JP2006208037A - 制御棒位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的に精度良く調整を行わなくても校正ができ、その校正に要する時間が短縮される制御棒位置検出装置を提供する。
【解決手段】制御棒位置検出装置1は、制御棒位置検出器7の交流出力信号を制御棒の位置を示すアナログ信号に変換する位置信号変換部8、制御棒が2つの基準の位置に位置合わせされているときのデジタル値を基準値として送信する保守ツール9が備えられ、位置信号変換部8は、制御棒の位置を示すステップ番号に対応するデジタル値が記憶されている補正テーブル24、基準値に基づいて補正テーブルを校正するテーブル校正部26、交流出力信号を直流信号に変換する全波整流回路20、直流信号の電圧をデジタル値に変換するA/D変換器21、補正テーブルをデジタル値により検索することにより対応するステップ番号を求める信号補正部22、ステップ番号を制御棒の位置を示すアナログ信号に変換するD/A変換器23を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、加圧水型原子炉の制御棒の位置を検出して中央制御盤の指示計に表示する制御棒位置検出装置に関する。
従来、加圧水型原子炉において燃料棒集合体内に出入りされることにより原子炉内の核反応を制御する制御棒の位置は、制御棒位置検出器により検出されている。制御棒の先端に磁性体棒が連結されており、制御棒位置検出器は、移動する磁性体棒の移動路に沿って入力巻線と検出巻線を配し、磁性体棒が上昇もしくは下降すると両巻線間の磁気結合度が変化し検出巻線の誘起電圧が増加もしくは減少すること利用して磁性体棒の位置を間接的に検出する。また、磁性体棒の透磁率が変動したとき、その検出精度に与える影響を大幅に低減するために、検出巻線に中間タップが設けられ、磁性体棒の移動に従ってタップ切り替えを行っている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭57−86406号公報 マイクロフィルム
しかし、従来の制御棒位置検出器は、アナログ信号として処理するオペアンプを主体として構成されるアナログ電子回路が備えられている。そして、点検時に制御棒を実際に全挿入の位置と全引抜の位置との間を移動させて、制御棒位置検出器からの出力信号を校正するとき、制御棒位置検出器の電子回路が搭載されているカードに計測器を接続し、カードに搭載されている可変抵抗器の抵抗を可変して、オペアンプの零点およびゲインを調整する必要があるので、精度良く校正を行うためには時間が掛かってしまうという問題がある。
また、検出巻線に中間タップが設けられているので、校正時に調整が必要な可変抵抗器の数が増えるため、校正に要する時間がより長くなってしまうという問題がある。
また、制御棒位置検出器が異常になったとき、アナログ電子回路の状態を詳細に調査するために、カードに延長基板を接続し、多数の計測器をアナログ電子回路に接続するので、異常の要因の分析に要する時間が長くなってしまうという問題がある。
また、カードから出力されている出力電圧を確認するとき、計測器を準備し、テストポイントにテストプローブを当てなければならないので、誤りなくテストポイントにテストプローブを当てるために十分に注意をしなければならず、また、計測器の準備に手間が掛かるという問題がある。
また、制御棒位置検出器は指示計が設置されている中央制御室とは離れた場所にあるので、制御棒位置検出器の出力電圧を現地で計測し、指示計に表示されている制御棒の位置と出力電圧とを対比するために、その都度試験員と連絡を取りながら試験を進めなければならず、手間が掛かってしまうという問題がある。
また、検出巻線からの誘起電圧の変化は、制御棒の位置の変化に対して直線関係がないので、オペアンプで誘起電圧を直線的に変換するだけでは、制御棒の位置に因っては実際の位置と指示計に表示されている制御棒の位置との間にずれができてしまうという問題がある。
この発明の目的は、機械的に精度良く調整を行わなくても校正ができ、その校正に要する時間が短縮される制御棒位置検出装置を提供することである。
この発明に係わる制御棒位置検出装置は、制御棒位置検出器の検出巻線の両端の端子間から出力されている交流出力信号を中央制御盤の指示計に表示される制御棒の位置を示すアナログ信号に変換する位置信号変換部が備えられている制御棒位置検出装置において、上記制御棒が2つの基準の位置に位置合わせされているときのデジタル値を基準値として上記位置信号変換部に送信する保守ツールが備えられ、上記位置信号変換部は、制御棒の位置を示すステップ番号に対応する上記デジタル値が記憶されている補正テーブルと、上記基準値に基づいて上記補正テーブルの上記ステップ番号に対応する上記デジタル値を校正するテーブル校正部と、上記交流出力信号を直流信号に変換する全波整流回路と、上記直流信号の電圧を上記デジタル値に変換するA/D変換器と、上記補正テーブルを上記デジタル値により検索することにより対応する上記ステップ番号を求める信号補正部と、上記ステップ番号を上記制御棒の位置を示すアナログ信号に変換するD/A変換器と、を有する。
