JP2006203741A - 画像処理装置、データの管理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
画像処理装置、データの管理方法、およびコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】画像処理装置の記憶媒体に保存されているデータのセキュリティを向上させる。
【解決手段】
画像処理をジョブ単位で実行する画像形成装置1に、ジョブを実行するために必要なファイルFLをボックス5に保存することによって管理するボックス管理部103と、実行待ちのジョブを、キュー6に登録することによって管理する、ジョブ管理部104と、実行待ちのジョブの一覧をユーザに対して表示するための処理を行う画像出力処理部101と、ユーザから実行の中止を所望するジョブの指定を受け付ける指令受付部102と、を設け、指定が受け付けられたときに、ジョブ管理部104は、その指定に係るジョブをキュー6から削除し、ボックス管理部103は、その指定に係るジョブを実行するために必要なファイルFLをボックス5から削除する。
【選択図】図4
【解決手段】
画像処理をジョブ単位で実行する画像形成装置1に、ジョブを実行するために必要なファイルFLをボックス5に保存することによって管理するボックス管理部103と、実行待ちのジョブを、キュー6に登録することによって管理する、ジョブ管理部104と、実行待ちのジョブの一覧をユーザに対して表示するための処理を行う画像出力処理部101と、ユーザから実行の中止を所望するジョブの指定を受け付ける指令受付部102と、を設け、指定が受け付けられたときに、ジョブ管理部104は、その指定に係るジョブをキュー6から削除し、ボックス管理部103は、その指定に係るジョブを実行するために必要なファイルFLをボックス5から削除する。
【選択図】図4
Description
本発明は、MFPのような画像処理装置およびそれに用いられる記憶媒体に保存されるデータの管理方法などに関する。
近年、コピー、スキャナ、FAX、およびネットワークプリンタなどの様々な機能が備わった、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像処理装置が、役所または企業などのオフィスに広く普及している。また、多機能化に伴って、ユーザに使用される機会が増加している。
このような画像処理装置は、通常、ユーザから指令された処理を、「ジョブ」という単位で管理し実行する。つまり、画像処理装置は、例えばユーザが原稿のコピーのための一連の操作を1回行うごとにジョブを1つ生成し、キュー(待ち行列)に登録する。そして、各部の稼動状況などに応じてジョブに係る処理を順次実行する。
画像処理装置は、ユーザに使用される機会が増加するのに伴って、取り扱うジョブの数も増加している。そうすると、ジョブの管理が煩雑になり、ユーザにとって画像処理装置の操作性が悪くなってしまうおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1〜4に記載されるような方法が提案されている。特許文献1に記載される方法によると、画像処理装置は、実行中および実行待ちをしているジョブをディスプレイに表示し、ユーザが選択したジョブを削除しまたはその処理条件を変更する。
特許文献2に記載される方法によると、ジョブを無効にするタイミングを設定しておく。そして、画像形成装置は、その設定内容に応じて、ジョブを、終了後および電源OFFにより無効にし、使用者の削除操作により無効にし、または画像データの登録後から一定時間経過後に無効にする。
特許文献3に記載される方法によると、印刷制御装置は、パスワード付きの印刷データをホストコンピュータから受信すると、印刷データを画像データに変換してRAMに記憶し、次いで、時間計測を開始する。そして、所定時間が経過するまでにパスワードが入力されない場合または入力されたパスワードが正しくない場合は、送信ユーザに印刷ジョブの削除を通知し、その印刷ジョブを管理対象から削除する。
特許文献4に記載される方法によると、画像形成装置は、ネットワークを介してネットワーク装置から印刷ジョブを受信し、その印刷ジョブの印刷を行う。印刷後、そのネットワーク装置が現在接続されているネットワーク環境に応じて、印刷された印刷ジョブを削除しまたは保持する。
特開平7−303164号公報
特開2000−138808号公報
特開2001−282477号公報
特開2002−10012号公報
ところで、最近は、ハードディスクなどの大容量記憶装置およびドキュメントサーバ機能を備えた画像処理装置が普及し始めている。ドキュメントサーバ機能によると、各ユーザは、ハードディスクに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域が与えられ、自分の記憶領域にデータを保存させることができる。また、保存されているデータを用いてジョブを画像処理装置に実行させることができる。
例えば、ユーザは、印刷する予定のある文書のデータを予め自分のボックスに保存させておき、後から必要に応じて、これらのデータを指定して印刷ジョブを画像処理装置に実行させることができる。
