JP2006197194A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高精細、高フレームデータにより発生する処理の高速化に伴うクロックの高速化を防ぐと共に、複数台の記録装置を用いても性能低下に陥らないようにする。
【解決手段】 固体撮像素子1として、撮像領域がエリアAR1〜AR4に分割されたものが用いられる。エリアAR1〜AR4の撮像信号出力は、それぞれ、信号処理ブロック7a〜7dで処理してメモリ15a〜15dに一時的に記憶された後、ホストバス21から、ブリッジ23、外部バス24a〜24d、記録装置26a〜26dにそれぞれ並列的に供給される。それぞれの信号処理ブロック7a〜7dは独立した状態で並列的に動作可能であるので、クロック周波数が低下する。記録装置26a〜26dにデータを記録する際、データの振り分け装置が不要であり、インターフェースの衝突が発生しない。
【選択図】 図1
【解決手段】 固体撮像素子1として、撮像領域がエリアAR1〜AR4に分割されたものが用いられる。エリアAR1〜AR4の撮像信号出力は、それぞれ、信号処理ブロック7a〜7dで処理してメモリ15a〜15dに一時的に記憶された後、ホストバス21から、ブリッジ23、外部バス24a〜24d、記録装置26a〜26dにそれぞれ並列的に供給される。それぞれの信号処理ブロック7a〜7dは独立した状態で並列的に動作可能であるので、クロック周波数が低下する。記録装置26a〜26dにデータを記録する際、データの振り分け装置が不要であり、インターフェースの衝突が発生しない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像素子を用いたディジタル動画の撮像、及びこの記録を行う撮像装置に関する。
HDTV(High Definition Television)のような高精細な動画像を撮像し記録する撮像装置を構築するためには、高精細、高フレームレートの固体撮像素子(CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary MOS)等)だけでなく、高速なシステムバス、高速なメモリ、高速な処理回路、高速なCPU(Central Processing Unit)、及び高速な記録装置を用いてシステムを構築する必要がある。また、たとえ、高精細、高フレームレートの固体撮像素子、高速なメモリ、高速な処理回路、高速なCPU、高速なメモリ等を集めたとしても、処理速度においてボトルネックが発生しないように、処理速度のバランスを整えることも重要である。
固体撮像素子に関しては、10Mピクセル以上で30コマ/秒以上の大判センサーが実用化されている。高速なシステムバスについては、PCI−Xバス規格等により、数Gバイト/秒のデータ転送が実現可能になってきている。CPU、メモリについても、動作周波数を高速化する高速実装技術が進歩し、同様のデータ転送が実現可能になってきている。
このように、固体撮像素子や処理回路、CPU、システムバスについては、高速化が実現されているが、システムを構成する各ブロックの処理速度を検討すると、ボトルネックとしての問題となってきているのが、データを高速に記録する記録装置である。
最近の記録装置としては、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録装置、DVD(Digital Versatile Disc )等の光学式記録装置、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等の記録メディアが利用可能となってきている。
半導体メモリは、機構部分を持たず、衝撃等に強いという利点があるが、記憶容量が小さいと共に、処理速度が遅く、単位容量当りの価格が高価な点が問題となっている。光学的記録装置も進歩してきているが、処理速度の面においては、磁気記録装置に比較して遅いという問題がある。磁気記録装置では、書込み、読み込み速度の進歩において目覚しいものがあるが、それでも、高速、大判センサーに適用できるような記録速度を満足するものがないのが現状である。
例えば、1枚の画像でHDTV*4(800万画素)の解像度をもつ画像を記録するには、量子化にR、G、Bで計3バイト必要と仮定し、そして、RGBのコンポーネント色信号を、4:2:2:のY、Cr、Cbのコンポーネント色信号に変換することによりデータレートが2/3になり、30コマ/秒の撮影をすると想定すると、
8M*3*2/3*30=480MB/秒
の記録速度が必要となる。
8M*3*2/3*30=480MB/秒
の記録速度が必要となる。
画像信号をJPEG(Joint Photographic Experts Group)で1/5程度に圧縮符号化したとしても、平均
480MB/5=96MB/秒
