JP2006209833A - 楽曲処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

楽曲処理装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 楽曲処理装置150が、スキャン機能を欠落した携帯型楽曲再生装置180を接続されたときでも、スキャン機能を実現できるようにする。
【解決手段】 携帯型楽曲再生装置180では楽曲を分類するカテゴリが定義されている。カテゴリ検出手段152は、楽曲処理装置150における現在の選択カテゴリを検出する。再生信号要求コマンド送信手段153は、ユーザからのスキャン指示を受け付けたり、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達したりすると、現在の選択カテゴリに係るスキャン待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を楽曲処理装置150へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。再生信号送出手段154は、再生信号要求コマンドに応答して携帯型楽曲再生装置180から送信されてきた再生信号を放音器183へ送出する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、携帯型楽曲再生装置を接続して携帯型楽曲再生装置から受信する楽曲再生音を放音器から出力する楽曲処理装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
iPod(アップル社登録商標)は、ユーザが衣服のポケット等に入れて、持ち運び自在であり、4〜60GBの内蔵ハードディスク装置には多数(例:40GBのハードディスク装置の場合は約1万)の楽曲ファイルを記録して、任意の楽曲を適宜、再生して聴取できるようになっている。iPod(登録商標)は、多数の楽曲からユーザが所望の楽曲を能率的に探し出せるようにするため、クリックホィールを前面パネルに装備し、ユーザがクリックホィール上を指で周回状になぞることにより、表示部に表示される楽曲名を高速で変更できるようにしたり、楽曲を複数個及び階層的なカテゴリに分類し、アーティスト、アルバム名及プレイリスト等のカテゴリの選択を介して楽曲に係る所望の要素群をユーザに提示するようにしている。
一方、iPodを、自動車の車内に適宜持ち込んで、AV再生機能付きカーナビゲーションシステムへ接続し、iPodの内蔵ハードディスク装置内の楽曲を再生して、その再生音をカーオーディオシステムのスピーカから出力する使い方が提案されている。
特許文献1は、メインユニットとしての制御装置と、該制御装置に接続されて制御装置からの制御によりメディア内の楽曲を再生する再生装置等の被制御装置を備える制御システムを開示する。該制御システムでは、再生装置等の被制御装置の記憶部に、制御装置が該被制御装置を制御するために必要となる制御プログラムや、制御装置側のタッチパネルに表示してユーザが該被制御装置の操作の際にタッチする画面部分を作成するメニュープログラムを記憶する。そして、該被制御装置が制御装置に接続されたり、切り離されたりすることに応じて、制御装置は、該被制御装置の記憶部の制御プログラム及びメニュープログラムを自分の記憶装置内へインストールしたり、自分の記憶装置からアンインストールしている。
特開2001−255930号公報
ユーザは、楽曲の再生中又は楽曲の再生停止中、メディアに記憶されている楽曲にどんなものがあるかを知るために、楽曲のスキャンを行うことがあり、これに対処するため、一般的なオーディオ装置は楽曲のスキャン機能を装備する。しかし、iPod(登録商標)自体は楽曲のスキャン機能を装備していない。
特許文献1の制御システムのようなオーディオシステムでは、再生装置がスキャン機能をあらかじめ装備している場合には、制御装置は、再生装置へスキャンを指示して、再生装置から制御装置へ送られてくるスキャン再生音をスピーカへ転送することによりスキャンを達成できるが、再生装置がスキャン機能を装備していない場合には、スキャンの達成が困難である。
本発明の目的は、iPod(登録商標)のような携帯型楽曲再生装置がAV処理に係る所定の機能、例えばスキャン機能を装備していなくても、該携帯型楽曲再生装置を楽曲処理装置に接続した場合に、該楽曲処理装置が該機能を支障なく実施できるようにすること、及び該楽曲処理装置のための制御方法及びプログラムを提供することである。
本発明では、楽曲処理装置は携帯型楽曲再生装置と通信自在になっている。携帯型楽曲再生装置は、内蔵記憶装置に記録されている楽曲を再生して、携帯型楽曲再生装置において聴取自在にしているとともに、楽曲処理装置からの複数個の所定のコマンドを受け付けて各コマンドに対する各処理を実行して処理結果を、楽曲処理装置へ返すようになっている。携帯型楽曲再生装置では、また、楽曲を分類するカテゴリが定義されている。
本発明の楽曲処理装置は次の手段を有している。
携帯型楽曲再生装置との通信により楽曲処理装置と携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期手段、
楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出手段、
ユーザからのスキャン指示を受け付けると、及びスキャン期間中、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達すると、現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を楽曲処理装置へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ送信する再生信号要求コマンド送信手段、及び
再生信号要求コマンドに応答して携帯型楽曲再生装置から送信されてきた再生信号を、楽曲処理装置に接続されている放音器へ送出する再生信号送出手段。
本発明の別の楽曲処理装置は次の手段を有している。
携帯型楽曲再生装置では楽曲を分類するカテゴリが定義され、携帯型楽曲再生装置との通信により楽曲処理装置と携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期手段、
楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出手段、
現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付け、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信手段、
リスト部分情報要求コマンドに対する携帯型楽曲再生装置からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分を作成してタッチディスプレイに表示するリスト部分表示手段、
ユーザからのリスト部分のスクロール指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分を表示する代わりに、スクロール後のリスト部分を表示するように、スクロール後のリスト部分に係るリスト部分情報要求コマンドをリスト部分情報要求コマンド送信手段に携帯型楽曲再生装置へ送信させる送信指示手段、
楽曲再生中、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分に係るリスト部分情報要求コマンドをリスト部分情報要求コマンド送信手段に携帯型楽曲再生装置へ送信させる送信指示手段。