実行待ちのジョブが不要になった場合は、そのジョブを削除し、ジョブの実行を中止することができる。ジョブの実行を中止する場合は、もしもそのジョブのために使用されるデータが不要になったのであれば、ハードディスクから削除しておくべきである。なぜなら、ハードディスクに残しておくと、他人にデータを盗まれるおそれがあり、セキュリティ管理上好ましくないからである。
しかし、従来の方法では、ユーザにとって、不要になったデータを削除する操作が面倒である。すなわち、従来の方法では、ジョブの実行を中止した後、例えば、(1)メニュー画面に戻る、(2)ボックス管理用の画面を表示させる、(3)そのジョブに使用されるデータが保存されているボックスを探し出してオープンする、(4)そのデータを探し出して選択する、(5)削除指令を与える、というように、多数のステップの操作を行わなければならない。
したがって、不要になったデータを後で纏めて削除しようと考えるユーザも少なくない。しかし、このように考えるユーザは、結局、不要なデータを削除し忘れてハードディスクに残したままにしておくことが多い。このように、従来の画像処理装置には、ハードディスクなどの記憶媒体に保存されているデータについてセキュリティ上の問題点がある。
本発明は、このような問題点に鑑み、画像処理装置に用いられるハードディスクなどの記憶媒体に保存されているデータのセキュリティを従来よりも向上させることを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像処理をジョブ単位で実行する画像処理装置であって、ジョブを実行するために必要な画像データを、記憶媒体に保存することによって管理する、画像データ管理手段と、実行待ちのジョブを、キューに登録することによって管理する、ジョブ管理手段と、実行待ちのジョブの一覧をユーザに対して表示するための処理を行うジョブ一覧表示処理手段と、ユーザから実行の中止を所望するジョブの指定を受け付ける中止指定受付手段と、を有し、前記指定が受け付けられたときに、前記ジョブ管理手段は、当該指定に係るジョブを前記キューから削除し、前記画像データ管理手段は、当該指定に係るジョブを実行するために必要な画像データを前記記憶媒体から削除する、ことを特徴とする。
削除対象となったデータを前記記憶媒体から削除する前に当該データをユーザに対して表示し、ユーザが選択したもののみを削除するようにしてもよい。
バインドまたはオーバレイのように複数の画像を重ね合わせて印刷を行うジョブを削除する場合は、これらの画像に係るデータをすべて纏めて削除するようにしてもよい。
本発明によると、画像処理装置に用いられるハードディスクなどの記憶媒体に保存されているデータのセキュリティを従来よりも向上させることができる。
図1は本発明に係る画像形成装置1を含むネットワークシステムNSの全体的な構成を示す図、図2は画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図、図3はキュー6およびそれに格納されたジョブの情報の例を示す図、図4は画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステムNSは、本発明に係る画像形成装置1、複数台の端末装置2、印刷装置3、および通信回線4などによって構成される。これらの装置は、通信回線4を介して互いに接続可能である。通信回線4として、LAN、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
画像形成装置1は、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、ファックス、およびドキュメントサーバなどの機能を集約した装置である。複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれることもある。
ドキュメントサーバの機能は、ドキュメント(文書)などのデータを保存するための、パーソナルコンピュータなどにおけるフォルダに相当する論理的な記憶領域を、ユーザごとに与える機能である。係る記憶領域は、「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれることから、「ボックス機能」と呼ばれることもある。係る機能によって、各ユーザは、自分のボックスに、スキャンやFAX受信などの処理によって得られた画像ファイルや文書ファイルなどのデータを保存しておくことができる。以下、このような各ユーザの記憶領域を「ボックス5」と記載し、画像ファイルや文書ファイルなどのファイルを「ファイルFL」または「文書」と記載することがある。本実施形態では、1人のユーザに1つずつボックス5が与えられており、各ボックス5にはその所有者を示すユーザIDが対応付けられているものとする。
本実施形態の画像形成装置1には、上記のコピー機能などの基本的な機能のほかに、スキャン処理によって得られた画像データをFTP(File Transfer Protocol)または電子メールなどによって端末装置2などに送信する機能、ボックス5に格納されている複数のファイルFLを1つのジョブにバインドして印刷する機能、文書または画像に日付またはマル秘マークなどを重ねて(オーバレイして)印刷する機能などのアプリケーション機能が備えられている。
