JP2006211395A - コールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークで結合された複数のサーバを用いて、このネットワーク上に構築されたコールセンタを管理し運用するためのコールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】 オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、個人情報管理手段に記憶されたスキルレベルに基づいてコールセンタの業務をオペレータに振分けるための業務振分手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークで結合された複数のサーバを用いて、このネットワーク上に構築されたコールセンタを管理し運用するためのコールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来の技術において、インターネットなどに代表されるネットワークの発達に伴い、サテライトオフィスのような分散拠点に対応したオペレータの運用管理が行われている。このようなオペレータの運用管理は、ネットワークを介した分散型や在宅型のコールセンタにおいて、特に重要となっている。
こうした形態のコールセンタにおいては、オペレータのコール対応業務を支援し、管理運用するために、オペレータのそれぞれの勤務スケジュール管理や、在席/離席の状況を把握して管理するための管理手段を備えている。
各オペレータのそれぞれにおいて異なる勤務スケジュールや、あるいは現在の在席/離席の状況などを把握しておき、この状況に応じて外部からのコールを振分けるオペレータを選択していた(特許文献1を参照)。
特開2002−77403号公報
しかしながら、従来の技術では、単に各オペレータの勤務スケジュールや、あるいは現在の在席/離席の状況に応じ、その都度コールに対応可能なオペレータに振分けているのみであったので、その内容や処理の難易度に適したオペレータに選択的に振分けることは難しかった。
また、コールに応対し内容を処理する業務遂行能力を評価するためのひとつの基準となるスキルレベルについて、従来ではこのスキルレベルを考慮しておらず、またスキルレベルを把握する手段も備わっていなかった。
また、オペレータのスキルレベルを向上させるための教育手段を備えておらず、このため各オペレータのそれぞれのスキルレベルを向上させることは難しく、コールセンタにコールをする顧客への対応満足度を向上させることは難しかった。
また、オペレータの勤怠管理や業績評価を把握するための手段として、オペレータが業務に使用する情報端末のログオンやログオフの状況、ならびに単純なコール対応件数の数値などを用いているため、オペレータのスキルレベルに応じた業績評価や、あるいは正確な勤怠管理を行うことは難しかった。
また、オペレータのスキルレベルや正確な業績評価に基づく給与計算を行うことは難しく、オペレータの給与を画一的に算出しており、このため、オペレータの個々人の能力に応じた給与を算出することは難しかった。
また、コールセンタの業務おいて処理し流通する業務関連情報やデータベースなどの機密保持をすることは難しく、部外者などの第三者によるオペレータの意図的ななりすましなどを防止することは難しかった。
このような課題に鑑み、本発明は、コールの内容や処理の難易度に適したスキルレベルのオペレータに選択的に振分けることができ、
また、各オペレータのスキルレベルを把握することができ、
また、各オペレータのスキルレベルを向上させるための教育手段を提供でき、
また、各オペレータのそれぞれのスキルレベルを向上させることにより、コールセンタにコールをする顧客への対応満足度を向上させることができ、
また、各オペレータの勤怠管理や業績評価を把握することができ、オペレータのスキルレベルに応じた業績評価や、あるいは正確な勤怠管理や能力に応じた給与計算を行うことができ、
また、コールセンタの業務おいて処理し流通する業務関連情報やデータベースなどの機密保持をすることができる、コールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、前記個人情報管理手段に記憶された前記スキルレベルに基づいて前記コールセンタの業務を前記オペレータに振分けるための業務振分手段と、を備える。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1において、前記業務振分手段は、前記オペレータ毎の前記スキルレベルにそれぞれ応じた前記業務を抽出するための適応業務抽出手段と、前記適応業務抽出手段により抽出された前記業務の中から前記オペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、を備える。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1または2のいずれかにおいて、前記業務振分手段は、外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じた前記オペレータを選択して接続するための選択接続手段を備える。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記業務振分手段は、前記業務の振分の振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、前記スキルレベルと前記振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記振分に適用するための振分基準選択手段と、を備える。
また、請求項5に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、前記スキルレベルを向上させるために前記スキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するための教育課題情報記憶手段と、前記教育課題情報記憶手段に記憶されている前記教育課題情報の中から前記オペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するための教育課題提供手段と、を備える。
また、請求項6に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、前記オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するための勤怠情報管理手段と、前記勤怠情報管理手段に記憶された前記勤怠情報に基づいて前記オペレータ毎の給与を演算するための給与演算手段と、を備える。
また、請求項7に記載の本発明は、請求項6において、前記給与演算手段は、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、この個人情報管理手段に記憶されている前記スキルレベルに基づいて前記オペレータ毎の給与を演算する。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項7において、前記給与演算手段は、前記給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、前記スキルレベルと前記演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記演算に適用するための演算基準選択手段と、を備える。
また、請求項9に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、前記オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するための勤怠監視手段と、前記オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するための業務関連情報監視手段と、前記勤怠監視手段と前記業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した前記勤務状況情報と前記流通情報とを記憶し管理するための監視情報管理手段と、を備える。
また、請求項10に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、業務振分手段によって、前記個人情報管理手段に記憶された前記スキルレベルに基づいて前記コールセンタの業務を前記オペレータに振分けるステップと、を有する。
また、請求項11に記載の本発明は、請求項10において、前記業務振分手段は、前記オペレータ毎の前記スキルレベルにそれぞれ応じた前記業務を抽出するための適応業務抽出手段と、前記適応業務抽出手段により抽出された前記業務の中から前記オペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、を備える。
また、請求項12に記載の本発明は、請求項10または11のいずれかにおいて、前記業務振分手段は、外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じた前記オペレータを選択して接続するための選択接続手段を備える。
また、請求項13に記載の本発明は、請求項10〜12のうちのいずれかにおいて、前記業務振分手段は、前記業務の振分の振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、前記スキルレベルと前記振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記振分に適用するための振分基準選択手段と、を備える。
また、請求項14に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、教育課題情報記憶手段によって、前記スキルレベルを向上させるために前記スキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するステップと、教育課題提供手段によって、前記教育課題情報記憶手段に記憶されている前記教育課題情報の中から前記オペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するステップと、を有する。
また、請求項15に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、勤怠情報管理手段によって、前記オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するステップと、給与演算手段によって、前記勤怠情報管理手段に記憶された前記勤怠情報に基づいて前記オペレータ毎の給与を演算するステップと、を有する。
また、請求項16に記載の本発明は、請求項15において、前記給与演算手段は、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、この個人情報管理手段に記憶されている前記スキルレベルに基づいて前記オペレータ毎の給与を演算する。
また、請求項17に記載の本発明は、請求項16において、前記給与演算手段は、前記給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、前記スキルレベルと前記演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記演算に適用するための演算基準選択手段と、を備える。
