JP2006209282A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006209282A
JP2006209282A JP2005017678A JP2005017678A JP2006209282A JP 2006209282 A JP2006209282 A JP 2006209282A JP 2005017678 A JP2005017678 A JP 2005017678A JP 2005017678 A JP2005017678 A JP 2005017678A JP 2006209282 A JP2006209282 A JP 2006209282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
frequency
circuit
signal
power consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005017678A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Tsuji
忠良 辻
Koichi Murano
公一 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2005017678A priority Critical patent/JP2006209282A/ja
Publication of JP2006209282A publication Critical patent/JP2006209282A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 顧客側のソフトウェア修正を伴うことなく、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の消費電力の低減化を図る。
【解決手段】 基準クロック信号を発生させる発振器(101)と、上記基準クロック信号の周波数を逓倍して逓倍クロック信号を形成するPLL回路(102)と、上記逓倍クロック信号に基づいて内部クロック信号を形成するクロックパルスジェネレータ(103)と、上記内部クロック信号に同期動作する中央処理装置(105)と、外部から供給された電源電圧を降圧して内部電源電圧を形成する降圧回路(107)と、上記逓倍クロック信号の周波数に応じてチップ内の消費電力を制御する消費電力制御回路(108)とを設け、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の消費電力を制御可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路、さらにはPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路を内蔵した半導体集積回路に関し、例えば一つの半導体基板に形成されたマイクロコンピュータに適用して有効な技術に関する。
高速動作を実現するマイクロコンピュータでは、入力クロックをPLLにより逓倍し、内部動作クロックを高速化して動作させるものがある(例えば特許文献1参照)。PLL回路を用いればその一方の入力端子に基本となるクロック信号を入力し、末端回路に供給されるクロック信号を他方の入力端子に戻してやることで、最終的なクロック信号の位相を基本クロック信号の位相に一致させることができるため、クロックスキューを低減することが可能となる。
特開2000−324806号公報(図1)
PLL回路を内蔵し、基準クロック信号の周波数を逓倍することによって高速動作を図ることができる。PLL回路を用いたクロックジェネレータとしては、通常、4〜24MHzまで発振できるものが多い。しかし、4MHzで発振させている場合にはオーバースペックとなり、電流を無駄に消費する。そうかといって発振周波数を4MHzに限定してしまうと、それ以上の周波数のクロック信号を形成できないため、汎用性に欠ける。同様のことは、チップ内部の機能モジュールに供給される内部電源電圧や、各種機能モジュールにおける出力ドライバの駆動能力についてもいえる。それについて本願発明者が検討したところ、顧客の要求によって発振周波数などが異なることから、顧客が使用している周波数を周波数設定用レジスタに設定してもらい、そのレジスタの設定値により発振器能力や各ドライバの駆動能力を調整する方法が有効であることが見いだされた。しかしながら、かかる方法によれば、顧客が使用している周波数を周波数設定用レジスタに設定するために顧客側のソフトウェアを修正する必要があるため、実現するのが面倒となる。
本発明の目的は、顧客側のソフトウェア修正を伴うことなく、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の無駄な電力消費を低減するための技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、基準クロック信号を発生させる発振器と、上記基準クロック信号の周波数を逓倍することによって所定周波数の逓倍クロック信号を形成するためのPLL回路と、上記逓倍クロック信号に基づいて、チップ内の各部に供給される内部クロック信号を形成するクロックパルスジェネレータと、上記クロックパルスジェネレータから出力された内部クロック信号に同期動作する中央処理装置と、外部から供給された電源電圧を降圧して、チップ内の各部に供給される内部電源電圧を形成するための降圧回路と、上記逓倍クロック信号の周波数に応じてチップ内の消費電力を制御するための消費電力制御回路とを含んで半導体集積回路を構成する。