この発明に係わる制御棒位置検出装置の効果は、制御棒の位置と制御棒の位置を示すアナログ信号との関係を校正するとき、ゼロ調整点として0ステップ基準値、スパン調整点として230ステップ基準値を保守ツールから設定し、それに基づいて制御棒の位置と制御棒の位置を示すアナログ信号との関係を直線で近似して、制御棒位置検出器の出力を補正する補正テーブルを校正するので、従来のような可変抵抗器を機械的に調整することが不要になり、校正に要する時間が短縮することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。図2は、実施の形態1に係わる補正テーブルのデータ構造を示す図である。図3は、実施の形態1に係わる位置/電圧テーブルのデータ構造を示す図である。図4は、実施の形態1に係わる保守ツールの機能ブロック図である。図5は、保守ツールの表示モニタの画面である。
制御棒位置検出装置1は、図1に示すように、図示しない制御棒の端部に連結された磁性体棒2、磁性体棒2の移動路3に沿って入力巻線4と検出巻線5とが配され、入力巻線4に交流電源6から定電圧の交流が入力される制御棒位置検出器7、制御棒位置検出器7から出力される検出巻線5に誘起される誘起電圧を制御棒位置信号に変換する位置信号変換部8、制御棒位置検出装置1を校正するための校正データを位置信号変換部8に送る保守ツール9が備えられている。
そして、この制御棒位置検出装置1から制御棒の位置に係わる電圧が出力されて、中央制御盤指示計12に制御棒の位置が表示される。さらに、図示しない原子炉の運転に関するパラメータを収集するプラント計算機13にも、この制御棒の位置に係わる電圧が入力される。
制御棒は、全引抜の状態と全挿入の状態の間を230ステップで移動され、制御棒の実際の位置は、図示しない制御棒制御装置により正確に位置制御される。制御棒制御装置は、入力された制御棒位置電圧に基づき、制御棒の位置を0ステップと230ステップの間で制御する。
位置信号変換部8は、検出巻線5で誘起された交流を直流に整流する全波整流回路20、全波整流回路20の出力である直流の電圧をデジタル値に変換するA/D変換器21、A/D変換器21の出力であるデジタル値を補正テーブル24に基づいて制御棒の位置に係わるステップ番号に変換する信号補正部22、制御棒位置に対応するステップ番号を位置/電圧テーブル25に基づき出力電圧に変換して出力するD/A変換器23、デジタル値と制御棒の位置に係わるステップ番号との関係が格納されている補正テーブル24、制御棒の位置に係わるステップ番号と出力電圧との関係が格納されている位置/電圧テーブル25、補正テーブル24と位置/電圧テーブル25とを校正するテーブル校正部26、保守ツール9との間で情報の授受を行うインターフェース27からなる。そして、位置信号変換部8は、カードに実装されている。また、A/D変換器21、信号補正部22、D/A変換器23、補正テーブル24、位置/電圧テーブル25、テーブル校正部26は、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路を有するコンピュータから構成されている。
インターフェース27は、A/D変換器21からデジタル値、D/A変換器23から出力電圧を受信して、保守ツール9に送信する。また、保守ツール9から送られてくるデータをテーブル校正部26に送信する。
補正テーブル24は、図2に示すように、電圧VIi(i=0〜230)とステップ番号0〜230とが対で一覧表として格納されている。そして、信号補正部22は、A/D変換器21の出力であるデジタル値に最も近い補正テーブル24上の電圧を検索し、その電圧に対応するステップ番号を読み出す。
位置/電圧テーブル25は、図3に示すように、ステップ番号0〜230と電圧VOi(i=0〜230)とが対で一覧表として格納されている。そして、D/A変換器23は、信号補正部22の出力であるステップ番号に対応する電圧VOiを出力する。
テーブル校正部26は、保守ツール9から入力される基準値に基づき、補正テーブル24を校正する。基準値として、0ステップ基準値aと230ステップ基準値a230とが入力される。
0ステップ基準値aは、制御棒が制御棒制御装置により0ステップに位置合わせされたときにA/D変換器21から出力されるデジタル値である。
230ステップ基準値a230は、制御棒が制御棒制御装置により230ステップに位置合わせされたときにA/D変換器21から出力されるデジタル信号である。
そして、テーブル校正部26は、1ステップから229ステップの基準値a(i=1〜229)を式(1)により求める。
=(a230−a)×i/230 (1)
そして、補正テーブル24の該当するステップ番号の電圧の欄に求めた基準値aを代入する。
また、テーブル校正部26は、保守ツール9から入力される設定出力電圧に基づき、位置/電圧テーブル25を校正する。設定出力電圧として、0ステップ設定出力電圧VS0と230ステップ設定出力電圧VS230とが入力される。
そして、テーブル校正部26は、1ステップから229ステップの設定出力電圧VSi(i=1〜229)を式(2)により求める。
Si=(VS230−VS0)×i/230 (2)
そして、位置/電圧テーブル25の該当するステップ番号の電圧の欄に求めた設定出力電圧VSiを代入する。