また、請求項18に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、勤怠監視手段によって、前記オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するステップと、業務関連情報監視手段によって、前記オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するステップと、監視情報管理手段によって、前記勤怠監視手段と前記業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した前記勤務状況情報と前記流通情報とを記憶し管理するステップと、を有する。
また、請求項19に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、業務振分手段によって、前記個人情報管理手段に記憶された前記スキルレベルに基づいて前記コールセンタの業務を前記オペレータに振分けるステップと、を有する。
また、請求項20に記載の本発明は、請求項19において、前記業務振分手段は、前記オペレータ毎の前記スキルレベルにそれぞれ応じた前記業務を抽出するための適応業務抽出手段と、前記適応業務抽出手段により抽出された前記業務の中から前記オペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、を備える。
また、請求項21に記載の本発明は、請求項19または20のいずれかにおいて、前記業務振分手段は、外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じた前記オペレータを選択して接続するための選択接続手段を備える。
また、請求項22に記載の本発明は、請求項19〜21のうちのいずれかにおいて、前記業務振分手段は、前記業務の振分の振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、前記スキルレベルと前記振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記振分に適用するための振分基準選択手段と、を備える。
また、請求項23に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、教育課題情報記憶手段によって、前記スキルレベルを向上させるために前記スキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するステップと、教育課題提供手段によって、前記教育課題情報記憶手段に記憶されている前記教育課題情報の中から前記オペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するステップと、を有する。
また、請求項24に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、勤怠情報管理手段によって、前記オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するステップと、給与演算手段によって、前記勤怠情報管理手段に記憶された前記勤怠情報に基づいて前記オペレータ毎の給与を演算するステップと、を有する。
また、請求項25に記載の本発明は、請求項24において、前記給与演算手段は、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、この個人情報管理手段に記憶されている前記スキルレベルに基づいて前記オペレータ毎の給与を演算する。
また、請求項26に記載の本発明は、請求項25において、前記給与演算手段は、前記給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、前記スキルレベルと前記演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記演算に適用するための演算基準選択手段と、を備える。
また、請求項27に記載の本発明は、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、勤怠監視手段によって、前記オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するステップと、業務関連情報監視手段によって、前記オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するステップと、監視情報管理手段によって、前記勤怠監視手段と前記業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した前記勤務状況情報と前記流通情報とを記憶し管理するステップと、を有する。
また、請求項28に記載の本発明は、前記請求項19〜27のうちのいずれかに記載のコールセンタの運用プログラムを記録する。
本発明によれば、コールの内容や処理の難易度に適したスキルレベルのオペレータに選択的に振分けることができ、
また、各オペレータのスキルレベルを把握することができ、
また、各オペレータのスキルレベルを向上させるための教育手段を提供でき、
また、各オペレータのそれぞれのスキルレベルを向上させることにより、コールセンタにコールをする顧客への対応満足度を向上させることができ、
また、各オペレータの勤怠管理や業績評価を把握することができ、オペレータのスキルレベルに応じた業績評価や、あるいは正確な勤怠管理や能力に応じた給与計算を行うことができ、
また、コールセンタの業務おいて処理し流通する業務関連情報やデータベースなどの機密保持をすることができる、コールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
<基本構成>
図1に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、構成を説明するための説明図である。この図1には、図示しない顧客などからのコール(問合せ、苦情、申込みなどでかかってきた電話)を受けて、その内容に応じた業務処理を行うためのコールセンタ(事業所)1と、このコールセンタ1に勤務してコールに対応する業務を行うオペレータ(在宅勤務者等含む)の居所である複数の在宅勤務者宅2と、コールセンタ1と在宅勤務者宅2とを情報通信可能に結んでいるインターネットなどのネットワーク3と、が示されている。
さらに、コールセンタ1には、外部の顧客などからの複数のコールを受けるためのPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)5と、オペレータに業務処理能力(スキルレベル)を向上させる(スキルアップ)ための教育を行うe-learning(情報技術を用いた学習)サーバ6と、個人ページシステムサーバ7と、オペレータの勤怠管理を行うための勤怠管理サーバ8と、オペレータの給与を演算し管理するための給与管理サーバ9と、コールセンタ1および在宅勤務者宅2の機密保持(セキュリティ)を行い機密管理するためのセキュリティ管理サーバ10と、を備えている。
また、在宅勤務者宅2には、図示しないオペレータがコールセンタ1と情報通信するためのクライアント端末11と、外部の顧客などからのコールをPBX5を介して受信するためのIP電話(ソフトフォン)12と、オペレータの勤怠状況を監視するためのIPカメラ13と、を備えている。
次に、図2に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、各データベースが保持する項目を説明するための説明図である。この図2には、図1に示したコールセンタ1に備わる各サーバに設けられたDB(データベース)について、そのDBに保持されている情報の項目の一覧(DB保持項目一覧)を示している。
まず、個人ページシステムサーバ7には、DB保持項目として、「管理者ID」、「管理者パスワード」、「権限ID」、「権限内容」、「オペレータ別ID」、「オペレータ別パスワード」、「オペレータ別業務コアタイム情報」、「オペレータ別スケジュール情報」、「オペレータ別個人情報(氏名、住所、年齢、性別、TEL番号等)」、「業務ID」、「業務情報」、「スキルと業務の紐付情報」、「ACD(Auto Call Distribution)グループID」、「ACD情報」、「ACDと業務の紐付情報」、「時給ID」、「業務と時給の紐付情報」、「オペレータ別スキル情報(自己申告スキル、e-learning判定スキル)」、「オペレータ別選択可能業務情報」、「オペレータ別PBXログイン/ログアウト情報」、「日報情報」、「顧客情報」、「PBX呼統計情報」が保持されている。
また、勤怠管理サーバ8には、DB保持項目として、「オペレータ別ID」、「オペレータ別パスワード」、「オペレータ別勤務スケジュール情報」、「オペレータ別業務実績情報」が保持されている。
また、給与管理サーバ9には、DB保持項目として、「オペレータ別ID」、「オペレータ別パスワード」、「業務と時給の紐付情報」、「オペレータ別給与情報」が保持されている。
また、e-learningサーバ6には、「オペレータ別ID」、「オペレータ別パスワード」、「e-learning教材ID」、「e-learning教材情報」、「オペレータ別e-learningスキル判定結果情報」、「オペレータ別e-learning実施履歴情報」が保持されている。
また、セキュリティ管理サーバ10には、DB保持項目として、「オペレータ別ID」、「オペレータ別パスワード」、「端末ID」、「NW(network) ID」、「画像チェックID」、「HDD(harddiskdrive)暗号化/複合化ステータス情報」、「ウィルスチェック情報」が保持されている。
次に、図3に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。この図3には図1に示したコールセンタ1が始業する際の事前処理についてのフロー図であり、事前処理としては管理者業務とオペレータ登録の二種類がある。
まずコールセンタ1の管理端末4において、図示しない管理者がログインする(ステップ1:S1)。このログインにおいて、管理者は管理端末4に管理者ID、管理者パスワード、管理者権限IDを入力し、これらの入力情報が認証されると管理者権限でのログインが完了する。
なお、管理端末4にログインする管理者が過去にログイン経験の無い初回の管理者である場合、管理者の自己申告や事前調査などによる管理業務遂行のためのスキルレベルの入力を行ってもよい。その場合、ここで入力されるスキルレベルは管理者の初期設定のスキル(レベル)の項目であり、業務遂行に伴う業務経験や実績において新たなスキル項目を取得し、それに対してのスキルレベルの向上も後に説明するe-learningシステムで向上させることができる。
また、こうしたIDやパスワードの入力以外に、既存の生体認証技術を適用してもよく、あるいは個人識別のためのIDカードなどの個人認証手段の全てを適用することも可能である。
次に、個人ページシステムサーバ7内に構築されている個人ページシステム16において、登録オペレータ用初期個人ページ作成が開始される(ステップ2:S2)。ここで作成される個人ページは、コールセンタ1にオペレータが初めて(初回)個人情報を登録する際に行われる。ここで設定される情報は、オペレータID、オペレータパスワード、オペレータ電話番号(コールを受信するための電話番号)である。
なおここで、オペレータの自己申告や事前調査などによるコール業務遂行のためのスキルレベルの入力を行ってもよい。その場合、ここで入力されるスキルレベルはオペレータの初期設定のスキル(レベル)の項目であり、業務遂行に伴う業務経験や実績において新たなスキル項目を取得し、それに対してのスキルレベルの向上も後に説明するe-learningシステムで向上させることができる。
