JP2006202703A - 面光源装置 - Google Patents

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信彦 市川
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Abstract

【課題】光の利用効率が高く、高輝度な照明光を出射可能であって、安価な面光源装置を提供する。
【解決手段】光源11a〜11c,12a〜12cそれぞれに、偏光素子を設け、直線偏光の照明光を導光板13に対して出射するようにする。また、導光板13は、複屈折性の少ない材料を用いる。偏光素子は、光源部分にのみ配置することにより、面光源の表示面に対応する全面積を覆うために必要な量を使わなくて済み、高価な偏光素子の使用量を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置等の透過型表示装置を背面から照明するバックライト等に使用される面光源装置に関するものである。
表示装置として液晶表示装置(LCD)は、既存のCRT方式の表示装置に比較し、薄型軽量であり現在広く普及しつつある。LCDは、自発光型の表示装置ではないため、別途これを照明する光源を配置する必要がある。低消費電力化や、表示の明るさ向上といった要求が高まる中、この光源からの照明光をいかに効率よくLCDに照射させるかが大きな課題となってきている。
LCDの低消費電力化の手段のひとつとして、照明光の内で偏光板により1/2以下に輝度を低下させている部分を、偏光板により光源側に戻して再利用し、照明光の利用効率を高めようとする技術が、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の技術では、面光源光を出射する出射面の全面を覆う形態で偏光板を配置する必要がある。しかし、このような偏光板は、高価であり、したがって、面光源装置の価格が高額になってしまうという問題があった。
特開2002−82330号公報
本発明の課題は、光の利用効率が高く、高輝度な照明光を出射可能であって、安価な面光源装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、偏光状態が略直線偏光(位相差λ/10以下)に揃った状態の照明光を出射する光源部(11a〜11c,12a〜12c,211a〜211c,212a〜212c,311,411A,411B)と、前記光源部が出射する前記照明光を入射部(138a〜138c,238,239)から入射し、前記照明光を面光源光として出射部(13a,23a)から出射する導光部(13,23,33A,33B,43A,43B)と、を備え、前記入射部は、前記出射部よりも面積が小さく、前記導光部は、前記入射部に入射した照明光の偏光状態を変えることなく前記出射部から出射する面光源装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の面光源装置において、前記導光部(13,23,33A,33B,43A,43B)は、複屈折の少ない(位相差λ/10以下)材料により形成されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の面光源装置において、前記導光部(13,23,33A,33B,43A,43B)は、拡散及び散乱を起こさない材料により形成されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光源部(11a〜11c,12a〜12c,211a〜211c,212a〜212c,311,411A,411B)は、照明光を発光する発光部(112,312,412A,412B)と、前記発光部と前記入射部(138a〜138c,238,239)との間に設けられ、前記発光部が発光する照明光の偏光状態を略直線偏光に偏光させる偏光素子(114,314,414A,414B)と、を有すること、を特徴とする面光源装置である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の面光源装置において、前記偏光素子は、一方向の偏光方向の照明光のみを透過し、それ以外の偏光方向の照明光は吸収する光吸収型の偏光素子であること、を特徴とする面光源装置である。
請求項6の発明は、請求項4に記載の面光源装置において、前記偏光素子は、照明光の偏光方向に応じて選択的に反射光と透過光とに分離する偏光素子(114,314,414A,414B)であること、を特徴とする面光源装置である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の面光源装置において、前記光源部(11a〜11c,12a〜12c,211a〜211c,212a〜212c,311,411A,411B)は、前記偏光素子(114,314,414A,414B)により反射された照明光を再度反射するように覆う反射部(113,313,413A,413B)を有すること、を特徴とする面光源装置である。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載の面光源装置において、前記偏光素子(114,314,414A,414B)は、屈折率異方性を持つ層と屈折率異方性を持たない層との多層積層体、又は、コレステリック液晶層と1/4波長板とを用いて円偏光の選択反射を行う素子、又は、誘電体と導体とを交互に面方向に並べて配置したワイヤグリッド偏光子、のいずれかであること、を特徴とする面光源装置である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光源部(11a〜11c,12a〜12c,211a〜211c,212a〜212c,311,411A,411B)は、点光源光、又は、実質的に点光源からの点光源光とみなすことができる照明光を発光し、前記導光部は、前記照明光を線光源光に変換する第1の導光部(33A,43A)と、前記線光源光を面光源光に変換する第2の導光部(33B,43B)と、を有することを特徴とする面光源装置である。
請求項10の発明は、請求項9に記載の面光源装置において、前記第1の導光部の線光源光を出射する面は、曲面であること、を特徴とする面光源装置である。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光源部と前記導光部との間に、前記光源部が出射する照明光の少なくとも一軸方向について平行光線化するレンズを有すること、を特徴とする面光源装置である。
請求項12の発明は、請求項11に記載の面光源装置において、前記レンズは、リニアフレネルレンズであること、を特徴とする面光源装置である。
請求項13の発明は、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記光源部は、光の三原色毎に独立して配置されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記導光板よりも観察側に、直線偏光を所定角度だけ旋光させる旋光層を有すること、を特徴とする面光源装置である。