さらに、ジョブを実行する際に得られたデータを破棄せずに、ファイルFLとしてボックス5に保存しておく機能が備えられている。係る機能によると、例えば、FAX送信のジョブまたはコピージョブを実行する際に原稿から読み取った画像の画像データを、ファイルFLとして保存しておくことができる。または、端末装置2からの指令に係るプリントジョブ(ネットワークプリンティング)を実行する際にその端末装置2から受信した印刷用データを、ファイルFLとして保存しておくことができる。以下、係る機能を「ジョブデータ保存機能」と記載する。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU1a、RAM1b、ROM1c、操作パネル1d、スキャナユニット1e、印刷ユニット1f、ハードディスク1g、およびネットワークインタフェース1hなどによって構成される。
操作パネル1dは、ディスプレイおよび複数の操作ボタンなどによって構成される。操作ボタンが押下されると、その操作ボタンを示す信号がCPU1aに送信される。ディスプレイは、画像形成装置1を直接操作するユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが設定内容および処理内容を入力するための画面、および画像形成装置1で形成された画像および処理の結果を示す画面などを表示する。本実施形態では、ディスプレイとして、タッチパネルが用いられる。したがって、ディスプレイは、ユーザが指で触れたタッチパネル上の位置を検知し、検知結果を示す信号をCPU1aに送信する機能を備えている。このように、操作パネル1dは、画像形成装置1を直接操作するユーザのためのユーザインタフェースの役割を果たしている。
なお、離れた場所からユーザが画像形成装置1を使用することができるようにするために、端末装置2には、画像形成装置1を制御するためのドライバおよび画像形成装置1に処理条件などを指定するためのソフトウェアがインストールされている。端末装置2として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
スキャナユニット1eは、原稿送り部および画像読取部などを備えており、原稿の用紙(以下、単に「原稿」と記載することがある。)に描かれている写真、文字、絵、図表などの画像を光学的に読み取って画像データを生成する。
印刷ユニット1fは、給紙部、排紙部、および駆動系などを備えており、スキャナユニット1eで読み取った画像、端末装置2から送信されてきた画像データの画像、または外部のFAX端末から送信されてきたFAXデータの画像などを用紙に印刷する。
ネットワークインタフェース1hは、端末装置2およびFAX端末などと通信を行うための装置である。ネットワークインタフェース1hとして、NIC(Network Interface Card)、モデム、またはTA(Terminal Adapter)などが用いられる。
ハードディスク1gには、キュー6およびボックス5のための領域が設けられている。キュー6には、図3に示すように、実行待ちのジョブに関する情報が格納されている。これらのジョブは、原則として上から順に実行され、実行後、キュー6から削除される。ただし、ジョブに含まれる工程のうち一部の工程は、画像形成装置1の各部の稼動状況などに応じて適宜実行される。
キュー6において、1つのジョブに対して1つのレコードが与えられる。「登録番号」は、そのジョブを識別するための識別情報である。「登録日時」は、そのジョブがキュー6に登録された日付および時刻を示している。「状態」は、そのジョブが実行を待っているのか実行中であるのかを示している。
「登録元」および「文書名」は、そのジョブを実行するのに必要なデータのファイルFLの元の場所およびファイル名を示している。例えば、登録番号が「022」であるジョブについては、それを実行するために「BOX_03」にある「report.pdf」というファイルFLが必要であり、「023」であるジョブについては、「PC_01」という端末装置2にある「aaa.doc」ファイルFLが必要であることを意味する。なお、登録元が「copies」とあるのは、そのジョブを実行するのに必要なデータは原稿をスキャンすることによって得られる。よって、文書名は空欄である。登録番号が「026」であるジョブのように、複数のファイルFLの印刷処理がバインドされているジョブの場合は、キュー6には、それぞれのファイルFLの情報が格納される。
そのほか、ハードディスク1gには、画像形成装置1を使用するユーザごとのユーザIDおよびパスワードなどを管理するユーザ情報データベースDB1、上に述べたコピー機能などの基本的な機能、バインド印刷の機能などのアプリケーション機能、および図4に示す画像出力処理部101、指令受付部102、ボックス管理部103、ジョブ管理部104、およびユーザ認証部105などの各機能を実現するためのプログラムおよびデータなどがインストールされている。プログラムまたはデータの一部または全部をROM1cに記憶させておいてもよい。プログラムおよびデータは、必要に応じてRAM1bにロードされ、CPU1aによってプログラムが実行される。または、これらの機能の一部または全部を、ソフトウェアではなく、プロセッサ(制御用回路)などによってハードウェア的に実現するようにしてもよい。
