JP2006202204A - 出退管理システム - Google Patents

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JP2006202204A JP2005015607A JP2005015607A JP2006202204A JP 2006202204 A JP2006202204 A JP 2006202204A JP 2005015607 A JP2005015607 A JP 2005015607A JP 2005015607 A JP2005015607 A JP 2005015607A JP 2006202204 A JP2006202204 A JP 2006202204A
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薫 木戸
Wataru Miyano
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Abstract

【課題】 人の出入りが制限された複数の区域が設定された病院等の施設において、この区域への出入りを希望する者に対して各区域毎に出入りを許可すると共に、許可されていない者の区域への出入りを検知し、適切に警告できるようにする。
【解決手段】 受付に設置された受付管理装置4は、登録者に貸与したICタグ2のIDと、入力された登録者の個人情報等をデータベースに格納すると共に、当該IDを出退検出装置6に送信する。一方、出退検出装置6は送信されたIDを受信し、メモリ43に登録する。そして、タグリーダ52にてICタグ2のIDが読み取られると、読み取られたIDがメモリ43に記憶されたIDと一致するか否かを判断し、読み取られたIDがメモリ43に登録されたIDと一致しないと判断すると報知部54に警告を発生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人の出入りが制限される複数の区域が設定された施設において、その区域毎に、区域を一時的に利用する者の出入りを管理し、区域への不正な侵入を防止するための出退管理システムに関する。
従来より、オフィス、ホテル等の不特定多数の人が利用する施設において、この施設内で部外者の出入りが制限されている区域(以下、管理対象区域)への部外者の出入りを監視し、不正な侵入が確認されたときは、即座に警報を発するように構成された出退管理システムが提案されている。(例えば特許文献1等参照)。
つまり、この提案のシステムでは、管理対象区域に常駐する社員等に専用のタグを持たせ、各管理対象区域の出入り口に、通過する人を検知するセンサ及び専用のタグにより通過する人を特定するセンサの2種類のセンサと、これらのセンサが検知した情報から出退管理を行う監視装置とを設置し、この監視装置は、専用のタグを持つ社員等が管理対象区域の出入り口を通過する場合は、両方のセンサにより認識されるために許可された入場と判断し、専用のタグを持たない部外者が通過する場合は、通過する人を特定するセンサには認識されないために不正な侵入であると判断し、警報を発するようにしている。
特開2003−303382号公報
しかしながら、上記提案のシステムでは、複数の管理対象区域が設けられている施設において、部外者が数カ所の管理対象区域への入場を希望する場合は、各管理対象区域に入場する毎にその管理対象区域用の専用のタグを取得しなければならず不便であった。また、全ての管理対象区域に入場が可能となるタグを部外者に使用させると、部外者は希望する複数の管理対象区域に入場することが容易となる反面、全ての管理対象区域に自由に入場ができるため、部外者を管理対象区域に不正に侵入させてしまうおそれがあった。
また、部外者が管理対象区域への入場を希望する場合は、各管理対象区域の出入り口で面会相手又は警備員に連絡をとる必要があるため、面会相手又は警備員と連絡がとれない場合には入場許可を受けることができなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、人の出入りが制限された複数の管理対象区域が設定された施設において、これらの管理対象区域への入場を希望する者に対して、希望する管理対象区域毎に出入りを許可すると共に、施設内の全ての管理対象区域への人の出入り管理可能とすることを目的とする。
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
人の通過を検知する通過検出手段と、
ICタグのIDを読み取る検出側タグリーダと、
通過が許可されている登録者が携帯するICタグのIDを記憶する検出側記憶手段と、
前記検出側タグリーダにてICタグのIDが読み取られると、該読み取られたIDが前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致するか否かを判断するID判定手段と、
前記通過検出手段により人の通過が検知されたときに、前記検出側タグリーダにてIDが読み取られないか、又は、前記検出側タグリーダにて読み取られたIDが前記ID判定手段により前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致しないと判断されると、警告を発する警告手段と、
を備える出退検出装置を、人の出退が制限された複数の管理対象区域の出入り口にそれぞれ配置し、該各管理対象区域に登録者以外の者が不正に侵入するのを防止する出退管理システムであって、
前記複数の管理対象区域が設定された施設の受付に、
通信回線を介して前記各出退検出装置との間で通信を行うための受付側通信手段と、
当該受付にて管理者が前記各管理対象区域への出入りを許可する登録者に対して前記ICタグを貸与した際に、少なくとも、貸与したICタグのID、出入りを許可した管理対象区域、及び登録者の個人情報を含む登録者情報を入力するための入力手段と、
少なくとも該入力手段から入力された登録者情報を表示するための表示手段と、
前記入力手段から登録者情報が入力されると、該登録者情報を受付側記憶手段に格納すると共に、該登録者情報からICタグのIDと管理対象区域とを抽出して、該抽出した管理対象区域の出退検出装置に対して、前記抽出したIDの登録指令を前記受付側通信手段を介して送信する登録者情報格納手段と、
を備えた受付管理装置を設け、
更に、前記複数の出退検出装置には、それぞれ、
前記通信回線を介して前記受付管理装置との間で通信を行うための検出側通信手段と、
該検出側通信手段にて、前記受付管理装置から当該出退検出装置に対して送信されたIDの登録指令が受信されると、該受信されたIDを前記検出側記憶手段に格納するID格納手段と、
