JP2006198123A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装物品に対して吸収性物品の止着部を容易かつ確実に止着する。
【解決手段】吸収性物品1は、略シート状の本体部2、および、本体部2の長手方向の両側の端部に設けられる止着部4を備える。止着部4は、本体部2に部分的に接合されるシート部41および2つの止着体42を備える。シート部41は、幅方向の両端部において本体部2に接合される2つの第1接合部411、2つの第1接合部411のほぼ中央において本体部2に接合される第2接合部412、および、2つの第1接合部411の間において長手方向に関して全体に亘って本体部2から離間可能とされた2つの離間部413を備える。吸収性物品1では、着用時に離間部413に指を挿入することにより、止着体42の位置を的確に把握し、薄いシート部41のみを介して止着体42を押圧することができるため、止着部4を使い捨ておむつに対して容易かつ確実に止着することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品に関する。
使い捨ておむつでは、少量の排尿時であってもおむつ全体を交換する必要があるため、使用者にとって経済的な負担が大きくなってしまう。そこで、従来より、使い捨ておむつの内側に安価な補助吸収具(いわゆる、尿取りパッド等)を取り付けて着用し、少量の排尿時には補助吸収具のみを交換することが行われている。
このような補助吸収具を使い捨ておむつに取り付ける際には、使い捨ておむつのトップシート(すなわち、着用者側のシート)に、補助吸収具のバックシートに設けられた面ファスナ等の止着部材を押圧して止着することが行われている。例えば、特許文献1では、吸収性物品(補助吸収具)の縦方向(長手方向)の末端領域に係止ファスナ等を設けることにより、吸収性物品が取り付けられた使い捨ておむつを着用する際に、吸収性物品が縒れたりたくれることを抑制する技術が開示されている。
特開2000−139982号公報
ところで、特許文献1の吸収性物品では、係止ファスナがバックシートに直接接合されているため、吸収性物品を使い捨ておむつの内側に取り付ける際、吸収性物品のトップシート側において係止ファスナに対応する部位を使い捨ておむつに対して押圧する必要がある。しかしながら、吸収性物品のトップシート側からでは係止ファスナの位置を正確に知ることは難しく、また、トップシートと係止ファスナとの間に吸収コアが存在する場合には係止ファスナを十分な力で押圧することも容易でないため、吸収性物品を所望の取付位置に確実に取り付けられていないことがあった。
特に、着用者自身がパンツタイプの使い捨ておむつに吸収性物品を取り付ける際には、通常、膝の辺りまでを引き上げられた状態の使い捨ておむつの内側に、2つに折り曲げられた状態の吸収性物品を上から挿入し、その後、指先等で吸収コアを介して係止ファスナを使い捨ておむつに対して押圧するため、使い捨ておむつが押された方向に伸びる等して力が加えにくく、吸収性物品を確実に取り付けることがさらに困難となってしまう。このため、使い捨ておむつ等の外装物品の内側において、吸収性物品が捩れたりずれて吸収性物品から尿等が漏出してしまう可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、外装物品に対して吸収性物品の止着部を容易かつ確実に止着することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、吸収体、前記吸収体の着用者側の主面を覆うトップシート、および、前記吸収体のもう一方の主面を覆うバックシートを有する本体部と、前記本体部の長手方向の少なくとも一方の端部において前記本体部の外側に設けられるとともに着用者に着用される外装物品の着用者側に止着される止着部とを備え、前記止着部が、前記本体部に部分的に接合され、少なくとも前記長手方向の端部側の部位が前記本体部から離間可能とされるシート部と、前記シート部の前記本体部とは反対側の面上に設けられた止着体とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品であって、前記止着部が、前記本体部の外側の領域のうち前記吸収体が存在する領域に設けられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品であって、前記シート部が、前記長手方向に垂直な幅方向に関して所定の間隔にて前記本体部に接合された2つの接合部と、前記2つの接合部の間において前記長手方向に関して全体に亘って前記本体部から離間可能とされた離間部とを備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記シート部が、前記幅方向に関して少なくとも3カ所で前記本体部に接合される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記シート部が、前記本体部とは別の部材である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記本体部の前記長手方向の両側の端部のそれぞれに前記止着部が設けられる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記止着部が、パンツタイプの外装物品の着用者側に止着される。