次に、保守ツール9について図4、図5を参照して説明する。
保守ツール9は、図4に示すように、A/D変換器21のデジタル値とD/A変換器23の出力電圧を読み込む電圧読込部30、読み込まれたデジタル値をステップ番号と対比してテーブル校正部26に送る基準値送信部31、保守に必要な情報が表示される表示モニタ32、表示モニタ32を制御する表示制御部33、表示モニタ32に表示されている表示を選択して保守ツール9を制御するマウス34、設定値を入力するキーボード35が備えられている。
電圧読込部30は、制御棒が制御棒制御装置により0ステップに位置合わされているとき、図5に示すように、読み込んだデータを表示するカラムをマウス34を用いて選択し、それから表示モニタ32の読込カラムにカーソルを合わせて右クリックすることにより、A/D変換器21およびD/A変換器23から出力されるデジタル値と出力電圧を読み込み、デジタル値を0ステップ基準値aとして記憶するとともに、表示モニタ32の該当するカラムに表示する。
また、電圧読込部30は、制御棒が制御棒制御装置により230ステップに位置合わされているとき、読み込んだデータを表示するカラムをマウス34を用いて選択し、それから表示モニタ32の読込カラムにカーソルを合わせて右クリックすることにより、A/D変換器21およびD/A変換器23から出力されるデジタル値と出力電圧を読み込み、デジタル値を230ステップ基準値a230として記憶するとともに、表示モニタ32の該当するカラムに表示する。
保守ツール9の表示モニタ32には、制御棒位置設定カラムにそれぞれ0と230とが表示されているとき、設定出力電圧の初期値として0と3.45とが表示されている。
そして、設定出力電圧を初期値から変更するときは、カーソルを該当するカラムに合わせてキーボード35から所望の数字を入力する。
保守員が表示モニタ32の該当するカラムに所望の値が表示されていることを確認し、マウス34で表示モニタ32の書込カラムにカーソルを合わせて右クリックするとき、基準値送信部31は、0ステップ基準値a、230ステップ基準値a230、0ステップ設定出力電圧VS0、230ステップ設定出力電圧VS230をテーブル校正部26に送信する。
表示モニタ32には、図5に示すように、データ表、読込カラム、書込カラムが表示されている。データ表には、入力電圧、出力電圧、設定出力電圧、制御棒位置設定が表示される。
そして、表示制御部33は、マウス34およびキーボード35の操作により入力される信号に伴って、該当するカラムに入力された信号を表示するとともにカラムに表示されているデータを一旦記憶している。
次に、制御棒位置検出装置1における校正の手順について説明する。
原子炉が停止されているので、制御棒を全引抜の位置と全挿入の位置との間で移動することができる。そして、制御棒の位置は、機械的に精度良く位置合わせされている。ここでの校正は、制御棒位置検出器から中央制御盤指示計の入力までの間で起こる経年変化などにより制御棒の位置に対する出力電圧の関係が変化するので、この関係を校正することである。
保守員は、制御棒を制御棒制御装置を用いて0ステップの位置に合わせる。
次に、保守員は、保守ツール9の表示モニタ32の0ステップに係わる列を選んで、読込カラムをマウスでダブルクリックする。そうすると、保守ツール9は、デジタル値と出力電圧とを読込み、デジタル値を0ステップ基準値aとして記憶するとともに該当する列の行にデジタル値と出力電圧とを表示する。なお、この実施の形態1では、設定出力電圧は初期値0のままとしている。
次に、保守員は、制御棒を制御棒制御装置を用いて230ステップの位置に合わせる。
次に、保守員は、保守ツール9の表示モニタ32の230ステップに係わる列を選んで、読込カラムをマウスでダブルクリックする。そうすると、保守ツール9は、デジタル値と出力電圧とを読込み、デジタル値を230ステップ基準値a230として記憶するとともに該当する列の行にデジタル値と出力電圧とを表示する。なお、この実施の形態1では、設定出力電圧は初期値3.45をそのまま採用している。
次に、保守員が保守ツール9の表示モニタ32の書込カラムをマウスでダブルクリックすると、基準値送信部31は、0ステップ基準値a、230ステップ基準値a230、0ステップ設定出力電圧VS0、230ステップ設定出力電圧VS230をテーブル校正部26に送信する。
次に、テーブル校正部26は、0ステップ基準値aと230ステップ基準値a230とを用いて1ステップから299ステップの基準値aを式(1)に従って求め、補正テーブル24を校正する。
また、テーブル校正部26は、0ステップ設定出力電圧VS0と230ステップ設定出力電圧VS230とを用いて1ステップから299ステップの設定出力電圧VSiを式(2)に従って求め、位置/電圧テーブル25を校正する。
このような制御棒位置検出装置は、制御棒の位置と出力電圧との関係を校正するとき、ゼロ調整点として0ステップ基準値a、スパン調整点として230ステップ基準値a230を保守ツール9から設定し、それに基づいて制御棒の位置と出力電圧との関係を直線で近似して、制御棒位置検出器の出力を補正する補正テーブルを校正するので、従来のような可変抵抗器を機械的に調整することが不要になり、校正に要する時間が短縮することができる。