を設けたことを特徴とする。
このように本発明の出退管理システムは、複数の管理対象区域が設定された施設の受付に備えられた受付管理装置において、入力手段から管理対象区域への出入りを許可された登録者に貸与されたICタグのID、出入りが許可された管理対象区域、及びその登録者の個人情報を含む登録者情報が入力されると、表示手段が、その入力された登録者情報を表示し、登録者情報格納手段が、その登録者情報を受付側記憶手段に格納する。また、登録者情報格納手段は、受付側記憶手段に格納した登録者情報からICタグのIDと管理対象区域とを抽出し、抽出した管理対象区域の出退検出装置に対して、抽出したIDの登録指令を受付側通信手段を介して送信する。
一方、出退検出装置側では、ID格納手段が、検出側通信手段を介して、受付管理装置から送信されたIDの登録指令を受信すると、受信したIDを検出側記憶手段に格納する。また、出退検出装置では、検出側タグリーダがICタグのIDを読み取ると、ID判定手段が、その読み取られたIDが検出側記憶手段に記憶されたIDと一致するか否かを判断し、IDが一致しなければ、警告手段が警告を発する。また、警告手段は、通過検出手段により人の通過が検知されたときに、検出側タグリーダにてIDが読み取られない場合にも警告を発する。
このため、本発明の出退管理システムによれば、施設を管理する管理者は、管理対象区域を一時的に利用する外来者に対して管理対象区域毎に出入りを許可することができ、不正に入場した者に対しては、各管理対象区域の出入り口の通過時に即座に警告を発することができる。
また、受付管理装置には表示手段が設けられており、受付管理装置は、入力手段により入力された外来者の情報を表示手段に表示させる。このため、管理者又は外来者が、入力した内容を確認することができ、便利である。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の出退管理システムにおいて、受付管理装置の登録者情報格納手段は、入力手段からIDの消去指令が入力されると、受付側記憶手段からこのIDを含む登録者情報を読み込み、登録者情報からIDが検出側記憶手段に格納された出退検出装置を特定して、出退検出装置に対し、このIDの消去指令を受付側通信手段を介して送信すると共に、受付側記憶手段から読み込んだ登録者情報を消去し、各出退検出装置のID格納手段は、検出側通信手段にて、受付管理装置から当該出退検出装置に対して送信されたIDの消去指令が受信されると、このIDを、検出側記憶手段から消去することを特徴とする。
このようなシステムにおいては、入力手段から、あるIDの消去指令が入力されると、登録者情報格納手段は、そのIDを含む登録者情報を受付側記憶手段から消去すると共に、そのIDが登録された出退検出装置の検出側記憶手段からIDを消去する。
このため、受付にて登録者からICタグが返却されたときに、そのICタグのIDの消去指令を受付管理装置の入力手段から入力するようにすると、回収したICタグを他の登録者に貸与して使用させることができる。また、登録者が登録した管理対象区域が複数ある場合にも、受付にて消去指令を入力するだけで、その登録者の貸与されたIDが、登録された全ての管理対象区域に設置された出退検出装置から自動的に消去されるので、非常に便利である。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の出退管理システムにおいて、各出退検出装置の警告手段は、通過検出手段及びID判定手段による検出結果及び判定結果に基づき、管理対象区域への不正侵入を検出して警告を発した際には、警告を発した時刻を表す時刻情報を、監視経過情報として、検出側通信手段を介して受付管理装置に送信し、受付管理装置は、各出退検出装置から送信された監視経過情報が受付側通信手段にて受信されると、監視経過情報を受付側記憶手段に格納する監視経過情報格納手段を備えることを特徴とする。
このようなシステムにおいては、警告手段は、管理対象区域への不正な侵入を検出して警告を発生すると共に、警告を発生した時刻を監視経過情報として検出側通信手段を介して受付管理装置に送信し、受付管理装置の監視経過格納手段は、送信された監視経過情報を受付側記憶手段に格納する。
このため、管理者は、受付にて不正な侵入が発生した時刻を把握することができるため、この情報を、例えば盗難等が発生した際の捜査に使用することができる。また、不正な入場者の多い時間帯及び管理対象区域を把握することができ、この情報を防犯対策に利用することができる。
また、請求項3の発明の出退管理システムは、請求項4に記載のように、通過検出手段により人の通過が検知されたときに、ID判定手段が、検出側タグリーダが読み取ったIDが検出側記憶手段に記憶されたIDと一致しないと判断し、警告手段が、警告を発生した際には、その警告を発した時刻を表す時刻情報に加えて、そのとき検出側タグリーダにて読み取られたIDを、監視経過情報として、検出側通信手段を介して受付管理装置に送信することが好ましい。
このようにすると、受付にて個人情報を提示しICタグを貸与された登録者が、出入りを許可されていない管理対象区域の出入り口を通過すると、警告手段は警告を発生すると共に、警告を発生した時刻及び出入りした登録者の携帯するICタグのIDを監視経過情報として受付管理装置に送信する。
このため、不正な入場の発生した時刻、不正な入場者の多い時間帯及び管理対象区域を把握できると共に、正規に登録し、ICタグを貸与された登録者が、誤って入場しやすい管理対象区域を把握でき、これらの情報を防犯対策に利用できると共に、情報に従って、施設の案内表示等の見直しを検討することも可能である。
そして、請求項3又は請求項4の発明の出退管理システムは、請求項5に記載のように、各出退検出装置には、管理対象区域の出入り口付近を撮像する監視用カメラを備え、警告手段は、監視経過情報の1つとして、警告を発生した際に監視用カメラにより撮像された出入り口付近の画像を、検出側通信手段を介して受付管理装置に送信することが好ましい。
このようにすると、警告手段が警告を発生すると同時に、警告を発生したときの出入り口付近の画像を受付管理装置に送信するので、管理対象区域内で例えば盗難等の問題が発生した場合に、犯人を特定する証拠として使用できる。また、監視用カメラを置くことより、許可されていない者の不正な出入りを防止する効果も得ることができる。