画像出力処理部101は、ユーザの操作または画像形成装置1の状況などに応じて画面を生成し、これを操作パネル1dに表示させるための処理を行う。ユーザが端末装置2から操作を行っている場合は、生成した画面の画面データをその端末装置2に送信することによって、端末装置2のディスプレイに画面を表示させる。
指令受付部102は、ユーザが操作パネル1dまたは端末装置2を操作することによって行った指令の内容を受け付け、その内容に従って処理が実行されるように各部を制御する。
ボックス管理部103は、ボックス5にファイルFLを保存し、ファイルFLをボックス5から呼び出し、ボックス5からファイルFLを削除し、ボックス5を新たに生成し、または既存のボックス5を削除するなど、ボックスおよびファイルに関する制御処理を行う。
ジョブ管理部104は、キュー6に新たなジョブを追加登録し、ユーザが中止を求めたジョブを削除し、または順番が回って来たジョブが実行されるように図2のスキャナユニット1e、印刷ユニット1f、ハードディスク1g、およびネットワークインタフェース1hなどを制御する。
ユーザ認証部105は、画像形成装置1を使用しようとするユーザが正規のユーザであるか否かを、そのユーザが入力したユーザIDおよびパスワードとユーザ情報データベースDB1に格納されているユーザIDおよびパスワードとを照合することによって認証する。
図5は画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャート、図6はジョブリスト画面HG1の例を示す図、図7はボックス画面HG2の例を示す図、図8はコピー指令画面HG3の例を示す図、図9はスキャン指令画面HG4の例を示す図、図10はFAX指令画面HG5の例を示す図、図11は操作パネル処理の流れの例を説明するフローチャート、図12はボックス処理の流れの例を説明するフローチャート、図13はバインドの指令を与える場合のボックス画面HG2の例を示す図、図14はコピージョブ処理の流れの例を説明するフローチャート、図15はスキャンジョブ処理の流れの例を説明するフローチャート、図16はFAX送信ジョブ処理の流れの例を説明するフローチャート、図17および図18はジョブリスト処理の流れの例を説明するフローチャート、図19は削除可否確認画面HG6の例を示す図である。
次に、画像出力処理部101ないしジョブ管理部104の処理内容などについて、フローチャートを参照してさらに詳細に説明する。
誰も画像形成装置1を直接操作していないとき、画像出力処理部101は、図2の操作パネル1dに、待ち受け画面として、ユーザIDおよびパスワードを入力するためのログオン用画面を表示させておく(図5の#11)。画像形成装置1を使用したいユーザは、ここで、自分のユーザIDおよびパスワードを入力する。
指令受付部102は、ユーザIDおよびパスワードを受け付けると、ユーザ認証部105にユーザ認証処理を実行させる。そのユーザが正規のユーザであることの認証がユーザ認証部105によって与えられた場合は(#12でYes)、そのユーザの画像形成装置1へのログオンが完了し、そのユーザは、ログオフするまでの間、画像形成装置1を使用することが認められる。ログオン後、画像出力処理部101は、図6〜図10の画面のうちのいずれか1つを操作パネル1dに表示させる(#13)。いずれの画面を表示させるのかは、ユーザごとに設定することができるようにしてもよいし、全ユーザ共通に定めておいてもよい。
認証が得られなかったユーザは、画像形成装置1へのログオンが認められない。この場合は、画像出力処理部101は、ユーザIDおよびパスワードを正しく入力し直すべき旨のメッセージをユーザに対して出力するとともに、ステップ#11に戻ってログオン用画面を再表示させる。
ログオンすることができたユーザは、画面の上部にあるタブを押下することによって、図6〜図10の画面を任意に切り換えることができる。すなわち、画像出力処理部101は、これらの画面において、「ジョブリスト」タブが押下されると操作パネル1dの表示を図6のようなジョブリスト画面HG1に切り換え、「ボックス」タブが押下されると図7のようなボックス画面HG2に切り換え、「コピー」タブが押下されると図8のようなコピー指令画面HG3に切り換え、「スキャン」タブが押下されると図9のようなスキャン指令画面HG4に切り換え、「FAX」タブが押下されると図10のようなFAX指令画面HG5に切り換える。
指令受付部102は、これらの画面におけるユーザによる操作内容を受け付けると、その操作内容に応じて画像形成装置1の各部に対して指令を与える。すると、画像形成装置1の各部は、図11などのフローチャートに示すような処理を実行する(#14)。
「ボックス」タブが押下された場合は(図11の#101でYes)、図12に示すような手順でボックス処理を実行する(#102)。すなわち、ボックス管理部103は、ログオンしたユーザのボックス5を検索し、そのボックス5の中に文書(ファイルFL)が保存されているか否かをチェックする(図12の#201)。ファイルFLが保存されている場合は(#202でYes)、これらのファイルFLの文書名(ファイル名)、ボックス5に登録(保存)された日時、およびファイルサイズなどを示す情報を抽出する(#203〜#205)。画像出力処理部101は、抽出された情報に基づいてボックス5に保存されているファイルFLの一覧である文書リストLT2を生成し、この文書リストLT2が設けられたボックス画面HG2(図6参照)を表示させる(#206)。