本発明の制御方法は次のステップを有している。
携帯型楽曲再生装置との通信により楽曲処理装置と携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期ステップ、
楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出ステップ、
ユーザからのスキャン指示を受け付けると、及びスキャン期間中、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達すると、現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を楽曲処理装置へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ送信する再生信号要求コマンド送信ステップ、及び
再生信号要求コマンドに応答して携帯型楽曲再生装置から送信されてきた再生信号を、楽曲処理装置に接続されている放音器へ送出する再生信号送出ステップ。
本発明の別の制御方法は次のステップを有している。
携帯型楽曲再生装置との通信により楽曲処理装置と携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期ステップ、
楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出ステップ、
現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付け、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信ステップ、
リスト部分情報要求コマンドに対する携帯型楽曲再生装置からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分を作成してタッチディスプレイに表示するリスト部分表示ステップ、
ユーザからのリスト部分のスクロール指示を受け付けると、スクロール後のリスト部分に係るリスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信ステップ、及び
ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分に係るリスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信ステップ。
本発明のプログラムは、前述又は後述の楽曲処理装置の各手段としてコンピュータを機能させる。あるいは、本発明のプログラムは、前述又は後述の制御方法の各ステップをコンピュータに実現させる。
本発明によれば、携帯型楽曲再生装置自体は、次の楽曲の再生開始の処理は可能であるものの、スキャン機能を装備していない場合であっても、楽曲処理装置は、携帯型楽曲再生装置に用意された再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置へ発行して、携帯型楽曲再生装置の内蔵記憶装置の楽曲についてスキャン処理することができる。
本発明によれば、携帯型楽曲再生装置自体には、タッチディスプレイのリスト部分が、現在再生中の楽曲を含まない場合に、現在再生中の楽曲を含むリスト部分へ直接に戻る機能が装備されていなくても、楽曲処理装置は、携帯型楽曲再生装置へリスト部分情報要求コマンドを送信して、その回答情報を得ることにより、該機能を実現することができる。
図1は車載用マルチメディアシステム10及び携帯型楽曲再生装置20についてそれらの概略及び接続状態を示す全体図である。車載用マルチメディアシステム10は、自動車に装備され、本体制御装置11、カラーモニター12及び左右のスピーカ13a,13bを有している。本体制御装置11は、地図データベースをもつハードディスク装置を内蔵している。本体制御装置11は、また、DVDやCD等の光ディスクをセットされてそれらのデータを読み取るCD/DVDドライブ108(図6)を備えている。カラーモニター12はタッチパネル14を前面に有している。
携帯型楽曲再生装置20は、例えばiPod(登録商標)やgigabeat(登録商標)であり、手のひらに載せられかつユーザの衣服のポケットやバッグに格納可能の寸法及び重量となっている。携帯型楽曲再生装置20は、本体21と、本体21の前面のそれぞれ上半部及び下半部に配備される液晶表示部22及び(iPodの場合では)クリックホィール23と、本体21に接続されてユーザの耳に装着される左右のイヤホーン24とを有している。iPod(登録商標)は内蔵ハードディスク装置を装備し、該内蔵ハードディスク装置には、多数の楽曲データがAAC(Advanced Audio Coding )やMP3のファイル形式で記録され、iPod(登録商標)において適宜読み出し、かつ再生処理して、再生音が左右のイヤホーン24から聴取可能になっている。
ケーブル16は、携帯型楽曲再生装置20の本体21の分離自在に接続されかつ例えば30ピンをもつコネクタ17と、車載用マルチメディアシステム10の本体制御装置11の外部左右オーディオ信号入力端子121(図8)へ接続される左右のコネクタ18a,18bと、車載用マルチメディアシステム10の本体制御装置11のUART((Universal Asynchronous Receiver Transmitter) 及び電源用のコネクタへ接続されるコネクタ19とを備えている。本体制御装置11はUARTインターフェース120(図8)を介して携帯型楽曲再生装置20に対して所定のコマンドを送信し、かつ携帯型楽曲再生装置20からコマンドに対応する情報を入手するようになっている。本体制御装置11は、ケーブル16を介する携帯型楽曲再生装置20との接続中、コネクタ19から携帯型楽曲再生装置20へ所定の電力を送り、携帯型楽曲再生装置20の内蔵バッテリを充電する。
iPod(登録商標)では、所定のコマンドが設定済みとなっており、iPod(登録商標)は、これらコマンドに対して所定の処理を行って、コマンド発行元へ処理結果を返すようになっている。本体制御装置11は、iPod(登録商標)のような携帯型楽曲再生装置20に対しては、携帯型楽曲再生装置20側のコマンドを使って、携帯型楽曲再生装置20に指示を出し、携帯型楽曲再生装置20から返される処理結果をそのまま、又は適当に加工して、ユーザへ各種機能を提供する。
図2はトップカテゴリの画面の表示状態でのカラーモニター12の正面図である。なお、カラーモニター12に物理的に装備されている操作キーを「ハードキー」と呼び、タッチパネル14に適宜表示されて操作時にユーザによりタッチされるキーを「ソフトキー」と呼ぶことにする。説明の便宜上、カラーモニター12の左右をカラーモニター12を前方から見たとき(正面視)の左右と定義する。カラーモニター12の筐体の前面には、タッチパネル14を左右両側から挟むように左右の側辺部が存在し、ボリュームキー28は、筐体前面の左側辺部の上部に配備され、ユーザ操作により楽曲の再生音の音量を増減するようになっている。ナビ/テレビ切替キー29は、筐体前面の右側辺部の上部に配備され、タッチパネル14の画面をユーザ操作によりナビ用とテレビ用とへ切り替えるようになっている。携帯型楽曲再生装置/DVD切替キー30は、筐体前面の右側辺部の下部に配備され、タッチパネル14の画面をユーザ操作によりDVD用と携帯型楽曲再生装置20用とへ切り替えるようになっている。