の記録速度が必要となる。更に、記録装置との通信コマンドによるオーバーヘッド、欠陥記録部によるリトライ等を考慮すると、記録装置としては、平均120MB/秒位の記録速度が要求される。
480MB/5=96MB/秒
の記録速度が必要となる。更に、記録装置との通信コマンドによるオーバーヘッド、欠陥記録部によるリトライ等を考慮すると、記録装置としては、平均120MB/秒位の記録速度が要求される。
これに対して、磁気記録装置では、例えば高速であると言われている3.5インチ、1,5000回転の最新磁気記録装置においても、書込み速度は、良い条件(外周エリア)でも60〜70MB/秒であり、ディスクの内周では30〜40%処理速度の低下が見込まれるために、40〜50MB/秒以下となる場合もある。また、欠陥トラックがあった場合には、更に大きくオーバーヘッドが取られる可能性も秘めている。よって、1台の記録装置では、HDTVの画像を記録することは到底不可能である。
そこで、HDTVのような高精細度の画像を記録できるように、特許文献1には、1枚毎の画像を複数の領域に分割し、分割した画像データを複数の記録手段に並列に記録する手法が提案されている。
また、データを分割して並列的に記録する別の方法にRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disk)技術がある。RAIDは、データをビット/バイト単位、あるいはブロック単位で複数の磁気記録装置に分散して読み書きする方法である。このRAID技術は実際にコンピュータ・サーバーシステムの記録装置として幅広く使われている。また、特許文献2では画像データのような高速転送速度が要求されるシステムでRAIDを記録装置として用いる手法が提案されている。
図7は、RAIDを記録装置として用いて、画像データを分割して記録するようにした従来の撮像装置の一例を示すものである。図7において、固体撮像素子101の受光面に、撮像レンズ102を介した被写体像光が集光される。撮像レンズ102の位置は、レンズ駆動回路103により、CPU104の制御の下に移動可能とされている。固体撮像素子101には、撮像素子駆動回路105から転送クロックが供給される。撮像素子駆動回路105には同期信号発生回路106から同期信号が供給される。
固体撮像素子101で、被写体像光が光電変換される。固体撮像素子101からの撮像信号は、撮像信号処理回路111に送られ、撮像信号処理回路111で信号レベルが調整される。撮像信号処理回路111の出力信号は、A/Dコンバータ112でディジタル信号に変換された後、信号処理部113に供給される。信号処理部113で、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、輪郭強調等の画像処理が行われる。信号処理部113の出力信号はデータ圧縮部114に送られる。データ圧縮部114で、画像データが圧縮符号化される。圧縮符号化された画像データは、メモリコントローラ116の制御の下に、メモリ115に一時的に記憶される。
CPU104は、撮像装置全体の制御を行っている。CPU104のホストバス121には、撮像信号処理回路111、A/Dコンバータ112、信号処理部113、メモリコントローラ116、データ圧縮部114が接続されている。
ホストバス121と外部バス124との間にはブリッジ123が設けられている。外部バス124には、RAIDコントローラ129等からなるデータ振分部128が接続されている。RAIDコントローラ129には、転送用バッファ130が設けられている。また、データ振分部128には、専用CPU131、キャッシュエンジン135が接続されている。専用CPU131に対して、ROM133とRAM134が設けられている。キャッシュエンジン135は、キャッシュメモリ132を制御している。
RAIDコントローラ129には、記録装置コントローラ125a、125b、125c、125dを介して、記録装置126a、126b、126c、126dが接続されている。ホストバス121と外部バス124との間は、ブリッジ123を介して、データが伝送される。メモリ115からのデータは、ホストバス121、ブリッジ123を介して外部バス124に送られ、RAIDコントローラ129により分割されて、複数の記録装置126a、126b、126c、126dに記録される。
特開2002−369143号公報
特開平9−245415号公報
ところが、図7に示した従来の撮像装置では、撮像信号処理回路111、A/Dコンバータ112、信号処理部113、ホストバス121、データ圧縮部114、メモリコントローラ116、メモリ115は、全て、高速処理をすることが要求される。前述したように、撮像素子や処理回路、CPU、システムバスについては、高速化されているが、高速処理可能なものは、高価であると共に、クロック周波数が高くなるため、発熱が大きく、消費電力も大きくなる。