請求項15の発明は、請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記導光部(13,23)、又は、前記第2の導光部(33B,43B)は、略直方体板形状の導光板であって、側端面(13c〜13f,23c〜23f)の内の少なくとも1つ(13c,13d,23c,23d)の面上、又は、その近傍に前記入射部(138a〜138c,238,239)が形成されており、前記出射部と対向する面(13b,23b)には、複数の溝(131a〜137a,131b〜137b,231a〜237a,231b〜237b)からなる溝群(131〜137,231〜237)が複数形成されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項16の発明は、請求項15に記載の面光源装置において、前記出射部と対向する面(13b,23b)の近傍には、反射層(H1,H2,H3)が前記導光部(13,23)と一体、及び/又は、別体で設けられていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項17の発明は、請求項16に記載の面光源装置において、前記反射層(H3)は、前記導光板(13,23)との間に複屈折性が実質的にない間隔調整部材(H4)を挟んで配置されていること、を特徴とする面光源装置である。
請求項18の発明は、請求項1から請求項17までのいずれか1項に記載の面光源装置において、前記出射部よりも観察側に、再度偏光状態を揃える第2の偏光素子を設けたこと、を特徴とする面光源装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)偏光状態が略直線偏光に揃った状態の照明光を出射する光源部を備え、入射部は、出射部よりも面積が小さく、導光部は、入射部に入射した照明光の偏光状態を変えることなく出射部から出射するので、偏光素子の必要面積を少なくすることができ、直線偏光の面光源光を出射する面光源装置であっても、安価にすることができる。また、導光部よりも出射側に偏光素子を設ける必要がないので装置を薄型にすることができる。
(2)導光部は、複屈折の少ない材料により形成されているので、複雑な構成を必要とすることなく、導光部に入射するときの偏光状態を変えることなく照明光を出射することができる。
(3)導光部は、拡散及び散乱を起こさない材料により形成されているので、拡散、散乱を起こすときに生じる偏光の乱れを防ぎ、直線偏光を維持したまま照明光を出射することができる。
(4)光源部は、発光部と、偏光素子とを有するので、どのような発光部を用いても、直線偏光の照明光を出射することができる。また、偏光素子の必要な面積を最小限にすることができる。
(5)偏光素子は、一方向の偏光方向の照明光のみを透過し、それ以外の偏光方向の照明光は吸収する光吸収型の偏光素子であるので、直線偏光を取り出すことができる。
(6)偏光素子は、照明光の偏光方向に応じて選択的に反射光と透過光とに分離する偏光素子であるので、直線偏光を取り出しながら、反射して戻る光の再利用を図ることができる。
(7)光源部は、前記偏光素子により反射された照明光を再度反射するように覆う反射部を有するので、偏光素子から戻る光を再利用することができ、照明光の利用効率を高めることができる。
(8)偏光素子は、屈折率異方性を持つ層と屈折率異方性を持たない層との多層積層体、又は、コレステリック液晶層と1/4波長板とを用いて円偏光の選択反射を行う素子、又は、誘電体と導体とを交互に面方向に並べて配置したワイヤグリッド偏光子、のいずれかであるので、直交方向の偏光を吸収することなく、直交方向の偏光を再度光源方向に戻して、この偏光素子と光源との間で多重反射させるうちに取り出せる偏光成分に旋光させることができ、光の利用効率を向上させることができる。
(9)光源部は、点光源光、又は、実質的に点光源からの点光源光とみなすことができる照明光を発光し、第1の導光部と、第2の導光部とを有するので、光源部の数を少なくしても、面光源光とすることができ、より安価に製造することができる。
(10)第1の導光部の線光源光を出射する面は、曲面であるので、第2の導光部に入射する光の広がり角度、主光線方向などの光学特性を制御することができる。
(11)光源部と導光部との間に、光源部が出射する照明光の少なくとも一軸方向について平行光線化するレンズを有するので、導光部より観察側に照明領域に対応した大型のレンズを設けることなく、照明光の拡散具合を調整することができる。
(12)光源部と導光部との間に配置され、光源部が出射する照明光の少なくとも一軸方向について平行光線化するレンズは、リニアフレネルレンズであるので、大型化することなく、確実に一方向について拡散具合を調整することができる。
(13)光源部は、光の三原色毎に独立して配置されているので、各色の発光量を独立して調整することができるので、色温度の調節を容易に行うことができ、バックライトとして使用したときに、表示される画像の色の再現性を高めることができる。
(14)導光板よりも観察側に、直線偏光を所定角度だけ旋光させる旋光層を有するので、必要に応じてLCDパネル等に入射する直線偏光の方向を変えることができる。
(15)導光部、又は、第2の導光部は、略直方体板形状の導光板であって、側端面の内の少なくとも1つの面上、又は、その近傍に入射部が形成されており、出射部と対向する面には、複数の溝からなる溝群が複数形成されているので、入射部が小さくても、均一な面光源光とすることができる。また、入射部が小さくて済むので、偏光素子も小さくすることができる。
(16)出射部と対向する面の近傍には、反射層が導光部と一体、及び/又は、別体で設けられているので、照明光の利用効率を高めることができる。
(17)反射層は、導光板との間に複屈折性が実質的にない間隔調整部材を挟んで配置されているので、導光部からいったん裏面側へ出射して、反射層により反射して戻される光についても、偏光状態を保つことができる。
(18)出射部よりも観察側に、再度偏光状態を揃える第2の偏光素子を設けたので、偏光特性をさらに揃えることができる。
光の利用効率が高く、高輝度な照明光を出射可能であって、安価な面光源装置とするという目的を、導光部の偏光特性、及び、光源部が出射する照明光の偏光状態について改良することにより実現した。
図1は、実施例1における面光源装置の主要部を模式的に示した斜視図である。なお、図1では、理解を容易にするために、面光源装置の裏面側(照明光の出射側を表面とした場合の裏面側)を上方にして示している。
本実施例における面光源装置は、光源11a〜11c,12a〜12cと、導光板13とを有し、光源11a〜11c,12a〜12cが導光板13の端部付近に配置された所謂サイドライト型(又は、エッジライト型)の面光源装置であって、対角2.6インチの大きさの液晶ディスプレイ装置のバックライトに利用される。
光源11a〜11c,12a〜12cは、発光する照明光の広がり方から見ると、点光源とみなすことができる光源部であり、後述する導光板13の側端面13cの近傍に光源11a〜11cが配置され、側端面13dの近傍に光源12a〜12cが配置されている。
図2は、光源11a〜11c,12a〜12cを拡大して示した断面図である。
光源11a〜11c,12a〜12cは、発光部112,反射部113,偏光素子114を有している。
発光部112は、白色のLED(発光ダイオード)であり、略点光源となる照明光を発光する。発光部112が発光する照明光の偏光状態は、何ら制御されていない。