ここで、ユーザは、自分のボックス5の中に保存されている文書(ファイルFL)を用いて印刷などの処理を実行させたりファイルFLを削除したりすることができる。処理または削除の対象とするファイルFLは、文書リストLT2の中からそのファイルFLの行を押下して選択すればよい。そうすると、画像出力処理部101は、その行を他の行とは異なる色(例えば、グレーの背景色または反転表示など)で再表示する。さらにもう一度その行が押下されると、選択を解除して元の表示色に戻す。後に説明する各リストの行および処理の種類を指定するための各ボタンについても同様に、押下されるごとに選択と解除とが繰り返される。
また、操作パネル1dのディスプレイの大きさの関係上、すべてのファイルFLを文書リストLT2に表示し切れない場合がある。この場合は、ユーザは、上向き矢印ボタンまたは下向き矢印ボタンを押下して文書リストLT2をスクロールさせ、残りのファイルFLを見ることができる。後に説明するリストについても同様である。
例えば、ユーザは、ファイルFLをボックス5から削除したい場合は、そのファイルFLの行および「削除」ボタンを押下して選択した後、「Enter」キーを押下して削除要求を行う(#207〜#209でYes、#210でYes、#211)。すると、ボックス管理部103は、そのファイルFLをそのユーザのボックス5から削除する処理を行う(#212)。なお、複数のファイルFLが選択された場合は、これらのファイルFLを一度に削除する。
または、ユーザは、文書を印刷したい場合は、その文書(ファイルFL)の行および「プリント」ボタンを押下して選択した後、「Enter」キーを押下して印刷要求を行う(#207〜#209でYes、#210でNo、#213)。すると、ジョブ管理部104は係る印刷処理のジョブを生成してキュー6(図3参照)に登録する(#214)。そして、従来と同様に、そのジョブの順番が回って来たら、ボックス管理部103はそのファイルFLを呼び出し、印刷ユニット1fはそのファイルFLに基づいて印刷処理を実行する。後に説明するジョブについても同様に、順番が回って来たら実行される。
なお、複数のファイルFLが選択された場合は、1つのファイルFLごとにジョブを生成しキュー6に登録する。ただし、図13に示すように「プリント」ボタンの代わりに「バインド」ボタンが押下された場合は、選択された複数のファイルFLについて1つのジョブを生成しキュー6に登録する。つまり、複数の文書をバインドし一度に印刷処理を行うためのジョブを登録する。
または、ユーザは、ある文書(以下、「メイン文書」と記載する。)に例えばマル秘マークを重ね合わせたい場合は、メイン文書のファイルFLの行、マル秘マークの行、および「オーバレイ」ボタンを選択し、「Enter」ボタンを押下して印刷要求を行う(#207〜#209でYes、#210でNo、#213)。この場合も同様に、ジョブ管理部104は、その処理を実行するためのジョブを生成しキュー6に登録する(#214)。
図11に戻って、「コピー」タブが押下された場合は(#103でYes)、図14に示すような手順でコピーの指令を受け付ける処理を実行する(#104)。すなわち、画像出力処理部101は、コピー指令画面HG3(図8参照)を操作パネル1dに表示させる(図14の#221)。
ここで、ユーザは、コピー(複写)したい原稿を原稿台にセットするとともに、コピーの部数、倍率、および用紙サイズなどの処理条件を指定し、「Enter」キーを押下する(#222でYes、#223でYes)。すると、コピー処理の要求が受け付けられ(#224)、ジョブ管理部104は、指定された処理条件によるコピー処理を実行するためのジョブを生成しキュー6(図3参照)に登録する(#225)。
図11に戻って、「スキャン」タブが押下された場合は(#105でYes)、図15に示すような手順でスキャンの指令を受け付ける処理を実行する(#106)。すなわち、画像出力処理部101は、スキャン指令画面HG4(図9参照)を操作パネル1dに表示させる(図15の#231)。
ここで、ユーザは、スキャンしたい原稿を原稿台にセットし、スキャン画像(スキャン処理によって得られる画像)をどこに保存しまたは送信するのかを指定する(#232でYes)。つまり、スキャン画像をボックス5に保存したい場合は「スキャン to HDD」ボタンを押下して指定し、FTPなどによって端末装置2に送信したい場合は「スキャン to PC」ボタンを押下して指定し、電子メールに添付して電子メールアドレスに送信したい場合は「スキャン to E−Mail」ボタンを押下して指定する。
すると、画像出力処理部101は、押下されたボタンに応じて送信先または保存先を指定するためのテキストボックスをスキャン指令画面HG4の中に追加表示する。図9の例では、「スキャン to HDD」ボタンが押下されているので、保存先を指定するためのテキストボックスを追加表示する。ここで、ユーザは、送信先または保存先をテキストボックスに入力して指定し(#233)、「Enter」キーを押下し(#234でYes)、スキャン処理の要求を行う(#235)。すると、ジョブ管理部104は、ユーザが指定した条件でスキャンから保存または送信までの一連の処理を実行するためのジョブを生成し、キュー6に登録する(#236)。