また、図7に示した従来の撮像装置では、RAIDを用いてデータを複数の記録装置に分散させて記録して、記録装置のパフォーマンスを改善させているが、RAIDでパフォーマンスが改善できる記録装置の台数には限界があり、例えば、記録装置が10台を越えると、RAIDによるパフォーマンスの改善は殆ど期待できない。
つまり、図8はRAIDを用いた場合に、複数台の記録装置に並列的にデータを書き込んだときの処理のスループットを示す図である。図8において、横軸が記録装置の台数を示し、縦軸が性能を示す。図8のグラフによると台数増加による性能改善率が徐々に緩やかになっていき、10台を超えると殆ど性能改善に寄与しない状態となる。
つまり、図7において、記録装置126a〜126dによりデータを記録する場合、記録データは、メモリ115から、ホストバス121、ブリッジ123を介して、外部バス124に送られ、RAM134に格納される。次に専用CPU131とRAIDコントローラ129の共同作業により、データが分割され、記録装置コントローラ125a〜125dに指示が与えられ、記録装置126a〜126dへのデータの記録処理が行われる。
この時、RAIDコントローラ129は、記録装置コントローラ125a〜125dとコマンドのやり取り、及びデータ転送を行うが、インターフェースの競合が生じないように順次処理を行っている。記録装置はシーク時間、回転待ち時間等により処理時間が一定していないため、他の記録装置の影響を受け、待ち時間が必要とされる場合が生じる。台数が少ない場合、その影響は少ないが、台数が増えるに従い待ち時間が必要な場合が生じ性能が次第に低下する。
本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、高精細,高フレームデータにより発生する処理の高速化に伴うコストアップや発熱、消費電力の増大を防ぐことができると共に、複数台の記録装置を用いてもパフォーマンスの低下に陥らないようにした撮像装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、被写体像を光電変換し、複数に分割された画像信号を分割出力する撮像手段と、撮像手段からの複数の画像信号を並列的に処理する複数の信号処理手段と、信号処理された複数の画像信号をそれぞれ一時的に記憶する複数の中間メモリと、複数の中間メモリに記録された画像信号を出力する出力手段と、中間メモリから出力された複数の画像信号を複数の記録媒体にそれぞれ並列的に記録する記録手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数の中間メモリは、それぞれバス接続手段を経由し、複数の記録手段の1つと接続され、記録手段は1つの中間メモリのデータを記録媒体に記録することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記撮像手段は、撮像領域を複数のエリアに分割し、各エリアの画像信号を分割出力することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記撮像手段は、画像信号をフレーム単位で分割する手段を有し、各フレームの画像信号を分割出力することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1又は2の発明において、記録媒体は、撮像装置から取り外し可能な記録媒体であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1又は2の発明において、中間メモリから取り外し可能な記録媒体への複数のインターフェース回路を有していることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1又は2の発明において、記録媒体に書き込まれる撮像素子からの画像信号の先頭部にヘッダ情報が付加されていることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子からの画像信号は複数に分割され、複数に分割され画像信号は複数の信号処理手段で並列的に信号処理され、複数の中間メモリに一時的に蓄積された後、複数の記録手段に並列的に記録される。このため、各信号処理手段の動作速度を必要以上に高速化する必要がないため、高速素子を用いなくとも画像信号の記録を実行することができる。したがって、装置全体のコストダウンが図れると共に、クロック周波数が下がるため、発熱が少なく、消費電力の低減が図れるという効果がある。
