JP2006201914A - 画像フィルタ装置、方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの抑圧に優れたフィルタ装置を提供することを課題とする。
【解決手段】注目画素P33を含む第1の画素集合PA1と第1の画素集合PA1を含む第2の画素集合PA2と第2の画素集合PA2を含む第3の画素集合PA3が定義され、第1の画素集合PA1から第1の基準画素値BV1が求められ、第3の画素集合PA3から第2の基準画素値BV2が求められる。第2の画素集合PA2が第2の基準画素値BV2を基準として分割され、注目画素P33が含まれる側の集合が候補集合となる。候補集合の中で、第1の基準画素値BV1に近似する画素が補正用の画素となり、注目画素P33の画素が補正用の画素で置き換えられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像のノイズを抑圧するフィルタ処理に関する。
画像中のノイズを抑圧する手法として、平均値フィルタやメディアンフィルタを用いるものがある。平均値フィルタは、注目画素近傍の画素平均値を算出し、注目画素の画素値として平均値を採用するフィルタである。つまり、平均値フィルタを用いる手法は、注目画素の濃淡や白黒2値の判別を周囲の平均値情報を用いて決定するものであり、画像の高周波成分をカットする作用があり、雑音除去とぼけ操作が可能である。
しかし、平均値フィルタは高周波部分がぼけてしまうという問題がある。これに対して、メディアンフィルタに代表されるような非線形フィルタは、アルゴリズムが簡易であること、エッジの保存性に優れていること、巡回性ノイズリダクションでは不可避である残像劣化が原理的にないことなどの理由から注目されている。
特許文献1では、固体撮像素子から出力された画像信号にメディアンフィルタを適用させることにより、画素のキズや欠陥に基づくデータエラーを補正するようにしている。特許文献2では、注目画素近傍の画素平均値を算出し、近傍画素の中で、最も平均値に近似する画素を補正画素としてフィルタリングを行う技術が開示されている。
特開平4−235472号公報 特開平6−178165号公報
しかし、特許文献1で示されている手法は、注目画素近傍でデータエラーが連続して出現する場合などにおいて、正確な補正が行われないという問題がある。つまり、中間値自体がもとの値から大きくずれているような場合に対応できない。また、特許文献2で示されている手法は、ガウス性ノイズの除去あるいは低減を目的としてものであり、平均値を算出する領域内の画素値の分布状況と、注目画素近傍の画素値の分布状況が大きく異なる場合などにおいては、正確な補正が行われないという問題がある。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、画像中のノイズ低減に効果的な画像フィルタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す装置であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出するとともに、前記第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値を算出する手段と、前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち前記注目画素が含まれる集合を候補集合として判定する手段と、前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する手段と、前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す装置であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出するとともに、前記第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値を算出する手段と、前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち画素数が多い集合を候補集合として判定する手段と、前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する手段と、前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す装置であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出するとともに、前記第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値を算出する手段と、前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち第1の基準画素値が属する集合を候補集合として判定する手段と、前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する手段と、前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第2の基準画素値は、前記第3の画素集合に含まれる画素の画素平均値であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第2の基準画素値は、前記第3の画素集合に含まれる画素の画素中央値であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第1の基準画素値は、前記第1の画素集合に含まれる画素の画素平均値であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第1の基準画素値は、前記第1の画素集合に含まれる画素の画素中央値であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項4または請求項6に記載の画像フィルタ装置において、
