JP2006205483A - 浸透印 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、インキを含浸させた多孔質印字体を、木、金属、ガラス、陶器、プラスチックなどからなる印字体ホルダーの下端面に、接着剤を介して貼付した浸透印において、長期間使用しても剥がれなどを起こさない浸透印を提供する。
【解決手段】 表面に印面を形成した多孔質印字体3を接着剤2を介して印字体ホルダー1の下端面に貼付してなる浸透印において、前記多孔質印字体の裏面の一部に多孔質を閉塞した非多孔質部を形成した浸透印。
【選択図】図1
【解決手段】 表面に印面を形成した多孔質印字体3を接着剤2を介して印字体ホルダー1の下端面に貼付してなる浸透印において、前記多孔質印字体の裏面の一部に多孔質を閉塞した非多孔質部を形成した浸透印。
【選択図】図1
Description
本発明は、連続気泡を有する多孔質印字体を接着テープや接着剤で印字体ホルダーに固定させてなる浸透印に関するものである。
インキを含浸させた多孔質印字体を用いた浸透印は、既に公知となっており、また、前記多孔質印字体を印字体ホルダーに固定させるには、実開昭47−036509号や実開昭48−097006号のように接着テープや接着剤で印字体ホルダーに固定する方法が知られている。
しかし、多孔質印字体中のインキが多孔質印字体と接着剤の界面に悪影響を与え、接着力を弱めてしまう欠点があった。特に、不揮発性溶剤をベースとする油性インキを用いた場合は、一般に不揮発性溶剤の反応性が高く接着剤を侵してしまうので、多孔質印字体が印字体ホルダーから剥れてしまう欠点があった。
そこで、多孔質印字体を枠などで嵌合固定する方法が主に用いられているが、部品点数が増加し、コストアップとなっていた。
しかし、多孔質印字体中のインキが多孔質印字体と接着剤の界面に悪影響を与え、接着力を弱めてしまう欠点があった。特に、不揮発性溶剤をベースとする油性インキを用いた場合は、一般に不揮発性溶剤の反応性が高く接着剤を侵してしまうので、多孔質印字体が印字体ホルダーから剥れてしまう欠点があった。
そこで、多孔質印字体を枠などで嵌合固定する方法が主に用いられているが、部品点数が増加し、コストアップとなっていた。
本発明は、インキを含浸させた多孔質印字体を、木、金属、ガラス、陶器、プラスチックなどからなる印字体ホルダーの下端面に、接着剤を介して貼付した浸透印において、長期間使用しても剥がれなどを起こさない浸透印を提供する。
表面に印面を形成した多孔質印字体を接着剤を介して印字体ホルダーの下端面に貼付してなる浸透印において、前記多孔質印字体の裏面の一部に多孔質を閉塞した非多孔質部を形成したことを特徴とする浸透印。
多孔質印字体の裏面の一部に多孔質を閉塞した非多孔質部を形成したので、多孔質印字体の裏面にインキが付着しない非多孔質部と直接接触する接着剤の部分ができ、この部分はインキが介在しないので、接着力が弱まったり、接着剤が侵されたりすることがなく、経時的に多孔質印字体が印字体ホルダーから分離してしまうことはない。
本発明は、印字体ホルダーと、インキを含浸させた多孔質印字体と、両面接着テープや液状接着剤を使用する。
本発明における印字体ホルダーは、木製、金属製、ガラス製、陶器製、プラスチック製など既に印字体のホルダーとして公知となっている全ての材質のものを使用することができる。
本発明における印字体ホルダーは、木製、金属製、ガラス製、陶器製、プラスチック製など既に印字体のホルダーとして公知となっている全ての材質のものを使用することができる。
また、本発明のインキとしては、着色剤に染料や顔料を使用した水性インキ又は油性インキが対象となる。特に、接着剤に対して反応性の高い不揮発性溶剤をベースとする油性インキを用いても優れた効果を得られるので、以下当該油性インキについて説明する。
不揮発性溶剤をベースとする油性インキとしては、グリコールエーテルやヒマシ油脂肪酸アルキルエステル、又はそれらを混合してなる不揮発性溶剤に、着色剤、樹脂、添加剤などを配合した浸透印用の油性インキが用いられる。
グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、2−メトキシプロパノール、3−メトキシブタノール、3−メトキシ−3−メチルブタノール、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールターシャリーブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)モノメチルエーテル、ポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)モノエチルエーテルなどをあげることができる。
ヒマシ油脂肪酸アルキルエステルとしては、アルコールによりヒマシ油を変性したヒマシ油脂肪酸アルキルエステルなどを用いることができ、通常市販されているものを使用することができる。具体的には、リシノール酸メチル・リシノール酸ブチル等のリシノール酸アルキル、オレイン酸メチル・オレイン酸ブチル等のオレイン酸アルキル等などが混在したものが用いられる。
上記溶剤は、粘度、他の物質の溶解力、使用用途、対象押印物の性質、インキ吸蔵体や容器等の侵食等を勘案して任意に混同して使用することができるが、溶剤総量はインキ全量に対して30〜99重量%が使用され、インキ全量に対して40〜95重量%のヒマシ油脂肪酸アルキルエステルを用いるのが好ましい。