また、位置信号変換部8に保守ツール9からのケーブルを接続するだけで良いので、設置スペースも保守ツールのみのスペースがあれば校正作業を行うことができる。
また、保守ツール9が位置信号変換部8から読込カラムを選択するだけでデジタル値と出力電圧とを読み込めるので、校正に掛かる時間を短縮することができる。
なお、1ステップから229ステップの基準値を2つの基準値、すなわち0ステップ基準値aと230ステップ基準値a230とを用いて直線近似して求めた例について説明したが、曲線近似して求めてもよい。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。図7は、実施の形態2に係わる全コイル補正テーブルのデータ構造を示す図である。図8は、実施の形態2に係わる中間タップ補正テーブルのデータ構造を示す図である。図9は、実施の形態2に係わる保守ツールの表示モニタの画面である。
実施の形態2に係わる制御棒位置検出装置1Bは、検出巻線5Bに中間タップが設けられ、位置信号変換部8Bに全コイルの交流出力信号としての全コイル信号と中間タップの交流出力信号としての中間タップ信号との2つの信号が入力されていることが実施の形態1に係わる制御棒位置検出装置1と異なっている。また、2つの信号が入力されることに関連して、位置信号変換部8Bは、全コイル全波整流回路20と中間タップ全波整流回路20B、全コイルA/D変換器21と中間タップA/D変換器21Bが1対備えられていることが、実施の形態1に係わる位置信号変換部8と異なっている。また、保守ツール9Bは、3つの制御棒の基準の位置に係わる基準値と設定出力電圧をテーブル校正部26Bに設定することが、実施の形態1に係わる保守ツール9と異なっている。また、補正テーブルは2つ備えられている。
実施の形態2に係わる制御棒位置検出器7Bは、制御棒の位置が150ステップに該当する検出巻線5Bのところに中間タップが設けられ、中間タップから230ステップの間に磁性体棒2が挿入されているときに中間タップ信号として、中間タップ全波整流回路20Bに入力され、整流されて直流に変換され、その直流の電圧が中間タップA/D変換器21Bで中間タップデジタル値に変換されて、信号補正部22Bに入力される。同時に、制御棒の位置が0ステップから230ステップの間に磁性体棒3が挿入されているときに全コイル信号として、全コイル全波整流回路20に入力され、整流されて直流に変換され、その直流の電圧が全コイルA/D変換器21で全コイルデジタル値に変換されて、信号補正部22Bに入力される。
補正テーブル24Bは、図7に示す全コイル補正テーブルと図8に示す中間タップ補正テーブルから構成されている。全コイル補正テーブルは、図7に示すように、電圧VIFi(i=0〜150)と全コイルステップ番号0〜150とが対で一覧表として格納されている。このうち、電圧VIF150以上の欄が設けられ、全コイルステップ番号150が対応されている。
また、中間タップ補正テーブルは、図8に示すように、電圧VIMi(i=0〜80)と中間タップステップ番号0〜80とが対で一覧表として格納されている。このうち、電圧VIM0以下の欄が設けられ、中間タップステップ番号0が対応されている。
そして、信号補正部22Bは、全コイルA/D変換器21の出力である全コイルデジタル値に最も近い電圧VIFiを全コイル補正テーブルから検索し、その電圧VIFiに対応する全コイルステップ番号を求める。
さらに、信号補正部22Bは、中間タップA/D変換器21Bの出力である中間タップデジタル値に最も近い電圧VIMiを中間タップ補正テーブルから検索し、その電圧に対応する中間タップステップ番号を求める。
そして、信号補正部22Bは、全コイルステップ番号と中間タップステップ番号とを加算してステップ番号を求めてD/A変換器23に入力する。
テーブル校正部26Bは、保守ツール9Bから入力される基準値に基づき、補正テーブル24Bを校正する。基準値として、第1の基準値としての全0ステップ基準値aF0、第2の基準値としての全150ステップ基準値aF150、第3の基準値としての中間0ステップ基準値aM0、第4の基準値としての中間80ステップ基準値aM80が入力される。
全0ステップ基準値aF0は、制御棒が制御棒制御装置により第1の基準の位置としての0ステップに位置合わせされたときに全コイルA/D変換器21から出力される全コイルデジタル値である。
全150ステップ基準値aF150は、制御棒が制御棒制御装置により第2の基準の位置としての150ステップに位置合わせされたときに全コイルA/D変換器21から出力される全コイルデジタル値である。
中間0ステップ基準値aM0は、制御棒が制御棒制御装置により第2の基準の位置としての150ステップに位置合わせされたときに中間タップA/D変換器21Bから出力される中間タップデジタル値である。
中間80ステップ基準値aM80は、制御棒が制御棒制御装置により第3の基準の位置としての230ステップに位置合わせされたときに中間タップA/D変換器21Bから出力される中間タップデジタル値である。
そして、テーブル校正部26Bは、1ステップから149ステップの全コイル基準値b(i=1〜149)を式(3)により求める。
=(aF150−aF0)×i/150 (3)
