JP2006198370A - 急速充電型外出用ステッキ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、高齢者や体の不自由な方の移動制約者をはじめ、歩行者が安心して利用できる安全で快適な歩行用杖を提供するものである。
【解決手段】そのために、本発明では歩行用杖、登山用杖に電気二重層キャパシとLED、と小型スピーカー、充放電用プラグ、アダプタを埋め込む構造とした。
【選択図】 図1
【解決手段】そのために、本発明では歩行用杖、登山用杖に電気二重層キャパシとLED、と小型スピーカー、充放電用プラグ、アダプタを埋め込む構造とした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高齢者や体の不自由な方の移動制約者をはじめ、歩行者が安心して利用できる安全で快適な歩行用杖に関するものである。
平成12年11月に交通バリアフリー法が施行され、バリアフリー社会の構築は重要の課題となっており、高齢者・身体障害者の方をはじめとする移動制約者からは、段差の解消などハード面の対策に加え、情報提供などのソフト面からの支援を強く求められている。
暴漢等への威嚇対策、夜間移動用照明用に急速充電逐電機能を持たせ、高齢者の運動を促進し、積極的に散歩などに出かけられるように、安心安全のための杖を提供するものである。これは、言葉を変えると高齢者の運動促進のための外出用ステッキの開発を目的とするものである。
本発明の外出用ステッキに急速充電蓄電機能を発現させるためには、キャパシタを内蔵させる必要がある。そのキャパシタの必要とされる仕様としてキャパシタ電圧はスピーカーのアンプを定格電源で駆動させるのに6Vかかる為、6V以上が望ましい。キャパシタ充電時間は急速充電を追求することから遅くとも10分〜1時間、理想としては数分以内の充電完了が望ましい。LED威嚇点灯使用時間は防犯用の目暗ましとして使用することから10分が望ましい。LED照明散歩用使用可能時間は通常、近所を散歩するのは1時間以内であることから1時間が望ましい。サイレン連続使用可能時間は周囲の人に緊急事態であることを知らせるために5分が望ましい。この機能仕様を満足させるため、第一にステッキに電気二重層キャパシタを内蔵させる。第二にLEDを埋め込む。第三に、小型スピーカーを組み込んだ。
第一にステッキをコンデンサで構成することにより、LEDを用いた夜間の点灯、暴漢等の威嚇対策に効果を発揮する。第二に、小型スピーカーを組み込むことにより緊急時に大きな音で周りの人に救助を求めることも可能となる
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
<実施例1>
<実施例1>
複数のコンデンサを充電する場合、充電される電荷量は印加する電圧に比例することから、並列接続の方が効率が良いとされる。また、放電する際は直列のほうが良いとされる。しかし上述の2つの条件を満たそうとするとITステッキにキャパシタが納まりきらないという問題が生じてしまう。そのため充電時は並列回路、放電時は直列回路に切り替えの可能なデバイスの作製が必要とされる。通常移動時は並列回路で、ITステッキの機能を使用する際はスイッチを押すと同時に直列回路に切り替わるような回路構成が望ましい。
図1に作製したITステッキの構成図を示す。本実施例では、白色LEDを杖の先端に埋め込むことにより夜間時、点灯し暴漢等の威嚇対策に効果を発揮させた。スピーカからは威嚇音声を発することができた。充電は家庭用電源から6V、800mAのACアダプターを用いて6.9V、1.67Fの電気二重層キャパシタに供給した。
<実施例2>
<実施例2>
図2に原理試作のための確認としてITステッキと市販用の杖を比較写真を図示する。ITステッキの先端にLEDが埋め込まれており、スピーカと充電端子が杖の上部に装備されています。また杖のグリップ部分に威嚇音声スイッチ(赤)とLED点灯スイッチ(黒)がついている。
<実施例3>
<実施例3>
図1のITステッキ内の回路構成については複数のコンデンサを充電する場合、充電される電荷量は印加する電圧に比例することから、並列接続を行い高効率を達成した。また、放電する際は直列接続に切り替え高効率放電、急速充電を実現した。上記の2つの条件を満たすためITステッキに収まるように、充電時は並列回路、放電時は直列回路に切り替えの可能なデバイスを作製した。通常移動時は並列回路で、ITステッキの機能を使用する際はスイッチを押すと同時に直列回路に切り替わるシステムを実現した。図1から図5にITステッキ 急速充電タイプの試作設計図を示す。白色LEDの大きさは5φの物を使用し定格電圧と定格電流は3.6V、20mAです。スピーカの大きさは30φで出力とインピーダンスは0.25W,8Ωです。キャパシタは2.3V、5Fを3直列にした6.9V、1.66Fにしたものを使用した。また、図6に示すような、家庭の100V電源を利用した充電用スタンドとして、100V−AC/6V−DC変換アダプタ内蔵の(1)自立スタンドタイプと(2)靴箱用立て掛け型スタンドを試作した。
<実施例4>
<実施例4>
照明機能については、暗所での点灯(主に夜間時)、暴漢等に対してのLEDのフラッシュ点灯を満たすために、並列接続化した白色LED(実施例では3x3の9個の並列接続LED、または2x2の4個並列接続LED)を用いた。暗所での点灯については長時間使用可能、暴漢等に対してのフラッシュ点灯については一度に大きな電力がLEDにかけられるように、電気二重層キャパシタを用い急速放電により威嚇のための高輝度点灯を実現した。2.3V、5Fのキャパシタを3直列(6.9V、1.67F)にして、キャパシタの充電特性、放電特性を計測した。図8にキャパシタを0Vから満充電になるまでの充電特性を示す。充電開始から20秒で満充電になったのが確認できた。