トップカテゴリは、iPod(登録商標)に定義されているものであり、プレイリスト、アーティスト、アルバム、曲、ジャンル及び作曲者の6個のカテゴリを含み、これらカテゴリは、1個のリストを構成し、トップカテゴリ画面において縦に一列に順番に配置される。iPodタグ33、セットアップタグ34及び現在時刻表示ウィンドウ35は、トップカテゴリ画面において上辺部に配列される。トップカテゴリ画面は、iPodタグ33がタッチパネル14上でタッチされたときに、表示されるものである。ユーザは、タッチパネル14の画面を1個、下位の階層のカテゴリ群の表示に切り替えたい場合には、プレイリスト、アーティスト、アルバム、曲、ジャンル及び作曲者の中から所望のカテゴリの部位をタッチする。
図3はカテゴリの階層図である。図3のカテゴリの階層構造は携帯型楽曲再生装置20において定義される。カテゴリの階層構造における各カテゴリ群又は各曲名(曲名=楽曲名)群はリストを構成し、リスト同士は、ツリー構造を構成している。トップカテゴリの各カテゴリは、各ツリー構造において最上位の階層であり、各ツリー構造においてリーフに相当するリストは、すべて、曲名を要素とする。また、「すべて」と定義するカテゴリが、プレイリスト名のリストと曲名のリストとを除く、各リストに存在している。ユーザが「すべて」を選択した場合、その「すべて」を含んでいたリストの全カテゴリの曲名から成るリストが選択されたことになる。同一の曲名が複数個のカテゴリに属することがある。携帯型楽曲再生装置20内のハードディスク装置に記録されている楽曲には、記録順に1から始まる連続番号(以下、この番号を、「記録順番号」という。)が付与されている。
図4は楽曲名を要素とするリストのリスト部分の画面の表示状態でのカラーモニター12の正面図である。図4に係るリストは、図3のツリー構造のリーフでかつ曲名のリスト、又は「すべて」を選択したことにより表示されるリストである。楽曲名を要素とするリストのリスト部分の画面は、ユーザが図3のリーフのリストへ移行したときに、リストごとに、該リストを構成する各要素には、管理の便宜上、1から連続する仮番号が付与される。各リストにおいて付与される仮連続番号の大小関係は、携帯型楽曲再生装置20における記録順番号の大小関係に一致させられる。タッチパネル14のサイズは小さいので、タッチパネル14には、リスト全体を表示することができず、現在選択されているリストに属する楽曲名の内、連続する6個の仮番号の楽曲の楽曲名41のみが縦一列にタッチパネル14にリスト部分として表示される。ユーザが、タッチパネル14に現在、表示されている楽曲名41の縦列の中の1個をタッチすると、該タッチされた楽曲名41の楽曲の再生が開始される。
図4の楽曲名41のリスト部分画面における各ソフトキーについて説明する。現在再生中楽曲名用リスト部分戻りキー43は、楽曲名41の列の上端の高さにあり、ユーザが、現在再生中の楽曲(以下、該楽曲を「楽曲G」という。)の楽曲名が表示されていないリスト部分画面から、楽曲Gを含むリスト部分画面へ戻ることを希望したときに、タッチするものである。なお、図4の表示画面は楽曲Gを含むリスト部分画面であり、該楽曲Gの楽曲名41(4行目の楽曲名41)は音符マーク42付きとなっている。図4のリスト部分画面では、楽曲Gの楽曲名41が表示されているので、もしユーザが現在再生中楽曲名用リスト部分戻りキー43にタッチしても、画面の変更はない。楽曲名41は、計6個、縦一列に配列されているが、各楽曲名41に付与されている仮番号は、1行ずつ下へ移行するに連れて1ずつ増大している。前頁スキップキー44及び次頁スキップキー45は、楽曲名41の縦列の左側及び右側にそれぞれ配置され、ユーザが、現在表示されている頁のリスト部分として、前頁及び次頁(後頁)のリスト部分を表示したいときに、タッチするものである。
現在再生中楽曲用ウィンドウ46及びタイムコードウィンドウ50は楽曲名41の縦列の上側に左右に配置され、現在再生中楽曲用ウィンドウ46は楽曲名表示部47及びテキストスクロールキー48を含む。楽曲名表示部47は、楽曲Gの楽曲名が表示される。現在再生中楽曲用ウィンドウ46及びタイムコードウィンドウ50は、楽曲の再生中、常時、画面の最前面に表示されるのに対し、楽曲名41のリスト部分画面は、ユーザが適宜前頁スキップキー44又は次頁スキップキー45にタッチすることにより、楽曲Gの楽曲名を含まないリスト部分画面へ遷移したり、ユーザがハードキーやソフトキーを適宜、押下操作やタッチすることにより楽曲名ではないものを要素とするカテゴリに係るリスト部分画面へ遷移する。テキストスクロールキー48は、楽曲名が長いために、楽曲名の末尾部分が楽曲名表示部47に表示し切れないときに、該末尾部分を所定時間だけ表示するときに、ユーザによりタッチされるものである。タイムコードウィンドウ50は、楽曲Gのタイムコードを表示する。
トップカテゴリ戻りキー53及び階層アップキー55は次頁スキップキー45の上方においてそれぞれ上及び下の相対関係で配置される。トップカテゴリ戻りキー53は、トップカテゴリの画面(図2)へ直接に戻るときにユーザによりタッチされるものである。階層アップキー55は、リスト部分が現在、表示されているリストに対して1個の上位階層のリストへ戻るときにユーザによりタッチされるものである。ラージメニュー戻りキー57は、タッチパネル14の右下隅に配置され、ラージメニューの画面(図5)に戻るときにタッチされるものである。ラージメニューについては、後で詳説する。
ジャンプバー58は、楽曲名41の縦列の下方に表示され、軸方向へ等間隔に目盛り(例えば、ジャンプバー58の長さLに対して1/10ずつの目盛り)を付けられている。ジャンプバー58は、現在選択されているカテゴリに対応付けられたリスト内の多数の要素の中から所望の要素を選択して、該要素を含むリスト部分をタッチパネル14に表示するときに、ユーザがジャンプバー58の長さ方向の部位をタッチするものとなっている。図4のジャンプバー58は、楽曲名41を選択するためのものであるが、楽曲名41ではなく、図3におけるアーティスト名のリスト、アルバム名のリスト、及びジャンル名のリスト内の所望の要素を能率的に選択して、タッチパネル14に表示する場合にも適用される。
現在番号位置マーク59は、ジャンプバー58上の位置に表示され、現在再生中の楽曲の仮番号が仮番号全体の中での相対位置を示している。現在再生中の楽曲は、現在再生中楽曲用ウィンドウ46に表示されているように、30000曲中の20000番目の曲であり、ジャンプバー58における現在番号位置マーク59の軸方向位置は、ジャンプバー58の全長をLとしたときに、ジャンプバー58の左端から(2/3)・Lの位置にある。ユーザは、ジャンプバー58にタッチするとき、ジャンプバー58の1/10ずつの目盛りの他に、ジャンプバー58における現在番号位置マーク59の位置、及び現在再生中楽曲用ウィンドウ46における仮番号を目安に、所望の番号の箇所を的確に知ることができる。