そして、全コイル補正テーブルの該当する全コイルステップ番号の電圧の欄に求めた全コイル基準値bを代入する。
また、テーブル校正部26Bは、1ステップから79ステップの中間タップ基準値c(i=1〜79)を式(4)により求める。
=(aM80−aM0)×i/80 (4)
そして、中間タップ補正テーブルの該当する中間タップステップ番号の電圧の欄に求めた中間タップ基準値cを代入する。
次に、保守ツール9Bについて説明する。構成は実施の形態1に係わる保守ツール9と同様であるので、操作の異なる部分についてだけ説明し、同様な部分の説明は省略する。
電圧読込部30は、制御棒が制御棒制御装置により0ステップに位置合わされているとき、図9に示すように、読み込んだデータを表示する2列目のカラムをマウス34を用いて選択し、それから表示モニタ32の読込カラムにカーソルを合わせて右クリックすることにより、全コイルA/D変換器21、中間タップA/D変換器21BおよびD/A変換器23から出力される全コイルデジタル値、中間タップデジタル値および出力電圧を読み込み、全コイルデジタル値を全0ステップ基準値aF0として記憶するとともに、表示モニタ32の該当するカラムに表示する。
さらに、電圧読込部30は、制御棒が制御棒制御装置により150ステップに位置合わされているとき、図9に示すように、読み込んだデータを表示する3列目のカラムをマウス34を用いて選択し、それから表示モニタ32の読込カラムにカーソルを合わせて右クリックすることにより、全コイルA/D変換器21、中間タップA/D変換器21BおよびD/A変換器23から出力される全コイルデジタル値、中間タップデジタル値および出力電圧を読み込み、全コイルデジタル値を全150ステップ基準値aF150、中間タップデジタル値を中間0ステップ基準値aM0として記憶するとともに、表示モニタ32の該当するカラムに表示する。
さらに、電圧読込部30は、制御棒が制御棒制御装置により230ステップに位置合わされているとき、図9に示すように、読み込んだデータを表示する4列目のカラムをマウス34を用いて選択し、それから表示モニタ32の読込カラムにカーソルを合わせて右クリックすることにより、全コイルA/D変換器21、中間タップA/D変換器21BおよびD/A変換器23から出力される全コイルデジタル値、中間タップデジタル値および出力電圧を読み込み、中間タップデジタル値を中間80ステップ基準値aM80として記憶するとともに、表示モニタ32の該当するカラムに表示する。
保守ツール9Bの表示モニタ32には、制御棒位置設定カラムにそれぞれ0、150および230が表示されているとき、設定出力電圧の初期値として0、2.25および3.45が表示されている。
そして、設定出力電圧を初期値から変更するときは、カーソルを該当するカラムに合わせてキーボード35から所望の数字を入力する。
保守員が表示モニタ32の該当するカラムに所望の値が表示されていることを確認し、マウス34で表示モニタ32の書込カラムにカーソルを合わせて右クリックするとき、基準値送信部31は、全0ステップ基準値aF0、全150ステップ基準値aF150、中間0ステップ基準値aM0、中間80ステップ基準値aM80をテーブル校正部26に送信する。
表示モニタ32には、図9に示すように、データ表、読込カラム、書込カラムが表示されている。データ表には、全コイルデジタル値、中間タップデジタル値、出力電圧、設定出力電圧、制御棒位置設定が表示される。
このような制御棒位置検出装置は、より正確に補正ができるように中間タップが設けられていても、基準値の収集に2点から3点に増えるだけで済むので、簡便に補正テーブルの校正が行える。
また、保守ツール9Bが位置信号変換部8Bから読込カラムを選択するだけでデジタル値と出力電圧とを読み込めるので、校正に掛かる時間を短縮することができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。
実施の形態3に係わる制御棒位置検出装置1Cは、A/D変換器21の入力としての直流電圧とD/A変換器23の入力としてのステップ番号とがインターフェース27を経由して保守ツール9Cに送信されることが実施の形態1に係わる制御棒位置検出装置1と異なっており、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明を省略する。
そして、保守ツール9Cの表示モニタ32には、図11に示すように、A/D変換とD/A変換の状態が表示される。
このような制御棒位置検出装置1Cは、位置信号の変換に係わる一連のデータが保守ツール9Cに表示されるので、位置異常になったとき、保守員はそれを確認してどの部位の信号が異常になっているかを把握することができ、原因特定に要する時間を短縮することができる。
なお、実施の形態3において制御棒位置検出器7から1つの交流出力信号が出力されているが、実施の形態2に係わる制御棒位置検出器7Bのように2つの交流出力信号が出力されている場合でも同様に位置信号の変換に係わる一連のデータを読み込み、保守ツール9Cの表示モニタ32に表示することができる。この場合、全コイル直流電圧、中間タップ直流電圧およびステップ番号がインターフェース27を経由して保守ツール9Cに送信される。
実施の形態4.