前記画素平均値は、前記注目画素からの距離に応じた重み付けを行った上で算出されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項5または請求項7に記載の画像フィルタ装置において、
前記画素中央値は、前記注目画素からの距離に応じた重み付けを行った上で算出されることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第1の画素集合と前記第2の画素集合とは同一の画素集合であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第2の画素集合と前記第3の画素集合とは同一の画素集合であることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第1〜第3の画素集合は同一の画素集合であることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、前記第3の画素集合、または、前記第2および第3の画素集合、または、前記第1〜第3の画素集合は時間方向の複数フレームの画素を用いて形成される3次元の画素集合であることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す方法であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出する工程と、前記第3の画素集合に含まれる画素に基づいて第2の基準画素値を算出する工程と、前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち前記注目画素が含まれる集合を候補集合として判定する工程と、前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する工程と、前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す方法であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出する工程と、前記第3の画素集合に含まれる画素に基づいて第2の基準画素値を算出する工程と、前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち画素数が多い集合を候補集合として判定する工程と、前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する工程と、前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す方法であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出する工程と、前記第3の画素集合に含まれる画素に基づいて第2の基準画素値を算出する工程と、前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち第1の基準画素値が属する集合を候補集合として判定する工程と、
前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する工程と、前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、コンピュータプログラムであって、コンピュータにインストールされることにより、前記コンピュータに請求項14ないし請求項16のいずれかに記載の画像フィルタ方法を実行させることを特徴とする。
本発明は、注目画素を含む第1の画素集合、第1の画素集合を含む第2の画素集合、第2の画素集合を含む第3の画素集合を用いてフィルタ処理を行う。そして、第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値が計算され、この基準値に基づいて候補集合が選択されるので、注目画素周辺の広い領域の画素変化を加味して、候補集合を選択することが可能である。また、注目画素周辺の狭い領域である第1の画素集合に基づいて第1の基準画素値が計算され、補正用の画素は、第1の基準画素値に近似するものが選択されるので、注目画素周辺の局所的な画素の変化に適用させることが可能である。
また、候補集合は、第3の画素集合よりも狭い第2の画素集合の中から決定されるので、計算処理量を低減させることが可能である。
{第1の実施の形態}
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる画像フィルタ装置10の回路ブロック図である。画像フィルタ装置10は、画像メモリ11、基準値計算回路12、判定回路13、差分画素値計算回路14、最小値選択回路15を備えている。
画像メモリ11は、図2に示すように、49個のレジスタR00,R01・・・R66と、6個のラインバッファ111,112・・・116を備えている。49個のレジスタR00,R01・・・R66は、それぞれ1画素分の画素データを保持可能な記憶領域を備えている。また、画像フィルタ装置10が入力する画像データの水平1ラインの画素数をN画素とすると、ラインバッファ111,112・・・116は、それぞれ(N−7)画素分の画素データを格納可能なFIFOメモリとなっている。
具体的な構成を説明する。1列目の7個のレジスタR00,R01・・・R06が直列接続され、その後段にラインバッファ111が接続されている。さらに、ラインバッファ111の後段に、2列目の7個のレジスタR10,R11・・・R16が直列接続され、その後段にラインバッファ112が接続されている。さらに、ラインバッファ112の後段に、3列目の7個のレジスタR20,R21・・・R26が接続され、その後段に、ラインバッファ113が接続されている。以下、同様に7個のレジスタとラインバッファが交互に接続され、図に示すように、49個のレジスタR00,R01・・・R06と6個のラインバッファ111,112・・・116が直列接続されている。