次に、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の出退管理システムにおいて、各出退検出装置は、ID判定手段により、検出側タグリーダにて読み取られたIDが検出側記憶手段に格納されたIDと一致すると判断された際に、そのIDの出退履歴を検出側記憶手段に格納する出退履歴登録手段と、予め設定された時間毎に、検出側記憶手段に格納された出退履歴に基づき、管理対象区域から未退出のIDを抽出し、抽出したIDを登録者の未退出情報として、検出側通信手段を介して受付管理装置に送信する未退出情報通知手段とを備え、受付管理装置は、各出退検出装置の未退出情報通知手段から送信され受付側通信手段にて受信された未退出情報と、受付側記憶手段に格納された登録者情報とに基づき、各管理対象区域内に居る登録者を抽出して、表示手段に表示する未退出者報知手段を備えたことを特徴とする。
このようなシステムにおいては、ID判定手段は、検出側タグリーダが検出したIDと、検出側記憶手段に格納されたIDが一致するか否かを判断し、一致すると判断した際に、このIDの出退履歴を検出側記憶手段に登録する。そして、未退出情報通知手段は、この出退履歴に基づき、管理対象区域からの未退出のIDを抽出し、予め設定された時間毎に登録者の未退出情報として受付管理装置に送信し、受付管理装置の未退出報知手段は、送信された未退出情報と、受付側記憶手段に格納された登録者情報とに基づき、管理対象区域内に居る登録者を抽出して、これを表示手段に表示させる。
このため、管理者は、受付にて、各管理対象区域への出入りを許可した登録者が、実際に管理対象区域内に滞在しているか否かを確認することができる。また、管理対象区域に滞在している登録者の人数を管理対象区域毎に把握することができ、便利である。そして、特に、予め設定する時間として閉館時間を設定した場合は、送信されたIDの登録者情報を抽出することで、閉館後に管理対象区域内に残っている登録者を容易に把握できるので都合がよい。
そして、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の出退管理システムにおいて、受付管理装置の受付側記憶手段には、各管理対象区域内に常駐している滞在者の個人情報が記憶されており、入力手段は、登録者情報の1つとして、登録者が面会を希望している滞在者の識別情報を入力するよう構成されており、登録者情報格納手段は、入力手段より入力された滞在者の識別情報と、受付側記憶手段に記憶された滞在者の個人情報とに基づき、登録者が面会を希望している滞在者が当該管理対象区域内に居るか否かを判断し、登録者が面会を希望している滞在者が当該管理対象区域内に居る場合に、その滞在者の識別情報を含む登録者情報を受付側記憶手段に格納すると共に、その滞在者が常駐している管理対象区域を受付側記憶手段から読み出し、管理対象区域の出退検出装置に、登録者情報から抽出したIDの登録指令を受付側通信手段を介して送信することを特徴とする。
このようなシステムにおいては、受付にて、登録者が面会を希望している滞在者の識別情報が入力手段により入力されると、登録者情報格納手段は、この識別情報と、受付管理装置の受付側記憶手段に記憶された管理対象区域内に常駐している滞在者の個人情報とに基づいて、その滞在者が管理対象区域に居るか否かを判断する。このため、面会相手のいる者のみに、登録者として、面会を希望している滞在者の常駐する管理対象区域への入場を許可することができる。
ここで、請求項7の発明の出退管理システムは、請求項8に記載のように、登録者情報格納手段は、受付側記憶手段から、登録者が面会を希望している滞在者が常駐している管理対象区域を読み出した際には、その管理対象区域を、表示手段に表示することが好ましい。
このようにすると、登録者が面会を希望している滞在者の常駐する施設内の管理対象区域を知らない場合でも、登録者情報格納手段が、入力手段により入力された登録者情報に基づいて受付側記憶手段から登録者が面会を希望している滞在者が常駐している管理対象区域を読み出すと共に、この管理対象区域を表示手段に表示させるので、管理者は管理対象区域を別途検索する必要なく、登録者に知らせることができるので便利である。
次に、請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れかに記載の出退管理システムにおいて、受付管理装置には、入力手段として、管理者が外部操作によって情報を入力するための操作部に加えて、管理者が登録者に貸与するICタグからIDを読み取る受付側タグリーダが備えられていることを特徴とする。
このような受付管理装置においては、受付側タグリーダがICタグのIDを読み取るので、操作部から入力する登録者情報の入力項目を減らすことができ、便利である。そして、消去指令を入力する際も、操作部からIDを入力する必要が無いので効率がよい。
そして、請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9の何れかに記載の出退管理システムにおいて、受付管理装置の入力手段は、登録者情報の1つとして、登録者が予定している滞在時間を入力するように構成されており、登録者情報格納手段は、入力手段より入力された登録者の滞在予定時間と、その登録者の滞在予定時間を含む登録者情報を受付側記憶手段に格納すると共に、登録者情報からICタグのIDと管理対象区域と滞在予定時間を抽出して、抽出した管理対象区域の出退検出装置に対して、抽出したIDの登録指令を受付側通信手段を介して送信し、各出退検出装置のID格納手段は、検出側通信手段にて、受付管理装置から送信されたIDの登録指令が受信されると、受信されたIDと共に登録者の滞在予定時間を検出側記憶手段に格納し、ID判定手段は、検出側タグリーダにてICタグのIDが読み取られると、読み取られたIDが検出側記憶手段に記憶されたIDと一致するか否かを判断すると共に、IDが読み取られた時間が滞在予定時間内であるか否かを判断し、警告手段は、通過検出手段により人の通過が検知されたときに、検出側タグリーダにてIDが読み取られないか、又は、検出側タグリーダにて読み取られたIDがID判定手段により前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致しないか、又はIDが読み取られた時間が滞在予定時間外と判断されると、警告を発することを特徴とする。