<実施例5>
<実施例5>
図8に試作したステッキの回路図を示す。スピーカからの音声による威嚇とLEDによる高輝度照明による威嚇がそれぞれコンデンサからの急速放電により達成できるように、切り替えスイッチ2個から構成されている。図9にキャパシタを満充電にした状態で12時間放置(自然放電)させたときの放電特性を示す。実験結果から12時間で0.7V放電したことが確認できた。
<実施例6>
<実施例6>
実施例1〜実施例6の杖が、登山用の杖として、伸縮自在な構造となっているITステッキも試作した。この場合、伸縮部分には、充電部分、照明部分、スピーカ部分、電気回路本体部分の構造とした。即ち、杖の中央部分に伸縮自在部分を設け、上部には充電部分、照明部分、スピーカ部分、電気回路本体部分を、各機能部をらせん状の伸縮自在なリード線で連結する構造とした。3.6V/20mAの白色LEDを2直列(7.2V/10mA)にし、それを2並列にしたものも作製した7.2V/20mA)。図10にLEDの各電圧による発光の違いを示す。実験結果ではLEDにかかる電圧が5.0V以下になるとLEDが急激に暗くなる。図11の計測結果より連続使用可能時間は120分程度と十分な結果が得られた。より、使用可能時間を伸ばすにはキャパシタの容量増加といった方法が考えられる。
<実施例7>
<実施例7>
暴漢等に遭遇したとき、スピーカから威嚇音声を発する機能を持つ外出用ステッキを試作した。図12に音声回路を接続したときのキャパシタの放電特性を示す。実験の結果、電圧が低くなればなるほど、音が低くなっていき、電圧が3.0V以下になると音は鳴らなくなった。グラフより連続して威嚇音声を鳴らすことができるのは7分程度であることが判明した。
Claims (6)
- 歩行用杖に、電気二重層キャパシタを内蔵させて構成することにより、急速充電機能を持たせたことを特徴とする急速充電型外出用ステッキ。
- 前記請求項1の歩行用杖に、LEDが組み込まれていることを特徴とする急速充電型外出用ステッキ。
- 前記請求項1の歩行用杖に、スピーカーが組み込まれていることを特徴とする急速充電型外出用ステッキ。
- 前記請求項1の歩行用杖が、伸縮自在な構造となっていることを特徴とする急速充電型外出用ステッキ。
- 前記請求項1の歩行用杖に、スタンド型の充電アダプタが付属していることを特徴とする急速充電型外出用ステッキ
- 前記請求項1の歩行用杖に、靴箱等に固定出来て、挟み込んで立てかけながら該ステッキを充電できる充電アダプタが付属していることを特徴とする急速充電型外出用ステッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005041254A JP2006198370A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 急速充電型外出用ステッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005041254A JP2006198370A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 急速充電型外出用ステッキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006198370A true JP2006198370A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36956856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005041254A Pending JP2006198370A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | 急速充電型外出用ステッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006198370A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101325417B1 (ko) * | 2012-06-22 | 2013-11-04 | 이상용 | 후레쉬가 내장된 지팡이 |
KR102020159B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2019-09-10 | 신복영 | 다기능 지팡이 |
-
2005
- 2005-01-21 JP JP2005041254A patent/JP2006198370A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101325417B1 (ko) * | 2012-06-22 | 2013-11-04 | 이상용 | 후레쉬가 내장된 지팡이 |
KR102020159B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2019-09-10 | 신복영 | 다기능 지팡이 |
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