図11に戻って、「FAX」タブが押下された場合は(#107でYes)、図16に示すような手順でFAXに関する指令を受け付ける処理を実行する(#108)。すなわち、画像出力処理部101は、FAX指令画面HG5(図10参照)を操作パネル1dに表示させる(図16の#241)。
ここで、ユーザは、FAX送信したい原稿を原稿台にセットし、その原稿の画像データの送信先とするFAX端末の電話番号を入力して指定し、「Enter」キーを押下する(#242でYes、#243でYes)。すると、FAX送信処理の要求が受け付けられ(#244)、ジョブ管理部104は、指定されたFAX端末への画像データのFAX送信を実行するためのジョブを生成しキュー6に登録する(#245)。
図11に戻って、「ジョブリスト」タブが押下された場合は(#109でYes)、図17および図18に示すような手順でジョブに関する処理を実行する(#110)。すなわち、ジョブ管理部104は、ログオンしているユーザが登録させたジョブのうち、実行待ちまたは実行中であるジョブを、キュー6の中から検索する(図17の#251)。係るジョブが見つかったら(#252でYes)、画像出力処理部101は、その登録番号、登録元、状態、文書名(ファイル名)、および登録日時に関する情報をキュー6から抽出し(#253〜#257)、これらのジョブの一覧であるジョブリストLT1を生成し、このジョブリストLT1が設けられたジョブリスト画面HG1(図6参照)を操作パネル1dに表示させる(#258)。
なお、既に処理済のジョブがある場合は(#259でYes)、これらのジョブの処理の状況(良好に終了したか否か)および実行日時などの情報を文書リストLT2と並べて設けてもよい(#260)。
ここで、ユーザは、実行を中止したいジョブの登録番号の行および「削除」ボタンを押下して選択し、「Enter」キーを押下する(図18の#261でYes、#262でYes)。これにより、ジョブの削除要求がなされる(#263)。すると、画像出力処理部101は、例えば次のようにして、図19に示すような削除対象ファイルリストLT3が設けられた削除可否確認画面HG6を表示させる。
図6のジョブリストLT1で選択されたジョブを実行するために使用されるファイルFLを検索し(#264)、そのファイルFLがボックス5に保存されているのであれば(#265でYes)、そのファイルFLの情報(ファイル名、登録日時、サイズなど)を取得し、これに基づいて削除対象ファイルリストLT3を生成する。そして、削除可否確認画面HG6を表示させる(#266)。
なお、ジョブデータ保存機能が適用されている場合は、実行待ちのジョブを実行するために必要なデータが、新しいファイルFLとして既にボックス5に保存されている場合がある。例えば、原稿をコピーしまたはFAX送信するジョブにその機能が適用されている場合は、そのジョブの実行が完了していなくても、印刷処理または送信処理に先立ってその原稿をスキャンすることによって得られた画像データが、ファイルFLとして保存されている場合がある。このようなファイルFLも、ステップ#264における検索の対象に含まれる。
ユーザは、ジョブリストLT1で選択したジョブとともに、そのジョブを実行するために使用されるファイルFLを削除したいのであれば、そのファイルFLの行および「削除」ボタンを押下して選択した後、「Enter」キーを押下する(#267でNo、#268でYes)。なお、複数のファイルFLが削除対象ファイルリストLT3に示される場合は、一部のファイルFLだけを選択することも可能である。
すると、ユーザが選択したファイルFLの削除要求がなされ(#269)、ボックス管理部103は、そのファイルFLをボックス5から削除する(#270)。これと並行してまたは前後して、ユーザが選択したジョブの削除要求がなされ(#271)、ジョブ管理部104は、そのジョブをキュー6から削除することによって、そのジョブの実行を中止する(#272)。
「削除」ボタンが選択されずに「Enter」キーが押下された場合は(#268でNo)、ジョブ管理部104によってジョブの削除だけを行う(#271、#272)。「キャンセル」ボタンが押下された場合は(#267でYes)、ファイルFLおよびジョブの削除処理を中止し、画像出力処理部101は、削除可否確認画面HG6を閉じて図6のジョブリスト画面HG1を再表示させる(#273)。
図5に戻って、ステップ#14の操作パネル処理(つまり、ユーザの操作に応じた処理)と並行して、ジョブ管理部104は、従来と同様に、適宜、キュー6に登録されているジョブを実行させる。このとき、画像形成装置1の各部は、必要に応じて、原稿の画像のスキャン入力処理、プリント処理、FTPまたは電子メールなどによるデータ送信処理、FAX処理、その他種々の処理を実行する(#15〜#19)。
ジョブデータ保存機能が用いられる場合は、ボックス管理部103は、ジョブを実行する際に得られたデータをファイル化することによってファイルFLを生成し、所定のボックス5(例えば、ログオンしているユーザのボックス5)に保存する。