このようなシステムにおいては、ID判定手段は、許可された登録者であるか否かの判断を、IDと滞在予定時間に基づいて判断するので、登録者の管理対象区域への入場を時間単位で管理することができ、管理対象区域への出入りをより厳しく管理できる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された出退管理システム全体の構成を表す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の出退管理システムは、病院内に滞在する入院患者等に面会を希望する見舞客、訪問者等の外来者の内、受付にて許可を受けた外来者(以下、登録者)に貸与されるICタグ2を利用して、病院内の入院患者病棟等の各フロア(本発明の管理対象区域)への外来者の出入りを監視し、ICタグ2を所持しない者が管理対象区域へ出入りする場合に警告を発生するためのものであり、病院の受付に設置される受付コンピュータ20及びタグリーダ30と、病院内のセキュリティー管理センタ等に設置される全館管理コンピュータ10とから構成される受付管理装置4と、病院内の入院患者病棟等の各フロアの出入り口(エレベーターホール等)に各々設置され、受付管理装置4とネットワークを介して接続された複数の出退検出装置6と、より構成されている。
まず、本実施形態の受付管理装置4は、登録者の個人情報、面会を希望する入院患者、滞在予定時間等の情報を取得して記憶し、この入院患者の滞在する管理対象区域の出入り口に設置された出退検出装置6に、この登録者に貸与されたICタグ2のIDを送信するためのものであり、タグリーダ30は登録者に貸与されたICタグ2のIDを読み取り、受付コンピュータ20は入力された登録者の個人情報、入院患者名、滞在予定時間等の情報と、タグリーダ30にて読み取ったICタグ2のIDとを取得し、登録者情報として、全館管理コンピュータ10に送信する。そして、全館管理コンピュータ10は受付コンピュータ20から送信された登録者情報を受信して記憶すると共に、出退検出装置6に登録者情報に含まれるID及び滞在予定時間を送信する。
ここで、図1に示すように、受付コンピュータ20は、制御部22と、登録者の個人情報等を入力するための操作部23と、これらを表示させるための表示部24と、全館管理コンピュータに情報を送信するための通信部21とからなり、通信部21を介して、登録者情報を全館管理コンピュータ10に送信する。
また、全館管理コンピュータ10は、受付コンピュータ20から送信される登録者情報を受信するための通信部11と、制御部12と、滞在者の個人情報が記憶されているデータベース13と、取得した情報を表示させるための表示部14と、からなり、通信部11を介して取得した登録者情報に含まれる登録者が面会を希望する入院患者名(本発明の滞在者の識別情報)から、該当する入院患者(以下、面会相手)が存在するか否かをデータベース13に記憶されている情報に基づいて判断し、その判定結果と、面会相手が存在する場合には、滞在者個人情報として面会相手の個人情報とを、通信部11を介して受付コンピュータ20に送信する。
そして、面会相手が存在する場合には、取得した登録者情報をデータベース13に格納すると共に、登録者情報に含まれるID及び滞在予定時間を、通信部11を介して、出退検知コンピュータ40に送信する。
また、受付コンピュータ20は、全館管理コンピュータ10から送信された判定結果と、面会相手の個人情報とを、通信部21を介して受信し、表示部24に表示させる。
一方、出退検出装置6は、外来者の管理対象区域の出入り口の通過を検知すると共に、管理対象区域への出入りを許可された登録者の携帯するICタグ2のIDを読み取り、予め登録されたIDと一致するか否かを判断し、ICタグ2のIDが読み取られない場合及びIDが一致しない場合に警告を発生するためのものであり、管理対象区域の出入り口を通過する人を検知するための赤外線センサ50と、登録者の携帯するICタグ2のIDを読み取るためのタグリーダ52と、音及び光で警告を発生するための報知部54と、出入り口付近を撮像する監視用カメラ56と、これらを制御するための出退検知コンピュータ40とから構成されている。
そして、出退検知コンピュータ40は、赤外線センサ50とタグリーダ52により検知した情報により不正な侵入があるか否かを判断し、不正な侵入が確認されたときは、報知部54にて警告を発生させると共に、警告を発生させた時刻及び監視用カメラ56により撮像された画像等の監視経過情報と、未退出登録者のIDである未退出情報とを受付管理装置4に対して送信するためのものであり、制御部42と、登録者が携帯するICタグ2のID等を記憶するメモリ43と、受付管理装置4から送信されるID及び滞在予定時間を受信するための通信部41とからなり、通信部41を介して、監視経過情報及び未退出情報を受付管理装置4に送信する。
また、受付管理装置4の全館管理コンピュータ10は、出退検知コンピュータ40から送信された監視経過情報及び未退出情報を、通信部11を介して受信する。そして、監視経過情報はデータベース13に格納し、未退出情報は、データベース13に登録された登録者情報に基づき、管理対象区域内に残っている登録者を抽出して、表示部14に表示させる。尚、データベース13は、登録者DB13a、入院患者DB13b、監視情報DB13cにより構成されており、各々、登録者情報、入院患者の個人情報、監視経過情報が記憶される。
そして、受付管理装置4のタグリーダ30及び出退検出装置6のタグリーダ52は、数10センチ離れたICタグ2からIDを非接触に読み取ることができるものが使用され、ICタグ2は、タグリーダ52側で非接触に読み取ることができるように、タグリーダ52からの無線による送信電力により起動してIDを無線送信する機能を有するRFIDが用いられている。
尚、出退検出装置6の通信部41、メモリ43、赤外線センサ50、タグリーダ52は各々本発明の検出側通信手段、検出側記憶手段、通過検出手段、検出側タグリーダに相当する。また、受付管理装置4を構成する全館管理コンピュータ10の通信部11、データベース13は各々本発明の受付側通信手段と、受付側記憶手段に相当し、受付コンピュータ20の操作部23、表示部24は各々本発明の入力手段の1つである操作部、表示部に相当し、タグリーダ30は入力手段の1つである受付側タグリーダに相当する。
図2は、全館管理コンピュータ10のデータベース13に格納される登録者情報と入院患者情報を示している。
登録者DB13aに記憶される登録者情報は、図2(a)に示すように、受付時間、登録者が受付で貸与されたICタグ2のID、登録者の名前、管理対象区域への滞在予定時間、面会相手名等から構成されており、この登録者情報は、受付時間順に登録者DB13aに格納される。また、入院患者情報は、図2(b)に示すように、その入院患者の携帯するICタグ2のID、名前、病室番号等から構成され、そのID番号順に、入院患者DB13bに記憶されている。
図3は、出退検知コンピュータ40のメモリ43に記憶されているIDリストの構成を示している。