ジャンプバー58は、左端を軸方向位置=0の原点とし、左端から右方向へ延びる横軸を考え、各横軸方向位置に番号を対応付けている。すなわちリストの要素には、前述したように、1から始まって連続する各リスト用の仮番号が付与され、ジャンプバー58の左端及び右端は、現在選択されているリストの仮番号1(厳密には0だが、ほぼ1)及び最大仮番号(この最大仮番号をNと定義する。)の要素に対応付けられ、各要素は、その仮番号をN1とし、ジャンプバー58の長さLとした場合、L・(N1/N)の軸方向位置に対応付けられる。したがって、原則的には、ユーザが軸方向位置L1の箇所をタッチしたとき、N・(L1/L)番の要素を含むリスト部分がタッチパネル14に表示される。Nがある程度大きい数になると、1個の要素当たりに割り付けられる長さ範囲L/Nが短くなり、ユーザは、所望の要素に対応付けられている箇所を的確にタッチできず、少しずれた箇所をタッチすることがある。その場合、ユーザが希望したリスト部分ではなく、前後方向へその近辺の別のリスト部分がタッチパネル14に表示されることになるが、ユーザは、前頁スキップキー44又は次頁スキップキー45を適宜、タッチして、所望のリスト部分をタッチパネル14に表示するか、所望のリスト部分がタッチパネル14に表示されるまで、2度、3度とジャンプバー58へのタッチを試みるかする。
図5はラージメニューの画面の表示状態でのカラーモニター12の正面図である。ラージメニューの画面は、車載用マルチメディアシステム10に携帯型楽曲再生装置20が接続されたときに、カラーモニター12に最初に表示する画面として設定されている。ラージメニューの画面は、また、各画面においてラージメニュー戻りキー57(図4)が適宜、タッチされたときにも、切替後の画面として表示される。ラージメニューには、再生楽曲情報表示領域65及び基本操作キー表示領域66が含まれる。
再生楽曲情報表示領域65は、所有者(OWNER)欄、楽曲名欄(TITLE)欄、アーティスト(ARTIST)欄、アルバム名(ALBUM)欄を含む。所有者(OWNER)欄には、今回接続された携帯型楽曲再生装置20の名前が表示される。携帯型楽曲再生装置20の名前は、通常、ユーザが携帯型楽曲再生装置20の購入した時や携帯型楽曲再生装置20を最初に使用する時に、自ら設定する。楽曲名欄(TITLE)欄、アーティスト(ARTIST)欄、アルバム名(ALBUM)欄には、現在選択中の楽曲の楽曲名、歌手名及びアルバム名がそれぞれ表示される。テキストスクロールキー48は、各欄の右横に配置され、ユーザがそれにタッチしたとき、各欄に表示し切れなかった後尾部分のテキストを表示する。
基本操作キー表示領域66は、処理名付きキーが配備される左半部と、アイコンキーが配備される右半部とに分かれている。基本操作キー表示領域66の左半部には、1曲リピート、スキャン、曲ランダム及びアルバムランダムを指示するときのキーが配備される。また、基本操作キー表示領域66の右半部には、早戻し、早送り、スキップ等の周知のアイコンキーが配備される。
ラージメニューには、さらに、タイムコード表示部67、リスト部分遷移キー68及びトップカテゴリ遷移キー69が配備される。タイムコード表示部67では、再生楽曲のタイムコードが表示される。リスト部分遷移キー68は、再生楽曲情報表示領域65に表示されている楽曲を含むリスト部分の画面へ切り替えるときにユーザによりタッチされるものである。トップカテゴリ遷移キー69は、図2のトップカテゴリの画面へ切り替えるときにユーザによりタッチされるものである。
図6は車載用マルチメディアシステム10のハードウェア構成図である。なお、図6において、本体制御装置11の要素は、カラーモニター12及びスピーカ13a,13b以外の全部である。GPSモジュール101は、GPS衛星からの電波に基づき自車位置を検出する。VICS(Vehicle Information and Communication System)モジュール102は、FM多重放送等から道路渋滞情報を受信する。TVチューナ103は、VHFやUHFのテレビ放送電波に係るビデオ及びオーディオ信号を出力する。ハードディスク装置104は、地図データベース105を含むとともに、CD等からダビングした楽曲データ等を適宜書き込み及び読み出し自在になっている。CD/DVDドライブ108は、所定のCD−ROMから地図データベース105用のデータを読み取り自在になっているとともに、音楽CDやDVD等から楽曲や映画の再生用データを読み取り可能になっている。処理及び制御装置110は、CPUを含み、GPSモジュール101、VICSモジュール102、TVチューナ103、ハードディスク装置104及びCD/DVDドライブ108からのデータ及び信号を受け取り、各種の処理を実行する。画像生成器112は、処理及び制御装置110から入力されるデータに基づき画像表示信号を生成して、カラーモニター12に出力する。ユーザは、本体制御装置11に対して指示や入力を行なう際は、メニューやキーボードの表示されているカラーモニター12のタッチパネル画面に対して、所定位置を指でタッチすることになっている。タッチ位置検出器114は、ユーザが、指でタッチした位置を検出し、処理及び制御装置110へ出力する。D/A変換器115は、処理及び制御装置110からデジタルオーディオ信号を受け、それをアナログオーディオ信号へ変換して、スピーカ13a,13bへ出力する。
本体制御装置11は、さらに、UARTインターフェース120及び外部左右オーディオ信号入力端子121を有している。図1において、前述したように、携帯型楽曲再生装置20を本体制御装置11へ接続する場合、ケーブル16のコネクタ19は、UARTインターフェース120へ接続され、コネクタ18a,18bは外部左右オーディオ信号入力端子121へ接続される。この本体制御装置11は、CD−AUDIO、DVD−AUDIO及びDVD−VIDEOをCD/DVDドライブ108にセットして、それらに記録されている楽曲やビデオを再生できるだけでなく、携帯型楽曲再生装置20から外部左右オーディオ信号入力端子121へ入力された楽曲再生音を、スピーカ13a,13bから適宜、放音できるようになっている。
図7は楽曲処理装置150の機能ブロック図である。楽曲処理装置150は、携帯型楽曲再生装置180と通信自在になっている。携帯型楽曲再生装置180は、内蔵記憶装置に記録されている楽曲を再生して、携帯型楽曲再生装置180において聴取自在にしているとともに、楽曲処理装置150からの複数個の所定のコマンドを受け付けて、各コマンドに対する各処理を実行して処理結果を、楽曲処理装置150へ返すようになっている。携帯型楽曲再生装置180では、また、楽曲を分類するカテゴリが定義されている。携帯型楽曲再生装置180は、カテゴリ同期手段151、カテゴリ検出手段152、再生信号要求コマンド送信手段153及び再生信号送出手段154を有している。
カテゴリ同期手段151は、携帯型楽曲再生装置180との通信により楽曲処理装置150と携帯型楽曲再生装置180との現在の選択カテゴリを同期させる。カテゴリ検出手段152は、楽曲処理装置150における現在の選択カテゴリを検出する。再生信号要求コマンド送信手段153は、ユーザからのスキャン指示を受け付けると、及びスキャン期間中、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達すると、現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を楽曲処理装置150へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。再生信号送出手段154は、再生信号要求コマンドに応答して携帯型楽曲再生装置180から送信されてきた再生信号を、楽曲処理装置150に接続されている放音器183へ送出する。