反射部113は、発光部112が発光する照明光のうち、後述の側端面13c方向以外の方向へ進む成分を反射して側端面13c方向へ向ける部分であり、回転楕円体形状を中空にして半分とした形状となっている。反射部113の内面には、高反射率の反射面が形成されており、反射された照明光がこの反射面で反射、散乱することで透過可能な偏光方向成分ができ、照明光の利用効率が高まる。反射部113の反射面としては、銀、アルミニウム、クロムのような高い反射率をもつ金属膜を蒸着したり、スパッタリング、CVDなどにより形成したり、あるいはメッキによって形成したりすることができる。又は、市販の液晶導光板用の高反射率フィルム、例えば、株式会社ツジデン製高反射フィルムRFシリーズ、株式会社きもと製レフホワイト、住友スリーエム株式会社製(ビキュイティ)ESR(Enhanced Specular Reflector)反射フィルム、三井化学株式会社製シルバーリフレクター、東レ株式社製E60Vなどを適宜貼付してもよい。
偏光素子114は、照明光の偏光状態を直線偏光に偏光させる素子であり、本実施例では、誘電体と導体とを交互に面方向に並べて配置したワイヤグリッド偏光子を用いている。なお、偏光素子114には、偏光方向によって選択反射ないし透過させる屈折率異方性を持つ層と持たない層との多層積層体や、コレステリック液晶層と1/4波長板とを用いて円偏光の選択反射を行う構造の素子を用いることもできる。
これにより偏光条件の一致した照明光のみが透過し、その直交偏光成分は、偏光素子114により反射されて戻され、反射部113により反射するときに、偏光素子114を透過可能な偏光方向成分ができ、照明光を再利用することにより照明光の利用効率を高くすることができる。その結果、偏光素子114を通過した照明光は、位相差がλ/10(λ:照明光の波長)以下に揃った略直線偏光となる。
LEDが発光する光を、導光板へ入射させた場合、導光板を上方から観察すると、ある角度範囲に扇状に広がりながら伝播していく。特にLEDを導光板の両端部に配置するような場合は、この向かい合った扇状の光同士が少なくとも一部は重なるように位置を決めてLEDを配置することが、輝度の均一性を確保するために望ましい。
図3は、実施例1における光源11a〜11c,12a〜12cの配置を説明する図である。なお、図3には、光源11a,11b,12a,12bについてのみ示し、さらに、光源が発光する照明光については、光源11b,12aが発光する光のみについて示している。
導光板13の面内の輝度の均一性を高めるため、実施例1の光源11a〜11c,12a〜12cは、それぞれが発光する扇状の光同士の一部が重なるように配置している。
図1に戻って、導光板13は、略直方体板形状をしており、光源11a〜11c,12a〜12cが発光して2つの対向する側端面13c,13dから入射した照明光を、表面13a方向へ出射させる実質的に透明な樹脂製の導光部である。本実施例の導光板13は、ポリカーボネートを素材としている。ただし、本実施例の導光板13に用いているポリカーボネートは、入射する照明光の偏光状態を保ったまま出射する様に複屈折が極めて小さい。具体的には、導光板13を通過前後の照明光の位相差が、λ/10(λ:照明光の波長)以下となっている。また、導光板13は、拡散及び散乱を生じないものを使用している。
導光板13の側端面13cには、光源11a〜11cに対応する位置に入射部138a,138b,138cが設けられている。入射部138a〜138cは、照明光が透過するのに十分な幅であって、かつ、必要以上に広くならないような幅に形成され、照明光が透過しやすいように、表面が滑らかになっている。また、この入射部138a〜138cに相当する入射部が反対側の側端面13dにも設けられており、両側端面に3箇所、合計で1枚の導光板13に6箇所設けられている。
側端面13cの入射部138a,138b,138c以外の部分は、導光板13の内部方向へ光を反射する反射部139が設けられている。この反射部139は、銀、アルミニウム、クロムのような高い反射率をもつ金属膜を蒸着したり、スパッタリング、CVDなどにより形成したり、あるいはメッキによって形成することができる。又は、市販の液晶導光板用の高反射率フィルム、例えば、株式会社ツジデン製高反射フィルムRFシリーズ、株式会社きもと製レフホワイト、住友スリーエム株式会社製(ビキュイティ)ESR(Enhanced Specular Reflector)反射フィルム、三井化学株式会社製シルバーリフレクター、東レ株式社製E60Vなどを適宜貼付してもよい。この場合、さらに屈折率整合させた樹脂等を介在させて導光板13とこれら反射板とを張り合わせてもよい。
また、図示していないが、側端面13dには、側端面13cと同様に光源12a〜12cに対応して入射部と反射部とが設けられている。
さらに、導光板13の光源が配置されていない側端面13e,13fには、全面に反射部139と同様な反射部が形成されている。
導光板13の裏面13bには、多数の溝群が形成されている。本実施例では、溝群は、35μmの等間隔で並んで配置されている。なお、本実施例の説明では、簡単のため7組の溝群131〜137が形成されているものとして説明を行う。
溝群131〜137は、側端面13c,13dに対して平行に延在する2本の溝の集合であり、光源からの距離に応じて、溝の形状を順次変更して形成している。
図4は、光源11a〜11cに最も近い側に設けられている溝群131の断面形状を拡大して示した図である。
溝群131は、光源11a〜11cに近い側に設けられた第1の溝131aと、第1の溝131aに隣接して平行に設けられ第1の溝131aよりも光源11a〜11cから遠い側に設けられた第2の溝131bとを有している。第1の溝131a及び第2の溝131bは、溝群131〜137の延在する方向に直交する断面において、いずれも断面形状が直角三角形の溝であり、その直角三角形の直角な頂点に相当する第1の頂点Aと鋭角な頂点の内の一方に相当する第2の頂点Bとが略裏面13b上に位置している。また、第1の溝131a及び第2の溝131bの断面形状の三角形における第2の頂点Bは、同一の位置となるように形成されている。
図4中に示した第1及び第2の溝131a,131bの寸法は、a=5μm,a’=2μm,b=4μm,c=1.6μmとなっている。
図5は、側端面13c及び側端面13dまでの距離が等しい位置、すなわち側端面13cと側端面13dとの中間位置に設けられている溝群134の断面形状を拡大して示した図である。
溝群134は、上述の溝群131と同様に断面形状が直角三角形の第1及び第2の溝134a,134bの2本の互いに平行な溝により形成されている。ただし、溝群134は、上述の溝群131とは、溝の寸法が異なっている。図5中に示した第1及び第2の溝134a,134bの寸法は、a=a’=5μm,b=c=4μmとなっている。
図6は、光源11a〜11cから最も遠い側(光源12a〜12cに最も近い側)に設けられている溝群137の断面形状を拡大して示した図である。
溝群137は、上述の溝群131,134と同様に断面形状が直角三角形の第1及び第2の溝137a,137bの2本の互いに平行な溝により形成されており、溝群131,134とは、溝の寸法が異なっている。図6中に示した第1及び第2の溝137a,137bの寸法は、a=2μm,a’=5μm,b=1.6μm,c=4μmとなっている。
図4〜6に示していない溝群132,133に設けられた各溝の形状は、溝群131の寸法と溝群134の寸法との間で滑らかに形状が変化するようになっており、同様に、溝群135,136に設けられた各溝の形状についても、溝群134の寸法と溝群137の寸法との間で滑らかに形状が変化するようになっている。
このように、溝群131〜137を断面形状の異なる2つの溝により形成し、入射部138a(b,c)に近い側の第1の溝131a〜137aは、入射部138a(b,c)に最も近い位置に形成されている溝の深さが最も深く、入射部138a(b,c)から離れるにしたがい溝の深さが浅くなっている。
