを中央冷却室25および周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの所定の位置に容易に保持することが可能であり、組み立て時の作業性に優れる。
また、本実施例のプランジャチップ1の周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hは、摺動方向から見て、中央冷却室25を中心とする同心円上に等間隔に配置されるものである。
このように構成することにより、プランジャチップ1は形状の対称性に優れ、強度のバランスが良い。
なお、本実施例の周縁冷却室26a・26b・26c・26d・26e・26f・26g・26hの数は八箇所であるが、プランジャチップ1の直径や材質、冷却水の流量や流速等に応じて適宜選択すればよい。
また、本発明は、溶融状態の金属材料からなる溶湯に限らず、溶融状態の樹脂を取り扱う場合にも適用可能である。
本発明に係るプランジャチップの実施の一形態を示す側面断面図。 本発明に係るアウターチップの斜視図。 本発明に係る冷却回路板の斜視図。 本発明に係るアウターチップの正面図。 本発明に係るインナーチップの斜視図。 従来のプランジャチップの側面断面図。
符号の説明
1 プランジャチップ
11 スリーブ
11a 内周面
21 外周面
22 前端面

Claims (5)

  1. ダイカスト装置のスリーブの内周面に液密的かつ摺動可能に当接する外周面と、該スリーブの内部空間に対向する前端面と、を有するプランジャチップであって、
    該前端面の中央部を冷却する中央部二重管冷却構造と、該前端面の周縁部を冷却する複数の周縁部二重管冷却構造と、を具備することを特徴とするプランジャチップ。
  2. 前記中央部二重管冷却構造は、
    前端が前記前端面の中央部近傍に配置される中央冷却室と、
    該中央冷却室に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該中央冷却室の前端近傍に配置される中央冷却配管と、
    を具備し、
    前記複数の周縁部二重管冷却構造は、
    前端が前記前端面の周縁部近傍に配置される複数の周縁冷却室と、
    該複数の周縁冷却室にそれぞれ所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該周縁冷却室の前端近傍に配置される複数の周縁冷却配管と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のプランジャチップ。
  3. 前記複数の周縁部二重管冷却構造は、摺動方向から見て、前記中央部二重管冷却構造を中心とする同心円上に等間隔に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプランジャチップ。
  4. ダイカスト装置のスリーブの内周面に液密的かつ摺動可能に当接する外周面と、該スリーブの内部空間に対向する前端面と、該外周面を挟んで該前端面の反対側に位置する後端面と、を有し、内部に、該後端面と連通する分岐室と、前端が該前端面の中央部近傍に配置されるとともに後端が該分岐室と連通する中央冷却室と、前端が該前端面の周縁部近傍に配置されるとともに後端が該分岐室と連通する複数の周縁冷却室と、が形成される本体部材と、
    該中央冷却室に所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該中央冷却室の前端近傍に配置される中央冷却配管と、
    該複数の周縁冷却室にそれぞれ所定の隙間を形成しつつ収容されるとともに前端が該周縁冷却室の前端近傍に配置される複数の周縁冷却配管と、
    該分岐室に収容され、該中央冷却配管の後端および該複数の周縁冷却配管の後端が貫装される冷却回路板と、
    該本体部材の後端部に螺装され、該中央冷却配管および該複数の周縁冷却配管に冷却水を供給するための冷却水供給経路と、該中央冷却室および該複数の周縁冷却室に供給された冷却水を回収するための回収経路と、を形成する連結部材と、
    を具備することを特徴とするプランジャチップ。
  5. 前記複数の周縁冷却室は、摺動方向から見て、前記中央冷却室を中心とする同心円上に等間隔に配置されることを特徴とする請求項4に記載の射出装置のプランジャチップ。
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