なお、端末装置2には、操作パネル1dに表示されるログオン用画面およびジョブリスト画面HG1などと同等の画面が表示されるので、ユーザは、操作パネル1dの代わりに端末装置2を操作することによって遠隔的に画像形成装置1に指令を与えることができる。この場合の処理内容も、上の各フローチャートで説明したものと基本的に同じである。
ステップ#11〜#19の処理は、ユーザがログオンしている間(#20でNo)、必要に応じて実行される。
本実施形態によると、ジョブの実行を中止の操作と連動して、ボックス5に保存されている不要なファイルFLを簡単にかつ確実に削除することができる。よって、不要なファイルFLを従来よりも早く削除することができ、情報の漏洩などを防止してセキュリティを向上させることができる。また、ハードディスク資源を従来よりも有効的に使用することができる。
本実施形態では、図7のボックス画面HG2において、文書リストLT2には、画像形成装置1を使用中のユーザのボックス5に保存されているファイルFLを表示させたが、そのユーザに対して使用権限が与えられている他のボックス5に保存されているファイルFLをも表示させるようにしてもよい。
また、図6のジョブリスト画面HG1において、ジョブリストLT1には、画像形成装置1を使用中のユーザが指示したジョブを表示させたが、他のユーザが指示したジョブをも表示させるようにしてもよい。ただし、この場合は、そのユーザが他のユーザのジョブを管理することができる権限(例えば、画像形成装置1の管理権)を有していることを条件にするのが望ましい。
本実施形態では、削除対象のジョブを実行するのに必要なファイルFLを図19の削除対象ファイルリストLT3のようにユーザに対して表示し、その削除対象ファイルリストLT3の中からユーザが指定したファイルFLのみを削除したが、削除対象ファイルリストLT3を表示することなく強制的にファイルFLを削除するようにしてもよい。
その他、ネットワークシステムNS、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、特に、複数のユーザによる共有機能および記憶媒体に保存されているデータを用いてジョブを実行する機能を有する画像処理装置に好適に用いられる。
1 画像形成装置(画像処理装置)
1e スキャナユニット(画像データ入力手段)
1g ハードディスク(記憶媒体)
1h ネットワークインタフェース(画像データ入力手段)
101 画像出力処理部(ジョブ一覧表示処理手段、ジョブリスト表示処理手段、画像データリスト表示処理手段)
102 指令受付部(受付手段、実行指令受付手段、中止指令受付手段)
103 ボックス管理部(画像データ管理手段)
104 ジョブ管理部(ジョブ管理手段)
6 キュー
FL ファイル(画像データ)
LT1 ジョブリスト
LT3 削除対象ファイルリスト(画像データリスト)
1e スキャナユニット(画像データ入力手段)
1g ハードディスク(記憶媒体)
1h ネットワークインタフェース(画像データ入力手段)
101 画像出力処理部(ジョブ一覧表示処理手段、ジョブリスト表示処理手段、画像データリスト表示処理手段)
102 指令受付部(受付手段、実行指令受付手段、中止指令受付手段)
103 ボックス管理部(画像データ管理手段)
104 ジョブ管理部(ジョブ管理手段)
6 キュー
FL ファイル(画像データ)
LT1 ジョブリスト
LT3 削除対象ファイルリスト(画像データリスト)
Claims (7)
- 画像処理をジョブ単位で実行する画像処理装置であって、
ジョブを実行するために必要な画像データを、記憶媒体に保存することによって管理する、画像データ管理手段と、
実行待ちのジョブを、キューに登録することによって管理する、ジョブ管理手段と、
実行待ちのジョブの一覧をユーザに対して表示するための処理を行うジョブ一覧表示処理手段と、
ユーザから実行の中止を所望するジョブの指定を受け付ける受付手段と、を有し、
前記指定が受け付けられたときに、
前記ジョブ管理手段は、当該指定に係るジョブを前記キューから削除し、
前記画像データ管理手段は、当該指定に係るジョブを実行するために必要な画像データを前記記憶媒体から削除する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理をジョブ単位で実行する画像処理装置であって、
画像処理を実行するために必要な画像データを入力する画像データ入力手段と、
入力された画像データを、記憶媒体に保存することによって管理する、画像データ管理手段と、
ユーザから、前記記憶媒体に保存されている画像データのうちの当該ユーザが指定する1つまたは複数の画像データを用いて当該ユーザが指定する画像処理を実行すべき旨の実行指令を受け付ける、実行指令受付手段と、
受け付けられた前記実行指令に係る画像処理のジョブを、キューに登録することによって管理する、ジョブ管理手段と、
実行待ちまたは実行中のジョブの一覧であるジョブリストをユーザに対して表示するための処理を行うジョブリスト表示処理手段と、
実行待ちまたは実行中のジョブの実行を中止すべき旨の中止指令をユーザから受け付ける中止指令受付手段と、を有し、
前記中止指令が受け付けられたときに、
前記ジョブ管理手段は、当該中止指令に係るジョブを前記キューから削除し、