そして、各レジスタR00,R01・・・R66は、クロック信号が与えられると、保持している画素データを出力し、次段のレジスタに受け渡すのである。また、各ラインバッファ111,112・・・116は、クロック信号が与えられると、前段のレジスタから新たな画素データを入力するとともに、(N−7)クロック前に入力した画素データを次段のレジスタに対して出力するのである。つまり、ラインバッファに格納された画素データは、(N−7)クロックの期間、ラインバッファに保持され、(N−7)クロック経過後に、次段のレジスタに出力されるのである。
以上の構成において、画像メモリ11に入力される画素データは、まず、最初にレジスタR00に格納され、その後、1クロックごとに直列接続された次段のレジスタに移動して格納され、レジスタR06から出力された画素データがラインバッファ111に格納される。レジスタR06から出力された画素データがラインバッファ111に格納されるタイミングで、(N−7)クロック前にラインバッファ111に格納されていた画素データが出力され、レジスタR10に格納される。同様に、レジスタR16から出力された画素データは、ラインバッファ112格納された後、(N−7)クロック経過後にレジスタR20に出力される。このようにして、画像メモリ11に入力された画素データは、各レジスタとラインバッファを経由して、最終的にレジスタR66に格納される。レジスタR66に格納されている画素データは、次のクロック信号が与えられると破棄される。
これにより、49個のレジスタR00,R01・・・R66には、注目画素が格納されるレジスタR33を中心として7×7の正方領域の画素データが一時的に格納されることになる。本実施の形態においては、この7×7の正方領域を用いてフィルタ処理を実行する。
ここで、各レジスタRXY(X,Yは、0〜6の整数)に格納される画素データをPXYと表記する。これにより、各レジスタR00,R01・・・R66に格納される画素データは、それぞれP00,P01・・・P66と表され、注目画素を中心とした正方領域の画素配列は図3のように表される。画素データP33が注目画素のデータである。
また、注目画素P33を中心とした3つの画素集合を次のように定義する。まず、第1の画素集合PA1は、注目画素P33を中心とした3×3の正方領域に存在する画素である。具体的には、P22,P23,P24,P32,P33,P34,P42,P43,P44の9個の画素からなる集合である。次に、第2の画素集合PA2は、注目画素P33を中心とした5×5の正方領域に存在する画素である。具体的には、P11〜P15,P21〜P25,P31〜P35,P41〜P45,P51〜P55の25個の画素からなる集合である。次に、第3の画素集合PA3は、注目画素P33を中心とした7×7の正方領域に存在する画素である。具体的には、P00〜P06,P10〜P16,P20〜P26,P30〜P36,P40〜P46,P50〜P56,P60〜P66の49個の画素からなる集合である。つまり、第2の画素集合PA2は、第1の画素集合PA1を含む集合であり、第3の画素集合PA3は、第2の画素集合PA2を含む集合である。
図1を参照する。基準値計算回路12は、レジスタR00,R01・・・R66に格納されている49個の画素データP00,P01・・・P66を入力する。つまり、注目画素P33と、その近傍の7×7の正方領域の画素データを入力する。
そして、基準値計算回路12において、第1の画素集合PA1に基づいて第1の基準画素値BV1が計算され、第3の画素集合PA3に基づいて第2の基準画素値BV2が計算される。ここで、第1の基準画素値BV1とは、第1の画素集合PA1に含まれる全ての画素の画素平均値である。また、第2の基準画素値BV2は、第3の画素集合PA3に含まれる全ての画素の画素平均値である。
基準値計算回路12は、計算した第2の基準画素値BV2を判定回路13に出力するとともに、第1の基準画素値BV1を差分画素値計算回路14に出力する。
判定回路13は、画像メモリ11のレジスタ群から第2の画素集合PA2に含まれる25個の画素データを入力する。そして、その25個の画素の画素値と第2の基準画素値BV2との大小関係を比較する。そして、第2の画素集合PA2を、第2の基準画素値BV2よりも画素値の大きい画素集合と画素値の小さい画素集合に区分し、その2つの集合のうち、注目画素P33が含まれる集合を候補集合EAとする。別の観点から説明すると、まず、注目画素P33の画素値と第2の基準画素値BV2との大小関係を取得する。そして、注目画素P33の画素値が第2の基準画素値BV2より大きい場合には、第2の基準画素値BV2より画素値の大きい画素の集合を候補集合EAとする。逆に、注目画素P33の画素値が第2の基準画素値BV2より小さい場合には、第2の基準画素値BV2より画素値の小さい画素の集合を候補集合EAとする。
判定回路13は、候補集合EAを決定すると、候補集合EAに関する情報を差分画素値計算回路14に出力する。候補集合EAに関する情報とは、候補集合EAに含まれる画素を特定する情報である。あるいは、候補集合EAに含まれる画素が格納されているレジスタを特定する情報である。
差分画素値計算回路14は、候補集合EAに含まれる画素の画素データを画像メモリ11から入力する。そして、候補集合EAに含まれる各画素の画素値と第1の基準画素値BV1との差分絶対値DVを計算する。差分絶対値は、演算対象となる2つの画素値をPV1,PV2とすると、この2つの画素の差分(PV1−PV2)をとり、その差分値の絶対値abs(PV1−PV2)=|PV1−PV2|を求める演算である。差分画素値計算回路14は、候補集合EAに含まれる各画素について計算した差分絶対値DVを最小値選択回路15に出力する。なお、差分絶対値DVとともに、その差分絶対値DVがいずれの画素について計算された値であるかを示す情報も出力される。