また、入射部138a(b,c)から遠い側の第2の溝131b〜137bは、入射部138a(b,c)に最も近い位置に形成されている溝の深さが最も浅く、入射部138a(b,c)から離れるにしたがい溝の深さが深くなっている。
図7は、光源11a(b,c)が発光して入射部138a(b,c)から入射した照明光の導光板13内における進み方を示す図である。
照明光は、入射部138a(b,c)に近い側から徐々に溝群により表面側へ向けられることにより、全体としては、均一な面光源として出射することができる。
上述した溝群131〜137の寸法関係は、光源11a(b,c)のある入射部138a(b,c)側を基準として説明したが、溝群131〜137の寸法は、中央の溝群134を中心として対称の形状となっている。したがって、光源11a(b,c)から発光される照明光に対する作用と同様に、光源12a(b,c)から発光される照明光に対しても照明光を表面側へ向けるように作用する。
溝群を形成する2本の溝の中で光源11a(b,c)から遠い側にある第2の溝131b〜137bは、主に光源11a(b,c)が発光した照明光を導光板法線方向へ出射させるために有効である。一方、溝群を形成する2本の溝の中で光源11a(b,c)に近い側(光源12a(b,c)から遠い側)にある第1の溝131a〜137aは、主に光源12a(b,c)が発光した照明光を導光板法線方向へ出射させるために有効である。
このように導光板13の伝播方向で第1の溝131a〜137a、第2の溝131b〜137bの寸法を除々に変えていくことで、面内の均一性を高め、非常に平行度の高い(出射光が導光板の法線方向に近い角度で出射する)バックライト導光板とすることが可能である。
ここで、例えば、最も光源11a(b,c)に近い側においては、第2の溝131bの斜面に当たりそのまま垂直方向に立ち上がる成分と、それ以外に第2の溝131bの斜面で全反射せず伝播していく光成分とがある。いずれの場合においても、第2の溝131bの切込み部の寸法a’が大きければそれだけ全反射を起こして垂直方向に出射する光量が増える。この第2の溝131b〜137bの寸法a’が伝播方向の光源近傍と遠方で同じならば近傍側でより多くの光が出射してしまい、均一な照明ができなくなってしまう。そこで、本実施例では、光源に近い側の第2の溝131bの寸法a’を最も小さくしておき、光源から離れるに従い順次大きくしていき最遠方端で最も大きくすることで均一な照明を達成している。また、第1の溝131a〜137aの切込み深さ寸法aは、この逆に光源に近い位置では大きくし、光源から最も遠い位置で最も小さくする。これにより導光板13の側端面13d側に配置した光源12a(b,c)からの光や、光源11a(b,c)から発光して後述の反射部により反射して再度逆方向に伝播していく光に対しても、面内で均一に順次出射させていくことができる。
このように導光板13内で照明光の進む方向(伝播方向)で第1の溝131a〜137a及び第2の溝131b〜137bの寸法を変えていくことにより、面内の輝度の均一性を高め、また、照明光の進む方向が導光板13に対して垂直に近い面光源装置とすることができる。
ただし、このような導光板13を用いた場合、設計により光源からの照明光は、逆側の側端面に到達するまでに均一に全ての照明光を表面から出射させることも可能であるが、一部が光源とは逆側の側端面に到達する場合もある。
そこで、本実施例では、側端面13cの入射部138a〜138c以外の部分に、反射部139を設けており、反射部139に到達した照明光を再度逆向きに進むようにしている。例えば、光源12a(b,c)が発光してこの反射部139により反射された照明光は、光源11a(b,c)が発光した照明光と同様にして表面13aから出射する。このように、反射部139を設けたことにより、光の利用効率がさらに高くなっている。なお、図示していないが、側端面13dにおいても、反射部139と同様な反射部が形成されている。
次に、本実施例における導光板13の製造方法について説明する。
まず、上述の溝形状に対応する形状を金型にダイヤモンドバイトを用いた精密NC旋盤によって切削し、金型を作製する。この金型を用いて樹脂成型により導光板13を作製する。導光板13の寸法は、55×40mm(対角≒2.6インチ)、厚み0.6mmとし、材質は、先に述べたようにPC(ポリカーボネート)材を用いた。なお、導光板には、PCの他に、TAC(セルローストリアセテート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)等を用いてもよいが、複屈折の小さな種類、グレードを選択する必要がある。
導光板13の作製には、紫外線硬化型樹脂を用いて賦形したが、他に射出成型法であってもよいし、異方性が生じたりして、複屈折性に問題が生じたりしなければ、押出し成形を用いてもよい。
このようにして作製した導光板13を、白色LED光源である光源11a〜11c,12a〜12cを取り付けて照明した。この面光源装置を測定した結果、面内で均一に、法線方向から概ね±30°以内に集中して照明光が出射し、また、偏光状態も揃っていることが確認できた。
本実施例によれば、光源11a〜11c,12a〜12cに偏光素子114を備えることにより、照明光を直線偏光として導光板13に伝え、導光板13は、複屈折が極めて小さいので、導光板13から出射する照明光は、直線偏光状態を保ったまま出射することができる。そして、偏光素子114は、光源部分にのみ設ければよい。また、導光板13の入射部138a〜138c及びその対向する位置にある入射部の面積は、出射部である表面13aの面積よりも十分小さい。したがって、偏光素子114の使用量(面積)が少なくて済み、導光板13の表面13aの全面に偏光素子を設ける場合に比べて、非常に安価に製造することができる。その上、光源11a〜11c,12a〜12cに反射部113を備えることにより、照明光を無駄なく再利用することができる。
また、溝群131〜137を光源からの距離に応じて深さを変えながら設けたので、導光板13に対する法線方向付近の角度範囲に集中しながら均一に照明光を出射することができ、照明光の利用効率を向上させ、同時に安価で大面積で大量に生産することが可能な導光板を提供することができる。
さらに、原版に形成する溝群の形状は、精密NC加工機を用いて作製することができるので、従来の導光板のように破線状にレンズ部を形成したり、円弧状に配列したりする等の複雑な原版を用いる必要がなく、簡単かつ安価に原版を作製できるとともに、設計の自由度も高くなる。
さらにまた、側端面13c,13dの入射部138a〜138c以外の部分に反射部139を設けたので、さらに照明効率のよい面光源装置とすることができる。
図8は、実施例2における面光源装置の主要部を模式的に示した側面図である。
実施例2は、実施例1の導光板13における溝群131〜137の断面形状を変更した導光板23を複数並べて、大面積のバックライト用導光板とした例である。
したがって、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図9は、導光板23を1枚のみ示した斜視図である。