IDリストは、図3に示すように、登録者リスト、入院患者リスト、職員リストの3つの部分より構成されている。登録者リストは、受付管理装置4から登録指令としてID及び滞在予定時間が送信されると、その情報がID毎にリストに登録され、消去指令として、IDのみが送信されると、該当するIDの情報がリストから消去されるものである。そして、各ID毎に、登録者の入場及び退場予定日時と、タグリーダ52のIDの読み取り状態に応じて更新され、登録者の入場時にON、退出時にOFFとされる登録者の出退状態を表す出退フラグと、登録者の出入りした時間が登録される出退時刻等とから構成されている。また、入院患者リスト及び職員リストは予め登録されたIDのみが記憶されており、入院患者のIDは1000番台、職員のIDは2000番台とし、登録者のID(本実施形態においては1〜999)とは異なるIDとする。
尚、入院患者及び職員は、本発明の管理対象区域に常駐している滞在者に相当し、入院患者情報は、滞在者の個人情報に相当する。またIDリストの出退フラグ及び出退時刻は、本発明の出退履歴に相当する。
図4は、受付コンピュータにて実行される、外来者の登録処理を表すフローチャートである。
この外来者登録処理は、操作部23から入力された入館指令又は退館指令を受けて開始され、まずS110にて入館処理であるか退館処理であるか否かを判断する。そして、入館処理と判断するとS120に移行して、タグリーダ30よりタグリーダ30にかざされたICタグ2のIDを読み取る。また、続くS130にて、読み取られたIDに関連づけられた、外来者の個人情報等を入力するための画面を表示部24に表示させ、受付者によりこの入力用画面に名前、滞在予定時間、面会相手名等の情報と、入力完了の指令とが入力されるとS140に移行する。
そしてS140では、入力された名前、滞在予定時間、面会相手名等の情報を取得し、続くS150にて、ID及びS140で取得した情報を登録者情報として全館管理コンピュータ10に送信してS160に移行する。次に、S160にて、全館管理コンピュータから送信される、外来者が希望する面会相手が施設内に存在するか否かの判定結果と、面会相手が存在する場合は面会相手の個人情報とを受信する。そして、続くS170にてこれらの情報が表示部24に表示され、当該処理を終了する。
尚、S110にて退館処理と判断すると、S180に移行して、S180にてタグリーダ30よりタグリーダ30にかざされたICタグ2のIDを読み取る。そして、続くS190にて、読み取られたIDを全館管理コンピュータ10に送信し、当該処理を終了する。
尚、本外来者登録処理のS170の処理は、本発明の登録者情報格納手段の一部に相当する。
図5は、全館管理コンピュータ10にて実行される登録者情報の管理処理を表すフローチャートである。
この外来者登録処理は、受付コンピュータ20から送信された情報を受信することで開始され、S210にて、登録者情報を受信したか否かを判断する。ここで、登録者情報を受信したと判断すると、続くS220にて、入院患者DB13bに記憶されている入院患者の名前を抽出し、S230にて、受信した登録者情報に含まれる面会相手名と一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断すると、S240に移行し、入院患者DB13bから面会相手名と一致した入院患者の入院患者情報を抽出し、続くS250にて、面会相手が施設内に存在するという内容の判定結果と、当該抽出した入院患者情報とを受付コンピュータ20に送信する。そして、S260に移行して、登録指令としてID及び滞在予定時間を出退検知コンピュータ40に送信し、続くS270にて、S210にて受信した登録者情報を登録者DB13aに格納し、当該処理を終了する。
また、S210にて消去指令とIDを受信した場合は、S290に移行し、消去指令として当該IDを出退検知コンピュータ40に送信する。そして、続くS300にて、当該IDを含む登録者情報を登録者DB13aより消去して、当該処理を終了する。
一方、S230にて、受信した登録者情報に含まれる面会相手名と、入院患者の名前が一致しないと判断した場合は、S280に移行し、面会相手は施設内に存在しないという内容の判定結果を受付コンピュータ20に送信して、当該処理を終了する。
尚、本登録者情報管理処理のS220〜S300の処理は、本発明の登録者情報格納手段の一部に相当する。
次に、図6は、全館管理コンピュータ10から送信される、登録者に貸与されたICタグ2のID及び登録者の滞在予定時間を受信し、メモリ43に記憶されたIDリストを更新すると共に、管理対象区域の出入り口を通過する者の出退管理を行う出退検知コンピュータ40にて実行される出退検知処理を表すフローチャートである。
この出退検知処理は、出退検知コンピュータ40において繰り返し実行される処理であり、処理が開始されると、まずS410にて滞在予定時間を受信したか否かを判断する。そして、IDと滞在予定時間を受信したと判断すると、S420に移行し、当該IDと、滞在予定時間をIDリストの登録者リストに登録する。そして、続くS430にて赤外線センサ50により人の通過が検知されたか否かを判断する。ここで、人の通過が検知されたと判断すると、S440に移行し、タグリーダ52にてICタグ2のIDが読み取られたか否かを判断し、IDが読み取られたと判断するとS450に移行する。そして、S450にてIDリストを抽出し、続くS460にて読み取られたIDと、IDリストに登録されたIDとが一致するか否かを判断し、さらに出退検知コンピュータ40のシステムクロックの時刻がIDリストに滞在予定時間として登録されている入場、退場時刻内であると判断するとS470に移行する。
そして、S470にて、当該IDが登録者のIDであるか否かを判断し、登録者のIDであると判断すると、S480に移行し、S480にて、IDリストから当該IDの出退履歴を読み取り、前回出退フラグが更新された時間を読み込む。次に、S490にて、IDが読み取られた時間が、前回出退フラグが更新された時間から予め定められた更新可能時間を経過しているか否かを判断し、一定時間を経過しており、誤作動でないと判断するとS500に移行する。そして、S500にて出退フラグを更新すると共に当該IDが読み取られた時間を出退時刻として登録し、S510に移行する。
一方、S440にて、ICタグ2のIDが読み取られないと判断するとS590に移行し、報知部54に監視用カメラにて撮影するという内容の警告を表示させる。そして、続くS600にて、監視用カメラ56にて撮像した画像から、警告を表示させた際の出入り口付近の画像を取得して、S610に移行し、S610にて当該画像と、警告を表示させた時刻とを監視経過情報として全館管理コンピュータ10に送信し、S510に移行する。