楽曲処理装置150の一例は前述の本体制御装置11である。携帯型楽曲再生装置180の一例は前述の携帯型楽曲再生装置20である。放音器183の一例はスピーカ13a,13b(図1)である。ユーザからのスキャン指示は、例えば図5のラージメニューにおける基本操作キー表示領域66のスキャン処理名付きキーへのタッチの有無により検出される。楽曲を分類するカテゴリとは例えば図3に記載されているもの(例:プレイリスト、アーティスト、・・・プレイリスト名、アーティスト名、・・・)である。楽曲処理装置150は、車載用に限定されず、家庭や事務所に配置されるものであってもよい。楽曲処理装置150と携帯型楽曲再生装置180との間の通信は、ケーブルを介するものや、ケーブルを介さずにUSBの直付けの接続を介するもの、さらに、無線による通信を含むものとする。ユーザは、楽曲処理装置150が携帯型楽曲再生装置180にとっては外部接続の機器ながら、楽曲処理装置150におけるユーザ操作を介して、携帯型楽曲再生装置180の内蔵記憶装置に記憶されている要素としての楽曲を、楽曲処理装置150側の放音器183を介して聴取できることになる。
各楽曲について、それをスキャン再生する時間としての所定時間は例えば10秒である。スキャン再生する時間の所定時間を、全部の楽曲について同一にすることなく、それぞれ異なったスキャン時間であってもよいとする。スキャン方向は前進方向(FOWARD)及び後進方向(REVERSE)のいずれであってもよいとする。スキャン再生の対象となる楽曲は、典型的には、現在選択中のカテゴリに属する全部の楽曲である。所定の楽曲が再生中である場合に(以下、該再生中の楽曲を「スキャン開始前再生楽曲」という。)、ユーザからスキャン指示を受け付けたときには、典型的には、仮番号がスキャン開始前再生楽曲の仮番号の次である楽曲が再生される。典型的には、現在選択中のカテゴリにおいて仮番号が最大である楽曲をスキャン再生した後は、次に、仮番号が1である楽曲を再生し、仮番号を順次、インクリメントした仮番号の楽曲を再生し、仮番号がスキャン開始前再生楽曲の仮番号より1個前の楽曲をスキャン再生終了するとともに、今回のスキャンを終了する。
コマンドは、iPod(登録商標)を含む携帯型楽曲再生装置20に関連して説明したように、携帯型楽曲再生装置180側が定義、設定したものであり、携帯型楽曲再生装置180は、自分が定義、設定しているコマンドに対応する処理を実施するプログラム及びハード素子を自ら備えている。楽曲処理装置150は、携帯型楽曲再生装置180が設定しているコマンドを利用して、携帯型楽曲再生装置180に指示を出す。カテゴリ同期手段151が、携帯型楽曲再生装置180と楽曲処理装置150との現在のカテゴリの同期を取るのは、同期を取らないと、各コマンドに対する携帯型楽曲再生装置180の処理に支障が生じるからである。なお、好ましくは、コマンドには、携帯型楽曲再生装置180をリセットするコマンドが存在し、携帯型楽曲再生装置180は、このようなコマンドを受信すると、現在のカテゴリをトップカテゴリにする。
現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲とは、例えば、(a)楽曲処理装置150が楽曲の再生中止状態で再生指示を受けたときには、仮番号が1番である楽曲、(b)楽曲処理装置150が楽曲の再生状態で再生指示を受けたときには、現在再生中楽曲の仮番号に対してその次の仮番号の楽曲である。現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲とは、さらに、(c)楽曲処理装置150が楽曲の再生状態で再生指示を受けたときには、現在再生中楽曲の仮番号に対して仮番号が1個、前の楽曲であってもよい。携帯型楽曲再生装置180を含む一般の再生装置では、現在再生中の楽曲に対して前進方向(FOWARD)及び後進方向(REVERSE)へ次の楽曲へスキップしてそれを再生するスキップキーを備えており、携帯型楽曲再生装置180は、(a)の場合には、前進方向スキップキーに対して1回、ユーザ操作があったときと同一の処理を行って、再生信号を楽曲処理装置150へ返し、(b)の場合には、後進方向スキップキーに対して所定時間内に2回、ユーザ操作があったときと同一の処理を行って、再生信号を楽曲処理装置150へ返す。なお、携帯型楽曲再生装置180は、後進方向スキップキーに対して所定時間内にユーザ操作が1回しか行われなかったときは、現在再生中の楽曲の先頭へスキップするだけである。
こうして、携帯型楽曲再生装置180自体は、次の楽曲の再生開始の処理は可能であるものの、スキャン機能を装備していない場合であっても、楽曲処理装置150は、携帯型楽曲再生装置180に用意された再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ発行して、携帯型楽曲再生装置180の内蔵記憶装置の楽曲についてスキャン処理することができる。
楽曲処理装置150をさらに具体的に説明する。
要素は楽曲名又は楽曲名に係るカテゴリ名である。ユーザからのスキャン指示には、楽曲のスキャン指示及びカテゴリのランダムスキャン指示が含まれる。カテゴリのランダムスキャン指示には、例えば、アルバム名リストにおけるアルバム名をランダムに配列する指示、アーティスト名リストにおけるアーティスト名をランダムに配列する指示、ジャンル名リストにおけるジャンル名をランダムに配列する指示等が含まれる。典型的なカテゴリのランダムスキャンでは、カテゴリはランダムに配列されるものの、各カテゴリ内の楽曲は、記録順番号の順番に再生される。
再生信号要求コマンド送信手段153は、ユーザからのスキャン指示がランダムスキャン指示である場合、再生信号要求コマンドに先立ち、楽曲のランダム配列指示のコマンド又はカテゴリのランダム配列指示のコマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送る。
楽曲のランダム配列指示のコマンド又はカテゴリのランダム配列指示のコマンドと再生信号要求コマンドとの関係は、(a)ランダム配列指示のコマンド又はカテゴリのランダム配列指示のコマンドを各再生信号要求コマンドに先立ち150から携帯型楽曲再生装置180へ送信する場合、及び(b)ランダム配列指示のコマンド又はカテゴリのランダム配列指示のコマンドは、最初に1回だけ150から携帯型楽曲再生装置180へ送信し、以降は、再生信号要求コマンドのみを150から携帯型楽曲再生装置180へ送信する場合の両方を含むものとする。(a)の場合には、ランダム配列指示のコマンド→再生信号要求コマンド→ランダム配列指示のコマンド→再生信号要求コマンド→ランダム配列指示のコマンド→再生信号要求コマンド→・・・となり、(b)の場合には、ランダム配列指示のコマンド→再生信号要求コマンド→再生信号要求コマンド→再生信号要求コマンド→・・・となる。
楽曲処理装置150はさらにスキャン処理中止手段158を有している。スキャン処理中止手段158は、スキャン期間においてユーザからのカテゴリ変更を受け付けると、スキャン処理を中止する。楽曲処理装置150は、スキャン期間において、スキャンの中止に係るユーザ操作を受付可能になっている。カテゴリを移動すると、今回のスキャン対象となる楽曲が変わるので、混乱が生じないようにするために、スキャン処理が中止される。
現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストが定義され、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号が対応付けられる。リスト部分情報要求コマンド送信手段160は、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。リスト部分表示手段161は、リスト部分情報要求コマンドに対する携帯型楽曲再生装置180からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分187を作成してタッチディスプレイ185に表示する。送信指示手段162は、スキャン再生の進行に伴い、スキャン再生中の楽曲の楽曲名がタッチディスプレイ185に表示中のリスト部分187外とならないように、リスト部分情報要求コマンド送信手段160に適宜、リスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信させる。