これによってPBX5では登録オペレータ用PBXアカウント作成が完了する(ステップ3:S3)。また一方で、勤怠・給与管理システム17においては、オペレータIDとオペレータパスワードを個人ページシステム16から取得し、これをもって登録オペレータ用勤怠・給与管理システムアカウント作成が実行される(ステップ4:S4)。さらに、e-learningシステム18においては、個人ページシステム16から取得したオペレータIDとオペレータパスワードに基づき、オペレータ用アカウント作成が実行される(ステップ5:S5)。
なお、初期個人ページ作成方法として、「管理者がオペレータ情報を登録する」か、又は「オペレータ自身が初期登録(申請)したオペレータ個人情報を管理者が利用」するかのいずれかの方法が選択可能である。
次に、図4に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。図3において示した事前処理の終了後、次の事前処理として、この図4に示す事前処理が実行され、管理者業務とスキル定義および時給定義が行われる。
まず、管理端末4にてe-learning教材登録が行われる(ステップ10:S10)。管理端末4からは、e-learning教材ID、e-learning教材情報、e-learning教材がe-learningシステム18へ送られる。この登録によりe-learningシステム18にて教材登録が完了する(ステップ11:S11)。
次に、管理端末4にて、e-learning用スキル登録がされる(ステップ12:S12)。管理端末4からはスキル情報がe-learningシステム18へ送られる。e-learningシステム18では教材の対応情報として、スキル情報ID、スキル情報、スキル情報−e-learning教材の対応情報により、スキルに対する教材の紐付が行われる(ステップ13:S13)。
次に、e-learningシステム18ではスキル設定・登録が実行される(ステップ14:S14)。このスキルの設定・登録において設定・登録されたスキルのスキル情報IDとスキル情報が登録スキル情報として個人ページシステム16へ送信され(ステップ15:S15)、個人ページシステム16にて登録スキル情報が受信される(ステップ16:S16)。
なお、ここで設定・登録されるスキルは初期設定時に自己申告や事前調査などにより入力されたスキル項目やスキルレベルを含んでもよい。
また、e-learningシステム18から個人ページシステム16へのスキル情報IDとスキル情報の送信は、定期的あるいはリアルタイムに実行される。また、手動か、もしくは予め設定された送信プログラムに従って送信してもよく、個人ページシステム16の受信側からの直接参照も可能である。
次に、管理端末4にて、業務の設定が行われる(ステップ17:S17)。業務IDと業務情報が個人ページシステム16へ送信されて業務登録がされる(ステップ18:S18)。個人ページシステム16からは業務IDとACD(Auto Call Distribution)IDとがPBX5へ送信され、PBX5では業務(又はスキル)に応じたACDグループが設定される(ステップ19:S19)。この設定は、業務に応じてダイナミック(動的)にACDグループ設定が可能であり、管理端末(管理者)4による任意の手動設定も可能である。
次に、管理端末4にて、業務実施に必要なスキルの定義が行われる(ステップ20:S20)。管理端末4から個人ページシステム16へ業務−スキルの対応情報が送られ、個人ページシステム16ではこれを受けて、業務に要するスキルの紐付けが行われる。
次に、管理端末4にて、業務に対する時給の定義付けが行われる(ステップ22:S22)。管理端末4から個人ページシステム16へ業務−時給の対応情報が送信され、個人ページ16では時給定義情報が登録される(ステップ23:S23)。個人ページシステム16では、この時給定義情報の登録の後に、業務−時給の対応情報を勤怠・給与管理システム17へ送る(ステップ24:S24)。個人ページシステム16からは、業務−時給の対応情報を勤怠・給与管理システム17へ送り、勤怠・給与管理システム17では時給定義情報の受信がされる(ステップ25:S25)。この送信は定期的あるいはリアルタイムに実行される。また、手動か、もしくは予め設定された送信プログラムに従って送信してもよく、勤怠・給与管理システム17の受信側からの直接参照も可能である。
次に、図5に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するための説明図である。この図5を参照して説明するのは、教材(e-learningに用いる教材)とスキルと業務とACDグループとの関係である。
まず、e-learningシステム18においてステップ13により業務実施に必要なスキルの紐付けが行われる。あるスキルを習得するためには、一つ以上の教材を履修している必要がある(スキル:教材=n:1)。例えば、図5中のe-learningシステム18に示すように、「教材A」の履修により「スキルA」と「スキルB」が取得できる。同様に、「教材B」の履修により「スキルB」が取得でき、「教材C」の履修により「スキルC」が取得できる。
また、ある業務を実施するためには、一つ以上のスキルを有している必要がある(業務:スキル=m:n)。個人ページシステム16において、各個人(オペレータ)ごとのスキルに応じた担当可能な業務を対応付け(紐付け)する。例えば、図5中の個人ページシステム16に示すように、「スキルA」の履修により「業務A」を担当することができる。同様に、「スキルB」の履修により「業務A」と「業務B」を担当することができ、「スキルC」の履修により「業務A」と「業務B」の担当が可能になる。
このようにして、業務を実施する場合には、その業務に対応したACD(スキル)グループにログインする(業務:ACDグループ=1:1)。このACD(スキル)グループは、図5に参照されるように、PBX5において形成される。
なお、ここで示した教材とスキル、業務およびACDグループの紐付けは、例えば管理者(管理端末4)の意図により任意に変更することも可能である。
図6に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。この図6に示す事前処理においては、管理者業務における手動スキル設定も含んで示されている。
まず、管理端末4において、オペレータ自己申告スキルの参照が個人ページシステム16に対して行われる(ステップ30:S30、ステップ31:S31)。この参照において、参照したいオペレータを特定するために、オペレータIDが管理端末4から個人ページシステム16へ送信される。
次に、スキル表示を行ったオペレータについてのe-learning成績参照が実行される(ステップ32:S32、ステップ33:S33)。管理端末4からe-learningシステム18に対して成績表示を求める対象を特定するためのオペレータIDが送られ、e-learningシステム18では該当するオペレータIDのe-learning成績を提出する。
次に、管理端末4においてスキル設定が行われる(ステップ34:S34)。スキル設定をするオペレータIDとスキル情報IDがe-learningシステム18に送られ、スキル設定が完了する(ステップ35:S35)。
以上の事前処理においては、予め管理端末4において設定されたプログラムにより一連のスキル設定が実行される。あるいは、必要に応じて管理端末4を図示しない管理者が操作し、オペレータ自己申告内容とe-learningの成績を見て、スキルの付与を行うこともでき、同様にスキルを剥奪することもできる。
次に、図7に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。この図7に参照されるのは、管理者業務におけるオペレータのスケジュール作成のための処理を示している。
まず、管理端末4において、所謂フレックスタイム制などの勤務時間によるコアタイム等の設定が行われる(ステップ40:S40)。個人ページシステム16に対してコアタイム情報の取得が行われる。コアタイムはオペレータの労働条件に応じて設定されてもよく、例えばコアタイムA・・・10:00〜13:00、コアタイムB・・・18:00〜22:00、コアタイムC・・・2:00〜6:00といったように設定された中から選択しても良い。
勤怠・給与管理システム17ではコアタイム等の登録が行われ(ステップ41:S41)、コアタイム情報に基づいて勤務可能時間、コアタイムを考慮した暫定スケジュールの作成が行われる(ステップ42:S42)。
管理端末4では、暫定スケジュールの参照が行われ(ステップ43:S43)、この参照に伴い暫定スケジュール要求が勤怠・給与管理システム17に発せられ、暫定スケジュールの表示が行われる(ステップ44:S44)。
表示された暫定スケジュールに対して、スケジュール修正や決定が管理端末4において実行される(ステップ45:S45)。スケジュール修正・決定情報が管理端末4から勤怠・給与管理システム7へ送られ、スケジュール登録が行われる(ステップ46:S46)。スケジュール登録されたスケジュール決定情報は個人ページシステム16へスケジュール情報として送信される(ステップ47:S47、ステップ48:S48)。この送信は定期的あるいはリアルタイムに実行される。また、手動か、もしくは予め設定された送信プログラムに従って送信してもよく、個人ページシステム16の受信側からの直接参照も可能である。
一方、オペレータは、クライアント端末11において自己のスケジュール閲覧を行う(ステップ49:S49)。なお、オペレータのコアタイム情報は、事前登録処理にて登録済みとされていることが好ましい。クライアント端末11から送られるオペレータIDに応じて、個人ページシステム16では、該当するオペレータのスケジュール表示を行う(ステップ50:S50)。
次に、クライアント端末11にてオペレータによるスケジュールの承認が行われる(ステップ51:S51)。ここでオペレータIDと承認スケジュールIDが個人ページシステム16へ送られる。個人ページシステム16では、オペレータ承認情報登録が行われ(ステップ52:S52)、オペレータIDと承認スケジュールIDと共にオペレータ承認情報の送信が勤怠・給与管理システム17に対して行われる(ステップ53:S53、ステップ54:S54)。この送信は定期的あるいはリアルタイムに実行される。また、手動か、もしくは予め設定された送信プログラムに従って送信してもよく、勤怠・給与管理システム17の受信側からの直接参照も可能である。
<業務振分システムおよび教育システム>
図8に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、業務振分手段の構成を説明するための説明図である。この図8には、コールセンタにコールをする不特定多数のエンドユーザ100と、オペレータなどの在宅勤務者宅2に設置されたクライアント端末11と、コールセンタ1と、コールセンタ1に備わる管理端末4と、エンドユーザ100からのコールを受信するPBX5と、個人ページシステムサーバ7とが示されている。
この構成において、概略を説明するならば、エンドユーザ100はコールセンタ(事業所)1に対して問合せコールを行う。この問合せコールに対してコールセンタ1ではエンドユーザ100に対して電話対応を行う。
コールセンタ1ではPBX5によりエンドユーザ100からの問合せコールの受信および電話対応を行っている。このPBX5は問合せコールをクライアント端末(オペレータ)11へコール配信する。実際には、図1に示したようにIP電話(ソフトフォン)12などで受信するのが好ましい。
クライアント端末11からは管理端末(管理者)4に対して、コールの内容に応じてエスカレーション(エンドユーザ100からの問合わせコールに対して、オペレータから管理者へ電話や画面情報を同時に転送すること)を行う。
オペレータはクライアント端末11を介して個人ページシステムサーバ7に接続しており、各オペレータのスキルレベルに応じた学習・テストが実施される。この実施は映像形式の研修であり、e-learningにより実施される。