不揮発性溶剤をベースとする油性インキとしては、グリコールエーテルやヒマシ油脂肪酸アルキルエステル、又はそれらを混合してなる不揮発性溶剤に、着色剤、樹脂、添加剤などを配合した浸透印用の油性インキが用いられる。
グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、2−メトキシプロパノール、3−メトキシブタノール、3−メトキシ−3−メチルブタノール、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールターシャリーブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)モノメチルエーテル、ポリ(オキシエチレンオキシプロピレン)モノエチルエーテルなどをあげることができる。
ヒマシ油脂肪酸アルキルエステルとしては、アルコールによりヒマシ油を変性したヒマシ油脂肪酸アルキルエステルなどを用いることができ、通常市販されているものを使用することができる。具体的には、リシノール酸メチル・リシノール酸ブチル等のリシノール酸アルキル、オレイン酸メチル・オレイン酸ブチル等のオレイン酸アルキル等などが混在したものが用いられる。
上記溶剤は、粘度、他の物質の溶解力、使用用途、対象押印物の性質、インキ吸蔵体や容器等の侵食等を勘案して任意に混同して使用することができるが、溶剤総量はインキ全量に対して30〜99重量%が使用され、インキ全量に対して40〜95重量%のヒマシ油脂肪酸アルキルエステルを用いるのが好ましい。
着色剤としては、特に制限されることなく従来公知の有機顔料及び無機顔料、従来公知の油溶性染料を特に制限されることなく使用することができる。
顔料としては、例えば、縮合アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アンスラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ・チオインジゴ系、ベリノン・ベリレン系、イソインドレノン系、アゾメチレンアゾ系、ジケトピロロピロール系などの有機顔料や、カーボンブラック、マイカ、チタン白、パール顔料、酸化鉄・アルミニウム粉・真鍮等金属顔料などの無機顔料を用いることができる。これらの顔料は通常、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ビニル/酢酸ビニルコポリマー、ロジンエステルなどの公知の樹脂などに練り込んで加工顔料としておくと、溶剤と混合する際に容易に分散するので便利である。また、既に分散剤中に顔料を練り込んである市販の加工顔料として、MICROLITH Black C−A、MICROLITH Scarlet R−A、MICROLITH Yellow 2R−A、MICROLITH Red 4C−K、MICROLITH Blue 4G−T(以上、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)などを用いてもよい。これらの顔料は色合いを勘案しながら単独又は混合して使用でき、インキ全量に対し1〜30重量%の顔料分が使用できる。
染料としては、モノアゾ系、ジスアゾ系、金属錯塩型モノアゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系、トリアリルメタン系などを例示することができる。これらの油溶性染料は色合いを勘案しながら単独又は混合して使用でき、インキ全量に対し1〜30重量%を使用することができる。
顔料としては、例えば、縮合アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アンスラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ・チオインジゴ系、ベリノン・ベリレン系、イソインドレノン系、アゾメチレンアゾ系、ジケトピロロピロール系などの有機顔料や、カーボンブラック、マイカ、チタン白、パール顔料、酸化鉄・アルミニウム粉・真鍮等金属顔料などの無機顔料を用いることができる。これらの顔料は通常、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ビニル/酢酸ビニルコポリマー、ロジンエステルなどの公知の樹脂などに練り込んで加工顔料としておくと、溶剤と混合する際に容易に分散するので便利である。また、既に分散剤中に顔料を練り込んである市販の加工顔料として、MICROLITH Black C−A、MICROLITH Scarlet R−A、MICROLITH Yellow 2R−A、MICROLITH Red 4C−K、MICROLITH Blue 4G−T(以上、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)などを用いてもよい。これらの顔料は色合いを勘案しながら単独又は混合して使用でき、インキ全量に対し1〜30重量%の顔料分が使用できる。
染料としては、モノアゾ系、ジスアゾ系、金属錯塩型モノアゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系、トリアリルメタン系などを例示することができる。これらの油溶性染料は色合いを勘案しながら単独又は混合して使用でき、インキ全量に対し1〜30重量%を使用することができる。