また、S460にて読み取られたIDと、IDリストに登録されたIDが一致しない又は登録された時間外であると判断すると、続くS560にて、報知部54に、許可されていないフロアであるか又は時間超過であるため、監視用カメラにて撮影するという内容の警告を表示させてS570に移行する。そして、S570にて、監視用カメラ56にて撮像した画像から、警告を表示させた際の出入り口付近の画像を取得してS580に移行する。そして、S580にて、当該IDと、取得した画像と、警告を表示させた時刻とを監視経過情報として全館管理コンピュータ10に送信し、S510に移行する。
そして、S510にて、出退検知コンピュータ内のシステムクロックの時刻が面会時間外であるか否かを判断し、面会時間外であると判断するとS520に移行し、S520にて、IDリストを構成する登録者リストの出退フラグがON(登録者が未退出である)であるIDがあるか否かを判断し、未退出のIDがあると判断するとS530に移行する。また、続くS530にて、当該未退出のIDを読み込み、S540にて当該未退出のIDを未退出情報として全館管理コンピュータ10に送信する。
一方、S430にて赤外線センサ50にて人の通過が検知されないと判断した場合、S470にて読み取られたIDが登録者のIDではなく、入院患者のID又は職員のIDであると判断した場合、S490にて予め定められた更新可能時間が経過しておらず、誤作動であると判断した場合、S510にて面会時間内であると判断した場合、S520にて、出退フラグが全てOFFであり、未退出のIDは無いと判断した場合は、全てS410に移行し、S410からの処理を繰り返し実行する。
尚、本出退検知処理のS420、S550の処理は本発明のID格納手段、S450、S460の処理は本発明のID判定手段、S500の処理は本発明の出退履歴登録手段、本発明のS510〜S540の処理は本発明の未退出情報通知手段、本発明のS560〜S610の処理は本発明の警告手段に相当する。
そして、図7は、出退検知コンピュータ40から送信された監視経過情報及び未退出情報を管理するために、全館管理コンピュータ10にて実行される監視情報管理処理を表すフローチャートである。
この処理は、出退検知コンピュータ40からの情報を受信することで開始され、S710にて未退出情報であるか否かを判断する。そして、未退出情報であると判断すると、S720に移行し、未退出のIDを取得する。続くS730にて、登録者DB13aから当該未退出のIDを含む登録者情報を抽出し、S740にて当該登録者情報を表示部14に表示させ、当該処理を終了する。
一方、S710にて未退出情報ではなく、監視経過情報であると判断すると、S750に移行し、監視経過情報を取得する。そして、続くS760にて、取得した監視経過情報を監視情報DB13cに格納し、当該処理を終了する。
尚、監視情報管理処理のS720〜S740の処理は本発明の未退出者報知手段、S750、S760の処理は本発明の監視経過情報格納手段に相当する。
以上、説明したように、本実施形態の出退管理システムにおいて、受付管理装置4を構成する受付コンピュータ20及びタグリーダ30は病院の受付に設けられ、受付者により、入院患者病棟の各フロア(本発明の管理対象区域)への出入りを許可する登録者にICタグ2が貸与され、貸与されたICタグ2のID、面会相手名、登録者の個人情報、滞在予定時間を含む登録者情報が操作部23により入力されると、この登録者情報を表示部24に表示すると共に、全館管理コンピュータ10に登録者情報を送信する。そして、全館管理コンピュータ10は、この面会相手名と、入院患者DB13bに記憶された、管理対象区域内に常駐している入院患者の個人情報とに基づいて、その面会相手が管理対象区域に存在するか否かを判断する。そして、面会相手が存在すると判断すると、該当する入院患者の個人情報を登録者DB13aに格納すると共に、この登録者情報からICタグ2のIDと管理対象区域と滞在予定時間を抽出し、抽出した管理対象区域に対して、抽出したIDの登録指令として当該IDと滞在予定時間を送信する。
一方、出退検出装置6は、受付管理装置4から送信された登録指令を受信すると、受信したIDをメモリ43に記憶されたIDリストに登録する。そして、タグリーダ52にてICタグ2のIDが読み取られると、読み取られたIDがメモリ43に記憶されたIDリストに登録されたIDと一致するか否かを判断する。また、赤外線センサ50により人の通過が検知されたときに、タグリーダ52にてIDが読み取られないか、又は、タグリーダ52にて読み取られたIDがIDリストに登録されたIDと一致しないと判断すると報知部54に警告を表示する。
このため、本発明の出退管理システムによれば、管理対象区域に一時的に出入りする見舞客等の外来者は、病院の受付にて個人情報、面会相手名を受付に提示することで、登録者としてIDの記憶されたICタグ2が与えられ、希望した管理対象区域への出入りの許可を受けることができる。一方、病院の受付者は、管理対象区域を一時的に利用する者に管理対象区域毎に出入りを許可することができ、不正に入場した者に対しては、各管理対象区域の出入り口の通過時に即座に警告を発することができる。そして、面会相手が存在する外来者のみに、登録者として、面会相手の常駐する管理対象区域への入場を許可することができる。
そして、ICタグ2を携帯しない者が管理対象区域の出入り口を通過した場合に、出退検出装置6は受付管理装置4の全館管理コンピュータ10にその時刻を送信するので、管理センタ等にいる管理者は、管理センタにて不正入場者の多い時間、管理対象区域を把握することができ、この情報を防犯対策に利用することができる。
また、受付にて個人情報等を提示しICタグ2を貸与された登録者が、出入りを許可されていない管理対象区域の出入り口を通過した場合に、出退検出装置6は受付管理装置4の全館管理コンピュータ10にその時刻及び出入りした登録者の携帯するICタグ2のIDを送信するので、不正な入場者の多い時間、管理対象区域を把握できると共に、そのIDを受付者に連絡することで、登録者に対して、ICタグ2が返却される際に注意を促すことができる。
そして、出退検出装置6は報知部54に警告を表示したときに、監視用カメラ56により撮像した出入り口付近の画像を受付管理装置4の全館管理コンピュータ10に送信するので、管理対象区域内で例えば盗難等の問題が発生した場合に、犯人を特定する証拠としてこの画像を使用できる。また、監視用カメラ56を置くことより、許可されていない者の不正な出入りを防止する効果も得ることができる。