本発明では、止着部を外装物品に対して容易かつ確実に止着することができる。請求項2の発明では、吸収体に妨げられることなく止着部を止着することができ、請求項3の発明では、吸収性物品を容易に把持することができる。
請求項4の発明では、吸収性物品を外装物品に対してより強固に取り付けることができる。請求項5の発明では、吸収性物品の製造を簡素化することができる。請求項6の発明では、吸収性物品を外装物品に対してより確実に取り付けることができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る吸収性物品1の構成を示す平面図である。吸収性物品1は、パンツタイプの使い捨ておむつの内側(すなわち、着用者側)に取り付けられて着用者からの排泄物を受ける尿取りパッド等の補助吸収具である。
図1に示すように、吸収性物品1は、略シート状の本体部2、および、本体部2の長手方向(すなわち、図1中のY方向)のほぼ全長に亘って本体部2の長手方向に垂直な幅方向(すなわち、X方向)の両側に設けられた一対の側壁部3を備える。図1では、本体部2の(+Z)側の主面が、着用者に接する面となる。また、吸収性物品1は、本体部2の長手方向の両側の端部のそれぞれにおいて本体部2の外側(すなわち、着用者側とは反対側である(−Z)側)に設けられる止着部4を備える。
図2は、吸収性物品1を図1中に示すA−Aの位置でY方向に垂直な面で切断した断面図である。図1および図2に示すように、一対の側壁部3のそれぞれには、長手方向に伸びる弾性部材31が接合されており、図1に示すように吸収性物品1を広げた状態では、弾性部材31は伸張状態となっている。吸収性物品1では、弾性部材31が収縮することにより、本体部2の側方において側壁部3が着用者側に向かって立ち上がり、着用時に着用者の足の付け根近傍に当接する立体ギャザー(いわゆる、レッグギャザー)が形成される。なお、各側壁部3には複数の弾性部材31が設けられてもよい。
側壁部3は、撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)やプラスチックフィルム、あるいは、これらの複合材料により形成される。吸収性物品1の快適性向上の観点からは、側壁部3が通気性を有することが好ましい。弾性部材31としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等が用いられる。
図1および図2に示すように、本体部2は、吸収体である吸収コア22、吸収コア22の着用者側(すなわち、(+Z)側)の主面を覆うトップシート21、および、吸収コア22のもう一方の主面を覆うバックシート23を備える。トップシート21およびバックシート23は、ホットメルト接着剤等により吸収コア22の周囲にて互いに接合され、吸収コア22の側方には側壁部3が接合される。
トップシート21は透液性の材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された透液性の不織布が利用されてもよく、また、開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。
吸収コア22は、親水性繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維)に粒状の吸水性ポリマー(例えば、SAP(Super Absorbent Polymer))を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等の被覆シートにより包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包む被覆シートは、親水性繊維および吸水性ポリマーとホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性ポリマーの脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。
バックシート23は撥水性または不透液性の不織布であり、トップシート21を透過した水分、および、吸収コア22に一旦吸収された水分が、本体部2の着用者側とは反対側や幅方向の両側にしみ出すのを防止する。バックシート23として利用される不織布は、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布であり、必要に応じて撥水処理が施されてもよい。なお、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムや、上記不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等がバックシート23として利用されてもよい。この場合、着用者の快適性の観点からは、通気性を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