上記の手段によれば、消費電力制御回路は、上記逓倍クロック信号の周波数に応じてチップ内の消費電力を制御する。しかもその制御は上記消費電力制御回路、すなわちハードウェアによって行われる。これにより、顧客側のソフトウェア修正を伴うことなく、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の消費電力を適正化する。このことが、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の無駄な電力消費の低減を達成する。
このとき、上記PLL回路は、上記基準クロック信号と上記逓倍クロック信号との位相比較を可能とする位相比較回路と、上記位相比較回路の比較結果に従って周波数コントロール電圧を形成するためのチャージポンプと、上記周波数コントロール電圧に応じた周波数で発振する電圧制御発振器と、上記電圧制御発振器の出力信号を分周するための分周器とを含んで構成することができる。
また、外部から取り込まれたアナログ信号をディジタル信号に変換可能なAD変換器と、上記外部から取り込まれるアナログ信号に代えて、上記PLL回路における周波数コントロール電圧を上記AD変換器に供給可能な選択回路と、上記PLL回路における周波数コントロール電圧が上記選択回路によって選択された状態における上記AD変換器の出力信号を保持可能な第1レジスタと、上記中央処理装置から伝達された制御情報を保持可能な第2レジスタとを設けることができる。
上記消費電力制御回路は、上記第1レジスタの保持情報と、上記第2レジスタの保持情報とを選択可能なセレクタと、上記セレクタの選択出力に基づいて、チップ内部の消費電力を制御可能な制御信号を生成する演算部とを含んで構成することができる。
上記演算部は、上記AD変換器の出力信号に基づいて上記降圧回路の降圧出力電圧を調整するための制御信号を生成する第1演算部を含んで構成することができる。
上記演算部は、上記AD変換器の出力信号に基づいて上記発振器の発信ゲインを切り換えるための制御信号を生成する第2演算部を含んで構成することができる。
上記演算部は、上記クロックパルスジェネレータに含まれる出力バッファ、及び上記中央処理装置に含まれる出力バッファを含む複数の出力バッファの駆動能力を切り換えるための制御信号を生成する第3演算部を含んで構成することができる。
また、第1内部クロック信号に同期動作する複数のモジュールから成る第1モジュール群と、上記第1内部クロック信号とは周波数が異なる第2内部クロック信号に同期動作する複数のモジュールから成る第2モジュール群と、外部から供給された電源電圧を降圧して、チップ内の各部に供給される内部電源電圧を形成するための降圧回路と、上記チップ内の消費電力を制御するための消費電力制御回路とを含むとき、上記降圧回路は、上記第1モジュール群に供給される内部電源電圧を上記消費電力制御回路の出力信号に応じて制御する第1降圧回路と、上記第2モジュール群に供給される内部電源電圧を上記消費電力制御回路の出力信号に応じて制御する第2降圧回路とを含んで構成する。これによれば、モジュール毎に、クロック信号の周波数に応じて内部電源電圧を制御することによって消費電力の適正化を達成する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、顧客側のソフトウェア修正を伴うことなく、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の無駄な電力消費を低減することができる。
図2には、本発明にかかる半導体集積回路の一例であるマイクロコンピュータの全体的な構成例が示される。図2に示されるマイクロコンピュータ200は、特に制限されないが、基準クロック信号を発生させるための発振器(OSC)101、上記基準クロック信号の周波数を逓倍するためのPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路102、上記PLL回路102の出力信号に基づいて内部クロック信号を形成するためのクロックパルスジェネレータ(CPG)103、上記内部クロック信号に同期動作可能なCPU(中央処理装置)105、外部から供給された電源電圧を降圧して内部電源電圧を形成するための内部電源降圧回路(ANTCNT)107、各部の消費電力を制御するための消費電力制御回路(SUPCNT)108、システム全体の動作制御を司るシステムコントローラ(SYSCNT)109、上記PLL回路102から出力される逓倍クロック信号の周波数認識を可能とする周波数認識制御回路(FRECNT)110、入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換可能なAD変換器(ADC)111、所定の機能を有する周辺モジュール(MOD)202,207、時間計測のためのタイマ(TIM)203、バスステート制御のためのバスステートコントローラ(BUSC)204、上記CPU105で実行されるプログラムなどが記憶されるROM(リード・オンリー・メモリ)205、上記CPU105での演算処理の作業領域などとして使用されるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)206を含み、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。上記半導体基板の縁辺部には、上記複数の機能モジュールを包囲するように複数の端子201が設けられ、上記複数の機能モジュールと外部との間で各種信号のやり取りが可能とされる。