また、出退検出装置6は、タグリーダ52が検出したIDと、メモリ43に記憶されたIDリストに登録されたIDが一致するか否かを判断し、一致すると判断した際に、そのIDの出退履歴としてIDを検出した時刻をメモリ43に記憶されたIDリストに登録し、出退フラグを更新する。そして、面会時間後には、この出退履歴に基づいて管理対象区域からの未退出のIDを抽出し、受付管理装置4の全館管理コンピュータ10に送信し、全館管理コンピュータ10はこの未退出のIDを表示部14に表示させる。このため、管理者は、管理センタにて、各管理対象区域に出入りを許可した登録者が、実際に管理区対象区域内に滞在しているか否かを確認することができる。また、管理対象区域に滞在している登録者の人数を管理対象区域毎に把握することができ、便利である。そして、送信されたIDの登録者情報を登録者DB13aから抽出することで、面会時間後に管理対象区域内に残っている登録者の個人情報を容易に把握できるので都合がよい。
そして、入力手段から入力された面会相手名に基づいて、この面会相手が常駐している管理対象区域を含む入院患者情報を表示部24に表示するので、登録者が面会相手の常駐する管理対象区域を知らない場合でも、受付者は管理対象区域を別途検索する必要なく、登録者に知らせることができるので便利である。
また、受付にタグリーダ30が設置され、タグリーダ30にICタグ2がかざされると、ICタグ2のIDを読み込むので、操作部23から入力する登録者情報の入力項目を減らすことができ、便利である。そして、消去指令を入力する際も、操作部23からIDを入力する必要が無いので効率がよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、ICタグ2が受付に返却されると、返却した登録者の登録者情報が即座に登録者DB13aから消去されるようにしたが、消去せずに一定期間記憶させるようにしてもよい。このようにすると、登録者が退館した後で盗難等が発覚した場合にも手がかりとして使用できる。
また、本実施形態では、登録者のみ管理対象区域の出入り口において出退管理を実施するようにしたが、入院患者に対しても同様に出退管理を実施するようにしても良い。
一方、本実施形態では、出退検出装置6を入院患者病棟の各フロアのエレベータホールに設置するようにしたが、各病室の入り口に設置するようにしてもよい。このようにすると、より防犯効果を高めることができる。
そして、本実施形態では、外来者の入館時、退館時に操作部23から各指令を入力するようにしたが、タグリーダ30にICタグ2がかざされることにより、自動的に入館又は退館であると判断できるようにし、登録者の登録処理又は消去処理が実行されるようにしてもよい。このようにすると、特に退館時には、タグリーダ30の内蔵された回収箱等にICタグ2を入れるだけで消去処理が実行されるので、受付者がいない場合でもICタグ2を返却することができ便利である。
本発明が適用された出退管理システム全体の構成を表す構成図である。 全館管理コンピュータのデータベースに記憶された登録者情報と入院患者情報を説明する説明図である。 出退検知コンピュータのメモリに記憶されたIDリストを説明する説明図である。 受付コンピュータにて実行される外来者登録処理を表すフローチャートである。 全館管理コンピュータで実行される登録者情報管理処理を表すフローチャートである。 出退検知コンピュータで実行される出退検知処理を表すフローチャートである。 全館管理コンピュータで実行される監視情報管理処理を表すフローチャートである。
符号の説明
2…ICタグ、4…受付管理装置、6…出退検出装置、10…全館管理コンピュータ、11…通信部、12…制御部、13…データベース、13a…登録者DB、13b…入院患者DB、13c…監視情報DB、14…表示部、20…受付コンピュータ、21…通信部、22…制御部、23…操作部、24…表示部、30…タグリーダ、40…出退検知コンピュータ、41…通信部、42…制御部、43…メモリ、50…赤外線センサ、52…タグリーダ、54…報知部、56…監視用カメラ

Claims (10)

  1. 人の通過を検知する通過検出手段と、
    ICタグのIDを読み取る検出側タグリーダと、
    通過が許可されている登録者が携帯するICタグのIDを記憶する検出側記憶手段と、
    前記検出側タグリーダにてICタグのIDが読み取られると、該読み取られたIDが前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致するか否かを判断するID判定手段と、
    前記通過検出手段により人の通過が検知されたときに、前記検出側タグリーダにてIDが読み取られないか、又は、前記検出側タグリーダにて読み取られたIDが前記ID判定手段により前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致しないと判断されると、警告を発する警告手段と、
    を備える出退検出装置を、人の出退が制限された複数の管理対象区域の出入り口にそれぞれ配置し、該各管理対象区域に登録者以外の者が不正に侵入するのを防止する出退管理システムであって、
    前記複数の管理対象区域が設定された施設の受付に、
    通信回線を介して前記各出退検出装置との間で通信を行うための受付側通信手段と、
    当該受付にて管理者が前記各管理対象区域への出入りを許可する登録者に対して前記ICタグを貸与した際に、少なくとも、貸与したICタグのID、出入りを許可した管理対象区域、及び登録者の個人情報を含む登録者情報を入力するための入力手段と、
    少なくとも該入力手段から入力された登録者情報を表示するための表示手段と、
    前記入力手段から登録者情報が入力されると、該登録者情報を受付側記憶手段に格納すると共に、該登録者情報からICタグのIDと管理対象区域とを抽出して、該抽出した管理対象区域の出退検出装置に対して、前記抽出したIDの登録指令を前記受付側通信手段を介して送信する登録者情報格納手段と、
    を備えた受付管理装置を設け、
    更に、前記複数の出退検出装置には、それぞれ、
    前記通信回線を介して前記受付管理装置との間で通信を行うための検出側通信手段と、
    該検出側通信手段にて、前記受付管理装置から当該出退検出装置に対して送信されたIDの登録指令が受信されると、該受信されたIDを前記検出側記憶手段に格納するID格納手段と、
    を設けたことを特徴とする出退管理システム。
  2. 前記受付管理装置において、前記登録者情報格納手段は、前記入力手段から前記IDの消去指令が入力されると、前記受付側記憶手段から該IDを含む登録者情報を読み込み、該登録者情報から該IDが検出側記憶手段に格納された出退検出装置を特定して、該出退検出装置に対し、該IDの消去指令を前記受付側通信手段を介して送信すると共に、前記受付側記憶手段から、前記読み込んだ登録者情報を消去し、