クライアント端末11からは、オペレータの個人に関する個人情報が情報登録され、この個人情報は管理端末4にてスキル情報も含めて情報閲覧することができる。クライアント端末11を介してオペレータは自身の個人情報も見ることができる。また、管理端末4からはオペレータのスキルレベルを承認するためにスキル承認を行うことができる。
次に、図9に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、業務振分手段の処理を説明するためのフロー図である。
まず、オペレータの業務開始に伴い、コールセンタ1へログインを行う。具体的にはクライアント端末11を介して、ログインIDとログインパスワードが個人ページシステム16へ送られ、ログイン判定が実行される(ステップ60:S60、ステップ61:S61)。
個人ページシステム16では、ログインIDとおよびそれに対応する選択可能業務IDとに基づいて、選択可能業務表示を行う(ステップ62:S62)。クライアント端末11では、表示された選択可能業務の中から希望する業務選択を行う(ステップ63:S63)。なお、勤怠・給与情報等の閲覧もこの段階で可能であり、ここでの業務選択を行うのが管理者である場合は、管理者業務も選択可能である。
次に、ログインIDとパスワードがPBX5に送られ、PBXログインが行われる(ステップ64:S64)。ただし、勤怠・給与情報等の閲覧や管理者業務を選択した場合は、PBX5へのログインは行われない。
PBX5では、PBXログイン判定(ステップ65:S65)がされ、ログインIDとログイン時間がPBXログイン情報保存(ステップ66:S66)される。個人ページシステム16においても、PBX5からのログインIDとログイン時間を共にログイン情報として保存する(ステップ67:S67)。
ログインIDを情報として取得してログイン完了し(ステップ68:S68)、ログインIDとログインOK情報が個人ページシステム16からクライアント端末11へ送信され、業務開始する(ステップ69:S69)。なお、ここでの業務開始はコールを受け付ける業務を選択した場合である。
次に、図10に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、e-learningシステムの処理を説明するためのフロー図である。この図10に示すのは、オペレータが、在宅にてe-learningにより自己学習を行い、スキルレベルの向上を行うための処理を説明するためのフローを示している。
まず、クライアント端末11にて、オペレータがログインする(ステップ70:S70)。このログインの操作において、オペレータIDとオペレータパスワードが個人ページシステム16へ送信される。
個人ページシステム16では、このオペレータIDとオペレータパスワードに基づいて、ログイン判定を行う(ステップ71:S71)。このログイン判定により業務情報IDと業務情報とに基づいて、選択可能業務表示が行われる(ステップ72:S72)。ここでは、ログインした者が持つスキルや権限に応じて選択可能業務を決定する。
なお、ここで表示される選択可能業務において、補足する情報としては、「有資格者の緊急対応」、「有資格者を増やす」、「資格の有効期限」などの観点で表示が変更されてもよい。
この場合、「有資格者の緊急対応」としては、コールが溢れそうなど、オペレータの対応が即座に必要な業務は、先頭など目立つように表示される。また、即座に対応が必要な場合には、別途登録しておいたメールアドレスに対応を要請するメールを送るなど、ログインにかかわらずに情報を配信する。また、緊急対応に応じたオペレータは時給が上がるなどの処置を行う。
また、「有資格者を増やす」場合には、過去のコール履歴や新規業務の受託予定などから、資格をもつオペレータの不足しそうな業務は、該当資格の未取得者の個人ページシステムの先頭など、目立つ位置に表示される。
また、「資格の有効期限」に主眼を置く場合は、資格の有効期限も合わせて表示する(業務受託の期限も含む)。
次に、選択可能な業務の業務情報IDと業務情報とがクライアント端末11に送信され、クライアント端末11にて業務選択が行われる(ステップ73:S73)。また、このときにクライアント端末11において勤怠・給与情報等の閲覧も可能である。
次に、業務選択により選択された業務の業務情報IDが個人ページシステム16へ送信され、この業務情報IDに基づいてスキル一覧検索が行われる(ステップ74:S74)。この検索では業務に紐付けされたスキルの一覧を検索する。
この検索により、スキル情報IDとスキル情報と共にスキル一覧表示される(ステップ75:S75)。このスキル一覧表示はスキル情報IDとスキル情報と共にクライアント端末11に送られ、このクライアント端末11においてスキル選択が行われる(ステップ76:S76)。
クライアント端末11にてスキル選択を行うと、クライアント端末11からはオペレータID、オペレータパスワード、スキル情報IDがe-learningシステム18へ送信される。なお、シングルサインオン(Single Sign on:ログイン認証を必要とする複数種類のアプリケーションプログラムを使用する際において、一度だけのログイン認証を行うことにより、予め許可されているすべてのアプリケーションプログラムや関連するシステムを利用可能とする技術)の場合には、手動での認証情報入力が不要となる。
次に、e-learningシステム18においてログイン判定が行われる(ステップ77:S77)。このログイン判定においてスキル情報IDに基づき教材一覧検索が行われる(ステップ78:S78)。この検索では、スキルに紐付けされた教材の一覧を検索する。この検索によりe-learning教材IDが抽出され、教材一覧表示が行われる(ステップ79:S79)。なお、この教材一覧表示では、前回の学習から時間が経過していたら、再学習を促進しても良い。
この教材一覧表示に伴い、e-learning教材ID、e-learning教材情報、学習開始指示データがクライアント端末11へ送信される。クライアント端末11では、一覧表示された教材の中から教材選択がされ(ステップ80:S80)、学習が開始される。
クライアント端末11からはe-learning教材IDと学習開始データがe-learningシステム18へ送信される。e-learningシステム18では学習開始情報が記録され(ステップ81:S81)、e-learning教材IDとe-learning教材が教材配信される(ステップ82:S82)。なお、教材配信の形態としては、既存のWBT(Web Based Training)だけでなく、TV会議等を使った遠隔学習も教材として配信可能である。
e-learning教材IDとe-learning教材がクライアント端末11へ配信され、学習行動が開始される(ステップ83:S83)。e-learning教材IDと学習行動データがe-learningシステム18に送信され、ここで学習行動情報記録が行われる(ステップ84:S84)。なお、教材中のテスト結果、章単位などの学習履歴、教材完了によるスキルの完了などが学習行動情報として記録される。
学習行動の完了によりクライアント端末11では学習終了となる(ステップ85:S85)。この学習終了に伴い、クライアント端末11からはe-learning教材IDと学習終了指示データがe-learningシステム18へ送信される。
e-learningシステム18では学習終了情報が記録され(ステップ86:S86)、オペレータID、e-learning教材ID、学習行動情報データに基づいてスキル自動判定・設定が行われる(ステップ87:S87)。ここでは、必要な全ての教材に合格すれば自動でスキルを付与する。また、有効期間を超えたスキルは自動で剥奪し、再履修を促進する。
この後、クライアント端末11においてログアウトが実行され(ステップ88:S88)、このログアウトに伴いログアウト指示データがe-learningシステム18へ送信され、ログアウトが完了する(ステップ89:S89)。
次に、図11に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、e-learningシステムの処理を説明するためのフロー図である。この図11に示すのは、オペレータが、在宅にてe-learningにより自己学習を行い、その結果である成績管理を行うための処理を説明するためのフローを示している。
まず、管理端末4にて、ログインが行われる(ステップ90:S90)。このログインの操作において、管理者IDと管理者パスワードが個人ページシステム16へ送信される。
個人ページシステム16では、この管理者IDと管理者パスワードに基づいて、ログイン判定を行う(ステップ91:S91)。このログイン判定により業務情報IDと業務情報とに基づいて、管理可能業務表示が行われる(ステップ92:S92)。ここでは、ログインした者が持つスキルや権限に応じて管理可能業務を決定する。
次に、選択可能な業務の業務情報IDと業務情報とが管理端末4に送信され、管理端末4にて業務選択が行われる(ステップ93:S93)。また、このときに管理端末4において勤怠・給与情報等の閲覧も可能である。
次に、業務選択により選択された業務の業務情報IDが個人ページシステム16へ送信され、この業務情報IDに基づいてスキル一覧検索が行われる(ステップ94:S94)。この検索では業務に紐付けされたスキルの一覧を検索する。
この検索により、スキル情報IDとスキル情報と共にスキル一覧表示される(ステップ95:S95)。このスキル一覧表示はスキル情報IDとスキル情報と共に管理端末4に送られ、この管理端末4においてスキル選択が行われる(ステップ96:S96)。
管理端末4にてスキル選択を行うと、管理端末4からは管理者ID、管理者パスワード、スキル情報IDがe-learningシステム18へ送信される。なお、シングルサインオン(Single Sign on:ログイン認証を必要とする複数種類のアプリケーションプログラムを使用する際において、一度だけのログイン認証を行うことにより、予め許可されているすべてのアプリケーションプログラムや関連するシステムを利用可能とする技術)の場合には、手動での認証情報入力が不要となる。
次に、e-learningシステム18においてログイン判定が行われる(ステップ97:S97)。このログイン判定においてスキル情報IDに基づき教材一覧検索が行われる(ステップ98:S98)。この検索では、スキルに紐付けされた教材の一覧を検索する。この検索によりe-learning教材IDが抽出され、教材一覧表示が行われる(ステップ99:S99)。
この教材一覧表示に伴い、e-learning教材ID、e-learning教材情報が管理端末4へ送信される。管理端末4では、一覧表示された教材の中から成績管理する対象となる教材が選択がされる(ステップ100:S100)。
次に、e-learning教材IDに基づいてe-learningシステム18にて学習者検索が行われる(ステップ101:S101)。この検索により、e-learning教材IDで特定された教材を受講している学習者の一覧を検索する。この検索においては、e-learning教材IDをもとにスキル情報−e-learning教材の対応情報からスキル情報を検索し、ID−スキル情報の対応情報を元に学習者のIDを検索する。
学習者の検索により検索された学習者のIDは学習者一覧に纏められる(ステップ102:S102)。纏められた学習者のIDと学習履歴データは管理端末4に送信される。管理端末4では学習者ごとに成績情報入力が行われる(ステップ103:S103)。なお、ここで入力される成績情報は、基本的にはe-learningシステムによる予め設定された手順に応じたプログラムにより成績判定が自動実行され入力される。また、学習者への面談による判定などのe-learningシステムで自動判定ができない成績情報等についても入力が実施される。さらに、学習者ごとに出欠や成績、合否などを入力することもできる。