図1には、図2に示されるマイクロコンピュータ200における主要部の詳細な構成例が示される。
発振器101は、端子EXTAL,XTALに外付けされた水晶振動子106による振動を利用して基準クロック信号を発生する。発振器101には、上記水晶振動子106に対して並列接続されるインバータが設けられている。このインバータの駆動能力が高いほど、換言すれば、発振器101の発振ゲインが高いほど、多くの電力を消費する。そこで、本例では以下に詳述するように消費電力制御回路108からの発振ゲイン切り換え信号11により発振器101の発振ゲインの最適化を図っている。
PLL回路102は、上記発振器101によって生成された基準クロック信号を取り込み、上記基準クロック信号の周波数を逓倍することによって逓倍クロック信号を得る。この逓倍クロック信号は後段のクロックパルスジェネレータ103に供給される。上記基準クロック信号の周波数逓倍率(×1,×2,×4)は、後述するシステムコントローラ109からの逓倍制御信号12によって切り換え可能とされる。PLL回路102から端子PLLCAPが引き出される。この端子PLLCAPから周波数コントロール電圧を取り出すことができる。この周波数コントロール電圧は、後述するようにAD変換器111に伝達されて、ディジタル信号に変換される。
クロックパルスジェネレータ103は、上記PLL回路102からの逓倍クロック信号を分周することによって、チップ内のCPU105や、ROM205、RAM206などの各モジュールに供給される内部クロック信号を形成する。クロックパルスジェネレータ103における逓倍クロック信号の分周比は、システムコントローラ109からのクロック分周選択信号45によって制御される。そしてこのクロックパルスジェネレータ103内のクロック信号を出力するための出力バッファの駆動能力は後述する消費電力制御回路108からの駆動能力制御信号13によって制御される。特に制限されないが、上記出力バッファの駆動能力の制御は、クロックパルスジェネレータ103内の出力バッファを形成するトランジスタの並列接続個数を調整することによって可能とされる。つまり、上記出力バッファを形成するトランジスタの並列接続個数が多くなるほど、上記出力バッファの駆動能力が大きくなる。出力バッファの駆動能力が大きくなるほど、そこでの消費電力は増大する。そこで本例では、以下に詳述するように上記消費電力制御回路108からの駆動能力制御信号13によってクロックパルスジェネレータ103内の出力バッファの駆動能力の適正化が図られる。
CPU105は、演算処理に関して他の機能モジュール等に信号を供給するための出力バッファを備える。そしてこの出力バッファの駆動能力が大きくなるほど、そこでの消費電力は増大する。そこで本例では、出力バッファの駆動能力を、後述する消費電力制御回路108からの駆動能力制御信号14によって制御される。特に制限されないが、上記出力バッファの駆動能力の制御は、CPU105内の出力バッファを形成するトランジスタの並列接続個数を調整することによって可能とされる。
AD変換器111は、端子AN0〜ANxを介して外部から取り込まれたアナログ信号をディジタル信号に変換する機能を有する。上記端子AN0〜ANxとAD変換器111との間にトランスファMOSによるゲート回路113−0〜113−xが配置され、上記端子PLLCAPとAD変換器111との間にトランスファMOSによるゲート回路112−0が配置される。ゲート回路112−0は、周波数認識制御回路121からのゲート制御信号15によって動作制御される。ゲート回路113−0〜113−xは、AD変換器111から出力されるゲート制御信号115−0〜115−xによって動作制御される。ゲート回路112−0と、ゲート回路113−0〜113−xとは排他的に動作される。例えばゲート回路112−0が導通状態とされるとき、ゲート回路113−0〜113−xは非導通状態とされ、ゲート回路113−0〜113−xが導通状態とされるとき、ゲート回路112−0は非導通状態とされる。このような制御により、単一のAD変換器111を、上記端子AN0〜ANxからのアナログ信号のAD変換と、上記PLL回路102からの周波数コントロール電圧のAD変換とに用いることができる。AD変換器111の出力は、専用データバス122を介して周波数認識制御回路110に伝達される。
周波数認識制御回路110は、上記PLL回路102から出力される逓倍クロック信号の周波数を認識する機能を有し、第1レジスタD_Reg1、及び第2レジスタD_Reg2を含む。第1レジスタD_Reg1には、上記端子PLLCAPからの周波数コントロール電圧が、AD変換器111でAD変換されたものが書き込まれる。また、第2レジスタD_Reg2には、上記CPU105で所定のプログラムが実行されることにより、所定の制御情報が周辺モジュール共通データバス121を介して書き込まれる。この上記第1レジスタD_Reg1、及び第2レジスタD_Reg2の保持情報は、電力制御回路108に伝達される。尚、上記第1レジスタD_Reg1、及び第2レジスタD_Reg2は、端子RESを介して取り込まれるリセット信号によってリセット可能とされる。