    前記各出退検出装置において、前記ID格納手段は、前記検出側通信手段にて、前記受付管理装置から当該出退検出装置に対して送信されたIDの消去指令が受信されると、該IDを、前記検出側記憶手段から消去することを特徴とする請求項1に記載の出退管理システム。
  3. 前記各出退検出装置において、前記警告手段は、前記通過検出手段及び前記ID判定手段による検出結果及び判定結果に基づき、管理対象区域への不正侵入を検出して警告を発した際には、該警告を発した時刻を表す時刻情報を、監視経過情報として、前記検出側通信手段を介して前記受付管理装置に送信し、
    前記受付管理装置は、前記各出退検出装置から送信された監視経過情報が前記受付側通信手段にて受信されると、該監視経過情報を前記受付側記憶手段に格納する監視経過情報格納手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の出退管理システム。
  4. 前記各出退検出装置において、前記警告手段は、前記通過検出手段により人の通過が検知されたときに、前記検出側タグリーダが読み取ったIDが前記ID判定手段にて前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致しないと判断されて、警告を発生した際には、該警告を発した時刻を表す時刻情報に加えて、そのとき前記検出側タグリーダにて読み取られたIDを、前記監視経過情報として、前記検出側通信手段を介して前記受付管理装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の出退管理システム。
  5. 前記各出退検出装置には、前記管理対象区域の出入り口付近を撮像する監視用カメラを備え、
    前記警告手段は、前記監視経過情報の1つとして、警告を発生した際に前記監視用カメラにより撮像された出入り口付近の画像を、前記検出側通信手段を介して前記受付管理装置に送信することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の出退管理システム。
  6. 前記各出退検出装置は、
    前記ID判定手段により、前記検出側タグリーダにて読み取られたIDが前記検出側記憶手段に格納されたIDと一致すると判断された際に、該IDの出退履歴を前記検出側記憶手段に格納する出退履歴登録手段と、
    予め設定された時間毎に、前記検出側記憶手段に格納された出退履歴に基づき、管理対象区域から未退出のIDを抽出し、該抽出したIDを前記登録者の未退出情報として、前記検出側通信手段を介して受付管理装置に送信する未退出情報通知手段とを備え、
    前記受付管理装置は、前記各出退検出装置の未退出情報通知手段から送信され、前記受付側通信手段にて受信された未退出情報と、前記受付側記憶手段に格納された登録者情報とに基づき、前記各管理対象区域内に居る登録者を抽出して、前記表示手段に表示する未退出者報知手段、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の出退管理システム。
  7. 前記受付管理装置において、
    前記受付側記憶手段には、前記各管理対象区域内に常駐している滞在者の個人情報が記憶されており、
    前記入力手段は、前記登録者情報の1つとして、登録者が面会を希望している滞在者の識別情報を入力するよう構成されており、
    前記登録者情報格納手段は、前記入力手段より入力された滞在者の識別情報と、前記受付側記憶手段に記憶された滞在者の個人情報とに基づき、登録者が面会を希望している滞在者が当該管理対象区域内に居るか否かを判断し、登録者が面会を希望している滞在者が当該管理対象区域内に居る場合に、該滞在者の識別情報を含む登録者情報を前記受付側記憶手段に格納すると共に、該滞在者が常駐している管理対象区域を前記受付側記憶手段から読み出し、該管理対象区域の出退検出装置に、前記登録者情報から抽出したIDの登録指令を前記受付側通信手段を介して送信することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の出退管理システム。
  8. 前記登録者情報格納手段は、前記受付側記憶手段から、前記登録者が面会を希望している滞在者が常駐している管理対象区域を読み出した際には、該管理対象区域を、前記表示手段に表示することを特徴とする請求項7に記載の出退管理システム。
  9. 前記受付管理装置には、前記入力手段として、管理者が外部操作によって情報を入力するための操作部に加えて、管理者が登録者に貸与するICタグからIDを読み取る受付側タグリーダが備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載の出退管理システム。
  10. 前記受付管理装置において、
    前記入力手段は、前記登録者情報の1つとして、登録者が予定している滞在時間を入力するように構成されており、
    前記登録者情報格納手段は、前記入力手段より入力された前記滞在予定時間を含む登録者情報を前記受付側記憶手段に格納すると共に、該登録者情報からICタグのIDと管理対象区域と滞在予定時間を抽出して、該抽出した管理対象区域の出退検出装置に対して、前記抽出したIDと滞在予定時間との登録指令を前記受付側通信手段を介して送信し、
    前記各出退検出装置において、
    前記ID格納手段は、前記検出側通信手段にて、前記受付管理装置から当該出退検出装置に対して送信された登録指令が受信されると、該受信されたIDと共に登録者の滞在予定時間を前記検出側記憶手段に格納し、
    前記ID判定手段は、前記検出側タグリーダにてICタグのIDが読み取られると、該読み取られたIDが前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致するか否かを判断すると共に、IDが読み取られた時間が前記滞在予定時間内であるか否かを判断し、
    前記警告手段は、前記通過検出手段により人の通過が検知されたときに、前記検出側タグリーダにてIDが読み取られないか、又は、前記ID判定手段により前記検出側タグリーダにて読み取られたIDが前記検出側記憶手段に記憶されたIDと一致しないと判断されるか、又は、前記ID判定手段によりIDが読み取られた時間が前記滞在予定時間外であると判断されると、警告を発することを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の出退管理システム。
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