本実施例における導光板23は、実施例1の導光板13が側端面13c,13dに入射部138a〜138c等を有していたのに対し、裏面23bの側端面23c,23dに近い位置に入射部238,239を有している点が異なっている。入射部238,239は、裏面23bに設けられた切り欠き形状であって、導光板23の板面(表面23a)に対して45度の傾きを有した反射面238a,239aを有している。また、この入射部238,239は、実施例1と同様に、両側端面付近に3箇所、合計で1枚の導光板23に6箇所設けられている。さらに、導光板23は、実施例1と同様に、入射する照明光の偏光状態を保ったまま出射する様に複屈折が極めて小さいポリカーボネートを素材としている。
図8に戻って、本実施例では、導光板23を照明光の伝播方向に2枚並べて配置している。そして、入射部238,239に対応した裏面23b側に光源211a〜211c,212a〜212cが配置されている。光源211a〜211c,212a〜212cは、実施例1と同様な光源であり、発光部,反射部,偏光素子を有して、直線偏光状態の照明光を出射する。光源211a〜211c,212a〜212cが発光する照明光は、反射面238a,239aにより反射して伝播方向を変えられて、導光板23の内部に入射する。
本実施例では、導光板を複数並べて配置することにより、より大型の面光源装置としているが、実施例1に示した面光源装置をそのまま並べたのでは、側端面側に配置された光源部分において隙間が生じて、輝度ムラの原因となるおそれがある。また、導光板に挟まる位置の光源をなくすことも考えられるが、そうすると、得られる照明光が減ってしまう。
そこで、本実施例では、反射面238a,239aを有した入射部238,239を裏面側に設け、光源211a〜211c,212a〜212cを裏面23b側に配置することにより、導光板23同士を極力隙間なく配置し、輝度ムラのない大型の面光源装置を実現している。
本実施例における導光板23は、上述した入射部238,239の他に、実施例1の導光板13における溝群131〜137とは断面形状が異なる溝群231〜237を有している。
図10は、光源211a〜211cに最も近い側に設けられている溝群231の断面形状を拡大して示した図である。
溝群231は、光源211a〜211cに近い側に設けられた第1の溝231aと、第1の溝231aに隣接して平行に設けられ第1の溝231aよりも光源211a〜211cから遠い側に設けられた第2の溝231bとを有している。第1の溝231a及び第2の溝231bは、溝群231〜237の延在する方向に直交する断面において、いずれも断面形状が直角三角形の溝であり、その直角三角形の直角な頂点に相当する第1の頂点Cと鋭角な頂点の内の一方に相当する第2の頂点Dとが略裏面23b上に位置している。また、第1の溝231a及び第2の溝231bの断面形状の三角形における第1の頂点Cは、同一の位置となるように形成されている。
なお、第1の頂点Cが同一の位置となることにより、第1の溝231a及び第2の溝231bは、つながって1つの溝であるかのようになってしまい、第1の頂点Cは、現実には存在せずに、第1の溝231a及び第2の溝231bの各辺を延長した場合の交点として仮想的に与えられる頂点である。
図10中に示した第1及び第2の溝231a,231bの寸法は、a=2μm,a’=5μm,b=1.6μm,c=4μmとなっている。
図11は、側端面23c及び側端面23dまでの距離が等しい位置、すなわち側端面23cと側端面23dとの中間位置に設けられている溝群234の断面形状を拡大して示した図である。
溝群234は、上述の溝群231と同様に断面形状が直角三角形の第1及び第2の溝234a,234bの2本の互いに平行な溝により形成されている。ただし、溝群234は、上述の溝群231とは、溝の寸法が異なっている。図11中に示した第1及び第2の溝234a,234bの寸法は、a=a’=5μm,b=c=4μmとなっている。
図12は、光源211a〜211cから最も遠い側(光源212a〜212cに最も近い側)に設けられている溝群237の断面形状を拡大して示した図である。
溝群237は、上述の溝群231,234と同様に断面形状が直角三角形の第1及び第2の溝237a,237bの2本の互いに平行な溝により形成されており、溝群231,234とは、溝の寸法が異なっている。図12中に示した第1及び第2の溝237a,237bの寸法は、a=5μm,a’=2μm,b=4μm,c=1.6μmとなっている。
図10〜12に示していない溝群232,233に設けられた各溝の形状は、溝群231の寸法と溝群234の寸法との間で滑らかに形状が変化するようになっており、同様に、溝群235,236に設けられた各溝の形状についても、溝群134の寸法と溝群137の寸法との間で滑らかに形状が変化するようになっている。
このように、溝群231〜237を断面形状の異なる2つの溝により形成し、光源211a〜211c(入射部238)に近い側の第1の溝231a〜237aは、光源211a〜211cに最も近い位置に形成されている溝の深さが最も浅く、光源211a〜211cから離れるにしたがい溝の深さが深くなっている。
また、光源211a〜211cから遠い側の第2の溝231b〜237bは、光源211a〜211cに最も近い位置に形成されている溝の深さが最も深く、光源211a〜211cから離れるにしたがい溝の深さが浅くなっている。
図13は、光源211a(b,c)が発光して入射部238から入射した照明光の導光板13内における進み方を示す図である。
照明光は、実施例1と同様に、入射部238a(b,c)に近い側から徐々に溝群により表面側へ向けられることにより、全体としては、均一な面光源として出射することができる。
上述した溝群231〜237の寸法関係は、光源211a(b,c)のある入射部238側を基準として説明したが、溝群231〜237の寸法は、中央の溝群234を中心として対称の形状となっている。したがって、光源211a(b,c)から発光される照明光に対する作用と同様に、光源212a(b,c)から発光される照明光に対しても照明光を表面側へ向けるように作用する。
溝群を形成する2本の溝の中で光源211a(b,c)に近い側にある第1の溝231a〜237aは、主に光源211a(b,c)が発光した照明光を導光板法線方向へ出射させるために有効である。一方、溝群を形成する2本の溝の中で光源211a(b,c)から遠い側(光源212a(b,c)に近い側)にある第2の溝231b〜237bは、主に光源212a(b,c)が発光した照明光を導光板法線方向へ出射させるために有効である。
このように導光板23の伝播方向で第1の溝231a〜237a、第2の溝231b〜237bの寸法を除々に変えていくことで、面内の均一性を高め、非常に平行度の高い(出射光が導光板の法線方向に近い角度で出射する)バックライト導光板とすることが可能である。
ここで、例えば、最も光源211a(b,c)に近い側においては、第1の溝231aの斜面に当たりそのまま垂直方向に立ち上がる成分と、それ以外に第1の溝231aの斜面で全反射せず伝播していく光成分とがある。いずれの場合においても、第1の溝231aの切込み部の寸法aが大きければそれだけ全反射を起こして垂直方向に出射する光量が増える。この第1の溝231a〜237aの寸法aが伝播方向の光源近傍と遠方で同じならば近傍側でより多くの光が出射してしまい、均一な照明ができなくなってしまう。そこで、本実施例では、光源に近い側の第1の溝231aの寸法aを最も小さくしておき、光源から離れるに従い順次大きくしていき最遠方端で最も大きくすることで均一な照明を達成している。また、第2の溝231b〜237bの切込み深さ寸法a’は、この逆に光源に近い位置では大きくし、光源から最も遠い位置で最も小さくする。これにより導光板23の側端面23d側に配置した光源212a(b,c)からの光や、光源211a(b,c)から発光して反射層により反射して再度逆方向に伝播していく光に対しても、面内で均一に順次出射させていくことができる。