内部電源降圧回路107は、外部から供給された電源電圧を降圧してチップ内機能モジュールの内部電源電圧を形成する。この内部電源電圧の値は、消費電力制御回路108からの内部電圧制御信号16によって制御可能とされる。
電力制御回路108は、上記周波数認識制御回路110内の第1レジスタD_Reg1及び第2レジスタD_Reg2の出力、システムコントローラ109からのモード信号44や逓倍制御信号12などに基づいて、内部電源降圧回路107、発振器101、クロックパルスジェネレータ103、CPU105などのチップ内機能モジュールの消費電力を制御する。具体的には、PLL回路102からの逓倍クロック信号の周波数に応じて、内部電源降圧回路107の出力電圧や、発振器101での発振ゲイン、クロックパルスジェネレータ103及びCPU105の出力バッファの駆動能力を制御することで、チップ内部での消費電力を制御する。
図3には、上記PLL回路200の構成例が示される。
上記PLL回路102は、特に制限されないが、図3に示されるように位相比較器(COMP)301、チャージポンプ311、電圧制御発振器(VCO)304、分周器305,306、セレクタ(SEL)307を含んで成る。位相比較器301は、上記発振器101からの基準クロック信号frと、上記分周器305からの帰還クロック信号fpとの位相比較を行う。この位相比較によりアップ信号Up及びダウン信号Downが形成される。そしてこのアップ信号Up及びダウン信号Downは後段のチャージポンプ311に供給される。チャージポンプ311は、pチャネル型MOSトランジスタ302とnチャンネル型MOSトランジスタ303とが直列接続され、この直列接続ノードとグランドGNDとの間に抵抗308とキャパシタ309との直列接続回路が設けられて成る。上記抵抗308とキャパシタ309との直列接続ノードから端子PLLCAPが引き出される。また、上記pチャネル型MOSトランジスタ302のソース電極は高電位側電源に結合され、上記nチャンネル型MOSトランジスタ303のソース電極はグランドGNDに結合される。上記位相比較器301からのアップ信号Upによってpチャネル型MOSトランジスタ302が駆動制御され、それによって上記キャパシタ309へのチャージ電流310が流れる。また、上記位相比較器301からのダウン制御信号Downによりnチャンネル型MOSトランジスタ303が駆動制御され、それによって、上記キャパシタ309からのディスチャージ電流が流れる。このキャパシタ309の充放電により端子PLLCAPには、周波数コントロール電圧31が得られる。上記電圧制御発振器304は、上記周波数コントロール電圧31に応じた周波数のクロック信号を出力する。このクロック信号は、分周器305,306を介することにより帰還クロック信号fpとして位相比較器301に伝達される。ここで上記分周器305,306は、それぞれ入力信号を1/2分周する。上記電圧制御発振器304の出力、分周器306の出力、分周器305の出力は、セレクタ307により選択される。このセレクタ307は逓倍制御信号12によって動作制御され、それによって逓倍クロック信号CLK−OUTの周波数逓倍率(×1,×2,×4)の切り換えが可能とされる。
ここで、上記端子PLLCAPにおける周波数コントロール電圧31の電圧レベルVPLLCAP〔V〕と、逓倍クロック信号CLK−OUT〔MHz〕とは、図6に示されるように一定の相関を有しているため、周波数コントロール電圧31をモニタすることで逓倍クロック信号CLK−OUTの周波数を推定することが可能となる。本例では、周波数コントロール電圧31をAD変換器111でディジタル信号に変換し、それに基づいて、消費電力制御回路108でチップ内機能モジュールの消費電力を制御することで、逓倍クロック信号CLK−OUTに応じたチップ内機能モジュールの消費電力制御を行うようにしている。
図4には、上記消費電力制御回路108の構成例が示される。
図4に示されるように、上記消費電力制御回路108は、選択部(SEL)404と、演算部405とを含む。選択部404は、CPU105から伝達された選択信号46に従って第1レジスタD_Reg1の出力と、第2レジスタD_Reg2の出力とを選択的に上記演算部405に伝達する。演算部405は、モード信号44により低消費電力モードが指定された場合には、選択部404の出力信号に応じた出力信号OUT1,OUT2,OUT3を形成する。出力信号OUT1は第1演算部(POE(1))401により形成され、出力信号OUT2は第2演算部(POE(2))402により形成され、出力信号OUT3は第3演算部(POE(3))403により形成される。
出力信号OUT1は、逓倍クロック信号CLK−OUTの周波数に応じて2段階の切り換えを可能とするもので、駆動能力制御信号13,14に対応する。本例では、出力信号OUT1に従って、クロックパルスジェネレータ103内の出力バッファや、CPU105内の出力バッファの駆動能力が2段階に切り換えられる。
出力信号OUT2は、逓倍クロック信号CLK−OUTの周波数に応じて4段階の切り換えを可能とするもので、発振ゲイン切り換え信号11に対応する。本例では、出力信号OUT2に従って、発振器101における発振ゲインが4段階に切り換えられる。
出力信号OUT3は、逓倍クロック信号CLK−OUTの周波数に応じて8段階の切り換えを可能とするもので、内部電圧制御信号16に対応する。本例では、出力信号OUT3に従って、内部電源電圧のレベルが8段階に切り換えられる。