こうして入力された成績情報はe-learningシステム18へ送られ、成績が記録される(ステップ104:S104)。ここで記録されるのは、オペレータID、e-learning教材ID、成績データである。この記録内容に基づいてスキル自動判定および設定が学習者ごとに行われる(ステップ105:S105)。
この後、管理端末4においてログアウトが実行され(ステップ106:S106)、このログアウトに伴いログアウト指示データがe-learningシステム18へ送信され、ログアウトが完了する(ステップ107:S107)。
以上、ここまで説明した本発明の実施の形態においては、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムを構築しており、オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、個人情報管理手段に記憶されたスキルレベルに基づいてコールセンタの業務をオペレータに振分けるための業務振分手段と、を備えることを特徴とするコールセンタの運用システムを提供できる。
また、業務振分手段は、オペレータ毎のスキルレベルにそれぞれ応じた業務を抽出するための適応業務抽出手段と、適応業務抽出手段により抽出された業務の中からオペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、を備えている。
また、業務振分手段は、外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じたオペレータを選択して接続するための選択接続手段を備えている。
また、業務振分手段は、業務の振分の振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、スキルレベルと振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して振分に適用するための振分基準選択手段と、を備えている。
また、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、スキルレベルを向上させるためにスキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するための教育課題情報記憶手段と、教育課題情報記憶手段に記憶されている教育課題情報の中からオペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するための教育課題提供手段と、を備えている。
<勤怠管理システムおよび給与演算システム>
図12に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの構成を説明するための説明図である。この図12には、コールセンタ1と、オペレータなどの在宅勤務者に設置されたクライアント端末11と、コールセンタ1に備わる管理端末4と、図示しないエンドユーザ100(図8参照)からのコールを受信するPBX5と、個人ページシステムサーバ7と、勤務管理サーバ8と、給与計算サーバ9と、が示されている。
この構成において、概略を説明するならば、PBX5においてエンドユーザ100からのコールを計数して統計処理した呼統計データが作成される。この呼統計データに基づいてオペレータ毎の勤務実体や給与の演算を行う。個人ページシステムサーバ7に対してPBX5からオペレータ勤怠情報登録がなされる。
また、個人ページシステムサーバ7に対しては、クライアント端末11から情報閲覧が可能であり、同様に管理端末4においても情報閲覧が可能である。情報閲覧可能な情報は、例えば勤怠情報、給与情報、スキル情報等である。
次に、図13に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。この図13に示す処理フロー図は図示しない顧客などからのコールに対するオペレータの対応処理業務を示している。
まず、クライアント端末11ではコール待ち状態で待機している(ステップ110:S110)。この待機状態において、PBX5にて顧客などからのコール着信が行われる(ステップ121:S121)。このコール着信についてPBX5では問い合わせ内容を判定する(ステップ122:S122)。この判定ではIVR(Interactive Voice Response)等を利用した自動音声応答システムを用いてもよい。
次に、コールをしてきた顧客電話番号や問合せ情報、IVR判定情報などに基づいて、着信先ACD(Skill:スキル)グループを決定する(ステップ123:S123)。この決定後、顧客電話番号、問い合わせ情報、IVR判定情報、ACDグループID、オペレータIDに基づいて着信先オペレータが決定される(ステップ124:S124)。
次に、顧客電話番号、問い合わせ情報、IVR判定情報、ACDグループID、オペレータIDと共にコール配信が行われる(ステップ125:S125)。コール配信により個人ページシステム16には着信画面表示が行われる(ステップ126:S126)。また、顧客電話番号、問い合わせ情報、IVR判定情報、ACDグループID、オペレータIDは個人ページシステム16に送信され、この後クライアント端末11へも送信される。
次に、クライアント端末11ではコール応答が行われる(ステップ111:S111)。また、個人ページシステム16からは各種の情報が業務内容に応じてクライアント端末11へ各種業務情報として提供される。クライアント端末11では各種情報を参照し(ステップ113:S113)、顧客対応を行う(ステップ114:S114)。
顧客対応の内容を表す顧客対応情報に基づき各種コール操作が実行される(ステップ115:S115)。この操作は、例えばコールの保留や切断といった操作であり、コール制御情報としてPBX5へ送信され、PBX5ではその内容に応じてコール制御が実行される(ステップ120:S120)。
次に、コール操作に伴い、各種応対情報が作成され、対応が完了する(ステップ116:S116)。各種応対情報は個人ページシステム16へ送信され、応対情報登録がここで行われる(ステップ117:S117)。
次に、応対情報は勤怠・給与管理システム17へ送信され(ステップ118:S118)、勤怠・給与管理システム17にて受信される(ステップ119:S119)。なお、応対情報は業務内容に応じて変化する。また応対情報の送信は定期的かもしくはリアルタイムで送信され、予め設定された手順による自動送信か、もしくは任意の手動による送信でも良い。応対情報が勤怠・給与管理システム17に送信されることにより、オペレータの業務に応じた詳細な勤怠・給与管理が可能となる。
次に、図14に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。この図14には、オペレータから管理者へのエスカレーションの処理が示されている。クライアント端末11からは管理端末(管理者:スーパーバイザ)4に対して、コールの内容に応じてエスカレーション(顧客からの問合わせコールに対して、オペレータから管理者へ電話や画面情報を同時に転送すること)を行う。
まず、クライアント端末11にて顧客対応が行われる(ステップ130:S130)。ここで、各種業務情報が生成され、これに基づいてエスカレーション準備(コール保留)が行われる(ステップ131:S131)。
次に、エスカレーション要求情報と各種対応情報は個人ページシステム16へ送信され応対情報一時保存が行われる(ステップ132:S132)。なお、応対情報は業務内容に応じて変化する。オペレータIDとエスカレーション要求情報はPBX5に送られ、コール制御(保留)が実行される(ステップ133:S133)。
次にPBX5において、エスカレーション先候補データが作成され、管理者ステータス情報提供(ステップ134:S134)に伴い個人ページシステム16へ送信される。個人ページシステム16では、エスカレーション先選択画面表示が行われる(ステップ135:S135)。
さらに、エスカレーション先候補データはクライアント端末11へ送信され、ここでエスカレーション先の選択が実行され(ステップ136:S136)、エスカレーション先データが生成され、内線発信が行われる(ステップ137:S137)。この内線発信により、オペレータIDとエスカレーション先データがPBX5へ送信される。
次に、PBX5では発信先状態確認がされる(ステップ138:S138)。オペレータIDとエスカレーション先データとに基づいて、内線呼び出しが行われ(ステップ139:S139)、エスカレーション要求表示が(場合により管理者の)個人ページシステム16にて行われ(ステップ140:S140)、内線応答が管理端末4にて行われる(ステップ141:S141)。
次に、クライアント端末11と管理端末4との間で内線通話がされ、ここでエスカレーション内容確認が行われる(ステップ142:S142)。
次に、管理端末4にてエスカレーション要求受付が行われ(ステップ143:S143)、エスカレーションOKデータと通話切断要求がクライアント端末11に対して発せられ、エスカレーション終了となり通話切断が実行される(ステップ144:S144)。
一方、管理端末4からは応対情報表示要求と通話接続要求が個人ページシステム16へ送信され、(管理者に対して)一時保存した応対情報の表示が行われる(ステップ145:S145)。
次に、通話接続要求がPBX5に対して行われ、コール制御(転送)が行われる(ステップ146:S146)。ここで、通話接続OK情報が出され、管理端末4にて顧客対応が行われる(ステップ147:S147)。
次に、図15に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。この図15においては、オペレータの自己登録処理の流れを示している。
まず、クライアント端末11において、自己登録のためにログインが行われ(ステップ150:S150)、オペレータIDとオペレータパスワードが個人ページシステム16に送信され、自己登録画面表示が行われる(ステップ151:S151)。
次に、個人情報、勤務可能時間、自己申告スキルの投入が行われる(ステップ152:S152)。この投入とはクライアント端末11への情報入力を指しており、ここで入力された各種申告情報は個人ページシステム16に送信され、個人情報、勤務可能時間、自己申告スキルの登録が行われる(ステップ153:S153)。
勤務可能時間情報については、勤務可能時間情報の送信が勤怠・給与管理システム17に対して行われる(ステップ156:S156)。この送信により、オペレータID、オペレータパスワード、勤務可能時間情報が送信され、勤怠・給与管理システム17にて勤務可能時間情報の受信が行われる(ステップ157:S157)。なお、この情報の送信は、予め定められた手順により定期的に送信されるか、もしくはリアルタイムで送信される。送信は自動もしくは手動によってもよく、受信側からの直接参照も可能である。
一方、自己申告スキル情報について、自己申告スキル情報送信が行われる(ステップ154:S154)。この送信は随時に各種情報の新規修正や変更が可能である。ID−スキル情報の対応情報はe-learningシステム18に対して自己申告スキル情報として送信される(ステップ155:S155)。
次に、図16に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。この図16においては、勤怠・給与情報管理のための処理フローが示されている。