また、本発明によれば、複数の中間メモリに一時的に蓄積された画像信号を、複数の記録手段に並列的に記録させている。このため、データの振り分け装置が不要であり、インターフェースの衝突が原理的に発生しない。したがって、記録装置の台数が増加しても、パフォーマンスの低下が生じないという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示すものである。
(第1実施形態)
図1において、固体撮像素子1としては、CCD撮像素子や、CMOS撮像素子が用いられる。固体撮像素子1の受光面には、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色系フィルタ、又は、Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(黄色)の補色系フィルタが配列されている。
図1において、固体撮像素子1としては、CCD撮像素子や、CMOS撮像素子が用いられる。固体撮像素子1の受光面には、R(赤)、G(緑)、B(青)の原色系フィルタ、又は、Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(黄色)の補色系フィルタが配列されている。
また、本発明の第1実施形態の撮像装置においては、固体撮像素子1として、その撮像領域が複数に分割され、各エリア毎に撮像信号を得られるものが用いられる。
図2は、固体撮像素子1の一例を示すものである。図2に示すように、固体撮像素子1の撮像領域が例えば4つのエリアAR1、AR2、AR3、AR4に分割される。エリアAR1には、水平転送CCD31aと垂直転送CCD32aが設けられている。エリアAR2には、水平転送CCD31bと垂直転送CCD32bが設けられている。エリアAR3には、水平転送CCD31cと垂直転送CCD32cが設けられている。エリアAR4には、水平転送CCD31dと垂直転送CCD32dが設けられている。
エリアAR1内の各画素の画像信号は、水平転送CCD31a及び垂直転送CCD32aにより転送され、出力端子33aから出力される。エリアAR2内の各画素の画像信号は、水平転送CCD31b及び垂直転送CCD32bにより転送され、出力端子33bから出力される。エリアAR3内の各画素の画像信号は、水平転送CCD31c及び垂直転送CCD32cにより転送され、出力端子33cから出力される。エリアAR4内の各画素の画像信号は、水平転送CCD31d及び垂直転送CCD32dにより転送され、出力端子33dから出力される。
図1において、固体撮像素子1の受光面に、撮像レンズ2を介して被写体像光が集光される。撮像レンズ2の位置は、レンズ駆動回路3により、CPU4の制御の下、移動可能とされている。
固体撮像素子1には、撮像素子駆動回路5から転送クロックが供給される。撮像素子駆動回路5には同期信号発生回路6から同期信号が供給される。図2に示したように、固体撮像素子1の撮像領域は4つのエリアAR1、AR2、AR3、AR4に分割されており、撮像素子駆動回路5により、各エリアAR1、AR2、AR3、AR4は、それぞれ、独立して駆動される。
固体撮像素子1からは、各エリアAR1、AR2、AR3、AR4からの撮像信号が独立して出力される。各エリアAR1、AR2、AR3、AR4からの撮像信号は、信号処理ブロック7a、7b、7c、7dにそれぞれ供給される。
信号処理ブロック7a〜7dは、固体撮像素子1の各エリアAR1〜AR4からの撮像信号を処理して、ホストバス21に送出するもので、信号処理ブロック7a〜7dは同様に構成されている。
すなわち、信号処理ブロック7a〜7dは、撮像信号処理回路11a〜11dと、A/Dコンバータ12a〜12dと、信号処理部13a〜13dと、データ圧縮部14a〜14dと、メモリ15a〜15dと、メモリコントローラ16a〜16dとからなる。
固体撮像素子1の各エリアAR1〜AR4からの撮像信号は、撮像信号処理回路11a〜11dにそれぞれ送られ、撮像信号処理回路11a〜11dで信号レベルが調整される。撮像信号処理回路11a〜11dの出力信号は、A/Dコンバータ12a〜12dでそれぞれディジタル信号に変換された後、信号処理部13a〜13dにそれぞれ供給される。信号処理部13a〜13dでは、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、輪郭強調等の画像処理が行われる。信号処理部13a〜13dの出力信号はデータ圧縮部14a〜14dに送られる。データ圧縮部14a〜14dでは、各エリアAR1〜AR4からの画像データがそれぞれ圧縮符号化される。圧縮符号化された画像データは、メモリコントローラ16a〜16dの制御の下に、メモリ15a〜15dにそれぞれ一時的に記憶される。
CPU4は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置全体の制御を行っている。CPU4のホストバス21には、撮像信号処理回路11a〜11d、A/Dコンバータ12a〜12d、信号処理部13a〜13d、メモリコントローラ16a〜16d、データ圧縮部14a〜14dが接続されている。