図3は、トップシート21および側壁部3を内側にして長手方向の略中央部において2つに折り曲げられた吸収性物品1の斜視図である。図2および図3に示すように、止着部4は、本体部2の外側(すなわち、着用者側とは反対側)の領域のうち吸収コア22が存在する領域に設けられており、幅方向に伸びるとともに本体部2のバックシート23に部分的に接合されるシート部41、および、シート部41の本体部2とは反対側の面上に設けられた2つの止着体42を備える。
シート部41は、本体部2とは別の部材であり、例えば、トップシート21やバックシート23と同じ材料である親水性や撥水性の不織布により形成される。また、シート部41は伸縮性を有する材料により形成されてもよい。シート部41は、幅方向に関して3カ所で本体部2のバックシート23に接合されており、本体部2の幅方向の両端部においてバックシート23に接合される2つの第1接合部411、2つの第1接合部411のほぼ中央においてバックシート23に接合される第2接合部412、および、2つの第1接合部411の間(すなわち、各第1接合部411と第2接合部412との間)において長手方向に関して全体に亘ってバックシート23から離間可能とされた2つの離間部413を備える。シート部41は、第1接合部411および第2接合部412において、長手方向に関して全体に亘ってバックシート23に接合される。
止着体42は、微小なフック部材を多数有する面ファスナであり、着用者に着用される外装物品である使い捨ておむつに吸収性物品1が取り付けられる際に、使い捨ておむつの着用者側の不織布や布地中の繊維群に着脱可能に止着される。
次に、着用者自身がパンツタイプの使い捨ておむつに吸収性物品1を取り付ける際の動作について説明する。吸収性物品1を取り付ける際には、まず、図3に示すように、トップシート21を内側にして2つに折り曲げられた状態の吸収性物品1に対して、バックシート23と2つの止着部4の離間部413との間に、図3中の上側(すなわち、本体部2の長手方向の端部側)から着用者の片手の指が挿入される。例えば、一方の止着部4の2つの離間部413にはそれぞれ親指と人差し指が挿入され、他方の止着部4の2つの離間部413にはそれぞれ薬指と小指が挿入される。また、一方の止着部4に親指と小指が挿入され、他方の止着部4にその他の3本の指が挿入されてもよい。
続いて、本体部2の長手方向の両端部を互いに当接させるようにして吸収性物品1を片手で把持し、膝の辺りまでを引き上げられた状態の使い捨ておむつの内側に、2つに折り曲げられた状態の吸収性物品1を折り曲げ部を先にして挿入する。そして、吸収性物品1を所望の取付位置まで挿入した後、一方の止着部4に挿入された指で当該止着部4の止着体42を使い捨ておむつに対して押圧し、当該止着部4を使い捨ておむつの所定の位置(例えば、着用者の背側に対向する部位)に止着する。
一方の止着部4の止着が完了すると、止着済みの止着部4に挿入していた指を抜き、他方の止着部4を、使い捨ておむつの内側において止着済みの止着部4から離れる方向へと移動させ(すなわち、2つ折りにされている吸収性物品1を広げ)、他方の止着部4に挿入された指で止着体42を使い捨ておむつの所定の位置(例えば、着用者の腹側に対向する部位)に押圧して止着する。これにより、吸収性物品1は使い捨ておむつの内側に取り付けられ、その後、着用者がパンツタイプの使い捨ておむつを腰部の方向へ引き上げることにより、使い捨ておむつの着用が完了する。
以上に説明したように、吸収性物品1では、止着部4が本体部2に部分的に接合されており、本体部2の長手方向の端部側の部位が本体部2から離間可能とされているため、使い捨ておむつに吸収性物品1を取り付ける際に、止着体42が設けられた止着部4に直接指をかけることができる。このため、止着体42の位置を的確に把握することができ、さらに、厚さが厚くまた不均一である吸収コア22を介することなく、吸収コア22に比べて薄いシート部41のみを介して止着体42を使い捨ておむつに押圧することができる。その結果、止着体42に十分な力を加えて止着部4を使い捨ておむつに対して容易かつ確実に止着することができ、使い捨ておむつの内側において吸収性物品1がずれたり捩れることを防止してずれや捩れ等による吸収性物品1からの尿等の漏出を防止することができる。また、吸収性物品1では、本体部2の長手方向の両側の端部のそれぞれに止着部4が設けられるため、吸収性物品1を使い捨ておむつに対してより確実に取り付けることができる。
吸収性物品1では、止着部4が本体部2の外側の領域のうち吸収コア22が存在する領域(すなわち、吸収コア22と重なる領域)に設けられる。このような場合であっても、吸収性物品1では、止着部4に直接指をかけることにより、吸収コア22に妨げられることなく止着部4を止着することができる。また、止着部4が吸収コア22と重なる領域に設けられることにより、使い捨ておむつに取り付けられた状態の吸収性物品1において、吸収コア22の動きを制限してずれや捩れ等を防止することができるため、吸収性物品1を使い捨ておむつに対してより強固に取り付けることができる。