まず、勤怠・給与管理システム17から各種業務実績情報の送信が行われる(ステップ160:S160)。これにより業務実績情報が個人ページシステム16に送信され、各種業務実績情報が受信される(ステップ161:S161)。業務実績情報は業務実績承認・評価画面表示にて表示され(ステップ163:S163)、管理者端末4からは業務実績承認・評価情報の閲覧要求が個人ページシステム16に対して行われる(ステップ162:S162)。この要求に対して、個人ページシステム16からはオペレータIDと承認・評価登録用情報が送信され、管理端末4において業務実績承認・評価実施が行われる(ステップ164:S164)。
この後、管理端末4からはオペレータIDと承認・評価登録情報が個人ページシステム16に送信され、ここで業務実績承認・評価結果登録が行われる(ステップ165:S165)。
個人ページ管理システム16からはオペレータID、承認・評価実績情報、PBX呼び統計情報が勤怠・給与管理システム17に送信され、最終業務実績保存がされる(ステップ166:S166)。オペレータIDと承認・評価実績情報は最終業務実績集計として集計され(ステップ167:S167)、オペレータIDと承認・評価実績情報とに基づいて時給定義情報を基にした給与計算が行われる(ステップ168:S168)。さらに、オペレータIDと給与情報は個人ページシステム16に対して勤怠・給与情報として送信される(ステップ169:S169)。なお、この情報の送信は、予め定められた手順により定期的に送信されるか、もしくはリアルタイムで送信される。送信は自動もしくは手動によってもよく、受信側からの直接参照も可能である。
オペレータIDと勤怠・給与情報は個人ページシステム16にて受信され(ステップ170:S170)、オペレータIDと勤怠・給与情報とでもって勤怠・給与情報画面表示が行われる(ステップ172:S172)。
あるいは、クライアント端末11からは勤怠・給与情報閲覧が要求され(ステップ171:S171)、オペレータIDと勤怠・給与情報閲覧要求が個人ページシステム16へ送信され、勤怠・給与情報画面表示が行われる(ステップ172:S172)。
図17に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。この図17にはオペレータの業務終了(ログアウト)における一連の処理が示されている。
まず、クライアント端末11においてログアウトが指示される(ステップ180:S180)。これによりオペレータIDとログアウト要求が個人ページシステム16に送信される。個人ページシステム16ではログアウト判定がされ(ステップ181:S181)、オペレータIDとPBXログアウト要求に基づいてPBXログアウトが実行される(ステップ182:S182)。
個人ページシステム16からは、オペレータIDとPBXログアウト要求がPBX5に送信され、ログアウト判定が行われる(ステップ183:S183)。オペレータIDとPBXログアウト時間はPBXログアウト情報として保存される(ステップ184:S184)。さらに、オペレータID、コール統計情報、PBXログアウトOK情報、PBXログアウト時間は、PBXログイン/アウト、コール統計情報(業務実績)として勤怠・給与管理システム17へ送信される(ステップ190:S190)。
勤怠・給与管理システム17では、オペレータID、コール統計情報、PBXログイン/アウト時間を受信する(ステップ191:S191)。なお、この情報の送信は、予め定められた手順により定期的に送信されるか、もしくはリアルタイムで送信される。送信は自動もしくは手動によってもよく、受信側からの直接参照も可能である。
一方、個人ページシステム16ではログアウト情報の保存が行われ(ステップ185:S185)、オペレータID、個人ページシステムログイン/アウト時間が生成され、ログアウトが完了し(ステップ186:S186)、クライアント端末11において業務終了する(ステップ187:S187)。
また、オペレータID、個人ページシステムログイン/アウト時間は勤怠・給与管理システム17へ送信され(ステップ188)、ログイン/アウト情報(業務実績)として受信される(ステップ189:S189)。
以上、ここまで説明した本発明の実施の形態においては、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムを構成しており、オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するための勤怠情報管理手段と、勤怠情報管理手段に記憶された勤怠情報に基づいてオペレータ毎の給与を演算するための給与演算手段と、を備えている。
また、給与演算手段は、オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、この個人情報管理手段に記憶されているスキルレベルに基づいてオペレータ毎の給与を演算することができる。
また、給与演算手段は、給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、スキルレベルと演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して演算に適用するための演算基準選択手段と、を備えている。
<セキュリティシステム>
図18に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの構成を説明するための説明図である。この図18には、コールセンタ1と、オペレータなどの在宅勤務者に設置されたクライアント端末11と、コールセンタ1に備わる管理端末4と、個人ページシステムサーバ7と、端末セキュリティ情報サーバ20と、個人認証情報サーバ21と、画像(IPカメラ)情報サーバ22と、が示されている。
この構成において、概略を説明するならば、クライアント端末11からは個人ページシステムサーバ7を介して、コールセンタ1にセキュリティ情報を登録する。コールセンタ(または管理端末4)1でセキュリティ管理を一元化することができる。
次に、図19に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。この図19には、コールセンタ1で取り扱う業務に係る個人情報や業務情報などの各種の情報の秘密を保持(セキュリティ)するための管理について、その処理を示している。
まず、クライアント端末11においてログインがされる(ステップ200:S200)。このログインに伴い、オペレータID、オペレータパスワード、ログインしたクライアント端末11の端末ID、NW(network:ネットワーク)IDが個人ページシステム16へ送信され、ログイン情報の登録が行われる(ステップ201:S201)。
個人ページシステム16からはオペレータID、オペレータパスワード、端末ID、NW ID、アクセス可能時間情報がセキュリティ管理サーバ(システム)10へ送信され、ここでログイン認証と端末認証およびログオン情報が保存される(ステップ202:S202)。ここでは、シングルサインオンを利用した管理が可能であり、オペレータアクセス不可能時間帯は認証NG(不可)とする。また、事前登録端末以外からの認証もNGとし、事前登録NW、事前登録IPアドレス以外からの認証もNGとしている。
次に、セキュリティ管理システム10にて、HDD暗号化解除指示がクライアント端末11に対して発せられる(ステップ203:S203)。クライアント端末11の備えるHDDはこの指示が無い限り、通常は内部の記憶データが暗号化されており、外部からの第三者による読み出しや書き込みが規制されている。ここで送信される指示は、クライアント端末11に係るオペレータIDと暗号化解除指示データである。
クライアント端末11では、セキュリティ管理システム10からのHDD暗号化指示に応じて、HDD暗号化解除を実行する(ステップ204:S204)。その後、オペレータIDとHDD暗号化解除OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、ここで、ウィルスチェック指示が行われる(ステップ205:S205)。なお、このウィルスチェック指示はセキュリティ管理システム10側からリモートにより実行することも可能である。
オペレータIDとウィルスチェック指示データを受けて、クライアント端末11ではウィルスチェックが実行される(ステップ206:S206)。この後、オペレータIDとウィルスチェックOKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、ウィルスチェック情報が保存される(ステップ207:S207)。なお、ウィルスが検出された場合は認証がNGとなる。
ウィルスチェック情報が保存された後、オペレータIDに基づき、IPカメラ13(図1参照)の起動指示が行われる(ステップ208:S208)。オペレータIDとIPカメラ起動指示データが送信され、IPカメラ13が起動する(ステップ209:S209)。
次に、IPカメラ13による画像データを送信するためにIPカメラ画像送信が実行される(ステップ210:S210)。オペレータID、IPカメラ起動OKデータ、IPカメラ画像データがセキュリティ管理システム10へ送信され、IPカメラ13の撮像した画像が保存され(ステップ211:S211)、画像情報のバックアップを実現し、管理端末(管理者)4による画像情報チェックが可能となる。ここで、IPカメラ13への接続がNGである場合は、個人ページシステム16へのアクセスをNGとする。
なお、ここで保存されたIPカメラ画像データは、管理端末4からのIPカメラ情報閲覧(ステップ212:S212)により随時に閲覧可能である。この閲覧要求に際しては、オペレータIDとIPカメラ画像参照要求データがセキュリティ管理システム10へ送信される。
次に、セキュリティ管理システム10においてIPカメラ画像が保存されると、オペレータIDが個人ページシステム16へ送信され、個人用業務選択画面表示が行われる(ステップ213:S213)。なお、ここで表示する内容について、顧客情報等はコール受付時間以外は表示しない。またオペレータの個人情報(スキル情報、勤怠情報等)はコール受付時間以外でも参照可能である。
次に、クライアント端末11において、個人ページシステム16からオペレータIDを受信したのち、コール受付業務が開始される(ステップ214:S214)。なお、IPカメラ13が起動していない場合は、コール受付および個人ページシステムへのアクセスは不可とされている。
次に、クライアント端末11からは、オペレータID、応答顧客データ、業務対応データ、IPカメラ画像データが個人ページシステム16へ送信され、これを受けて業務画面が表示される(ステップ215:S215)。この画面表示において、顧客情報等は、コール受付時間以外は表示しない。オペレータ個人情報(スキル情報、勤怠情報等)はコール受付時間以外でも参照可能である。また、画面内容のコピーは不可能とするために他のアプリケーションへの不正コピー防止策が行われている。さらに、印刷不可能や画面キャプチャ不可能としてもよい。
個人ページシステム16からは、オペレータID、アクセスログデータ、IPカメラ画像データがセキュリティ管理システム10に送信され、アクセスログの保存とIPカメラからの画像情報保存が行われる(ステップ216:S216)。この画像情報保存により、画像情報のバックアップが実現でき、管理端末(管理者)4による画像情報チェックが可能となる。
なお、管理端末(管理者)4からは、アクセスログ監視と画像情報監視が随時に可能である(ステップ217:S217)。この監視において、オペレータID、IPカメラ画像参照要求データがセキュリティ管理システム10へ送信される。
図20に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。この図20に示すのは、クライアント端末11からログアウト要求があった場合のセキュリティ管理システム10の処理の流れである。