ホストバス21と外部バス24a〜24dとの間にはブリッジ23が設けられている。外部バス24a〜24dには、記録装置コントローラ25a〜25dを介して、記録装置26a〜26dが接続されている。すなわち、メモリ15a〜15dと記録装置26a〜26dとの間には、ホストバス21、ブリッジ23、外部バス24a〜24dを経由してデータが転送され、メモリ15a〜15dは記録装置26a〜26dにそれぞれ接続される状態となっている。
固体撮像素子1の各エリアAR1〜AR4からの撮像信号は、圧縮符号化されて、信号処理ブロック7a〜7dのメモリ15a〜15dにそれぞれ一旦記憶されている。この画像データは、メモリ15a〜15dからホストバス21に送出され、ブリッジ23を介して、外部バス24a〜24dに送られ、記録装置26a〜26dにそれぞれ記録される。
記録装置コントローラ25a〜25dは、記録装置26a〜26dの入出力制御を行う。具体的には、記録装置コントローラ25a〜25dはコマンドを発行し、記録装置26a〜26dのレスポンスを確認してデータ送受信を行っている。また、データ送受信が成功したか否かの確認も行っており、不成功の場合はリトライ処理を行う。
記録装置コントローラ25a〜25dと記録装置26a〜26dのインターフェースは、磁気ディスクを例にとると、IDE(Integrated Device Electronics)、SCSI(Small Computer System Interface)、シリアルATA(AT Attachment)等があるが、記録装置コントローラ25a〜25dに複数のインターフェース回路を設け、記録装置26a〜26dの種別が代わっても対応できる構造としても良い。
このように、本発明の第1実施形態に係る撮像装置においては、固体撮像素子1として、その撮像領域が複数のエリアAR1〜AR4に分割され、各エリアAR1〜AR4毎に撮像信号を得られるものが用いられる。そして、固体撮像素子1のエリアAR1〜AR4の撮像信号出力は、それぞれ、信号処理ブロック7a〜7dで独立して並列的に処理されて、ホストバス21から、ブリッジ23、外部バス24a〜24d、記録装置26a〜26dに記録される。この時、それぞれの信号処理ブロック7a〜7dは独立した状態で並列的に動作するため、単位時間当りのデータ量は分割したデータ量(4分割の場合は1/4)で済む。また、記録装置26a〜26dについても、1/4の速度で動作可能である。
この方法では、ホストバス21のみ高速動作可能にしておけば、撮像信号処理回路11a〜11d、A/Dコンバータ12a〜12d、信号処理部13a〜13d、データ圧縮部14a〜14d、メモリ15a〜15d、及び、メモリコントローラ16a〜16dは4分割した領域AR1〜AR4を処理できるクロック周波数で処理できるので、高速動作が可能な素子を用いる必要がない。このため、コストダウンが図れると共に、クロック周波数が下がるため、発熱が少なく、消費電力の低減も図れる。
また、本発明の第1実施形態に係る撮像装置においては、固体撮像素子1のエリアAR1〜AR4の撮像信号出力は、信号処理ブロック7a〜7dで処理してメモリ15a〜15dに一時的に記憶された後、ホストバス21から、ブリッジ23、外部バス24a〜24d、記録装置26a〜26dにそれぞれ並列的に供給される。このため、データの振り分け装置が不要であり、記録装置コントローラ25a〜25dも、記録装置26a〜26dも、インターフェースの衝突が発生しない。したがって、記録装置の台数が増加しても、パフォーマンスは低下しない。
なお、固体撮像素子1として、原色カラーフィルタ或いは補色フィルタを用いた単板の構成のものを用いた場合、各画素はR、G、B又はYe、Mg、Cyの各単色成分情報しか持っていないため、各画素の周囲の画素を用いて演算処理により他色成分情報を信号処理部13a〜13dにて生成している。つまり原色カラーフィルタでは、Rの場合はG,Bを生成、Gの場合はR,Bを生成、Bの場合はG,Rを生成する。
この時、エリアAR1、AR2、AR3、AR4の境界において単純にそれぞれの領域内だけで演算していると、境界線の箇所において連続性が保たれない場合が想定される。したがって、境界線上の画素のみ、他ブロックにおけるメモリの境界線上の画素情報を用いて演算し、境界における不連続性を解消することが望ましい。
また、記録装置26a〜26dにおいて格納された画像データは、エリアAR1〜AR4に分割されたデータであるので、そのままでは完成した画像データとして用いることはできない。そのため、記録装置26a〜26dで記録された画像データは、例えば高速のコンピュータに転送され、高速コンピュータを用いて完成画像に編集される。