吸収性物品1では、止着部4のシート部41が、幅方向に関して3カ所(すなわち、2つの第1接合部411および第2接合部412)で本体部2のバックシート23に接合されることにより、シート部41のバックシート23からの離間をある程度制限して吸収コア22の動きを制限することができるため、吸収性物品1を使い捨ておむつに対してさらに強固に取り付けることができる。
吸収性物品1では、止着部4のシート部41が、2つの第1接合部411の間において長手方向に関して全体に亘って本体部2から離間可能とされた離間部413を備えているため、吸収性物品1を取り扱う際に、指を付け根近傍まで離間部413に挿入することができ、片手で吸収性物品1を容易に把持することができる。さらに、シート部41が第2接合部412においても本体部2のバックシート23に接合されていることにより、止着部4に挿入した指がシート部41とバックシート23との間に挟まれるため、吸収性物品1をより容易に把持することができる。その結果、吸収性物品1の止着部4を使い捨ておむつに対してより容易に止着することができ、さらに、一方の止着部4を止着した後、2つ折りにされた吸収性物品1を容易に広げて他方の止着部4を止着することができる。なお、着用者の身体状況等に合わせて、吸収性物品1の把持および使い捨ておむつへの取り付けは、両手により行われてもよい。
このように、吸収性物品1は、容易に把持することができ、止着部4を使い捨ておむつ等の外装物品に対して容易かつ確実に止着することができることから、(いわゆるオープンタイプよりも)パンツタイプの使い捨ておむつの内側に取り付けられる尿取りパッド等の補助吸収具に特に適しており、吸収性物品1を利用することにより、着用者自身が着用途上のパンツタイプの使い捨ておむつに対して吸収性物品1を容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
また、吸収性物品1では、止着部4のシート部41が本体部2とは別の部材とされることにより、本体部2の形成途上において止着部4を形成する必要がなく、本体部2の形成後に止着部4をバックシート23上に接合することにより止着部4が設けられるため、吸収性物品1の製造を簡素化することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、吸収性物品1では、止着部4の止着体42がホットメルト接着剤等の粘着剤であってもよく、この場合、使い捨ておむつ等に取り付けられる前の吸収性物品1では、止着体42を覆うように剥離テープが設けられる。また、止着部4全体が面ファスナにより形成されていてもよく、この場合、面ファスナは、本体部2に部分的に接合されて本体部2から離間可能とされるシート部41、および、シート部41の本体部2とは反対側に設けられた止着体42の双方の役割を果たす。
吸収性物品1を容易に把持するという観点からは、シート部41が離間部413において長手方向に関して全体に亘って本体部2から離間可能とされることが好ましいが、使い捨ておむつに対して止着部4を容易かつ確実に止着するという観点からは、シート部41において少なくとも本体部2の長手方向の端部側の部位(すなわち、図3中のシート部41の上側のエッジ近傍の部位)が本体部2から離間可能とされていればよく、例えば、図3中のシート部41の下側のエッジは本体部2に接合されていてもよい。
シート部41の2つの第1接合部411は、必ずしも幅方向の両端部において本体部2に接合される必要はなく、幅方向に関して所定の間隔にて本体部2に接合されていればよい。また、第2接合部412は、必ずしも2つの第1接合部411のほぼ中央において本体部2に接合されている必要はなく、第2接合部412を挟む2つの離間部413とバックシート23との間に挿入される指の本数が異なる場合等、吸収性物品1の使用状況に合わせていずれか一方の第1接合部411側に偏って設けられてもよい。シート部41は、第1接合部411および第2接合部412において、長手方向に関して全体に亘って本体部2に接合される必要はなく、長手方向に関して断続的に、あるいは、長手方向の1カ所において本体部2に接合されていればよい。
止着部4のシート部41は、吸収性物品1を使い捨ておむつにより強固に取り付けるという観点からは、幅方向に関して少なくとも3カ所で本体部2に接合されることがより好ましいが、吸収性物品1を容易に把持して使い捨ておむつに取り付けるという観点からは、第2接合部412が省略されて2つの第1接合部411において本体部2に接合されてもよく、また、使い捨ておむつに対して止着部4を容易かつ確実に止着するという観点からは、例えば、第1接合部411および第2接合部412が省略され、図3中のシート部41の下側のエッジ近傍においてのみ本体部2に接合されてもよい。
吸収性物品1の製造の簡素化という観点からは、止着部4のシート部41は本体部2とは別の部材であることが好ましいが、シート部41が本体部2と同一の部材で形成される場合であっても、止着部4の使い捨ておむつに対する容易かつ確実な止着を実現することができる。図4は、止着部のシート部が本体部と同一の部材で形成された吸収性物品の例を示す図であり、吸収性物品を幅方向に垂直な面で切断した断面図である。