前述の図4では、リスト部分187としての楽曲名41の列において楽曲名41は6個となっているので、送信指示手段162は、6個の楽曲がスキャン再生されるごとに、リスト部分情報要求コマンド送信手段160に携帯型楽曲再生装置180へのリスト部分情報要求コマンドの送信を指示することになる。典型的な携帯型楽曲再生装置180は、リスト部分内で仮番号が最小となっている楽曲(以下、該楽曲のことを「リスト部分内最小仮番号楽曲」という。)の仮番号付きのリスト部分情報要求コマンドを受信すると、リスト部分内最小仮番号楽曲から仮番号が連続する複数個(図4のリスト部分例では6個)の楽曲名情報を楽曲処理装置150へ返す。
送信指示手段162は、ユーザからのリスト部分187のスクロール指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187を表示する代わりに、スクロール後のリスト部分187を表示するように、スクロール後のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドをリスト部分情報要求コマンド送信手段160に携帯型楽曲再生装置180へ送信させる。送信指示手段162は、また、楽曲再生中、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドをリスト部分情報要求コマンド送信手段160に携帯型楽曲再生装置180へ送信させる。
現在再生中の楽曲とは、スキャン再生期間の現在再生中の楽曲であってもよいし、通常の再生期間の現在再生中の楽曲であってもよいとする。ユーザからのリスト部分187のスクロール指示は、例えば、ユーザが図4の前頁スキップキー44及び次頁スキップキー45をタッチすることにより行われる。楽曲再生中、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示は、例えば、ユーザが図4の現在再生中楽曲名用リスト部分戻りキー43にタッチすることにより行われる。
リスト部分情報要求コマンド送信手段160から携帯型楽曲再生装置180へのリスト部分情報要求コマンドに対して、リスト部分表示手段161は携帯型楽曲再生装置180からの応答を受信し、該応答に基づきリスト部分187を作成してタッチディスプレイ185に表示する。したがって、リスト部分187は、それに応じて、スクロール後のリスト部分187や、再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分187となる。再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドとは、リスト部分187が図4のリスト部分のように、複数個の楽曲名を含むものである場合には、例えば、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187において第1行と最終行の楽曲の仮番号を情報として含むものである。
タッチディスプレイ185のリスト部分187が、現在再生中の楽曲を含まない場合に、現在再生中の楽曲を含むリスト部分へ戻る機能は、携帯型楽曲再生装置180(特に、iPod)自体には装備されていない。これに対して、楽曲処理装置150は、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けるキー等を用意し、携帯型楽曲再生装置180へリスト部分情報要求コマンドを送信して、その回答情報を得ることにより、該機能を実現する。
楽曲処理装置150は、スキャン機能の実装とは関係なく、タッチディスプレイ185のリスト部分187が、現在再生中の楽曲の楽曲名を含まない場合に、現在再生中の楽曲の楽曲名を含むリスト部分へ戻る機能を適宜、実装することができる、説明の便宜上、現在再生中の楽曲の楽曲名を含むリスト部分へ戻る機能を「現在再生中楽曲リスト部分戻り機能」といい、現在再生中楽曲リスト部分戻り機能をスキャン機能とは無関係に備えた楽曲処理装置150を「現在再生中楽曲リスト部分戻り機能付き楽曲処理装置150」と呼ぶことにする。
現在再生中楽曲リスト部分戻り機能付き楽曲処理装置150は、カテゴリ同期手段151、カテゴリ検出手段152、リスト部分情報要求コマンド送信手段160、リスト部分表示手段161及び送信指示手段162を有し、現在再生中楽曲リスト部分戻り機能付き楽曲処理装置150のカテゴリ同期手段151、カテゴリ検出手段152、リスト部分情報要求コマンド送信手段160、リスト部分表示手段161及び送信指示手段162は楽曲処理装置150のそれらと同一である。
すなわち、携帯型楽曲再生装置180では楽曲を分類するカテゴリが定義され、カテゴリ同期手段151は、携帯型楽曲再生装置180との通信により楽曲処理装置150と携帯型楽曲再生装置180との現在の選択カテゴリを同期させる。カテゴリ検出手段152は、楽曲処理装置150における現在の選択カテゴリを検出する。現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付ける。リスト部分情報要求コマンド送信手段160は、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。リスト部分表示手段161は、リスト部分情報要求コマンドに対する携帯型楽曲再生装置180からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分187を作成してタッチディスプレイ185に表示する。送信指示手段162は、ユーザからのリスト部分187のスクロール指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187を表示する代わりに、スクロール後のリスト部分187を表示するように、スクロール後のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドをリスト部分情報要求コマンド送信手段160に携帯型楽曲再生装置180へ送信させる。送信指示手段162は、また、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドをリスト部分情報要求コマンド送信手段160に携帯型楽曲再生装置180へ送信させる。
図8は楽曲処理装置用制御方法200に係るステップ説明図である。楽曲処理装置用制御方法200は、S203,S204,S208,S212,S216を有している。楽曲処理装置150及び携帯型楽曲再生装置180については、前述したとおりである。S203は、楽曲処理装置150が携帯型楽曲再生装置180へ接続されているときに、適宜、実行され、例えば、楽曲処理装置150へ携帯型楽曲再生装置180が接続された時、及び楽曲処理装置150から携帯型楽曲再生装置180へカテゴリリセット信号を送信した時に実行される。S203では、携帯型楽曲再生装置180との通信により楽曲処理装置150と携帯型楽曲再生装置180との現在の選択カテゴリを同期させる。S204では、楽曲処理装置150における現在の選択カテゴリを検出する。