このように、記録装置26a〜26dで記録された画像データを高速コンピュータに転送することを考慮して、図3(A)に示すように、撮像装置本体40の記録装置26a〜26dから、記録媒体41a〜41dを取り外し可能に構成している。また、HDD等の磁気記録装置では、記録媒体が筐体内に一体化されている。この場合には、図3(B)に示すように、記録装置26a〜26d自体が着脱自在に構成される。
また、記録装置26a〜26dで記録された画像データを高速コンピュータに転送して、高速コンピュータを用いて完成画像に編集する場合には、画像データがどのエリアからのものかをわかるようにする必要がある。そこで、図4に示すように、画像データの先頭にはヘッダ情報が設けられ、このヘッダ情報に必要な情報が格納される。
図4は編集処理が行える記録メディアの画像フォーマットの一例を示す。図4において、ファイルヘッダ45の情報として、通常に含まれるファイル名、更新日、ファイル作成日、セキュリティ情報に加えて、完成画像の範囲を示す座標(左下、左上、右下、右上)が設定される。また、各フレーム毎のフレームヘッダ46には追加エリア47が追加され、そこでは、フレームカウンタ(1よりスタートするシーケンス番号)、及び、分割画像の左下座標、左上座標、右下座標、右上座標が設定される。なお、追加エリア47は、フレームヘッダ46に追加されるエリアであり、データフォーマットは、図4に示すように、各フレームごとに、フレームヘッダ46、追加エリア47、画像データエリア48が連続して構成されている。
編集処理を行う場合には、画像データのファイルヘッダ45及びフレームヘッダ46情報や、追加エリア47の情報が読み取られ、これらの情報を基にして、画像に編集される。
なお、上述の例では、固体撮像素子1の撮像領域を(2×2)の4つのエリアに分割しているが、撮像領域の分割の仕方は、これに限るものではない。また、撮像領域を縦方向にのみ分割したり、横方向にのみ分割しても良い。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態を示すものである。上述の第1実施形態では、固体撮像素子1として、その撮像領域が複数のエリアに分割され、各エリア毎に撮像信号が得られるものが用いられ、信号処理ブロック7a〜7dで、各エリア毎に独立して処理を行うようにしている。
図5は、本発明の第2実施形態を示すものである。上述の第1実施形態では、固体撮像素子1として、その撮像領域が複数のエリアに分割され、各エリア毎に撮像信号が得られるものが用いられ、信号処理ブロック7a〜7dで、各エリア毎に独立して処理を行うようにしている。
これに対して、本実施形態では、固体撮像素子1からの撮像信号をフレーム毎に切り替えるデマルチプレクサ51が設けられ、固体撮像素子1からの撮像信号をフレーム毎に切り替えて、信号処理ブロック7a〜7dに供給する。すなわち、図6に示すように、デマルチプレクサ51には、撮像素子駆動回路5からの垂直同期信号が供給される。この垂直同期信号により、デマルチプレクサ51が1フレーム毎に切り替えられ、フレーム「1」、「5」、「9」、…の撮像信号と、フレーム「2」、「6」、「10」、…の撮像信号と、フレーム「3」、「7」、「11」、…の撮像信号と、フレーム「4」、「8」、「12」、…の撮像信号とに分けられる。
図5において、固体撮像素子1からの撮像信号は、デマルチプレクサ51により、撮像素子駆動回路5からの垂直同期信号に応じて、フレーム「1」、「5」、「9」、…の撮像信号出力が信号処理ブロック7aに供給される。フレーム「2」、「6」、「10」、…の撮像信号出力が信号処理ブロック7bに供給される。フレーム「3」、「7」、「11」、…の撮像信号出力が信号処理ブロック7cに供給される。フレーム「4」、「8」、「12」、…の撮像信号出力が信号処理ブロック7dに供給される。
他の構成は、図1に示した第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。
以上のように、本発明の第2実施形態に係る撮像装置では、固体撮像素子1からの撮像信号がデマルチプレクサ51によりフレーム毎に分けられ、各フレームの撮像信号出力は、それぞれ、信号処理ブロック7a〜7dで処理されて、ホストバス21から、ブリッジ23、外部バス24a〜24d、記録装置コントローラ25a〜25dを介して、記録装置26a〜26dに記録される。
このため、撮像信号処理回路11a〜11d、A/Dコンバータ12a〜12d、信号処理部13a〜13d、データ圧縮部14a〜14d、メモリ15a〜15d、及び、メモリコントローラ16a〜16dは周波数の低いクロック周波数で処理できるため、高速動作が可能な素子を用いる必要がない。このため、コストダウンが図れると共に、クロック周波数が下がるため、発熱が少なく、消費電力の低減も図れる。