樹脂としては、前記溶剤に溶解する樹脂を選択し、インキ全量に対して1〜30重量%の範囲にて使用できる。具体的にはアルキッド樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、ロジン樹脂、ロジンマレイン酸樹脂、エチルセルロース樹脂、ニトロセルロース樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体等である。
他の添加剤としては、例えば、追加的な酸化防止剤としてジブチルヒドロキシトルエン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ブチルヒドロキシアニソールなど、顔料沈降防止剤・にじみ防止剤として沈降性硫酸バリウム、クレー、シリカ、ケイ酸アルミニウムなどの体質顔料、顔料分散剤としてソルビタントリオレエート、ソルビタンモノステアレートなどを添加してもよい。
不揮発性溶剤をベースとする油性インキを得るには、上記物質を適量選択して、撹拌機にて常温以上100℃以下で約2時間混合分散して製造する。粘度は、自由に設定することができるが、特に、100〜1000mPa・s(25℃)に調整することが好ましい。この範囲以上では印影が乾燥するまでに時間がかかりすぎ、これ以下ではにじみを防止することが困難だからである。本発明の最も好ましい粘度の範囲は、200〜2000mPa・s(25℃)である。
本発明浸透印に用いられる多孔質印字体は、材質としてゴム又は樹脂を用い、この多孔質印字体の表面に印面を形成したものを使用することができる。ゴムとしては、分子量約1万〜10万程度の天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム等が使用でき、特にアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(ニトリル含量31〜42%)は、耐油性、耐老化性、弾性および靭性に優れているので印字体の材料として最適である。樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂やポリエチレン−エチレン―プロピレンゴムからなるオレフィン系熱可塑性エラストマーをはじめとする各種熱可塑性エラストマー等が使用できる。多孔質印字体は、これらのゴム又は樹脂を塩化ナトリウム等可溶性微粉末、加硫剤、充填剤、添加剤などを配合混練し必要であれば加硫などして成形した後、可溶性微粉末を除去したものに、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ等の各種公知のレーザ加工機を使用して印面を彫刻することによって作成される。
一方、前記多孔質印字体の裏面は、特に加工しない限り気孔が露出した多孔質状となっているが、本発明では当該多孔質印字体の裏面の一部に、多孔質を閉塞した非多孔質部の箇所を設けることを特徴としている。
非多孔質部は、多孔質印字体の裏面の外周に形成したり、ドット状に複数箇所形成したり、格子状に形成するなどができる。非多孔質部の形成方法としては、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ等の各種公知のレーザ加工機を用いて多孔質印字体の裏面の一部を閉塞する方法や、熱硬化性の樹脂などを多孔質印字体の裏面の一部に塗布する方法が用いられる。
多孔質印字体にインキを含浸させた際、当該非多孔質部ではインキが通過しないので、接着剤がインキに触れることがなく、接着剤の接着力が弱まったり、侵されたりすることがない。よって、経時的に多孔質印字体が印字体ホルダーから分離してしまうことを防止する。
また、閉塞した非多孔質部は、多孔質印字体の裏面の一部に留まるので、多孔質印字体の裏面からのインキ補充を妨げることはない。
非多孔質部は、多孔質印字体の裏面の外周に形成したり、ドット状に複数箇所形成したり、格子状に形成するなどができる。非多孔質部の形成方法としては、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ等の各種公知のレーザ加工機を用いて多孔質印字体の裏面の一部を閉塞する方法や、熱硬化性の樹脂などを多孔質印字体の裏面の一部に塗布する方法が用いられる。
多孔質印字体にインキを含浸させた際、当該非多孔質部ではインキが通過しないので、接着剤がインキに触れることがなく、接着剤の接着力が弱まったり、侵されたりすることがない。よって、経時的に多孔質印字体が印字体ホルダーから分離してしまうことを防止する。
また、閉塞した非多孔質部は、多孔質印字体の裏面の一部に留まるので、多孔質印字体の裏面からのインキ補充を妨げることはない。
本発明の浸透印を作成するには、印字体ホルダーの下端に、両面接着テープを貼り付け、又は、液状接着剤を塗布し、その上に予めインキを含浸させた多孔質印字体を貼り付けて完成する。
接着剤の材質としては、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、天然ゴム、ニトリルゴムなどのゴム系接着剤や、エポキシ系接着剤や、アクリル系接着剤や、シアノアクリレート系接着剤や、エマルジョン系接着剤等公知のものが使用できるが、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムなどのブチルゴム系の接着剤が最も好ましく用いられる。