最小値選択回路15は、入力した複数の差分絶対値DVの中から最小値をとるものを選択する。そして、差分絶対値DVが最小となっている画素PXYを特定すると、その画素PXYを画像メモリ11から入力する。そして、最小値選択回路15は、画像メモリ11から入力したPXYを補正用の画素データとして出力するのである。
このように、画像フィルタ装置10から補正用の画素データが出力されると、その画素データが注目画素P33の画素値として利用される。これにより、当該注目画素についてのフィルタ処理が終了する。さらに、次のクロック信号が与えられると、新たな画素データが画像メモリ11に入力され、各レジスタに格納されている画素データは、次段のレジスタに移動する。そして、新しくレジスタR33に格納された画素P33を新たな注目画素として、同様の処理が実行され、フィルタ処理が行われるのである。
図4は、第1の実施の形態にかかるフィルタ処理を分かり易く図示したものである。図中、小さな円は、第2の画素集合PA2に含まれる画素を示している。これら画素は、画素値の大きさに基づいて並べられている(図の上に向かうほど画素値が大きいことを示している。)。そして、第2の画素集合PA2は、第2の基準画素値BV2を基準として2つの集合に分けられ、そのうち、注目画素P33が存在する側の集合が候補集合EAとして選択されている。そして、候補集合EAの中で、第1の基準画素値BV1に最も近似する画素(この図では画素P44)が、補正用の画素として選択されるのである。
なお、処理の対象となる画素データについては特に限定せずに説明した。たとえば、処理の対象としては輝度データを用いるようにしてもよい。あるいは、画像がカラー画像である場合には、その他の色成分のデータを処理の対象としてもよいし、複数の色成分のデータを処理の対象としてもよい。
このように、本実施の形態によれば、注目画素周辺の広い領域である第3の画素集合PA3に基づいて第2の基準画素値BV2が計算され、この基準値に基づいて候補集合EAが選択されるので、注目画素周辺の広い領域の画素変化を加味して、候補集合EAを選択することが可能である。そして、注目画素周辺の狭い領域である第1の画素集合PA1に基づいて第1の基準画素値BV1が計算され、補正用の画素は、第1の基準画素値BV1に近似するものが選択されるので、注目画素周辺の局所的な画素の変化に適用させることが可能である。また、候補集合EAは、第3の画素集合PA3よりも狭い第2の画素集合PA2の中から決定されるので、差分画素値計算回路14および最小値選択回路15における計算処理量を低減させることが可能である。
次に、第1の実施の形態における画像フィルタ装置10の変形例について説明する。上述した実施の形態では、第1の基準画素値BV1および第2の基準画素値BV2は、それぞれ第1の画素集合PA1および第3の画素集合PA3の画素平均値を用いた。ここでは、第1および第2の基準画素値BV1,BV2の別の算出方法について説明する。
第1の変形例は、重み付け平均値を用いる方法である。たとえば、注目画素P33からの距離に応じて、距離の近い画素の画素値には大きい重み付け係数を与え、距離の遠い画素の画素値には小さい重み付け係数を与えた上で、画素平均値を求めるのである。一例を示すと、注目画素P33には重み付け係数3を与え、注目画素に隣接する8つの画素P22,P23,P24,P32,P34,P42,P43,P44には、重み付け係数2を与え、それより外側の画素には重み付け係数1を与える方法である。そして、各画素の画素値に重み付け係数を乗算したものを加算し、その加算値を画素数で除算することにより、重み付けを考慮した画素平均値を算出することが可能である。
第2の変形例は、中央値を用いる方法である。周辺領域の画素を画素値の大きさの順に並べ替え、その中央値をとるものを基準画素値とする方法である。
第3の変形例は、重み付け中央値を用いる方法である。たとえば、注目画素P33には重み付け係数2を与え、注目画素に隣接する8つの画素P22,P23,P24,P32,P34,P42,P43,P44には、重み付け係数1を与え、第1の画素集合PA1について重み付け中央値を算出する場合を考える。この場合、注目画素P33は、重み付け係数2が与えられているので、2画素分と考え、10個の画素P22,P23,P24,P32,P33,P33,P34,P42,P43,P44を画素値の大きさの順に並べ替え、その中央値をとるものを基準画素値とする方法である。
このように基準画素値を求める方法として、第1から第3の変形例が考えられるが、これは第1の基準画素値PA1と第2の基準画素値PA2のいずれに採用してもよいし、両方の基準画素値に採用してもよい。
{第2の実施の形態}
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態と同様の処理により、画像メモリ11に画素データが格納され、基準値計算回路12において第1の基準画素値BV1と第2の基準画素値BV2が計算される。そして、判定回路13が、第2の画素集合PA2に含まれる画素データを画像メモリ11から入力し、第2の基準画素値BV2を基準として、第2の画素集合PA2を2つの集合に分けるところまでは、第1の実施の形態と同様である。
次に、判定回路13は、2つに分けられた集合のうち、画素数の多い集合を候補集合EAとして選択する。つまり、第2の基準画素値BV2より画素値の大きい画素の集合と画素値の小さい画素の集合のうち、画素の数の多い集合を候補集合EAとして選択する。
その後の処理も第1の実施の形態と同様である。差分画素値計算回路14では、候補集合EAに含まれる画素と第1の基準画素値BV1との間で画素値の差分絶対値DVが計算され、最小値選択回路15では、差分絶対値DVの最小値が選択される。これにより、補正用の画素が特定されるのである。
図5は、第2の実施の形態にかかるフィルタ処理を分かり易く図示したものである。第2の画素集合PA2は、第2の基準画素値BV2を基準として2つの集合に分けられ、そのうち、画素数の多い集合が候補集合EAとして選択されている。そして、候補集合EAの中で、第1の基準画素値BV1に最も近似する画素(この図では画素P22)が、補正用の画素として選択されるのである。