また、データの振り分け装置が不要であり、記録装置コントローラ25a〜25dも、記録装置26a〜26dも、インターフェースの衝突が発生しない。したがって、記録装置の台数が増加しても、パフォーマンスは低下しない。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明は、HDTV信号のような高精度の画像を記録するのに用いて好適である。
1 固体撮像素子
2 撮像レンズ
4 CPU
5 撮像素子駆動回路
7a〜7d 信号処理ブロック
11a〜11d 撮像信号処理回路
12a〜12d A/Dコンバータ
13a〜13d 信号処理部
14a〜14d データ圧縮部
15a〜15d メモリ
16a〜16d メモリコントローラ
21 ホストバス
23 ブリッジ
24a〜24d 外部バス
25a〜25d 記録装置コントローラ
26a〜26d 記録装置
2 撮像レンズ
4 CPU
5 撮像素子駆動回路
7a〜7d 信号処理ブロック
11a〜11d 撮像信号処理回路
12a〜12d A/Dコンバータ
13a〜13d 信号処理部
14a〜14d データ圧縮部
15a〜15d メモリ
16a〜16d メモリコントローラ
21 ホストバス
23 ブリッジ
24a〜24d 外部バス
25a〜25d 記録装置コントローラ
26a〜26d 記録装置
Claims (7)
- 被写体像を光電変換し、複数に分割された画像信号を分割出力する撮像手段と、
前記撮像手段からの複数の画像信号を並列的に処理する複数の信号処理手段と、
前記信号処理された複数の画像信号をそれぞれ一時的に記憶する複数の中間メモリと、
前記複数の中間メモリに記録された画像信号を出力する出力手段と、
前記中間メモリから出力された複数の画像信号を複数の記録媒体にそれぞれ並列的に記録する記録手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記複数の中間メモリは、それぞれバス接続手段を経由し、前記複数の記録手段の1つと接続され、前記記録手段は1つの前記中間メモリのデータを前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、撮像領域を複数のエリアに分割し、各エリアの画像信号を分割出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、画像信号をフレーム単位で分割する手段を有し、各フレームの画像信号を分割出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記記録媒体は、前記撮像装置から取り外し可能な記録媒体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記中間メモリから前記取り外し可能な記録媒体への複数のインターフェース回路を有していることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記記録媒体に書き込まれる前記撮像素子からの画像信号の先頭部にヘッダ情報が付加されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005006191A JP2006197194A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006197194A true JP2006197194A (ja) | 2006-07-27 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009071473A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Sanyo Electric Co Ltd | データ処理回路 |
US8149285B2 (en) | 2007-09-12 | 2012-04-03 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Video camera which executes a first process and a second process on image data |
WO2019077999A1 (ja) | 2017-10-16 | 2019-04-25 | ソニー株式会社 | 撮像装置、画像処理装置、及び、画像処理方法 |
-
2005
- 2005-01-13 JP JP2005006191A patent/JP2006197194A/ja not_active Withdrawn
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