図5には、上記のように構成されたマイクロコンピュータ200の主要動作が示される。
先ず、ハードウェアウェアによる動作について説明する。
マイクロコンピュータ200を含むシステムの電源が投入されることで電源電圧がマイクロコンピュータ200に供給され、発振器101の動作が安定するまでの発振安定時間が経過して基準クロック信号が安定した後に(S2)、端子RESのリセット信号がネゲートされることでリセットが解除される(S3)。このリセット解除後に、周波数コントロール電圧31がAD変換器111によりディジタル信号に変換され(S4)、それが第1レジスタD_Reg1へ転送されて書き込まれる(S5)。そして、消費電力制御回路108において上記第1レジスタD_Reg1の保持情報に基づく演算処理が行われることによって出力信号OUT1,OUT2,OUT3が得られ(S6)、それに従って、内部電源電圧降圧回路107における降圧出力の適正化、発振器101における発振ゲインの適正化、クロックパルスジェネレータ103やCPU105内の出力バッファにおける駆動能力の適正化により、低消費電力化が図られる(S7)。その状態でマイクロコンピュータ200での演算処理が行われる(S11)。
次に、ソフトウェアによる動作について説明する。
上記ステップS3におけるリセット解除後に、CPU105によりチップ各部の動作初期設定、PLL回路102における周波数逓倍設定、及びクロックパルスジェネレータ103における分周設定等が行われる(S8)。そして、ハードウェアによる周波数認識が選択されているか、ソフトウェアによる周波数認識が選択されているかの判断が行われる(S9)。この判断において、ソフトウェアによる周波数認識が選択されていると判断された場合には、第2レジスタD_Reg2へのデータライトが行われ、この第2レジスタD_Reg2の保持情報が上記ステップS6での演算処理に供される。それに対して、上記ステップS9の判別において、ハードウェアによる周波数認識が選択されていると判断された場合には、第2レジスタD_Reg2へのデータライトが行われることはなく、第1レジスタD_Reg1の保持情報が上記ステップS6での演算処理に供される。
上記例によれば、以下の作用効果を得ることができる。
(1)消費電力制御回路108により、チップ内部のモジュールに供給されるクロック信号の周波数に連動してチップ内部の消費電力を適正化することができる。この消費電力を適正化により無駄な電力消費の低減を図ることができる。しかも、この制御はハードウェアによって行われるものであるから、顧客側のソフトウェア修正を伴うことはない。
(2)上記PLL回路102は、位相比較回路301、チャージポンプ311、電圧制御発振器304を含んで構成することができ、その場合において、端子PLLCAPから周波数コントロール電圧を得ることができ、この周波数コントロール電圧に基づいて上記PLL回路102の逓倍クロック信号の周波数を容易に推定することができる。
(3)第1レジスタD_Reg1と第2レジスタD_Reg2とを設けることにより、上記第1レジスタD_Reg1の保持情報に基づく制御と、第2レジスタD_Reg2の保持情報に基づく制御とが可能になる。その場合において、第2レジスタD_Reg2にはCPU105によってデータの書き込みを行うことにより、そのデータを上記消費電力制御回路108での制御に反映させることができる。
図7には、上記マイクロコンピュータ200における主要部の別の構成例が示される。
プロセスの微細化に伴い、スタンバイ時電流低減等を目的にチップ内機能モジュールを複数のグループに分け、このグループ毎に電源電圧の適正化を図ること良い。例えば図7に示されるように、CPU(中央処理装置)105、BUSC(バスステートコントローラ)204、ROM(リードオンリーメモリ)205を含んで第1モジュール群701が形成され、TIM(タイマ)203、SCI(シリアルコミュニケーションインタフェース)703、PWM(パルス幅変調回路)704を含んで第2モジュール群702が形成される。クロックパルスジェネレータ103は、助行き第1モジュール群701に供給される第1クロック信号CLK1と、上記第2モジュール群702に供給される第2クロック信号CLK2とを形成する。このとき、第1クロック選択信号710に応じて上記第1クロック信号CLK1の周波数を選択することができ、第2クロック選択信号711に応じて上記第2クロック信号CLK2の周波数を選択することができる。また、内部電源降圧回路107は、上記第1モジュール群701と上記第2モジュール群702とに対応して第1内部電源降圧部(ANTCNT(1))107−1と、第2内部電源降圧部(ANTCNT(1))107−2を含み、上記第1モジュール群701に供給される内部電源電圧と、上記第2モジュール群702に供給される内部電源電圧とを別個に制御することができるようになっている。消費電力制御回路108においては、上記第1クロック選択信号710に応じて第1内部電源降圧部107−1の動作を制御し、上記第2クロック選択信号711に応じて第2内部電源降圧部107−2の動作を制御する。これにより、モジュール群毎に、クロック周波数と電源電圧の適正化を図ることによって無駄な電力消費を抑えることができる。尚、その他の機能モジュールについては、図1に示されるのと同様であるため、それについての詳細な説明を省略する。