S208は、ユーザからのスキャン指示を受け付けると、及びスキャン期間中、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達すると、実行される。S208では、現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を楽曲処理装置150へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。
S212は、再生信号要求コマンドに応答して携帯型楽曲再生装置180から送信されてきた再生信号を受信すると、実行される。S212では、受信した再生信号を、楽曲処理装置150に接続されている放音器183へ送出する。
楽曲処理装置用制御方法200は、好ましくはS216を有している。S216は、スキャン期間においてユーザからのカテゴリ変更を受け付けると、実行される。S216では、スキャン処理を中止する。スキャン処理中止は、例えばS208の実行を中止することに実現される。
楽曲処理装置用制御方法200により、楽曲処理装置150は、携帯型楽曲再生装置180の内蔵記憶装置に記憶されている楽曲について、各カテゴリごとにスキャンを実行できる。
図9は楽曲処理装置用制御方法240に係るステップ説明図である。楽曲処理装置用制御方法240は、S203,S204,S243,S246を有している。S203,S204は、図8の楽曲処理装置用制御方法200におけるそれらと同一である。現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付ける。S243は後述のタイミングで実行され、S243では、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。S246は、リスト部分情報要求コマンドに対する携帯型楽曲再生装置180からの応答を受信すると、実行される。S246では、リスト部分情報要求コマンドに対する携帯型楽曲再生装置180からの応答に基づきリスト部分187を作成してタッチディスプレイ185に表示する。
S243は、ユーザからのリスト部分187のスクロール指示を受け付けた時、及びユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けた時、実行される。ユーザからのリスト部分187のスクロール指示を受け付けた時は、S243では、スクロール後のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けた時は、S243では、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分187に係るリスト部分情報要求コマンドを携帯型楽曲再生装置180へ送信する。
楽曲処理装置用制御方法240により、楽曲処理装置150は、タッチディスプレイ185に表示するリスト部分187を、再生中楽曲を含むものに変更できる。
本発明は、プログラムとしても実現される。該プログラムは楽曲処理装置150の各手段としてコンピュータを機能させる。あるいは、楽曲処理装置用制御方法200及び楽曲処理装置用制御方法240の各ステップをコンピュータに実行させる。
車載用マルチメディアシステム及び携帯型楽曲再生装置についてそれらの概略及び接続状態を示す全体図である。 トップカテゴリの画面の表示状態でのカラーモニターの正面図である。 カテゴリの階層図である。 楽曲名を要素とするリストのリスト部分の画面の表示状態でのカラーモニターの正面図である。 ラージメニューの画面の表示状態でのカラーモニターの正面図である。 車載用マルチメディアシステムのハードウェア構成図である。 楽曲処理装置の機能ブロック図である。 楽曲処理装置用制御方法に係るステップ説明図である。 楽曲処理装置用制御方法に係るステップ説明図である。
符号の説明
150:楽曲処理装置、151:カテゴリ同期手段、152:カテゴリ検出手段、153:再生信号要求コマンド送信手段、154:再生信号送出手段、158:スキャン処理中止手段、160:リスト部分情報要求コマンド送信手段、161:リスト部分表示手段、152:送信指示手段、180:携帯型楽曲再生装置、183:放音器、185:タッチディスプレイ、187:リスト部分、200:楽曲処理方法、240:楽曲処理方法。

Claims (11)

  1. 携帯型楽曲再生装置と通信自在になっている楽曲処理装置であって、前記携帯型楽曲再生装置は、内蔵記憶装置に記録されている楽曲を再生して、前記携帯型楽曲再生装置において聴取自在にしているとともに、前記楽曲処理装置からの複数個の所定のコマンドを受け付けて各コマンドに対する各処理を実行して処理結果を、前記楽曲処理装置へ返すようになっている前記楽曲処理装置において、
    前記携帯型楽曲再生装置では楽曲を分類するカテゴリが定義され、前記携帯型楽曲再生装置との通信により前記楽曲処理装置と前記携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期手段、
    前記楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出手段、
    ユーザからのスキャン指示を受け付けると、及びスキャン期間中、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達すると、現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を前記楽曲処理装置へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信する再生信号要求コマンド送信手段、及び
    再生信号要求コマンドに応答して前記携帯型楽曲再生装置から送信されてきた再生信号を、前記楽曲処理装置に接続されている放音器へ送出する再生信号送出手段、
    を有していることを特徴とする楽曲処理装置。
  2. 前記要素は楽曲名又は楽曲名に係るカテゴリ名であり、ユーザからの前記スキャン指示には、楽曲のスキャン指示及びカテゴリのランダムスキャン指示が含まれることを特徴とする請求項1記載の楽曲処理装置。
  3. 前記再生信号要求コマンド送信手段は、ユーザからの前記スキャン指示がランダムスキャン指示である場合、再生信号要求コマンドに先立ち、楽曲のランダム配列指示のコマンド又はカテゴリのランダム配列指示のコマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信することを特徴とする請求項2記載の楽曲処理装置。
  4. スキャン期間においてユーザからのカテゴリ変更を受け付けると、スキャン処理を中止するスキャン処理中止手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の楽曲処理装置。
  5. 現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付け、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信手段、
    前記リスト部分情報要求コマンドに対する前記携帯型楽曲再生装置からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分を作成してタッチディスプレイに表示するリスト部分表示手段、及び