このように、第2の実施の形態においても、注目画素周辺の広い領域である第3の画素集合PA3に基づいて第2の基準画素値BV2が計算され、この基準値に基づいて候補集合EAが選択されるので、注目画素周辺の広い領域の画素変化を加味して、候補集合EAを選択することが可能である。そして、注目画素周辺の狭い領域である第1の画素集合PA1に基づいて第1の基準画素値BV1が計算され、補正用の画素は、第1の基準画素値BV1に近似するものが選択されるので、注目画素周辺の局所的な画素の変化に適用させることが可能である。また、候補集合EAは、第3の画素集合PA3よりも狭い第2の画素集合PA2の中から決定されるので、差分画素値計算回路14および最小値選択回路15における計算処理量を低減させることが可能である。
また、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1および第2の基準画素値BV1,BV2として、重み付け平均値や、中央値、重み付け中央値を採用してもよい。
{第3の実施の形態}
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態と同様の処理により、画像メモリ11に画素データが格納され、基準値計算回路12において第1の基準画素値BV1と第2の基準画素値BV2が計算される。そして、判定回路13が、第2の画素集合PA2に含まれる画素データを画像メモリ11から入力し、第2の基準画素値BV2を基準として、第2の画素集合PA2を2つの集合に分けるところまでは、第1の実施の形態と同様である。
次に、判定回路13は、2つに分けられた集合のうち、第1の基準画素値BV1が属する集合を候補集合EAとして選択する。つまり、第2の基準画素値BV2より画素値の大きい集合と画素値の小さい集合のうち、第1の基準画素値BV1が含まれる集合を候補集合EAとして選択する。別の観点から説明すると、まず、第1の基準画素値BV1と第2の基準画素値BV2の大小関係を取得する。そして、第1の基準画素値BV1が第2の基準画素値BV2より大きい場合には、第2の基準画素値BV2より大きい画素値をもつ画素の集合を候補集合EAとし、第1の基準画素値BV1が第2の基準画素値BV2より小さい場合には、第2の基準画素値BV2より小さい画素値をもつ画素の集合を候補集合EAとするのである。図1においては、基準値計算回路12から判定回路13に出力される基準画素値は、BV2のみを記載しているが、第3の実施の形態においては、第1および第2の基準画素値BV1,BV2が出力される。
その後の処理も第1の実施の形態と同様である。差分画素値計算回路14では、候補集合EAに含まれる画素と第1の基準画素値BV1との間で画素値の差分絶対値DVが計算され、最小値選択回路15では、差分絶対値DVの最小値が選択される。これにより、補正用の画素が特定されるのである。
図6は、第3の実施の形態にかかるフィルタ処理を分かり易く図示したものである。第2の画素集合PA2は、第2の基準画素値BV2を基準として2つの集合に分けられ、そのうち、第1の基準画素値BV1が属する集合が候補集合EAとして選択されている。そして、候補集合EAの中で、第1の基準画素値BV1に最も近似する画素(この図では画素P35)が、補正用の画素として選択されるのである。
このように、第3の実施の形態においても、注目画素周辺の広い領域である第3の画素集合PA3に基づいて第2の基準画素値BV2が計算され、この基準値に基づいて候補集合EAが選択されるので、注目画素周辺の広い領域の画素変化を加味して、候補集合EAを選択することが可能である。そして、注目画素周辺の狭い領域である第1の画素集合PA1に基づいて第1の基準画素値BV1が計算され、補正用の画素は、第1の基準画素値BV1に近似するものが選択されるので、注目画素周辺の局所的な画素の変化に適用させることが可能である。また、候補集合EAは、第3の画素集合PA3よりも狭い第2の画素集合PA2の中から決定されるので、差分画素値計算回路14および最小値選択回路15における計算処理量を低減させることが可能である。
また、第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1および第2の基準画素値BV1,BV2として、重み付け平均値や、中央値、重み付け中央値を採用してもよい。
{その他の変形例}
以上説明した各実施の形態においては、第2の画素集合PA2は、第1の画素集合PA1を含み、第1の画素集合PA1よりも広い集合とした。また、第3の画素集合PA3は、第2の画素集合PA2を含み、第2の画素集合PA2よりも広い集合とした。ここで、変形例として各集合が図7ないし図9に示すような関係となっていてもよい。
図7は、第1の画素集合PA1と第2の画素集合PA2とが同じ集合である場合である。図8は、第2の画素集合PA2と第3の画素集合PA3とが同じ集合である場合である。また、図9は、第1から第3の画素集合PA1〜PA3が全て同じ集合である場合である。いずれの場合にも、第3の画素集合PA3に基づいて第2の基準画素値BV2を算出し、第2の基準画素値BV2を基準として第2の画素集合PA2を分割して、候補集合EAを選択し、第1の画素集合PA1に基づいて第1の基準画素値BV1を算出して、候補集合EAの中で、第1の基準画素値BV1に近似する画素を補正用の画素として選択するのである。各集合を図7ないし図9で示したような関係とすることにより、上記第1〜第3の実施の形態と比べると、画像の種類によっては、多少効果が劣るものの、処理を簡素化させることが可能である。
次に、画素集合の別の選択方法について説明する。これまでの説明では、第1〜第3の画素集合PA1〜PA3は、正方領域の画素集合とした。しかし、これは一例であり、たとえば、円形の領域であってもよいし、楕円形の領域であってもよい。