クライアント端末11からログアウト要求が出されると(ステップ220:S220)、オペレータIDが個人ページシステム16に送信され、ここでログアウト情報が登録され(ステップ221:S221)、オペレータIDとアクセスログデータと共にセキュリティ管理システム10へ送信され、ログアウト認証と端末認証およびログアウト情報保存が行われる(ステップ222:S222)。
次に、セキュリティ管理システム10からはHDDの初期化指示が出され(ステップ223:S223)、オペレータIDとHDD初期化指示データがクライアント端末11に送信され、HDD初期化処理が実行される(ステップ224:S224)。HDDを初期化することにより、オペレータのクライアント端末11に顧客個人情報の保存がされることを防止している。
次に、オペレータIDとHDD初期化OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、HDD暗号化指示が出される(ステップ225:S225)。この指示を受けてクライアント端末11ではHDDの暗号化が実行される(ステップ226:S226)。
次に、クライアント端末11からはオペレータIDとHDD暗号化OKデータが送信され、セキュリティ管理システム10にてIPカメラ切断指示が出される(ステップ227:S227)。オペレータIDとIPカメラ切断指示データが送信され、クライアント端末11ではIPカメラ切断処理が行われる(ステップ228:S228)。
クライアント端末11からはオペレータIDとIPカメラ切断OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、IPカメラ切断指示が完了する(ステップ229:S229)。また、クライアント端末11でもIPカメラ切断処理ログアウトが実行される(ステップ230:S230)。
次に、図21に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。この図21においては、セキュリティ管理システム10から強制的にログアウト指示を出す場合を示している。
セキュリティ管理システム10において、オペレータアクセス可能時間の経過時や、オペレータの端末操作が一定時間無かった場合などに、予め定めた手順に従って強制ログアウト指示を出す(ステップ240:S240)。これに伴い、HDD初期化指示とログアウト情報保存がされる(ステップ241:S241)。
オペレータIDとHDD初期化指示データがクライアント端末11に送信され、HDD初期化処理が行われる(ステップ242:S242)。ここで、HDDを初期化することにより、オペレータ端末(クライアント端末11)に顧客情報の不正な保存がされることを防止する。オペレータIDとHDD初期化OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、HDD暗号化指示がされる(ステップ243:S243)。
次に、セキュリティ管理システム10から送信されたオペレータIDとHDD暗号化指示データに基づいて、クライアント端末11ではHDDの暗号化がされる(ステップ244:S244)。その後、オペレータIDとHDD暗号化OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、IPカメラ切断指示が出される(ステップ245:S245)。オペレータIDとIPカメラ切断指示データがクライアント端末11へ送信され、IPカメラ切断処理と強制ログアウトが実行され(ステップ246:S246)、オペレータIDとIPカメラ切断OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信される。
次に、図22に示すのは、本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。この図22においては、管理端末(管理者、スーパーバイザ)4から強制的にログアウト指示を出す場合の処理の流れを示している。
まず、管理者端末4において強制ログアウト指示が出される(ステップ250:S250)。ここでは管理者権限で強制ログアウトの指示が可能とされている。セキュリティ管理システム10では、HDD暗号化指示とログアウト情報保存が行われる(ステップ251:S251)。オペレータIDとHDD暗号化指示データがクライアント端末11へ送信され、HDD暗号化が実行される(ステップ252:S252)。
次に、クライアント端末11からはオペレータIDとHDD暗号化OKデータが送信され、セキュリティ管理システム10にてIPカメラ切断指示が出される(ステップ253:S253)。オペレータIDとIPカメラ切断指示データが送信され、クライアント端末11ではIPカメラ切断処理が行われる(ステップ254:S254)。
クライアント端末11からはオペレータIDとIPカメラ切断OKデータがセキュリティ管理システム10へ送信され、IPカメラ切断指示が完了する(ステップ255:S255)。また、クライアント端末11でもIPカメラ切断処理と強制ログアウトが実行される(ステップ256:S256)。
以上、ここまで説明した本発明の実施の形態においては、ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するための勤怠監視手段と、オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するための業務関連情報監視手段と、勤怠監視手段と業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した勤務状況情報と流通情報とを記憶し管理するための監視情報管理手段と、を備えて構成されている。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、コールの内容や処理の難易度に適したスキルレベルのオペレータに選択的に振分けることができ、
また、各オペレータのスキルレベルを把握することができ、
また、各オペレータのスキルレベルを向上させるための教育手段を提供でき、
また、各オペレータのそれぞれのスキルレベルを向上させることにより、コールセンタにコールをする顧客への対応満足度を向上させることができ、
また、各オペレータの勤怠管理や業績評価を把握することができ、オペレータのスキルレベルに応じた業績評価や、あるいは正確な勤怠管理や能力に応じた給与計算を行うことができ、
また、コールセンタの業務おいて処理し流通する業務関連情報やデータベースなどの機密保持をすることができる、コールセンタの運用システムおよび方法、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、構成を説明するための説明図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、各データベースが保持する項目を説明するための説明図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するための説明図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、事前処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、業務振分手段の構成を説明するための説明図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、業務振分手段の処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、e-learningシステムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、e-learningシステムの構成を説明するための説明図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの構成を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、勤怠管理、給与管理システムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの構成を説明するための説明図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。 本発明のコールセンタの運用システムの実施の形態に係る、セキュリティシステムの処理を説明するためのフロー図である。
符号の説明
1 コールセンタ(事業所、管理者)
2 在宅勤務者宅(オペレータ)
3 ネットワーク
4 管理端末
5 PBX(Private Branch eXchange:構内交換機)
6 e-learning(情報技術を用いた学習)サーバ
7 個人ページシステム
8 勤怠管理サーバ
9 給与管理サーバ
10 セキュリティ管理サーバ
11 クライアント端末
12 IP電話(ソフトフォン等)
13 IPカメラ

Claims (28)

  1. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、
    前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、
    前記個人情報管理手段に記憶された前記スキルレベルに基づいて前記コールセンタの業務を前記オペレータに振分けるための業務振分手段と、
    を備えることを特徴とするコールセンタの運用システム。
  2. 前記業務振分手段は、
    前記オペレータ毎の前記スキルレベルにそれぞれ応じた前記業務を抽出するための適応業務抽出手段と、
    前記適応業務抽出手段により抽出された前記業務の中から前記オペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のコールセンタの運用システム。
  3. 前記業務振分手段は、
    外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じた前記オペレータを選択して接続するための選択接続手段
    を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のコールセンタの運用システム。
  4. 前記業務振分手段は、
    前記業務の振分けの振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、
    前記スキルレベルと前記振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記振分に適用するための振分基準選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載のコールセンタの運用システム。
  5. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、
    前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段と、
    前記スキルレベルを向上させるために前記スキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するための教育課題情報記憶手段と、
    前記教育課題情報記憶手段に記憶されている前記教育課題情報の中から前記オペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するための教育課題提供手段と、
    を備えることを特徴とするコールセンタの運用システム。
  6. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、
    前記オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するための勤怠情報管理手段と、