接着剤の材質としては、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、天然ゴム、ニトリルゴムなどのゴム系接着剤や、エポキシ系接着剤や、アクリル系接着剤や、シアノアクリレート系接着剤や、エマルジョン系接着剤等公知のものが使用できるが、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムなどのブチルゴム系の接着剤が最も好ましく用いられる。
実施例を図1に示す。
まず、プラスチック製の印字体ホルダー1の下端に、アクリル系接着剤を用いた両面接着テープ2を貼付する。当該両面接着テープ2の上面は被覆紙でカバーしてあり、不要な物体が貼り付くのを防止している。次に、被覆紙を剥離して両面接着テープ2の接着剤層を露出したのち、その接着剤層の上面にヒマシ油をベースとする顔料油性インキを含浸させたポリエチレン製多孔質印字体3を貼り付けて本発明の浸透印を得た。当該多孔質印字体3の裏面の外周には、図2のように閉塞した非多孔質部4が形成してある。この浸透印は、1年以上経過しても接着剤を劣化させることなく、ポリエチレン製多孔質印字体が印字体ホルダーから分離してしまうことはなかった。
一方、多孔質印字体の裏面を全く閉塞しないで、気孔が露出したままの多孔質印字体を用い、実施例1と同様に浸透印を作成したところ、1ヶ月程でポリエチレン製多孔質印字体が印字体ホルダーから剥離し始めた。
まず、プラスチック製の印字体ホルダー1の下端に、アクリル系接着剤を用いた両面接着テープ2を貼付する。当該両面接着テープ2の上面は被覆紙でカバーしてあり、不要な物体が貼り付くのを防止している。次に、被覆紙を剥離して両面接着テープ2の接着剤層を露出したのち、その接着剤層の上面にヒマシ油をベースとする顔料油性インキを含浸させたポリエチレン製多孔質印字体3を貼り付けて本発明の浸透印を得た。当該多孔質印字体3の裏面の外周には、図2のように閉塞した非多孔質部4が形成してある。この浸透印は、1年以上経過しても接着剤を劣化させることなく、ポリエチレン製多孔質印字体が印字体ホルダーから分離してしまうことはなかった。
一方、多孔質印字体の裏面を全く閉塞しないで、気孔が露出したままの多孔質印字体を用い、実施例1と同様に浸透印を作成したところ、1ヶ月程でポリエチレン製多孔質印字体が印字体ホルダーから剥離し始めた。
1 印字体ホルダー
2 両面接着テープ
3 多孔質印字体
4 非多孔質部
5 多孔質部
2 両面接着テープ
3 多孔質印字体
4 非多孔質部
5 多孔質部
Claims (1)
- 表面に印面を形成した多孔質印字体を接着剤を介して印字体ホルダーの下端面に貼付してなる浸透印において、前記多孔質印字体の裏面の一部に多孔質を閉塞した非多孔質部を形成したことを特徴とする浸透印。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005019149A JP2006205483A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 浸透印 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005019149A JP2006205483A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 浸透印 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006205483A true JP2006205483A (ja) | 2006-08-10 |
Family
ID=36962831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005019149A Pending JP2006205483A (ja) | 2005-01-27 | 2005-01-27 | 浸透印 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006205483A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019018507A (ja) * | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 共同印刷株式会社 | 証券 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325974Y2 (ja) * | 1982-12-15 | 1991-06-05 | ||
JPH11314338A (ja) * | 1998-05-06 | 1999-11-16 | Shachihata Inc | 印字体及び該印字体を作成する方法 |
-
2005
- 2005-01-27 JP JP2005019149A patent/JP2006205483A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325974Y2 (ja) * | 1982-12-15 | 1991-06-05 | ||
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JP2019018507A (ja) * | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 共同印刷株式会社 | 証券 |
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