図12は、実施の形態4に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。図13は、実施の形態4に係わるカード前面パネルの平面図である。
実施の形態4に係わる制御棒位置検出装置1Dは、実施の形態2に係わる制御棒位置検出装置1Bの保守ツール9Bの替わりにカード前面パネル10が備えられており、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
カード前面パネル10は、位置信号変換部8Dが実装されている図示しないカードの前面に外部から操作できるように設けられている。そして、カード前面パネル10には、図13に示すように、位置信号変換部8Dからの信号を表示する表示器41、表示器41に表示する信号を選択する表示選択スイッチ42、制御棒の位置に係わるステップ番号を設定するステップ番号調整スイッチ43、ステップ番号を増減するステップ番号カウンタ44、位置信号変換部8からの信号を一旦保管する信号レジスタ45、表示器41に表示されているデジタル値を信号レジスタ45に保管する保管スイッチ46、ステップ番号カウンタ44のステップ番号と信号レジスタ45に保管されているデジタル値とをテーブル校正部26Bに送信する設定スイッチ47が備えられている。
次に、カード前面パネル10を操作して補正テーブル24Bを校正する手順について説明する。
保守員は、制御棒が制御棒制御装置により0ステップに位置合わされているとき、表示選択スイッチ42を全コイル電圧に合わせて全コイルデジタル値を表示し、保管スイッチ46を入れて表示器41に表示される全コイルデジタル値を全0ステップ基準値aF0として信号レジスタ45に記憶する。次に、表示選択スイッチ42をステップ番号に合わせ、ステップ番号調整スイッチ43を用いてステップ番号を0に設定する。次に、設定スイッチ47を入れて、全0ステップ基準値aF0とステップ番号0とをテーブル校正部26Bに送る。
次に、制御棒が制御棒制御装置により150ステップに位置合わされているとき、表示選択スイッチ42を全コイル電圧に合わせて全コイルデジタル値を表示し、保管スイッチ46を入れて表示器41に表示される全コイルデジタル値を全150ステップ基準値aF150として信号レジスタ45に記憶する。次に、表示選択スイッチ42を中間タップ電圧に合わせて中間タップデジタル値を表示し、保管スイッチ46を入れて表示器41に表示される中間タップデジタル値を中間0ステップ基準値aM0として信号レジスタ45に記憶する。次に、表示選択スイッチ42をステップ番号に合わせ、ステップ番号調整スイッチ43を用いてステップ番号を150に設定する。次に、設定スイッチ47を入れて、全150ステップ基準値aF150、中間0ステップ基準値aM0およびステップ番号150をテーブル校正部26Bに送る。
次に、制御棒が制御棒制御装置により230ステップに位置合わされているとき、表示選択スイッチ42を中間タップ電圧に合わせて中間タップデジタル値を表示し、保管スイッチ46を入れて表示器41に表示される中間タップデジタル値を全80ステップ基準値aM80として信号レジスタ45に記憶する。次に、表示選択スイッチ42をステップ番号に合わせ、ステップ番号調整スイッチ43を用いてステップ番号を230に設定する。次に、設定スイッチ47を入れて、中間80ステップ基準値aM80とステップ番号230をテーブル校正部26Bに送る。
このようにして送られてきた基準値を用いてテーブル校正部26Bは、実施の形態2と同様に補正テーブル24Bを校正する。
このような制御棒位置検出装置1Dは、現場に校正操作を行うことのできるカード前面パネル10が備えられているので、保守ツールを携行しなくてもよい。
また、カード前面パネル10に位置信号変換部8Bの状態を示す電圧などが表示されているので、別に計測器を携行しなくてもよくなる。
なお、実施の形態4においては2つの交流出力信号が処理されているが、実施の形態1のように1つの交流出力信号を処理する場合でも同様にカード前面パネル10から校正操作を行うことができるので、保守ツールを携行しなくてもよい。
実施の形態5.
図14は、この発明の実施の形態5に係わるカード前面パネルの正面図である。
実施の形態5に係わる制御棒位置検出装置は、実施の形態4に係わる制御棒位置検出装置1Dのカード前面パネル10が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
実施の形態5に係わるカード前面パネル10Bは、図14に示すように、表示選択スイッチ42Bに信号補正部22Bから出力されているステップ番号が入力されており、表示選択スイッチ42Bで制御棒位置を選択すると表示器41にステップ番号が表示される。
このような制御棒位置検出装置は、通常、制御棒制御装置に隣接しており、また、カード前面パネルで制御棒の位置を確認することができるので、制御棒制御装置から離れている中央制御盤指示計の確認のために出向かずにすむ。
実施の形態6.