図4に示す吸収性物品1aでは、トップシート21と接合される前のバックシート23において、長手方向の端部が、幅方向に伸びる折り目にて一旦吸収コア22側に折り返された後、再度折り返されて止着部4aのシート部41aが形成される。シート部41aを形成する折り重ねられたバックシート23の部位は、互いに対向する面においてホットメルト接着剤等により接合されており、外側には止着体42が設けられる。この場合、止着部4aのシート部41aは、本体部2の長手方向の端部側とは反対側の部位において、幅方向に関して全体に亘って本体部2に実質的に接合された状態となっている。なお、シート部41aは、幅方向の両端部においてバックシート23上に接合されてもよく、さらに、当該2つの接合部の間の1カ所以上においてバックシート23に接合されてもよい。
また、吸収性物品では、本体部2の長手方向の端部の吸収コア22が存在しない部位において、トップシート21とバックシート23との接合が一部省略されてバックシート23がトップシート21と離間可能とされ、バックシート23上の当該離間可能な領域に止着体42が設けられることにより、止着部4が形成されてもよい。この場合も、バックシート23の一部が止着部4のシート部として利用されることになる。
吸収性物品1を使い捨ておむつに対してより確実に取り付けるという観点からは、本体部2の長手方向の両側の端部に止着部4が設けられることが好ましいが、止着部4が本体部2の少なくとも一方の端部に設けられることにより、使い捨ておむつに対して止着部4を容易かつ確実に止着して吸収性物品1を確実に取り付けることができる。この場合、止着部4は、吸収性物品1の着用者の背側に対向する部位に設けられることがより好ましい。これにより、吸収性物品1の使い捨ておむつへの取り付けの際に止着体42に力を加えにくく、また、吸収性物品1が取り付けられた使い捨ておむつの着用時に手が届きにくい背側において吸収性物品1の捩れやずれを抑制することができる。
上記実施の形態に係る吸収性物品は、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを腰回りで止着して着用するオープンタイプの使い捨ておむつ、布製の失禁パンツ、その他様々な外装物品に取り付けられる補助吸収具として利用されてもよい。
吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の断面図である。 吸収性物品の斜視図である。 吸収性物品の他の例を示す断面図である。
符号の説明
1,1a 吸収性物品
2 本体部
21 トップシート
22 吸収コア
23 バックシート
4,4a 止着部
41,41a シート部
42 止着体
411 第1接合部
413 離間部

Claims (7)

  1. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    吸収体、前記吸収体の着用者側の主面を覆うトップシート、および、前記吸収体のもう一方の主面を覆うバックシートを有する本体部と、
    前記本体部の長手方向の少なくとも一方の端部において前記本体部の外側に設けられるとともに着用者に着用される外装物品の着用者側に止着される止着部と、
    を備え、
    前記止着部が、
    前記本体部に部分的に接合され、少なくとも前記長手方向の端部側の部位が前記本体部から離間可能とされるシート部と、
    前記シート部の前記本体部とは反対側の面上に設けられた止着体と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記止着部が、前記本体部の外側の領域のうち前記吸収体が存在する領域に設けられることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品であって、
    前記シート部が、
    前記長手方向に垂直な幅方向に関して所定の間隔にて前記本体部に接合された2つの接合部と、
    前記2つの接合部の間において前記長手方向に関して全体に亘って前記本体部から離間可能とされた離間部と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記シート部が、前記幅方向に関して少なくとも3カ所で前記本体部に接合されることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記シート部が、前記本体部とは別の部材であることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記本体部の前記長手方向の両側の端部のそれぞれに前記止着部が設けられることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記止着部が、パンツタイプの外装物品の着用者側に止着されることを特徴とする吸収性物品。
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