ここで、実施例1における導光板13の溝群131〜137と、実施例2における導光板23の溝群231〜237との相違点、及び、一致点について整理する。これらの溝群131〜137,231〜237は、いずれも、導光板の表面に略沿った方向に伝播する照明光を、導光板の表面の法線方向に均一に出射させるために設けられている点において共通している。そして光源に近い側に設けられている第1の溝131a〜137a,231a〜237aが光源11a〜11c,211a〜211cに近いほど浅いのか、深いのかという点において、一見異なっているようにも見える。しかし、これらの違いは、第1の溝131a〜137aと、第1の溝231a〜237aとが有している照明光を全反射する斜面部分が、溝の光源側に在るか否かによって生じている。
実施例1の第1の溝131a〜137aでは、その斜面部分が光源11a〜11c側から到達する照明光を全反射する方向に形成されておらず、その反対側から到達する照明光を全反射する方向に形成されている。一方、実施例2の第1の溝231a〜237aでは、その斜面部分が光源211a〜211c側から到達する照明光を全反射する方向に形成されている。すなわち、照明光を全反射する方向に形成された斜面を有した溝については、全反射する光を発光する光源に近い側にあるものほどその深さを浅くしているという観点において実施例1の第1の溝131a〜137aと実施例2の第1の溝231a〜237aとは共通しており、この構成により、実施例1,2のいずれの導光板においても、照明光を均一に出射させることができる。
また、本実施例では、側端面23c,23d,23e,23fの全面に、反射部240を設けており、各側端面に到達した光を、再度導光板23内方向へ戻して再利用している。
本実施例における導光板23の製造は、実施例1における導光板13と同様な方法により行うことができる。そして、作製した導光板23を、白色LED光源である光源211a〜211c,212a〜212cを取り付けて照明した。この面光源装置を測定した結果、面内で均一に、法線方向から概ね±30°以内に集中して照明光が出射していることが確認できた。
本実施例によれば、実施例1における導光板23と同様な効果を得ることができると共に、入射部238,239の形状を改良して、光源211a〜211c,212a〜212cを裏面側に配置することができるようにしたので、導光板23を複数隙間なく並べることができ、より大型の面光源装置を、高輝度で、かつ、輝度ムラなく実現することができる。そして、面光源装置が大型化するほど、光源211a〜211c,212a〜212cに偏光素子を配置したことによる製造価格面での効果がより高いものとなる。
図14は、実施例3における面光源装置の主要部を模式的に示した斜視図である。
実施例3における面光源装置は、光源311,第1の導光部33A,第2の導光部33Bを備えている。
光源311は、発光部312,反射部313,偏光素子314を備えており、実施例1における光源11a〜11c,12a〜12cと同様な光源部であり、偏光状態が直線偏光に揃えられた点光源光の照明光を第1の導光部33Aに出射する。なお、発光部312が発光する光は、白色光である。
第1の導光部33Aは、光源311から出射された点光源光である照明光を線光源光に変換して出射する。第1の導光部33Aの入射面と対向する面331には、反射層が形成されている。
第2の導光部33Bは、第1の導光部33Aが出射した照明光を面光源光に変換する導光板である。なお、第2の導光部33Bは、入射面となる側端面に反射部が形成されていない他は、実施例1における導光板13と同様な形態となっている。
また、第1の導光部33A及び第2の導光部33Bは、いずれも、複屈折の極めて小さな素材により形成されており、偏光素子314により直線偏光にされた照明光の偏光状態を変えることなく出射する。
本実施例によれば、偏光素子314を光源311に備え、しかも、第1の導光部33Aを設けることにより光源311を1つだけとしても、照明光を面光源光とすることができる。したがって、面光源装置をより安価にすることができる。
図15は、実施例4における面光源装置の主要部を模式的に示した斜視図である。
実施例4における面光源装置は、光源411A,411B,第1の導光部43A,第2の導光部43Bを備えている。
光源411Aは、実施例3と同様に発光部412A,反射部413A,偏光素子414Aを備えており、偏光状態が直線偏光に揃えられた点光源光の照明光を第1の導光部43Aに出射する。ここで、光源411Aの発光部412Aが発光する光は、青色である。
光源411Bは、実施例3と同様に発光部412B,反射部413B,偏光素子414Bを備えており、偏光状態が直線偏光に揃えられた点光源光の照明光を第1の導光部43Aに出射する。ここで、光源411Bの発光部412Bが発光する光は、黄色である。
光源411A,411Bは、第1の導光部43Aの対向する2つの入射面にそれぞれ分けて配置されており、上述のようにそれぞれ青色、黄色の照明光を発光する。しかし、第1の導光部43Aから出射する照明光は、これらの色が均一に混色して、白色の照明光となっている。第2の導光部43Bは、実施例3における第2の導光部33Bと同様な部材である。したがって、第2の導光部33Bからは、白色であって、直線偏光に偏光状態が揃った照明光が均一な状態で出射される。
本実施例によれば、単色発光する光源によって、白色の面光源とすることができるので、さらなる製造コストの低減を図ることができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例において、導光板13,23,33,43の裏面は、照明光が全反射されることを前提として、他の層などは設けていない例を示したが、これに限らず、裏面側にわずかに漏れてしまう光を表面の方向へ反射して戻す反射層を設けてもよい。例えば、裏面上に直接反射層H1を形成してもよいし(図16(a))、裏面から離れた位置に反射層H2を設けてもよい(図16(b))。
さらに、裏面から離れた位置に反射層を設ける場合に、図16(c)に示すように三角形のプリズムシートH3の表面に反射面を形成したものを配置してもよい。この場合、実施例1(又は2)の導光板13(又は23)に使用するには、プリズムシートH3の頂部の角度は、120°の鈍角で、ピッチ10μmで形成するとよい。
本発明の導光板から裏面側へ漏れる光の多くは、導光板を基準として大きな出射角度で裏面側へ出射する(漏れる)が、反射層をプリズムシートの表面に形成することにより、反射光を導光板に対して垂直に近い角度で入射させることができる。
なお、図16(c)に示す三角形のプリズムシートH3を用いる場合、プリズムシートと導光板が密着してしまうと、漏れ光がプリズムシートで反射した後、導光板の溝群を再通過するので、垂直方向から大きく角度をずらして出射してしまい、最終的な照明光の平行度を落とす原因となる。したがって、プリズムシートと導光板との間隔を適正に保つ必要がある。この間隔は、溝群のピッチにも依存するが、上記実施例1,2では、溝群のピッチを35μmとしたので、8〜10μm(空気中換算)の間隔とすることが望ましい。そこで、図16(c)に示す三角形のプリズムシートH3を用いる場合には、プリズムシートと導光板との間隔を一定に保つために、8〜10μmの厚さの透明なフィルムH4をプリズムシートと導光板との間に間隔調整部材として挟んでもよい(図16(d))。このプリズムシートと導光板との間に挟むフィルムとしては、例えば、10μm厚のTAC(セルローストリアセテート)を用いてもよいし、その他、シクロオレフィンポリマー、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PC(ポリカーボネート)など複屈折の少ない樹脂を適宜選択してもよい。