    前記勤怠情報管理手段に記憶された前記勤怠情報に基づいて前記オペレータ毎の給与を演算するための給与演算手段と、
    を備えることを特徴とするコールセンタの運用システム。
  7. 前記給与演算手段は、
    前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、
    この個人情報管理手段に記憶されている前記スキルレベルに基づいて前記オペレータ毎の給与を演算することを特徴とする請求項6に記載のコールセンタの運用システム。
  8. 前記給与演算手段は、
    前記給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、
    前記スキルレベルと前記演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記演算に適用するための演算基準選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のコールセンタの運用システム。
  9. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用システムにおいて、
    前記オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するための勤怠監視手段と、
    前記オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するための業務関連情報監視手段と、
    前記勤怠監視手段と前記業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した前記勤務状況情報と前記流通情報とを記憶し管理するための監視情報管理手段と、
    を備えることを特徴とするコールセンタの運用システム。
  10. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、
    個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、
    業務振分手段によって、前記個人情報管理手段に記憶された前記スキルレベルに基づいて前記コールセンタの業務を前記オペレータに振分けるステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用方法。
  11. 前記業務振分手段は、
    前記オペレータ毎の前記スキルレベルにそれぞれ応じた前記業務を抽出するための適応業務抽出手段と、
    前記適応業務抽出手段により抽出された前記業務の中から前記オペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載のコールセンタの運用方法。
  12. 前記業務振分手段は、
    外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じた前記オペレータを選択して接続するための選択接続手段
    を備えることを特徴とする請求項10または11のいずれかに記載のコールセンタの運用方法。
  13. 前記業務振分手段は、
    前記業務の振分の振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、
    前記スキルレベルと前記振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記振分に適用するための振分基準選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項10〜12のうちのいずれかに記載のコールセンタの運用方法。
  14. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、
    個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、
    教育課題情報記憶手段によって、前記スキルレベルを向上させるために前記スキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するステップと、
    教育課題提供手段によって、前記教育課題情報記憶手段に記憶されている前記教育課題情報の中から前記オペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用方法。
  15. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、
    勤怠情報管理手段によって、前記オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するステップと、
    給与演算手段によって、前記勤怠情報管理手段に記憶された前記勤怠情報に基づいて前記オペレータ毎の給与を演算するステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用方法。
  16. 前記給与演算手段は、
    前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、
    この個人情報管理手段に記憶されている前記スキルレベルに基づいて前記オペレータ毎の給与を演算することを特徴とする請求項15に記載のコールセンタの運用方法。
  17. 前記給与演算手段は、
    前記給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、
    前記スキルレベルと前記演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記演算に適用するための演算基準選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項16に記載のコールセンタの運用方法。
  18. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用方法において、
    勤怠監視手段によって、前記オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するステップと、
    業務関連情報監視手段によって、前記オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するステップと、
    監視情報管理手段によって、前記勤怠監視手段と前記業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した前記勤務状況情報と前記流通情報とを記憶し管理するステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用方法。
  19. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、
    個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、
    業務振分手段によって、前記個人情報管理手段に記憶された前記スキルレベルに基づいて前記コールセンタの業務を前記オペレータに振分けるステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用プログラム。
  20. 前記業務振分手段は、
    前記オペレータ毎の前記スキルレベルにそれぞれ応じた前記業務を抽出するための適応業務抽出手段と、
    前記適応業務抽出手段により抽出された前記業務の中から前記オペレータが任意に自己の業務を選択するための業務選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項19に記載のコールセンタの運用プログラム。
  21. 前記業務振分手段は、
    外部から受信したコールの業務処理に要するスキルレベルに応じた前記オペレータを選択して接続するための選択接続手段
    を備えることを特徴とする請求項19または20のいずれかに記載のコールセンタの運用プログラム。
  22. 前記業務振分手段は、
    前記業務の振分の振分基準情報を外部から入力するための振分基準入力手段と、
    前記スキルレベルと前記振分基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記振分に適用するための振分基準選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項19〜21のうちのいずれかに記載のコールセンタの運用プログラム。
  23. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、
    個人情報管理手段によって、前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するステップと、
    教育課題情報記憶手段によって、前記スキルレベルを向上させるために前記スキルレベルのそれぞれに応じた教育課題情報を記憶するステップと、
    教育課題提供手段によって、前記教育課題情報記憶手段に記憶されている前記教育課題情報の中から前記オペレータ毎のそれぞれのスキルレベルに応じた教育課題情報を選択して該オペレータへ提供するステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用プログラム。
  24. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、
    勤怠情報管理手段によって、前記オペレータ毎の勤怠情報を記憶し管理するステップと、
    給与演算手段によって、前記勤怠情報管理手段に記憶された前記勤怠情報に基づいて前記オペレータ毎の給与を演算するステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用プログラム。
  25. 前記給与演算手段は、
    前記オペレータ毎のスキルレベルを記憶し管理するための個人情報管理手段を有し、
    この個人情報管理手段に記憶されている前記スキルレベルに基づいて前記オペレータ毎の給与を演算することを特徴とする請求項24に記載のコールセンタの運用プログラム。
  26. 前記給与演算手段は、
    前記給与の演算に要する演算基準情報を外部から入力するための演算基準入力手段と、
    前記スキルレベルと前記演算基準情報とのうちのいずれか一方または両方を選択して前記演算に適用するための演算基準選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項25に記載のコールセンタの運用プログラム。
  27. ネットワーク上に構築されたコールセンタを運用しオペレータを管理するためのコールセンタの運用プログラムにおいて、
    勤怠監視手段によって、前記オペレータ毎の勤務状況を監視して勤務状況情報を取得するステップと、
    業務関連情報監視手段によって、前記オペレータ毎の業務の遂行に伴い生じる業務関連情報の流通を監視して流通情報を取得するステップと、
    監視情報管理手段によって、前記勤怠監視手段と前記業務関連情報監視手段とによってそれぞれ取得した前記勤務状況情報と前記流通情報とを記憶し管理するステップと、
    を有することを特徴とするコールセンタの運用プログラム。
  28. 前記請求項19〜27のうちのいずれかに記載のコールセンタの運用プログラムを記録した記録媒体。
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