図15は、この発明の実施の形態6に係わる位置信号変換部のブロック図である。
実施の形態6に係わる制御棒位置検出装置は、実施の形態2に係わる制御棒位置検出装置1Bと位置信号変換部8Dと異なっており、その他は同様であるので同様な部分の説明は省略する。
そして、実施の形態6に係わる位置信号変換部8Eは、実施の形態2に係わる位置信号変換部8Bに信号補正部22Bの後段にD/A変換器23の出力電圧をフィードバックすることを追加したことが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
位置信号変換部8Eは、図15に示すように、D/A変換器23の出力電圧をA/D変換するA/D変換器51、信号補正部22Bの出力からA/D変換器51の出力を減算してその差分を出力する減算器52、その差分を比例積分制御するPI制御部53、信号補正部22Bの出力とPI制御部53の出力を加算する加算器54が備えられている。
D/A変換器23は、その出力にデジタル信号をアナログ信号に変換するときの変換誤差や温度ドリフトが含まれているが、この出力をフィードバックして信号補正部22Bの出力との差分が小さくなるように制御されるので、中央制御盤指示計12に精度よく制御棒の位置が表示される。
実施の形態7.
図16は、この発明の実施の形態7に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。
実施の形態7に係わる制御棒位置検出装置1Eは、実施の形態4に係わる制御棒位置検出装置1Dに炉底位置検出部61と出力回路62とを追加したことが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
炉底位置検出部61は、予め定められた炉底位置を意味するステップ番号より信号補正部22Bから出力されているステップ番号が小さいとき、炉底警報を発信し、出力回路62を経由して、中央制御盤表示灯63が点灯される。
また、炉底位置を意味するステップ番号は、図17に示すように、カード前面パネル10Bから炉底位置検出部61に入力することができる。表示選択スイッチ42をステップ番号に合わせ、ステップ番号調整スイッチ43により所望のステップ番号を設定し、設定スイッチ47Bを炉底側に倒すと、ステップ番号カウンタ44の数字が炉底位置検出部61に送信される。
このような制御棒位置検出装置1Eは、制御棒炉底位置検出機能を合わせて有しているので、従来、2種のカードが必要であったが、1種のカードで実現することができ、物量の低減ができる。
実施の形態8.
図18は、この発明の実施の形態8に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。
実施の形態8に係わる制御棒位置検出装置1Fは、実施の形態4に係わる制御棒位置検出装置1Dと位置信号変換部8Gが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
そして、実施の形態8に係わる位置信号変換部8Gは、実施の形態4に係わる位置信号変換部8Dに通信ポート66を追加したことが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
通信ポート66は、全コイルA/D変換器21、中間タップA/D変換器21Bからのデジタル値、D/A変換器23からの出力電圧、テーブル校正部26Bに必要な基準値を通信回線68を介してデジタル制御装置67との間で情報の交換を行う。
このような制御棒位置検出装置1Fは、通信機能が備えられ、故障情報をデジタル制御装置67に伝送可能なので、故障箇所の特定が遠隔地から行うことができる。
また、関連装置がデジタルの機器に更新されたとき、新たなインターフェース装置を増設する必要がないので、改造規模が小さくすることができる。
この発明の実施の形態1に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。 実施の形態1に係わる補正テーブルのデータ構造を示す図である。 実施の形態1に係わる位置/電圧テーブルのデータ構造を示す図である。 実施の形態1に係わる保守ツールの機能ブロック図である。 実施の形態1に係わる保守ツールの表示モニタの画面である。 この発明の実施の形態2に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。 実施の形態2に係わる全コイル補正テーブルのデータ構造を示す図である。 実施の形態2に係わる中間タップ補正テーブルのデータ構造を示す図である。 実施の形態2に係わる保守ツールの表示モニタの画面である。 この発明の実施の形態3に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。 実施の形態3に係わる保守ツールの表示モニタの画面である。 この発明の実施の形態4に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。 実施の形態4に係わるカード前面パネルの平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるカード前面パネルの正面図である。 この発明の実施の形態6に係わる位置信号変換部のブロック図である。 この発明の実施の形態7に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。 実施の形態7に係わるカード前面パネルの平面図である。 この発明の実施の形態8に係わる制御棒位置検出装置のブロック図である。
符号の説明