以上本発明者によってなされた発明を具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、消費電力制御回路108の制御対象とされる機能モジュールは、適宜に決定することができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるマイクロコンピュータに適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、各種半導体集積回路に広く適用することができる。
本発明は、複数の機能モジュールを含むことを条件に適用することができる。
本発明にかかる半導体集積回路の一例であるマイクロコンピュータにおける主要部の詳細な構成例ブロック図である。 上記マイクロコンピュータの全体的な構成例ブロック図である。 上記マイクロコンピュータに含まれるPLL回路の詳細な構成例ブロック図である。 上記マイクロコンピュータに含まれる消費電力制御回路の詳細な構成例ブロック図である。 上記マイクロコンピュータの主要動作のフローチャートである。 上記PLL回路における主要部の特性図である。 上記マイクロコンピュータにおける主要部の別の構成例ブロック図である。
符号の説明
101 発振器
102 PLL回路
103 クロックパルスジェネレータ
105 CPU
108 消費電力制御回路
109 システムコントローラ
110 周波数認識制御回路
111 AD変換器
200 マイクロコンピュータ
201 端子
202 周辺モジュール
203 タイマ
204 バスステートコントローラ
205 ROM
206 RAM
207 周辺モジュール
301 位相比較回路
302 pチャネル型MOSトランジスタ
303 nチャンネル型MOSトランジスタ
304 電圧制御発振器
305,306 分周器
307 セレクタ
401 第1演算部
402 第2演算部
403 第3演算部
404 選択部
405 演算部

Claims (8)

  1. 基準クロック信号を発生させる発振器と、
    上記基準クロック信号の周波数を逓倍することによって所定周波数の逓倍クロック信号を形成するためのPLL回路と、
    上記逓倍クロック信号に基づいて、チップ内の各部に供給される内部クロック信号を形成するクロックパルスジェネレータと、
    上記クロックパルスジェネレータから出力された内部クロック信号に同期動作する中央処理装置と、
    外部から供給された電源電圧を降圧して、チップ内の各部に供給される内部電源電圧を形成するための降圧回路と、
    上記逓倍クロック信号の周波数に応じてチップ内の消費電力を制御するための消費電力制御回路と、を含む半導体集積回路。
  2. 上記PLL回路は、上記基準クロック信号と上記逓倍クロック信号との位相比較を可能とする位相比較回路と、
    上記位相比較回路の比較結果に従って周波数コントロール電圧を形成するためのチャージポンプと、
    上記周波数コントロール電圧に応じた周波数で発振する電圧制御発振器と、
    上記電圧制御発振器の出力信号を分周するための分周器と、を含んで成る請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 外部から取り込まれたアナログ信号をディジタル信号に変換可能なAD変換器と、
    上記外部から取り込まれるアナログ信号に代えて、上記PLL回路における周波数コントロール電圧を上記AD変換器に供給可能な選択回路と、
    上記PLL回路における周波数コントロール電圧が上記選択回路によって選択された状態における上記AD変換器の出力信号を保持可能な第1レジスタと、
    上記中央処理装置から伝達された制御情報を保持可能な第2レジスタと、を含む請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 上記消費電力制御回路は、上記第1レジスタの保持情報と、上記第2レジスタの保持情報とを選択可能なセレクタと、
    上記セレクタの選択出力に基づいて、チップ内部の消費電力を制御可能な制御信号を生成する演算部と、を含む請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 上記演算部は、上記AD変換器の出力信号に基づいて上記降圧回路の降圧出力電圧を調整するための制御信号を生成する第1演算部を含む請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 上記演算部は、上記AD変換器の出力信号に基づいて上記発振器の発信ゲインを切り換えるための制御信号を生成する第2演算部を含む請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 上記演算部は、上記クロックパルスジェネレータに含まれる出力バッファ、及び上記中央処理装置に含まれる出力バッファを含む複数の出力バッファの駆動能力を切り換えるための制御信号を生成する第3演算部を含む請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 第1内部クロック信号に同期動作する複数のモジュールから成る第1モジュール群と、
    上記第1内部クロック信号とは周波数が異なる第2内部クロック信号に同期動作する複数のモジュールから成る第2モジュール群と、
    外部から供給された電源電圧を降圧して、チップ内の各部に供給される内部電源電圧を形成するための降圧回路と、
    上記チップ内の消費電力を制御するための消費電力制御回路と、を含み、