前記画像データ管理手段は、当該中止指令に係るジョブに用いられる画像データを前記記憶媒体から削除する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記ジョブリストに含まれるジョブの中からユーザが選択したジョブに用いられる画像データの一覧である画像データリストを当該ユーザに対して表示するための処理を行う画像データリスト表示処理手段、を有し、
前記画像データ管理手段は、前記中止指令が受け付けられたときに、当該中止指令に係るジョブに用いられる画像データのうち、ユーザが前記画像データリストに含まれる画像データの中から選択したもののみを削除する、
請求項2記載の画像処理装置。 - 前記中止指令として、複数の画像データを用いて複数の画像を重ね合わせて印刷する画像処理のジョブを中止すべき旨の指令が受け付けられた場合は、前記画像データ管理手段は、当該複数の画像データのすべてをまとめて削除する、
請求項2記載の画像処理装置。 - 前記入力手段として、原稿をスキャンすることによって画像データを生成するスキャナを有し、
前記ジョブ管理手段は、ジョブの実行中に前記スキャナが読み取った原稿の画像の画像データを前記記憶媒体に記憶させ、
前記中止指令として、原稿をコピーする画像処理のジョブを中止すべき旨の指令が受け付けられた際に、当該原稿の画像データが既に前記スキャナによって生成され前記記憶媒体に記憶されている場合は、前記画像データ管理手段は、当該画像データを削除する、
請求項2記載の画像処理装置。 - 画像処理をジョブ単位で実行する画像処理装置に用いられる記憶媒体に保存されているデータの管理方法であって、
ジョブを実行するために必要な画像データを前記記憶媒体に保存しておき、
実行待ちのジョブをキューに登録することによって管理し、
実行待ちのジョブの一覧をユーザに対して表示するための処理を行い、
ユーザから実行の中止を所望するジョブの指定を受け付けたときに、当該指定に係るジョブを前記キューから削除するとともに、当該指定に係るジョブを実行するために必要な画像データを前記記憶媒体から削除する、
ことを特徴とするデータの管理方法。 - 画像処理をジョブ単位で実行し、実行待ちのジョブをキューに登録することによって管理し、およびジョブを実行するために必要な画像データを記憶媒体に保存する画像処理装置を制御するために用いられるコンピュータプログラムであって、
実行待ちのジョブの一覧をユーザに対して表示するための処理と、
ユーザから実行の中止を所望するジョブの指定を受け付ける処理と、
指定に係るジョブを前記キューから削除するとともに当該指定に係るジョブを実行するために必要な画像データを前記記憶媒体から削除する処理と、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005015204A JP2006203741A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 画像処理装置、データの管理方法、およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005015204A JP2006203741A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 画像処理装置、データの管理方法、およびコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006203741A true JP2006203741A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36961321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005015204A Pending JP2006203741A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 画像処理装置、データの管理方法、およびコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006203741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8289583B2 (en) | 2008-04-30 | 2012-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and computer-readable storage medium |
-
2005
- 2005-01-24 JP JP2005015204A patent/JP2006203741A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8289583B2 (en) | 2008-04-30 | 2012-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and computer-readable storage medium |
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