    スキャン再生の進行に伴い、スキャン再生中の楽曲の楽曲名が前記タッチディスプレイに表示中のリスト部分外とならないように、前記リスト部分情報要求コマンド送信手段に適宜、前記リスト部分情報要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信させる送信指示手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の楽曲処理装置。
  6. ユーザからのリスト部分のスクロール指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分を表示する代わりに、スクロール後のリスト部分を表示するように、スクロール後のリスト部分に係る前記リスト部分情報要求コマンドを前記リスト部分情報要求コマンド送信手段に前記携帯型楽曲再生装置へ送信させる前記送信指示手段、及び
    楽曲再生中、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分に係る前記リスト部分情報要求コマンドを前記リスト部分情報要求コマンド送信手段に前記携帯型楽曲再生装置へ送信させる送信指示手段、
    を有していることを特徴とする請求項5記載の楽曲処理装置。
  7. 携帯型楽曲再生装置と通信自在になっている楽曲処理装置であって、前記携帯型楽曲再生装置は、内蔵記憶装置に記録されている楽曲を再生して、前記携帯型楽曲再生装置において聴取自在にしているとともに、前記楽曲処理装置からの複数個の所定のコマンドを受け付けて各コマンドに対する各処理を実行して処理結果を、前記楽曲処理装置へ返すようになっている前記楽曲処理装置において、
    前記携帯型楽曲再生装置では楽曲を分類するカテゴリが定義され、前記携帯型楽曲再生装置との通信により前記楽曲処理装置と前記携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期手段、
    前記楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出手段、
    現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付け、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信手段、
    前記リスト部分情報要求コマンドに対する前記携帯型楽曲再生装置からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分を作成して前記タッチディスプレイに表示するリスト部分表示手段、
    ユーザからのリスト部分のスクロール指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分を表示する代わりに、スクロール後のリスト部分を表示するように、スクロール後のリスト部分に係る前記リスト部分情報要求コマンドを前記リスト部分情報要求コマンド送信手段に前記携帯型楽曲再生装置へ送信させる送信指示手段、及び
    楽曲再生中、ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分に係る前記リスト部分情報要求コマンドを前記リスト部分情報要求コマンド送信手段に前記携帯型楽曲再生装置へ送信させる送信指示手段、
    を有していることを特徴とする楽曲処理装置。
  8. 携帯型楽曲再生装置と通信自在になっている楽曲処理装置であって、前記携帯型楽曲再生装置は、内蔵記憶装置に記録されている楽曲を再生して、前記携帯型楽曲再生装置において聴取自在にしているとともに、前記楽曲処理装置からの複数個の所定のコマンドを受け付けて各コマンドに対する各処理を実行して処理結果を、前記楽曲処理装置へ返すようになっている前記楽曲処理装置の制御方法において、
    前記携帯型楽曲再生装置では楽曲を分類するカテゴリが定義され、前記携帯型楽曲再生装置との通信により前記楽曲処理装置と前記携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期ステップ、
    前記楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出ステップ、
    ユーザからのスキャン指示を受け付けると、及びスキャン期間中、現在のスキャン再生中の楽曲についての再生時間が所定時間に達すると、現在の選択カテゴリに係るスキャン順番において待ち順が1番である楽曲について、その再生信号を前記楽曲処理装置へ送出する旨のコマンドとしての再生信号要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信する再生信号要求コマンド送信ステップ、及び
    再生信号要求コマンドに応答して前記携帯型楽曲再生装置から送信されてきた再生信号を、前記楽曲処理装置に接続されている放音器へ送出する再生信号送出ステップ、
    を有していることを特徴とする楽曲処理装置用制御方法。
  9. スキャン期間においてユーザからのカテゴリ変更を受け付けると、スキャン処理を中止するスキャン処理中止ステップ、
    を有していることを特徴とする請求項−8記載の楽曲処理装置用制御方法。
  10. 携帯型楽曲再生装置と通信自在になっている楽曲処理装置であって、前記携帯型楽曲再生装置は、内蔵記憶装置に記録されている楽曲を再生して、前記携帯型楽曲再生装置において聴取自在にしているとともに、前記楽曲処理装置からの複数個の所定のコマンドを受け付けて各コマンドに対する各処理を実行して処理結果を、前記楽曲処理装置へ返すようになっている前記楽曲処理装置の制御方法において、
    前記携帯型楽曲再生装置では楽曲を分類するカテゴリが定義され、前記携帯型楽曲再生装置との通信により前記楽曲処理装置と前記携帯型楽曲再生装置との現在の選択カテゴリを同期させるカテゴリ同期ステップ、
    前記楽曲処理装置における現在の選択カテゴリを検出するカテゴリ検出ステップ、
    現在の選択カテゴリに属する楽曲の楽曲名を構成要素とするリストを定義し、該リストの構成要素の総数Nとし、該リスト内の各楽曲名に連続番号を対応付け、所定個数N1(N1<N)個の連続番号の楽曲名に係るリスト部分情報について送信するように、リスト部分情報要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信するリスト部分情報要求コマンド送信ステップ、
    前記リスト部分情報要求コマンドに対する前記携帯型楽曲再生装置からの応答を受信すると、該応答に基づきリスト部分を作成して前記タッチディスプレイに表示するリスト部分表示ステップ、
    ユーザからのリスト部分のスクロール指示を受け付けると、スクロール後のリスト部分に係る前記リスト部分情報要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信する前記リスト部分情報要求コマンド送信ステップ、
    ユーザから再生中楽曲の楽曲名を含むリスト部分表示への戻り指示を受け付けると、再生中の楽曲の楽曲名のリスト部分に係る前記リスト部分情報要求コマンドを前記携帯型楽曲再生装置へ送信する前記リスト部分情報要求コマンド送信ステップ、
    を有していることを特徴とする楽曲処理装置用制御方法。
  11. 請求項1〜7のいずれかに記載の楽曲処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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