    上記降圧回路は、上記第1モジュール群に供給される内部電源電圧を上記消費電力制御回路の出力信号に応じて制御する第1降圧回路と、
    上記第2モジュール群に供給される内部電源電圧を上記消費電力制御回路の出力信号に応じて制御する第2降圧回路と、を含んで成る半導体集積回路。
JP2005017678A 2005-01-26 2005-01-26 半導体集積回路 Withdrawn JP2006209282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005017678A JP2006209282A (ja) 2005-01-26 2005-01-26 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005017678A JP2006209282A (ja) 2005-01-26 2005-01-26 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006209282A true JP2006209282A (ja) 2006-08-10

Family

ID=36966097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005017678A Withdrawn JP2006209282A (ja) 2005-01-26 2005-01-26 半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006209282A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4894014B2 (ja) 集積回路のための電源の適応制御
US5798667A (en) Method and apparatus for regulation of power dissipation
TWI351818B (en) Power management of components having clock proces
US7405607B2 (en) Clock generation circuit capable of setting or controlling duty ratio of clock signal and system including clock generation circuit
US5964881A (en) System and method to control microprocessor startup to reduce power supply bulk capacitance needs
US20150188406A1 (en) Dc/dc converter, switching power supply device, and electronic apparatus
US20060139820A1 (en) Control circuit for DC-DC converter in semiconductor integrated circuit device
US8417984B2 (en) Dynamically scaling apparatus for a system on chip power voltage
JP3258923B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2003108260A (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
US8319531B2 (en) Multi-phase clock divider circuit
US6646472B1 (en) Clock power reduction technique using multi-level voltage input clock driver
US20040095169A1 (en) Clock generating circuit including memory for regulating delay amount of variable delay circuit in ring oscillator
JPH10149237A (ja) 半導体回路
JP2006285823A (ja) 半導体集積回路
JP2013236295A (ja) 半導体装置、マイクロコントローラ、及び電源装置
JP2006209282A (ja) 半導体集積回路
US20210034138A1 (en) System on chip and electronic device including the same
JP2004129198A (ja) ジッター発生回路及び半導体装置
JP2008217063A (ja) 半導体装置
JP2004086645A (ja) マイクロコンピュータ
JP2000036740A (ja) Pll制御装置
JP2013078220A (ja) 半導体集積回路、電子機器及びマルチチップ半導体パッケージ
JP2001127250A (ja) 半導体集積回路
JP2000003234A (ja) 低電圧供給装置を含む論理装置及び論理装置への電圧供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401