1、1B〜1F 制御棒位置検出装置、2 磁性体棒、3 移動路、4 入力巻線、5、5B 検出巻線、6 交流電源、7、7B 制御棒位置検出器、8、8B〜8G 位置信号変換部、9、9B、9C 保守ツール、10、10B カード前面パネル、12 中央制御盤指示計、13 プラント計算機、20、20B 全波整流回路、21、21B、51 A/D変換器、22、22B 信号補正部、23 D/A変換器、24、24B 補正テーブル、25 位置/電圧テーブル、26、26B テーブル校正部、27 インターフェース、30 電圧読込部、31 基準値送信部、32 表示モニタ、33 表示制御部、34 マウス、35 キーボード、41 表示器、42、42B 表示選択スイッチ、43 ステップ番号調整スイッチ、44 ステップ番号カウンタ、45 信号レジスタ、46 保管スイッチ、47、47B 設定スイッチ、52 減算器、53 PI制御部、54 加算器、61 炉底位置検出部、62 出力回路、63 中央制御盤表示灯、66 通信ポート、67 デジタル制御装置、68 通信回線。

Claims (9)

  1. 制御棒位置検出器の検出巻線の両端の端子間から出力されている交流出力信号を中央制御盤の指示計に表示される制御棒の位置を示すアナログ信号に変換する位置信号変換部が備えられている制御棒位置検出装置において、
    上記制御棒が2つの基準の位置に位置合わせされているときのデジタル値を基準値として上記位置信号変換部に送信する保守ツールが備えられ、
    上記位置信号変換部は、
    制御棒の位置を示すステップ番号に対応する上記デジタル値が記憶されている補正テーブルと、
    上記基準値に基づいて上記補正テーブルの上記ステップ番号に対応する上記デジタル値を校正するテーブル校正部と、
    上記交流出力信号を直流信号に変換する全波整流回路と、
    上記直流信号の電圧を上記デジタル値に変換するA/D変換器と、
    上記補正テーブルを上記デジタル値により検索することにより対応する上記ステップ番号を求める信号補正部と、
    上記求められたステップ番号を上記制御棒の位置を示すアナログ信号に変換するD/A変換器と、
    を有することを特徴とする制御棒位置検出装置。
  2. 制御棒位置検出器の検出巻線の両端の端子間から出力される全コイルの交流出力信号および上記検出巻線の中間に設けられた中間タップと上記一方端の端子との間から出力される中間タップの交流出力信号を処理して中央制御盤の指示計に表示される制御棒の位置を示すアナログ信号に変換する位置信号変換部が備えられている制御棒位置検出装置において、
    上記制御棒が第1と第2の基準の位置に位置合わせされているときの全コイルデジタル値を第1と第2の基準値とし、上記制御棒が第2と第3の基準の位置に位置合わせされているときの中間タップデジタル値を第3と第4の基準値として上記位置信号変換部に送信する保守ツールが備えられ、
    上記位置信号変換部は、
    上記全コイルの交流出力信号を全コイル直流信号に変換する全コイル全波整流回路と、
    上記中間タップの交流出力信号を中間タップ直流信号に変換する中間タップ全波整流回路と、
    上記全コイル直流信号の電圧を上記全コイルデジタル値に変換する全コイルA/D変換器と、
    上記中間タップ直流信号の電圧を上記中間タップデジタル値に変換する中間タップA/D変換器と、
    制御棒の位置に係わる全コイルステップ番号に対応する上記全コイルデジタル値が記憶されている全コイル補正テーブルと、
    制御棒の位置に係わる中間タップステップ番号に対応する上記中間タップデジタル値が記憶されている中間タップ補正テーブルと、
    上記第1と第2の基準値に基づいて上記全コイル補正テーブルの上記全コイルステップ番号に対応する上記全コイルデジタル値と上記第3と第4の基準値に基づいて上記中間タップ補正テーブルの上記中間タップステップ番号に対応する上記中間タップデジタル値とを校正するテーブル校正部と、
    上記全コイル補正テーブルを上記全コイルデジタル値により検索することにより求められる上記全コイルステップ番号と上記中間タップ補正テーブルを上記中間タップデジタル値により検索することにより求められる上記中間タップステップ番号とを加算してステップ番号を求める信号補正部と、
    上記ステップ番号を上記制御棒の位置を示すアナログ信号に変換するD/A変換器と、
    を有することを特徴とする制御棒位置検出装置。
  3. 上記保守ツールは、上記デジタル値または上記アナログ信号の少なくとも一方を読み込んで表示することを特徴とする請求項1に記載する制御棒位置検出装置。
  4. 上記保守ツールは、上記全コイルデジタル値、上記中間タップデジタル値または上記アナログ値の少なくともいずれか1つを読み込んで表示することを特徴とする請求項2に記載する制御棒位置検出装置。
  5. 上記位置信号変換部は、上記直流信号の電圧、上記デジタル値、上記ステップ番号または上記アナログ信号の少なくともいずれか1つが表示される表示器が備えられていることを特徴とする請求項1に記載する制御棒位置検出装置。
  6. 上記位置信号変換部は、上記全コイル直流信号の電圧、上記中間タップ直流信号の電圧、上記全コイルデジタル値、上記中間タップデジタル値、上記全コイルステップ番号、上記中間タップステップ番号または上記アナログ信号の少なくともいずれか1つが表示される表示器が備えられていることを特徴とする請求項2に記載する制御棒位置検出装置。
  7. 上記アナログ信号をフィードバック処理することを特徴とする請求項1または2に記載する制御棒位置検出装置。
  8. 上記位置信号変換部は、上記信号補正部のステップ番号が予め定められた閾値より小さいとき、上記制御棒が全挿入されていると判断する炉底位置検出部を有することを特徴とする請求項1または2に記載する制御棒位置検出装置。
  9. 上記位置信号変換部は、デジタル制御装置との間でデジタル通信を行う通信ポートが備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載する制御棒位置検出装置。
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