(2)各実施例において、光源にLEDを用いる例を示したが、これに限らず、例えば、図17に示すように、冷陰極管1041を用いてもよいし、ハロゲンランプ、高圧水銀灯、キセノンランプ、レーザ等、他の種類の光源としてもよい。
また、光源には、偏光素子を別体で設けることにより、直線偏光の照明光とする例を示したが、これに限らず、例えば、レーザダイオード(半導体レーザ)等の直接直線偏光の照明光を発光する発光部を用いてもよい。
(3)実施例3,4において、第2の導光部の一端面にのみ第1の導光部を配置した例を示したが、これに限らず、例えば、図18に示す第2の導光部53B及び第1の導光部53A−1,53B−2のように、第2の導光部53Bの両側2方向に第1の導光部53A−1,53B−2を配置してもよい。
(4)各実施例において、光源に近い側の第1の溝及び光源から遠い側の第2の溝は、光源からの位置に応じてその深さを徐々に変化させ、各溝群が等間隔に並んでいる例を示したが、これに限らず、例えば、必要に応じて面内でその形状、切込み量、それぞれの切込み部同士の配置間隔、傾斜角度、切込み部形成を連続的にではなく、断続的にし、その断続線の形成部と非形成部との間隔の比を変える等してもよい。
(5)各実施例において、光源を導光板の2つの対向する側端面の近傍に配置する例を示したが、これに限らず、例えば光源を一方の側端面近傍にのみ配置し、対向する側端面の全面を反射部としてもよい。
(6)各実施例において、側端面に形成された反射部は、導光板の表裏面に対して垂直に形成した例を示したが、これに限らず、例えば、所定の角度を設けてもよいし、平面ではなく反射して逆方向に伝播する光の主光線方向を制御するために、サイン波形状、のこぎり形状、三角形状、多次曲線形状などにしてもよい。これにより反射光を用いてより明るく照明したい領域に主に光を導くことができる。
(7)各実施例において、光源からの照明光が導光板に入射する入射部を平面とした例を示したが、これに限らず、例えば、入射部を円弧状の切り込み形状として照明光の扇状の広がり角度を制御してもよい。LEDからの照明光は、主にLED発光点上部のレンズ形状の設計によって主に発散角度(導光板に入ったときの扇状の広がり角)は決まるが、入射部を円弧状の切り込み形状とすることにより、輝度の均一性、及び、光の利用効率を高めることができる。また、入射部を円弧状の切り込み形状とする以外にも、適宜入射部の形状を設計することにより、照明光の進み方を自由に制御することができる。
(8)実施例2において、入射部238,239は、LEDの光源211a〜211c,212a〜212cを取り付ける場所のみに形成した例を示したが、これに限らず、例えば、全範囲にわたって入射部としてもよいし、光源付近に中心を持つ円弧状に形成してもよい。
(9)実施例2において、複数の導光板を並べて配置して大型の面光源装置とする例を示したが、これに限らず、たとえば、大型の導光板を1枚で形成し、その一部にLEDからの照明光入射用の切り欠き(入射部)を設けてもよい。また、これらの切り欠きは、先に述べたように、平面に限らず、入射する光の広がり角度、主光線方向などの光学特性を制御するために必要な曲面で構成してもよい。
(10)実施例1において、導光板13は、1枚を使用する例として説明を行ったが、これに限らず、例えば、実施例2と同様に裏面側に入射部を形成して、複数枚を並べて配置して使用してもよい。
(11)実施例2において、導光板23は、照明光の伝播方向に対して直列となるように並べて配置する形態を示したが、これに限らず、例えば、図19に示すように、照明光の伝播方向に対して並列となるように導光板1023を並べて配置してもよい。その場合、導光板1023は、実施例1のように側端面に入射部を設けるとよい。また、この場合において、光源は、図19に示す光源1021のようなLED等の点光源としてもよいし、図20に示す光源1031のような冷陰極管等の線光源としてもよい。
(12)実施例1,2において、白色に発光するLEDを光源に使用する例を示したが、これに限らず、例えば、3種類の別々のLEDにより赤色(R),緑色(G),青色(B)の発光を行うようにしてもよい。
図21は、R,G,Bの3色のLEDを並べて配置した変形例を示す図である。図21中で、RのLEDが発光する照明光は一点鎖線で示し、GのLEDが発光する照明光は破線で示し、BのLEDが発光する照明光は実線で示している。
実施例1,2に示す導光板13,23等に対して異なる色の発光をするLEDを使用する場合には、図21に示すように、導光板を挟んで向かい合う同色のLED同士の扇状の光同士が少なくとも一部重なるように位置を決めて配置することが望ましい。そうすることにより、RGBそれぞれの光が重なり合い、非常に均一に混色して白色光化することができる。また、各色の発光量を独立して調整することができるので、色温度の調節を容易に行うことができる。
(13)各実施例において、光源から出射する照明光を直線偏光にして、導光板よりも観察側には、偏光板などを設けない例を示したが、これに限らず、例えば、LCDなどの表示パネル直前に再度偏光を揃える偏光板層を第2の偏光素子として設けて、偏光特性をより厳密に揃えてもよい。
(14)各実施例において、導光板よりも観察側であって、表示パネル直前に直線偏光を所定角度だけ旋光させる層を配置して、LCDパネル等に入射する直線偏光の方向を変えてもよい。
(15)各実施例において、偏光素子は、偏光条件の一致した照明光のみが透過し、その直交偏光成分は、偏光素子により反射されて戻される例を示したが、これに限らず、例えば、光吸収型の偏光素子を用いてもよい。
(16)実施例3,4において、第1の導光部33A,43Aは、直方体形状であって、その出射面は、平面である例を示したが、これに限らず、例えば、出射面を曲面として、第2の導光部33b,43bに入射する光の広がり角度、主光線方向などの光学特性を制御してもよい。
(17)各実施例において、光源部と導光部との間に、光源部が出射する照明光の少なくとも一軸方向について平行光線化するレンズを配置して、照明光の拡散具合を調整してもよい。
図22は、光源部と導光部との間にレンズを配置した変形例を示す図である。
図22に示す例では、実施例1における光源部11a〜11c(12a〜12c)の直後にリニアフレネルレンズ115を配置している。リニアフレネルレンズを用いたことにより、大型化することなく、確実に一方向について拡散具合を調整することができる。
(18)各実施例において、導光板13,12及び第2の導光部33B,43Bに形成された溝群は、直角三角形形状を基本とした溝を2つ組み合わせている例を示したが、これに限らず、例えば、3つの溝を組み合わせてもよいし、1つの溝の断面形状についても、三角形に限らず、例えば、曲面形状であってもよい。