また、画素集合は、2次元に限らず3次元であってもよい。ここで、3次元の画素集合とは、平面方向の画素に加えて、時間方向の複数のフレームの画素を含めて形成される集合を示している。図10は、画素集合として3次元の集合を用いる場合の例を示している。注目画素P33を含む3次元の第1の画素集合PA1が定義され、さらに、第1の画素集合PA1を含む3次元の第2の画素集合PA2が定義され、さらに、第2の画素集合PA2を含む3次元の第3の画素集合PA3が定義されている。このような画素集合を扱うためには、画像メモリが平面領域の画素に加え、時間方向の複数フレームの画素を蓄積するレジスタやバッファを持つ必要がある。
3次元の画素集合の定義の方法としては、第1の画素集合PA1と第2の画素集合PA2が平面領域の画素集合であり、第3の画素集合PA3のみが3次元の画素集合であってもよい。また、第1の画素集合PA1が平面領域の画素集合であり、第2の画素集合PA2と第3の画素集合PA3が3次元の画素集合であってもよいし、第1〜第3の画素集合PA1〜PA3が全て3次元の画素集合であってもよい。
上記の各実施の形態においては、画像フィルタ処理を実行する手段は、ハードウェア回路で実現される場合を説明した。つまり、画像フィルタ処理は、基準値計算回路12、判定回路13、差分画素計算回路14、最小値選択回路15などのハードウェア回路を用いて実行される場合を説明した。しかし、これら各回路による処理をコンピュータプログラムで実現するようにしてもよい。すなわち、CPU、メモリ等のリソースを利用してコンピュータプログラムを実行させることにより、上記各実施の形態における画像フィルタ処理を実行するようにしてもよい。また、上記各実施の形態においては、画像メモリ11は、レジスタとラインバッファから構成される場合を説明したが、容量の大きいRAMに正方領域の画素データを格納し、このRAMに格納された画素データをコンピュータプログラムが処理することによって、画像フィルタ処理を実行するようにしてもよい。
実施の形態にかかる画像フィルタ装置の回路ブロック図である。 画像メモリの回路構成を示す図である。 正方領域の画素配列を示す図である。 第1の実施の形態におけるフィルタ処理を分かり易く示す図である。 第2の実施の形態におけるフィルタ処理を分かり易く示す図である。 第3の実施の形態におけるフィルタ処理を分かり易く示す図である。 画素集合の関係の変形例を示す図である。 画素集合の関係の変形例を示す図である。 画素集合の関係の変形例を示す図である。 画素集合の関係の変形例を示す図である。
符号の説明
10 画像フィルタ装置
11 画像メモリ
12 基準値計算回路
13 判定回路
14 差分画素値計算回路
15 最小値選択回路

Claims (17)

  1. 注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す装置であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、
    前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出するとともに、前記第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値を算出する手段と、
    前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち前記注目画素が含まれる集合を候補集合として判定する手段と、
    前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する手段と、
    前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する手段と、
    を備えることを特徴とする画像フィルタ装置。
  2. 注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す装置であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、
    前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出するとともに、前記第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値を算出する手段と、
    前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち画素数が多い集合を候補集合として判定する手段と、
    前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する手段と、
    前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する手段と、
    を備えることを特徴とする画像フィルタ装置。
  3. 注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す装置であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、
    前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出するとともに、前記第3の画素集合に基づいて第2の基準画素値を算出する手段と、
    前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち第1の基準画素値が属する集合を候補集合として判定する手段と、
    前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する手段と、
    前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する手段と、