実施例1における面光源装置の主要部を模式的に示した斜視図である。 光源11a〜11c,12a〜12cを拡大して示した断面図である。 実施例1における光源11a〜11c,12a〜12cの配置を説明する図である。 光源11a〜11cに最も近い側に設けられている溝群131の断面形状を拡大して示した図である。 側端面13c及び側端面13dまでの距離が等しい位置、すなわち側端面13cと側端面13dとの中間位置に設けられている溝群134の断面形状を拡大して示した図である。 光源11a〜11cから最も遠い側(光源12a〜12cに最も近い側)に設けられている溝群137の断面形状を拡大して示した図である。 光源11a(b,c)が発光して入射部138a(b,c)から入射した照明光の導光板13内における進み方を示す図である。 実施例2における面光源装置の主要部を模式的に示した側面図である。 導光板23を1枚のみ示した斜視図である。 光源211a〜211cに最も近い側に設けられている溝群231の断面形状を拡大して示した図である。 側端面23c及び側端面23dまでの距離が等しい位置、すなわち側端面23cと側端面23dとの中間位置に設けられている溝群234の断面形状を拡大して示した図である。 光源211a〜211cから最も遠い側(光源212a〜212cに最も近い側)に設けられている溝群237の断面形状を拡大して示した図である。 光源211a(b,c)が発光して入射部238から入射した照明光の導光板13内における進み方を示す図である。 実施例3における面光源装置の主要部を模式的に示した斜視図である。 実施例4における面光源装置の主要部を模式的に示した斜視図である。 導光板の裏面側に反射層を形成した変形例を示す図である。 光源に冷陰極管を用いる変形例を示す図である。 第1の導光部を増やした変形例を示す図である。 照明光の伝播方向に対して並列となるように導光板を並べて配置し、点光源を使用した変形例を示す図である。 照明光の伝播方向に対して並列となるように導光板を並べて配置し、線光源を使用した変形例を示す図である。 R,G,Bの3色のLEDを並べて配置した変形例を示す図である。 光源部と導光部との間にレンズを配置した変形例を示す図である。
符号の説明
11a〜11c,12a〜12c,211a〜211c,212a〜212c,311,411A,411B 光源
13,23 導光板
13a,23a 表面
13b,23b 裏面
13c〜13f,23c〜23f 側端面
131〜137,231〜237 溝群
131a〜137a 第1の溝
131b〜137b 第2の溝
138a,138b,138c,238,239 入射部
139 反射部
238a,239a 反射面
33A,43A 第1の導光部
33B,43B 第2の導光部

Claims (18)

  1. 偏光状態が略直線偏光に揃った状態の照明光を出射する光源部と、
    前記光源部が出射する前記照明光を入射部から入射し、前記照明光を面光源光として出射部から出射する導光部と、
    を備え、
    前記入射部は、前記出射部よりも面積が小さく、
    前記導光部は、前記入射部に入射した照明光の偏光状態を変えることなく前記出射部から出射する面光源装置。
  2. 請求項1に記載の面光源装置において、
    前記導光部は、複屈折の少ない材料により形成されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の面光源装置において、
    前記導光部は、拡散及び散乱を起こさない材料により形成されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光源部は、照明光を発光する発光部と、
    前記発光部と前記入射部との間に設けられ、前記発光部が発光する照明光の偏光状態を略直線偏光に偏光させる偏光素子と、
    を有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  5. 請求項4に記載の面光源装置において、
    前記偏光素子は、一方向の偏光方向の照明光のみを透過し、それ以外の偏光方向の照明光は吸収する光吸収型の偏光素子であること、
    を特徴とする面光源装置。
  6. 請求項4に記載の面光源装置において、
    前記偏光素子は、照明光の偏光方向に応じて選択的に反射光と透過光とに分離する偏光素子であること、
    を特徴とする面光源装置。
  7. 請求項6に記載の面光源装置において、
    前記光源部は、前記偏光素子により反射された照明光を再度反射するように覆う反射部を有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の面光源装置において、
    前記偏光素子は、屈折率異方性を持つ層と屈折率異方性を持たない層との多層積層体、又は、コレステリック液晶層と1/4波長板とを用いて円偏光の選択反射を行う素子、又は、誘電体と導体とを交互に面方向に並べて配置したワイヤグリッド偏光子、のいずれかであること、
    を特徴とする面光源装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光源部は、点光源光、又は、実質的に点光源からの点光源光とみなすことができる照明光を発光し、
    前記導光部は、前記照明光を線光源光に変換する第1の導光部と、
    前記線光源光を面光源光に変換する第2の導光部と、
    を有することを特徴とする面光源装置。
  10. 請求項9に記載の面光源装置において、
    前記第1の導光部の線光源光を出射する面は、曲面であること、
    を特徴とする面光源装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光源部と前記導光部との間に、前記光源部が出射する照明光の少なくとも一軸方向について平行光線化するレンズを有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  12. 請求項11に記載の面光源装置において、
    前記レンズは、リニアフレネルレンズであること、
    を特徴とする面光源装置。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記光源部は、光の三原色毎に独立して配置されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記導光板よりも観察側に、直線偏光を所定角度だけ旋光させる旋光層を有すること、
    を特徴とする面光源装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記導光部、又は、前記第2の導光部は、略直方体板形状の導光板であって、側端面の内の少なくとも1つの面上、又は、その近傍に前記入射部が形成されており、前記出射部と対向する面には、複数の溝からなる溝群が複数形成されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  16. 請求項15に記載の面光源装置において、
    前記出射部と対向する面の近傍には、反射層が前記導光部と一体、及び/又は、別体で設けられていること、
    を特徴とする面光源装置。
  17. 請求項16に記載の面光源装置において、
    前記反射層は、前記導光板との間に複屈折性が実質的にない間隔調整部材を挟んで配置されていること、
    を特徴とする面光源装置。
  18. 請求項1から請求項17までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
    前記出射部よりも観察側に、再度偏光状態を揃える第2の偏光素子を設けたこと、
    を特徴とする面光源装置。
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