    を備えることを特徴とする画像フィルタ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第2の基準画素値は、前記第3の画素集合に含まれる画素の画素平均値であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第2の基準画素値は、前記第3の画素集合に含まれる画素の画素中央値であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第1の基準画素値は、前記第1の画素集合に含まれる画素の画素平均値であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第1の基準画素値は、前記第1の画素集合に含まれる画素の画素中央値であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  8. 請求項4または請求項6に記載の画像フィルタ装置において、
    前記画素平均値は、前記注目画素からの距離に応じた重み付けを行った上で算出されることを特徴とする画像フィルタ装置。
  9. 請求項5または請求項7に記載の画像フィルタ装置において、
    前記画素中央値は、前記注目画素からの距離に応じた重み付けを行った上で算出されることを特徴とする画像フィルタ装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第1の画素集合と前記第2の画素集合とは同一の画素集合であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  11. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第2の画素集合と前記第3の画素集合とは同一の画素集合であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  12. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第1〜第3の画素集合は同一の画素集合であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像フィルタ装置において、
    前記第3の画素集合、または、前記第2および第3の画素集合、または、前記第1〜第3の画素集合は時間方向の複数フレームの画素を用いて形成される3次元の画素集合であることを特徴とする画像フィルタ装置。
  14. 注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す方法であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、
    前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出する工程と、
    前記第3の画素集合に含まれる画素に基づいて第2の基準画素値を算出する工程と、
    前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち前記注目画素が含まれる集合を候補集合として判定する工程と、
    前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する工程と、
    前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する工程と、
    を備えることを特徴とする画像フィルタ方法。
  15. 注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す方法であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、
    前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出する工程と、
    前記第3の画素集合に含まれる画素に基づいて第2の基準画素値を算出する工程と、
    前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち画素数が多い集合を候補集合として判定する工程と、
    前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する工程と、
    前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する工程と、
    を備えることを特徴とする画像フィルタ方法。
  16. 注目画素とその周辺の画素を用いて、前記注目画素にフィルタを施す方法であって、前記注目画素に対して、前記注目画素を含む第1の画素集合と、前記第1の画素集合を含む第2の画素集合と、前記第2の画素集合を含む第3の画素集合とが定義されており、
    前記第1の画素集合に含まれる画素に基づいて第1の基準画素値を算出する工程と、
    前記第3の画素集合に含まれる画素に基づいて第2の基準画素値を算出する工程と、
    前記第2の画素集合に含まれる画素の画素値と前記第2の基準画素値との大小を比較し、その大小関係に従って前記第2の画素集合を2つの集合に分けるとともに、当該2つの集合のうち第1の基準画素値が属する集合を候補集合として判定する工程と、
    前記候補集合に含まれる画素のうちで、前記第1の基準画素値と最も画素値が近似する画素を補正画素として選択する工程と、
    前記補正画素の画素値を前記注目画素の画素値として出力する工程と、
    を備えることを特徴とする画像フィルタ方法。
  17. コンピュータにインストールされることにより、前記コンピュータに請求項14ないし請求項16のいずれかに記載の画像フィルタ方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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